JPS63500441A - 金属物品のロ−ル成形 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属物品のロール成形 本発明は、熱間圧延鋼ストリップから金属物品のロール成形に関する。

ロール成形した鋼物品の製造においては、材料は熱間または冷間圧延鋼でよい。

製鋼工場から供給される時冷間圧延鋼ストリップはミルスケールとして知られる 鋼酸化物の強靭な皮（主としてＦｅａＯａ　）で被覆されているが、冷間圧延鋼 は通常汚れなしの平滑な表面をもって（光輝鋼）供給される。

ロール成形した物品へペイントまたは電気メッキのような装飾用または保護表面 仕上げを後で通用することを可能とするため、酸洗い浴中に浸漬することによっ て熱間圧延ストリップからミルスケールを除去するのが慣例である。酸洗いはロ ール成形セロセスの前に鋼ストリップのコイルについて実施してもよく、または ロール成形した物品を表面仕上げの前に酸洗いしてもよい。

しかしながら酸洗いプロセスは、その時間、エネルギーおよび酸洗い薬品の過剰 なそして費用のかかる消費のため大きく不利となり、そして同時に使用済薬品の 廃棄に環境問題を発生する。酸洗いプロセスに関連した別の難点は、処理した表 面の孔食のような表面欠陥の発生と、そしてロール成形前のストリップコイルお よびロール成形した製品の表面腐食へ導く鋼の効果的な脱不動態化に関する。表 面腐食はストリップコイルまたはロール成形した物品を鉱油または合成油の保護 フィルムで処理することによって緩和することができるが、保護オイルの除去お よび廃棄に関連した別のコストおよび環境問題を発生させる。

熱間圧延鋼のロール成形に関連する諸問題を軽減するため、熱間圧延したストリ ップを冷間圧延することによってきれいな光輝鋼を製造することが提案されてい る。

鋼ストリップの冷間圧延においては、コイルは付着しているミルスケールの大部 分を除去するため酸洗いし、そして次にすぐれた寸法許容差の鋼ストリップを製 造するため４本または５本ロールミルを通過させることができる。冷間圧延作業 の間、鉱油または合成油のような潤滑剤が使用され、そしてこれは表面浸炭を避 けるため後続の高温焼鈍プロセス前または最中にストリップの表面から除去され なければならない。

潤滑剤除去は各種の方法で実施し得る。潤滑剤で被覆されたコイルは、ストリッ プの表面から炭素残渣を除去するため、水蒸気、窒素および水素の注急深い制御 された雰囲気中において焼きなますことができる。代わりに圧延ミル潤滑剤は焼 きなましプロセス中に蒸発する低沸点組成よりなることができる。

他の潤滑剤除去プロセスは、鋼ストリップの表面へ最後のロールスタンド入口直 前か、または出口直後において洗剤組成物をスプレーすることによって実施され る。一般に洗剤は１ｔａｉ剤および付着した金属粒子をストリップ表面から除去 するのに満足的であるが、洗剤の使用は冷間圧延において潤滑性の著しい減少に よる問題を発生し、そのためストリップ表面に多量の金属粒子の生成を発生させ ることが知られている。

潤滑油の除去のための洗剤の使用に関連する問題はオーストラリア特許第５５２ ８７０号において取り上げられている。オーストラリア特許第５５２８７０号に は、「水または洗剤を使用する洗剤法によって引き起こされる問題は、ストリッ プの表面へ最後のスタンドの入口または出口において０．５〜２．０％の濃度の 圧延ミル清滑剤エマルジョンを高圧力で射出し、そしてロールへ同じ濃度の圧延 ミル潤滑剤エマルジョンを潤滑剤として低い圧力で射出することによって解決す ることができる」と述べられている。

オーストラリア特許第５５２８７０号はまた、先行技術の高圧力洗剤法において は、後からの使用のためオイルおよび洗剤の回収のためオイルセパレーターが必 要であることを示唆する。

しかしながら、本発明は、後からの表面仕上げに通したきれいな光輝表面を持っ たロール成形製品が製造される、熱間圧延鋼ストリップからの物品のロール成形 に関する。

ロール成形のための材料として熱間圧延鋼ストリップを使用することによってい くらかの経済が得られるけれども、これら経済の大部分は先行技術プロセスでは 失われる。熱間圧延鋼ストリヅプから製造したロール成形物品は、ミルスケール フレークとそして残存ミル潤滑剤のいくらかの量の付着により粗い表面を有する 。そのようなロール成形物品は、後からの貯蔵および輸送後かなりの程度の表面 さびをしばしば発現する。

