JPS635346A - 感光体の製造方法 - Google Patents

感光体の製造方法

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JPS635346A
JPS635346A JP14911586A JP14911586A JPS635346A JP S635346 A JPS635346 A JP S635346A JP 14911586 A JP14911586 A JP 14911586A JP 14911586 A JP14911586 A JP 14911586A JP S635346 A JPS635346 A JP S635346A
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JP
Japan
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photoreceptor
layer
filter
image
toner
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Application number
JP14911586A
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English (en)
Inventor
Kunihisa Yoshino
吉野 邦久
Satoru Haneda
羽根田 哲
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Publication of JPS635346A publication Critical patent/JPS635346A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0525Coating methods

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
イ.産業上の利用分野 本発明は、感光体の製造方法に関し、例えば、電子写真
法に使用される感光体の製造方法に関する。 口.従来技術  ゜ 従来、電子写真法を用いて多色画像を形成するには、い
《つかの方法及び装置が提案されている。 例えば電子写真惑光体上に各色分解光に応じた像露光及
び現像を施して各色トナー像を形成するたびに記録紙に
転写する多色画像形成方法及び装置(前者)がある。ま
た例えば分解色数に応じた複数の感光体を配設した装置
を用い、該感光体のそれぞれに各色の像露光及び現像を
施して各色トナー像を形成し、これを順次記録紙に転写
する方法及び装置(後者)がある。 しかしながら、前者にあっては感光体を複数回回転して
各色トナー像を形成するため画像記録に長時間を要し、
その高速化が困難であるなどの欠点がある。また後者に
あっては複数の感光体を併行的に使用するため高速性の
点では有利であるが複数の感光体を使用するため装置が
大型化し、高価となるなどの欠点がある。更には前者及
び後者共に複数回の転写が繰返えされるため、画像の位
置合わせが困難であるという問題がある。 本発明者等はこれらの欠点を改良したものとし ゛て特
願昭59 − 185440号、同59−187044
号、同59−199547号、同60−.229524
号明細書等に色のそれぞれ異なる複数種類の微少フィル
タをモザイク状に配列した複合フィルタ層を感光層の上
側(現像の際トナーの付着する側)あるいは下側(現像
の際トナーの付着しない側)に有する感光体を用いた画
像形成方法を提案した。この方法は感光体に接着された
複合フィルタを通して像露光を与えた後、特定の光によ
って全面露光を与え、複合フィルタ中の特定のフィルタ
に対応する部分に該フィルタを透過した光に対応した電
位像を形成せしめ、特定の色のトナーを用いて現像し、
再帯電によって平滑化を行うこの過程をフィルタの種類
だけ繰り返して感光体上に多色像を形成せしめるもので
あって、露光が1回で済み、位置合わせの必要がないな
どの利点があり、簡単かつ高品質の多色画像を得ること
ができる。 モザイクフィルタを有する惑光体を用いる方法は上記の
ように多くの長所を有するが、感光体上に如何にしてフ
ィルタを設けるかが大きな問題であった、郎ち比較的脆
弱であるにもかかわらず極めて平滑でキズなどの欠陥の
全く無いことを要求される感光体の表面に、直接印刷、
転写する等の方法で複数種の着色材を被着させてフィル
タ層を構成することは多大な手間を要し、技術的にも多
くの困難を伴うものであった。またこうして得られたフ
ィルタ層も感光体面への接着性が弱く耐辛耗性に劣る、
感光層の光導電特性に悪い影響を及ぼすなどの欠点があ
った。 上記のような問題を解決する方法として、予めフィルタ
層を別に用意しておき、これを感光体表面に接着する方
法が考えられる。接着に際しては、次のような目的のた
めに加圧するのが通例である。 (1)接着剤の層厚を必要な厚さに均一にする。 (2)接着剤が固化する迄接着しようとする対象が互い
にずれないようにする。 (3)接着剤の固化時の収縮に起因する接着剤層のひげ
を防止する。 (4)接着剤層内からの溶剤、反応副生成物、気泡の除
去を容易にする。 その他、接着剤の固化を促進するために加熱することが
あるが、加熱は接着のために不可欠な操作ではない。 前記の加圧には、次のような方法が考えられる。 (i)ラミネーションによって接着する。 ( ii )低真空下で大気圧により加圧する。 ( iii )ローラ対の間を通す。 (iv)手で押さえる。 (V)錘として砂袋などの変形可能なものを載置する。 (yi)一旦加圧してから機械的にクランプする。 (i)のラミネーションでは、連続処理が可能である利
