JPS63502694A - アミノ酸残基の線状結合体合成をモニタ−する方法 - Google Patents
アミノ酸残基の線状結合体合成をモニタ−する方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
アミノ の 七人 人 をモニ −する 法孜止m分団
本発明はアミノ酸残基の線状結合体の、特に固相法(しかしこれに制限されない
)による合成をモニターする方法に係り、更に詳しくいえば再循環流動合成法お
よび合成法の自動化を容易にする光学的な監視法並びにこの光学的監視技術を包
含する上記方法並びに手順に関するものである。
ペプチド結合を介して結合されるアミノ酸残基の線状結合体の固相合或は、一般
に支持体に共有結合され、かっN−α−アミノ保護基で保護された一つのアミノ
酸残基から出発し、以下の工程を含む。
(a) N−α−アミノ保護基を脱離して、N−α−アミノ基を得る工程;
山)ペプチド結合を介して、N−α−アミノ保護基で保護されたアミノ酸残基を
、保護された反応性のアミノ酸誘導体および必要に応じて触媒を用いて上記工程
1alで得たN−α−アミノ基に付加する工程、および
(e) 所定の線状結合体が得られるまで上記工程(alおよび山)を繰返す工
程。
■量点星至技丘
伝統的に、かかる固相ペプチド合成は、等量のジシクロへキシル−カルボジイミ
ド(D CCD)によりその場で活性化されるt−ブトキシカルボニル(B o
c)アミノ酸を用いて実施されている0重大な進歩は、ポリスチレン−およびポ
リアミド−をベースとする固相合成両者における、予め形成したBocおよびフ
ルオレニル−メトキシカルボニル(Fmoc )アミノ酸無水物の導入であり、
これにより反応性の樹脂に結合したアミノ基と活性化剤との接触を防止する。ア
シル化反応は、特に極性媒体、例えばジメチルホルムアミド中で迅速に進む。
活性化エステルもしばしば固相合成で使用されてきたが、反応速度は触媒の存在
下においてさえも遅い恐れがある。この場合にも、特にポリアミド−をベースと
する合成においては極性反応溶媒の使用が好ましい。というのは、この樹脂製支
持体は−Sに広範囲の非プロトン系極性並びに非極性有機溶媒と相容性であるか
らである。特別な合成法が国際公開公報筒WO36103494号に開示されて
おり、この方法は活性化Fmoc −アミノ酸誘導体の使用に係り、ここでペプ
チド結合を形成するのに用いられるアシル基はペンタフルオロフェニルエーテル
として活性化されている。
本出願人等はペプチド合成に別の活性化剤を使用することを検討したが、その一
つは以下の式(1)で示される化合物である。
この化合物は、正しくは3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(
3H)−オンと記され、そのm8体はケーニッヒおよびガイガー(Koenig
and Geiger )の文献〔ケミッシュ ベリヒテ(Chemisch
e Berichte H970,103゜2034)に記載されている。これ
らの著者等は従来環に対し、いくつかの番号付は法を使用しており、そのために
この化合物に対して数個の異る名称が使用されていた。例えば、ケーニッヒとガ
イガーの上記文献はこの化合物を3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒド
ロ−1,2,3−ベンゾトリアジンとして記載しており、本出願人等はその英国
特許出願箱8.602,586号において1−オキソ−2−ヒドロキシ−ジヒド
ロベンゾトリアジン(DHBT)としてこの化合物を記載した。
引用の簡略化のために、以下この化合物を“DHBT”とする。
ペプチドなどの巨大分子を合成するための十分に自動化された装置を開発する必
要がある。通常のいわゆる自動化もしくは半自動化された方法では、装置が使用
され、そこでは必要な液体移送操作の制御およびその結果としての反応時間の制
御を幾分汎用性に劣るコンピュータソフトウェアで行っている。この問題はペプ
チド合成における重要な問題の一つである。というのは、反応速度が合成操作の
進行並びにペプチド鎖の長さの増大に伴って大巾に変動する可能性があるからで
ある。立体的因子あるいはより厳密には固相合成における樹脂マトリックス内で
のシーケンス依存凝集作用のために、反応速度の低下が起こり得る。この後者の
凝集作用は一般にその初期においては予測し得ないものであり、かつ所定の合成
反応を損う恐れがある。
これまでに、最適反応時間を、合成操作の途中で任意の与えられた反応段階につ
いて決定できる自動合成装置または自動合成法は開発できていない。このような
決定の後に、かくして得た反応時間に従って操作するように該装置をプログラム
