JPS635516A - 液相成長方法 - Google Patents
液相成長方法Info
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- JPS635516A JPS635516A JP14805986A JP14805986A JPS635516A JP S635516 A JPS635516 A JP S635516A JP 14805986 A JP14805986 A JP 14805986A JP 14805986 A JP14805986 A JP 14805986A JP S635516 A JPS635516 A JP S635516A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、半導体装置製造に利用される液相成長方法に
関し、さらに具体的に記述すれば、量子井戸型エピタキ
シャル層の形成に用いる液相エピタキシャル成長方法に
関するものである。
関し、さらに具体的に記述すれば、量子井戸型エピタキ
シャル層の形成に用いる液相エピタキシャル成長方法に
関するものである。
(従来の技術)
従来、量子井戸型エピタキシャル層の形成には、分子線
エピタキシャル法や有機金属気相成長法等が主として用
いられ、液相エピタキシャル法による量子井戸型エピタ
キシャル層の形成は、500Å以下の極薄膜の制御が極
めて困難なため、殆んど実施されなかった。
エピタキシャル法や有機金属気相成長法等が主として用
いられ、液相エピタキシャル法による量子井戸型エピタ
キシャル層の形成は、500Å以下の極薄膜の制御が極
めて困難なため、殆んど実施されなかった。
しかし、エピタキシャル層成長装置の簡便さ、価格ある
いは成長層の結晶性等では、現在周知のように液相成長
法が最も優れている。従って、制御性の良い液相成長法
によって、量子井戸型エピタキシャル成長層を形成する
ことは、実用上極めて重要である。
いは成長層の結晶性等では、現在周知のように液相成長
法が最も優れている。従って、制御性の良い液相成長法
によって、量子井戸型エピタキシャル成長層を形成する
ことは、実用上極めて重要である。
液相成長法による量子井戸型構造の形成法については、
特願昭59−216654号および特願昭60−269
713号が出願されているので、その概要について簡単
に説明する。
特願昭59−216654号および特願昭60−269
713号が出願されているので、その概要について簡単
に説明する。
液相成長法を用い、極薄膜のエピタキシャル層を形成す
るには、通常1秒以下の極めて短時間で成長させる必要
がある。そのため、基板を摺動させて成長溶液と完全に
接触させるまでの時間t1と、基板を摺動させて成長溶
液を完全に拭い落すまでの時間t、の和(tt+ta)
が、基板が停止して成長溶液との接触が保持される時間
t2に比べて同程度か長い場合、実効的な成長時間が設
定できず、成長膜厚を制御できないため、−定速度で通
過させて基板を成長溶液に接触させる所謂摺動成長と呼
ばれる方法が採用されている。
るには、通常1秒以下の極めて短時間で成長させる必要
がある。そのため、基板を摺動させて成長溶液と完全に
接触させるまでの時間t1と、基板を摺動させて成長溶
液を完全に拭い落すまでの時間t、の和(tt+ta)
が、基板が停止して成長溶液との接触が保持される時間
t2に比べて同程度か長い場合、実効的な成長時間が設
定できず、成長膜厚を制御できないため、−定速度で通
過させて基板を成長溶液に接触させる所謂摺動成長と呼
ばれる方法が採用されている。
第6図は、前記の出願に示された成長ボートの概略断面
図である。同図において、成長ボートは、基板1を収容
凹みに取り付ける基板ホルダ2と、成長溶液を収容する
複数の溶液槽を有する溶液ホルダ3と、上記の基板ホル
ダ2および溶液ホルダ3を摺動自在に載せるボート台4
から構成される。
図である。同図において、成長ボートは、基板1を収容
凹みに取り付ける基板ホルダ2と、成長溶液を収容する
