JPS63500281A - 熱安定化ペプチド食卓塩代替品 - Google Patents

熱安定化ペプチド食卓塩代替品

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ジョイス,パトリック・ジェイ
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ザ・ユニバーシティ・オブ・ジョージヤ・リサーチ・ファンデーション・インコーポレーテッド
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 熱安定化ペプチド食卓円代替品 関連出願 本特許願は「熱安定化されたペプチド食卓塩代替品」という標題の、1985年 1月3日て出願された本発明者の共願中の米国特許願第688,507号の一部 継続出願である。
発明の背景 1、発明の分野 本発明の一般的分野は製パンおよび料理における塩化ナトリウムおよび塩化カリ ウムに置換えることができる、新しい熱安定性の塩味付は用のジペプチド化合物 である。食料品にこれらの新規のペプチド塩代替品で以て塩味をつげ、すなわち 調味を施こす方法も記述され、同時にまたそのような方法を操作可能にする新し い食品用組成物も記述されている。
最後に、ナ) IJウムおよび砂糖を含まない製パン処方が糖尿病または高血圧 の症状に悩む人々のために提供される。
この新しい塩味のペプチドは食べる前に360″F′あるいはそれ以上あるいは その近傍の温度で製パンされあるいは調理されるべき食用組成物へ添加するとき に熱安定性でありかつ分解しないという点で、独得の特徴をもっている。
食品へ塩味あるいは風味要素を与えることができしかも消費者にナトリウムを同 時に与えない調味用物質をめる要望は長年にわたって感じられてきた。多くの消 費者にとって、特に、慢性高血圧に悩む人々にとって、通常の塩化ナトリウムす なわち食卓塩は、いかなる水準のす)+Jウム摂取も塩が体液中を通過する人の 望ましくない血圧上昇をひきおこすことが確認されているので、摂取すべきでは ない。
これらの問題を避げしかも高血圧性消費者に自分の食品用の塩分調味料のいくら かの尺度を与える努力においては、いくつかの、塩化カリウム調味組成分でおっ てこの他種のアルキル金属塩をモノナトリウムまたはモノカリウムのグルタミン 酸塩と混合した組成物が市場に導入されてきた。しかし、これらのナトリウム塩 代替品はある場合には真の塩化ナトリウムの調味を知ってきた消費者の好みに合 わない塩味をもっている。
1984年12月に、何人かの日本人化学者が日本の広島大学において、彼等が 偶然にも、塩化す)+Jウムとほぼ同じの塩分風味をもつ二つの既知アミノ酸、 オルニチンおよびタウリン のジペプチド化合物を発見したことを発表した。M 、タダらのJ、Agri、Food Chem、、 1984 、32巻、99 2−998頁。これらのアミノ酸の各々は動物中に存在し、第一のものは鳥の排 泄物中にあり、第二のアミノ酸は人の胆汁酸中に存在する。しかし組合わせると きには、これらの二つのアミノ酸はナトリウム含有化合物の摂取が許されない消 費者のために塩化す) IJウムを置き換えることができる。
しかし、この新しいジペプチド塩分代替品は、調理または製パン温度を必要とす る場合に使用できないという点にお℃・て、重大な欠陥をもっている。それは熱 的に不安定であり、その二つのアミノ酸化合物の間のペプチド結合は300″F ′またはそれをこえる温度においてこわれる。これのほかに、この塩味組成物の 不安定性は塩味の損減と、二つの通常の構造のアミノ酸の結合によって形成され るすべての通常の構造のジペプチドにおいて容易に形成されるジケトピペラジン CDKP)のような苦い味の再形成化合物の形成、とに通ずる。
