JPS6351111A

JPS6351111A - 成形金型

Info

Publication number: JPS6351111A
Application number: JP19632586A
Authority: JP
Inventors: Kazutoshi Takayama; 高山　和利
Original assignee: Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Current assignee: Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Priority date: 1986-08-21
Filing date: 1986-08-21
Publication date: 1988-03-04
Also published as: JPH0582801B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は合成樹脂の成形に用いる成形金型に関する。

（背景技術）一般に合成樹脂の成形金型では、−成形品ごとに一組の
金型を用いている。

しかし金型の製作には多大な時間を要し、コストも高く
、また金型の交換も容易でないことから、上記のように
一成形品ごとに一組の金型を用いるのは多品種少量生産
には不向きである。

そこでこのような多品種少量生産にあって、金型製作お
よび成形作業の合理化、省力化、コストダウンを目的と
して、−組の金型ベース内に成形品部のみに対応する入
子型を複数組挿填するようにして、型の製作、交換はこ
の入子型のみで行えるようにしたものが用いられている
。

（発明が解決しようとする問題点）しかし上述した入子型方式の金型では、金型ベースに各
入子型を挿填する嵌挿穴が各入子型に対応して独立に設
けられていて、入子型の大きさが一種類に限定されてし
まっていることから、必然的に成形できる成形品サイズ
が規制されてしまい、成形機の能カー杯の大きな成形品
を成形する場合には、結局従来方式の金型に交換するか
、あるいは大きな入子型を使用できる１クラス上の成形
機を用いなくてはならない問題があった。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、入子型方式の金型でありながら種
々の大きさの成形品を成形できる成形金型を提供するに
ある。

（問題点を解決するための手段）上記目的による本発明は、複数の単位寸法の入子型を壁
面を接して挿填自在に形成された入子型収納スペースと
、各入子型に対応する突出装置および各入子型に対向し
て開口した樹脂路とを有する金型ベースの前記入子型収
納スペースに、少なくともパーティング面の一辺の寸法
が前記単位寸法の入子型のパーティング面の対応する一
辺の寸法の複数倍に形成された入子型を、前記突出装置
および樹脂路を選択的に兼用して挿填したことを特徴と
する。

（作用）本発明では、複数の単位寸法の入子型を壁面を接して挿
填する１つの入子型収納スペース内に、成形品の大きさ
に応じて、少なくともパーティング面の一辺の寸法が単
位寸法の入子型のパーティング面の対応する一辺の寸法
の複数倍になるように形成した入子型を通冗交換して挿
填する。その際突出装置、樹脂路は選択的に兼用して用
いられる。

これにより１つの入子型方式の成形金型で数種の大きさ
の成形品を成形できる。したがって多品種少量の生産金
型として極めて好適である。

（実施例）以下には本発明の好適な一実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。

ます本発明の基本となる成形金型を第１図および第２図
を用いて説明する。

９は可動型、１０は固定型である。

１１は可動型ベースで可動盤１２に固定されて固定型１
０方向に接離する。可動型ベース１１は第２図から明ら
かなように正面形状がコの字状をなし、このコの７空間
（入子型収納スペース）内に４個の可動入子型１３　（
横寸法Ｘ、縦寸法ｙ）が隣接するもの同志互いに壁面を
接して挿填される。可動入子型１３は第１図から明らか
なように上面中央に凹溝１４が設けられ、下面中央に凸
部１５が設けられている。そして上下に隣接する可動入
子型１３はその凹溝１４と凸部１５とで凹凸係合し、上
列の可動入子型１３上面の凹ｆ５１４には可動型ヘース
内上面に設けた凸部が嵌太し、下列の可動入子型１３下
面の凸部１５は可動型ベース内下面に設けた凹溝に嵌入
している。

このようにして上列および下列の可動入子型１３はその
壁面を接して可動型ヘース１１のコの字空間内に組み込
まれているのである。

なお上列の可動入子型１３同志、下列の可動入子型１３
同志の接触面も同様に凹凸係合するように設けることで
入子型の接合強度を一層増大することができる。

１６は押え部材であり、可動型ベース１１のコの字空間
開放側に位置する可動入子型１３の壁面に当接している
。１７．１７はクランプシリンダであり、可動型ベース
１１のコの７端に設けられている。クランプシリンダ１
７．１７のロッドはコの字空間内に突入し、ロッド端に
は押え部材１６端部に形成した斜面に当接する斜面を有
するクランプ１８．１８が固定されている。したがって
クランプシリンダ１７．１７を駆動してロッドを突出さ
せれば押え部材１６がクランプ１８．１８によって第２
図上右方に押圧され、これによって可Ｕノ入子型１３が
コの字空間奥壁に押圧固定される。

なお図示しないが可動型ベース１１の上部に縦クランプ
シリンダを並設し、この縦クランプシリンダによって可
動入子型１３を可動型ベース１１の内上面にも上方から
押圧するように構成してもよい。

次に、１９は固定型ベースであり、固定盤２０に固定さ
れている。

固定型ベース１９も正面形状コの字状に形成され、この
コの７空間（入子型収納スペース）内に、可動入子型１
３と対向して４（１１１ｉ１の固定入子型２１（横寸法
Ｘ、ｂｉｔ寸法ｙ）が挿填されている。この固定入子型
２１も固定入子型２１同志の間および固定型ベース１９
との間で凹凸係合して対応する壁面を接してコの字空間
内に挿填されている。また図示しないが可動入子型１３
と同様にクランプシリンダによって押圧される押え部材
により固定型ベース１９内に押圧固定されるようになっ
ている。