複数の溶液槽を有する溶液ホルダ3と、上記の基板ホル
ダ2および溶液ホルダ3を摺動自在に載せるボート台4
から構成される。
溶液ホルダ3は、前側には溶液隔離壁3aで隔離された
2つの溶液槽に順にメルトバック溶液5および緩衝層を
形成する第1クラッド層用溶液6が、中央には2枚の溶
液隔離壁3bおよび3cで隔離された3つめ溶液槽に順
に第1障壁層用溶液7、井戸層用溶液8および第2障壁
層用溶液9が、後側には溶液隔離壁3dで隔離された2
つの溶液槽に順に第2クラッド層用溶液lOおよびコン
タクト層用溶液11がそれぞれ収容されており、上記の
前側、中央および後側の間に厚い待機用隔離壁3eおよ
び3fがそれぞれ設けられている。
2つの溶液槽に順にメルトバック溶液5および緩衝層を
形成する第1クラッド層用溶液6が、中央には2枚の溶
液隔離壁3bおよび3cで隔離された3つめ溶液槽に順
に第1障壁層用溶液7、井戸層用溶液8および第2障壁
層用溶液9が、後側には溶液隔離壁3dで隔離された2
つの溶液槽に順に第2クラッド層用溶液lOおよびコン
タクト層用溶液11がそれぞれ収容されており、上記の
前側、中央および後側の間に厚い待機用隔離壁3eおよ
び3fがそれぞれ設けられている。
このように構成された成長ボートを用い、多重量子井戸
構造を形成するには、基板1を取り付けた基板ホルダ2
を溶液ホルダ3に対して左から右へ摺動させる。基板1
の表面をメルトバック処理後、緩衝層の第1クラッド層
を成長させた後、2つの待機用隔離壁3eおよび3fの
間を一定速度で摺動させることを繰り返して多重量子井
戸層を成長させ、次に順次第2クラッド層およびコンタ
クト層を成長させる方法がとられている。
構造を形成するには、基板1を取り付けた基板ホルダ2
を溶液ホルダ3に対して左から右へ摺動させる。基板1
の表面をメルトバック処理後、緩衝層の第1クラッド層
を成長させた後、2つの待機用隔離壁3eおよび3fの
間を一定速度で摺動させることを繰り返して多重量子井
戸層を成長させ、次に順次第2クラッド層およびコンタ
クト層を成長させる方法がとられている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記の構成では、井戸層と障壁層を成長
させる場合に、摺動速度が同じであるから、両者の溶液
槽の底幅が等しく、成長溶液の過飽和度も等しい時は、
待機用隔離壁3eおよび3f間を一定速度で往復摺動さ
せる間に、井戸層用溶液8と、第1障壁層用溶液7ある
いは第2障壁層用溶液9との接触時間の比が1対2とな
り、成長層膜厚が1対2となり、多重量子井戸構造の膜
厚制御が制約されるという問題があった。その対策とし
て、成長溶液の過飽和度又は溶液槽の底幅を変える方法
も考えられるが、調整が難しいという開運もあった。
させる場合に、摺動速度が同じであるから、両者の溶液
槽の底幅が等しく、成長溶液の過飽和度も等しい時は、
待機用隔離壁3eおよび3f間を一定速度で往復摺動さ
せる間に、井戸層用溶液8と、第1障壁層用溶液7ある
いは第2障壁層用溶液9との接触時間の比が1対2とな
り、成長層膜厚が1対2となり、多重量子井戸構造の膜
厚制御が制約されるという問題があった。その対策とし
て、成長溶液の過飽和度又は溶液槽の底幅を変える方法
も考えられるが、調整が難しいという開運もあった。
また、井戸層と障壁層の膜厚を、それぞれ単独で制御で
きないという問題もあった。
きないという問題もあった。
本発明は上記の問題点を解決するもので、井戸層と障壁
層がそれぞれ、所望の膜厚に制御でき、且つ均一で然か
も再現性のよい液相成長方法を提供する。
層がそれぞれ、所望の膜厚に制御でき、且つ均一で然か
も再現性のよい液相成長方法を提供する。
(問題点を解決するための手段)
上記の問題点を解決するため1本発明はクラッド層用溶
液と障壁層用溶液との間に設けられた2箇所の待機用隔
離壁のほかに、井戸層用溶液と障壁層用溶液の間の溶液
隔離壁を厚い待機用隔離壁とし、井戸層溶液および障壁
層用溶液を挾む待機用隔離壁の間をそれぞれ所定の一定
