JPS6353751A - 磁気ヘツド支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ ヘッドにより記録再生を行なう可撓性磁気ディスク記録
再生装置の磁気ヘッド支持装置に関する。

（従来の技術） 従来の可撓性磁気ディスク記録再生装置においては、第
１０図に示すように、一方の磁気ヘラド砂櫂を担体２２
に固定し、他方の磁気ヘッド２３は、可撓性磁気ディス
ク２７　（以下ディスクと略称する）の平面に垂直な方
向（上下方向）には、アーム２４で弾性支持し、ディス
ク２７の半径方向を軸とする回転方向（ピッチング方向
）と円周方向を軸とする回転方向（ローリング方向）に
は、ジンバル２５で弾性支持したもの（ＵＳＰ４、　１
５１．　５７３）が広く用いられている。

このように磁気ヘッドを支持したものにおいては、固定
した磁気ヘッド２１の位置合せが簡単に行なえるが、デ
ィスク２７を磁気ヘッド２１にならって撓ませるためデ
ィスク２７の耐久性が劣化し、寿命が短かくなる欠点が
あった。また、近年ディスクの小径化が進んでおり、こ
れに伴ってディスクの剛性が高くなるとヘッド当たりが
とれなくなり利用できない。さらには、ディスク２７と
固定側の磁気ヘッド２１の上下方向の位置関係を精度よ
く管理しなければならない等の問題が生じていた。

これに対して、２つの磁気ヘッド共上下方向及びピッチ
ング、ローリング両方向にも一枚のジンバルバネで運動
の自由度を与えたもの（ＵＳＰ４、　３０６．　２５　
＆）がある。このように支持したものにおいては、前述
の固定磁気ヘッドを有するものの欠点は除去できるが、
−枚のジンバル板で三方向の弾性を得ているため、あま
り柔かい弾性を与えられない。ピッチング、ローリング
方向剛性が大きいと、二つの磁気ヘッドをディスクに良
好に接触させるために、二つの磁気ヘッドの平行度を良
くするか、押し付け荷重を大きくする必要がある。平行
度の管理には限界があるため、押し付け荷重が大きくな
りがちで、ディスクの耐久性が悪くなったり、逆に押し
付け荷重の不足による耐振動性の悪化を生じやすい。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように従来の磁気ヘッド支持装置にあっては、
ディスクの耐久性を悪化させたり、剛性の小さなディス
クしか使用できなかったり、磁気ヘッドの上下方向の位
置精度も精度良く管理しなければならないという問題点
があった。また他の支持装置では大きな押し付け荷重が
必要であったり、耐振動性が悪化しやすいという問題点
があった。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
はディスクの剛性の大小によらず、ディスクの耐久性を
悪化することなく、ディスクと磁気ヘッドの良好な接触
状態を得ると共に、磁気ヘッドの必要押し付け荷重を減
少させ、耐振動性が良好となる磁気ヘッド支持装置を提
供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の磁気ヘッド支持装置においては、−方の磁気ヘ
ッド支持部は、固定アームとの結合部に上下方向のばね
部を集中させた片持ち構成とし、かつピボット部を設け
て上下方向の運動の自由度を拘束し、ピッチング、ロー
リング方向に運動の自由度を有するジンバル部を介して
磁気ヘッドを取り付け、 もう一方の磁気ヘッド支持部は、少なくとも固定アーム
との結合部に上下方向のばね部を集中させた片持ち構成
としている。

（作　用） このように構成されたものにおいては、二つの磁気ヘッ
ド支持部ともディスクに平行な板ばね状の部材により構
成され磁気へ・ソド取付け部近傍は剛に形成されている
。そしてアームへの取付け部近傍はディスクに直交する
上下方向に柔らかく形成され、磁気ヘッド支持部は取付
け部近傍に上下方向ばね性が集中し磁気ヘッドは剛体棒
を介してばね部に取る付けられた様になる。