することが可能となる。
かくして、上記問題を克服するために、自動ペプチド合成において使用できる監
視技術に対する要求がある。
溌遭舒11斐
本発明の目的は、光学的方法、例えば測光法によってアミノ酸残基の線状結合体
合成の進行をモニターする方法を提供することである。この目的は本発明の方法
によって達成され、本発明の方法ではN−α−アミノ保護基をもつアミノ酸、例
えばFmoc−アミノ酸誘導体を該合成で使用し、かつ反応溶媒、例えば溶液相
または固相もしくはこれらの一つの一部の色を該合成中モニターする。
第2の局面において、本発明は支持体に共存結合され、かっN−α−アミノ保護
基により保護されたアミノ酸残基から出発する、ペプチド結合によって結合され
たアミノ酸残基の線状結合体の固相合成法を提供する。この方法は以下の工程:
(al 上記のN−α−アミノ保護基を脱離してN−α−アミノ基を得る工程;
(b) 反応性の保護されたアミノ酸誘導体および場合により触媒を用いて、上
記工程(alで得たN−α−アミノ基にペプチド結合を介して、N−α−アミノ
保護基により保護されたアミノ酸残基を付加し;および
(C1目的とする線状結合体が得られるまで上記工程+alおよび(blを繰返
す、
を含み、その特徴は該反応系が3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン
−4(3H)−オンまたはその誘導体を含み、かつ、アシル化反応〔工程価)〕
の進行が該反応系またはその成分の色を観察することによりモニターすることに
ある。
本発明のモニター法はペプチド合成における再循環流動条件の利用を容易にする
。
本発明の第3の局面によれば、ペプチドの自動固相合成用の装置が提供され、該
装置は反応溶液または固相もしくはこれらの一つの一部の色を、反応の進行中監
視するための手段を含むことを特徴とする。−態様において、この装置は(i)
ポリアミド樹脂を含む粒子(その上で固相合成が起こる)を収容するためのカラ
ム;(ii)該カラムの一方の側に設けられた光源;(iii )該カラムに近
接し、かつ該光源と対向する側に設けられた集光装置;(iv)該集光装置によ
って集光された光を受け取るように配置された光度計および(v)該光度計の出
力に応答し、かつそれに応じて合成工程を制御するようにプログラムされたマイ
クロプロセンサーを備えている。
本発明の方法で使用する好ましい溶媒は非プロトン系の極性溶媒であるが、場合
によっては非プロトン系の非極性溶媒、例えばテトラヒドロフランおよびプロト
ン系極性溶媒も使用できる。
本発明の固相合成法では、ポリアミドが固相として好ましい。
Fmoc−アミノ酸のDHBTエステルは容易に調製され、一般に安定な結晶性
固体であって、その殆どがそれ程分解することな(低温で長期に亘り貯蔵し得る
ことがわかった。
反応性の保護されたアミノ酸誘導体はアシル基を有していることが有利であり、
該アシル基は3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オ
ンの誘導体(例えば、エステル、酸クロリドまたはアジド、好ましくはエステル
)として活性化され、ペプチド結合(即ちDHBTエステル)を形成するのに用
いられる。これらの誘導体は、DHBTを反応媒質ステルはDHBTと保護アミ
ノ酸とを用いたエステル交換反応により得ることができ、該アミノ酸においてア
シル基はペプチド結合の形成に利用され、ペンタフルオロフェニルエステルとし
て存在する。
該保護アミノ酸誘導体としてFmoc −アミノ酸を使用することが一般に好ま
しい。同様に、好ましい非プロトン系溶媒はジメチルホルムアミドである。
反応系またはその成分の色は測光法で、好ましくは約440nmで監視すること
が有利である6合成に用いる条件に応じて、固相または反応?8液の色を監視で
きる0反応溶液が塩基性である場合、液相には黄色の発色がみられ、さもなけれ
ばこの発色は固相にみられる。一つの態様においては、3−ヒドロキシ−1、2
,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−オンが、反応系から取出された固相支持
体の一部に添加され、該取出された一部の固相支持体の色が監視される。
反応性かつ保護されたアミノ酸誘導体が、DHBTエステルとして活性化され、
ペプチド結合を形成するのに利用されるアシル基をもつような、上で概説した固
相合成反応シーケンスの工程(ト))においては、該DHBTエステル残基は成
長するペプチド鎖と反応し、かつN−ヒドロキシ化合物が溶液に放出される。
このアシル化反応中に、該樹脂上に一時的に鮮黄色の発色がみられるが、塩基が
熔解していない状態では溶液は無色に保たれる。この黄色の発現はアシル化反応
