JPS6352090B2 - - Google Patents

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JPS6352090B2
JPS6352090B2 JP58228520A JP22852083A JPS6352090B2 JP S6352090 B2 JPS6352090 B2 JP S6352090B2 JP 58228520 A JP58228520 A JP 58228520A JP 22852083 A JP22852083 A JP 22852083A JP S6352090 B2 JPS6352090 B2 JP S6352090B2
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JP
Japan
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less
toughness
strength
steel
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JP58228520A
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JPS60121228A (ja
Inventor
Nozomi Komatsubara
Mutsuo Nakanishi
Seiichi Watanabe
Kazushige Arimochi
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/18Hardening; Quenching with or without subsequent tempering

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の分野) この発明は、高張力鋼板、特に強度、靭性、溶
接性の優れた調質型高張力厚鋼板の製造方法に関
する。 (従来技術) 近年の傾向として溶接構造物の大型化に伴い構
造物の軽量化を図るために高張力鋼板の使用量が
増加している。これは高張力鋼板を使用すること
によつて、構造物自体の軽量化、そしてそれに伴
う運搬、組立作業性の向上、さらには各構造部材
の薄肉化による溶接施行性の向上等のメリツトを
利用しようとするものである。 例えば、近年、揚水発電所を初めとして、圧力
容器、橋梁、海洋構造物等の溶接構造物において
も大型化が指向されており、使用される高張力鋼
板も高強度化されている。 従来よりこの種の高張力鋼板としては、
HT60、HT80クラスの鋼種が使用されているが、
降伏点90Kgf/mm2以上という高強度を有する
HT100クラスの鋼種は未だ実用上使用されるに
はいたつていない。 これは、降伏強さ90Kgf/mm2以上、引張強さ
97Kgf/mm2以上という所定強度を安定して確保し
難いこと、たとえ上記所定強度を満足したとし
ても同時に優れた低温靭性を付与し難いこと、ま
た、施行上問題とならないだけの溶接性を同時
に満足させることが、きわめて難しいこと、さら
に、これらの性能を、十分に経済的な成分系で
満足させることが難しいためである。 従来から開発されているHT100クラスの鋼種
は強度を確保するためにCを0.15%より多量に、
あるいはVを0.06%より多量に含有しているた
め、母材の靭性はあまり良好ではなく、脆性破面
遷移温度(vTs)は−40℃以上であり、また溶接
性も十分であるとは言えなかつた。 一方、同系鋼種として母材靭性の良好なものは
Niを5%以上も含有しており、そのため経済性
が著しく劣るという欠点を有する。 (関連発明) 発明者らは、Niを2〜3%含有する強度、靭
性および溶接性の良好なHT100クラスの鋼をす
でに提案しているが(特願昭58−177701)、それ
でもHT80鋼に比較すればかなり多量のNiを含有
しており、製造コストが高いという欠点を有す
る。 (発明の要約) この発明の発明者らは、上記従来技術および先
行発明にみられる欠点を改善するために、微量元
素、特に鋼中不純物に着目して、詳細な研究を行
つた結果次のような知見を得た。 (i) HT100クラスの高強度鋼においても、通常
高張力鋼板中に不純物として多量に含有される
Nを低減することによつて、母材の焼入性を増
加させることができ、したがつて、合金成分を
多量に添加することなく単に低N化を図るだけ
で高強度を達成でき、一方、また、そのような
低N化によつて溶接継手部の靭性も向上する。 (ii) 低N化することによつて、V添加量を0.06%
以下に制限しても、そのような微量のVで十分
な析出強化を得ることができるため、Vの多量
添加による母材靭性の劣化、溶接性の劣化を抑
制できる。 (iii) 一方、Si含有量を0.15%以下に抑制すること
によつてマルテンサイト+微細ベイナイトの混
