JPS63502727A - 多目的留めがね - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多目的留めがね 本発明は、ロックがよく整った外観をもち、確かなロック作用をもち、操作が簡 単であり、曲げに耐える任意の弾性材料から一体構造に作ることができ、ロック 弓形部と螺旋ネック部と連結リングとから成る、装飾チェーン、魚釣糸等のため の多目的留めかねに関するものである。

最も一般に知られた装飾チェーン用のロック手段はばねリングロックである；更 に種々の他のばねロック（カービンロック）、装飾チェーン留めがねとしてのフ ック手段等、二重−螺旋リング、機械的レバーアーム及び類似のキイリング等が 一般にロック手段として使用される。しかし、何れのロック手段もロック作用、 操作の容易さ、構造上の課題解決に関して本発明の多目的留めかねに匹敵するも のはなく、また本発明の課題解決法を示唆する文献もない。

たとえばねリングロックが装飾品や宝石チェーン用の留めがねとして世界的ｉこ 広く、最もよく知られ、最も一般的に使われる留めがねであるとしても、その信 頼性は最も小さい。薄い壁と開放継手をもち、管状リングは連結リングのはんだ 付けによって軟化されているので、簡単にゆがめられて、ロック舌片が定位置に 保持されず、ロックハウスの外へ行くことが起こり、たとえ少量の石けん含有洗 浄水がばね内に入ってその中で乾いたとしても、リング内にある螺旋リングが管 内にくっつき、このためロック舌片が定位置にくっつくことになる。耐久性の大 きな構造のカービンロックの作用の妨害は主として螺旋リングがさびてくるか又 は固くくっつくという事実に起因する。上記ロック及び比較的まれに使用される 他の幾つかのロックの欠点は、これらが外部の物体に簡単に引掛かる突出部をも ち、また硬直性を有し、使用がやっかいで、高価であることにある。

本発明の多目的留めかねによれば、上記欠点が決定的に改善される。それはこの 留めがわが曲げに耐え、かつ製造前にテストされた種々の弾性材料で作ることが でき、更に製造段階と物体への留めがねの取付けが材料の弾性を低下させる熱処 理を行なわずに実施されるからである。また留めかねは、簡単にさびたり、くっ ついたりするばねや、操作に不都合な他の別個の部品を含まない。全体を１つの 同じ材料片で作っているので、この留めかねは連結リングから連結することがで き、このため必要とされる引張り歪みに耐えることができる。この多目的留めか ねは保持性も優れている。それは、ロック弓形部の保持性が留めかねに加わる引 張力の増加につれて良くなり、留めがわが頭髪、編んだ衣服、ストッキング等の ような外部の物体に引掛かる突出部をもたないからである。製造コストも有利で ある。

それは、留めがね全体を曲げ加工によって作ることができ、原料が無駄にならな いので、ロックの価格が低くなるからである。

上記目的を達成するため本発明は請求の範囲の特徴項に記載した事項に特徴を有 する。従来技術を凌ぐ本発明の最も重要な利点は、留めがねの製造に熱処理を必 要とせずしかもチェーンへの確実な取付けにも熱処理を必要としないこと、この 結果、ロックの弾性と曲げ強度が製造開始前に決められた値に留まること；また 留めがね材料の無駄なしに成る長さの線条材料を有効な留めかねに曲げることに よって作ることができること；留めかねは閉鎖したリング間の連結に匹敵する程 確実にチェーン等に取付けることができること；留めかねはロックしたり解放し たりするのが簡単なばかりでなく、絶対信頼できる保持効果を供すること；ロッ クが頭髪、編んだ衣服、ストッキング等の如き外部の物体に引掛るような突出部 をもたないことにある。

以下、本発明の多目的留めがねの二、三の実施例を図につき詳述する。

第１図はロック弓形部１が弾性的に撓んでこの弓形部内に入ったり出たりする通 路を閉鎖する初期位置にある状態で本発明の多目的留めがねの第一実施例を示す 正面図である； 第１ａ図は反時計回りに向きを転じたときの留めがねの側面図である。この図は ロック弓形部１の初期位置と；取付けを容易にするロックポイント１′の外向き 位置と；連結リング内のチェーン４の通過の初期段階を示す。