の進行に伴って消失し、塩基を含まない溶液では、樹脂はその初めの灰色がかっ
た色合いに戻る。この黄色の発色は、樹脂に結合したアミノ基により遊離された
DHBTのイオン化に関連するものと思われる。このアミノ化反応の進行に伴い
、樹脂に結合したアミノ基はもはや発色が残らなくなるまで反応する。塩基性の
反応媒質が使用された場合、即ち例えば溶媒としてのジメチルホルムアミドと塩
基、例えばN−メチルモルホリン、ジイソプロピルエチルアミン、ピペリジンま
たはN−エチルモルホリンを含む反応溶液においては、黄色は固相ではなく溶液
中で発現する。この発色は、塩基性溶液中で遊離されたN−ヒドロキシ化合物の
イオン化によるものと思われる。このいずれの場合にも、発色の程度は440n
m近傍での測光法により観察できる。この反応シーケンスの工程(b)は最早色
の変化がみられなくなった時点あるいは色の変化率(例えば測光法で観察して)
が減少または零になった場合、例えば光度曲線がプラトーを形成するか、または
緩やかに増大する曲線(即ち、痕跡量の残留ピペリジンはUV吸光度を徐々に増
大させる可能性がある)を与えた時点で完了したものとみなされるが、この“定
常状態”に達するに要する以上に幾分長い時間、反応条件を維持することを推奨
する。
図面の簡単な説明
以下、本発明を実施例に従って更に詳細に記載する。実施例4では添付図面を参
照する。該添付図において、第1図は樹脂の色強度を、Fm0C−val ・0
DHBTとイソロイシル−樹脂とのモデルとしてのカップリングの時間に対して
プロットした図であり、ここでは12秒間隔で345回読み取り、アナログデー
タをディジタル化して直接プロットした;第2図はアシル基担持タンパク、デカ
ペプチド残基65−74(以下の化合物■)の合成の際のFLIIOC−ASn
−ODHBTとグリシル−樹脂とのカップリングを示すものであり、この図にお
いて垂直線はコンピュータで決定した終点を示す;第3図はFmoc lie
’0DHBTとアスパラギニルグリシル−樹脂とのカンプリングを説明する図で
あり、および第4図はデカペプチドの形成における最終工程(Fmoc−Val
・0DHBTとN−末端グルタミンとのカンプリング)を説明する図である。
■槻f藍監
ジシクロへキシルカルボジイミドによって調製したDHBTエステルは次式(I
I)のアジドベンゾエート副生成物の形成を伴う。
痕跡量のこの生成物はhplcによって容易に検出できる(例えば、Fmoc−
Gly ・0DHBTおよび上記生成物は、40分間のθ〜100%Bの勾配法
を用いたアクアボア(Aquapore) 300上で、夫々26.8分および
24.3分に出現する)。従って、すべてのFmoc−アミノ酸誘導体は、ペプ
チド合成で使用する前に厳密に精製すべきである。というのは、上記アジドベン
ゾエートは効果的な連鎖停止剤であるからである。いくつかの合成においては、
痕跡量の混入アジドベンゾイルペプチドが検出されている。このアジドベンゾエ
ートの形成は、極性のジメチルホルムアミド中ではなくむしろ非極性溶媒(テト
ラヒドロフラン)中で該活性エステルを調製することにより最小化されるが、溶
解度の低い、側鎖反応性のアミノ酸、即ちアスパラギンおよびグルタミンに対し
ては極性溶媒が好ましい。上記アジドベンゾエートの形成のほぼ完全な抑制は、
DHBTを添加する4分前に予めFsoc−アミノ酸−DCCI付加生成物を形
成しておくことにより達成される。
テスト例として、以下の配列(■):
H−Val−Gln−Ala−Ala−1ie−Asp−Tyr−11e ・^
5n−Gly ・0)1(I[[)
をもつ極めて難しいアシル基担持タンパク65−74シーケンスを選択した。触
媒、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの存在下でp−ニトロフェニルエステル
を用いてこのシーケンスを組立てる初期の試みは対称な無水物を使用することに
より達成された。また、国際公開第WO36103494号公報に記載の方法に
従って、ペンタフルオロフェニルエステルを用いることによっても良好な合成が
実施された。以下の実施例の各々において利用した方法はR,C,シェパード(
Sheppard)の文献〔ケミッシュ ベリヒテ(Chew、 Br、)、
19 B 3.19,402)に記載されているようなFmoc−ポリアミド法
の連続流動による変法であった。
Fmoc−アミノ酸DHBTエステルは公知の合成法に従って調製した。
尖丘斑−1
ポリジメチルアクリルアミド樹脂:
(IT)
を剛性の大きな孔をもつ珪藻土粒子に担持させ、それ自体公知の酸−感受性p−
アルコキシベンジルアルコール結合剤および内部標準としてのノルロイシン残基