従って、そのようなロール成形物品が構造用途または家具製造を含む他の用途に 使用できるまでには、ペイントまたは類似物のような保護もしくは装飾仕上げを 受け付けるように、物品の表面を準備するのにかなりの時間、労力および費用が かかる。残存ミルスケールは酸洗い、ブラシかけ、サンドブラスト等によって除 去しなげればならず、そして残存潤滑剤は溶剤もしくはアルカリ離脱プロセスに よって除去することができる。

熱間圧延鋼ストリップからロール成形した物品の後からの表面仕上げに関連した 高コストに鑑み、多くのロール成形業者は原材料としてより高い当初コストにも かかわらす冷間圧延鋼ストリップを好む。冷間圧延鋼ストリップは、通常ロール 成形作業前の輸送および貯蔵中の表面さび発生を防止するため、鉱油その他の保 護コーティングを持ってロール成形工場へ供給される。

同様に、ロール成形した製品は、通常表面さび発生を防止するため鉱油の保護コ ーティングを施して鋼加工業者へ供給される。鋼加工業者はそれ故高価な溶剤も しくはアルカリ除去プロセスによって油膜を除去しなければならず、そして次に ロール成形した製品はそれへ手塗り、スプレー塗りその他によって保護プライマ ーが塗布される。

以前ロール成形プロセスの間にロール成形された物品へ金属プライマーペイント のような表面コーティングを施用することが提案されたが、そのような先行技術 インライン圧延および塗装プロセスは全く不満足であった。

熱間圧延鋼ストリップを使用する先行技術プロセスにおいては、圧延ミルの後に サンドブラストおよびアルカリ処理ステーションを使用し、そして切断した長さ をオフラインで塗装することが提案された。このプロセスは、サンドブラストお よびアルカリ処理プロセスを効果的とするためには、圧延ミルのラインスピード を実質的に減らさなければならないので、このプロセスは極めて非能率的である 。加えて、このプロセスは多量のエネルギーと材料を消費し、そして使用済薬品 の廃棄に環境問題を発生させる。切断物をオフラインで塗装するための付加的な 貯蔵およびハンドリングスペースの必要性にさらに困難が発生し、その結果とし て余分の労賃および塗装区域における溶剤の蒸発によって発生する環境問題が伴 う。

本発明は、ロール成形作業において材料として熱間圧延鋼ストリップを使用し、 そして圧延ミルの効果的な最高ラインスピードにおいてインラインでロール成形 した物品の表面コーティングを許容する方法および装置を提供する。

本発明は、いかなる付加的な作業場所および付加的労力の必要なしに、塗装もし くは表面被覆したロール成形した製品を慣用の取り扱いおよび包装操作によって ロール成形および塗装ラインの取り出し端において取り扱うことを許容する。本 発明はまた、鋼加工業者によるいかなる前処理の必要性なしに被覆した製品の後 加工を許容する。

本発明は、ロール成形物品、特に熱間圧延鋼ストリップからつくったロール成形 した物品の製造に関連した諸問題を軽減することを目的とする。以後使用するよ うに、熱間圧延鋼ストリップなる表現は、それへ付着したミルスケールの実質的 部分を持っている熱間圧延ミルからの製造したままの形の酸洗いしない熱間圧延 鋼ストリップに関する。

本発明の一面によれば、 熱間圧延した鋼ストリップをそれへ付着したミルスケールの層を破砕および／ま たはばらばらにするように熱間圧延鋼ストリップを変形し、 前記鋼ストリップをロール成形潤滑剤の存在下あらかじめ定めた形状へロール成 形ミルの成形区域において成形し、前記のあらかじめ定めた形状を前記ロール成 形ミルの寸法決め区域においてミルスケール粒子および前記あらかじめ定めた形 状へ付着した４ｉ剤を除去するため洗剤の存在下で矯正する工程とよりなる、熱 間圧延したｉ４ストリップから物品のロール成形方法が提供される。前記洗剤は 前記矯正区域の矯正ロールのための潤滑剤として作用する。

鋼ストリップは、ロール成形ミルから離れた、またはそれと一体の変形区域にお いて変形させることができる。好ましくは、変形区域は前記成形区域を含む。

適当には、潤滑剤溶液の収集および再循環を容易にするため、成形区域の下に収 集タンクが設けられる。同様に、洗剤溶液の収集および再循環を容易にするため 、矯正区域の下に収集タンクが設けられる。

好ましくは、それぞれの潤滑剤および洗剤溶液からミルスケールの粒子を分離す るための手段が成形および矯正区域の下の収集タンクに設けられる。

もし必要ならば、成形したセクションから過剰の潤滑剤を除去するため、前記成 形区域と前記矯正区域との間に除去手段が設けられる。除去手段は洗浄ステーシ ョンおよび／または拭き取りステーションを含むことができる。