合組織を容易に得ることができ、母材靭性を大
幅に向上することができる。同時に、かかる低
Si化によつて冷却速度の比較的速い溶接継手部
においても、靭性に悪影響を及ぼす島状マルテ
ンサイトの生成を抑制できるため、溶接継手部
の靭性が向上する。 (iv) 不純物元素であるP含有量を0.010%以下に
下げ、焼戻し後水冷することによつて焼戻し脆
性を抑制でき、従来より低い温度で焼戻しをし
ても、十分な低温靭性を付与でき、併せて、さ
らにS含有量を0.003%以下にすることによつ
て、圧延方向によらず、十分な低温靭性を付与
できる。 かくして、以上の知見にもとづいてさらに研究
を続けたところN含有量の低減、V含有量の低
減、Si含有量の低減、さらにP、S含有量の低減
を組合せることにより、さらにそのようにして得
られた組成の鋼に対し、焼戻し温度の低下と焼戻
し後水冷することを組合せることによつて、満足
すべき強度と靭性、さらにはすぐれた溶接性を確
保でき、従来、HT100クラスの鋼種に多量に添
加していたNi量を大幅に低減することが可能と
なり、機械的諸特性はHT100クラスでありなが
ら、HT80なみの経済性を付与することが可能と
なつたことを見い出してこの発明を完成した。 ここに、この発明は、 重量%で、 C:0.07〜0.15%、Si:0.15%以下、 Mn:0.40〜1.20%、Cr:0.40〜1.20%、 Mo:0.40〜0.80%、V:0.01〜0.06%、 B:0.0020%以下、sol.Al:0.01〜0.10%、 N:0.0040%以下、P:0.010%以下、 S:0.003%以下、 さらに必要に応じ、Cu:0.50%以下、Ca:
0.005%以下、W:1.00%以下、Ti:0.010%以下
およびNi:1.00%以下の1種以上、 残部Feおよび不可避不純物 から成り、かつ式: PCM(%)=C(%)+Si(%)/30 +Mn(%)/20+Cu(%)/20+Ni(%)/60+Cr
(%)/20 +Mo(%)/15+V(%)/10+5×B(%) で表わされるPCM(溶接割れ感受性指数)が0.28%
以下である鋼をAc3変態点以上、1000℃以下の温
度に加熱し、焼入れた後、560℃以上、630℃以下
の温度で焼戻ししてから水冷することを特徴とす
る、強度、靭性、溶接性の優れた調質型高張力厚
鋼板の製造方法である。 なお、ここに厚鋼板は一般には特に制限されな
いが、好ましくは5mm厚以上のものをいう。 (発明の態様) 次に、この発明において鋼組成および調質条件
を上記のように限定した理由について説明する
が、以下において特にことわりがない限り「%」
は「重量%」である。 C: Cは焼入性と強度の確保のために必要であり、
特に97Kgf/mm2以上の強度を確保するために0.07
%以上添加するが、0.15%を越えて添加すると母
材靭性、溶接継手部靭性、さらに低温ワレ性を著
しく劣化させるので、この発明にあつてはC含有
量0.07〜0.15%に限定した。 Si: Siは通常脱酸と強度の確保のために添加する
が、この発明においては、Si含有量を0.15%以下
に制限する。これは、低Si化によつて、炭化物の
生成が促進されるため、溶接熱影響部で島状マル
テンサイト等の硬化組織の生成が抑制され、溶接
継手部の靭性を向上できるためである。 また、母材についても微細ベイナイトの生成領
域が広がり、マルテンサイト+微細ベイナイトの
混合組織が得られるため、靭性が向上する。した
がつて、この発明ではSi含有量を0.15%以下に限
定した。好ましくは0.05〜0.13%である。 Mn: Mnは焼入性を確保するために必要であり、
0.40%以上添加するが、1.20%を越えると溶接性
と母材靭性が劣化するので、Mn含有量を0.40〜
1.20%に限定する。 Cr: Crは焼入性と強度の確保のために0.40%以上添
加するが、1.20%を越えると溶接性と母材靭性を
劣化させるので0.40〜1.20%に制限する。 Mo: Moは焼入性を増加させ、かつ焼戻し軟化抵抗
を高めて、強度の確保に有効であるので0.40%以
上添加するが、0.80%を越えると、溶接性を著し
く劣化させるのでその含有量は0.40〜0.80%に制
限する。 V: Vは強度を確保するためにこの発明においては
0.01%以上添加するが、一方0.06%を越えると母
材靭性と溶接性を著しく劣化させるので、0.01〜
0.06%に制限する。 この発明においては、N含有量を0.0040%以下
に限定しているので、0.06%以下のV添加量で十
分な強度を確保できるのである。 なお、この発明では、焼戻し温度を低く制限す
ることにより析出炭化物の微細化を図つて強度を
確保しているのでV添加量は好ましくは0.03〜
0.04%で十分である。 B: Bは微量添加で焼入性を大幅に向上させる元素
であり強度、靭性を向上させるために有効である
が、0.0020%を越えると逆に靭性を劣化させるの