速度で摺動させ、さらに、それぞれ所望の膜厚になるよ
うに通過速度を調整し成長時間を制御するものである。
液と障壁層用溶液との間に設けられた2箇所の待機用隔
離壁のほかに、井戸層用溶液と障壁層用溶液の間の溶液
隔離壁を厚い待機用隔離壁とし、井戸層溶液および障壁
層用溶液を挾む待機用隔離壁の間をそれぞれ所定の一定
速度で摺動させ、さらに、それぞれ所望の膜厚になるよ
うに通過速度を調整し成長時間を制御するものである。
(作 用)
上記の構成によれば、クラッド層用溶液と障壁層用溶液
の間、障壁層用溶液と井戸層用溶液の間にそれぞれ待機
用隔離壁が設けられているので。
の間、障壁層用溶液と井戸層用溶液の間にそれぞれ待機
用隔離壁が設けられているので。
基板が障壁層用溶液および井戸層用溶液の下を通過する
速度をそれぞれ独立して任意に設定することが可能とな
り、障壁層および井戸層の膜厚を所望の厚さに制御する
ことが可能になる。
速度をそれぞれ独立して任意に設定することが可能とな
り、障壁層および井戸層の膜厚を所望の厚さに制御する
ことが可能になる。
(実施例)
本発明の実施例2例を第1図ないし第5図により説明す
る。
る。
まず、本発明による実施例を用いる温和成長装置につい
て、第1図に示した概略構成図により説明する。同図に
おいて、液相成長装置は、電気炉12の水素ガス雰囲気
とした炉心管13の中に設置された成長ボート14と、
成長ボート14の基板ホルダ2を摺動させる操作捧15
を装備した、コンピュータ16で制御されるボートロー
ダ17と、上記の炉心管13の中に装入した熱電対18
の信号を温度に換算し、温度情報を上記のコンピュータ
16に伝える温度計19とから構成されている。なお、
上記のコンピュータ16は、基板ホルダ2の摺動速度や
成長層の成長時間を制御する。
て、第1図に示した概略構成図により説明する。同図に
おいて、液相成長装置は、電気炉12の水素ガス雰囲気
とした炉心管13の中に設置された成長ボート14と、
成長ボート14の基板ホルダ2を摺動させる操作捧15
を装備した、コンピュータ16で制御されるボートロー
ダ17と、上記の炉心管13の中に装入した熱電対18
の信号を温度に換算し、温度情報を上記のコンピュータ
16に伝える温度計19とから構成されている。なお、
上記のコンピュータ16は、基板ホルダ2の摺動速度や
成長層の成長時間を制御する。
第2図は、本発明の第1の実施例の成長ボート14の断
面図で、第2図(a)ないし第2図(d)の4図は多層
成長層の工程を示すものである。なお、図中の構成部品
の記号は、第6図に示す従来例と同じ構成部品には同じ
記号を付して説明する。
面図で、第2図(a)ないし第2図(d)の4図は多層
成長層の工程を示すものである。なお、図中の構成部品
の記号は、第6図に示す従来例と同じ構成部品には同じ
記号を付して説明する。
第3図は、説明を簡単にするための具体例で、InGa
AsPおよびInPの多重量子井戸型エピタキシャル層
の形成例を示す断面図である。InP基板20の表面に
形成した緩衝層となるInP第1クラッド層21の上に
、InP[壁層22とInGaAsP井戸層23. I
nP障壁層24を重ねて形成し、さらにInGaAsP
井戸層およびInP障壁層を複数層積層した後、最後の
InGaAsP井戸層23の上にInP障壁層25を重
ね、その表面にInP第2クラッド層26およびInG
aAsPコンタクト層27が形成されている。
AsPおよびInPの多重量子井戸型エピタキシャル層
の形成例を示す断面図である。InP基板20の表面に
形成した緩衝層となるInP第1クラッド層21の上に
、InP[壁層22とInGaAsP井戸層23. I
nP障壁層24を重ねて形成し、さらにInGaAsP
井戸層およびInP障壁層を複数層積層した後、最後の
InGaAsP井戸層23の上にInP障壁層25を重
ね、その表面にInP第2クラッド層26およびInG
aAsPコンタクト層27が形成されている。
第2図(a)に戻って、成長ボート14は、InP基板
20を収容凹みに取り付けた基板ホルダ2と、成長溶液
