JPS63503212A - 金属部品の熱的バリ除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属部品の熱的バリ除去方法 技術分野 本発明は部品のパリ除去方法に係り、とりわけ金属部品の熱的バリ除去方法に関 する。

背景技術 従来、金属部品の熱的バリ除去方法として、収納室内　′に処理部品を配置し、 収納室内を可燃性ガスと酸素の混合気で充満し、混合気の各成分量および圧力を 処理部品の材料および形状によって定め、その後混合気を点火する方法が知られ ている（例えば米国特許第３．４７５，２２９．ｃｌａｓｓ１４８−９．１９６ ９年１０月２８日公開、ソ連発明者証第６１６，０９４号。

ｃｌａｓｓＢ２３Ｋ　２８１００，１９７８年７月２５日公開）。

上述の方法を用いた場合、収納室内に部品を配置する前に、処理部品の表面から 油を除去したり、水分を除去したりする余分な作業が必要となる。この作業は次 のような理由から必要となる。すなわち、部品表面の油が酸素と結合すると、収 納室内において可燃性ガスと酸素の制御できない燃焼を引起こし、これによって 処理過程が妨げられるからである。

処理される表面の水分は、パリを除去するのに必要なエネルギを大きく増加させ る。これはエネルギの一部が水分蒸発のために用いられるからである。

作業は、かなり労力を必要とし有害である。その上、この問題の作業は、適切な 機械を備えた別の作業場が必要となる。

発明の開示 本発明は金属部品の熱的バリ除去方法において、部品の表面から油を除去したり 乾燥させたりする労力が必要でかつ有害な作業を取除くことができ、また可燃性 ガスと酸素の混合気が収納室内で制御できない点火を引起すことなく、収納室内 の処理部品を処理することができる金属部品の熱的バリ除去方法を提供すること を目的とする。

本発明は処理部品を収納室内に配置し、収納室内を可燃性ガスと酸素の混合気で 充満し、混合気の各成分量および圧力を処理部品の材料および形状によって定め 、混可燃性ガスと酸素の混合気で充満する前に、収納室内を可燃性ガスと空気の 混合気で充満し、混合気の各成分量および圧力を処理部品の表面から油を燃焼し 尽くすととも水分を蒸発させるために必要な量に定め、混合気を点火して部品の 表面から油と水分を除去し、その後燃焼生成物を排出するようにしたことを特徴 とする金属部品の熱的バリ除去方法である。

本発明による金属部品の熱的バリ除去方法によれば、労力状態を改善することが でき、付加的装置の数を減らすことができ、さらに部品の処理工程の妨害をなく すことができる。

図面の簡単な説明 本発明は以下の添付図面を参照して行なわれる実施例の説明により十分明らかに されるであろう。

第１図は、本発明よる金属部品の熱的バリ除去方法を実行するための金属部品の 熱的バリ除去を行う収納室を示す図である（長手方向断面図）。

第２図は、本発明による方法を説明するため時間に対する収納室内の圧力の変化 を示す図であり、横軸に時間ｔ（秒）をとり縦軸に圧力Ｐ（ＭＰａ）をとった図 である。

発明を実施するための最良の形態 本発明による金属部品の熱的バリ除去方法は、バリ２を有する処理部品１を収納 室４の底部３上に配置することから構成される。収納室４はこの時可燃性ガスお よび空気の混合気によって充満される（第２図の時間間隔ｔ）。混合気の各成分 の量および成分は、処理部品１の表面から油を燃焼し尽くしかつ水分を蒸発させ るのに必要なものとなっている（第２図）。

混合気は大口弁５を経て収納室４に供給される。前記混合気は収納室４内で点火 プラグ６によって点火され、油と水分を部品１の表面から除去する（第２図の時 間間隔ｔ２）。そして燃焼生成物は出口弁７を経て排出される（第２図の時間間 隔１３）。

次に収納室４に空気が流入する（第２図の時間間隔この後、収納室４は大口弁５ を経て入った可燃性ガスと酸素の混合気によ）て充満される（第２図の時間間隔 ｔ５）。この混合気における各成分量および圧力は、処理部品の材料および形状 によって定められる。

混合気は点火プラグ６によって点火される。ガス−酸素混合気の燃焼により生じ た高温および高圧（第２図の時間間隔１Ｂ）によって部品１からバリ２が除去さ れる。

処理済の燃焼生成物は出口弁７を経て大気へ排出される（第２図の時間間隔１７ ）。そして処理部品１は収納室４から外へ持出される。

以下の表は本発明による方法の具体例を示す。

１　５０ｘ５０ｘｌＯＯＱ、０４−０．０８　０．４−０．８　０．２５−０． １０　０．８−３．０２　５０Ｘ５０Ｘ１００　０．０４−０．０６　０．４− ０．８　０．２５−０．５０　０．８−１．５本発明による金属部品の熱的バリ 除去方法によって、パリ除去の高い特性を得ることができ、部品表面から油を除 去するために更に労力をかけたり有害な作業を行う必要はない。また、収納室内 の可燃性ガスと酸素の混合気の制御できない自己点火を防止することによって、 パリ除去過程の安全性を得ることができる。

産業上の利用可能性 本発明は金属部品のパリを除去するため、機械組立工場において有利に用いるこ とができる。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 処理部品を収納室内に配置し、収納室内を可燃性ガスと酸素の混合気で充満し、 混合気の各成分量および圧力を処理部品の材料および形状によって定め、混合気 を点火する金属部品の熱的バリ除去方法において、可燃性ガスと酸素の混合気で 充満する前に、収納室内を可燃性ガスと空気の混合気で充満し、混合気の各成分 量および圧力を処理部品の表面から油を燃焼し尽すとともに水分を蒸発させるた めに必要な量に定め、混合気を点火して部品の表面から油と水分を除去し、その 後燃焼生成物を排除するようにしたことを特徴とする金属部品の熱的バリ除去方 法。