過剰の潤滑剤の除去を助けるため、成形区域の出口端に機械もしくは気体拭き取 りステーションを使用することができ、そして過剰の洗剤を除去するため、矯正 区域の出口端に機械的もしくは気体拭き取りステーションを使用することができ る。

もし必要ならば、ロール成形した鋼セクションの表面を化学的に処理するため、 矯正区域の出口端に隣接した化学処理ステーションを配置することができる。好 ましくは、化学処理ステーションは鋼セクションの表面へ不動態化剤エッチャン ト等を塗布するための手段を含む。最も好ましくは、化学処理ステーションはリ ン酸鋼エッチャントを使用する。

本発明の他の面によれば、熱間圧延鋼ストリップからロール成形物品の連続イン ライン成形および被覆装置が提供され、該装置は、実質的に連続したロール成形 したセクションを成形するためのロール成形ミルにして、変形および／または成 形区域と矯正区域を有し、該変形および矯正区域は潤滑冷却剤の存在下鋼ストリ ップの表面へ付着したミルスケールの層の少なくとも一部を除去するのに適し、 前記矯正区域は矯正ロールのための潤滑剤として作用する洗剤冷却剤の存在下付 着したミルスケールの残りを除去するのに適した前記ロール成形ミルと、 前記ロール成形ミルから出て来るロール成形したセクションの表面を被覆のため 化学的に準備するための化学処理区域と、前記化学処理区域から出て来る前記ロ ール成形したセクションへ表面被覆を施用するための被覆施用区域と、前記被覆 施用区域から出て来る前記ロール成形したセクション上の前記表面被覆を乾燥も しくは硬化させるための乾燥区域と、前記実質的に連続したセクションをあらか じめ定めた長さに切断するための切断手段と、 前記ロール成形したセクションのあらかじめ定めた長さを後続の取扱い作業のた め蓄積するための蓄積手段とを含み、前記ロール成形ミル、化学処理区域、被覆 施用区域、乾燥区域および切断手段は実質上同じラインスピードで作動すること を特徴とする。

適当には、被覆施用手段は気体吹付塗料塗装機、静電塗料塗装機、アエレス塗料 塗装機または粉体塗料塗装機を含む。

好ましくは、この装置は複数の塗装ノズルを有する静電塗料塗装機を含む。

乾燥区域は赤外線照射機のような加熱装置を含むか、またはそれはもしくは好ま しくは空気のような加熱気体源を含む。もし必要ならば乾燥区域は赤外周波数バ ンド以外の電磁照射源を含む。

本発明のなお他の面において、前記連続的ロール成形／被覆装置は、 前述したロール成形ミルおよび化学処理区域と、前記化学処理区域から出て来る ロール成形したセクションをあらかじめ定めた長さに切断するための、前記化学 処理区域に隣接した切断手段とを含み、前記ロール成形ミル、化学処理区域およ び前記切断手段はすべて第１のラインスピードで作動し、前記切断手段から出て 来るロール成形したセクションの切断した長さを蓄積するための蓄積装置と、 複数の切断した長さをコンベアへ移すための移換手段と、ロール成形したセクシ ョンの切断した複数の長さを同時に被覆するための被覆施用手段と、 ロール成形したセクションの切断した複数の長さを同時に乾燥するための乾燥区 域とを含み、 前記移換手段、被覆施用手段および乾燥区域はめいめい第２のうインスピードで 作動し、前記第２のラインスピードは前記第１のスピードと前記移換手段によっ て移された切断した長さの単位数とに比例している。

本発明の各種の面を完全に理解し得るために今から添付図面を参照する。

第１図は、本発明の一面に従ったロール成形ミルおよび化学処理ステーションを 図示する。

第２図は、本発明の他の面に従ってロール成形した管のインライン塗装に通した 連続的管成形装置を概略的に図示する。

第３図は、第２図の塗料塗布および乾燥区域とそして切断手段を図示する。

第４図は、第２図に図示した装置の代替形を概略的に図示する。

第５図は、第２図に図示したこの装置のさらに別の代替形を概略的に図示する。

第１図において、熱間圧延した鋼ストリップ１はコイル２からストリップ接合ス テーション３を経由して取上げ懸垂アセンブリ４へ供給される。懸垂アセンブリ ４は移動するアントラ−ローラー５を含み、新しいコイル２が接合ステーション においてストリップのそれぞれの端部をバット溶接することによって先行のロー ルの尾部へ接合される間の成形ミルの連続作動を可能にする。