を収容する複数の溶液槽を有する溶液ホルダ3と、上記
の基板ホルダ2および溶液ホルダ3を摺動自在に載せた
ボート台4とから構成され、溶液ホルダ3の溶液槽の配
置は第6図に示した従来例と同じであるが、第6図に示
した中央の2枚の溶液隔離壁3bおよび3cが第2図(
a)では幅の厚い待機用隔離壁3gおよび3hとなって
いる点が異なる。
20を収容凹みに取り付けた基板ホルダ2と、成長溶液
を収容する複数の溶液槽を有する溶液ホルダ3と、上記
の基板ホルダ2および溶液ホルダ3を摺動自在に載せた
ボート台4とから構成され、溶液ホルダ3の溶液槽の配
置は第6図に示した従来例と同じであるが、第6図に示
した中央の2枚の溶液隔離壁3bおよび3cが第2図(
a)では幅の厚い待機用隔離壁3gおよび3hとなって
いる点が異なる。
溶液槽には左から順に、メルトバック溶液5、第1クラ
ッド層用InP溶液28、第1障壁層用InP溶液29
、井戸層用InGaAsP溶液30、第2障壁層用In
P溶液31.第2クラッド層用InP溶液32およびコ
ンタクト層用InGaAsP溶液33がそれぞれ収容さ
れている。
ッド層用InP溶液28、第1障壁層用InP溶液29
、井戸層用InGaAsP溶液30、第2障壁層用In
P溶液31.第2クラッド層用InP溶液32およびコ
ンタクト層用InGaAsP溶液33がそれぞれ収容さ
れている。
このように構成された成長ボート14を用いた液相成長
方法の手順について説明する。処理条件は。
方法の手順について説明する。処理条件は。
InP基板20を水素ガス雰囲気中(すき間から水素ガ
スが基板上面に侵入する)で温度620℃1時間で多重
量子エピタキシャル層を形成した後、595℃まで冷却
速度0.7℃/分まで徐冷し、以後595℃からは水素
ガス中で放冷する。
スが基板上面に侵入する)で温度620℃1時間で多重
量子エピタキシャル層を形成した後、595℃まで冷却
速度0.7℃/分まで徐冷し、以後595℃からは水素
ガス中で放冷する。
第2図(a)のように、InP基板20は、基板ホルダ
2の収容凹みに取り付けられ、第1図に示した電気炉1
2(図示せず)の炉心管13に装填される。
2の収容凹みに取り付けられ、第1図に示した電気炉1
2(図示せず)の炉心管13に装填される。
ボートローダ17の操作捧15により基板ホルダ2が右
方向に摺動し、まずInP基板20はメルトバック溶液
5に接触し表面がメルトバックされた後、次の溶液槽で
停止し、第1クラッド層用InP溶液28に接触し、I
nP基板20の上に緩衝層となるInP第1クラッド層
21が成長形成された後、第2図(b)に示す待機用隔
離壁3eの下に保持される。
方向に摺動し、まずInP基板20はメルトバック溶液
5に接触し表面がメルトバックされた後、次の溶液槽で
停止し、第1クラッド層用InP溶液28に接触し、I
nP基板20の上に緩衝層となるInP第1クラッド層
21が成長形成された後、第2図(b)に示す待機用隔
離壁3eの下に保持される。
次に、第2図(b)に示すように、この待機用隔離壁3
eから第1障壁用InP溶液29を挾む次の待機用隔離
壁3gの間は、InP基板20は一定速度v3で摺動し
、InP基板20の上にInP障壁層22が形成される
。
eから第1障壁用InP溶液29を挾む次の待機用隔離
壁3gの間は、InP基板20は一定速度v3で摺動し
、InP基板20の上にInP障壁層22が形成される
。
引き続t(て、第2図(c)に示すように、待機用隔離
壁3gの下にあるInP基板20は、井戸用InGaA
sP溶液30を挾む次の待機用隔離壁3hの間を−定速
度vwで摺動し、InGaAsP井戸層23が形成され
る。続いて、第2図(d)に示すように、待機用隔離壁
3hの下にあるInP基板20は、第2障壁用InP溶
液31を挾む次の待機用隔離壁3fの間を一定速度vm
で摺動し、InP障壁層24が形成される。
壁3gの下にあるInP基板20は、井戸用InGaA
sP溶液30を挾む次の待機用隔離壁3hの間を−定速
度vwで摺動し、InGaAsP井戸層23が形成され
