JPS6349756Y2 - - Google Patents

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JPS6349756Y2
JPS6349756Y2 JP1984029143U JP2914384U JPS6349756Y2 JP S6349756 Y2 JPS6349756 Y2 JP S6349756Y2 JP 1984029143 U JP1984029143 U JP 1984029143U JP 2914384 U JP2914384 U JP 2914384U JP S6349756 Y2 JPS6349756 Y2 JP S6349756Y2
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roller
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welding
end plug
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、原子炉用燃料要素の端栓溶接部にお
いて該燃料要素を支持するのに用いられる燃料要
素支持装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 原子炉用燃料要素の製造工程中の端栓溶接工程
においては、棒状の燃料要素を軸心方向に移動さ
せてその端栓部を溶接部に搬入し、該溶接部にお
いて該燃料要素の端栓の溶接を行なうようにして
いるが、かかる溶接の際、前記燃料要素を軸心回
りに回転させることが必要となる。端栓の溶接は
このようにして行なうので、前記溶接部の入口近
傍に燃料要素支持装置を設けて、搬入および溶接
時に前記燃料要素を支持するようにしている。こ
の時、前記燃料要素と前記燃料要素支持装置とが
擦れると該燃料要素が傷つき易いので、燃料要素
支持装置は燃料要素の軸心方向への移動および軸
心回りの回転のいずれの場合でも該燃料要素と擦
れることがないものである必要がある。
ところで、従来、この種の燃料要素支持装置と
しては、燃料要素の下端に玉軸受状の回動可能な
球体を転接させて、該燃料要素の移動、回転のい
ずれの場合にも該燃料要素を転接支持できるよう
にしたものが一般的である。ところが、このよう
なものでは、前記球体と燃料要素とは1点で接触
するだけであるため燃料要素の移動や回転に球体
の回転が伴わず、該球体の前記燃料要素とが擦れ
て該燃料要素が傷つき易いという不都合がある。
すなわち、1個の球体で移動、回転いずれの場合
にも転接支持できるようにするためには、前記球
体をいずれの方向にも小さな力で円滑に回転し得
るように支持して取り付ける必要があるが、この
ようにするためには高い加工精度を要し、製作が
難しいという不都合がある。
(ハ) 目的 本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、燃料要素が擦れて傷つくことがなく、し
かも、高い加工精度を要求されることがなく製作
が容易な原子炉用燃料要素の端栓溶接部における
燃料要素支持装置を提供することを目的とする。
(ニ) 構成 本考案は、前記目的を実現するために、燃料要
素支持装置を、燃料要素の軸心方向と軸心を略直
交させて配設され支持位置において該燃料要素を
転接支持するとともに該燃料要素から離間する所
定の待機位置まで後退可能な第1のローラと、前
記燃料要素の軸心方向と軸心を略平行にして配設
され支持位置において該燃料要素を転接支持する
とともに該燃料要素から離間する所定の待機位置
まで後退可能な第2のローラと、前記第1のロー
ラまたは第2のローラを前記燃料要素に選択的に
転接させるローラ切換機構とを具備してなるもの
としたことを特徴とする。
(ホ) 実施例 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第2図に示すように、充填装置1と、受入用横
移動装置2と、受入用のエアロツク室3と、脱ガ
ス室4と、1次冷却室を兼ねるエアロツク室5と
He置換用の2次冷却室6とを直列に設けている。
充填装置1は、第1図aに示すように、一端に
端栓aを気密に蓋着したステンレスパイプb内に