懸垂アセンブリ４を離れた後、ストリップ１は供給キャプスタン６上を、そして その後成形ミル８へ入る前に張力制御検知器７へ通過する。

成形ミル８は変形および／または成形区域９と、矯正区域１ｏとよりなる。スト リップ１が変形および／または成形区域９へ入る時、ライマーのようなペイント 組成物がスプレーガン等によって塗布さ平坦なストリップはそれが円形断面の管 のような所望の形状を取るまでローラーの列によって次第に曲げられる。この最 初の変形および成形プロセスの間、鋼ストリツプ上のミルスケールの屓はひび割 れし、ばらばらにされる。ミルスケールの実質的部分が鋼ストリップの変形と、 そしてストリップと変形および／または成形ロールとの間の摩擦の結合作用によ ってこの変形および成形区域において除去される。変形および／または成形ロー ルは乳化した鉱油冷却剤／潤滑剤を連続的にスプレーされ、これはロールを潤滑 し、そしてミルスケールの少なくとも一部を除去するように作用する。

変形および／または成形区域９を離れた後、当接する自由縁を持ったチューブ状 断面は溶接ステーション１１へ通過し、そこでストリップの自由縁はシールされ た管を形成するように溶接し合わされる。

チューブ状部材は次に矯正区域へ通過し、そこで矯正ローラーの列がチューブ状 部材をあらかじめ定めた直径へ正確に圧延する。この矯正区域１０においては、 慣用の潤滑油エマルジョンは洗剤溶液で置き換えられる。洗剤溶液は矯正ロール に対して全く適切な潤滑と冷却を提供し、同時にｉａ滑油およびミルスケールの 残存微量を除去することが発見された。

矯正区域１０を離れた後、チューブ状部材は次に化学処理区域中へ通過し、そこ で管の表面は後からの塗装被覆の接着を助けるためリン酸化合物のような不動態 化エツチング溶液で処理される。この接合点において管は残存ミルスケール、腐 食および他の表面汚れのような汚点のないきれいな光輝を持っている。

管１２は次に塗装ステーション１３へ通過し、そこで酸化亜鉛プ第２図は、変形 および／または成形区域９、矯正区域１０およびれる。ペイントはアルキッド、 ポリエステル、エポキシ、ポリウレタン樹脂等の任意の適当な急速乾燥ビヒクル を含むことができ、そしてエアレススプレー、静電スプレー等のような任意の適 当なスプレー方法によって塗布することができる。霧収集フード１４は塗装化学 処理区域１１を詳細に図示する。

平坦なストリップ１は変形／成形区域９へ入り、そこでローラーの列によって係 合され、その中で上方および下方成形ローラー２０、関連する支持車軸２２上で 回転自在なサイドローラー２１および後続のローラーセット２３ないし２８のす べてが当接する縁を持ったチューブ状断面を成形するため図示するように成形ロ ーラーとして機能する。ローラーセット２０において、上部ローラーは凸面であ り、下方ローラーは図示するように凹面であり、セント２１ないし２８中の各ロ ーラーは凸面である。ローラー２５は開いた継目の縁をトリミングするため管３ ０中へ延びる突出フランジを含んでいる。

管３０は次に、ピンチローラ−セット２９の間に間挿された溶接ゾーン２９を通 過する間に開いた継目を合わせて保持する第１および第２のピンチローラ−のセ ント２８によって把持される前に、案内ローラー２７によって継目が係合される 前に、車軸６４上に取り付けられた成形ローラー２６を通過する。溶接は消耗し 得るフエライトロンドと共に高周波コイル３１によって実施される。

スプレーパン３２から再循環するミル冷却剤／潤滑剤が成形ローラー２０ないし ２８および管３０へ塗布される。支持ローラー３４と組合せた剥離工具３３は、 溶接区域において急冷および応力緩和のため管が水浴３５を通過する前に溶接ビ ードの除去を容易化する。

管３０は付に溶接完全性試験装置３６を通過する。鋼ストリップの変形および成 形の間、ミルスケールの実質的部分は変形と、そしてミルロールとストリップ１ の表面との間の摩擦の結合効果によって除去される。再循環する冷却剤／潤滑剤 はミルスケールを分ｇＩ器３２ａ−、洗い落とし、再循環する冷却剤／潤滑剤３ ８がらミルスケール３７０粒子を分離する。

管３０は次に、管の正確な形状および寸法を提供し、そしてまた残ったミルスケ ールもしくはさびの除去を容易化するように配置された矯正区域１０内の矯正ロ ーラー３９のセットを通過する。慣用の潤滑油エマルジョンの代わりに、洗剤溶 液が矯正区域ｌｏ内の矯正ローラー３９および管３０を冷却し、潤滑するために 用いられる。

再循環する洗剤溶液はスプレーパン４ｏに集められ、そしてミルスケール４２を 再循環する洗剤組成物４３がら分離するため分離器４１へ送られる。

管３０は次に化学処理ステーション１１を通過し、そこでリン酸エッチャントが 管３０の表面へスプレーバ−４４によってスプレーされる。エッチャントはタン ク４７がらライン４６を通ってポンプ循環を形成するように、フィルター５０を 通過した後返還ライン４９を通っテスフレーハウジング４８がら返還される。過 剰のエンチャントはゴムワイパー５１によって除去される。エッチャントの塗布 後チューブ３０は空気ワイパー５２によって乾燥される。