従って、食品の調理または焼上げに使用するときにペプチド結合を変性、劣化あ るいは破壊しない塩味のジペプチド組成物をつくり出す一層の進歩に対して、緊 急の必要性が画業において存在している。
本発明の目的はその種の製品を記述しかつ特許請求し、かつ、食品化学分野の熟 練者に対してそのような新しい独特の組成物質をいかに使用するかを解説するこ とである。
本発明の詳細な説明 従って、本発明は熱安定性ペプチドの塩味組成物から成り、それは、複数個のア ミノ酸残基成分から成り少くともその一つが構造中にシクロアルキル架橋を含む よう変性されているペプチド成分と、ある場合には、可食性のノ・イドロコロイ ド・ガムとを含む。
この組成物はその好ましい製品形態においては、他の食品添加剤および食品調合 物と容易に混じり得る可溶性粉末から成る。
用語「シクロアルキル」は本明細書において用いるときには、製造方式によって 特定の関係アミノ酸の中へ組込まれるシクロプロピル、シクロブチル、シクロペ ンチル、シクロヘキシルなどのような環状官能基のことをいう。これらの変性さ れたアミノ酸をここで述べる場合、それらはある場合にはそのアミノ酸の名前ま たは略記号の前に副え字した記号””によって区別される。この付加されたアル キル官能基はアミノ酸の間のペプチド結合の安定剤として作用することが発見さ れたのであり、それらのアミノ酸の少くとも一つはその独特の形態を示さねばな らない。
好ましいペプチド成分は、シクロアルキル置換オル−チン。
シクロアルキル置換リシンまたはシクロアルキル置換アラニンのようなアミノ酸 と結合した、ノルマルまたはシクロアルキル置換のアミノ酸、タウリンまたはオ ルニチン、のジペプチドである。これらの化合物とそれらの鉱酸塩および低級ア ルキルエステルは、アカシアゴムまたはトラガカントゴムのような可食性のハイ ドロコロイドゴムのある量と複合させるときに特に、珍らしい熱安定性を示す。
ハイドロコロイドゴムは例えばアカシアゴム、トラガカントゴム、ペクチンゴム 、カラヤゴム、グアーゴム、カラマツゴム、プシリウムシード(psylliu m 5eed ) ゴム、またはイナゴマメゴムのような多糖類型のノ・イドロ コロイドゴムが好ましい。
たいていの、ただしすべてではない、製パン目的または食品組成物の調製にとっ ては、大量のノ・イドロコロイドゴムを少量のペプチドと、その乾式混合物を水 で以て湿らせてペーストを形成したのちに複合させる。望ましい場合には、噴霧 乾燥。
ドラム乾燥などのような既知手段によってその複合物を乾燥して、通常の食卓塩 すなわち塩化す) IJウムの代りに製パンまたは食品の調理において使う粉末 を形成させてよい。
図面の簡単な説明 用いられる付属図面の第1図は本発明の新しいペプチドを合成する二つの別系統 の模型的表現であり、その合成法は以下の実施例Iに詳述されているとおシであ る。そのアミノ酸反応剤はいずれも既知で商業的に入手できる物質であるか、あ るいはH+T、プツヘルおよび7人リープの Jour、of Prac、Ch em。
(1934)、141巻、5−10頁の方法によッテつくられるシクロアルキル 化アミノ酸であシ、この文献は、図中で模型的に表現されているけれども、本明 細書の中でそのまま文献として組み入れられている。 Jour、 of Me n、Chem、1984 、27巻。
1663−1668頁に報告される J、w、ツァングらによる最近の論文もこ の合成を記述しておシ、ここに文献として組込まれ最も好ましい生成物側面にお いては、食卓塩代替物を含む新しいペプチドは次のAとBの可溶性複合物から成 る。すなわち、 A1食卓塩近似量の次の構造式の一つのジペプチド。
または とこれらの化合物の鉱酸塩、特に塩酸塩、であって、式中、Rは水素であるかあ るいはC1から04炭素原子の低級アルキル基あるいはベンジルを表わし、nは 1から4の正の整数であるが、しかし好ましくは1で、l、Xはタウリンへ結合 されるシクロアルキルアミノ酸がシクロアルキルオルニチンであるかシクロアル キルリシンであるかに応じて1または2であることができる、もの。