申があるが、感光体に熱を加えるのでセレン系の感光体
などは結晶化する虞れがある。また、装置が大型になる
。 (11)の真空下での接着方法では、加圧力を大気圧以
上にすることができず、加圧力が不足し、また、減圧を
均等にし難《、その結果、前記(1)〜(4)の目的が
達せられないことがあり、その上、真空装五を必要とす
るので装置が複離になる。 ( iii )の方法では、一時的な加圧しか行われな
いので、均一な接着剤層の形成が困難である。 (iv)、(v)及び(vi)の方法では、均一に加圧
することが難しく、均一な接着剤層の形成が困難である
。 ハ.発明の目的 本発明は、上記の問題を解消し、感光体を破壊すること
なく、かつ、色分解フィルタその他の惑光体を構成する
構成部材を均一に形成することができる、感光体の製造
方法を提供することを目的としている。 二.発明の構成 本発明は、感光体用基体上に感光体構成部材を接着させ
るに際し、加圧流体を供給して前記懇光体構成部材乙前
記感光体用基体とを密着せしめる、感光体の製造方法に
係る。 感光体は、導電性基体上に光導電層が積層してなるもの
が一般的であり、更にその上に絶縁層を積屓したものが
ある。多色像形成用の感光体にあっては、上記光導電層
上に更に色分解フィルタからなる層が積層したものがあ
り、このフィルタ層の上に更に耐摩耗性絶縁保護層が債
層してなるものがある。また、導電性基体と光導電層と
の間にブロッキング層を設けたもの、導電性又は非導電
性フィルム上に金M薄層を蒸着等によって形成し、その
上に光導電層が積層した積層体を金属製基体、セラミッ
クス基体、或いはエンドレスベルト状のプラスチソクシ
一トに被着させたものがある。このように感光体の層構
成には多くの種類がある。 本明細書で「感光体用基体」とは、上記導電性基体、金
属製基体、セラミ’7ク基体、或いはエンドレスベルト
状プラスチソクシ一ト等の感光体のヘースとなっている
ものを指し、「感光体構成部部材を接着させる」とは、
上記の層を感光体用基体上に直接又は既にこの基体上に
被着している他の感光体構成部材の層を介して接着させ
ることであって、接着させる層は1層からなる層であっ
ても、2以上の層からなる積層体であっても良い。 ホ.実施例 以下に本発明の具体的実施例について説明する。 実j順ロー この例は、円筒状導電性基体上に光導電層が積層されて
いる感光体の表面に、青(B)、緑(G)赤(R)の色
分解フィルタからなるフィルタ層を接着し、多色画像形
成用の円筒状感光体を製造する例である。 上記フィルタ層は例えば次のようにして製造される。 可撓性を有する透明薄膜を用意する。薄膜の材料として
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボ
ネート、ポリスチレン、ポリエチレン、トリアセテート
などの各種プラス千ノクフィルム等の絶縁性の高いもの
が好ましく用いられる。その厚さは、取り扱いが容易な
強度を持つ範囲内でなるべく薄いことが望ましく、実際
上は5〜100μmとするのが好ましい。また、101
3Ω・cm以上の固有抵抗を有することが好ましい。 この薄膜上にフィルタ層を設けるのであるが、その方法
としては、所要の色を有する着色剤と透明樹脂、好まし
くは熱或いは光等によって硬化す、て所要のパターンの
フィルタ層を形成する方法が好ましいものとして挙げら
れるが、その他着色剤を熱転写する方法、など各種の方
法をとることができる。 印刷或いはフォトレジストの技法によりフィルタ層を形
成する場合、インクはハインダー樹脂として、熱又は光
硬化性のアクリル樹脂、シリコン樹脂、ポリアミド樹脂
、メラミン樹脂、イソシアネート樹脂、桂皮酸樹脂等後
処理によって溶剤不要と成しうるちのが好ましく、樹脂
70重量%又はそれ以上と、30重量%未満で好ましく
は2M量%以上の有機溶剤に可熔の有機染料又は顔料を
着色剤として含有せしめて形成することが好ましい。 かかる着色剤としては青色フィルタ用として、例えば銅
フタ口シアニン、メチレンブルー、シアニンブルー、ビ
クトリアブルー等の有機染料又は顔料が用いられる。ま
た、緑色フィルタ用としては、例えばブリリアントグリ
ーン、マラカイトグリーン、ナフトールグリーン等の有
機染料又は顔料赤色フィルタ用としては、フクシン、フ
ェノサフラニン、ローダミンB、ナフトールレソド等の
有機染料又は顔料が用いられる。またフィルタ層の加工
性を向上するための可塑剤等、着色剤の紫外線による退
色を防止するための例えばチヌビン(チバ社製商品名)
等の紫外線吸収剤などを加えてもよい。 前記薄膜上にフィルタ層を形成するには上記着色剤及び
硬化性結着剤樹脂をトルエン、ベンゼン、酢酸エチル、
メチルエチルケトン、アセトン等の有機溶剤に溶解して
なるインクを用いてオフセノト、グラビア、スクリーン
、シルク、凸版等の印刷技術或いはフォトレジスト技術
を用いてフィルタを設け、光或いは熱により硬化させる
工程を頃次行って線条又はモザイク状に形成する。印刷
の場合、予め版を形成しておくことで線条又はモザイク
状以外の複合フィルタを形成することができる。この工
稈を繰返すことにより、前のフィルタ部を溶剤や機械的
力で壊すことな《、次のフィルタ部を設けていくことが
でき、必要とするフィルタの種類だけ操作を繰り返せば
所要の複合フィルタ層を完成することができる。フィル
タ層眼は通常1〜10μmに形成することが透過率特性
から好ましい。 上記のようにして得られる複合フィルタ層を含むN膜の
厚みは5〜100 μm、好ましくは10〜50μmで
ある。 画像形成時に発生するオゾンや、像露光光による複合フ
ィルタの劣化等を避けるため、得られた複合フィルタ層
上に更に樹脂等からなる透明な保護層を設けることも好
ましい。第7図(alは複合フィルタ層を印刷された後