次に第３図を参照すると、管３ｏは次に塗装ステーション１３を通過し、そこで はスプレーガン５３は管３ｏに対して約４５°の角度で配置される。オーバース プレーは水カーテン５４によって集められ、そして分離後ライン５５および５６ を通ってスプレーガン５３へ返還される。管３ｏはハウジング５５の後壁５７中 の開口５６を通過する。溶剤および他の揮発性物質はスプレーハウジング５５か ら、そして管の表面からそれがハウジング５５がら出る時に除去される。揮発物 はダクト５８経てスフラッパーまたは溶剤回収ユニット（図示せず）へ送ること ができる。

管３０は次に乾燥ゾーン１５を通過し、そこで赤外線ヒーター５９が塗装した管 の表面へ向かって向けられる。また乾燥プロセスを助ケルタめペイント表面へ加 熱空気を向ける空気プロワ−６０が図示されている。揮発性気体は乾燥機ハウジ ング６１からダクト６２を経由してダクト５８へ送られる。

乾燥機ハウジング６１の出口端には、ＰＴＦＥもしくは同様の耐熱性低摩擦材料 よりなる、もしくは塗布された支持ローラー６３が配置される。この点で管３０ は矯正区域１ｏから支持ローラー６３までいかなる支持または接触なしに移動し 、そしてこれは塗装された表面が塗装された表面の完全性に影響することなく機 械的接触のため十分に硬（なる最大の機会を可能にする。

管が溶接ゾーン２９からの残留熱の実質的な量を持って塗装ステーション１３へ 入る時、これはさもなければ乾燥プロセスを阻害する表面スキンを形成するだけ ではなしに、全体として均一にペイントが乾燥することを助ける。

塗装された管３０は最後に冷却ゾーン６５を通過し、そこで冷却水および／また は冷却気体もしくは空気が塗装された管３ｏへそれがハウジング６６を通過する 時に適用される。管３ｏは次に管３゜をあらかしめ定めた長さへ切断するように 管３ｏと同じ速度へ加速する回転ソー６７へ送られる。ソー６７は図示するよう に軌道６９中のローラー６８によって支持される。最後に塗装された管３０ａの 切断された長さは、適当にはラインの残りのラインスピードよりも少し高いライ ンスピードで回転する輸送ローラー７ｏによって切断区域１６から運び去られる 。

管長さは次に最終検査およびもし必要ならば輸送および貯蔵のため包装前に端部 トリミングのため収集区域（図示せず）に集められる。

管の塗装された長さが冷却ステーション６５から出て行く時までに、ペイントの 表面は摩耗または鋼の表面へ達する侵入なしに後の取扱い作業に対して十分に耐 えられるようになる。

それ故、圧延ミルの矯正区域において洗剤冷却剤／潤滑剤の使用と組合わせた熱 間圧延の使用とそして後のリン酸化は、オフラインの前処理もしくは後処理の必 要なしに後の表面仕上げのために適した表面を持つ圧延鋼製品を提供することが 理解される。熱間圧延した鋼ストリップから製造されたロール成形した製品にき れいな汚点のない表面を提供する本発明のこの面は、連続したロール成形した＆ ｌｉ！製品のインライン塗装に高いラインスピードを使用することを可能にする 。

当業者には、本発明の好ましい具体例が圧延した鋼管の生産に関して記載された が２本発明の両面は他の圧延した鋼製品へ応用できることが容易にわかるであろ う。そのような他の圧延鋼製品は四角断面管、ＣおよびＵ字形鋼溝および他の複 雑な断面形状である。

前述したプロセスを修飾するために必要とするすべては、付着したミルスケール の最初の割れおよびばらばらにすることを可能にする熱間圧延鋼ストリップへ十 分な変形を与えること（纒および／または横方向のどちらかへ）と、そして変形 および／または成形および矯正ローラーによる研摩である。これは熱間圧延鋼ス トリップを慣用のもしくは適当な修飾したロール成形ミルへ入る前に変形ローラ ーの列を通過させることによって達成することができる。

さらに、ロールもしくはプレス成形した金属製品が本発明に従って熱間圧延した 鋼シートから製造し得ることが見込まれる。そのような製品は、例えばシート金 属屋根瓦パネル等を含む。

本発明のさらに別の修飾が図面の第４図および第５図を参照して記載される。

第４図は、熱間圧延鋼ストリップからのロール成形した鋼製品の連続製造のため の圧延ミルラインを概略的に図示する。熱間圧延鋼ストラツプ（図示せず）は、 変形および／または成形区域１ｏｏと、溶接区域１０１　（もし必要ならば）と 、急冷区域１ｏ２　（もし必要ならば）と、矯正区域１０３と、そしてエソヂン グもしくは不動態化ステーション１０４とを一般に上述したように通過する。