シクロプロピルアラニン(3A)へのオルニチンの結合は、その両アミノ酸出発 物質が市販で入手できるので、最も容易になし得る。しかし、このペプチドはシ クロプロビルオルニチントタウリンの間の結合、あるいはシクロプロピルオルニ チンへのタウリンの結合はどの塩味をもたない。
B、アカシアゴムまたはトラガカントゴムのようなハイドロコロイドゴムの熱安 定化用の量。この複合物中のペプチド成分とゴム成分の量の比率は味つげされる 最終用途と食品組成物および最終生成物の構成上の要請事項に応じて変る。一般 的には、ペプチドの各重量部あたり5から10部のゴムが使用されるが、ペプチ ドの1部あたシ100部もの多くのゴムもある食品応用において有用であるかも しれない。さらにその他の用途においては、ペプチドに対して少量のゴムを考え ることができる。最も好ましい応用においては、少量のペプチドに対して大量の ゴムが熱安定性を促進するのに必要とされる。
本発明の第二の好ましい生成物側面は上述のCIA)。
(2A)、および(3A)の化合物のようなペプチド成分そのものである。(I A)および(2人)においては、Rは水素を表わすか、あるいは、例えばメチル 、エチル、プロピルあるいはブチルのような構造上でノルマルであるか異性体で あるかのいずれかの低級アルキル官能基またはベンジルを表わし、Xは1または 2であり、nは1から4の正の整数であり、従って、シクロプロピル、シクロブ チル、シクロペンチルあるいはシクロヘキシルの官能基のいずれかを表わす。
本発明の第三の好ましい生成物側面は肝要成分の一つとして塩味物質を必要とす る食品組成物である。例えばケーキ用の混合調合物であシ、その場合には、ペプ チド対ゴム比は熱安定性とそれと並行する満足できる肌合い並びに他成分相容性 を得るのに臨界的である。新しいピーナツツバター調金物あるいは塩化ナトリウ ムを添加したドウと類似の塩味をもつがしかし事実上塩を含まないビスケットあ るいはポテトチップのドウあるいはパスタ料理用のドウが期待される。現在のス ープに似せたしかも塩を含まな(・スープ製品をつくることが、塩化ナトリウム 抜きでつくられるので、今や可能である。
本発明の好ましい製法側面 本発明の一つの好ましい製法側面は次の反応:オルニチンアミノ酸十シクロプロ ピルアラニン→塩味ペプチド(1) (2) (3A) による新しい塩味ペプチドの合成である。上記のアミノ酸結合反応においては、 既知のアミノ酸オルニチンをよく知られた縮合条件下で反応させて独、特のペプ チド(3A)を形成させる。
これはこの反応が実施された最初のものであシ、得られる生成物は他のジペプチ ドと異なっている。それは熱抵抗性であシ、必要ならば、熱安定性であるようゴ ムと複合させることができる。
本発明の第二の好ましい製法側面は家庭においてパンを焼くのに今や可能となる 新しく独特なケーキ用混合物の調合物である。慣用的処方においては、塩化ナト リウムを新しいペプチド■またはCIA)+(2A)、または(3A)で以て置 換えて、焼いたときに既知ケーキと類似の味をもつが一つの重要な点において変 っている新しいケーキが得られる。それはナトリウムを含まない。
本発明の最後の製法側面は塩化ナトリウムまたは塩化カリウムの食卓塩を使用せ ずに調理肉および焼き上げ食品をつくることである。類似の方式で、この製法側 面は多数の異なる形状および調合のパスタ料理、焼きパイ、クツキー、ビスケッ ト。
ポテトチップおよびコーンチップなどのような調合食品製品の商業的製造にもあ てはまる。
ハイドロコロイド多糖類ゴムは既知の市販で入手できる物質であり、それらの詳 細はカーク・オスマーにょるEncyclo−pedia of Chemic al Technology (1983年、第三版)、第12巻、57−67 頁にューヨークのジョン・ワイリー・アンド・サン発行)において入手できる。