スプリングi、スペーサjおよびペレツトcを装
填するとともに、前記ステンレスパイプbの他端
に仮端栓dを離脱可能に装着するためのものであ
り、このようにして製作した半完成の燃料要素
h′を第1通線Aに沿つて軸心方向に送り出すよう
になつている。そして、この充填装置1と受入用
横移動装置2との間にはゲートバルブ7が介設し
てある。また、受入用横移動装置2は、第1通線
Aに沿つて送り込まれた燃料要素h′を第2通線B
まで平行移動させ該第2通線Bに沿つて送り出す
ように構成されている。そして、この横移動装置
2と前記第1のエアロツク室3との間には、第2
のゲートバルブ8が設けてある。受入用のエアロ
ツク室3は、排気装置9に接続された密閉構造を
なしており、内部を大気雰囲気と真空雰囲気との
間で切り換え得るようになつている。そして、こ
のエアロツク室3と脱ガス室4との間に第2のゲ
ートバルブ11を介設している。脱ガス室4は、
排気装置12に接続された密封容器13内に形成
されたもので、内部に燃料要素保持用のバレル1
4を収容している。バレル14は、複数枚の円板
14aを軸心を一致させて連設したもので、各円
板14aの周縁近傍部には複数の保持孔14bが
円周方向に等ピツチで穿設してある。そして、通
線の一致する各保持孔14bに燃料要素h′を1本
づつ保持して1ピツチづつ間欠的に回転するよう
になつている。なお、前記密封容器13の端壁に
は前記第2通線Bに一致する導入ポート15と該
第2通線Bと平行な第3通線Cに一致する導出ポ
ート16とが穿設してある。そして、前記バレル
14が間欠回転を終える毎に異なつた保持孔14
bが前記導入ポート15および前記導出ポート1
6に対向するようになつている。また、この密封
容器13内には、前記バレル14に保持されて回
転する燃料要素h′を加熱するためのヒータ17が
配設してある。そして、この脱ガス室4の導出ポ
ート16と前記第2のエアロツク室5との間にゲ
ートバルブ20を介設している。第2のエアロツ
ク室5は、排気装置18とHeガス供給装置19
とを備えた密閉構造をなしており、内部を真空雰
囲気とHeガス雰囲気との間で切り換え得るよう
になつている。そして、このエアロツク室5と前
記2次冷却室6との間にゲートバルブ21を介設
している。2次冷却室6は、排気装置22と、
Heガス供給装置23とに接続された密封容器2
4内に形成された内部に前記バレル14と同様な
構成の燃料要素保持用のバレル25を収容してい
る。なお、前記密封容器24の一方の端壁には、
前記第3通線Cに一致する導入ポート26と、こ
の第3通線Cと平行な第5通線Eに一致する導出
ポート27が穿設してあるとともに、他方の端壁
には前壁第3通線Cと平行な第4通線Dに一致す
る第1導出入ポート28と、前記第5通線Eに一
致する第2導出入ポート29とが穿設してある。
そして、この第2冷却室6内は常にHeガス雰囲
気に保たれている。すなわち、この第2冷却室6
は、定常運転以前に充分排気がなされている。そ
して、Heガス置換のための定常運転を開始した
後は、酸素や水分の状態が劣化した時以外は、常
にこのHeガス雰囲気のままに維持される。した
がつて、定常運転中は排気装置22は使用しな
い。なお、この2次冷却室6内では、Heガスの
温度が徐々に上昇して行くことが考えられるの
で、Heガスを循環させ、図外のクーラーにより
強制冷却を行なつてチヤンバー内の温度制御を行
なつている。
また、この2次冷却室6の第1、第2の導出入
ポート28,29をゲートバルブ31,32およ
び通路33,34を介して溶接室35に連通させ
ている。そして、この通路33,34にはそれぞ
れ燃料要素支持装置36,37を設けている。溶
接室35は密閉構造をなしており、その内部は
Heガス雰囲気に維持されている。そのため、前
述した2次冷却室6と同じく定常運転前に充分排
気した上でHeガスを充填する。そして、その後
は、酸素や水分の状態が劣化した時以外は常にこ
の雰囲気のままとし、定常運転中には排気を行な
わない。そして、この溶接室35の第4通線Dに
対応する部位に端栓溶接部たる周回溶接部38を
設けるとともに、第5通線Eに対応する部位に端
栓溶接部たる加圧溶接部39を設けている。周回
