JPS6350202A - 平面アンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、環状スロットを有する平面アンテナに関する
ものである。

［背景技術］ 従来、環状スロットを有するこの種の平面アンテナは、
直線偏波受信用のアンテナとして開発されており、ＤＢ
Ｓ等でよく用いられる円偏波信号に対しては、帖比が悪
くなって良好な受信特性が得られないものであった。ま
た、直線偏波の受信時においても、垂直方向の偏波と水
平方向の偏波とのいずれか一方しか受信できないという
問題があった。

［発明の目的］ 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、円偏波の受信性能が良好で、しかも
直線偏波の垂直偏波、水平偏波の受信が可能な平面アン
テナを提供することにある。

［発明の開示］ （実施例１） 第１図乃至第３図は本発明一実施例を示すもので、地導
体板１と、給電ライン２ａが形成された給電回路板２と
、多数の環状スロット３ａが形成された放射回路板３と
を誘電体層４　ａ、　４　ｂを介して積層配置し、給電
ライン２ａから環状スロット３ａの１ａ所に給電するよ
うにした平面アンテナにおいて、半数の環状スロワ）３
ａに対しては縦方向に給電し、他の半数の環状スロワ）
３ａに対しては横方向（直交方向）に給電するように給
電ライン２ａを形成したものであり、各半数の環状スロ
ワ）３ａに直交方向に給電する給電ライン２ａをそれぞ
れまとめて給電点Ａ、Ｂが設けられている。

なお、直線偏波受信用の平面アンテナの場合には、環状
スロワ）３ａの形状は正方形あるいは長方形に形成する
ほうが良い。

以下に、この種の平面アンテナの９１．ｉｆｔ手順につ
いて説明する。まず、ポリエステルフィルム（厚す１０
０μｌ１１）ニ既存の方法テｆＲ’／’５ＣＦ￥、３３
５．ｌｊｍ）をラミネートして形成されたプリント基板
のｍＭ面に、正方形の環状スロワ）３ａを７オトエツチ
ングにより形成して放射回路板３を作製する。実施例で
は、環状スロワ）３ａの外側の一辺の長さは１２ｍｍ、
環状スロワ）３ａの内側の一辺の氏さは８ｍｅ＋（スロ
ット巾は２Ｉｌａ＋になる）、スロット間隔は１０ｍｍ
に設定されており、例えば、２５６個の環状スロット３
ａがエツチング形成される。但し、第３図は、環状スロ
ワ）３ａの個数が少ない場合（４Ｘ８個の場合）を図示
している。

次に、このようにして形成された環状スロット３ａに給
電する給電ライン２ａは、左側の半数（１２８個）の環
状スロワ）３ａｌ：討しては縦方向からカップリングす
るように２ａｌｍの線幅で設計されるとともに、右側の
残りの半ｒｊＬ（１２８個）の環状スロワ）３ａ１．：
対しては横方向からカップリングするように設計され、
各給電ライン２ａをまとめて給電点Ａ、Ｂが設けられる
。このような給電ライン２ａの配線パターンを、銅箔が
ポリエステルフィルムにラミネートして形成されたプリ
ント基板の＠箔面に７オトエツチングにて形成して給電
回路板３が作製される。

次に、アルミニウム板（厚さ２論ｍ）よりなる地導体板
１の上面に発泡樹脂シート（厚％　１　ａｍ、発泡倍率
１０倍のポリエチレン発泡樹脂）よりなる誘電体層４ａ
を介して給電回路板２を積層配置し、さらにその上に発
泡樹脂シートよりなる誘電体層４ｂを介して放射回路板
３を積層配置する。

次に、地導体板１の裏面から給電点Ａ、Ｂの両方に給電
端子を接続して平面アンテナの組み立てが完了する。

以上のようにして作製された平面アンテナの給電点Ａ、
Ｂにコンバータをつけ替えるだけで、容易に直線偏波の
垂直偏波あるいは水平偏波の受信が可能であり、アンテ
ナゲインは垂直、水平偏波方向に対して同様に２８ｄＢ
ｉが得られた。なお、垂直偏波用、水平偏波用の平面ア
ンテナを並設して本発明の平面アンテナと同等のものを
得ようとした場合には、周平面アンテナを直交するよう
に配設するための位置合わせが面倒になるが、不発明に
あっては、７オトエツチングによって垂直、水平偏波用
の環状スロワ）３ａおよび給電ライン２ａを一括形成し
ているので、位置合わせが不要になって施工が容易にな
るという効果がある。

