JPS6354919B2 - - Google Patents
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- JPS6354919B2 JPS6354919B2 JP60295904A JP29590485A JPS6354919B2 JP S6354919 B2 JPS6354919 B2 JP S6354919B2 JP 60295904 A JP60295904 A JP 60295904A JP 29590485 A JP29590485 A JP 29590485A JP S6354919 B2 JPS6354919 B2 JP S6354919B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- temperature
- sub
- cooling water
- engine
- Prior art date
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Links
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P7/00—Controlling of coolant flow
- F01P7/14—Controlling of coolant flow the coolant being liquid
- F01P7/16—Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control
- F01P7/161—Controlling of coolant flow the coolant being liquid by thermostatic control by bypassing pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D43/00—Automatic clutches
- F16D43/02—Automatic clutches actuated entirely mechanically
- F16D43/25—Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by thermo-responsive elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、自動車用の水冷エンジン等に好適に
使用されるウオータポンプに関するものである。
使用されるウオータポンプに関するものである。
[従来の技術]
一般に自動車等におけるエンジンの冷却水系統
には、エンジン動力の一部を利用して作動するウ
オータポンプが装備されている。すなわち、この
種のウオータポンプは、エンジン本体のクランク
シヤフトから動力を受けて駆動される回転軸にイ
ンペラを軸装したものであり、そのインペラの回
転により冷却水を強制的に循環させてエンジンの
冷却を行うようになつている。
には、エンジン動力の一部を利用して作動するウ
オータポンプが装備されている。すなわち、この
種のウオータポンプは、エンジン本体のクランク
シヤフトから動力を受けて駆動される回転軸にイ
ンペラを軸装したものであり、そのインペラの回
転により冷却水を強制的に循環させてエンジンの
冷却を行うようになつている。
しかしながら、従来のウオータポンプは冷却水
の温度にかかわりなくエンジン作動中は常時冷却
水を最大限に強制循環させるようになつている。
すなわち、エンジンの始動開始直後等のエンジン
の冷間時においては冷却水を多量に強制循環させ
る必要がないにもかかわらずウオータポンプから
吐出される冷却水の流量は制御されていない。こ
のため、暖機運転時等にエンジンに不必要な負担
をかけているのが現状である。
の温度にかかわりなくエンジン作動中は常時冷却
水を最大限に強制循環させるようになつている。
すなわち、エンジンの始動開始直後等のエンジン
の冷間時においては冷却水を多量に強制循環させ
る必要がないにもかかわらずウオータポンプから
吐出される冷却水の流量は制御されていない。こ
のため、暖機運転時等にエンジンに不必要な負担
をかけているのが現状である。
このような不都合の解消を図る先行技術として
は、実開昭55−73598号公報に示されるように、
ウオータポンプのインペラのベーン部分に冷却水
温に応じてポンプからの吐出量を変化させ得るよ
うな形状記憶合金を用いたものや、あるいは、実
開昭59−97295号公報に示されるように、インペ
ラに該インペラの各ベーンが貫通するスリツトを
有したデイスクを重合させ、このデイスクを感温
アクチユエータにより軸心方向に進退させて各ベ
ーンの冷却水に対する作用面積を変化させること
によつて冷却水の吐出流量を温度に応じて調節し
得るようにしたものがある。
は、実開昭55−73598号公報に示されるように、
ウオータポンプのインペラのベーン部分に冷却水