そして一方の磁気ヘッドはジンバル部及びピボット部を
介してピッチング、ローリング方向に柔かく支持されて
いる。このためディスクの歪みに応じて磁気ヘッドも上
下運動し、ディスクの剛性が大きくなっても磁気ヘッド
とディスクの接触不良を発生することが少ない。また磁
気ヘッドはディスクの位置に応じて位置が決まるため、
磁気ヘッドの上下方向の位置精度は悪いものでもあまり
影響しない。さらに二つの磁気ヘッド間の平行度が悪く
ても少しの押しつけ荷重でジンバル部のついた磁気ヘッ
ドがもう一方の磁気ヘッドにならって良好な磁気ヘッド
、ディスク間の接触が得られる。

また、上下方向及びピッチング、ローリング方（実施例
） 以下図面を参照して本発明の磁気ヘッド支持装置の実施
例を説明する。

第１図は、本発明の第１の実施例を示すものである。第
１図においては、 可撓性を有する磁気ディスク９（以下ディスクと略称す
る）の両面側には二つの磁気ヘッド１゜１′が配置され
ており、この磁気ヘッド１，１′は図示は略称するが周
知のとおりディスク９との接触面を呈するスライダと、
スライダ内に内臓されて電磁気変換を行なうための磁気
コアとから構成されている。

第３図は、第１図の主要部を示す斜視図である。

第１の実施例においては一方の磁気ヘッド支持部ともう
一方の磁気ヘッド支持部は同じものである。

つまりディスク９を挟んで上下略対称に配置されている
。磁気ヘッド支持部材２，２′は平板状部材から成り、
磁気ヘッド１，１′取付け部（後述するジンバル部４）
近傍の両側端は磁気ヘッド支持部材２，２′の剛性を強
めるために折曲げ部３゜３′が形成しである。磁気ヘッ
ド支持部材２゜２′の磁気ヘッド１，１′取付け部の反
対側は、例えばネジ等の取り付け部材６，６′でアーム
７゜７′に固定されている。この磁気ヘッド支持部材２
．２′は折曲げ部３，３′が形成されているために、デ
ィスク９の上下方向の運動の自由度はばね部２ａ、２ａ
’　に集中する集中ばねとなっている。このばね部２ａ
、２ａ’　に対して十分大きな剛性を得るための折曲げ
部３，３′は、例えば第４図に示すように他の部材を磁
気ヘッド支持部材２ａ、２ａ′の両側端にはりつけたり
、磁気ヘッド支持部材２ａ、２ａ’の両側端の板厚を厚
く形成してもよい。

また両側端に限らず、集中ばね部２ａ、２ａ’が形成さ
れるようならばよい。

磁気ヘッド１．１′の使用時には、磁気ヘッド支持部材
２．２′は概略ディスク９に平行になる位置まで押しつ
けられ予圧が加わっている。この予圧は、第２図に示す
ように例えばばね部２ａ。

２ａ’をディスク方向に力が加わるように予め変形させ
である。他の予圧手段でディスク９に押しつけてもよい
。

磁気ヘッド１，１′の取付け部にはジンバル部４．４′
が形成されているが、平板状の磁気ヘッド支持部材２，
２′の先端を加工してジンバル部４としているため同一
部材となっている。当然ジンバル部４，４′は別部材で
構成してもよい。このジンバル部４．４′により磁気ヘ
ッド１．１′はピッチング方向、ローリング方向に柔ら
かく支持されている。上下方向の自由度はばね部２ａ。

２ａ′に集中させるため、ジンバル部４，４′はピボッ
ト部５，５′で上下方向の自由度を拘束している。ピボ
ット部５．５′はＬ字形の部材で形成されて磁気ヘッド
支持部材２，２′に固定されている。

