JPS63502925A - 反応装甲壁構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 反応装甲壁構造 技術分野 この発明は、中空装薬弾から保護するための反応、すなわち“動的”保護装甲壁 構造であって、中空装薬弾によって爆発する装薬が充填される閉容器を形成する １つまたはそれ以上の分離交換パネル構造からなる壁構造に関するものである。

背景従来技術 このような反応壁構造はたとえば、ドイツ特許明細書節２．０３１．６５８号か ら周知であり、これは中空装薬弾をその貫通を防止する程度まで劣化または妨害 するためのものである。その１つの理由は、装薬弾が装薬を爆発させ、パネル構 造のプレートを装薬弾に向かって前方および後方に加速する力を生じさせ、これ によってその大部分を劣化させるためである。

この周知の保護壁構造において、その装薬は爆発層の形式のもので、爆発層はパ ネルの外壁の内面上にその内壁から一定の距離を置いて配置され、内壁と爆発層 間に空隙が形成される。この空隙は保護壁構造の作用に重要であり、保護壁構造 の効率が制限されるため、パネルの内部に完全に装薬を充填することはできない 。さらに、この保護壁構造の場合、中空装薬弾が衝突したとき、保護壁構造の作 用部分を構成するのはパネルの外壁およびそれに取り付けられた爆発層だけであ る。

さらに、この周知の壁構造は壁構造にその面と直角に衝突した中空装薬弾を装薬 弾が前記面に斜めに衝突したときと同程度に劣化させることはできない。

発明の概要 したがって、この発明の目的は、従来よりも大量の装薬をパネル内に使用するこ とを可能にし、装薬弾が壁構造にその面と直角に衝突しても、パネル構造全体が 中空装薬弾を劣化または妨害するようにした前述した種類の反応壁構造を提供す ることにある。

この目的は、請求の範囲第１項の特徴部分に記載されている新規な特徴をもつ前 述した種類の反応装甲壁構造によって達成される。

この発明を展開したものが従属請求の範囲に記載されている。

この発明は、中空装薬弾システムを劣化させるパネル構造の能力に影響するのは 主に装薬の大きさではなく、むしろパネル構造、すなわち容器の大きさであり、 主に装薬と関連する前記構造の側壁の特徴であるという理解に基づくものである 。

実質土壁構造と直角にのびるこの発明のパネル構造の側壁は一定の衝撃波反射特 性をもち、中空装薬弾、すなわちソーン（ｔｈｏｒｎ）によってパネル構造内で 生じる衝撃波は装薬弾に向かって反射し、これによって装薬弾を劣化させる。し たがって、中空装薬弾のシーケンスにおいて、爆発波をパネル構造内で長時間に わたって連続的に反射させるには、パネル側壁ができるだけもとの位置に維持さ れ、パネル構造の圧力が漸次除去されることを保証する必要がある。この発明に よれば、これは外壁の密度と厚さの積が少な（ともパネル構造の残りの壁の密度 および厚さと同一であり、好ましくはそれよりも太き（なるような延性をもち、 厚さおよび質量をもつ側壁によって達成される。パネル構造内に生じる圧力が徐 々に除去され、これは装薬弾が保護壁、すなわちパネル構造にその面と直角に衝 突しても、中空装薬弾が効果的に劣化されることを保証する。

パネル構造の前述した残りの壁は２つの装甲プレートからなることが好ましく、 装甲プレートは互いに間隔を置いて平行に配置され、適当な連結エレメントによ って側壁に連結され、補強された保持力を確立するため、連結エレメントは束縛 補強手段によって任意に支持される。

この発明のパネル構造、すなわち容器が円筒状の壁をもっとき、パネル構造の中 心付近に衝突すると、負荷が対称をなすため、最良の装薬弾劣化作用が得られる 。

機械的強度を考慮し、パネルのコーナおよびエツジの寸法を適当に選定した長円 形または多角形パネル構造、たとえば正方形または六角形パネルによって満足す ることができる装薬弾劣化作用を得ることもできる。

この発明のパネル構造内に生じる爆発力によって生じる強化装薬弾劣化作用によ り、小さい大きさのパネル構造であっても、支障なく保護される物体のダメージ を減少させることができる。これによって装薬および榴散弾をもつ実際の発射体 によって生じるダメージの大きさが左右される。

図面の簡単な説明 この発明は添付図面に示されている多数の好ましい実施例について詳細に後述さ れており、ここで、 第１図〜第４図は中空装薬弾が直角に衝突したときのこの発明に従って構成され た保護装甲壁構造の爆発シーケンスを示し、そして、第５図は対戦車地雷に使用 されたこの発明の種々の適用を示す。