前記の可動入子型１３には成形品の内形部を形成するコ
アが突出され、また固定入子型２１にはキャビ面が凹設
されて、コア面とキャビ面とで成形用のキャビティ２２
を画成する。

２３は固定型ベース１９に内設されたホットランナ−で
あり、固定入子型２１に設けた樹脂路２４を通してキャ
ビティ２２に連通ずる。しかして射出装Ｗ（図示せず）
のノズル２５からホットランナ−２３、樹脂路２４を介
してキャビティ２２内に熔融樹脂が注入される。

２６は成形品突出し用の突出ピンで、各可動入子型１３
を貫通して先端がキャビティ２２内に突出入するように
なっている。２７は突出板であり、ガイドボルト２８で
案内されて、突出ロッド２９により押圧されることによ
って突出ピン２６をキャビティ２２内に突出して成形品
を落下させる。

また３０は突出ピン２６のリターン用ばねである。

第３図は他の実施例を示すものであり、可動型ベース１
１底面に固定ねじ３１によって玉受は部材３２を取り外
し自在に固定して、該玉受は部材３２端面を上下の可動
入子型１３にその接合部を跨いで当接させることによっ
て、玉受は部材３２が型締圧を荷担するようになってい
る。

この実施例によれば、可動入子型１３に玉受は部を一体
に設ける必要がないので、可動入子型１３の小型化、計
量化が図れ、またコストの低減化が図れる。

以上は成形金型の基本を示した。

本発明においては、上記の横寸法Ｘ、ＩＩ寸法ｙの基本
寸法の入子型では成形できない大きさの成形品に対処す
るため、基本寸法の入子型の替りに横寸法および／また
は紺寸法が基本寸法の複数倍の入子型を挿填して用いる
のである。

第４図および第５図は、横寸法が２ｘ、縦寸法が２ｙの
１つの可動入子型１１３および固定入子型１２１を挿填
した例を示す。この場合も両入子型は前述のクランプシ
リンダと押え部材によって両金型ベース内に固定される
。

なお可動入子型１１３は先の可動入子型１３と同じ厚さ
に設定され、また４本の突出ロッド２９に対応した広さ
の突出板１２７を備え、突出ピン１２８は成形品の大き
さに応じて適宜本数設けられている。また突出ロッド２
９は４本すべてでなく選択的に用いてもよい。

また固定入子型１２１も先の固定入子型２１と同じ厚さ
に設定され、ホットランナ−２３の開口部とキャビティ
を結ぶ樹脂路１２４が形成されている。この樹脂路１２
４は必ずしもホットランナ−２３のすべての開口部と対
応させる必要はなく、成形品の形状等に応じていずれか
の開口部を閉塞するようにしてもよい。

なお第３図に示した成形金型では、可動型ベース１１の
底面に固定した玉受は部材３２を取り外して可動入子型
１１３を可動型ベース１１に組み込むのである。

このように横寸法と縦寸法とが２倍の可動入子型１１３
と固定大型１２１とを用いることでパーティング面の面
禎が先の入子型の４倍となり、先の入子型では不可能で
あった大きなキャビティ１２２を形成できる。これによ
り大きな成形品の成形が行える。

第６図は横寸法が２ｘ、縦寸法がｙの２つの入子型を金
型ヘースに組み込んだ実施例を示す。

また第７図には横寸法がＸ、縦寸法が２ｙの入子型１つ
と、単位寸法の入子型２つとを金型ベースに組み込んだ
実施例を示す。

以上の各実施例では基本金型として、基本寸法の入子型
４個を挿填するものを用いたが、本発明においては基本
寸法の入間型が２個以上挿虜しうる金型であればよい。

（発明の効果）以上のように本発明によれば、入子方式の利点をすべて
活かせる上に、１つの成形金型で大きさの異なった数種
の成形品を容易に成形でき、多品種少量生産用の金型と
して頗る好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は基本寸法の入子型を挿填した金型の断面図、第
２図はその可動型ベースの正面図、第３図は他の実施例
を示す断面図である。第４図は横寸法２ｘ、縦寸法２ｙ
の入子型を挿填した金型の断面図、第５図はその可動型
ベースの正面図である。第６図および第７図はそれぞれ
他の実施例を示す可動型ベースの正面図である。９・・・可動型、　　１０・・・固定型、１１・・・可
動型ベース、　１２・・・可動盤、１３・・・可動入子
型、　１４・・・凹溝、１５・・・凸部、　１６・・・
押え部材、１７・・・クランプシリンダ、　１８・・・
クランプ、　　１９・・・固定型ベース、　２０・・・
固定盤、　２１・・・固定大型、　２２・・・キャビテ
ィ、　　２３・・・ホットランナ−１２４・・・樹脂路
、　２５・・・ノズル、２６・・・突出ピン、　２７・
・・突出板、２８・・・ガイドボルト、　　２９・・・
突出ロッド、　　３０・・・リターン用ばね、　　３１
・・・固定ねし、　３２・・・玉受は部材、１１３・・・可動入子型、　　１２１・・・固定入子型
、　　１２４・・・樹脂路、　　１２７・・・突出板、
　　１２８・・・突出ビン。

Claims

【特許請求の範囲】

１、複数の単位寸法の入子型を壁面を接して挿填自在に
形成された入子型収納スペースと、各入子型に対応する
突出装置および各入子型に対向して開口した樹脂路とを
有する金型ベースの前記入子型収納スペースに、少なく
ともパーティング面の一辺の寸法が前記単位寸法の入子
型のパーティング面の対応する一辺の寸法の複数倍に形
成された入子型を、前記突出装置および樹脂路を選択的
に兼用して挿填して成る成形金型。