の薄膜3b上にフィルタ層3aが被着してなる積層フィ
ルム3の断面図であってR,G、日はそれぞれ赤、緑、
青のフィルタを示している。第7図(b)はフィルタ層
の上に更に保護層3cを施したものである。 上記複合フィルタを構成する色分解フィルタの形状、配
列は、特に限定されるものではないが、第8図(alの
ような線条状、例えば感光体がドラム状の場合、線が回
転方向に直行するもの、平行のもの等を用いることがで
きる。 しかし通常は第8図(bl、(C)のようなモザイク状
に構成したものが用いられ、各フィルタのサイズは、色
の繰り返し幅(第8図中11、l2)として30乃至5
00 μmとするのが好ましい。フィルタのサイズが過
少の場合、隣接した他の色部分の影響を受けやすくなり
、またフィルタの11固の巾がトナー粒子の粒径と同程
度或いはそれ以下になると作成も困難となる。またフィ
ルタのサイズが過大となると画像の解像性、混色性が低
下して画質が劣化する。なお、第7図(a)及び(′b
)、並びに第8図(dl乃至、(′b)及び(C)はい
ずれも赤、緑、青のいわゆる3色分解フィルタを設けた
場合を示す。図中Rは赤、Gは緑、日は青のフィルタを
示すが、本発明に係る複合フィルタ層の着色はこの3色
に限定されるものではなく必要に応じて任意の色のフィ
ルタ層を形成することができる。 上記のフィルタ層を接着させる感光体1は、第9図fa
)〜(d)(詳細、は後述する)に示すように、円筒状
導電性基体1a上に光導電層1bを設けたもので、光導
電層は、硫黄、セレン、無定形シリコン又はこれらとテ
ルル、ヒ素、アンチモン等との合金からなる光導電体、
或いは亜鉛、アルミニウム、アンチモン、ビスマス、カ
ドミウム、モリブデン等の金属の酸化物、ヨウ化物、硫
化物、セレン化物の無機光導電体を蒸着するか、結着剤
樹脂中に分散塗布して形成される。またビニル力ルバゾ
ール、アントラセンフタ口シアニン、トリニトロフルオ
レノン、ポリビニールカルバゾール、ポリビニルアント
ラセン、ポリビニルピレン、多環牛ノン染料又は顔料、
ジスアゾ染料又は顔料等の有機光導電体を同様に蒸着又
は樹脂分散したIJ!.塗布して形成される。かかる結
着剤樹脂としては、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポリ酢
酸ビニール、ポリカーボネート、アクリル樹脂、シリコ
ン樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性、いられ
る。導電性基体としてはアルミニウム、鉄、ニソケル、
銅、ステンレス等の金属、それらの合金、又はそれらの
金属の薄層をラミネート、或いは蒸着等の方法によって
ポリエステルテレフタレートフィルム等の上に設けたも
の等、通常電子写真感光体に用いられる各種公知の基体
を用いることができる。 第1図及び第2図は、上記の円筒状感光体に前述したフ
ィルタ層を接着する装置を示し、第1図は加圧前の状態
を、第2図は加工中の状態を示している。第1図(a)
は同図(blのIa−1a線矢視断面図、同図(′b)
は同図(alのIb−1b線矢視断面図である。また、
第2図(a)は同図(b)の[[a−IIa線矢視断面
図、同図(b)は同図(a)のnb−nb線矢視断面図
である。 第1図に示すように、薄膜上にフィルタ層を形成した積
層フィルム3に接着剤2を塗布しておいて、接着剤層2
を感光体側にして感光体1に巻きつけ、更に柔軟な厚さ
211程度の薄いゴムからなる2重壁の円筒状ゴム袋5
中に挿入し、これらを円筒状ケーシング4中に収容する
。ゴム袋5は、自動車や自転車のタイヤ中に収容される
円環状チューブを軸方向に長くした形状を呈している。 ケ一シング4は、上下に2分割され、蝶番4e及びクラ
ンプ4fによって開閉可能にしてあり、ケーシング4の
下側部分4bには両端内壁面に小さなブラケット4gが
設けてあって、ブラケソト4g上に積層フィルム3を巻
付けた感光体1が載置され、感光体1はケーシング4と
同軸に位置するようにしてある。 ケーシング4の上側部分4aの軸方向中央部にはバルプ
4dを備える圧縮空気導入孔4Cが設けてあって、図示
しない空気圧縮機からゴム袋5中に圧縮空気を導入する
。 圧縮空気が導入されたゴム袋5は膨らんで、第圧力によ
って積層フィルム3を感光体10表面に均一に押圧する
。 接着剤層2は上記の押圧によって均一な厚さとなり、余
剰の接着剤22は積層フィルム3の互いに対向する端部
と感光体1との間から滲み出る。 接着剤2と共存している気泡(図示せず)も同様に排出
される。 次に、圧縮空気の導入を停止し、ハルプ4dを閉じて接
着剤2の固化を待つ。 上記の圧縮空気による加圧工程では、一般に、圧力が低
過ぎると接着剤層が厚くなり、接着剤内の欠陥(例えば
気泡)を排出できず、接着強度も低下する。逆に、圧力
が高過ぎると接着剤の大部分が端部から食み出して接着
剤層が極端に薄くなり、部分的に欠膠部を生じ、やはり
接着強度が低下する。理論的には、被着体表面に接着剤
の単分子膜が形成されるときに最大剪断接着強さが得ら
れるが、このような単分子膜の形成は現実には極めて困
難であり、仮令可能であっても、被着体表面は微視的に
は無数の凹凸があるため、被着体を単分子膜を介して緊
密に接触させるには非常に大きな圧力を必要とする。 加圧力は被着体の材料によって異なり、一般に機械的強
度の大きい材料では、これが小さい材料に較べて大きな
圧力を必要とする。 接着剤の硬化時に於ける接着部のずれを防止するために
加える圧力は、特に大きくする必要はない。 接着剤は、通称、硬化過程で体積が減少する。 溶剤型接着剤は、一般に60〜80%の多量の溶剤を含
んでいるので、硬化後の収納が著しい,溶剤を含まない
反応型接着剤でも、同様な収納を起こす。 ポリエステル樹脂接着剤では約10%収縮し、収縮が小