で官能化した。
アシル化反応はジメチルホルムアミドに溶解した過剰量のアミノ酸DHBTエス
テルを用いて行った。この溶液を上記樹脂上に再循環させた。C−末端FM。C
−グリシン残基のエステル化では、4−ジメチルアミノ−ピリジン触媒の存在下
で、ペンタフルオロフェニルエステル誘導体を使用した。4−ジメチルアミノヒ
リジン(1当量)の存在下で、Fs+oc−グリシンペンタフルオロフェニルエ
ステル(5当量)を用いると、エステル化ハ1〜2時間で完了した。すべてのペ
プチド結合形成反応において、適当なF+woc−アミノ酸DHBTエステル(
4当量)のジメチルホルムアミド溶液を使用した。最後のバリン残基を組込むた
めに、該反応混合物に尿素を添加した(以下の記載を参照のこと)、フルオレニ
ルメトキシカルボニル基は20%ピペリジン/ジメチルホルムアミドにより脱離
した。
本例において、合成の進行はカラムの初めの黄色の発色の持続性を観測すること
により追跡した。しかし、安全のために、アシル化時間はかなり長く設定した。
樹脂が退色してその本来の灰色がかった状態に移行するのに以下のようなおよそ
の時間が記録された。また、括弧内には実際の全反応時間を与えた。
Asn −Gly : 15分(35分) Hlle −Asn :30分(6
5分);Tyr −11e : 18分(60分) ;Asp −Tyr :
10分(40分);lie −Asp : 15分(40分);^la −11
e : 10分(40分);Ala −Ala : 10分(40分) ;Gi
n −Ala: 30分(130分) HVal −Gin : 20時間(2
4時間)。最後のバリン残基について記録された例外的に長い反応時間は以前の
経験と一致している。グルタミンの添加後には、脱保護工程中におけるゆっくり
したジベンゾフルベン−ピペリジン付加生成物の脱離によって、樹脂マトリック
ス内でペプチド鎖の強い会合が起こることが、光度測定により明らかとされた。
完成されたデカペプチドは95%トリフルオロ酢酸により樹脂から分離され、残
留樹脂のグリシン:ノルロイシン分析結果から分離度は92%であった。未精製
デカペプチドは以下のようなアミノ酸分析値を示した。即ち、GIY 、 1.
00 ;Asp 。
1.91 ;Ile、 1.80;Tyr、 0.91;Ala、 1.87;
Glu。
0.96 ;Val 、 0.94゜E、アサ−トンおよびR,C,シェパード
(E、八therton and R,C,5heppard )の文献〔ジャ
ーナル オブ ケミカル ソザイアティー ケミカル コミュニケーションズ(
J、 Chem、Sac、 Chem、 Commun、 )、 1985.1
65〕に記載されているようにhplcで精製後、アミノ酸分析結果は以下の通
りであった。即ち、Gly s 1.00 ;Asp 、 1.96 ; Il
e 。
1−92 ; Tyr 10.95 ; Ala 、2.04 ; Glu 1
0.98 : Val 。
0.98゜
同じシーケンスの第2回目の合成は、最後のバリン(4当量;尿素使用せず)を
除き、2当量のみのD HB Tエステルを使用したことを除けば上記の合成手
順と同様に実施され、同様に満足な結果が得られた。
実施例 2
実施例1と類似の技術および反応条件を利用して、以下のようなペプチドシーケ
ンスの満足な合成が達成された。
111al ・ Leu −Arg ・ 八sn 4ro ・八sp −Gly
−GIu ・ l1e−[1ilu −Lys −Gly ・Oil (V)
Hlle −Ala −GIu ile −Gly −AIa −3er −L
eu 1le−Lys −)1is −Trp ・Of((VI)11G1y
4.ys −Lys −Lys −Cys(Acm)・Ser −Glu −5
er−5er −Asp −8er −Gly −5er Tyr −GIy
(in (■)ス[3
実施例1のシーケンスの第2回目の合成において、アシル化反応の終点を、44
0nmにおける樹脂の色を測光法で観察することにより測定した。この結果は概
して肉眼的評価と一致したが、2つのイソロイシン残基については、完全な脱色
に要する時間が殆ど等しかった(36分;40分二以下の記載参照)。
本質的に、低圧石英−ハロゲン光源からの光を厚さ約4fiの半透明樹脂製支持
体の床に集光し、拡散され透過した光を440nmの狭帯域フィルタを通してフ
ォトトランジスタ検出器上に再集光した。磁気的に操作されるシャンク機構を用
いて、光源による樹脂の曝露を制限した。この検出器の出力をディジタル変換し
、サンプリングしかつ制御用マイクロプロセッサで直接処理した。アシル化の進
行に伴う、定常的ベースライン状態までの吸収量の降下の典型的な実時間ブロー