温に応じてポンプからの吐出量を変化させ得るよ
うな形状記憶合金を用いたものや、あるいは、実
開昭59−97295号公報に示されるように、インペ
ラに該インペラの各ベーンが貫通するスリツトを
有したデイスクを重合させ、このデイスクを感温
アクチユエータにより軸心方向に進退させて各ベ
ーンの冷却水に対する作用面積を変化させること
によつて冷却水の吐出流量を温度に応じて調節し
得るようにしたものがある。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、形状記憶合金を用いたものは、
冷却水の温度変化やベーンとしての使用強度等に
見合つた適切な材料を選定するのが難かしく、信
頼性の高いポンプを安価に提供するのが困難であ
る。
冷却水の温度変化やベーンとしての使用強度等に
見合つた適切な材料を選定するのが難かしく、信
頼性の高いポンプを安価に提供するのが困難であ
る。
また、インペラのベーンの作用面積を変化させ
るようにしたものは、大径なデイスクを進退させ
なければならないため本来のポンプ作用を営む部
分以外の構成部分が崇高なものになり易く、ポン
プ性能の低下やポンプの大型化を招く。また、ベ
ーンとスリツトとの間のがたつきによる騒音の発
生時の問題も懸念され、さらにそのベーンとスリ
ツトとの間にきよう雑物がかみ込んで作動不良を
起こし易い等の問題もある。
るようにしたものは、大径なデイスクを進退させ
なければならないため本来のポンプ作用を営む部
分以外の構成部分が崇高なものになり易く、ポン
プ性能の低下やポンプの大型化を招く。また、ベ
ーンとスリツトとの間のがたつきによる騒音の発
生時の問題も懸念され、さらにそのベーンとスリ
ツトとの間にきよう雑物がかみ込んで作動不良を
起こし易い等の問題もある。
また、これらのものはいずれも低温時にインペ
ラに作用する流体抵抗を軽減するようにしただけ
のものであり、インペラ等の回転部分の慣性質量
を軽減するようにはなつていない。そのため、回
転速度の変化が激しい自動車用のエンジン等にお
いては、エンジン動力の無駄使いを十分に解消す
るのは難しい。
ラに作用する流体抵抗を軽減するようにしただけ
のものであり、インペラ等の回転部分の慣性質量
を軽減するようにはなつていない。そのため、回
転速度の変化が激しい自動車用のエンジン等にお
いては、エンジン動力の無駄使いを十分に解消す
るのは難しい。
このような不具合に対処し得るものとして、例
えば、特開昭60−22019号公報に示されるように、
回転軸とインペラとの間に流体カツプリングを介
設し、このカツプリングのすべり率を温度に応じ
て変化させるようにしたり、特開昭58−183894号
公報に示されるように、軸心を一致させて2重に
設けた回転軸の各先端にインペラを設けるととも
に、それら両回転軸の基端側にクラツチ機構を設
け、このクラツチ機構により一方の回転軸を他方
の回転軸に接離させて両インベラを回転させた
り、一方のインペラを空転させ得るようにしたも
のが挙げられる。
えば、特開昭60−22019号公報に示されるように、
回転軸とインペラとの間に流体カツプリングを介
設し、このカツプリングのすべり率を温度に応じ
て変化させるようにしたり、特開昭58−183894号
公報に示されるように、軸心を一致させて2重に
設けた回転軸の各先端にインペラを設けるととも
に、それら両回転軸の基端側にクラツチ機構を設
け、このクラツチ機構により一方の回転軸を他方
の回転軸に接離させて両インベラを回転させた
り、一方のインペラを空転させ得るようにしたも
のが挙げられる。
しかしながら、前者のものは、流体カツプリン
グと、そのカツプリングのすべり率を変化させる
ための感温アクチユエータが共に必要となるた
め、部品点数が多く構造が複雑化するという問題
がある。また、後者のものも、回転軸を二重にし
た上でその間にクラツチ機構を設けているため構
造が複雑であり、このクラツチ機構を温度に応じ
て切り替えようとすると、さらに部品点数が増加
するという問題がある。
グと、そのカツプリングのすべり率を変化させる
ための感温アクチユエータが共に必要となるた
め、部品点数が多く構造が複雑化するという問題
がある。また、後者のものも、回転軸を二重にし
た上でその間にクラツチ機構を設けているため構
造が複雑であり、このクラツチ機構を温度に応じ
て切り替えようとすると、さらに部品点数が増加
するという問題がある。
本発明は、このような問題点をことごとく解消
し、温度による冷却水の循環量制御を、部品点数
の少ない簡単で信頼性の高い構造により、確実か
つ効果的に実行することができるようにしたウオ
ータポンプを提供しようとするものである。
し、温度による冷却水の循環量制御を、部品点数
の少ない簡単で信頼性の高い構造により、確実か
つ効果的に実行することができるようにしたウオ
ータポンプを提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、かかる目的を達成するために、エン
