JPS6349352A - 工具鋼連鋳鋳片の内質改善方法 - Google Patents

工具鋼連鋳鋳片の内質改善方法

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JPS6349352A
JPS6349352A JP18979986A JP18979986A JPS6349352A JP S6349352 A JPS6349352 A JP S6349352A JP 18979986 A JP18979986 A JP 18979986A JP 18979986 A JP18979986 A JP 18979986A JP S6349352 A JPS6349352 A JP S6349352A
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tool steel
continuous casting
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billet
continuously
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Tamiya Kishida
岸田 民也
Kazuo Karashima
辛島 一生
Yasushi Yamane
山根 康史
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Hitachi Metals Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/12Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
    • B22D11/122Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ using magnetic fields

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工具鋼の連続鋳造(以下連鋳と記す)鋳片の
内部品質、特に中心偏析を改善する方法に関するもので
ある。ここで工具鋼とは、高速度鋼、例えばJIS G
4403記載の鋼種、合金工具鋼1例えばJIS G4
404記載の鋼種、およびその類似鋼種を含むものであ
る。
〔従来の技術〕
鋼の連鋳は、低炭素鋼、ステンレス鋼等から0゜8〜1
.0%C高炭素鋼にまで広く適用されている。
また、連vJ鋳片の内部品質、特に中心ポロシティ−1
特に中心偏析の改善手段として、電磁攪拌の有効性は広
く知られており、「多段攪拌jの効果についても、例え
ば「鉄と鋼」第66年(1980)第2号8205頁(
足立他)、同誌第66年(1980)第11号5789
頁(喜多村他)、同誌第66年(1980)第11号5
795頁(大西他)などの開示がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら1本発明が対象とする高炭素−高合金の工
具鋼は、工具鋼としての要求特性上、中心部までの均質
性を特に要求されるが、偏析が発生しやすく、従来、連
鋳適用は困難とされており。
特に150m角またはそれ相当以下のビレット連鋳は、
中心偏析のため適用不可能とされてきた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、工具鋼ビレット連鋳鋳片の中心偏析改善の
対策を鋭意検討の結果、中心偏析の改善のためには、鋳
造速度および鋳造温度の制御が重要であるとともに、公
知の電磁攪拌方法、例えば「多段攪拌法」とは異なった
概念である後述の「中心部が凝固するまでの連続した電
磁攪拌」が必要であり、これらの条件を適切に組み合わ
せることにより、高速度鋼、冷間工具鋼を含む工具鋼ビ
レットの内部品質を従来の造塊法レベル以上に改善し得
る方法を発明するに至ったものである。
すなわち、断面g 22 、500 mm ”以下、か
つ短片が100I以上の正方形または矩形状断面の工具
鋼ビレット連v!鋳片を鋳造するにあたり、(1)  
鋳造速度Vm/1IIinおよびタンディツシュ内の溶
湯の過熱度(タンディツシュ内溶湯温度−液相線温度)
ΔT℃を、 ■が0.4m/win未滴の場合、ΔT≦50℃Vが0