不動態化ステーション１０４の出口には、回転ソーまたは類似の切断手段１０５ と、そしてあらかじめ定めた長さへ切断した管の長さを受け取るだめの流出区域 １０６が配置される。

管の切断された長さは、流出区域１０６とコンベア１０７に対して平行でかつそ れらの中間の軸のまわりを回転する回転ドラム状移換機構によって流出区域から コンベア１０７へ１本毎に移される。

回転移換ドラムは流出区域１０６から管の切断した長さを持ち上げる軸方向に突 出するフィンガーを間隔を置いて持っており、そしてドラム状移換手段の回転に よって管の切断された長さは圧延ミルよりも少し大きいラインスピードで走行す る駆動コンベア上に置かれる。

コンベアはコンベアの走行方向に対し横に延びる複数のナイフェツジ突起を含み 、各突起は管を収容して位置決めするノツチを持つている。

ン１０９を通って次のナイフェツジコンベアヘ、そして次に後からの端部トリミ ングおよび包装作業のため蓄積区域１１１へ向ける。

管の切断された長さはナイフェツジ突起のノツチ区域と点接触を形成するが、コ ンベアに対応する残りの未塗装部分なしに管の表面を完全にカバーする十分な表 面張力がペイント層に存在することが発見された。

管はそれが塗装ステーション１０９を通過する間管の全表面の完全なペイント被 覆を確保するために支持されない。

前記の具体例は第１図ないし第３図の具体例のように厳密にインラインではない が、管はそれにも拘らず何ら中間の取り扱いプロセスなしに圧延ミルの正常なラ インスピードにおいて塗装でき、そして後で包装することができる。

第５図は本発明のなお他の具体例を図示する。この装置は、第１図ないし第３図 に関して記載したように、変形および／または成形区域２００．溶接区域２０１ 　（もし必要ならば）、急冷区域２０２（もし必要ならば）、矯正区域２０３お よびエッチャント／不動態化剤塗布ステーション２０４を持っているロール成形 ミルよりなる。

回転ソーもしくは類似の切断手段２０５が管をあらかじめ定めた長さに切断し、 それらはローラーコンベア２０７によって収集区域２０６へ移される。次に第１ の短振幅往復動ビームコンベア２０７ａが次第に集められた容管を収集区域２０ ６の横へ、複数例えば８本の管がノツチつきの横方向静止支持部材２０７ｂ上に 離れた平行並列に支持されるまで移換する。

静止支持部材と同様な間隔でノツチされた横ビーム２０９を有する第２の長振幅 往復動ビーム２０８が収集区域２０６と次のコンベア２１０との間に配置される 。第２の往復動ビームは一回の運動で複数、例えば６本の管をコンベア２１０へ 持ち上げ、移換するのに適し、それにより複数の管がコンベア２１０上に離れた 平行並列をなして置かれる。

第４図のコンベア２１０上と同様に、コンベア２１０は容管を収容して位置決め し、そしてそれによってそれらの離された関係を維持するための複数の横方向の ノツチつきナイフェツジを含む。

複数の管は次に、塗装ステーション２１１を通って同様なナイフェツジコンベア ２】Ｏａへ送られ、該コンベアは複数の管を乾燥ステーション２１２を経由して 後の取り扱いのため蓄積ステーションへ輸送する。もし必要ならば、ナイフェツ ジコンベアのノツチ区域はＰＴＦＥもしくは類似の耐熱耐摩耗性材料からなるか 、もしくは被覆されることができる。

管の切断された長さを例えば６本のグループとして取扱うことにより、コンベア ２１０および２１０ａのスピードを圧延ミルのラインスピードに正比例して例え ば１／６もしくは１／６より少し大きく減らすことができる。このような態様で 管の切断された長さは実質的に低いラインスピードで塗装し、乾燥することがで き、そしてインラインタイプの連続生産をなお可能にする。

従ってもし異なった表面仕上げの範囲が必要であれば、より遅いペイントの乾燥 または表面被覆を採用することができる。

第４図および第５図の輸送、塗装および取り扱いシステムは、きれいな冷間圧延 鋼ストリップを使用する慣用のロール成形装置に使国際調査報告 ｌ＋ｌｒ＋畠會働＋壽−Ａ軸し＋Ｉｌ＠＋ｋｔｐ（：丁／Ａｌ１８６／ｎｌ’１ ｊ−１７Ｉｊｔｅｄ　Ｉｎ　５ｅａｒｃｈ　Ｐａｔｅｎｔ　Ｆａｍｌｌｙ　Ｍｅ ｍｂｅｒｓｅｐｏｒｔ ＧＢ　１４２９０９１　ＣＡ　１０２８１４３　ＤＥ　２４１９６３９　ＦＲ２ ２３３２５４ＩＴ　９９２５２４ ＤＥ　ｚ３ｃｉｓａｓ１ＯＲ７４０１０１１