第５図は主要部の拡大図であり、第５図（ａ）は平面図
、（ｂ）は正面側面図である。磁気へ・ノド支持部材２
，２′は磁気ヘッド１，１′の取り付け部に近づく程幅
が狭い台形形状をしており、可動部質量の低減、剛性の
増加を図っている。また、ピボット部５．５′は上述の
ごとくＬ字形の部材で形成されており、磁気ヘッド１，
１′と接触するピボット点５ｐ、５ｐ’は先端を三角形
に成形し、スポット溶接等で磁気ヘッド支持部材２゜２
′に固定している。

第６図は、第１の実施例の変形例を示している。

なお、第１図から第４図と同一部分若しくは相当する部
分には同一符号を付して説明は省略する。

これは磁気ヘッド支持部材２．２′の部材板厚が薄い場
合で、ジンバル部１０．１０’　は磁気ヘッド支持部材
２，２′に切り欠き１１．１１’　を入れて構成してい
る。また、磁気ヘッド支持部材２゜２′の補強のためピ
ボット部１２はより大きくし磁気ヘッド支持部材２，２
′への固着部面積も大きくしである。

このように構成された第１の実施例においては、二つの
磁気ヘッド支持部ともディスクに平行な板ばね状の部材
により構成され、磁気ヘッド近傍の両側端が例えば折り
曲げられて剛性が大きくなっている。一方アームへの固
定部近傍は例えば折り曲げ部がなく剛性が小さくなって
おり、磁気ヘッド支持部材は固定点付近に上下方向のば
ね部が集中した片持ち構成となっている。このため磁気
ヘッド側からみると集中ばね部のみで上下方向に非常に
柔らかく支持され他の方向には比較的側に支持されてい
る。

また、ピッチング方向、ローリング方向の二つの回転方
向にはピボット点を有するジンバル部で柔らかく支持さ
れている。

このように上下方向及び二つの回転方向の剛性を独立と
して各々に最適な弾性を与えている。

したがって、ディスクの歪みに応じて磁気ヘッドも上下
運動し、ディスクの剛性が大きくなっても磁気ヘッドと
ディスクの接触不良を発生することが少ない。また磁気
ヘッドはディスクの位置に応じて位置が決まるため、磁
気ヘッドの上下方向の位置精度は悪いものでもあまり影
響しない。加えて、二つの磁気ヘッド間の平行度が悪く
ても少しの押しつけ荷重で柔かいジンバル部が弾性変形
し良好な磁気ヘッド、ディスク間の接触状態が得られる
。

さらに、磁気ヘッドの押しつけ荷重は磁気ヘッド支持部
材のばね性によって得ているため磁気ヘッド支持部材が
取り付けられているアームは固定アームでよい。固定ア
ームのため剛性が太き（なり対振動性が向上する。また
、ヘッド荷重を得るためのばね部も必要なく小形軽量の
キャリッジを構成できる。これらの結果、少ない押しつ
け荷重及び悪い位置精度の磁気ヘッドでも良好な磁気ヘ
ッド、ディスクの接触状態が得られ、ディスクの耐久性
、耐振動性が向上する。

第７図から第９図は、本発明の第２の実施例を示す側面
図及び斜視図である。なお、第１図から第６図と同一部
分若しくは相当する部分には同一符号を付して説明は省
略する。

第９図は、もう一方の磁気ヘッド支持部の拡大図である
。一方の磁気ヘッド支持部との相違は、磁気ヘッド１が
ジンバル部を介さずに磁気ヘッド支持部材２に取り付け
られている。つまり、一方の磁気ヘッド支持部材２には
ジンバル部４が形成されているが、もう一方の磁気ヘッ
ド支持部材２にはジンバル部は形成されていない。