好ましい実施例の説明 第１図は保護壁構造の一部を形成する２つの互いに同一のパネル（１）、（１° ）の横断面を示し、これは中空装薬弾から保護される物体（ｌＯ）、たとえば通 常の装甲壁構造（１０）の前部に配置される。各パネルは互いに間隔を置いて平 行に配置され、パネル構造の外および内壁を形成する２つの金属プレート（２） 、（３）を有し、そしてパネル構造が閉容器の形式をもつようプレート（２）、 （３）と直角にのび、図示されていない連結エレメントによって前記プレートの 各エツジに密封固着された側壁（４）を有する。

パネル構造（１）には完全に装薬（５）、たとえば可塑性爆薬が充填される。

プレート（２）、（３）および側壁（４）をスチールまたはその相当材料で成型 してもよく、その材料は２０００ｂ／ｉｆよりも大きい密度をもち、７０００ｂ ／ｊよりも大きいことが好ましい。

この発明の１つの実施例によれば、パネル構造（１）のプレート（２）および（ ３）はおよそ３＋＋ａ（１０ｍ）のプレート厚さをもつ六角形状のものであり、 側壁（４）は５ｍ（１２＋ｍ）の壁厚さをもつ対応六角形状のものである。

図面の実施例では、互いに隣接するパネル構造間にプラスチックスまたはゴム材 料などの柔らかい弾性材料の衝撃吸収層（６）が配置され、これは側壁（４）の 密度よりも低い密度をもつ。層（６）は衝撃によって生じる互いに隣接するパネ ル構造のフラッシュオーバ（ｆｌａｓｈｏｖｅｒ）および重大な変形を防止し、 パネル構造の装薬が爆発したとき、パネル構造の側壁が幾らか横方向にシフトす ることを可能にする。層（６）は側壁（４）よりも幾らが厚いことが好ましく、 少な（ともおよそ６ｍｍの厚さをもっていることが適当である。

第１図は中空装薬弾、すなわちソーン（ｔｈｏｒｎ）　（７）を示し、これはパ ネル（１）にその面と直角に衝突し、プレート（２）および（３）を貫通し、通 路（７ａ）に沿って移動しく第２図参照）、パネルの後面がら出る。中空装薬弾 （７）は装薬（５）を起爆し、爆発波（８）を生じさせ、爆発波（８）はプレー ト（２）および（３）間を側壁（４）に向かう方向に伝播し、前記プレート（２ ）および（３）に斜めに衝突する。

第２図に示されているように、爆発波（８）は側壁（４）によって反射され、中 空装藁弾に向かって伝播し、これらの爆発波（負荷緩和波）が装薬弾と衝突し、 装薬弾を劣化させる。

装藁弾付近のプレート（２）および（３）の領域から反射する爆発波により、中 空装薬弾はすでに前の段階で幾らか妨害されている。

反射爆発波と装薬弾の相互作用によって生じる装薬弾の妨害、すなわち劣化のた め、中空装薬弾に実質上パネルを通る正弦伝播路（７ａ）が与えられる。

波と中空装薬弾の相互作用後、反射爆発波（８）は再び側壁（４）に向かって進 行する（第３図参照）。側壁（４）七プレート（２）および（３）が互いに分離 し、パネル構造の圧力が除去され、反射爆発波が周囲大気に消失されるまで、こ のシーケンスが継続される。

プレート（２）および（３）も吹き飛ばされ、側壁（４）は横方向に変位し、弾 性衝撃吸収層（６）に入り、これを圧縮し、その後、側壁が跳ね返ることもある 。１つのパネル組立体だけが使用されているとき、プレート（２）および（３） が分離した後、側壁も吹き飛ばされる。

衝撃波を吸収するに加えて、層（６）は互いに隣接するパネル構造間のフラッシ ュオーバも防止し、これらのパネル構造を重大な変形およびダメージから保護す る。

装甲壁構造を構成するに当たって、構造上の理由で、パネル構造を互いに接触さ せることも可能である。

物体（１０）をそれに近接して配置された飛行するプレート（３）から保護する ため、衝撃吸収層（９）を物体（１０）上に配置し、榴散弾が物体に位置＜１１ ）で入ることを防止してもよい。