第１ｂ図はロックポイント１′が連結リング３を通って本体に対して閉鎖位置と なるようにしたときのロック段階にある留めがねの正面図である。

第１ｃ図はロック位置にある留めがねの正面図である。

この図は螺旋ネック部２にロック螺旋部１′をしっかり付着させた状態と、連結 リング３内にロックポイント１′が位置して引掛りから保護された状態と、ロッ クポイントによって前記リングの開放継手を部分的におおって外部の物体を引掛 けないようにした状態を示す；第２図は時計回りに向きを転じたときの第１ｃ図 のロック位置にある留めがねの側面図である。この図は連結リング３内のロック ポイント１′の保護位置を示す；第２ａ図はロック段階においてロック螺旋部１ ′を螺旋ネック部２に付着させた状態を示す； 第２ｂ図は第２図のロック段階の部分拡大図である；この図は付着ポイントの上 下の小さなすき間を示す。このすき間によってロック効果を低下させることなく 付着や解放を簡単に行なうことができる； １！２ｃ図はロック位置にある留めがねの背面図である。

反対側から見た第１　ｃ’図と比較されたい。

第３図は第１図に示すのと同じ初期位置で示す本発明の留めがねの第二実施例の 正面図である；第３ａ図は第１ｂ図に示すのと同じロック段階にある留めがねを 示す； 第３ｂ図はロック螺旋部１′が螺旋ネック部２にしっかり付着されるロック段階 を示す。フック形のロックポイント１′は彎曲端部３′の本体上に位置している ；第３ｃ図は最終固定ロック位置にある留めがねを示す。

この位置でロックポイント１′は引掛りから保護される彎曲端部３′内に差込ま れる。この段階でロックポイント１′は連結リング３′をロックし、ロック弓形 部１のロック作用を確実ならしめる： 第４図は第１．３図に示すのと同じ初期位置にある本発明の多目的留めがねの第 三実施例の正面図である；第４ａ図は第１ｂ、３ａ図に示すのと同じ段階にある 留めがねを示す。この図も留めがねを比較的大きな太さのチェーンに取付けると きの連結開口３′の重要性を示す；第４ｂ図はロックポイント１′が連結開口３ ′を閉鎖してロック弓形部１が第二ロック位置にある段階でロックを示す図； 第５図はロック螺旋部１′が螺旋ネック部２にしっかり付着され、ロックポイン トＩ′が彎曲端部３′の本体上に位置するロック段階を示す。； 第５ａ図は第５図に示すロック段階を示す拡大図である；第５ｂ図はロックポイ ント１′が引掛りから保護すべき彎曲端部３′内に圧入された最終固定ロック位 置にある留めがねを示す。この段階でロックポイント１′は連結リング３をロッ クし、連結開口３′を閉鎖し、ロック弓形部１を定位置に固定している； 第５ｃ図は第５ｂ図の固定ロック位置の部分拡大図である； 第５ｄ図は留めがわが時計回りに向きを変えさせられたときの固定ロック位置の 側面図である：第５ｅ図は上記の図に示す固定ロック位置の部分拡大図である； 第６図は留めがわが固定ロック位置から解放されているときにフック形ロックポ イント１′を彎曲端部３′から解放する状態を示す図であり、この段階に留めか ねは同時に矢印で示す方向に曲げられる； 第６ａ図は彎曲端部３′内の固定ロック位置から解放したときの留めがねのロッ クポイント１′の部分拡大図である； 第６ｂ図はロック弓形部１がロック位置から解放されているときのロック弓形部 の第二ロック段階を示す。

第６ｃ図はロック弓形部１をロック位置から解放する最終段階を示す。この後ロ ック弓形部は初期位置へ行く。

第１．　ｌａ、　ｌｂ、　ｌｃ、２．２ａ、　２ｂ、　２ｃ図に示す多目的留め がねの最も簡単な実施例は２段階のロック過程をもち、これは前ロック又は二次 ロックと固定ロックとからなる。第１図には留めがねを初期位置で示し、ロック ポイント１′を連結リング３の本体に押付けている。留めかねに取付ける物体が 弾性的に撓むロックポイント１′を通してロック弓形部１内に入れられると、物 体は最終のロック物体に前ロックされる。この段階に、即ちロック弓形部１が最 終ロック位置に固定される前に、ロック弓形部内に適切に通ったかどうかをチェ ックすることができる。

第１ａ図はチェーン４を連結リング３に取付ける最も簡単な方法を示す。この取 付けはプライヤを用いて連結リング３を開閉して行なう。

第１ｂ図は前ロック位置と固定ロック位置の間の中間段階にある留めがねを示す 。この段階ではロック弓形部が指の間で加圧されて、留めポイント１′が連結リ ング３を通過して保持位置にある連結リング本体に触れるようになる。