さいと言われるエポキシ樹脂接着剤でも2%程度の収縮
を起こす。接着剤の硬化時の収納は、接着剤層と被着体
との密着を阻害し、接着部に空洞を形成し、また内部歪
発生の原因になると共に画像形成時には、その部分は画
質低下を起こすことにもなるので、硬化中の接着部への
加圧は、接着剤の収縮を防止するための重要な操作であ
る。 一般に、無溶剤型接着剤は溶剤型接着剤に較べて加圧力
が小さくて済む。エポキシ樹脂接着剤にあっては、加圧
力は接触圧力(大気圧)で十分である。 この例では、圧縮空気の圧力によってゴム袋5の内周壁
面で積層フィルム3を押圧する圧力が積層フィルム3の
全表面に均一に作用し、均一な厚さの接着剤層2が容易
に形成でき、接着剤硬化時にその収縮による上記のよう
な欠陥を生ずることがない。 第3図及び第4図槓層フィルム30幅寸法を感光体1の
外周面の円周方向の長さに等しくし、感光体1の外周面
全面に債層フィルム3を接着させる例を示し、第3図は
加圧前の状態を、第4図は加圧中の状態をそれぞれ示す
。第3図(a)は同図fblのma−ma線矢視断面図
、同図(′b)は同図(alのmb−ntb線矢視断面
図である。また、第4図(a)は同図(b)のIVa−
PJa線矢視断面図、同図(b)は同図fa)のTV 
b − ■b線矢視断面図である。 ゴム袋5は、軸方向中央部を太くし、両端に近付く程細
くなるようにしてあって、感光体1の軸方向中央部から
両端部に向かって順次ゴム袋5の内周壁面が積層フィル
ム3を圧接するようにしてある。 感光体1及び積眉フィルム3は、いずれも両端がケーシ
ング4の両端内壁面から僅か離れて位置するようにし、
余剰の接着剤22が感光体1の外周面端部から1ξみ出
るようにしてある。その他は前記の第1図及び第2図の
例と異なるところはない。 なお、積層フィルム3の製造に当たり、厚さ100μm
程度のプラスチノク製の可撓性支持体上に前記薄膜3b
を接着し、その上にフィルタ層3aを形成して積層フィ
ルム3を形成し、接着剤の硬化前に8層フィルム3を前
記支持体から剥して使用すると、フィルタ層3aの形成
時に取り扱いが容易になる。また、支持体と薄膜3bと
を粘で積層フィルムを感光体1表面に接着することがで
きるが、フィルタ層を惑光体側にして積層フィ除去し、
フィルタ層側に別の接着剤を塗布する。 第9図は上記のようにして作成された多色画像形成用感
光体41の断面を模式的に表した図であって、導電性基
体1a上に光導電層1bを設けて感光体1とし、その上
に前記の方法によって作製した所要の微細色分解フィル
タ(図の場合赤(R)、緑(G) 、青(日)の色分解
フィルタ)群から成る複合フィルタ層3aと薄膜3bが
ら成る債層フィルム3が接着屓2を介して接着されてい
る。第9図(a)は薄膜3b側を感光体面と接着した例
、同図(blはフィルタ層上に予め保護層3cを設けた
ものの薄膜側を感光体面に接着した例、同図(c)はフ
ィルタ層3aと薄膜3bとがらなる槓層フィルム3のフ
ィルタ層側を感光体面に接着した例、同図(dlはフィ
ルタ層3a上に予め保護ffi3cを設けたものの保護
層3 c IIJを感光体面に接着した感光体の例であ
る。 以下に、上記のようにして製造された多色画像形成用感
光体(以下、本実施例では単に感光体と呼ぶ。)を使用
して多色画像を形成するプロセスについて説明する。以
下の説明においては、絶縁層(薄層3bとフィルタ層3
aとがらなる積層フィルム3)中に、色分解フィルタ(
特定波長領域からなる光のみを通過させるフィルタ)と
して赤色光、緑色光、青色光のみをそれぞれ透過する赤
、緑、青の各フィルタを使用したフルヵラー再現用感光
体についてのみ述べるが、色分解フィルタの色及びそれ
に組み合わせるトナーの色は上記に限定されるもので一
土ない。 上記感光体を用いた多色画像形成のプロセスを第12図
について説明する。同図は光導電層として硫化カドミウ
ムのようなn型(即ち、電子移動度の大きい)光半導体
を用いた感光体の一部分を取り出し、そこにおける像形
成過程を模式的に表したものであり、また各部の断面ハ
・ノチングは省略している。図中、1a、1bはそれぞ
れ導電性基板、光導電屓であり、3は3色分解フィル・
タB、G,Rを含む絶縁層である。なお、同図では断面
を示す斜線並びに薄膜及び接着剤層は、図示省略してあ
る。また、各図の下方のグラフは感光体各部表面の電位
を示している。 まず、第12図〔1〕のように、帯電器54によって全
面に正のコロナ放電を与えると、絶縁層(フィルタ層3
a)表面に正の電荷を生じ、これに対応して光導電層1
bと絶縁層3aの境界面に負の電荷が誘発される。 次いで、第12図〔2〕のように、露光スリノトを備え
た帯電器55により交流若しくは負の放電を与え、絶縁
層3a表面の電荷を消去しながら着色像の露光、例えば
赤色像の露光LRを与える。 赤色光は絶縁層3aの赤色フィルタ部Rを征過し、その
下部にある光導電層1bを導電性とするため、同フィル
タ部において、絶縁層3a上の正電荷の消去とともに光
導電層1b中の電荷も消去する。これに対し、緑色フィ
ルタ部G,青色フィルタ部Bは赤色光を透過しないため
に絶縁層の一部正電荷及び光導電層1bの負電荷はその
まま残留する。 以上が第一次の潜像形成に相当するが、この段階では、
電荷が消去された赤色フィルタR部はもとより、電荷の
残留しているG,Bの部分も、絶縁層表面では同電位と
なるため静電像としては機能しない。第12図〔2〕で
は、帯電後の電位はほぼ零の場合を示してあるが、負に
迄帯電してもよい。 次いで、第12図〔3〕のように、例えば光源6Bと青
色フィルタF8によって得られた青色光L8で全面露光
を与えると、青色光を透過するフィルタ日部下方の光導
電層1bが導電性となり、該部分の光導電層1bの負電