溶接部38には、前記燃料要素h′のステンレスパ
イプbを把持して軸心回りに回転させるメインチ
ヤツク41と、該燃料要素h′(またはh)の端栓
d(またはf)を把持して軸心回りに回転させる
サブチヤツク42とこれら両チヤツク41,42
間の燃料要素挿通路にノズルを臨ませた溶接トー
チ43とが設けてある。なお、前記サブチヤツク
42は燃料要素hの軸心方向にも進退し得るよう
になつている。一方、加圧溶接部39には、燃料
要素hのステンレスパイプb部分を把持するとと
もに該燃料要素hを定位置まで軸心回りに回転さ
せて固定するチヤツク44と、前記燃料要素hの
端栓装着部を気密に飽持する加圧チヤンバ45
と、この加圧チヤンバ45内に挿入した燃料要素
hの端栓fの外周にノズルを臨ませた溶接トーチ
46とが設けてある。なお、前記加圧チヤンバ4
5は前記燃料要素hの軸心方向に進退し得るよう
になつている。
なお、この溶接室35内には、多機能ハンド4
7および器材パレツト49を吊下げるためのクレ
ーン48が設けてある。また、この溶接室35に
器材挿入室51を隣設している。この器材挿入室
51はHeガス雰囲気で定常運転中の溶接室35
に端栓等の器材を積載した器材パレツト49を出
し入れするためのもので、大気と連気する外扉5
2と、前記溶接室35に連通する内扉53とを有
している。
また、前記2次冷却室6の導出ポート27から
ゲートバルブ54を通して軸心方向に送り出され
る燃料要素hを排出用エアロツク室55、払出し
用エアロツク室56および払出し用横移動室57
を介して除染装置58へ移送するようにしてい
る。排出用エアロツク室55は、排気装置59と
Heガス供給装置61とに接続された密閉構造を
なしており、内部をHeガス雰囲気と真空雰囲気
との間で切り換え得るようになつている。そし
て、この排出用エアロツク室55と前記払出し用
エアロツク室56との間にゲートバルブ62を介
設している。払出し用エアロツク室56は、排気
装置63およびN2ガス供給装置64に接続され
た密閉構造をなしており、内部を真空雰囲気と大
気雰囲気との間で切り換え得るようになつてい
る。そして、この払出し用エアロツク室56と前
記横移動装置57との間にゲートバルブ65を設
けている。横移動装置57は、第5通線Eに沿つ
て送り込まれた燃料要素hを第6通線Fまで平行
移動させ、該第6通線Fに沿つて送り出すように
構成されている。そして、この横移動装置2と前
記除染装置58との間にゲートバルブ66を設け
ている。
なお、前記充填装置1、受入用横移動装置2、
受入用エアロツク室3、脱ガス室4、1次冷却用
のエアロツク室5、2次冷却室6、通路33、3
4、排出用エアロツク室55、払出し用エアロツ
ク室56および払出し用横移動装置57には、ピ
ンチローラと駆動ローラとによつて燃料要素h,
h′を挟持して軸心方向に送り出しあるいは引き込
むための移送機構(図示せず)がそれぞれ設けて
ある。
このような原子力燃料の製造工程において、前
記燃料要素支持装置36,37を次のように構成
している。すなわち、この燃料要素支持装置3
6,37は、第3図および第4図に示すように、
燃料要素h′の軸心方向と軸心を略直交させて配設
した第1のローラ67と、燃料要素h′の軸心方向
と軸心を略平行にして配設した対をなす第2のロ
ーラ68と、これらのローラ67,68を選択的
に前記燃料要素h′に転接させるローラ切換機構と
69とを具備してなる。ここで、ローラ切換機構
69は、支点Oを中心に回動可能に設けられ一方
の回動端に前記第1のローラ67を配設するとと
もに他方の回動端に前記第2のローラ68を配設
してなるシーソー状のローラ支持部材71と、こ
のローラ支持部材71を回動させて前記第1のロ
ーラ67または第2のローラ68を支持位置Aま
たはA′において前記燃料要素h′に選択的に転接さ
せるとともに他方のローラを所定の待機位置Bま
たはB′まで後退させるローラ支持部材駆動手段
72とを有してなる。なお、前記ローラ支持部材
駆動手段72は、通路33,34それぞれの外部
下方に設けた駆動源たるピストン73と、ローラ
支持部材71に連結され該ローラ支持部材71を
回動させるロツド74と、前記各通路33,34
内外の気体の流通を遮断するベローズ75とを具
有してなる。