この位置からロック弓形部１のポイント部１′を連結リング３のうしろに押付け 、同時に、必要に応じて、留めがね本体を曲げ、こうしてロック螺旋部１′を直 ちに螺旋ネック部２に、ロック弓形部１の撓みによって付着するようになす。ロ ックポイント１′も同時に連結リング３内に位置して、連結リングの開放継目が 外部の物体を引掛けるのを部分的に防止するようになす。

第１ｃ図は最終固定ロック位置にある留めがねの正面図であり、第２図はこれよ り前の図に対して時計回りに向きを転じたときの留めがねの側面図であり、第２ ｃ図はその背面図である。第１ｂ図の後の最終ロック段階はこれらの図から分か る。第２ａ、２ｂ図はロック螺旋部１′と螺旋ネック部２のロック付着部を夫々 示す拡大正面図と側面図である。

上記量も簡単な実施例による連結リング３を備えた多目的留めがねをロック状態 から解放する方法は、ロック弓形部１を加圧している間にロックポイント１′を 連結リング３の正面でその外へ変位させて留めがねの初期位置へ移し、ロック弓 形部１内に留められた物体がロック弓形部１の弾性撓みポイント１′を通って釈 放されるようｊこなすことである。

第３，３ａ、３ｂ、３ｃ図に示す多目的留めがねの第二実施例の基本構造は主と して連結リング３におてい第一実施例の構造と異なる；しかしこの構造の相違は 留めがねの取付は状態、ロック段階及び固定ロック状態に決定的な変化をもたら す。第二実施例の留めがねの連結リング３はリング内の彎曲端部３′で終り、こ のためそれは同時に開放継目の連結とは異なる平行連結を形成する。この平行連 結はロック弓形部がロック位置に固定されるのと同時に連結リング３のロックが 行なわれるのを可能にする。！３．３ａ図の実施例は第１．１ｂ図の実施例に対 応する：第３Ｃ図においては、ロック螺旋部１′が螺旋ネック部にしっかり付着 し、フック形のロックポイント１′が彎曲端部３′の本体上に置かれる。ｉ３ｃ 図においては、ロックポイント１′が彎曲端部３′内に押込まれて、引掛かるの を防止される。この段階で連結リング３はロックされ、ロック弓形部１がロック 位置に固定される。

第４．４ａ、４ｂ、５．５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄ、５ｅ。

６．６ａ、６ｂ及び６０図に示す多目的留めがねの第三実施例の基本構造は第一 、第二実施例のものと同様であり、ロックと釈放の何れも第４ａ図に示す段階及 び留めがねの正面図で行なわれる段階と異なっていない。連結リング３の本体は 第４図に示すようにそして第３図に示す第二実施例に示すと同様に、リング３′ 内で彎曲端部で終っているが、この本体は下記の点のみで異なっている、即ちい わゆる連結開口３′が第三実施例の連結リング３の本体と第４図に示される彎曲 端部３′の間に画成されている点のみで異なっている。連結開口３′はプライヤ を使用しなくても第４ａ図に示す方法でかなり太いチェーンにすらこの留めがね を取付けることを可能ならしめる。第４ｂ図に示す方法で、ロックポイント１′ が連結開口３′を閉鎖したとき、ロック弓形部１は固定即ち第二ロック位置にあ る。このロック段階は固定ロック状態へ入ることが何らかの理由から完成しない ときには重要である。たとえロック弓形部が留めがねの長手方向に動いても、留 めかねはチェーンから外れることがない。それはロックポイント１′が連結開口 を閉鎖してロック弓形部が開かないようにするからである。

第５図においては、ロック螺旋部１′は螺旋ネック部２にしっかり付着され、か くして彎曲端部の本体上に位置したロックポイント１′でロックされる。第５ａ 図はこの段階を示す拡大図である。

連結リング５がロックされ、連結開口３′が閉鎖されそしてロック弓形部１がロ ック位置に固定される固定ロック位置は第５ｂ図に示すように下記の方法によっ て得られる、即ち連結リング３を指の間で矢印で示す内向き方向に加圧すると同 時に彎曲した矢印方向に連結リング３を曲げ、その結果ロックポイント１′を彎 曲部３′内に押込んで引掛りを防止されるロック位置へ移すことによって得られ る。

連結リング３の弾性によって深く彎曲したロックポイント１′を彎曲端部内に押 込むことが可能となり、このため多目的留めがねの第三実施例は高価な宝石に対 しても完全に安全であると考えられる。第５ｃ図はロックの最終段階を拡大して 示し、第５ｄ図は留めがねを時計回りに向きを転じさせたときの、上記と同じ最 終段階を示す側面図であり、第５ｃ図はロック段階の部分拡大図である。