例えば、好ましいゴム成分の一つ、トラガヵントゴム、はガラクツロン酸、ガラ クトース、フコースおよびキシロースを含む酸性多糖類とアラビノースとの混合 物であることが知られている。それはシリア、イランおよびトルコにおいて見出 されるアストララガスの樹からの滲出液である。溶液は5.0から6.0のpH の弱酸性であって分子量は10,000から約250,000の範囲である。一 方、アカシアゴムはアフリカ・スーダンにおいて主として見出されるアカシアの 木から得られる乾燥滲出物である。それは200,000から約1,160,0 00 の範囲の大きい分子量をもち、微酸性から中は領域において安定である。
これらのゴムは他のハイドロコロイドゴムのすべてと一緒に、全く水溶性である 。ガラクトース、ラムノース、グルクロン酸およびアラビノースの残基を含む分 校状多糖類のカルシウム、マグネシウムおよびカリウムの塩として、それらは複 合的特性を示す。それらはそれらの遊離のヒドロキシル基が本明細書において記 述のタイプのシクロアルキル架橋ジペプチドと錯化する高い傾向を示す。これに 関する予想外のことは、その結合がそのペプチドの塩味の属性を妨害または阻止 することがなく、ケーキの感触および熱劣化に対するそれの安定性を保つという ことである。
実施例 ■ 第1図に描く3−バンタノン1の251i’(290ミルモル)の溶液へ、28 .55’(438ミリモル)のシアン化ナトリウム2aと1195’(1,11 3モル)の炭酸アンモニウム2bを添加する。この反応混合物を絶えず攪拌しな がら6時間混合物を還流させる。水で以て稀釈して室温へ冷却し、濃塩酸で以て 溶液を5.6のpHへ酸性にする。反応混合物を5℃へ冷却後−晩、粗3−ペン タノスピロー5−ヒダントイン3を沈澱させる。水から生成物を再結晶すること によって精製する。
このヒダントイン中間体3のシクロピロピルオルニチンアミノ酸反応剤へのアル カリ性加水分解は、上記からのヒダントイン3の6g−を100m1の3N水酸 化ナトリウムの中に懸濁させ、還流条件へ加熱し、この還流を21時間維持する ことによって達成される。この時間の終りにおいて、反応混合物を冷却し濃塩酸 で以てpH6,0へ酸性化する。シクロプロピルオルニチンアミノ酸4が溶液か ら好収率で沈澱する。
沈澱を炉別し、冷水で二度、次に、アセトンで以て洗滌し、高真空下で乾燥する 。さらに三回無水の温エタノールで以て洗ってさらに精製する。この生成物を次 に水/アセトン混合物から再結晶させて好収率とすぐれた純度でシクロアルキル アミノオルニチンアミノ酸4を得ることができる。
シクロプロピルオルニチンアミノ酸4ではなくシクロプロピルリシンアミノ酸を 得たい場合には、既知の置換3−ペンタノンを図面中の1に対して描かれている 構造をもつものから構の出発置換ペンタノンへ変更するだけでよく、反応手順の その他は同じままであってよい。
2.7ミリモルの1−ブチルオキシカルボニルL−タウリンターシャリ−ブチル エステルの溶液へ、80CCの無水テトラフランおよび3mlのn−メチルモル ホリンの中の上述A段階のシクロプロピルオルニチンアミノ酸反応生成物を添加 する。
この溶液を一15℃へ冷却し、7.7ミリモルのインブチルクロロフォーメート を添加する。5分後、20CCのテトラヒドロフランの中の2.フロミリモルの ベンジルアミノイソブチレート・HCfおよびN−メチルモルホリン(270ミ リモル)を添反応を一15℃において1時間進行させ、次に温度を5℃へ上げ、 反応を24時間継続する。残留物を低圧下の溶剤除去によって回収する。残留物 をエーテル中に溶かし、一度水洗する。5チの重炭酸ナトリウム溶液で以てさら に3回洗滌する。