次いで、この実施例の作動を説明する。
ペレツトc充填後、仮端栓dを装着した半完成
の燃料要素h′を1タクト毎に1本づつ第1通線A
に沿つて充填装置1から送り出し、順次、受入用
横移動装置2に導入する。そして、この燃料要素
h′を該横移動装置2によつて第2通線Bまで平行
移動させ、ゲートバルブ8が開いた時に該燃料要
素h′を軸方向に送り出して大気雰囲気の受入用の
エアロツク室3内に導入する。しかる後、前ゲー
トバルブ8を閉じて排気装置9を作動させ、該エ
アロツク室3内を真空排気する。そして、このエ
アロツク室3の内部が前記脱ガス室4内と同様な
真空雰囲気に達した後に、ゲートバルブ11を開
き、該エアロツク室3内の燃料要素h′を前記脱ガ
ス室4内に導入する。この際、前記エアロツク室
3の移送機構と前記脱ガス室4の移送機構との協
働により前記燃料要素h′を該脱ガス室4のバレル
14に保持させる。バレル14は、1タクトタイ
ム当り1本づつの燃料要素h′を保持して間欠的に
矢印方向に回転する。これによつて燃料要素
h′は、約3時間程度加熱脱ガスされながら該脱ガ
ス室4内に移動し、第3通線Cに一致する排出位
置まで達する。そして、排出位置に到達した燃料
要素h′を前記第3通線Cに沿つて順次軸心方向に
送り出す。すなわち、燃料要素h′が導出ポート1
6に対向した時点でゲートバルブ20を開成し、
該燃料要素h′を脱ガス室4からエアロツク室5へ
移行させる。この際、該エアロツク室5の内部
は、前記脱ガス室4の内部と同様な真空雰囲気に
しておく。そして、前記燃料要素h′を前記エアロ
ツク室5内に移行させた後、前記ゲートバルブ2
0を閉成し、Heガス供給装置19を作動させて
該エアロツク室5の内部を2次冷却室6と同様な
Heガス雰囲気に切り換える。これによつて、該
エアロツク室5内の燃料要素h′が予備的に冷却さ
れる。次いで、ゲートバルブ21を開き、該エア
ロツク室5内の燃料要素h′を2次冷却室6内に導
入する。この際、前記エアロツク室5の移送機構
と、前記2次冷却室6の移送機構との協働により
前記燃料要素h′を該2次冷却室6のバレル25に
保持させる。このようにして、2次冷却室6に導
入されバレル25の受入位置に収納された燃料要
素h′は、約2時間かかつて周回溶接位置である第
4通線Dに一致する位置まで進行することにな
り、その間に規定の温度にまで冷脚される。そし
て、周回溶接位置に到達した燃料要素h′を前記第
4通線Dに沿つて溶接室35方向へ送り出し、こ
の溶接室35の周回溶接部38で後述するような
周回端栓溶接を行ない第1図bに示す燃料要素h
を得る。この周回溶接が完了すると、前記燃料要
素hを再び2次冷却室6に引き戻し、バレル25
の回転に伴ない導出ポート27および第2導出ポ
ート29に対応する第5通線Eまで進行させる。
しかして、この期間に周回溶接部分を適正な温度
にまで冷却する。そして、加圧溶接を必要とする
燃料要素hはこの位置からゲートバルブ32を通
して溶接室35の加圧溶接部39にまで送り込
み、ここで後述するような加圧溶接を行なう。こ
の加圧溶接が完了すると燃料要素hを2次冷却室
6に引き戻し、そのままゲートバルブ54を開い
てHeガス雰囲気になつている排出用エアロツク
室55に送り込む。そして、前記燃料要素hを該
エアロツク室55内に移行させた後、前記ゲート
バルブ54を閉成し、排気装置59を作動させて
該エアロツク室55の内部を真空雰囲気に切り換
える。しかる後に、ゲートバルブ62を開いて、
該排出用エアロツク室55内の燃料要素hを真空
雰囲気になつている払出し用エアロツク室56に
移行させる。そして、前記ゲートバルブ62を閉
成し、N2ガス供給装置64を作動させてこの払
出し用エアロツク室56内でN2ガスパージを行
なつた後、大気雰囲気とし、ゲートバルブ65を
開いて払出し用横移動装置57に燃料要素hを送
り出す。そして、この横移動装置57により通線
を変更し燃料要素hを徐染装置58に送り込む。
ここで、前述した端栓周回溶接作業につき説明
する。まず、仮端栓dを装着した燃料要素h′を2
次冷却室6側から、第1の導出ポート28、ゲー
トバルブ31および通路33を介して定位置まで
前進させメインチヤツク41により把持する。か
かる前進時には、燃料要素支持装置36の第1の