で、B含有量は0.0020%以下に限定する。なお、
この発明ではN含有量を0.0040%以下に限定して
いるのでB含有量は0.0010%以下にすることが好
ましい。 N: この発明においてN含有量を0.0040%以下にす
ると、焼入性が高められ、母材の強度および靭性
が向上するとともに溶接継手部の靭性も向上す
る。なお、鋼中でNは通常AlNとして固定され
ているが、溶接熱影響部では高温に再加熱される
ため、AlNが母地中に固溶し、フリーなNとな
り、靭性を劣化させてしまう。 またN含有量が高いと再加熱時にVNとして析
出し、固溶V量が減少するため、焼入れ焼戻し後
のVの析出強化量が減少し母材の強度が低下する
結果となる。 したがつて、この発明にあつてはN含有量を
0.0040%以下に限定する。 sol.Al: Alは脱酸作用を有するとともにオーステナイ
ト結晶粒を微細化し、靭性を向上させるので、こ
の発明ではsol.Alとして0.01%以上添加するが、
0.10%を越えると靭性を劣化させるので、sol.Al
は0.01〜0.10%に制限する。 P: Pは焼戻し脆性を促進し、靭性を劣化させるほ
か、溶鋼からの凝固時に偏析しやすく、偏析部で
異常組織を生じるため可及的に低減することが好
ましい。したがつて、この発明ではP含有量を
0.010%以下に限定する。 S: Sは通常鋼中ではMnSの形態で存在しており、
圧延によつて展伸して靭性の異方性を生じる。高
強度鋼においては、特に展伸した介在物は靭性に
悪影響を及ぼすのでこの発明ではS含有量を
0.003%以下、好ましくは0.002%以下に制限す
る。 なお、この発明の好適態様にあつてP+Sは
0.010%以下に制限される。 Cu: Cuは強度と耐食性を向上させるために必要に
応じて添加するが、0.50%を越えると熱間加工
性、靭性、溶接性を劣化させるのでこの発明では
Cu添加量を0.50%以下に限定する。 Ca: CaはMnS等の介在物を球状化し、靭性の異方
性を改善するために添加するが、0.005%を越え
ると靭性を低下させるので0.005%以下に制限す
る。 W: Wは焼入性を増加させ、かつ焼戻し軟化抵抗を
高めて強度を増加させるので必要に応じて添加す
るが、1.00%を越えると靭性と溶接性を劣化させ
るので1.00%以下に制限する。 Ti: Tiは母材の結晶粒を微細化し、また溶接熱影
響部での結晶粒の粗大化を抑制するので必要に応
じて添加するが、0.010%を越えると、母材靭性
を著しく劣化させるので0.010%以下に制限する。 Ni: Niは焼入性の確保と低温靭性の向上に有効で
あるので、必要に応じて添加してもよいが、
HT80並みの経済性を実現するために、Niを添加
する場合にもその添加量は1.00%以下に制限す
る。 PCMは溶接時の低温割れ性を表わす指数で、通
常80キロクラスの高張力鋼で0.28%以下である。
この発明においては、HT100においてもHT80な
みの溶接性を付与するために、PCMを0.28%以下
に限定する。 焼入れ加熱温度: 焼入れ前の加熱温度をAc3点以上にするのは、
完全にオーステナイト化して合金元素を母地に均
一固溶させるためである。この加熱温度を1000℃
以下に制限するのは、加熱温度が1000℃を越える
とオーステナイト結晶粒が粗大化し、靭性が低下
するためである。なお、この発明においては、N
含有量を低減しているためAlNの生成量が少な
く、結晶粒が粗大化しやすいこと、また、粗粒化
を抑制するNi含有量も少ないので、加熱温度は
Ac3点以上、950℃以下にすることが望ましい。 焼戻し温度: 560℃以上で焼戻すのは焼入れによつて導入さ
れた歪を除去し、かつ炭化物を微細に析出させて
強度および靭性を向上させるためである。焼戻し
温度が630℃を越えると炭化物が粗大化し強度が
低下するため、その上限を630℃とする。 焼戻し後水冷するのは、この発明の特徴の1つ
であり、これによつて低温靭性と強度を向上でき
る。つまり、水冷することによつて焼戻し後の冷
却速度が増加し、焼戻し脆性を抑制でき、またC
等の固溶強化作用が増加するためである。 次に、この発明を実施例によつてさらに説明す
るが、これらの実施例は単にこの発明を例示する
ものであつてそれらによつてこの発明が制限され
るものではない。 実施例 第1表に示すような化学組成を有する本発明の
範囲内の鋼番A〜L、および比較例としての鋼番
M〜Rの各鋼種を溶製した。 次にこれを熱間鍛造によつて120mm厚のスラブ
とした後、1100℃に加熱後、熱間圧延を行い、鋼
番A〜EおよびM〜Oのものは板厚25mmの鋼板
に、一方、鋼番F〜LおよびP〜Rのものは板厚
40mmの鋼板に仕上げた後空冷した。 次に、これらの鋼板を930℃あるいは980℃に再
加熱した後水焼入れし、600℃あるいは615℃で焼
戻しを行つた後水冷した。 また、焼入れ温度の影響を調べる目的で、比較
