JPS6352631B2 - - Google Patents

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JPS6352631B2
JPS6352631B2 JP16441980A JP16441980A JPS6352631B2 JP S6352631 B2 JPS6352631 B2 JP S6352631B2 JP 16441980 A JP16441980 A JP 16441980A JP 16441980 A JP16441980 A JP 16441980A JP S6352631 B2 JPS6352631 B2 JP S6352631B2
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JP
Japan
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mole
diene
dione
trien
hydroxypregna
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Expired
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JP16441980A
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English (en)
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JPS5788197A (en
Inventor
Kazumasa Nitsuta
Toshio Haruyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は副腎皮質ホルモン(プレドニソロン、
プレドニソン等)の製造のための新規な中間体の
その製造方法に関するものである。 最近、コレステロールあるいはシトステロール
等のステロール類よりミコバクテリウム属に属す
る微生物によつて大量かつ安価に22−ヒドロキシ
−22,23−ビスノルコラ−1,4−ジエン−3−
オンが生産されることがわかつた。(例えば特開
昭54−67094号公報、同54−67095号公報、西独特
許2571560号公報参照) さらに22−ヒドロキシ22,23−ビスノルコラー
1,4−ジエン−3−オンは22,23−ビスノルコ
ラ−1,4−ジエン−3−オン−22−アールを経
て、プレグナー1,4−ジエン−3,20−ジオン
に収率良く誘導できることも提案されている。
(特願昭55−54642) 本発明者らはプレグナ−1,4−ジエン−3,
20−ジオンから、プレドニソロンあるいはプレド
ニソンの新規な製造法を開拓すべく鋭意研究した
結果、たとえば下式に示すように (式中、Acはアセチル基を表わす。) プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンを
オキシム化してプレグナ−1,4−ジエン−3,
20−ジオン20−オキシムとし、続いてアセチル化
して20−ジアセチルアミノプレグナ−1,4,
17(20)−トリエン−3−オンとし、次いで加水分
解して20−アセチルアミノプレグナ−1,4,
17(20)−トリエン−3−オンとする。最後にエポ
キシ化そして加水分解して17α−ヒドロキシプレ
グナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンに誘導す
ることができた。 さらに17α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジ
エン−3,20−ジオンからは、特公昭50−8080号
公報記載の方法を応用して、21位をヨード化そし
てアセトリシスして、17,,21−ジヒドロキシプ
レグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン21−ア
セテートとし、次いで醗酵法によつて11β位に水
酸基を導入してプレドニソロンを得ることができ
た。プレドニソロンからは、自体公知の方法でプ
レドニソンが製造される。 本発明の主旨は、20−アシルアミノプレグナ−
1,4,17(20)−トリエン−3−オンを過酸化物
でエポキシ化し、得られるエポキシステロイドを
加水分解することによつて、17α−ヒドロキシプ
レグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンを製造
する製造法に関するものである。 以下に本発明を詳細に説明する。 原料の20−アシルアミノプレグナ−1,4,
17(20)−トリエン−3−オンは、20−ジアシルア
ミノプレグナ−1,4,17(20)−トリエン−3−
オンを加水分解することにより容易に製造され
る。通常、20−ジアシルアミノプレグナ−1,
4,17(20)−トリエン−3−オンは下記構造式で
示される
【式】
【式】 E体、Z体の混合物として得られる。 本発明に使用される原料としては、混合物より
E体の20−アシルアミノプレグナ−1,4,
17(20)−トリエン−3−オンとZ体の20−アシル
アミノプレグナ−1,4,17(20)−トリエン−3
−オンをそれぞれ単離して使用してもよいが、混
合物を使用しても何ら不都合が無いので通常混合
物で使用される。 エポキシ化剤の過酸化物としては過酢酸、モノ
過フタル酸、m−クロル過安息香酸などの過酸
類、t−ブチルヒドロペルオキシドなどのヒドロ
ペルオキシド類が挙げられるが、好適の過酸化物
は過酸類である。 過酸の使用量は、原料ステロイドに対し当モル
以上であり、通常1.0〜1.3倍モルである。多過ぎ
ると、原料ステロイドのA環二重結合もエポキシ
化され好ましくない副生成物が生ずる。 エポキシ化反応の溶媒としては、ジクロルメタ
ン、クロロホルム等のハロゲン化炭素類、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素類が挙げられる
が、ジクロルメタンなどのハロゲン化炭化水素が
好適である。 反応温度は、50℃以下が好ましく、通常−10゜
〜30℃である。 この様にして得られたエポキシステロイド
()は、アルカリ性条件下に加水分解される。 加水分解反応の溶媒としては、含水低級アルコ
ールが好適である。含水低級アルコールとは、メ
タノール、エタノール等の低級アルコールと水の
混合物である。その水含量は通常5〜60wt%で
ある。 加水分解は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムなどの塩基性物質の共存下に実施される。塩基
性物質の濃度は0.1〜1mole/であり、濃度が
低く過ぎても、高過ぎても副生成物が多く好まし