ローラ67を支持位置Aに配置して該第1のロー
ラ67に前記燃料要素h′を転接支持させる。しか
る後、サブチヤツク42を待機位置から燃料要素
方向に移動させて、仮端栓dを把持し、その状態
で該サブチヤツク42を待機位置まで復帰させる
ことによつて前記仮端栓dをステンレスパイプb
から抜き取る。そして、この仮端栓dをハンド4
7を利用して回収ボツクスに投入する。さらに、
前記ハンド47を作動させてスプリングeを前記
ステンレスパイプb内に装着するとともに前記サ
ブチヤツク42に本端栓fを把持させる。しかる
後、前記サブチヤツク42を燃料要素方向に移動
させて前記本端栓fを前記ステンレスパイプbの
開口端部に圧入する。そして、この本端栓fと前
記ステンレスパイプbとの接合部に溶接トーチ4
3を対向させ、そのクリアランスが適正であるか
否かをチエツクした上で遮光マスクをセツトして
周回溶接を行なう。すなわち、前記メインチヤツ
ク41により燃料要素h′を軸心回りに回転させな
がら、端栓fとステンレスパイプbとの接合部g
を全周に亘つて気密に溶接する。
なお、かかる周回溶接時には、燃料要素支持装
置36のローラ切換機構69を駆動させて、前記
第1のローラ67を待機位置Bまで後退させると
ともに第2のローラ68を支持位置A′まで前進
させ、該第2のローラ68によつて燃料要素h′の
通路33側端部を支持させておく。したがつて、
燃料要素h′が軸心回りに回転するとそれに伴つて
該第2のローラ68も回転しつつ該燃料要素h′を
支持する。また、燃料要素hを再び2次冷却室6
に引き戻す時は、ローラ切換機構69により再び
第2のローラ68を待機位置B′まで後退させる
とともに第1のローラ67を支持位置Aまで前進
させておく。このことによつて、引き戻される燃
料要素hを該第1のローラ67により転接支持さ
れることができる。
また、前述した加圧溶接作業につき説明すれ
ば、まず、周回溶接を終えた燃料要素hを2次冷
却室6側から、第2の導出入ポート29、ゲート
バルブ32および通路34を介して定位置まで前
進させてチヤツク44により把持する。かかる前
進時には、燃料要素支持装置37の第1のローラ
67支持位置Aに配置して該第1のローラ67に
前記燃料要素hを転接支持させる。しかる後、こ
のチヤツク44の働きにより燃料要素hを軸心回
りに回転させて溶接ポイントkを定位置にセツト
し固定する。そして、加圧チヤンバ45を移動さ
せて該加圧チヤンバ45で前記燃料要素hの端栓
装着部を気密に包持し、この加圧チヤンバ45内
に高圧(例えば、30気圧程度)のHeガスを供給
する。これによつて、該加圧チヤンバ45内の高
圧Heガスが端栓fに穿設した小孔mを通して燃
料要素h内に充填される。次いで、前記溶接ポイ
ントk、つまり、前記小孔mの開放端に溶接トー
チ46を対向させ、そのクリアランスをチエツク
した上で加圧溶接を行なう。これによつて前記小
孔mが閉塞され高圧のHeガスが燃料要素h内に
密封される。
かかる加圧溶接時の前記燃料要素hを軸心回り
に回転させる際には、燃料要素支持装置37のロ
ーラ切換機構69を駆動させて、前記第1のロー
ラ67を待機位置Bまで後退させるとともに第2
のローラ68を支持位置A′まで前進させ、該第
2のローラ68によつて燃料要素hの通路34側
端部を支持させておく。したがつて、燃料要素h
が軸心回りに回転するとそれに伴つて該第2のロ
ーラ68も回転しつつ該燃料要素hを支持する。
また、加圧溶接後に燃料要素hを再び2次冷却室
6に引き戻す時は、ローラ切換機構69により再
び第2のローラ68を待機位置B′まで後退させ
るとともに第1のローラ67を支持位置Aまで前
進させておく。このことによつて、引き戻される
燃料要素hを該第1のローラ67により転接支持
させることができる。
以上のようにして、燃料要素の製造を行なうも
のであるが、本実施例にあつては、端栓溶接部で
ある周回溶接部38および加圧溶接部39に設け
た燃料要素支持装置36,37を、前述したよう
な第1のローラ67と、第2のローラ68と、ロ
ーラ切換機構69とを具備するものとしているの
で、燃料要素h′またはhの搬出入時に第1のロー
ラ67を該燃料要素h′またはhに転接させれば、
燃料要素の移動に伴つて該第1のローラ67が回