（実施例２） 第４図は他の実施例を示すもので、環状スロワ）３ａを
正方形（外側寸法が１２＋＋＋ｌａＸ　１２ａｌｆｆｌ
、スＣ１７ト巾２ｍｍ）に形成し、対角方向の一対の角
（内側）を１当にカットすることによりカットｆｆ！！
５を設（すたものであり、実施例では、対角線の良さが
７１になるように角がカットされている。また、環状ス
ロワ）３ａｌ：ｍ方向から給電する給電ライン２ａと、
横方向から給電する給電する給電ライン２ａの長さ；±
、位相今わせのために約６　ａ＋ｆｆ！（λｇ／４）の
差をつけて給電回路が設計されており、両給電ライン３
ａは一点にまとめられて円偏波用の給電点が形成されて
いる。他の楊成は実施例１と同作である。なお、実施例
では環状スロワ）　３ａの対角方向の一対の角をカット
して、円偏波の受信性能を改善しているが、角に突起部
を設けても良い。

いま、実施例のように対角線の角がカットされた環状ス
ロワ）３ａにおいては、ａ方向寸法、ｂ方向寸法によっ
て決定される２つの共振が可能となり、この２つの共振
点での共振振幅を等しくし、給電位相を９０°ずらせる
ことにより、良好な円偏波の受信が可能となる。本実施
例にて右旋円偏波のＤＢＳを受信した場合、アンテナゲ
インが３０ｄＢ、軸比が０．５ｄＢ得られ、良好な円偏
波受信性能が確認できた。

（実施例３） ｐｌ＆５図はさらに他の実施例を示すもので、環状スロ
ワ）３ａを円形に形成し、環状スロワ）３ａの中心を通
る直線と、該ｉ＃１．と環状スロｙ）３ａとの交点部分
にそれぞれくぼみ部６を形成したものであり、実施例２
と同様に良好な円偏波の受信性能が得られることになる
。なお、くぼみ部６に代えて突起部を設けても良いこと
は言うまでもない。

［発明の効果］ 本発明は上述のように、地導体板と、給電ラインが形成
された給電回路板と、多数の環状スロットが形成された
放射回路板とを″５電体層を介して積層配置し、給電ラ
インから誘電体層を介して環状スロットの１箇所に給電
するようにした平面アンテナにおいて、半数の環状スロ
ットに対する給電方向と、他の半数の環状スロットに対
する給電方向とが直交するように給電ラインを形成した
ので、円偏波の受信性能が良好で、しかも１９線偏波の
垂直、水平偏波の受信が可能な平面アンテナを提供でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の要部上面図、第２図は同上の
要部断面図、第３図は同上の全体枯成を示す概略上面図
、第４図は他の実施例の要部上面図、第５図はさらに池
の実施例の要部上面図である。 １は地導体板、２は給電回路板、２ａは給電ライン、３
は放射回路板、３ａは環状スロット、４ａ。 ４ｂは誘電体層である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）地導体板と、給電ラインが形成された給電回路板
   と、多数の環状スロットが形成された放射回路板とを誘
   電体層を介して積層配置し、給電ラインから誘電体層を
   介して環状スロットの１箇所に給電するようにした平面
   アンテナにおいて、半数の環状スロットに対する給電方
   向と、他の半数の環状スロットに対する給電方向とが直
   交するように給電ラインを形成したことを特徴とする平
   面アンテナ。
2. （２）環状スロットを正方形あるいは長方形に形成し、
   対角方向の一対の角にカット部あるいは突起部を設けた
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の平面アン
   テナ。
3. （３）環状スロットを円形に形成し、環状スロットの中
   心を通る直線と、該直線と環状スロットとの交点部分に
   それぞれくぼみ部あるいは突起部を形成したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の平面アンテナ。