Claims (30)

【特許請求の範囲】
1. １．熱間圧延した鋼ストリップをそれへ付着したミルスケールの層を破壊および ／またはばらばらにするように変形し、前記鋼ストリップをロール成形ミルの成 形区域においてロール成形潤滑剤の存在下あらかじめ定めた形状に成形し、前記 あらかじめ定めた形状を前記ロール成形ミルの矯正区域において洗剤の存在下矯 正し、ミルスケールの粒子および前記あらかじめ定めた形状へ付着した残存ロー ル成形潤滑剤を除去する各工程を含み、前記洗剤は前記矯正区域中の矯正ロール に対し潤滑剤として作用することを特徴とする熱間圧延した鋼ストリップから物 品をロール成形する方法。
2. ２．前記鋼ストリップは、前記ロール成形ミルと別体の変形区域において変形さ れる第１項の方法。
3. ３．前記鋼ストリップは、前記ロール成形ミルと一体の変形区域において変形さ れる第１項の方法。
4. ４．前記ロール成形ミル潤滑剤の少なくとも一部は、前記成形および矯正区域の 間でロール成形した物品の表面から除去される第１項の方法。
5. ５．前記矯正区域において洗浄および潤滑剤として使用された洗剤は、前記矯正 区域の下方に配置された収集手段から再循環される第４項の方法。
6. ６．前記洗剤から粒状物が再循環前に除去される第５項の方法。
7. ７．ロール成形した物品の表面は、前記物品の表面被覆組成物による表面被覆を 容易にするため、矯正後化学処理される第１項の方法。
8. ８．前記物品は、リン酸エッチャントで化学処理される第７項の方法。
9. ９．前記物品は、前記物品がロール成形ミルと同じラインスピードで移動してい る間に前記物品へ塗布された表面被覆組成物でインラインで連続的に被覆される 第８項の方法。
10. １０．前記物品は、ペイント組成物でスプレーすることによって連続的に被覆さ れる第９項の方法。
11. １１．前記物品は、該物品の表面へ塗装されたペイント組成物を乾燥させるため 赤外線照射にかけられる第１０項の方法。
12. １２．前記赤外線照射の少なくとも一部は、前記物品へペイント組成物による被 覆以前に導入された熱エネルギーから誘導される第１１項の方法。
13. １３．前記物品は、化学処理の区域と、そして前記物品が赤外線照射へかけられ た後の区域の間で支持されない第１２項の方法。
14. １４．実質的に連続したロール成形したセクションを成形するためのロール成形 ミルにして、変形および／または成形区域と矯正区域とを有し、前記変形および ／または成形区域は鉱油潤滑エマルジョンの存在下鋼ストリップの表面へ付着し たミルスケールの層の少なくとも一部を除去するのに適し、前記矯正区域は前記 矯正区域中の矯正ロールのための潤滑剤として作用する洗剤組成物の存在下付着 ミルスケールの残りを除去するのに適している前記ロール成形ミルと、 前記ロール成形ミルから出て来るロール成形したセクションの表面を表面被覆す るための化学的処理のための化学処理区域と、前記化学処理区域から出て来る前 記ロール成形したセクションへ表面被覆を塗布するための被覆塗布区域と、前記 被覆塗布区域から出て来る前記ロール成形したセクション上の前記表面被覆を乾 燥するための乾燥区域と、前記乾燥区域から出て来る前記ロール成形したセクシ ョンをあらかじめ定めた長さに切断するための切断手段と、前記切断手段から出 て来るロール成形したセクションの前記あらかじめ定めた長さを後からのハンド リングのため蓄積するための蓄積手段とを備え、 前記ロール成形ミルの入口から前記切断手段の出口までの間実質上同じラインス ピードで作動することを特徴とする熱間圧延鋼ストリップからロール成形した物 品を連続的にインラインで成形しそして被覆するための装置。
15. １５．前記変形および／または成形区域は、前記鋼ストリップの変形と、前記変 形および／または成形区域中のローラーと鋼ストリップの表面との間の摩擦係合 の結合効果の影響のもとに、前記鋼ストリップへ付着したミルスケールの層の少 なくとも一部を除去する第１４項の装置。
16. １６．前記矯正区域は、洗剤組成物の存在下、前記矯正区域中のローラーと前記 ロール成形した物品の表面との間の摩擦係合の影響のもとに、ロール成形した物 品の表面から残りのミルスケールを除去する第１５項の装置。
17. １７．前記化学処理区域は、ロール成形した物品の表面ヘリン酸エッチャントを 施用する手段を含んでいる第１６項の装置。