例として、800℃または1050℃で再加熱した後水
焼入れを行いあるいは、焼戻し温度の影響を調べ
る目的で、500℃または650℃で焼戻ししてから水
冷する調質処理も行つた。 さらに、600℃で焼戻しした後空冷するという
通常の焼入れ焼戻しを従来例として行つた。 このようにして得られた各鋼板の板厚中央部か
ら、JIS4号2mmVノツチシヤルピー試験片と直径
8.5mmで平行部長さが50mmの丸棒引張試験片を圧
延方向と直角な方向にそれぞれ採取し、その機械
的性質を調べた。 また各鋼板より斜めy開先拘束割れ試験片(板
厚:25mmあるいは40mm)を採取し、125℃に予熱
後、入熱量:17KJ/cmで手溶接し(電流:
170A、電圧:25V、速度:15cm/min)、表面割
れ、ルート割れ、断面割れの有無を調べた。 これらの結果を第2表にまとめて示す。 第2表から明らかなように、試験番号1〜19に
おける結果に示されているように、この発明によ
れば、降伏点90Kgf/mm2以上、引張強さ97Kgf/
mm2以上を満足し、HT100としての必要強度を満
たすとともに、破面遷移温度も−60℃以下を満足
し、溶接構造部材として十分に使用できるだけの
優れた低温靭性が得られることがわかる。 また、125℃の予熱により、低温割れも防止で
き、優れた溶接性をも有していることが分かる。 一方、比較例である試験番号20〜25の場合に得
られた鋼板は、強度は満足するものの、靭性に劣
ることが分る。 また、焼入れ温度の高い場合(試験番号26、
27)および焼戻し温度の低い場合(同31)は、強
度は満足するが、靭性が劣化しており、焼入れ温
度の低い場合(同28)および焼戻し温度の高い場
合は、靭性は良好であるが、強度が低下する結果
となつている。 さらに、焼戻し後空冷した従来例の場合(試験
番号32〜35)は、強度、靭性ともに低下する結果
となつている。 また溶接割れは、V添加量が上限を越えた成分
の鋼を使用した場合(試験番号22)、Cおよび
PCMが上限を越えた鋼を使用した場合(試験番号
23)、Mn、B、Tiが上限を越えた鋼を使用した
場合(試験番号25)による鋼板に生じている。 以上詳述したように、この発明によれば、強度
と靭性に優れ、しかも溶接性も良好なHT100ク
ラス鋼種を、高価なNiを多量に使用することな
く、得ることができる。
【表】
【表】 (注) (1) *印は鋼組成がこの発明の範囲から外
れていることを示す。
Si(%) Mn(%)
Cu(%) Ni(%) Cr(%) Mo(%) V(%)
(2) **:PCM(%)=C(%)+

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%で、 C:0.07〜0.15%、Si:0.15%以下、 Mn:0.40〜1.20%、Cr:0.40〜1.20%、 Mo:0.40〜0.80%、V:0.01〜0.06%、 B:0.0020%以下、sol.Al:0.01〜0.10%、 N:0.0040%以下、P:0.010%以下、 S:0.003%以下、 残部Feおよび不可避不純物 から成り、かつ式: PCM(%)=C(%)+Si(%)/30+Mn(%)/20 +Cu(%)/20+Ni(%)/60+Cr(%)/20 +Mo(%)/15+V(%)/10+5×B(%) で表わされるPCM(溶接割れ感受性指数)が0.28%
    以下である鋼をAc3変態点以上、1000℃以下の温
    度に加熱し、焼入れた後、560℃以上、630℃以下
    の温度で焼戻ししてから水冷することを特徴とす
    る、強度、靭性、溶接性の優れた調質型高張力厚
    鋼板の製造方法。 2 重量%で、 C:0.07〜0.15%、Si:0.15%以下、 Mn:0.40〜1.20%、Cr:0.40〜1.20%、 Mo:0.40〜0.80%、V:0.01〜0.06%、 B:0.0020%以下、sol.Al:0.01〜0.10%、 N:0.0040%以下、P:0.010%以下、 S:0.003%以下、 Cu:0.50%以下、Ca:0.005%以下、W:1.00
    %以下、Ti:0.010%以下およびNi:1.00%以下
    の1種以上、 残部Feおよび不可避不純物 から成り、かつ式: PCM(%)=C(%)+Si(%)/30+Mn(%)/20 +Cu(%)/20+Ni(%)/60+Cr(%)/20 +Mo(%)/15+V(%)/10+5×B(%) で表わされるPCM(溶接割れ感受性指数)が0.28%
    以下である鋼をAc3変態点以上、1000℃以下の温
    度に加熱し、焼入れた後、560℃以上、630℃以下
    の温度で焼戻ししてから水冷することを特徴とす
    る、強度、靭性、溶接性の優れた調質型高張力厚
    鋼板の製造方法。
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