荷の一部と導電性基板1aの電荷4が中和されて、フィ
ルタ日の表面にのみ電位パターンが発生する。青色光を
透過しないG,Rの部分には変化は生じない。そして、
フィルタB上の電荷像を負に帯電したイエロートナ−T
Yを含む現像剤で現像すると、電位をもつ絶縁層B部に
のみトナーが付着し、現像が行なわれる(第12図〔4
〕)。 次いで、生した電位差を消去すべく第12図〔5]のよ
うに帯電器15によって帯電を行なった後、第12図〔
6〕のように緑色光L4で全面露光を与えると、前記青
色光の全面露光の場合と同じく緑色フィルタ部Gの部分
に潜像が形成される。これを第12図〔7〕のようにマ
ゼンタトナ−TMで現像すれば、フィルタGの部分にの
みマゼンタトナ−TMが付着する。続いて第12図〔8
〕のように、同様に再度帯電後、第12図
〔9〕に示す
ように赤色光の全面露光を与えるが、赤色フィルタ部R
には電位パターンは形成されず、第12図〔10〕に示
すようにシアントナーで現像を行なってもシアントナー
の付着は起こらない。 こうして得られたl・ナー像を複写紙等の転写材上に転
写し、定着すれば、転写材上にはイエロートナーとマゼ
ンタトナーとの混色による赤色像が再現される。 他の色についても、下記表の如く、三色分解法と三原色
トナーとの組み合せによる色再現が行なわれる。第12
図に示す帯電器55、15、16は、スコロトロン帯電
器であることが好ましい。 ・この表中、ξ〕・は静電像形成の第一段階の状態、○
は完成した静電像、●は現像の行なわれた状態、↓は上
{闇の状態がそのまま維持されていることを示す。空欄
は静電像の存在しない部分を表している。 尚、上記の説明はn型半導体層を用いた例によっている
が、セレン等のp型(即ち、ホール移動度の大きい)光
半導体層を用いることも勿論可能であり、この場合は電
荷の正負の符号がすべて逆になるだけで、基本的なプロ
セスはすべて同一である。尚、一次帯電時に電荷注入が
困難である場合は光による一様照射を併用する。 上記の説明で明らかなように、本実施例によれば、多色
画像形成用感光体に帯電を行いつつ像露光を与えた後、
複数種のフィルタの1種と同色の光の全面露光を与えて
現像を行なう工程を前記フィルタの種類数に応じて繰り
返す。即ち、微細な色分解フィルタを感光体上に配置し
、像露光(第12図〔2〕の工程)後、特定光による全
面露光(第12図〔3〕、〔6〕、
〔9〕の工程)を与
え、色分解フィルタの各色部分毎に電位パターンを形成
し、対応する色のトナーを用いて現像(第12図〔4〕
、〔7〕の工程)し、これを繰り返して多色像を得る。 従って、このプロセスによれば、可視光全域にわたる怒
光性をもった感光屓に複数の色分解フィルタを微細なモ
ザイク状等に組み合わせて配置した感光体を用い、まず
その全面に像露光を与え、各フィルタの下部の感光層に
分解画像濃度に応じた第一次潜像を形成せしめ、次いで
感光体を特定の(この実施例ではフィルタの色と同色の
)光によって全面露光することによって咳色のフィルタ
にのみ第二次潜像を形成せしめ、第一次潜像形成過程の
光強度に応じた電位パターンを形成する。そして、フィ
ルタの色に対応する色、好ましくはフィルタを透過する
色の補色の関係にある色のカラートナーで現像し、以下
各分解像について同様の操作を繰り返すことによって感
光体上に多色画像を形成し、1回の転写によって転写材
上に一挙に多色画像を記録できる。 第13図は本実施例の上記プロセスを実施するに通した
カラー複写機の画像形成部の概要図である。図中41は
第13図に示す構成をもつ感光体より成る感光体ドラム
であって、複写動作中矢印a方向に1回転する間に、以
下のようにして多色画像を形成する。 感光体ドラム41は回転しながら必要に応じて光源54
Aにより光を照射しつつ帯電電極54で全面に電荷を与
えられ、次の露光スリットを備えた電極55から交流又
は電極54と逆極性のコロナ放電を受けつつ原稿の露光
Lが与えられ、第一次潜像形成工程が終了する。この露
光しは、原稿台49上に載置され、原稿押え50によっ
て原稿台49に密着している原稿51に、光源ランプ3
1aからの光が照射され、原稿51からの反射光がミラ
ー3lb、レンズ系31c、ミラー31dを経由して電
極55の背面から感光体ドラム41上に結像する。光源
ランプ31a、ミラー3lb、31d、レンズ系31c
によって光学系31が構成される。原稿台49は所定速
度で矢印b方向に移動するようにしてあり、光学系31
は原稿51を走査照射するようにしてある。引き続き光
源6日と光源用青色フィルタFa との組み合せによう
て得られる青色光に全面露光され、イエロートナーを装
虜した現像器17Yの現像スリーブ7Yにより現像され
る。続いて帯電器15で再帯電後、光源6G,緑色光源
フィルタF6からの緑色光による全面露光、マゼンタト
ナーを装填した現像器17Mの現像スリーブ7Mにより
現像、帯電器16で再帯電後、光源6R、赤色光源フィ
ルタFRからの赤色光による全面露光、シアントナーを
装瞑した現像器17Cの現像スリーブ7Cによる現像帯
電器17で再帯電後、光源6Wからの白色光による全面
露光、ブラックトナーを装墳した現像器17Kの現像ス
リーブ7Kによる現像を経て感光体ドラム上に多色像が
形成される。得られた多色トナー像は、用紙給送手段1
8によって供給されてくる複写紙8上に、転写電極9に
よって転写される。但、21は転写前帯電極、22は転
写前露光ランプである。転写された多色トナー像を担持
した複写紙8は分離電極10によって感光体ドラム41
から分離され、搬送手段19によって搬送され、定着装
置13によって定着されて、完成された多色複写物とな
り、機外に排出される。一方、転写を終わった感光体ド
ラム41は必要に応じて除電光を照射しつつ除電電極5