/ トを添付第1図に示す。
第1図の下降する軌跡の揺ぎは、再循環されるアシル化種:および溶液中のイオ
ン化されていないDHBTによる吸収に起因するものである。およその循環時間
に対応する時間に亘すデータを平均することによって上記揺ぎを簡単に除くこと
ができる。第2図〜第4図はA、ドライランドおよびR,C,シェパード(A、
Dryland and R,C,5heppard)のジャーナル オブ
ザ ケミカル ソサイアティー、パーキントランスアクションズI(J、 Ch
e+s、 Soc、 Perkin、 I )、1986.125に記載の文献
に従って、Fmoc−ポリアミド連続流動法を用いて、実際にペプチドの合成を
行った際に得られた結果を示すものである。第2図の曲線(a)はサンプルの添
加を示し、曲線(b)はアシル化の進行に伴う吸収量の低下を示し、また曲線(
C)は連続する読取り値開の差を示すものである。これらは著しく拡大された縦
方向の尺度、−5〜+5、でプロットし、−1と+1における水平方向のデリミ
フタも併せて図示した0本例において、アシル化は5つの連続する差の読みがこ
れらの範囲内となった時点で完了したものと考えた。このアシル化工程を更に十
分量経過後に自動的に終了させた。
合成したデカペプチドシーケンス(I[[)は線状の立体的障碍を受けている残
基を含み、その合成は内部凝集による大きな障碍を起こす一工程を含んでいる。
最終工程を除き、各ペプチド結合形成工程に対して、2倍過剰のFmoc−アミ
ノ酸エステル(■)を用いた。(以下の記載を参照のこと、)制御用マイクロコ
ンピュータをプログラムして、20秒間隔で最大135回の読取りを行った。第
2図は最初のペプチド結合(アスパラギンとグリシンとの結合)の形成を記録し
たものである。終点はイソロイシン残基(第3図)は予想通り40分と遅かった
。後の連続する残基は夫々19.4分(Tyr ) 、17.4分(Asp )
、35.8分(Ile ) 、17.8分(Ala ) 、17.8分(Ala
) 、および21,8分(Gin )に終点を示した。最後のアシル化工程(
バリンとグルタミンとの結合)は、上述の実験から、樹脂マトリックス内での内
部凝集に大きく影響されて、例外的に遅いことがわかる。4倍過剰の活性化エス
テルを用いた。データ集収のために設定した時間(45分)の終了時点でこのア
シル化は明らかに不完全であった(第4図)。経過時間の読みは人為的に行い、
反応を一夜行った。脱保護および樹脂からの分離(92%)後、得られた粗製デ
カペプチド(実測値:Val、0.93 :Glu、 0.99 ;Ala、
1.92 ;lle、 1.64 ;Asp。
2.01 ;Tyr 、0.93 ;Gly 、 1.00)は、従前の人為的
に制御して合成したものに匹敵するhplcプロフィールをもつ高品位のもので
あった。同様にして、カルシウム結合タンパクエンドプラスミンの部分配列であ
る以下の19残基の合成も同様に満足すべき結果を達成した。
1IAsp −Asp −Glu −Val ・Asp −Vat −Asp
−GIy 4hr−Vat ・GIu −Glu −Asp −GIu −GI
y −Lys −3er 4yr −Gly ・O1! (IX)
実施例 4
本発明の方法を利用した、いくつかの他のペプチドの合成につき以下に記載する
。
(a) エシェリヒア コリ(Escherichia coli ) K 8
8 ad厨房状縁ンパク断片94−105の組立て
このペプチド、H−Val−Leu−Arg−Asn−Pro−Asp−Gly
−Glu−11e−Glu−Lys−Gly−OHは実施例1に記載の方法で組
立てたが、ジイソプロピル エチルアミンの1.5%DMF溶液の存在下で実施
した(Argw6およびAsnqtでのアシル化を除(全工程)。溶液中での発
色は460nmで測定し、結果を反応時間の決定のために利用した。このアシル
化時間は以下の通りであった(括弧内におよその観測された反応時間を与えた)
:Lysl。4.40分(15分) i Gly+os、40分(15分)
i Ile+oz、40分(20分) ;G1u+oイ30分(15分) :
GIV+oo、30分(12分);ASIP*q 、40分(20分) 1Pr
o*s 、40分(12分);^5nql 、90分(90分) iArgqh
、210分(120分);Leu、s、75分(15分) ;Vale4.50
分(20分)、かくしてH−Guy−ハンドル(Handle)−Nle−樹脂
(2g、0.20gl1ol)を、自動ペプチド合成装置内で0.5%のDIP
EAを含むDMF溶液(8[0中に溶解したFsoc−アミノ酸−DHBTエス
テル(0,62mmol、3当量)でアシル化した。各アシル化の終了後、カラ