ロック弓形部１を固定ロック位置から外すためには、ロックポイント１′を彎曲 部３′内から解放させる。このためにはｉ５ｂ図に示すものと同じ加圧と曲げ工 程を必要とする。この第５ｂ図はロックポイント１′をロック段階におてい彎曲 端部３′内に通す状態を示す。その後、留めがね本体は第６図の矢印方向に曲げ てロックポイント１′が彎曲端部３′内からはね出るようになす必要がある。第 ６ａ図は彎曲端部３′内からはね出たロックポイント１′の部分拡大図である。

第６ｂ、６ａ図はロック弓形部１を固定ロック状態を通してかつ連結リング３の 外へ解放して初期位置へ移す段階を示す。

ＦＩｃＩ・２　ＦＩ［３，２ａ　ＦＩＧ、２ｂ　ＦＩ［３，２Ｃ国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．曲げに耐える弾性の線条材料を曲げてロック弓形部（１）と螺旋ネック部（ ２）と連結リング（３）とからなる一体構造の留めがねとした、宝石、装飾チェ ーン、キイチェーン、魚釣糸等のための自在留めがねとして使用するよう設計し た多目的留めがねにおいて、それ自体既知の開放継目の連結リング（３）と弾性 的に撓むロック弓形部（１）を適切な短めの螺旋ネック部（２）に下記のように して付着させ、即ちロック弓形部（１）のポイント部分（１′）を螺旋ネック部 （２）の形状に対応するように形成して、ロック工程の最終段階でポイント部分 （１′）が弾性のロック弓形部（１）の加圧下において螺旋ネック部（２）の形 状部にしっかり付着するようになし、適切なロック工程の間にかつロック弓形部 （１）を指の間で加圧して収縮位置へ移す間にロック弓形部（１）のポイント部 分（１′）が連結リング（３）の外周を通り越してそのうしろへ変位するように なし、その結果前記加圧を中止したとき、ロック弓形部（１）が弾性によって開 かれそしてロック弓形部（１）のロック螺旋部（１′）がしつかりと螺旋ネック 部（２）に押付けられてロック位置へ移されるようになし、螺旋状付着が留めが ねの長手方向へのロック弓形部（１）の自由な動きを防止し、これと同時にロッ クポイント（１′）が連結リング（３）の開放継目を部分的におおい、そして先 端部（１′′）が引掛りから保護されるよう連結リング（３）内にとどまり、こ のロック作用が適切な安全性を与え、ロック弓形部（１）をロック位置から解放 するためにはロック弓形部を指の間で加圧して収縮位置へ移し、その結果ロック 弓形部（１）を螺旋ネック部（２）から外し、ロックポイント（１′）を連結リ ング（３）内からその本体をめぐって反対側へ変位させるようになすことを特徴 とする多目的留めがね。 ２．連結リング（３）を曲げにより成形して本体が前記リング（３）内でその外 周に接する彎曲端部（３′′）で終るようになし、前記リングの普通の開放継目 連結の代わりに平行連結を形成し、前記平行連結は閉鎖リングチェーンを連結リ ング（３）に取付ける間開放しなければならず、その後それは連結リングの弾性 に因って閉鎖され、留めがねのロックポイント（１′）の先端部（１′′）は曲 げによってフック形に作られ、そして引掛りから保護するためにロック弓形部（ １）の先端部（１′′）を連結リング（３）の彎曲端部（３′′）内に嵌着させ るのと同時に、連結リング（３）がロックされ、その結果はね返って、前記リン グは加えられる引張り歪によって開放されず、ロック弓形部（１）のロック作用 を確実ならしめ、このロック作用の解放のために、ロック弓形部を指間で加圧し て収縮させ、同時に本体を曲げて先端部（１′′）を連結リング（３）の彎曲端 部（３′′）内から外してはね出させることを必要となし、その後ロック弓形部 （１）の開放段階が完了するよう構成したことを特徴とする請求の範囲第１項記 載の多目的留めがね。 ３．留めがねの連結リング（３）と彎曲端部（３′′）の間の平行連結が連結開 口（３′）を画成し、このために比較的大きな太さの閉鎖−リングチェーンが、 たとえこのリングがその小さな寸法又は剛性材料に起因してほんの少し撓む場合 でも、留めがねの連結リング（３）に連結できるよになし、チェーンから留めが ねを外すことはフック形のロック形のロックポイント（１′）によって防止され 、このロックポイントはロック作用中連結開口を横断して閉鎖することを特徴と する請求の範囲第１項及び第２項に記載の多目的留めがね。