転しつつ該燃料要素を支持するので、該燃料要素
が該第1のローラ67に擦れることがない。ま
た、第1のローラ67は燃料要素の軸心方向と軸
心を略直交させて設けているので、従来の球体に
より支持するものに比べて燃料要素を安定的に支
持することができる。また、燃料要素を軸心回り
に回転させる時は第1のローラ67に代えて第2
のローラ68を転接させれば、該第2のローラ6
8は該燃料要素と線接触し、該燃料要素の回転に
伴つて回転しつつ支持するので、該燃料要素が該
第2のローラ68に擦れることがない。また、第
2のローラ68を2つ設けて該燃料要素を2線支
持しているので、それだけ燃料要素を安定的に支
持することができる。また、燃料要素が軸心方向
に移動する場合と軸心回りに回転する場合とでそ
れぞれ異なるローラにより該燃料要素を支持させ
ているので、従来のように1つの球体で前記移動
の場合も回転の場合も燃料要素を支持するものに
比べて、取付加工に高い精度を要さないため製作
が容易である。
なお、本考案は前記実施例に限られないのは勿
論であり、第1のローラは1つに、第2のローラ
は2つに限られないが、第2のローラは2つであ
れば、取付が容易でかつ燃料要素を安定的に支持
することができる。
また、ローラ切換手段は前記実施例のものに限
られず、第1のローラまたは第2のローラを燃料
要素に選択的に転換させることができるものであ
ればよい。
また、バレルの構造や、脱ガス室、エアロツク
室、2次冷却室等の形状は前記実施例のものに限
られず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
また、本考案は加圧溶接を行なわないものにも
同様に適用が可能である。
(ヘ) 効果 以上、説明したように、本考案は、燃料要素が
擦れて傷つくことがなく、しかも、高い加工精度
を要求されることがなく製作が容易な原子炉用燃
料要素の端栓溶接部における燃料要素支持装置を
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、燃料要素の端栓の溶接過程を説明す
るための説明図、第2図は燃料要素製造工程全体
を示す概略斜視図、第3図は本考案の一実施例を
示す正面図、第4図は同側面図、第5図、第6図
は同作用説明図である。 36,37……燃料要素支持装置、38……端
栓溶接部(周回溶接部)、39……端栓溶接部
(加圧溶接部)、67……第1のローラ、68……
第2のローラ、69……ローラ切換機構、f……
端栓、h,h′……燃料要素、m……小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料要素を軸心方向に移動させて端栓溶接部に
    搬入し該溶接部において該燃料要素を軸心回りに
    回転させて端栓部に溶接処理を施すようにした原
    子炉用燃料要素の端栓溶接部で使用される燃料要
    素支持装置であつて、燃料要素の軸心方向と軸心
    を略直交させて配設され支持位置において該燃料
    要素を転接支持するとともに該燃料要素から離間
    する所定の待機位置まで後退可能な第1のローラ
    と、前記燃料要素の軸心方向と軸心を略平行にし
    て配設され支持位置において該燃料要素を転接支
    持するとともに該燃料要素から離間する所定の待
    機位置まで後退可能な第2のローラと、前記第1
    のローラまたは第2のローラを前記燃料要素に選
    択的に転接させるローラ切換機構とを具備してな
    ることを特徴とする原子炉用燃料要素の端栓溶接
    部における燃料要素支持装置。
JP1984029143U 1984-02-28 1984-02-28 原子炉用燃料要素の端栓溶接部における燃料要素支持装置 Granted JPS60141595U (ja)

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JP1984029143U JPS60141595U (ja) 1984-02-28 1984-02-28 原子炉用燃料要素の端栓溶接部における燃料要素支持装置

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