18. １８．前記被覆塗布区域は、ロール成形した物品の表面へペイントの層を塗布す る手段を含んでいる第１７項の装置。
19. １９．前記ペイントの層を塗布する手段はスプレー塗装手段よりなる第１８項の 装置。
20. ２０．実質上連続したロール成形したセクションを成形するためのロール成形ミ ルにして、変形および／または成形区域と矯正区域とを有し、前記変形および／ または成形区域は鉱油潤滑エマルジョンの存在した鋼ストリップの表面へ付着し たミルスケールの層の少なくとも一部を除去するのに適し、前記矯正区域は前記 矯正区域中の矯正ロールのための潤滑剤として作用する洗剤組成物の存在下付着 ミルスケールの残りを除去するのに適している前記ロール成形ミルと、 前記ロール成形ミルから出て来るロール成形したセクションの表面を表面被覆す るための化学的処理のための化学処理区域と、前記化学処理区域から出て来る前 記ロール成形したセクションをあらかじめ定めた長さに切断するための切断手段 と、前記切断手段から出て来るロール成形したセクションの長さを収集するため の収集手段と、 ロール成形したセクションの個々の切断した長さを前記収集手段からコンベア手 段へ移すための移換手段と、前記ロール成形したセクションのめいめいの切断し た長さをロール成形したセクションのめいめいの切断した長さへペイント被覆を 続いて塗布するため塗装ステーションの入口へ輸送するのに適した第１のコンベ ア手段と、ペイント組成物で被覆したロール成形したセクションのめいめいの切 断した長さを乾燥区域へ続いて輸送するのに適した第２のコンベア手段と、ペイ ント被覆したロール成形したセクションの長さを続いてハンドリングのため蓄積 するための蓄積区域とを備えていることを特徴とする熱間圧延鋼ストリップから ロール成形した物品を連続的にインラインで成形し、塗装するための装置。
21. ２１．前記第１のコンベア手段および前記第２のコンベア手段は、横方向に延び るナイフエッジ支持表面を備えている第２０項の装置。
22. ２２．前記ナイフエッジ支持表面は、ロール成形したセクションの切断した長さ の一部を収容して位置決めするためのノッチつきくぼみをめいめい含んでいる第 ２１項の装置。
23. ２３．前記ロール成形ミル、前記化学処理区域、前記切断手段、前記第１および 第２のコンベア段はすべて実質上同じラインスピードで作動する第２２項の装置 。
24. ２４．ロール成形ミルから出て来るロール成形したセクションの切断した長さを 収集するための収集手段と、ロール成形したセクションの複数の切断した長さを 揃えるための揃え手段と、 ロール成形したセクションの複数の揃った切断した長さをコンベア手段へ移すた めの移換手段と、 ロール成形したセクションの揃った複数の切断した長さを受け取りそして表面被 覆ステーションへ輸送するのに適した第１のコンベア手段と、 ロール成形したセクションの揃った複数の表面被覆した切断した長さを受け取り そして前記ロール成形したセクションの切断した長さ上の表面被覆を乾燥するた めの乾燥ステーションへ前記表面被覆ステーションから輸送するのに適した第２ のコンベア手段を備えていることを特徴とするロール成形ミルから出て来るロー ル成形したセクションの切断した長さを表面被覆するための装置。
25. ２５．前記揃え手段は、ロール成形したセクションの複数の切断した長さを収容 して位置決めするための間隔を置いた位置決め手段を有する走行ビームを備える 第２４項の装置。
26. ２６．前記移換手段は、ロール成形したセクションの複数の切断した長さを収容 して位置決めする間隔を置いた位置決め手段を有する移動ビームを備えている第 ２４項の装置。
27. ２７．前記第１および第２のコンベア手段は、ナイフエッジ支持表面を備える第 ２４項の装置。
28. ２８．前記ナイフエッジ支持表面は、ロール成形したセクションの揃った複数の 切断した長さを収容して位置決めする複数の間隔を置いたノッチつきくぼみを含 んでいる第２７項の装置。
29. ２９．前記ノッチつきくぼみは、低摩擦耐熱性ポリマー支持表面を含んでいる第 ２８項の装置。
30. ３０．請求の範囲第２４項ないし第２９項のいずれかに規定したロール成形した セクションの切断した長さの表面被覆のための装置と組合わせた、請求の範囲第 １４項ないし第２３項のいずれかに規定したロール成形ミル、化学処理区域およ び切断手段を備えている、熱間圧延鋼ストリップからロール成形した物品を連続 的にロール成形しそして被覆するための装置。