層（９）は外方に飛行するプレート（３）を中空装薬弾に向かって強力に跳ね返 し、装薬弾をさらに劣化させる。

パネル構造とたとえば通常の装甲壁構造（ｌＯ）間の距離をＯ臘から数１００ｍ ５まで変化させても、本質的に同様の作用が得られる。

装薬が爆発したとき、壁がプレート（２）および（３）の速度と同一かまたはそ れよりも低い速度をもつよう側壁（４）の大きさを設定することが好ましい。材 料、厚さなどを適当に選定することによってこのような大きさの設定を達成する ことができる。側壁の大きさを前述した要件に見合うよう設定する方法は当業者 にとって自明であり、ここではその詳細は説明しない。側壁（４）も高い動的機 械強度をもつことが好ましく、前述したように、これをたとえばスチールで成型 してもよい。

パネル構造はパネル構造の両面上に配置された薄いプレート（１２）によって保 護物体（１０）に取り付けられている。

第５図は装甲車輌、すなわち戦車の前部（１３）に使用されたパネル構造（１） を示す。

参照符号（１４）および（１５）は緩衝材料を使用し、空隙を形成したパネル構 造（１）を示す。

参照符号（１６）は緩衝材料だけを使用したパネル構造（１）を示す。

参照符号（１７）は衝撃波吸収層く６）がパネル構造間に設けられ、緩衝材料が パネル構造と保護物体間に設けられているパネル構造（１）を示す。

参照符号（１８）はゼロの幅まで傾斜する空隙を形成したパネル構造を示す。

これらの種々の構成によって良好な保護が得られ、パネル構造間のフラッシュオ ーバが防止される。

側壁によって提供される反応パネル構造の付加的劣化作用については、幾つかの 点に基づきこれを最適化することができ、装薬が高い爆発圧（＞　１０ＧＰａ） をもち、これがノくネル構造、すなわち容器内の高圧を生じさせ、これによって 中空装薬弾を容易に妨害または劣化させることができるようにすべきである。

この中空装薬弾の妨害は動的パネル構造の側壁の高い密度および厚さによって強 められる。

反応壁構造は２００ＭＰａを越える流れ応力（ｆｌｏｗ　５ｔｒｅｓｓ）または 降伏点σをもつべきである。

国際調査報告 ＦＩＧＵＲＥ５

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．中空装薬弾によって爆発することができる爆発性物質（５）が充填される閉 容器を形成する１つまたはそれ以上の分離交換パネル構造（１）からなり、中空 装薬弾から保護するための反応装甲壁構造であって、保護壁構造に衝突する中空 装薬弾を妨害または劣化させる目的で、各パネル構造に互いに間隔を置いて配置 された側壁（４）が設けられ、側壁（４）は実質上保護壁構造の面と直角にのび 、中空装薬弾によって生じる爆発波を装薬弾に向かう方向に反射させ、これによ ってこれを劣化させる衝撃波反射特性をもち、側壁は延性材料で成型されており 、各側壁の密度と厚さの積が少なくともパネル構造の残りの壁（２）、（３）の 密度と厚さの積と等しいかまたはそれよりも大きくなるような厚さおよび質量を もっていることを特徴とする反応装甲壁構造。
2. ２．前記各壁構造の残りの壁は２つの互いに間隔を置いて、そして互いに平行に 配置された装甲プレート（２）、（３）からなり、これを相対的に移動させ、壁 構造の保護作用を得ることができるようにしたことを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の保護壁構造。
3. ３．爆発性物質は１０ＧＰａを越える爆発圧をもつことを特徴とする先行請求の 範囲のいずれかに記載の保護壁構造。
4. ４．各側壁（１２）は２００ＭＰａを越える流れ応力または降伏点（σｓ）をも つことを特徴とする先行請求の範囲のいずれかに記載の保護壁構造。
5. ５．各側壁は２０００ｋｇ／ｍ３よりも大きい密度をもち、７０００ｋｇ／ｍ３ よりも大きいことか好ましい先行請求の範囲のいずれかに記載の保護壁構造。
6. ６．パネル構造は円形、長円形または多角形断面をもつことを特徴とする先行請 求の範囲のいずれかに記載の保護壁構造。
7. ７．壁構造が１つよりも多いパネル構造をもつとき、前記互いに隣接するパネル 構造はその間に配置された衝撃吸収材料を有し、これによって前記パネル構造間 のフラッシュオーバを防止するようにしたことを特徴とする先行請求の範囲のい ずれかに記載の保護壁構造。
8. ８．良好な衝撃波吸収特性をもつ材料（９）、たとえはプラスチックまたはゴム 材料が壁構造と保護される物体（１０）間に配置されていることを特徴とする先 行請求の範囲のいずれかに記載の保護壁構造。