ジンの冷却水を付勢するメインインペラと、この
メインインペラのボス部に空転可能に設けたサブ
インペラと、このサブインペラのボス部に設けら
れ冷却水温が高くなつた場合に押圧子をメインイ
ンペラ側に押し付けて該サブインペラに前記メイ
ンインペラ側の動力を伝達させる感温作動クラツ
チとを具備してなるものにしたことを特徴とす
る。
ジンの冷却水を付勢するメインインペラと、この
メインインペラのボス部に空転可能に設けたサブ
インペラと、このサブインペラのボス部に設けら
れ冷却水温が高くなつた場合に押圧子をメインイ
ンペラ側に押し付けて該サブインペラに前記メイ
ンインペラ側の動力を伝達させる感温作動クラツ
チとを具備してなるものにしたことを特徴とす
る。
[作用]
このような構成のものであれば、エンジンの始
動直後や軽負荷運転時等のようにエンジンの冷却
水の温度が比較的低い場合には、メインインペラ
のみで冷却水が強制循環される。そのため、流体
抵抵に抗してインペラを回転させるためのエンジ
ン動力の消費量を軽減することができる。しか
も、この際には、サブインペラが空転状態になつ
ているため、回転部分の慣性質量も大幅に減少す
ることになる。そのため、エンジンの加速に要す
るエネルギをも有効に節約することが可能とな
る。
動直後や軽負荷運転時等のようにエンジンの冷却
水の温度が比較的低い場合には、メインインペラ
のみで冷却水が強制循環される。そのため、流体
抵抵に抗してインペラを回転させるためのエンジ
ン動力の消費量を軽減することができる。しか
も、この際には、サブインペラが空転状態になつ
ているため、回転部分の慣性質量も大幅に減少す
ることになる。そのため、エンジンの加速に要す
るエネルギをも有効に節約することが可能とな
る。
一方、冷却水の温度が高くなると感温作動クラ
ツチにより前記メインインペラ側の動力がサブイ
ンペラにも伝達されてメインインペラとともにサ
ブインペラも回転する。そして、両インペラによ
り冷却水が最大限に循環されてエンジンを冷却す
ることになる。
ツチにより前記メインインペラ側の動力がサブイ
ンペラにも伝達されてメインインペラとともにサ
ブインペラも回転する。そして、両インペラによ
り冷却水が最大限に循環されてエンジンを冷却す
ることになる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
図において1はポンプケーシングである。この
ポンプケーシング1は、円筒状の軸受部2を有し
たケーシング本体1aと、吸込路3を有した蓋体
1bとをボルト4を介して接合してなるもので、
その内部にポンプ室5が形成されている。そし
て、前記軸受部2の内部に固定された軸受7には
回転軸8が軸支されており、該回転軸8の一端に
は、エンジン本体からの動力をベルトを介して当
該回転軸8に伝達するための駆動プーリ(図示せ
ず)が固定されている。また、回転軸8の他端側
でポンプ室5内に位置する部位には冷却水を強制
的に循環させるメインインペラ9が軸装されてい
る。
ポンプケーシング1は、円筒状の軸受部2を有し
たケーシング本体1aと、吸込路3を有した蓋体
1bとをボルト4を介して接合してなるもので、
その内部にポンプ室5が形成されている。そし
て、前記軸受部2の内部に固定された軸受7には
回転軸8が軸支されており、該回転軸8の一端に
は、エンジン本体からの動力をベルトを介して当
該回転軸8に伝達するための駆動プーリ(図示せ
ず)が固定されている。また、回転軸8の他端側
でポンプ室5内に位置する部位には冷却水を強制
的に循環させるメインインペラ9が軸装されてい
る。
メインインペラ9は、中心側にボス部11を有
した円板状のシユラウド12の前面にベーン13
を突設してなる遠心式のもので、そのボス部11
を前記回転軸8に固定している。そして、このボ
ス部11の背面11aとケーシング1との間にポ
ンプ室5側と軸受7側との連通を断つメカニカル
シール14が配設されている。
した円板状のシユラウド12の前面にベーン13
を突設してなる遠心式のもので、そのボス部11
を前記回転軸8に固定している。そして、このボ
ス部11の背面11aとケーシング1との間にポ
ンプ室5側と軸受7側との連通を断つメカニカル
シール14が配設されている。
そして、このメインインペラ9のボス部11の
外周にサブインペラ15を空転可能に嵌装してい
る。サブインペラ15は、中心側にボス部16を
有した円板状のシユラウド17の前面外周縁部に
メインインペラ9の外周囲に位置するベーン18
を突設してなる遠心式のもので、そのボス部16
を前記メインインペラ9のボス部11の外周に回
転自在に嵌合させている。そして、このボス部1
6の背面16aを前記メインインペラ9のボス部
1の後端に設けた係止鍔19に係止させるととも
に、前面16bをスペーサ21を介してメインイ
ンペラ9のシユラウド12の背面に対向させてい
る。
外周にサブインペラ15を空転可能に嵌装してい
る。サブインペラ15は、中心側にボス部16を