再び水で洗い、次に1チの重炭酸ナトリウム溶液で以てさらに6回洗滌する。最 後に、水で以て最後の洗滌を行ない、固体残留物を偕酸マグネシウムおよびエー テル上で乾燥する。エーテルを減圧下で除いて、ブロックされたジペプチドn− ターシャリブチルオキシカーボニルターシャリプチルL−タウリン−1−シクロ プロピルオルニチンが得られる。これは5の記号の中間体である。
段階C0最終生成物6の製造 水冷トリクロロ酢酸の50CCを上述の段階Bからの中間体5へ添加する。反応 を90分間室温で進行させる。溶剤を減圧下で蒸発させる。残留物をイングロビ ルエーテルで以てつぶして濾過後に白色固体が得られる。この固体はペプチドの トリフルオロ酢酸塩である。このトリフルオロ酢酸塩を30CI1.の水と10 CCのエーテルの混合物中で溶かす。氷水中の5−重炭酸ナトリウム溶液を添加 することによってこの溶液中でpHを5.0へ調節し、最終生成物、L−シクロ プロビルオルニチルタウリン6を溶液から数個に分けて沈澱させる。
生成物を水からの結晶化によって精製して本発明の新しいペプチドが高収率で得 られる。
実施例 ■ によるオルニチンのジペプチドの製造 このペプチドは既知の慣用的方法てより、ただし、これまでに知られていないペ プチドを生ずる反応性アミノ酸の新しい独特の組合せを使って合成される。要約 すると、ジベンジルオキシカーボニルオルニチンとシクロプロピルアラニンベン ジルエステルとを縮合させて混合無水物法(m1xed anhydrWe m ethod)により相当する新しいジベンジルオキシカーボニルジペプチドベン ジルエステルを生じさせる。この化合物は、ブロックを外すと、新規のペプチド である。
このジペプチド誘導体の保護基は酢酸溶液中の接触的水素添加によって除かれる 。この生成物を次にHCf−ジオキサンで以て処理し、塩酸塩として得られる。
ヘプチドの純度は融点、元素分析、光学的旋向、および薄層クロマトグラフィ、 NMR。
およびHPLG によって確認される。
L−オルニチンのジシクロヘキシルアミン塩(2,77fi’。
5ミリモル)を30m1!の酢酸エチル中で溶解する。1モル濃度の硫酸の10 m1をこの混合物へ絶えず攪拌しながら添加する。
有機層を蒸溜水で以て洗滌し無水硫酸す) IJウム上で乾燥する。
溶液を真空で乾個まで濃縮し、油状残留物を10m1のテトラヒドロフランと0 .55 mlの5ミリモルのN−メチルモルボリンの中で溶解する。
0.5m1(5ミリモル)のエチルクロロフォーメートをこの混合物へ一5℃に おいて添加し、この条件で15分間保持する。
その後、シクロプロピルアラニンのベンジルエステルの1.961(5ミリモル )を、0.55m1(5ミリモル) (7) n−メチルモルホリンおよび10 ff、のN、N−ジメチルホルムアミドと一緒に反応混合物へ添加する。
この反応混合物を水浴中で1時間貯え、次に室温で一晩保持した。次に反応混合 物を真空で蒸発させ、酢酸エチルで以て稀釈する。得られた溶液をまず蒸溜水で 、次に2%HCJ溶液で、再び蒸溜水で、次いで4チの重炭酸ナトリウム溶液で 以て、洗滌する。最後に、もう一度蒸溜水で洗い、無水硫酸す) IJウムこの 油状残留物をエーテルおよび石油エーテルから結晶化してブロックされたペプチ ドをそのベンジルエステル、Cbz−L−オルニチン(−Cbz)−シクロプロ ピルアラニンOBμ、ト上記段階1.のブロックされたペプチド(0,62fi ’!、、2には1.2ミlJモル)を5mlの酢酸中に溶解しパラジウム黒の存 在下において室温で3時間水素添加する。触媒を濾過によって除きF液を真空で 乾個まで蒸発させる。
段階3. 最終ペプチドの塩酸塩としての回収上述の段階2.の残留物を5.6 MHCl−ジオキサンの0221m1(1,2ミリモル)とエタノールの助けに よって固化して、最終的の脱ブロックされたペプチドをその塩酸塩として得る。