る。続いて、第2図(d)に示すように、待機用隔離壁
3hの下にあるInP基板20は、第2障壁用InP溶
液31を挾む次の待機用隔離壁3fの間を一定速度vm
で摺動し、InP障壁層24が形成される。
さらに、 InP基板20を逆方向に摺動させ、3箇所
の待機用隔離壁3f、3hおよび3gの間を上述のよう
な一定速度V、およびvlて通過させて、摺動速度をそ
れぞれ独立に変えながら所望の膜厚の障壁層および井戸
層を形成する。
の待機用隔離壁3f、3hおよび3gの間を上述のよう
な一定速度V、およびvlて通過させて、摺動速度をそ
れぞれ独立に変えながら所望の膜厚の障壁層および井戸
層を形成する。
最後に、 InP基板20を第2クラッド層用InP溶
液32およびコンタクト層用InGaAsP溶液に接触
させ。
液32およびコンタクト層用InGaAsP溶液に接触
させ。
InP第2クラッド層26およびInGaAsPコンタ
クト層27を成長形成させて成長過程を完了する。
クト層27を成長形成させて成長過程を完了する。
第4図は、摺動速度をV、およびvwをそれぞれ50m
m/秒および10■/秒とし、 InP障壁層およびI
nGaAsP井戸層の膜厚をそれぞれ250人および1
50人とし、 InGaAsP/ InPを21対積層
した多重量子井戸層の周期性および膜厚の均一性を結晶
X線回折法で調べたX線回折パターンである。なお、コ
ンタクト層は選択エツチングで除去した。
m/秒および10■/秒とし、 InP障壁層およびI
nGaAsP井戸層の膜厚をそれぞれ250人および1
50人とし、 InGaAsP/ InPを21対積層
した多重量子井戸層の周期性および膜厚の均一性を結晶
X線回折法で調べたX線回折パターンである。なお、コ
ンタクト層は選択エツチングで除去した。
第4図で判るように、InP基板のピークの近傍に成長
層の0次ピークが現われ、その両側に等間隔に超格子構
造特有の1次および2次のピークが明瞭に観測される。
層の0次ピークが現われ、その両側に等間隔に超格子構
造特有の1次および2次のピークが明瞭に観測される。
これは極めて良好な周期性および均一性を有する超格子
膜が形成されていることを示し、MOVPE法やMBE
法等を用い形成したものに比べて遜色がない良好なもの
であった。
膜が形成されていることを示し、MOVPE法やMBE
法等を用い形成したものに比べて遜色がない良好なもの
であった。
次に、本発明による第2の実施例について、第3図およ
び第5図により説明する。第3図は第1の実施例の具体
例として示したもので、第2の実施例もこの第3図を用
いて説明する。第5図に示す第2の実施例は、第2図に
示した第1の実施例から、第2障壁用InP溶液31を
収容した溶液槽と井戸用InGaAsP溶液30との間
の待機用隔離壁3hを除いた構造なので、第1の実施例
と同一の記号を名称を用いて説明する。従って、第1障
壁用InP溶液29は本来ならば第1を省略し、別記号
を付すべきものであるが、そのまま使用する。
び第5図により説明する。第3図は第1の実施例の具体
例として示したもので、第2の実施例もこの第3図を用
いて説明する。第5図に示す第2の実施例は、第2図に
示した第1の実施例から、第2障壁用InP溶液31を
収容した溶液槽と井戸用InGaAsP溶液30との間
の待機用隔離壁3hを除いた構造なので、第1の実施例
と同一の記号を名称を用いて説明する。従って、第1障
壁用InP溶液29は本来ならば第1を省略し、別記号
を付すべきものであるが、そのまま使用する。
第2の実施例の成長手順について説明する。その処理条
件は、第1の実施例と同じであるので。
件は、第1の実施例と同じであるので。
その説明を省略する。
まず、InP基板20を摺動させメルトバック溶液5で
表面をメルトバックした後、第1クラッド層用InP溶
液28に接触した状態で停止して保持し、InP基板2
0の表面に緩衝層となるInP第1クラッド層21を形
成した後、−旦待機用隔離壁3eの下に保持して、第5
図(b)の状態となる。
表面をメルトバックした後、第1クラッド層用InP溶