有した円板状のシユラウド17の前面外周縁部に
メインインペラ9の外周囲に位置するベーン18
を突設してなる遠心式のもので、そのボス部16
を前記メインインペラ9のボス部11の外周に回
転自在に嵌合させている。そして、このボス部1
6の背面16aを前記メインインペラ9のボス部
1の後端に設けた係止鍔19に係止させるととも
に、前面16bをスペーサ21を介してメインイ
ンペラ9のシユラウド12の背面に対向させてい
る。
このようなメインインペラ9と、サブインペラ
15との間に感温作動クラツチ22を設けてい
る。この感温作動クラツチ22は、前記サブイン
ペラ15のボス部16の前面16bに複数の保持
穴23を円周方向に等配に設け、これら各保持穴
23内に、先端を半球形に成形した弾丸状の押圧
子24と、この押圧子24をメインインペラ9の
シユラウド12方向に突没させるための感温アク
チユエータ25とを収容したものである。感温ア
クチユエータ25は、ワツクスを充填した本体2
5aから作動ロツド25bを突出させてなるいわ
ゆるワツクス型サーモロツドと称される構成のも
ので、周囲温度が上昇して内部のワツクスが膨張
することによつて前記作動ロツド25bが外方へ
突出するようになつており、この作動ロツド25
の先端に前記押圧子24が固着されている。そし
て、ポンプ室5を通過するエンジンの冷却水の温
度が低い場合には、前記押圧子24がスペーサ2
1に接触しない位置にまで没入しており、冷却水
温が所定の温度を上回つた場合に前記押圧子24
が前記スペーサ21に当接して該スペーサ21を
メインインペラ9に押し付け得るように構成して
ある。
15との間に感温作動クラツチ22を設けてい
る。この感温作動クラツチ22は、前記サブイン
ペラ15のボス部16の前面16bに複数の保持
穴23を円周方向に等配に設け、これら各保持穴
23内に、先端を半球形に成形した弾丸状の押圧
子24と、この押圧子24をメインインペラ9の
シユラウド12方向に突没させるための感温アク
チユエータ25とを収容したものである。感温ア
クチユエータ25は、ワツクスを充填した本体2
5aから作動ロツド25bを突出させてなるいわ
ゆるワツクス型サーモロツドと称される構成のも
ので、周囲温度が上昇して内部のワツクスが膨張
することによつて前記作動ロツド25bが外方へ
突出するようになつており、この作動ロツド25
の先端に前記押圧子24が固着されている。そし
て、ポンプ室5を通過するエンジンの冷却水の温
度が低い場合には、前記押圧子24がスペーサ2
1に接触しない位置にまで没入しており、冷却水
温が所定の温度を上回つた場合に前記押圧子24
が前記スペーサ21に当接して該スペーサ21を
メインインペラ9に押し付け得るように構成して
ある。
また、前記メインインペラ9および前記サブイ
ンペラ15の各部寸法は、これら両インペラ9,
15が同時に回転した場合に、従来の単一のイン
ペラと同等の送水能力を発揮し得るような値に設
定してある。
ンペラ15の各部寸法は、これら両インペラ9,
15が同時に回転した場合に、従来の単一のイン
ペラと同等の送水能力を発揮し得るような値に設
定してある。
このような構成のものであれば、エンジンの始
動直後等のようにエンジンの冷却水温が低い場合
には、感温作動クラツチ22の押圧子24が保持
穴23内に没入しているので、サブインペラ15
はメインインペラ9に対して空転可能となつてい
る。そのため、回転軸8の回転動力がメインイン
ペラ9のみに伝達され、このメインインペラ9の
単独回転によつて送水が行われる。
動直後等のようにエンジンの冷却水温が低い場合
には、感温作動クラツチ22の押圧子24が保持
穴23内に没入しているので、サブインペラ15
はメインインペラ9に対して空転可能となつてい
る。そのため、回転軸8の回転動力がメインイン
ペラ9のみに伝達され、このメインインペラ9の
単独回転によつて送水が行われる。
一方、エンジンが暖機状態となり、冷却水の温
度が所定の値を上回ると、感温作動クラツチ22
の押圧子24がスペーサ21を介してメインイン
ペラ9のシユラウド12を押圧することになり、
その反作用を受けてサブインペラ15のボス部1
6がメインインペラ9の係止鍔19に押し付けら
れる。その結果、回転軸8からメインインペラ9
に伝えられる回転動力がサブインペラ15にも伝
達されることになり、これら両インペラ9,15
が連動回転して送水が行われる。
度が所定の値を上回ると、感温作動クラツチ22
の押圧子24がスペーサ21を介してメインイン
ペラ9のシユラウド12を押圧することになり、
その反作用を受けてサブインペラ15のボス部1
6がメインインペラ9の係止鍔19に押し付けら
れる。その結果、回転軸8からメインインペラ9
に伝えられる回転動力がサブインペラ15にも伝
達されることになり、これら両インペラ9,15
が連動回転して送水が行われる。
したがつて、このようなものであれば、軽負荷
時や始動直後のように冷却水を多量に循環させる
必要のない運転領域では、メインインペラ9のみ