.4m/+in以上の場合、 ΔT≦(64,6−36,4V)℃な る関係を満たすよう調整し。
(2)  かつモールド内の凝固開始点から電磁攪拌開
始点までの距離Zmを、 2≦(3,5/ k )” V たlLk:iEf固速変速度定数m/Ioinv2)と
し、電磁攪拌開始位置から鋳片中心部が凝固する位置ま
での区間を概ね連続的に攪拌することにより工具鋼ビレ
ットの中心品質を改善するものである。
本発明が対象とする連鋳法は、竪型連鋳法、水平連鋳法
のいずれの方式でもよいが、工具鋼は固−液共存領域が
広く、凝固点近傍の温度での高温強度が低いため、曲げ
矯正を必要としない完全垂直型連鋳機もしくは直線型水
平連鋳機による鋳造が望ましい。
〔作用〕
工具鋼では、炭化物の分布、粒度が重要であり、急冷凝
固が必要であり、150I角を越えると連鋳による急冷
効果が得られないので最大寸法を150I角、22,5
00mm2に限定した。
短片の最小寸法は、100mm+未満では鋳造に困難が
あり、100mn以上に限定した。
鋳造速度の増加、溶湯過熱度の上昇は、いずれも未凝固
液芯長を増加させ、中心部の凝固を遅らせるため、中心
部偏析を助長する結果となる。中心部偏析を軽減するた
めには、後述の実施例1に示すごとく、低速かつ低温鋳
造が必要であり、実験に基づき、前述の如く限定した。
公知のWl’fa攪拌の効果は、固定された電磁攪拌装
置を通る間の短時間の溶湯流動により、凝固中のデンド
ライトの先端部が切断され、等軸品核が生成され、これ
によって鋳造組織が等軸品に変化し、中心部の欠陥を分
散することにあるとされ、鋳片横断面内の等軸品の比率
を上げることが品質改善の課題とされている。しかし、
固−液共存領域が非常に広く、かつ炭素含有量の高い工
具鋼では、短時間の電磁攪拌では等軸晶化効果が得られ
ず、攪拌強さを強くすれば「インゴットパターン」様の
欠陥を生じ問題がある。
この点に関して鋭意検討の結果、第3図に例示するごと
く、偏析が起り始める凝固シェル厚が3.5■まで成長
した時期から中心部が凝固するまでの間を連続的に攪拌
を行なうことによって、同−液共存相と未凝固液相との
組成を均一化させることが必要であり、これにより従来
の「造塊法」による製品と同等レベル以上の中心品質を
得ることができることを見出したものである。
電磁攪拌の強さとしては、固−液共存相中の濃化液相を
拡散混合するに足る最小限の強さにとどめることが望ま
しく、第4図に示した実施例かられかるように同−液共
存相界面での溶湯流動速度は15ないし50a++/s
eeが望ましい。
「連続的に攪拌を行う」ためには、多段の電磁攪拌装置
を必要とするが、攪拌装置を密接して設置する必要はな
く、隣接する攪拌装置の有効攪拌領域が重なり合う限界
内で間隔をあけた設置が可能である。第1図に本発明の
実施態様の一例を示すが、回転磁界型電磁攪拌装置を多
段に用い、1101角ビレツトを鋳造する場合、凝固シ
ェル厚3〜4aaの位置では設置間隔を0.8mまで、
凝固末期では0.3mまではなすことができた。
攪拌方法については、特に限定がなく、回転磁界型移動
磁界型などを用いることができるが、凝固末期について
は、「ブリッジング」現象に伴う「V偏析」が起りやす
い既凝固側に向かった溶流方向の採用は好ましくない。
〔実施例〕
以下に実施例をもって本発明の詳細な説明する。
実施例1 第1図にその概要を示す装置を用い、高速度鋼5K11
51、冷間工具115KDII(7)110角ビレツト
ヲ連鋳して、鋳造速度、鋳造温度の影響を調査した。評
価は、中心部の炭素偏析度=中心部C分析値/溶鋼C値
、で行った。攪拌強さは、流動速度を20■/seeと
なるよう調整した。
実施例を、縦軸に溶湯過熱度ΔT、横軸に鋳造速度Vと
して第2図に示す。図中の0、・は炭素偏析度1.0±
0.05以内、Δ、ムはそれより悪いものを示す。また
、O1△は5KH51の結果を、・、ムは5KDIIの
例を示す。
以上の結果から鋳造速度■、溶湯過熱度ΔTの関係を第
2図の直線aおよびbの下側領域、すなわち、 V < 0 、4 mの場合、61550℃(直線aよ
り下)720.4mの場合、 ΔT≦64.6−36.4 V (直線すの左下側)に
限定した。
実施例2 実施例1と同様の方法で鋳造速度を1.0m/mi眠溶
湯過熟度を20℃に調整し、電磁攪拌強さ、攪拌開始時