ムを15分間洗浄し、ピペリジンの20%DMF溶液と共に10分間流すことに
よりF+woc−基を脱離した。流出液の吸収を330 nmで監視した。樹脂
上のペプチドを加水分解し、アミノ酸分析にかけた(実測値:Gly 、2.0
0 ;Asp、1.90;Glu、、2.00;Pro、 1.01;Val、
0.91;lie。
0.94 ;Leu s O,921N1e 、1.02 ;Lys 、1.0
2 ;Arg 。
0.93)。このペプチドを、5%のフェノールを含むTFA(10+/りで2
4時間処理することによって、樹脂から分離した。この生成物を濾過し、真空中
で蒸発させ、ジエチルエーテルで3回抽出し、水(3mAりから凍結乾燥するこ
とにより単離した。
このペプチドをhplcで分析し、ピーク部分を集め、O%バッファーBで等方
的(isocratic)に溶出し、次いで38分かけてO%〜50%バッファ
ーBの線形勾配法で溶出した。観測されたピークの中で18分および19.2分
におけるピークのみがペプチドを含み、従って正確にこれら両者を解析した。
山) ベニシリナーゼ断片1−12の組立てHO−ハンドル(Handle)−
Nle−樹脂(1,4g、 0.151111101)を、自動連続流動ペプチ
ド合成装置に再循環することにより、Fmoc−Trp −0−DHBT (3
42yrg、0.6 mmol)とDMAP(20■、0.16 s+aol)
のDMF (7+mjり溶液によりアシル化した。1.3時間後に、この混合物
を洗い流し、残留するヒドロキシル基を無水酢酸(100μj! −、1mmo
l)およびDMAP(30q、0.25 mmol)で末端キャンプした。この
樹脂をDMFで洗浄し、Fmoc−基を20%ピペリジンで除去した。312n
n+でのこの流出液の吸収の監視により、Trpの組込みがわずかに20%に過
ぎないことが示された。この組立ては実施例1に記載されているように実施し、
一方で反応を流動セル中の樹脂の薄い層(1,5n)を通して440 nmの光
を透過させ、かつ樹脂上の残留アミノ基により脱プロトン化されたD HB T
’−OHによる吸収を測定することにより監視した。これらの反応は、読みが最
大吸収の1%を越える変化を示さなくなった時点で完結したものと考えた。アシ
ル化時間は以下の通りであり、括弧内には観測された反応時間を与えた:H4s
、 、50分(12分);Lys+o 、45分(12分);Ileg、50分
(20分);Leu@、25分(10分) ;Ser+、25分゛(10分)
;Alaイ27分(10分) 1Glys、25分(10分);l1e4.90
分(30分);Glu、、70分(20分) ;Ala、、80分(25分);
Ile。
150分。最後の4つのアシル化において、反応は1%の尿素の存在下で行った
。各アシル化に次いで、15分間DMFにより洗浄し、更に20%のピペリジン
を含むDMF溶液と共に10分間流動させた。このサイクルは25分間DMFで
洗浄することにより完了させた。 F+iocの脱離中に、流出液を312nm
における吸収につき監視した。最終生成物はAcp断片について記載したように
洗浄し、乾燥し、樹脂のアリコートを加水分解し、アミノ酸分析にかけた(実測
値: Gly % 1−00 ; Ser sO,82;Glu、 1.02;
Ala、 2.01; rle、 2.81 ;Leu。
0.97 ;Nle 、 4.30 ;His 、 0.99 ;Lys 、
0.99)。
このペプチドは、3%アニソールと1%のエタンジオールとを含むTFA (3
!lり)と共に1.5時間窒素でパージングすることにより樹脂(70■)から
分離した。この樹脂を濾別し、純TFAで洗浄した。溶媒を真空下で蒸発するこ
とにより除去し、ジエチルエーテルで3回抽出した後、生成物を窒素気流で乾燥
し、20%パンファーBで2分等方的hplc溶出し、30分間の20〜50%
バッファーBによる線形勾配法でのhplc溶出により分析した。・1?3.3
および15.5分における2つの溶出ピークを正確な配列につき分析した。しか
し、15.5分におけるピークは、p rpエステル法で前に調製されたfli
製ペニシリナーゼ断片ニー12と一致した。
<C) タンパクP 1.6断片lff−27の組立てこのペプチド、)l −
Gly −Lys −Lys −Lys −Cyc(Acm) −5er −G
lu −5er −5er −Asp −Gly −3er −Tyr −Gl
y −IIIを、4倍過剰のFmoc−アミノ酸−DHBTmステル(0,61
nmmol)を用いて、II Gly−ハンドル−Nle−樹脂(1,4g、0
、154 mmo+)上に組立てた。アシル化反応の進行中、カラム底部の樹脂
層(1mm)を通して440nmの光の吸収を測定した。これら反応の終点は吸