くない。 反応温度は100℃以下であり、通常20〜70℃で
ある。 以下の実施例で本発明を更に詳細に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。 <原料合成> 参考例 1 プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン20
−オキシム プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン
10.0gに90%メタノール水溶液150ml、酢酸ナト
リウム5.0gを加え、3゜〜5℃に冷却する。そこ
に、ヒドロキシルアミン(塩酸塩)2.3gを添加
し、1.5時間撹拌する。冷蔵庫内に16時間放置後、
水1800ml滴下し析出した結晶を別する。乾燥後
粗プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン20
−オキシム10.3gを得る。この結晶を液体クロマ
トグラフイーで分析すると93.5%のプレグナ−
1,4−ジエン−3,20−ジオン20−オキシムを
含むことが判る。(収率91.9%) オクタン−テトラヒドロフラン(1:1)で再
結晶すると6.8gのプレグナ−1,4−ジエン−
3,20−ジオン20−オキシムが得られる。 参考例 2 20−ジアセチルアミノプレグナ−1,4,
17(20)−トリエン−3−オン プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン20
−オキシム2.91gに無水酢酸50ml、ピリジン75ml
加え、窒素気流下40時間還流する。反応液を減圧
留去し、残渣をベンゼン100mlに溶解し、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液30mlを加えよく振り、セ
ライトを用いて過処理する。セライトを充分酢
酸エチルで洗浄し有機層を分離する。有機層を無
水硫酸ナトリウム乾燥後、減圧濃縮する。これを
“ワコーゲルC−100”(和光純薬工業(株)シリカゲ
ル)15gを用いてカラム処理して、20−ジアセチ
ルアミノプレグナ−1,4,17(20)−トリエン−
3−オン3.77gを得る。 参考例 3 20−アセチルアミノプレグナ−1,4,17(20)
−トリエン−3−オン 参考例2で得た20−ジアセチルアミノプレグナ
−1,4,17(20)−トリエン−3−オン3.77gにメ
タノール60ml、水20ml、炭酸水素カリウム3.5g
を加え窒素気流下1.5時間還流する。反応液を酢
酸で中和後メタノールを減圧留去する。その後ジ
クロルメタン抽出、水洗後無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧濃縮し、20−アセチルアミノプレグ
ナ−1,4,17(20)−トリエン−3−オン3.14gを
得る。(E体:Z体≒4:1の混合物) 実施例 1 参考例3で得た20−アセチルアミノプレグナ−
1,4,17(20)−トリエン−3−オン1.54gにジク
ロロメタン5ml、無水酢酸ナトリウム0.22gを加
えて、3゜〜5℃に冷却する。その後、40%過酢酸
0.99g/ジクロルメタン15mlをゆつくり滴下し3
〜5℃で1.5時間撹拌する。反応液を10%亜硫酸
ナトリウム水溶液、つづいて飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
する。反応液を減圧濃縮したのち、メタノール20
ml、0.3N NaOH20ml加え窒素気流下1時間還流
する。冷却後、反応液を酢酸で中和しメタノール
を減圧留去し、ジクロルメタン抽出する。有機層
を水洗したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥し減
圧濃縮すると粗17α−ヒドロキシプレグナ−1,
4−ジエン−3,20−ジオン1.39gを得る。これ
を高速液体クロマトグラフイーで分析すると、
44.3%の17α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジ
エン−3,20−ジオンを含む。 オクタン−テトラヒドロフラン(1:1)混合
溶媒より2回再結晶すると0.47gの白色結晶を得
る。 また、17α−ヒドロキシプロゲステロンをジク
ロロジシアノベンゾキノンで脱水素して合成した
17α−ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−
3,20−ジオンとNMRスペクトルは全く一致し
た。 実施例 2 参考例3で得た20−アセチルアミノプレグナ−
1,4,17(20)−トリエン−3−オン1.60gにジク
ロルメタン5mlを加え、3゜〜5℃に冷却する。こ
れに85%m−クロル過安息香酸1.02g/ジクロル
メタン20mlをゆつくり滴下し、3〜5℃で1.5時
間撹拌する。 あとは実施例1と同様の処理を行ない粗17α−
ヒドロキシプレグナ−1,4−ジエン−3,20−
ジオン1.49gを得る。これを高速液体クロマトグ
ラフイーで分析すると42.8wt%の17α−ヒドロキ
シプレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンを
含む。 プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン20
−オキシムからの一貫収率は40.5モル%に相当す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式()の20−アシルアミノプレグ
    ナ−1,4,17(20)−トリエン−3−オン (式中Rは炭素数5以下のアルキル基、は20位
    炭素に置換しているメチル基とアシルアミノ基の
    立体配置がE型、Z型どちらでもよいことを示
    す。) を過酸化物でエポキシ化し、一般式()のエポ
    キシステロイドを (式中Rは一般式()と同じ、は20位に置換
    したメチル基とアシルアミノ基の立体配置は相互
    に交換されたものでもよいことを示す。) 製造し、続いて加水分解して、17α−ヒドロキシ
    プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンを製
    造することを特徴とする17α−ヒドロキシプレグ
    ナ−1,4−ジエン−3,20−ジオンの製造法。
JP16441980A 1980-11-21 1980-11-21 Preparation of synthetic intermediate of corticoids Granted JPS5788197A (en)

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