実施例 ■ ペプチドとゴムとの塩味複合物の製造 ブラベンダー型の適当な乾式ミキサー中で、10部の実施例Hの新規ペプチドを 90部のアカシアトンガカントゴムと一つの実験において乾式混合し、実施例I のペプチドの10部を90部の各種のハイドロコロイドゴム、すなわちアカシア ゴムあるいは一般的によばれているアラビアゴム、と混合する。両成分は水溶性 固体であり、水あるいはその他の全乳のような水性液で以てわずかに湿らせると き、その混合物は自らが水溶性であるペースト状複合物を形成する。
この複合物は以下の実施例において塩化す) IJウムの代りとして用いる塩味 成分であり、その実施例においては、例えば自然な味つけの黄色ケーキ(yel low cake )あるいはその他の焼土げ製品を焼くのに有用である新しい ベーキング調合物の製造に関するものである。これらの食品はナトリウムを含ま ず、しかも塩化ナトリウムを含む調合を使用して調製し焼上げた食品のすべての 寓性をもつものである。
次の実施例■のケーキ用混合物調合はまた砂糖を含まないが、しかし、本発明者 の共願中の米国特許願S、N、680,345(1984年12月11日登録) のジペプチド甘味料によってこの成分を置換えたものであり、その特許願は本明 細書において文献として組入れられているが、画業熟練者にとって以下の実施例 ■に記載の改良食品をつくることを可能にするものである。
実施例 ■ ケーキ調合物の製造 ニューヨークの B19jjer Homes and Gardens ML ffa、Zlneによって編集印刷された Better Homes and  Gardens Cookbook(1972)の第4章67頁から採用した 標準的黄色ケーキについてのケーキ用混合物処方は、実施例■の新しい塩味代替 成分を普通の塩化ナトリウム成分に置換えるよう変更できる。砂糖成分は引用の 共願中特許願の実施例Hの甘味料複合物によって置換えられる。この新しい改良 ケーキの調合は次のとおりである。
黄色ケーキの処方 とうもろこし油マーガリン 141.7甘味剤208 S(米国特許願s、N、 680,345から) 340.5ペプチド 30.4 安定化剤ゴム 310.1 卵 23.0 全乳 283.0 重炭酸ナトリウム 1.1 バニラ抽出物 0.28 ケーキ用小麦粉 679.2 実施例Iの塩分代替品 1.0 上記マーガリンをクリーム化し、合成甘味料を湿ったペーストとしてゆっくりと 10分間にわたって軽くなるまで絶えず攪拌しながら添加する。2個の卵を次に バニラ香料成分と一緒に添加する。混合物を次に各々の添加後におだやかな速度 で打ち延ばす。このドウ状のこね物を油をしき軽く粉をしいた9“×2“の丸い ケーキ鍋の中に入れ、350”Fの焼上げ温度へ加熱した浴の中に置く。
このこね物を30分から35分間350″F′の定温において焼いて褐色のケー キが得られる。浴から取出し約10分間冷却しその後ケーキ鍋を外す。定温へ冷 却して、砂糖および塩すなわち塩化す) IJウムと一緒に焼上げたケーキとす べての点において類似する味のよい甘い黄色ケーキが得られ、ただし、この調製 においては砂糖も塩も使用していない。
実施例■の手順を繰返すが、ただし、90重量部のトラガカントゴム(水溶性の ハイドロコロイド多糖類ゴム)をその実施例で使用したアカシアゴムに置換える 。この複合物はその焼上げサイクル中、その甘味と塩味の両方を保持し、得られ るケーキは全く味がよく砂糖と塩化ナトリウムの両方を添加して焼いたケーキと 区別できない。本発明の食用の熱安定性ジペプチドは、350″F程度の温度へ 調製過程において加熱せねばならないパイ、ケーキ、パン、その他の調理および 焼上げ品を焼くための塩味剤および甘味剤として特に有用でおる。
前述の諸実施例は本発明の実際についてのいくつかの具体的例証を綴るものであ るけれども、それらは調味および塩味つけにおける全く新しいこの概念の領域を きめてしまうつもりのものではない。いくつかの付属の請求の範囲のみがその機 能を果たすことができる。