2で除電され、クリーニングブレードを備えるクリーニ
ング装置53で表面に残留したトナーが除去されて再び
使用される。 第14図の多色画像形成装置は、感光体41の1回転で
1色のトナー像が形成されるものであり、切り換えて或
いは同時に用いられる青、緑、赤及び赤外色用を備えた
ランプ6によって全面露光を行い、像露光装置31の帯
電器55を利用して現像後の感光体41の表面電位を均
一にするものである点が第14図の多色画像形成装置と
異なる。 この多色画像形成装置においても、第13図の多色画像
形成装置と同様に、第12図について述べたと同じ像形
成動作が行われ、色ずれのない多色像や画像濃度と解像
力に優れた単色像を形成することができる。即ち、例え
ば3色像を形成する場合は、感光体41を帯電器54に
よって帯電し、帯電器55によって像露光を行い、感光
体41の表面に、ランプ6の青色光で全面露光を行い、
それによって形成された電位パターンを現像装置17Y
が現像してイエロートナー像を形成する。 このトナー像は現像装置17M、17C、17K、転写
前帯電器21、転写器9、分離器10、クリーニング装
253及び帯電器54の作用を受けずに通過する。トナ
ー像が形成された感光体41は、帯電器55の位置に達
したときにコロナ放電を受けて表面電位が均一となり、
ランプ6により得られる緑色光で全面露光を受け、電位
パターンが形成される。続いて、これは現像装置17M
によって現像され、マゼンタトナー像が形成される。同
様にして赤色光により電位パターンの形成と現像装置1
7Cによる現像が行われ、更に良好な黒再現画像を得た
い場合は、次にランプ6によって赤外光を照射し、電位
パターンを形成し、現像装置17Kによる現像で黒トナ
ーを付着させ、カラートナー像が得られる。 赤外先は、既に付着しているトナーを透過するので、電
位パターンの形成が妨げられず、好都合である。 本発明で使用する現像装置には、第15図に示す構造の
現像装置が好ましく用いられる。 この現像装置17は、第13図、第14図に示した各現
像器17Y、17M、17Cに相当するものであって、
スリーブ7および/または磁気ロール43が回転するこ
とにより、現像剤Dをスリーブ7の周面上を矢印日方向
に搬送させ、現像剤Dを現像領域Eに供給している。帯
電量は荷電制御剤で制御する。磁気ロール43が矢印A
方向、スリーブ7が矢印B方向に回転することにより、
現像剤Dは矢印日方向に搬送される。現像剤Oは、搬送
途中で磁性体からなる穂立規制ブレード40によりその
厚さが規制される。現像剤溜り47内には、現像剤Dの
攪拌が十分に行なわれるよう攪拌スクリュー42が設け
られており、現像剤溜り47内のトナーが消費されたと
きには、トナー供給ローラ39が回転することにより、
トナーホッパ−38からトナーTが補給される。 そして、スリーブ7と感光体ドラム41の間には、現像
バイアスを印加すべく直流電源45が設けられていると
共に、現像剤Oを現像領域Eで撮勤させ、現像剤Dが感
光体ドラム41に十分に供給されるように、交流電源4
6が直流電源45と直列に設けられている。REは保護
抵抗である。 上記の画像形成プロセスにおいて、使用される現像剤は
非磁性トナーや磁性トナーを用いるいわゆる一成分現像
剤、トナーと鉄粉等の磁性キャリアを混合したいわゆる
二成分現像剤のいずれをも使用することができる。現像
に当たっては磁気ブラシで直接摺擦する方法を用いても
よいが、特に、少なくとも第2回目の現像以後は、形成
されたトナー像の損傷を避けるために、現像スリーブ上
の現像剤層が感光体面を摺擦しない非接触現像方式を用
いることが必須不可欠である。この非接触方式は、彩色
を自由に選べる非磁性トナーや磁性トナーを有する一成
分あるいは二成分現像剤を用い、現像域に交番電場を形
成し、静電像支持体(感光体)で現像剤層を摺擦せずに
現像を行うものである。 前述のような交番電場を用いた繰返し現像では、既にト
ナー像が形成されている感光体に何回か現像を繰り返す
ことが可能となるが、適正な現像条件を設定しないと後
段の現像時に、前段に感光体上に形成したトナー像を乱
したり、既に感光体上に付着しているトナーが現像剤{
般送体である現像スリーブに逆戻りし、これが前段の現
像剤と異なる色の現像剤を収納している後段の現像装置
に浸入し、混色が発生するといった問題点がある。以上
の考察から、一成分現像剤あるいは二成分現像剤を用い
て、望ましい温度を有し画像の乱れや混色のない記録を
行なう画像形成条件が、一成分現像剤と二成分現像剤の
各々を用いるプロセスに存在することが明らかとなった
。実質的にこの現像条件は基本的には、現像スリーブ上
の現像剤層を感光体に接触させないで操作することであ
る。このためには、像担持体と現像スリーブとの間隙は
、現像スリーブ上の現像剤層の厚さより大きく保持して
おく (但し、両者間に電位差が存在しない場合)。 そして、より望ましい条件は、像担持体上に潜像を形成
する工程と、一成分現像剤を用いて前記潜像を現像して
像担持体上に襠数のトナー像を形成するに際して、この
現像工程では、現像バイアスの交流成分の振幅をVAC
,(V)、周波数をJ (}Iz)、前記像担持体と現
像剤を搬送する現像剤搬送体との間隙をd (龍)とす
るとき、 0.2≦■^c/(d−J)≦1.6 を満たすことである。 また、像担持体上に潜像を形成する工程と、複数の成分
からなる現像剤を用いて前記潜像を現像し、前記像担持
体上に複数のトナー像を形成する画像形成方法において
、各現像工程では、現像バイアスの交流成分の振幅をV
AC(V) 、周波数をチ(Hz)、前記像担持体と現
像剤を搬送する現像剤搬送体との間隙をd(mu)とす
るとき、0.2≦VAc/ <d−+ > ( (VAC/ d)  1500  ) /J≦1.