収量の変化がなくなった時点とした。
アシル化時間(括弧内は観測された反応時間である)は以下の通りであった:
Try2g 、50分(10分) ;5er2s 、50分(10分) ;Gl
yza 、50分(5分) ; 5erxs 、50分(15分) ; ASp
22.50分(10分) ; 5er2+s 50分(10分);5er2a
、50分(15分);Gluts 、50分(10分) ; Ser 11ls
50分(17分);6ySI7.50分(14分) ;LYS+s 、50分(
20分) ;LyS+s 、60分(50分):Lys+n、240分(90分
) ;GIy+s 、60分(30分)。各アシル化サイクル完了後、樹脂をD
MFと共に15分間流し、Fmoc−基を20%のピペリジンを含むDMFと共
に10分間流すことにより除去した。これらのサイクルはDMFと共に25分間
流すこきにより完了した。最終生成物を連続的にDMF、t−アミルアルコール
、氷酢酸、t〜ルアミルアルコールDMFおよびジエチルエーテルで洗い、樹脂
を真空下で乾燥した。この樹脂を加水分解し、アミノ酸分析にかけた(実測値:
Gly 、 3.00 ;八sp 。
1.02;Ser、4.17;Glu%1.00;Cys (積分されず);N
le 、1.09 ;Tyr 、0.90 ;Lys 、2.96)。
95%の水性TFA (1cal>で1.6時間処理することにより、このペプ
チドを樹脂から分離した(40■)。この樹脂を除去し、TFAを蒸発させた。
残金をジエチルエーテル(25m72)で3回抽出し、真空下で乾燥した′。
この生成物を5%のバッファーBで2分間等方的hplc溶出し、次いで5%〜
25%のバッファーBの濃度勾配の下で18分間hplc溶出することにより分
析した。9分における主ピークおよび10.8分における小ピークを集め、アミ
ノ酸分析にかけた。
前者はこの分析によりタンパクP16断片13〜27であり、一方後者ではリジ
ンが欠損していることがわかった。
上記実施例は、連続流動条件の下で操作される固相合成の真の自動化のための基
礎を与える。何隻追加の試薬、樹脂の除去、あるいは合成手順による他の妨害も
ないし、必要とされない。
反応が進行するにつれて、かつ補修作用が自動的にあるいは必要ならば手動で行
い得る時点で、データが作成されオペレータに表示され、コンピュータで解析で
きる。合成の実質的な迅速化が可能であるが、主な重要性は特に遅い工程の検出
にあり、これが行えないと、予め設定した反応時間では合成は失敗に帰すること
になる。
浄書(内容に変更なし)
0 2−、点 345
浄書(内容に変更なし)
手続補正書(方式)
特許庁長官 吉 1)文 夫 殿
■、事件の表示 PCT/GB 871000783、補正をする者
事件との関係 出願人
名 称 メディカル リサーチ 力ランシル5、補正命令の日付 昭和63年6
月28日国際調査報告
1g−1−114−+m++alA−1両−11−−No、PCTノGB877
0007BANNEX To T’?w rNTERNAτ工0NAL 5EA
RC!(REPORT 0NEP−A−009799411101/84 No
neINTERNAT工0NAL APPLICATION No、 PCT/
GB 8710O078(SA 16009)
Claims (26)
- 1.N−α−アミノ保護基で保護されたアミノ酸残基から出発し、以下の諸工程 : (a)該N−α−アミノ保護基を脱離して、N−α−アミノ基を得、 (b)反応性かつ保護されたアミノ酸誘導体および必要に応じて触媒を使用して 、上記工程(a)で得たN−α−アミノ基に、ペプチド結合を介してN−α−ア ミノ保護基で保護されたアミノ酸残基を付加し、 (c)所定のアミノ酸残基の線状結合体が得られるまで上記工程(a)および( b)を繰返す を包含する、ペプチド結合を介して結合されたアミノ酸残基の線状結合体の合成 に際して、 該反応系が3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オン またはその誘導体を含み、かつ該反応系またはその成分の色を該合成中モニター することを特徴とする上記合成の進行をモニターする方法。
- 2.共有結合により固体支持体に結合され、かつN−α−アミノ保護基で保護さ れたアミノ酸残基から出発し、以下の諸工程; (a)該N−α−アミノ保護基を除去して、N−α−アミノ基を得、 (b)反応性かつ保護されたアミノ酸誘導体および必要ならば触媒を使用して、 上記工程(a)で得たN−α−アミノ基に、ペプチド結合を介して、N−α−ア ミノ保護基で保護されたアミノ酸残基を付加し、 (c)上記工程(a)および(b)を、ペプチド結合を介して結合されたアミノ 酸残基の線状結合体が得られるまで繰返す、を包含する該線状結合体の固相合成 法において、上記反応系が3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4 (3H)−オンまたはその誘導体を含み、かつアシル化反応(工程(b))の進 行を、該反応系またはその成分の色を観察することによりモニターすることを特 徴とする上記固相合成法。