前記の第1図および実施例■で示すとおりのシクロアルキルオルニチンとタウリ ンとのジペプチドの別途合成法として、例えば、” 5ynthesis of  Group l Peptldes ” の標題の論文の994頁に記載され ている、タダらによって開示された経路に従ってもよい。この方法においては、 ペプチドは活性エステル法によって結合される。この試みにおいては、シクロア ルキルオルニチンを、タウリンアミノ酸と結合されるべきジベンジルオキシカル ボニルスクシンイミド(化合物19の)あるいはジベンジルオキシカルボニルオ ルニチン(化合物21の)に置換えるだけである・この開示は文献として本明細 書に組入れられていて尚業熟練者が本発明を実施するのを可能にする。アミノ酸 を結合させる一つより多くの手段が本発明を実施したいと考える人々にとって利 用できず、それらはすべてこの新規の7クロアルキルアミノ酸の置換に関して期 待されることが明らかである。
浄書(内容に変更なし) 手続補正書(方式) 1、事件の表示 3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 5、補正命令の日付 昭和62年 4月14日(発送日)6、補正の対象 国際調査報告 一τe+nNl1a++1lADpliesカ@nso、PCT/US86oo oo4PCT/US86100004

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ペプチド分子中に少くとも1個のシクロアルキル置換アミノ酸残基を含む熱 安定性ペプチドと食用のハイドロコロイドゴムとの可溶性複合物から成る、熱安 定性の食卓塩代替物。
  2. 2.熱安定性ペプチド成分がジペプチドである、請求の範囲第1項に記載の組成 物。
  3. 3.ハイドロコロイドゴムがアカシアゴムとトラガカントゴムとから選ばれる、 請求の範囲第1項に記載の組成物。
  4. 4.Tau−▽Orn,Tau−▽Lys,Onn−▽Alaから成る群の熱安 定性ジペプチドであって、Ornがノルマルのオルニチンアミノ酸残基を表わし 、Tauがタウリンアミノ酸残基を表わし、▽Ornはシクロアルキル基がG3 −G6炭素原子を含むオルニチンのシクロアルキル誘導体を表わし、▽Lysは シクロアルキル基がG3−G6炭素原子を含むリシンのシクロアルキル誘導体を 表わし、▽Alaはシクロアルキル基がG3−G6炭素原子を含むアラニンのシ クロアルキル誘導体を表わす、熱安定性ジペプチド。
  5. 5.アミノ酸結合条件下で式: ▲数式、化学式、表等があります▼ のオルニチン反応剤を式: ▲数式、化学式、表等があります▼ のシクロプロピルアラニンと反応させ、酸塩を形成させ、そしてそれらによって 得られる精製反応生成物を回収することから成る、塩味の熱安定性可食ジペプチ ドの製造方法。
  6. 6.請求の範囲第4項に記載のジペプチドを可食性ハイドロコロイドゴムの熱安 定化用の量と混合および複合化することから成る、熱安定性の食卓塩代替物の複 合物を製造する方法。
  7. 7.式:▲数式、化学式、表等があります▼のジペプチドおよびそれの塩酸塩の 塩味付け用の量と可食性ハイドロコロイドゴムの熱安定化用の量との可溶性複合 物から成る、熱安定性の食卓塩代替物。
  8. 8.請求の範囲第7項に記載の生成物の食卓塩近似量を含む適食生成物から成る 食品組成物。
  9. 9.請求の範囲第7項の生成物の食卓塩近似量を食物へ添加することから成る、 食品の調味方法。
  10. 10.ペプチド成分がオルニチンとシクロアルキル置換アラニンとのジペプチド 、およびそれの酸塩である、請求の範囲第7項に記載の食卓塩代替物。
JP61500648A 1985-01-03 1986-01-02 熱安定化ペプチド食卓塩代替品 Pending JPS63500281A (ja)

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