0を満たすことが好ましい。 また、交流成分による現像ムラを防止するため、一成分
現像剤を用いた場合と同様に交流成分の周波数は200
 11z以上とし、現像剤を感光体ドラム41に供給す
る手段として、回転する磁気ロールを用いる場合には、
交流成分と磁気ロールの回転により生じるうなりの影響
をなくすため、交流成分の周波数は500 Hz以上に
することが、更に望ましい。 本発明に基づく画像形成プロセスは前記6こ例示した通
りであるが、感光体ドラム41に形成されたトナー{象
を破壊することなく、{友のトナー{象を一定の濃度で
順次感光体ドラム41上に現像するには、現{象を繰返
すに従って、 ■ 順次帯電量の大きいトナーを使用する。 ■ 現像バイアスの交流成分の電界強度の撮幅を順次小
さくする。 ■ 現像バイアスの交流成分の周波数を順次高くする。 という方法をそれぞれ単独にか又は任怠に組み合わせて
採用することが、更に好ましい。 即ち、帯電量の大きなトナー粒子程、電界の影ツを受け
易い。したがって、初期の現像で帯電量の大きなトナー
粒子が窓光体ドラム41に付着すると、後段の現像の際
、この1ヘナー粒子がスリーブに戻る場合がある。その
ため前記した■は、帯電量の小さいトナー粒子を初期の
現像に使用することにより、後段の現像の際に前記トナ
ー粒子がスリーブに戻るのを防ぐというものである。■
は、現像が繰り返されるに従って(即ち、後段の現像に
なるほど)順次電界強度を小さくすることにより、惑光
体ドラム41に既に付着されているトナー粒子の戻りを
防ぐという方法である。電界強度を小さくする具体的な
方法としては、交流成分の電圧を順次低《する方法と、
感光体ドラム41とスリーブ7との間隙dを後段の現像
になる程広くしていく方法がある。また、前記■は、現
像が繰り返されるに従って順次交流成分の周波数を高く
することにより、感光体ドラム41にすでに付着してい
るトナー粒子の戻りを防ぐという方法である。これら■
■■は単独で用いても効果があるが、例えば、現像を繰
返すにつれてトナー帯電量を順次大きくするとともに交
流バイアスを順次小さくする、などのように組合せて用
いると更に効果がある。また、以上の三方式を採用する
場合は、直流バイアスをそれぞれ調整することにより、
適切な画像濃度或いは色バランスを保持することができ
る。 感光体は、第9図に示した構造のもののほか、第10図
(al、(b)に模式的に示す構造のものが使用可能で
ある。なお、第9図と同一機能を有する構成部分は、第
9図と同一符号を付して示してある。 要の分光感度分布を有する光導電部1cR、1cG、1
cB、例えば赤(R)、緑(G)、青(日)に感度のあ
る光導電部を多数含むものである。この光導電層上には
絶縁層3cが積層されている。 光導電層ICは10〜100μmの厚さに形成され、硫
黄、セレン、無定形シリコン又は硫黄、セレン、テルル
、砒素、アンチモン等を含有する合金等の光導電体;あ
るいは亜鉛、アルミニウム、アンチモン、ビスマス、カ
ドミウム、モリブデン等の金属の酸化物、沃化物、硫化
物、セレン化物の無機光導電性物質;ビニル力ルハゾー
ル、アントラセンフタ口シアニン、トリニトロフルオレ
ノン、ポリビニール力ルバゾール、ポリビニルアントラ
セン、ポリビニルピレン等の有機光導電性物質をポリエ
チレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン
、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリカーボネート
、アクリル樹脂、シリコン}11脂、弗素樹脂、エボキ
シ樹脂等の絶縁性バインダ樹脂中に分散したものや、電
荷発生と移動を別々の層に担わせるようにした機能分離
型の禎層体等によって構成することができる。 絶縁層3Cは10〜100 μmの厚さに形成され、透
明な絶縁性物質、例えば各種のボリマー、樹脂等で構成
することができる。 光導電屓1 cは、分光感度分布を異にする光導電部で
ある着色部1cR、1cG、Iceを有するが、これら
の着色部は、第10図(a)のように、所要の分光感度
を持つ光導電性物質を絶縁層3C上に印刷等の手段によ
って所定のパターンに付着させて形成できる。或いは第
10図(b)のように、導電層1C上に予め均一に形成
した電荷輸送、層1d上に、接着剤層2を介して電荷発
生眉1e(これは分光感度を異にする部分からなってい
て、絶縁屓3C上に印刷、蒸着等の手段により所定パタ
ーンに付着させて形成したもの)を被着させても良い。 光導電部1cR、1cG、1cBの平面的配置は、第8
図(a)〜fc)に示したと同様で良い。 上記の接着には、前述した方法がその侭採用できる。こ
の場合は、絶縁層3cが前記の薄膜3の役割を果たす。 また、接着剤2には、導電性のあるもの(銀ペースト等
)を使用する。 災犯凱1 この例は、透光導電性基体上に光導電層を設けた感光体
の基体の側に色分解フィルタからなるフィルタ屡を接着
して、シート状多色画像形成用に光体を製造する例であ
る。 第11図は上記多色画像形成用惑光体の断面を模式的に
表した図であって、同図(alは薄膜3bとフィルタ層
3aとからなる積層フィルム3の薄膜3b側を透光導電
性基体11aに接着したもの、同図(blはフィルタ屓
3a側を基体11aに接着したものである。光導電層1
1b上には絶縁層11cが設けてある。 この多色画像形成用感光体を用いる多色画像形成方法は
、特願昭59 − 199547号明細書に記載された
方法であり、一次帯電及び二次帯電を絶縁層11c側か
ら行い、像露光及び特定色光による全面露光を裏側のフ
ィルタ層32側から行うことが、前記実施例1の多色画
像形成と異なる点である。 遇光導電性基体11aは、透光性を付与するために、フ
ィルム上に酸化錫等の導電性膜を茎着やスパノタにより
形成したものが好ましく用いられる。 第11図(a)、fb)の透光導電性基体11a、光導
電層1lb及び絶縁層11Cからなる感光体11にフィ
ルタ層3aと薄膜3bとからなる積層フィルム3を接着
するには、以下に述べる手順による。 第5図及び第6図は上記のシート状感光体に前述したフ
ィルタ層を接着する装置を示し、第5閏はフィルタ層を
感光体に押圧する前の状態を、第6図はフィルタ層を感
光体に押圧しているときの状態を示す。 強固な板状体14b上に下方が開放された長方形の箱体
14aが載置され、ケーシング14が構成される。箱体
142の天蓋には、ハルブ14dを備える圧縮空気導入
孔14cが設けられ、圧縮空気導入孔14cから箱体1
4a内に柔軟な厚さ2龍程度のゴムからなる長方形のゴ
ム袋15が挿入される。 第5図に示すように、坂状体14bの平滑な面上に、透
光導電性基体上に光導電層を設け、その上に、絶縁層を
被着した感光体】1を、基体側を上にして載置する。次
に、感光体11上に薄膜上にフィルタ層を設けた積眉フ
ィルム3を被せる。 積層フィルム3の接着すべき片面には、予め接着剤2を
