JPS6350824Y2 - - Google Patents
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- JPS6350824Y2 JPS6350824Y2 JP2140183U JP2140183U JPS6350824Y2 JP S6350824 Y2 JPS6350824 Y2 JP S6350824Y2 JP 2140183 U JP2140183 U JP 2140183U JP 2140183 U JP2140183 U JP 2140183U JP S6350824 Y2 JPS6350824 Y2 JP S6350824Y2
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- yoke
- copper wire
- copper
- wire
- magnetizer
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Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
本考案は磁石を多極に着磁する着磁器に関する
ものであり、ヨーク中に銅線を埋め込むことによ
り、銅線により大きな電流を流せることを特徴と
するものである。 周知の通り、従来の多極着磁器は、ガラス布な
どで絶縁処理された銅線を用いている。第１図に
従来タイプの多極着磁器の主要部を示す。なお着
磁器は回転対象である故、煩雑さを避けるため中
心角で約60゜を示した。第１図において１は純鉄
のヨーク、２は銅線、３は銅線の絶縁被覆、４は
着磁すべき磁石、５は空隙、６は銅線をヨークに
固定する接着剤である。 一方、磁石はフエライト磁石より最大エネルギ
ー積の大きさ希土類永久磁石が開発されたがiHc
（保磁力）が前者より数倍大きく着磁が難かしく
特に多極磁石の着磁は着磁磁場が不十分で実用上
大きな問題となつている。 銅線の直径と電気抵抗について記すと第１表の
如くなる。
ものであり、ヨーク中に銅線を埋め込むことによ
り、銅線により大きな電流を流せることを特徴と
するものである。 周知の通り、従来の多極着磁器は、ガラス布な
どで絶縁処理された銅線を用いている。第１図に
従来タイプの多極着磁器の主要部を示す。なお着
磁器は回転対象である故、煩雑さを避けるため中
心角で約60゜を示した。第１図において１は純鉄
のヨーク、２は銅線、３は銅線の絶縁被覆、４は
着磁すべき磁石、５は空隙、６は銅線をヨークに
固定する接着剤である。 一方、磁石はフエライト磁石より最大エネルギ
ー積の大きさ希土類永久磁石が開発されたがiHc
（保磁力）が前者より数倍大きく着磁が難かしく
特に多極磁石の着磁は着磁磁場が不十分で実用上
大きな問題となつている。 銅線の直径と電気抵抗について記すと第１表の
如くなる。
【表】
希土類永久磁石を１ターン着磁器で着磁するに
は１万アンペア前後の電流を銅源に流す必要があ
る。電流はパルスでも良くそのパルス巾は2msec
は最底限必要である。電流の発熱量からφ1mm以
下は銅線の昇温が大きく実用できない。 銅線の絶縁被覆は、次の２つの欠点をもつてい
る。 １ 銅線の線径を小さくしている。 ２ 銅線に発生した熱の冷却を妨たげてる。 なお銅線の発熱量は同一電流を流した時、線径
の２乗に逆比例し、銅線の温度上昇は線径の４乗
に逆比例する。 このようなことから銅線はできるだけ大きくす
ることが着磁磁場を高める上で効果的である。し
かし従来の方法では絶縁被覆（直径で0.2〜0.4
mm）分だけ銅線は小径となる。又銅線からヨーク
への熱伝導をさまたげ、通電可能な電流値を下げ
る。 本考案は、銅と鉄の電気抵抗が 銅 1.7×10-6Ωcm 鉄 8.6 ″ で、銅と鉄には大きな差があることに着目し、ヨ
ーク自体を銅線間の電気絶縁体に利用し、銅線の
絶縁被覆を不要にしたものである。すなわち、本
考案の多極着磁器は、ヨークに凹部を形成し、こ
の凹部に絶縁被覆のない銅線を埋設し、かつこれ
ら各銅線間を電気絶縁するために、ヨークに割り
込みを形成したことを特徴とするものである。 本考案の実施例及び効果について以下に具体的
に記述する。 第２図は本発明になる12極着磁器の断面の一部
を示している。１は純鉄、２は銅線、４は磁石、
５は空隙、８は間隔が0.03mm以上のすり割りであ
る。第３図は磁石４の方から電線を見た時の略図
で、銅線のつながりとすり割りの関係を明らかに
したものである。すり割８の形状は、銅線２の間
隔が長い場合は第２図のようで十分であるが、間
隔が短かい場合、ヨーク１の中を通る電気抵抗が
減少するため、すり割り８を長くする、くの字に
する、Ｔの字にする等して、電気抵抗を高め、ヨ
ーク１の中を通して電流が流れないようにする。
又すり割りは互に接触するとその効果がなくなる
ので、マイカ等の絶縁板又は有機樹脂を挿入す
る。本考案により銅線は従来より径を1.2倍にす
ることができ励磁電流を２倍流しても発熱は従来
の着磁器と同程度であつた。第４図は銅線を平角
線にした場合である。励磁電流を従来より3.5倍
流すことができる。 本考案における高飽和磁束密度かつ高透磁率材
料とは純鉄、鉄−コバルト合金、鉄−硅素合金、
鉄−アルミニユーム合金、その他鉄合金をさす。
又着磁の極数は構造上限定されない。