期の影響を調査した。結果を第3図、第4図および表に
示す。
第3図は5KDII、110++m角ビレツトの鋳造に
おいて、凝固シェル厚が3.3amになった時点から凝
固完了まで攪拌を行った場合と無攪拌の場合の炭素偏析
度を示す図である。
また、表は攪拌開始および終了時期の影響を調査した実
験結果をとりまとめて示したものである。
表、攪拌開始〜終了時期と炭素偏析度の関係これらの結
果から少なくとも攪拌開始時の凝固シェル厚みを3.5
cm以内、すなわちモールド内凝固開始点から攪拌開始
位置までの距離Zmを、Z≦(3,5/ k )” V ただしに:凝固速度定数(■/min’l’z)とする
ことにより、炭素偏析度を0.95以上とすることが可
能であることがわかる。
第4図は、電磁攪拌による溶湯流動速度と炭素偏析度と
の関係を示す図であり、これにより流動速度を15ない
し50■八ecとすれば、炭素偏析度を0.95以上に
改善できることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明により、従来連続鋳造の適用が不可能とされてき
た工具鋼、特に高速度鋼、冷間工具鋼などの高炭素−高
合金鋼の連続鋳造を可能とすることができ、かつ中心偏
析を通常の造塊法に劣らないレベルに改善できる。
また、本発明により、炭化物組織が特に重視される工具
鋼を小断面急冷凝固さすことが可能となり、炭化物の微
細化が極めて容易にできる。特に高速度鋼の場合には、
従来粉末法によってしかできなかった10μ以下の微細
炭化物をもつ製品を、より安価に製造可能であり、工業
的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明法の一実施態様を示す図である。4〜
8は概ね連続した電磁攪拌を行うための電磁攪拌装置を
示し、第2図は、鋳造速度と鋳造温度が中心炭素偏析度
に与える影響を示す図、第3図はビレット横断面内炭素
偏析状況例を示す図であり、横軸は中心からの距離、縦
軸は各位置での炭素偏析度である。第4図は、溶鋼流動
速度と中心炭素偏析度との関係を示す図および第5図は
、公知の竪型連続紡造機を示す図である(引抜き機構は
図示せず)。 1:取鍋、2:タンディツシュ、3:モールド、4〜7
:電磁攪拌装置、8ニスプレー装置。 第1図 第3図 中心からの位置Cm 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 断面22,500mm^2以下かつ短片が100m
    m以上の正方形または矩形状断面の工具鋼ビレットを連
    続鋳造するにあたり、鋳造速度Vm/minおよびタン
    ディッシュ内溶湯の過熱度ΔT℃を、 Vが0.4m/min未満の場合、ΔT≦50℃Vが0
    .4m/min以上の場合、 ΔT≦(64.6−36.4V)℃ なる関係を満たすよう調整し、かつモールド内の凝固開
    始点から電磁攪拌開始点までの距離Zmを、Z≦(3.
    5/k)^2V ただしk:凝固速度定数(cm/min^1^/^2)
    とし、電磁攪拌開始位置から鋳片中心部が凝固する位置
    までの区間を概ね連続的に攪拌することを特徴とする工
    具鋼連鋳鋳片の内質改善方法。 2 電磁攪拌による溶鋼の流動速度を15cm/sec
    、ないし50cm/secとしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の工具鋼連鋳鋳片の内質改善方法
    。 3 連続鋳造機として、完全垂直型連続鋳造機または直
    線型水平連続鋳造機を用いることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第2項記載の工具鋼連鋳鋳片の内質
    改善方法。
JP18979986A 1986-08-13 1986-08-13 工具鋼連鋳鋳片の内質改善方法 Granted JPS6349352A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046367A (ko) * 1999-11-12 2001-06-15 이구택 금형 공구강의 제조방법
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