液28に接触した状態で停止して保持し、InP基板2
0の表面に緩衝層となるInP第1クラッド層21を形
成した後、−旦待機用隔離壁3eの下に保持して、第5
図(b)の状態となる。
第5図(b)に示すように、待機用隔離壁3eの下にあ
るInP基板20を、第1障壁用InP溶液28を挾む
次の待機用隔離壁3gまで、−定速度v8で摺動させI
nP第1クラッド層21の上に、InP障壁層22を形
成する。
るInP基板20を、第1障壁用InP溶液28を挾む
次の待機用隔離壁3gまで、−定速度v8で摺動させI
nP第1クラッド層21の上に、InP障壁層22を形
成する。
第5図(c)に示すように、待機用隔離壁3gの下に移
動したInP基板20を、井戸用InGaAsP溶液3
0を挾む次の待機用隔離壁3fまで、−定速度Vwで摺
動させInGaAsP井戸層23を形成する。
動したInP基板20を、井戸用InGaAsP溶液3
0を挾む次の待機用隔離壁3fまで、−定速度Vwで摺
動させInGaAsP井戸層23を形成する。
引き続いて、InP基板20を逆方向に3箇所の待機用
隔離壁3f、3gおよび3eの間をそれぞれ一定速度V
wおよびVBで摺動させInGaAsP井戸層23およ
びInP障壁層24を成長させる。このような往復サイ
クルを繰り返し、所望の多重量子井戸構造を形成した後
、第2クラッド層用InP溶液32およびコンタクト層
用InGaAsP溶液33に接触させて、それぞれIn
P第2クラッド層26およびInGaAsPコンタクト
層27を成長させて成長過程を完了する。
隔離壁3f、3gおよび3eの間をそれぞれ一定速度V
wおよびVBで摺動させInGaAsP井戸層23およ
びInP障壁層24を成長させる。このような往復サイ
クルを繰り返し、所望の多重量子井戸構造を形成した後
、第2クラッド層用InP溶液32およびコンタクト層
用InGaAsP溶液33に接触させて、それぞれIn
P第2クラッド層26およびInGaAsPコンタクト
層27を成長させて成長過程を完了する。
このようにして形成した多重量子井戸層の周期性および
膜厚の均一性は良好であるが、井戸層の形成に際し、井
戸層用溶液に2度接触するため、井戸層の膜厚制御性が
第1の実施例に比べて劣る。
膜厚の均一性は良好であるが、井戸層の形成に際し、井
戸層用溶液に2度接触するため、井戸層の膜厚制御性が
第1の実施例に比べて劣る。
なお、第1および第2の実施例において、多重量子井戸
層の構成について説明したが、単一量子井戸層は勿論の
こと、厚膜の多層構造のエピタキシャル層の形成であっ
ても差支えない。
層の構成について説明したが、単一量子井戸層は勿論の
こと、厚膜の多層構造のエピタキシャル層の形成であっ
ても差支えない。
また、半導体材料としてInGaAsP/ InP系を
用いて説明したが、AGGaAs/GaAs系、 A(
lGasb/ GaSb系その他の材料についても可能
である。。また、基板を摺動さぜる構造で説明して来た
が、溶液ホルダを摺動させても同様の結果が得られるこ
とは言うまでもない。
用いて説明したが、AGGaAs/GaAs系、 A(
lGasb/ GaSb系その他の材料についても可能
である。。また、基板を摺動さぜる構造で説明して来た
が、溶液ホルダを摺動させても同様の結果が得られるこ
とは言うまでもない。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、量子井戸構造を
形成する成長溶液を収容する溶液槽の間に基板の幅以上
の幅を有する待機用隔離壁が設けられるので、障壁層お
よび井戸層をそれぞれ独立した摺動速度で成長溶液に接
触させることができ、摺動速度を任意に変更することに
より所望の膜厚が得られるので、膜厚の制御性に優れ、
良好な周期性と膜厚の均一性を得ることができる。
形成する成長溶液を収容する溶液槽の間に基板の幅以上
の幅を有する待機用隔離壁が設けられるので、障壁層お
よび井戸層をそれぞれ独立した摺動速度で成長溶液に接
触させることができ、摺動速度を任意に変更することに