- 3.上記固体支持体がポリアミド支持体である請求の範囲第2項記載の方法。
- 4.合成中、反応溶液に非プロトン系溶媒を用いる請求の範囲第1、2または3 項記載の方法。
- 5.上記アシル化反応(工程(b))が該反応溶液を再循環することにより行わ れる請求の範囲第1、2、3または4項に記載の方法。
- 6.上記工程(b)において、上記反応性かつ保護されたアミノ酸誘導体が、3 −ヒドロキシ−1,2,3,−ベンゾトリアジン−4(3H)−オンの誘導体と して活性化されるペプチド結合を形成するのに利用されるアシル基をもつ、請求 の範囲第1、2、3、4または5項に記載の方法。
- 7.上記3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オンの 誘導体がエステルである請求の範囲第6項記載の方法。
- 8.上記3−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアジン−4(3H)−オンの 誘導体がアジドまたは酸クロリドである請求の範囲第6項記載の方法。
- 9.上記工程(b)において、上記3−ヒドロキシ−1,2,4−ベンゾトリア ジン−4(3H)−オンの誘導体が、反応媒質に3−ヒドロキシ−1,2,3− ベンゾトリアジン−4(3H)−オンを添加することにより、その場で生成され る請求の範囲第6項記載の方法。
- 10.該反応性かつ保護されたアミノ酸誘導体が、3−ヒドロキシ−1,2,4 −ベンゾトリアジン−4(3H)−オンのエステルであり、該エステルが、ペプ チド結合を形成するのに利用されるアシル基がべンタフルオロフェニルエステル 状態にある保護アミノ酸を使用するエステル交換反応により得られる請求の範囲 第9項記載の方法。
- 11.上記の反応性かつ保護されたアミノ酸誘導体がFmoc−アミノ酸のエス テルである請求の範囲第6項〜第10項のいずれか1項に記載の方法。
- 12.上記非プロトン系溶媒が極性溶媒である請求の範囲第3項記載の方法。
- 13.該溶媒がジメチルホルムアミドである請求の範囲第12項に記載の方法。
- 14.上記非プロトン系溶媒が非極性溶媒である請求の範囲第3項記載の方法。
- 15.該溶媒がテトラヒドロフランである請求の範囲第14項記載の方法。
- 16.上記反応系またはその成分の色を測光法でモニターする請求の範囲第1〜 15項のいずれか1項記載の方法。
- 17.上記色を約440nmにて測光法でモニターする請求の範囲第16項記載 の方法。
- 18.固相の色をモニターする請求の範囲第2項または第2項に従属している第 3〜17項のいずれか1項に記載の方法。
- 19.3−ヒドロキシ−1,2,4−ベンゾトリアジン−4(3H)−オンを、 上記反応系から取出される固相支持体の一部に加え、該取出された固相支持体の 色をモニターする請求の範囲第18項記載の方法。
- 20.上記反応溶液が塩基性であり、該反応溶液の色をモニターする請求の範囲 第1〜17項のいずれか1項に記載の方法。
- 21.上記反応溶液がN−メチルモルホリン、ジイソプロピルエチルアミン、ピ ペリジンまたはN−エチルモルホリンを含む請求の範囲第20項記載の方法。
- 22.ペプチドの固相合成反応の進行中に、反応溶液または固相の色をモニター する手段を含むことを特徴とするペプチドの自動固相合成用装置。
- 23.該モニター手段が光度モニタを含む請求の範囲第22項記載の装置。
- 24.該光度モニタが440nmでの観測に適したものである請求の範囲第23 項記載の装置。
- 25.(i)上記固相合成が起こるポリアミド樹脂を含む粒子を収容するカラム と、(ii)該カラムの一方の側に設けられた光源と、(iii)該カラムに隣 接しかつ該光源と対向する位置に設けられた集光集成装置と、(iv)該集光集 成装置により集光された光を受け取るように配置された光度計と、(v)該光検 出器の出力に応答し、かつこれに応じて合成手順を制御するようにプログラムさ れたマイクロプロセッサとを含む請求の範囲第23または24項記載の装置。
- 26.更に、上記光源と上記カラムとの間に設けられたシャッタ集成装置を含む 請求の範囲第25項記載の装置。
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