が作動することになり、ウオータポンプを駆動す
るための動力が軽減される。そのため、無駄なエ
ネルギの消費を抑えることが可能となり、燃料経
済性を向上させることができる。なお、この際に
は、サブインペラ15が空転状態になつているた
め、回転部分の慣性質量も大幅に減少することに
なる。そのため、エンジンの加速に要するエネル
ギをも有効に節約すること可能となる。
時や始動直後のように冷却水を多量に循環させる
必要のない運転領域では、メインインペラ9のみ
が作動することになり、ウオータポンプを駆動す
るための動力が軽減される。そのため、無駄なエ
ネルギの消費を抑えることが可能となり、燃料経
済性を向上させることができる。なお、この際に
は、サブインペラ15が空転状態になつているた
め、回転部分の慣性質量も大幅に減少することに
なる。そのため、エンジンの加速に要するエネル
ギをも有効に節約すること可能となる。
一方、冷却水の温度が高くなつている運転領域
では、メインインペラ9のみならずサブインペラ
15も作動するため、十分な送水量を確保するこ
とが可能となり、適切な冷却能力を発揮させるこ
とができる。
では、メインインペラ9のみならずサブインペラ
15も作動するため、十分な送水量を確保するこ
とが可能となり、適切な冷却能力を発揮させるこ
とができる。
なお、感温作動クラツチの構成は前記のものに
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で種々変形が可能である。
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で種々変形が可能である。
[発明の効果]
本発明は、以上のような構成であるから、冷却
水の送水量をその冷却水の温度に応じて制御する
ことができ、エンジン動力の無駄使いを抑制して
経済的な運転を行うことができる。特に、このも
のは、低温時にインペラに作用する流体抵抗を少
なくして駆動力を軽減させるだけでなく、回転部
分の慣性質量も減少させるようにしているので、
エンジン動力の浪費を極めて効果的に抑制するこ
とができるものである。
水の送水量をその冷却水の温度に応じて制御する
ことができ、エンジン動力の無駄使いを抑制して
経済的な運転を行うことができる。特に、このも
のは、低温時にインペラに作用する流体抵抗を少
なくして駆動力を軽減させるだけでなく、回転部
分の慣性質量も減少させるようにしているので、
エンジン動力の浪費を極めて効果的に抑制するこ
とができるものである。
また、メインインペラのボス部にサブインペラ
を空転可能に設け、そのサブインペラのボス部に
動力の断続を行なう感温作動クラツチを設けただ
けのものであるため、流体カツプリングを用いた
ものや、回転軸を2重に設けてその間にクラツチ
機構を設けたものに比べて部品点数が少なく構造
の簡略化を図ることができる。そのため、実施が
容易である上に高い信頼性を確保することができ
るものである。そして、前記サブインペラのボス
部に感温作動クラツチを設けているので、クラツ
チを配置するための格別なスペースを確保する必
要がない。そのため、送水量の制御を行うために
ポンプが大型化したり、ポンプ性能が低下すると
いうような不都合を防止することもできる。
を空転可能に設け、そのサブインペラのボス部に
動力の断続を行なう感温作動クラツチを設けただ
けのものであるため、流体カツプリングを用いた
ものや、回転軸を2重に設けてその間にクラツチ
機構を設けたものに比べて部品点数が少なく構造
の簡略化を図ることができる。そのため、実施が
容易である上に高い信頼性を確保することができ
るものである。そして、前記サブインペラのボス
部に感温作動クラツチを設けているので、クラツ
チを配置するための格別なスペースを確保する必
要がない。そのため、送水量の制御を行うために
ポンプが大型化したり、ポンプ性能が低下すると
いうような不都合を防止することもできる。
図面は本発明の一実施例を示す縦断面図であ
る。 8……回転軸、9……メインインペラ、11…
…ボス部、15……サブインペラ、16……ボス
部、22……感温作動クラツチ。
る。 8……回転軸、9……メインインペラ、11…
…ボス部、15……サブインペラ、16……ボス
部、22……感温作動クラツチ。
Claims (1)
- 1 エンジンの冷却水を付勢するメインインペラ
と、このメインインペラのボス部に空転可能に支
持されたサブインペラと、このサブインペラのボ
ス部に設けられ冷却水温が高くなつた場合に押圧
子をメインインペラ側に押し付けて該サブインペ
ラに前記メインインペラ側の動力を伝達させる感
温作動クラツチとを具備してなることを特徴とす
るウオータポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60295904A JPS62153596A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ウオ−タポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60295904A JPS62153596A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ウオ−タポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62153596A JPS62153596A (ja) | 1987-07-08 |
JPS6354919B2 true JPS6354919B2 (ja) | 1988-10-31 |
Family
ID=17826654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60295904A Granted JPS62153596A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ウオ−タポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62153596A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH049966B2 (ja) * | 1988-10-19 | 1992-02-21 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19914440A1 (de) * | 1999-03-30 | 2000-10-05 | Volkswagen Ag | Vorrichtung zur temperaturabhängigen Verbindung von Bauteilen |
KR100411049B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2003-12-18 | 기아자동차주식회사 | 차량용 냉각 시스템 |
DE10237778B4 (de) | 2002-08-17 | 2010-05-12 | Daimler Ag | Koppelbare Kühlmittelpumpen |
KR100488563B1 (ko) * | 2002-09-27 | 2005-05-11 | 현대자동차주식회사 | 워터펌프의 동력 단속장치 |
DE50301231D1 (de) | 2003-06-02 | 2006-02-02 | Tcg Unitech Ag Kirchdorf | Wärmeempfindliches Fliehkraftkupplungselement |
DE102007031356A1 (de) | 2007-07-05 | 2009-01-08 | Volkswagen Ag | Dehnstoffelement |
DE102009024263A1 (de) | 2009-06-05 | 2010-12-09 | Volkswagen Ag | Dehnstoffelement |
US10487837B2 (en) | 2015-01-22 | 2019-11-26 | Litens Automotive Partnership | Multi-stage impeller assembly for pump |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58183894A (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-27 | Hitachi Ltd | ポンプ |
JPS6022019A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-04 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 内燃機関における水温感応型送水制御ポンプ |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP60295904A patent/JPS62153596A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58183894A (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-27 | Hitachi Ltd | ポンプ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH049966B2 (ja) * | 1988-10-19 | 1992-02-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62153596A (ja) | 1987-07-08 |
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