塗布しておく。次に、ゴム袋15を取り付けた箱体14
aを坂状体+4b上に載置する。箱体14aと板状体1
4bとによって構成されるケーシング】4中には、感光
体11と積層フィルム3とが、周囲に僅かの間隙を以て
収容され、その上にゴム袋15が位置する。 ゴム袋15中に図示しない空気圧縮殿から圧縮空気を導
入すると、第6図に示すように、ゴム袋15は膨らんで
その下側璧面で積層フィルム3を押圧し、積層フィルム
3が感光体11に密着して接着剤2は均一な厚さの層と
なる。余剰の接着剤22は、気泡と共に、感光体11、
積層フィルム3、ゴム袋15、箱体14a及び板状体1
4bによって囲まれる空間14eに排出される。箱体1
4aは、圧縮空気の圧力によって板状体14bから浮き
上がることのないよう、十分な重量を持っている。或い
は、箱体14aが板状体14bから浮き上がらないよう
両者を図示しないクランプによって結合させても良い。 即ち、ゴム袋15の下側璧面で積層フィルム3を押圧す
る際、箱体14aがゴム袋15のバックアップとなるよ
うにする。 次に、ケーシング14から感光体11上に積層フィルム
3が接着された積層体を取り出すと、第9図[a)、乃
至(d)に示したシート状多色像形成用感光体が得られ
る。これらシート状多色像形成用感光体は、両端部を接
着して無端ベルト状に成形され、多色画像成形装置に組
付けられる。 なお、この例では、ゴム袋15を使用せず、直接圧縮空
気によって積層フィルム3をシート状感光体11に押圧
することもできる。 上記の実施例のほか、本発明の思想に基づいて種々の変
形が可能である。 例えば、ゴム袋5、15中に導入する加圧流体は、空気
のほかに感光体を破壊しないような気体等を導入して加
圧することもできる。 また、上記の例は、色分解フィルタを有するフィルタ層
等の色分解機能部を光導電層又は基体に接着する例であ
るが、光導電層、耐摩耗絶縁保護層等色分解機能部以外
の感光体構成部材の接着にも本発明を適用することがで
きる。 へ.発明の効果 以上説明したように、本発明は、加圧流体を供給し、感
光体基体上に感光体構成部付を密着させて両者を接着す
るようにしているので、次のような効果が奏せられる。 (1)加圧力を所望の圧力とすることができるので、余
剰の接着剤や気泡等を接着剤層から排出でき、接着剤層
の厚さを所定の厚さに均一にできる。 (2)接着剤の固化の過程でも均一な加圧ができるので
、接着剤の固化時の収縮による接着層の欠陥も防止でき
、接着剤層中に空洞が生じない。 (3)  上記(1)及び(2)の結果、十分な接着強
度が得られる。 (4)均一な加圧により、被接着体が位置ずれを起こす
ことがない。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示すものであって・ 第1図は感光体用基体上に感光体構成部材を接着する装
置の加圧前の状態を示し、同図(a)は同図山)のIa
−1a線矢視断面図、同図(blは同図fatのIb−
1b線矢視断面図、 第2は第1図の装置の加圧中の状態を示し、同図(a)
は同図(b)のIla−Ila線矢視断面図、同図(b
lは同図(alのn b−n b線矢視断面図、第3図
は感光体上に感光体構成部材を接着する他の装五の加圧
前の状態を示し、同図falは同図fb)のIlla−
IIIa線矢視断面図、同図(blは同図(a)のmb
−mb線矢視断面図、 第4図は第3図の装置の加圧中の状態を示し、同図(a
lは同図(blのrVa−IVa線矢視断面図、同図(
b)は同図(alのrVb−TVb線矢視断面図、第5
図は感光体上に感光体構成部材を接着する更に他の装置
の加圧前の状態を示す断面図、第6図は第5図の装置の
加圧中の状態を示す断面図、 第7図(al及び(b)は色分解フィルタ層を含む積層
フィルムの断面図、 第8図(a)、(bl及び(C)は色分解フィルタから
なる層の平面図、 第9図fa)、(b)、fc)及びfdlは多色画像形
成用感光体の断面図、 第10図(al及び(blは他の多色画像形成用感光体
の断面図、 第11図(al及びfblは更に他の多色画像形成用窓
光体の断面図、 第12図〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕、〔5〕、〔
6〕、〔7〕、〔8〕、
〔9〕及び〔10〕は多色画像
形成工程を示すプロセスフロ一図、 第13図及び第14図は多色画像形成装置の概略図、 第15図は現像装置の断面図 である。 なお、図面に示された符号に於いて、 1、11・・・・・・・・・感光体 1a、lla・・・・・・・・・導電性基体1b、ll
b・・・・・・・・・光導電層IC・・・・・・・・・
色分解機能を有する光導電層2・・・・・・・・・接着
剤層 22・・・・・・・・・余剰の接着剤 3・・・・・・・・・薄膜とフィルタ層とからなる積層
フィルム 3a・・・・・・・・・フィルタ層 3b・・・・・・・・・薄膜 3c・・・・・・・・・保護層 4、14・・・・・・・・・ケーシング4C、14c・
・・・・・・・・圧縮空気導入孔5、15・・・・・・
・・・ゴム袋 41・・・・・・・・・多色画像形成用感光体R・・・
・・・・・・色分解機能部中の赤色フィルタG・・・・
・・・・・色分解機能部中の緑色フィルタ日・・・・・
・・・・色分解機能部中の青色フィルタ2日・・・・・
・・・・色分解機能部中の青色光感光光導電部 2R・・・・・・・・・色分解機能部中の赤色光感光光
導電部 2G・・・・・・・・・色分解機能部中の緑色光感光光
導電部 FB ・・・・・・・・・青フィルタ F,・・・・・・・・・緑フィルタ FR ・・・・・・・・・赤フィルタ LR・・・・・・・・・赤色光 LB・・・・・・・・・青色光 L(,・・・・・・・・・緑色光 TY・・・・・・・・・イエロートナーTM・・・・・
・・・・マゼンタトナーT・・・・・・・・・トナー である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、感光体用基体上に感光体構成部材を接着させるに際
    し、加圧流体を供給して前記感光体構成部材と前記感光
    体用基体とを密着せしめる、感光体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248450A (ja) * 1988-08-08 1990-02-19 Kao Corp セメント混和剤
US5137577A (en) * 1990-03-29 1992-08-11 Kao Corporation Cement additive
US5674316A (en) * 1994-06-30 1997-10-07 Kao Corporation Hydraulic composition

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