JPS6355060A - 合成繊維製網状袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は玉葱袋等の合成繊維製網状袋において特にそ
の開口端部の改良に関するものである。

（従来の技術） 従来のこの種の合成繊維製網状袋は、周知のごとく、円
筒状に編成され、適宜寸法に切断して、一端部を閉塞し
た構成からなり、他端部で必る開口端部には、玉葱等の
内容物を袋内に投入した後封口するため、利口用のテー
プが取り付けられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながらこの秤の封口手段は、わざわざテープを開
口端部外周にあてがい、開口端を折り返した後、この折
り返し開口端にミシン掛けをして始めて、テープをひき
絞ることによって封口されることから、構造的に複雑で
、手間がかかり、コスト高になる原因ともなって、開口
端部の封口手段としては好ましくはなかった。

もち論、単に封口すればよいのであるから、開口端部を
ダイレクトにミシン縫いするのが一番よく、構造的にも
単純で、手間がかからず、コストダウンが図られること
はいうまでもない。しかしながらこの種対象物はあくま
でネット組織であるという固有の理由から、一般的な織
物と同様にミシン縫いすることは困難でおることは論を
俟たない。特に網目の粗いネットであればおる程その傾
向は大きい。

そこでこの発明の目的とするところは、開口端部の封口
構造が単純で、手間がかからず、コスト面できわめて良
好な玉葱等の合成繊維製網状袋を提供するところにおる
。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するためこの発明は、ダイレクトなミ
シン縫いによる封口がおくまで構造の単純化を図り、手
間をなくし、コストダウンを達成するとの見地から、た
とえ網目の粗いネットでもダイレクトにミシン縫いでき
る封口面を開口端部において形成したものである。

すなわち、開口端部のネット組織上に、溶融樹脂を止着
してミシン縫い可能な可及的面状組織を現出することに
より、いわゆる封口面を形成した。

（作用） 従ってミシン縫いによる封口手段を開口端部において始
めて効果的に採用できるようになり、従来のごとく、わ
ざわざテープを用意し、これを開口端の折返し空間に設
け、開口端を縫着する必要がなくなるので、構造は単純
化され、手間が省け、コスト面できわめて良好なものと
なる。

（実施例〕 図面は円筒状に編成され、適当寸法で切断して一端を閉
塞した合成樹脂製網状袋の概略正面図で、１は開口端部
、２はこの開口端部１の外周に溶着された溶融樹脂でお
る。溶融樹脂２はこの実施例では糸状のものを採用して
おり、袋の幅方向に複数本溶着して封口面３を形成して
いる。もち輪糸状に限らず、例えばテープ近似幅の糸状
樹脂でも差し支えなく、要するにミシン縫い可能な封口
面３が形成できるものでおれば差し支えない。また複数
本でなくても、単一本でもよく、例えば封口面３を形成
するに当たって袋の長手方向にジグザグ状に止着する等
種々の構成が採用できる。また例えば糸状の溶融樹脂２
本以上を一対として単一本もしくは複数本溶着させる構
成も採用することもでき、この場合でおれば、溶着にめ
たって樹脂の一部がネット裏面にまわり込み、一対とな
った樹脂相互間でネット組織に強固に止着固定されるも
のできわめて好ましい。いずれにせよ要するにミシン縫
い可能な面組織を外周面及びまたは内周面に形成できる
ような構成でおればいずれも採用し得る。なお４は既述
のごとく、円筒状に編成され、適当寸法で切断して、綴
糸で縫製状態に閉塞された一端部でおる。

この実施例に係る網状袋は上述した構成でおるので、玉
葱等を投入して封口する場合は、例えばそのままミシン
縫いしてもよく、また開口端部１仝体を二つ折りにして
その上からミシン縫いを行なってもよい。゛ミシン縫い
を行えば縫糸が溶着樹脂を貫通しあるいはまた他の網目
組織ともども引掛かりが多数生じて封口される。なおま
た間口端部に溶融樹脂が止着された封口面が形成されて
いることは、開口端部自体に腰をもたせていることにも
なり、封口時のミシン掛けを容易にするとともに、玉葱
等の内容物充填機の充填口にはまり易い固有の付随的効
果も生じる。また腰があるだけでなく、封口面は樹脂に
よって凹凸状態であることから、滑り止め効果もあり、
一端封口すれば外れ難い効果も生じる。

〔発明の効果〕

以上のごとくこの発明は玉葱袋等の網状袋における端部
開口部に、溶融樹脂を止着して封口面を形成したことか
ら、この封口面にダイレクトにミシン縫いが可能になっ
た。従って封口の構造はきわめて単純化され、従って従
来に比して手間も著しく省けるとともに、コスト面で良
好な効果を奏した。また溶融樹脂の止着された端部開口
部の独特の構造から、内容物の充填の容易性やミシン掛
けの容易性に寄与し、かつまた封口の確実性を助長する
ことにもなり、きわめて実用的な合成樹脂製網状袋を提
供することができた。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る合成樹脂製網状袋の一実施例を示
す概略正面図でおる。 １・・・開口端部　　　　２・・・溶融樹脂３・・・封
口面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状に編成され、適当寸法で切断して一端を閉
   塞した合成繊維製網状袋の開口端部に、溶融樹脂を止着
   してミシン縫可能な封口面を形成したことを特徴とする
   合成繊維製網状袋。
2. （２）封口面が糸状の溶融樹脂を複数本幅方向に止着し
   て形成された特許請求の範囲第１項記載の合成繊維製網
   状袋。