JPS63502759A - 故紙の処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■Ｂ 本発明は、高いリグニン含有量を有する故紙、好ましくは高収率化学バルブを含 有している段ボールの脱リグニンに係る。この処理により、脱水抵抗を増加する ことなく、可撓性及び膨潤率に関する繊維の元の特性をある程度まで復元できる ことが判明した。

この種の故紙は多くの場合、絶乾バルブに対して約５〜１０に２への量のアルミ ニウムを含有している。このアルミニウムは通常では、先の製紙工程で歩留まり 剤として明ばんの形態で加えられている。

アルミニウムは、蒸発設備の堆積物の問題を生じることが知られている。この問 題を緩和するためにマグネシウム化合物を加えることができる。こうすると、ア ルミニウムをアルミニウムーマグネシウム化合物として沈澱させることができる 。こうして、バルブ懸濁液中のアルミニウムの溶解量を減少させることができる 。

しかしながら、故紙中のアルミニウム含有量が比較的高いので、この方法は白水 を脱リグニン工程から蒸発設備にリサイクルさせるためには不十分である。この 場合、大量過ぎる溶解アルミニウムが蒸発工程に戻り、堆積物の問題が生じる。

しかしながら、白水を脱リグニン工程がらりサイクルすることは望ましいことで あり、白水中の化学物質及びＣＯＤ濃度の観点で必要である。

本発明は上記問題の解決方法を提供するものである。スラッシング及び選別によ る前処理後、酸素脱リグニンを実施し、その後、パルプを製紙工程に移す。本発 明によると、脱リグニン前にパルプを脱水し、こうして白水の主要部分を希釈液 としてペーパーミルに直接移し、好ましくは紙料の希釈に使用する。この結果、 実質的に溶解アルミニウムの全量がパルプから除去され、脱リグニン工程の循環 システムに混合することなくペーパーミルに移される。こうして、脱リグニン後 脱水工程からの白水を最小のアルミニウム含有量で蒸発及び化学物質回収工程に リサイクルすることができる。

以下、添付図面に流れ図を示した具体例について本発明をより詳細に説明する。

故紙はパルパー１に装入され、この中で微細に分散されてパルプを形成する。希 釈時に所定量のＭａｉｌ（を加えてもよい。故紙は好ましくは高いリグニン含有 量を有する化学パルプから製造された段ボールから構成されているが、ある程度 まで機械パルプも使用できる。パルプ化後、パルプをスクリーン２で清浄化し、 こうしてパルプの濃度を例えば約１％という比較的低い値にする。

その後、脱水プレス３でパルプを脱水し、その後蒸気処理する。アルカリ及び酸 素を加え、激しく混和する。その後、加圧反応器４内で１０〜１２％以下のパル プ濃度で酸素脱リグニンを実施する。脱リグニン後、洗浄プレス５内で洗浄を実 施し、洗浄プレスからパルプをペーパーミル６に移して製紙する。因みに、戻り 繊維パルプを他のパルプ、例えばクラフトライナーを製造するためには例えば無 漂白クラフトパルプと混合する。当然のことながら他の品質の紙を製造すること も可能である０次に戻り繊維パルプの付加漂白及び処理を実施することができる 。このような方法により、戻り繊維パルプの特性は著しく向上するので、最終製 品の性質を劣化させずに大量の戻り繊維バルブを使用することができる。

白水は次のように送られる。脱水ブレス３がら白水７の主要部分はペーパーミル ６に直接送られる。一方、所定量は希釈用としてパルパー１にリサイクルされ得 る。洗浄ブレ国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．パルプ化及び選別による前処理と、酸素脱リグニンと製紙用ぺーパーミルヘ の移送とを含む高いリグニン含有量を有する故紙の処理方法であって、脱リグニ ン工程に先立ってパルプを脱水し、このようにして溶解アルミニウムを含有して いる白水の少なくとも主要部分を希釈液としてペーパーミルに直接移し、脱リグ ニン工程からくる実質的にアルミニウムを含まない白水を蒸発及び化学回収工程 に移すことを特徴とする方法。
2. ２．ペーパーミルに移送される白水中のアルミニウム分を紙料の歩留まり剤とし て使用することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。
3. ３．脱リグニン工程前の脱水処理からの白水の残部をパルプ化工程で希釈用とし てリサイクルすることを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載の方法。