は１万アンペア前後の電流を銅源に流す必要があ
る。電流はパルスでも良くそのパルス巾は2msec
は最底限必要である。電流の発熱量からφ1mm以
下は銅線の昇温が大きく実用できない。 銅線の絶縁被覆は、次の２つの欠点をもつてい
る。 １ 銅線の線径を小さくしている。 ２ 銅線に発生した熱の冷却を妨たげてる。 なお銅線の発熱量は同一電流を流した時、線径
の２乗に逆比例し、銅線の温度上昇は線径の４乗
に逆比例する。 このようなことから銅線はできるだけ大きくす
ることが着磁磁場を高める上で効果的である。し
かし従来の方法では絶縁被覆（直径で0.2〜0.4
mm）分だけ銅線は小径となる。又銅線からヨーク
への熱伝導をさまたげ、通電可能な電流値を下げ
る。 本考案は、銅と鉄の電気抵抗が 銅 1.7×10-6Ωcm 鉄 8.6 ″ で、銅と鉄には大きな差があることに着目し、ヨ
ーク自体を銅線間の電気絶縁体に利用し、銅線の
絶縁被覆を不要にしたものである。すなわち、本
考案の多極着磁器は、ヨークに凹部を形成し、こ
の凹部に絶縁被覆のない銅線を埋設し、かつこれ
ら各銅線間を電気絶縁するために、ヨークに割り
込みを形成したことを特徴とするものである。 本考案の実施例及び効果について以下に具体的
に記述する。 第２図は本発明になる12極着磁器の断面の一部
を示している。１は純鉄、２は銅線、４は磁石、
５は空隙、８は間隔が0.03mm以上のすり割りであ
る。第３図は磁石４の方から電線を見た時の略図
で、銅線のつながりとすり割りの関係を明らかに
したものである。すり割８の形状は、銅線２の間
隔が長い場合は第２図のようで十分であるが、間
隔が短かい場合、ヨーク１の中を通る電気抵抗が
減少するため、すり割り８を長くする、くの字に
する、Ｔの字にする等して、電気抵抗を高め、ヨ
ーク１の中を通して電流が流れないようにする。
又すり割りは互に接触するとその効果がなくなる
ので、マイカ等の絶縁板又は有機樹脂を挿入す
る。本考案により銅線は従来より径を1.2倍にす
ることができ励磁電流を２倍流しても発熱は従来
の着磁器と同程度であつた。第４図は銅線を平角
線にした場合である。励磁電流を従来より3.5倍
流すことができる。 本考案における高飽和磁束密度かつ高透磁率材
料とは純鉄、鉄−コバルト合金、鉄−硅素合金、
鉄−アルミニユーム合金、その他鉄合金をさす。
又着磁の極数は構造上限定されない。
第１図は従来の12極着磁器の部分断面図であ
る。 第２，３図は本考案になる着磁器の部分断面図
の１例である。第４図は本考案になる着磁器の１
例で平角線を用いた場合である。
る。 第２，３図は本考案になる着磁器の部分断面図
の１例である。第４図は本考案になる着磁器の１
例で平角線を用いた場合である。
Claims (1)
- 高飽和磁束密度かつ高透過磁率材料からなるヨ
ーク中に励磁電流を流す絶縁被覆のない銅線を埋
設し、かつ前記銅線間を電気絶縁するための割り
込みを前記ヨークに設けたことを特徴とする多極
着磁器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2140183U JPS59129375U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 多極着磁器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2140183U JPS59129375U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 多極着磁器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59129375U JPS59129375U (ja) | 1984-08-30 |
| JPS6350824Y2 true JPS6350824Y2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=30152525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2140183U Granted JPS59129375U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 多極着磁器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59129375U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0356019Y2 (ja) * | 1985-06-21 | 1991-12-16 | ||
| JPH0739204Y2 (ja) * | 1986-11-11 | 1995-09-06 | セイコーエプソン株式会社 | 着磁ヨークの構造 |
-
1983
- 1983-02-16 JP JP2140183U patent/JPS59129375U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59129375U (ja) | 1984-08-30 |
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