より所望の膜厚が得られるので、膜厚の制御性に優れ、
良好な周期性と膜厚の均一性を得ることができる。
第1図は本発明に用いる液相成長装置の概略構成図、第
2図(a)、(b)、(c)および(d)は第1の実施
例の形成工程を説明するための成長ボートの断面図、第
3図は本発明の詳細な説明する具InGaAsP /
InP多重量子井戸層のX線回折パターン図、第5図(
a)、(b)および(c)は第2の実施例の形成工程を
説明するための成長ボートの断面図、第6図は従来の液
相成長方法に用いられる成長ボートの断面図である。 1・・・基板、 2・・・基板ホルダ、 3・・・溶液
ホルダ、 3a、3b、3c、3d−溶液隔離壁、 3
e、3f、3g、3h−待機用隔離壁、4・・・ボート
台、 5・・・メルトバック溶液、6・・・第1クラッ
ド層用溶液、 7・・・第1障壁用溶液、 8・・・井
戸層用溶液、 9・・・第2障壁用溶液、 10・・・
第2クラッド層用溶液、 11・・・コンタクト層用溶
液、 12・・・電気炉、 13・・・炉心管、14・
・・成長ボート。 15・・・操作棒、16・・・コンピュータ、17・・
・ボートローダ、 18・・・熱電対、 19・・・温
度計、 20・・・InP基板、 21・・・InP第
1クラッド層、 22.24.25−InP障壁層、
23・・・InGaAs井戸層、 26・・4nP第
2クラッド層。 27・・・InGaAsPコンタクト層、 28・・・
第1クラッド層用InP溶液、 29・・・第1障壁層
用InP溶液、 30・・・井戸層用InGaAsP溶
液、31・・・第2障壁層用InP溶液、 32・・・
第2クラッド層用InP溶液、33・・・コンタクト層
用InGaAsP溶液。 特許出願人 松下電器産業株式会社 <c> tI、1 (d) 第3図 第4図 −〇 第5図 (a) 33−−、コンタクト、1)flInGaAsRILV (C)
2図(a)、(b)、(c)および(d)は第1の実施
例の形成工程を説明するための成長ボートの断面図、第
3図は本発明の詳細な説明する具InGaAsP /
InP多重量子井戸層のX線回折パターン図、第5図(
a)、(b)および(c)は第2の実施例の形成工程を
説明するための成長ボートの断面図、第6図は従来の液
相成長方法に用いられる成長ボートの断面図である。 1・・・基板、 2・・・基板ホルダ、 3・・・溶液
ホルダ、 3a、3b、3c、3d−溶液隔離壁、 3
e、3f、3g、3h−待機用隔離壁、4・・・ボート
台、 5・・・メルトバック溶液、6・・・第1クラッ
ド層用溶液、 7・・・第1障壁用溶液、 8・・・井
戸層用溶液、 9・・・第2障壁用溶液、 10・・・
第2クラッド層用溶液、 11・・・コンタクト層用溶
液、 12・・・電気炉、 13・・・炉心管、14・
・・成長ボート。 15・・・操作棒、16・・・コンピュータ、17・・
・ボートローダ、 18・・・熱電対、 19・・・温
度計、 20・・・InP基板、 21・・・InP第
1クラッド層、 22.24.25−InP障壁層、
23・・・InGaAs井戸層、 26・・4nP第
2クラッド層。 27・・・InGaAsPコンタクト層、 28・・・
第1クラッド層用InP溶液、 29・・・第1障壁層
用InP溶液、 30・・・井戸層用InGaAsP溶
液、31・・・第2障壁層用InP溶液、 32・・・
第2クラッド層用InP溶液、33・・・コンタクト層
用InGaAsP溶液。 特許出願人 松下電器産業株式会社 <c> tI、1 (d) 第3図 第4図 −〇 第5図 (a) 33−−、コンタクト、1)flInGaAsRILV (C)
Claims (3)
- (1)相互に摺動可能な基板を取り付ける基板ホルダと
、成長溶液を収容する溶液ホルダとを有する成長ボート
を用い、量子井戸型構造の成長層を形成する際に、量子
井戸層用溶液および障壁層用溶液と、上記の基板とが相
対的に一定摺動速度で通過しながら接触する液相成長方
法において、基板が上記の量子井戸層溶液および障壁層