このように構成された第２の実施例においては、二つの
磁気ヘッド支持部ともディスクに平行な板ばね状の部材
により構成され、磁気ヘッド近傍の両側端が例えば折り
曲げられて剛性が大きくなっており、磁気ヘッド近傍は
非常に剛にできる。また、アームへの固定部近傍は折曲
げ部がないため、ディスクに直交する上下方向に柔らか
く、磁気ヘッド支持部は固定点付近に上下方向ばね性が
集中し磁気ヘッドは剛体棒を介してばね部に取りつけら
れたようになる。このため、磁気ヘッド側から見ると上
下方向のみ非常に柔らかく支持され、他の方向（ピッチ
ング、ローリング方向）には比較的側に支持されている
ことになる。

さらに、一方の磁気ヘッドはジンバル部及びピボット部
を介して磁気ヘッド支持部に上下方向及び二つの回転方
向に柔らかく支持され、もう一方の磁気ヘッドは支持部
に直接取り付けられているため、上下方向のみ柔らかく
支持されている。このためディスクの歪みに応じて磁気
ヘッドも上下運動し、ディスクの剛性が大きくなっても
磁気ヘッドとディスクの接触不良を発生することが少な
い。また、磁気ヘッドはディスクの位置に応じて位置が
決まるため、磁気ヘッドの上下方向の位置精度は悪いも
のでもあまり影響しない。

二つの磁気ヘッド間の平行度が悪くても少しの押しつけ
荷重でジンバル部のついた磁気ヘッドがジンバル部のな
い磁気ヘッドにならって良好な磁気ヘッド−ディスク間
の接触関係が得られる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、ディスクの剛性の
大小にあまり影響されず良好な磁気ヘッドとディスクの
接触を得ることができる。また、磁気ヘッドの押しつけ
荷重を減少できるうえ上下アームとも固定アームにでき
るため耐振動性が向上し、ディスクに無理な力が加わら
ないためディスフの耐久性も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の磁気ヘッド支持装置の第１の実施例
を示す概略側面図、第２図は予圧の与え方を示す側面図
、第３図は、第１図の主要部を示すための概略斜視図、
第４図は変形例を示す平面図及び側面図、第５図は、本
発明に係る磁気ヘッド支持部の平面図及び正面図、第６
図は、本発明の変形例を示す平面図及び正面図、第７図
は、本発明の磁気ヘッド支持装置の第２の実施例を示す
概略側面図、第８図は、第７図の主要部を示すための概
略斜視図、第９図は、本発明に係る磁気ヘッド支持部の
平面図及び正面図、第１０図は、従来の磁気ヘッド支持
装置の側面図である。 １．１′・・・磁気ヘッド ２．２′・・・磁気ヘッド支持部材 ２ａ、２ａ’　・・・ばね部 ３．３′・・・折曲げ部 ４．４′・・・ジンバル部 ５．５′・・・ピボット部 ７．７′・・・固定アーム ９・・・磁気ディスク

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）可撓性磁気ディスクの両面にそれぞれ磁気ヘッド
   を接触させる両面記録型の磁気ヘッド支持装置において
   、 前記可撓性磁気ディスクの両面に対向配置される固定ア
   ームと、 一端を前記固定アームに取り付けられ、この取り付け部
   近傍で前記可撓性磁気ディスクの面に垂直な方向にのみ
   運動の自由度を有する磁気ヘッド支持部材と、 少なくとも一方の前記磁気ヘッド支持部材の他の一端に
   設けられ、前記可撓性磁気ディスクの半径方向と円周方
   向を軸とする回転方向に運動の自由度を有すると共に前
   記可撓性磁気ディスクの面に垂直な方向の運動の自由度
   を規制するピボット部が設けられたジンバル部とを具備
   することを特徴とする磁気ヘッド支持装置。
2. （２）前記磁気ヘッド支持部材の前記固定アーム取り付
   け部近傍は、前記可撓性磁気ディスクの面方向に変形さ
   せられ、記録再生時には前記磁気ヘッド支持部材が前記
   磁気ディスクの面に略平行になる位置に前記固定アーム
   を配置することによってヘッド荷重を得ることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の磁気ヘッド支持装置。