用溶液を通過するそれぞれ摺動速度が異なることを特徴
とする液相成長方法。 - (2)順に配列した第1クラッド層用溶液槽、障壁層用
溶液槽、量子井戸層用溶液槽および第2クラッド層用溶
液槽の相隣接する溶液槽同士をそれぞれ隔離する、上記
の基板の幅より大きい幅を有する待機用隔離壁を設けた
成長ボードを用い、上記の相隣接する待機用隔離壁の間
を、それぞれ任意の一定摺動速度で通過させて、基板と
成長溶液とを接触させ、量子井戸型構造の成長層を形成
することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
液相成長方法。 - (3)順に配列した第1クラッド層用溶液槽、第1障壁
層用溶液槽、量子井戸層用溶液槽、第2障壁層用溶液槽
および第2クラッド層用溶液槽の相隣接する溶液槽同士
をそれぞれ隔離する、上記の基板の幅より大きい幅を有
する待機用隔離壁を設けた成長ボードを用い、上記の相
隣接する待機用隔離壁の間を、それぞれ任意の一定摺動
速度で通過させて、基板と成長溶液とを接触させ、量子
井戸型構造の成長層を形成することを特徴とする特許請
求の範囲第(1)項記載の液相成長方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14805986A JPS635516A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 液相成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14805986A JPS635516A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 液相成長方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635516A true JPS635516A (ja) | 1988-01-11 |
Family
ID=15444258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14805986A Pending JPS635516A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 液相成長方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS635516A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02253613A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-12 | Univ Nagoya | 半導体多層薄膜の作成方法 |
JP2008501910A (ja) * | 2004-06-11 | 2008-01-24 | ガスロック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 選択された変速段を表示するための装置 |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP14805986A patent/JPS635516A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02253613A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-12 | Univ Nagoya | 半導体多層薄膜の作成方法 |
JP2008501910A (ja) * | 2004-06-11 | 2008-01-24 | ガスロック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 選択された変速段を表示するための装置 |
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