JPS6349183Y2 - - Google Patents

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JPS6349183Y2
JPS6349183Y2 JP1573185U JP1573185U JPS6349183Y2 JP S6349183 Y2 JPS6349183 Y2 JP S6349183Y2 JP 1573185 U JP1573185 U JP 1573185U JP 1573185 U JP1573185 U JP 1573185U JP S6349183 Y2 JPS6349183 Y2 JP S6349183Y2
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JP
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liquid
smoke
weak alkaline
pipe
tank
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JP1573185U
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JPS61131781U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ハム、ソーセージ等の食品を燻蒸す
る際に発生する燻蒸煙を浄化する装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
一般に排煙浄化装置としては、静電式、シヤワ
ー曝気式、二次焼却式等が公害対策用として採用
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、静電式は高電圧を要するため危険を伴
うと共に、電極に対するタール分の付着が多く保
守が困難であるうえ高価となり、シヤワー曝気式
は、浄化作用上不充分であり、二次焼却式は、狭
隘な場所へ設置する場合火災の危険を伴うと共
に、燃料を必要とし運転経費が高価になり、か
つ、故障を生じ易い等の欠点を有しており、食品
燻蒸煙の浄化に用いる場合、特に専門家の取扱を
要さずに、狭隘な部位にも設置可能であり、か
つ、経済的な効率の良い燻蒸煙浄化装置としては
不適当になる問題を生じている。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の問題を解決するため、本考案はつぎの手
段により構成するものとなつている。
すなわち、弱アルカリ液中へ食品燻蒸煙を吐出
する多孔を外壁へ穿設した吐出管と、この吐出管
からの燻蒸煙が上昇する弱アルカリ液中へほぼ水
平として交互に設けた複数の仕切板と、弱アルカ
リ液の液面より上方の空間から外部へ浄化煙を排
出する排煙管と、この排煙管の内方側に設けたフ
イルタとを有する浄化槽、および、この浄化槽へ
弱アルカリ液を供給する液槽、ならびに、浄化槽
の空間から液分を含む排煙を液槽へ給送する復水
管中に設けたタールフイルタを備えたものであ
る。
〔作用〕
したがつて、浄化槽の吐出管から多孔を介し弱
アルカリ液中へ酸性の燻蒸煙が気泡状となつて噴
出し、仕切板間を経て上昇しながら酸性の中和作
用を受け、上方の空間からフイルタにより粉塵が
除去された後、排煙管より浄化された排気として
排出される。
また、浄化槽の空間からは、液分を含んだ排煙
が復水管を介して液槽へ給送されるが、この際、
タールフイルタによりタール分が除去されて復水
し、液槽を介して再度浄化槽へ供給され、これを
反復することにより経済的に、かつ、高効率に燻
蒸煙の浄化が行はれる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図によつて本考案の詳細を
説明する。
第1図は、全体を示す構成図であり、燻蒸炉1
からの排煙は、煙管2を介して排出されるが、タ
ーボフアン3により圧送され、ダンパー4を有す
る煙管5により浄化槽6内の弱アルカリ液中へ吐
出し、後述のとおり同槽6中において浄化を受
け、浄化された浄化煙は上方の排煙管7より排出
される。
一方、浄化槽6の上方からは液分を含んだ排煙
がタールフイルタ8の介挿された復水管9を介し
て液槽10へ給送されており、タールフイルタ8
によりタール分の除去された排煙が復水し、弱ア
ルカリ液11を貯留した液槽10からポンプ12
およびバルブ13を有する管路14を介し、ポン
プ12により浄化槽6中へ供給されるものとなつ
ている。
なお、タールフイルタ8は、密閉円筒15中へ
筒状のフエルト16等を介挿し、これの内部へ排
煙を吹込み、フエルト16等によりタール分の除
去を行なつて浄化煙を抽出するもの等を用いれば
よい。
第2図は、浄化槽6を示し、Aは要部破断平面
図、Bは同様の側面図であり、ケース21中には
下方から上方にかけてほぼ水平かつ交互に左右両
側方から対向のうえ突出させた仕切板22がほぼ
一定の間隔により少なくとも6枚以上設けてあ
り、これらには鋼板22aおよび網目鋼板22b
を例へば2枚と1枚との比率により用いるものと
している。
また、ケース21の底部には煙管5が吐出管2
3として突出し、これの外壁には多数の細孔23
aが穿設され、かつ、先端が密閉されており、排
煙が細孔23aより細径の気泡となつて吐出し、
内部の弱アルカリ液11中を上昇し、仕切板22
の間隙を介して上方の空間24へ至るものとなつ
ている。
このため、排煙は仕切板22の間隙を介する長
経路により酸性が弱アルカリ液11によつて中和
され、かつ、網目鋼板22bの網目により気泡が
細分され、タール分の除去も行なはれたうえ、弱
アルカリ液11の液面11aより上方の空間24
へ液分を含んだ気体となつて上昇する。
上昇した排煙は、空間24から復水管9を介し
液槽10へ至ると共に、空間24の上方へ設けた
排煙管7を経て排出されるが、この際、排煙管7
の内方側かつケース21の上面全体にわたつて固
定されたグラスウール等のフイルタ25が二重に
設けてあり、これによつて排煙中の粉塵が除去さ
れ、完全に浄化された浄化煙として排出される。
一方、ケース21中には、管路14を介して液
槽10から弱アルカリ液11が供給され、ほぼ一
定の液面位を保持しているが、吐出管23からの
気泡吐出圧により、空間24も加圧されており、
これによつて排煙管7および復水管9へ排煙が圧
送される。
なお、液面位の保持は、ケース21中へ液面ス
イツチ等を設け、これによつてポンプ12を制御
する等の手段を用いればよい。
このほか、燻蒸炉1の排煙量が1.8立方米/分
の場合、浄化槽6の容量はW400×D100×H1000
mm程度、液槽10の容量はW400×D200×H700
mm程度とし、浄化槽6中へ弱アルカリ液11をほ
ぼ1/2の液位として満たし、これを苛性ソーダ等
によりPH9〜10程度の弱アルカリ性に維持するも
のとすれば好適である。
また、燻蒸炉1は、一般に木片を燃焼させるた
め、排煙中に粉塵、タール分を多量に含むが、
NOXは少ないと共にSOXが殆ど無く、粉塵、タ
ール分等がほぼ99%除去されたうえ排煙管7から
排出されるため、排煙を直ちに排気ダクト等へ排
出しても何等支障を生じない。
ただし、各部の容量、寸法は条件に応じて定め
ればよく、第2図においては、吐出管23を複数
とし、仕切板22を傾斜状に設け、または、鋼板
22aと網目鋼板22bとの枚数比を適宜選定し
てもよい等、種々の変形が自在である。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなとおり本考案によれ
ば、簡単な構成により、燻蒸煙の浄化が完全に達
せられると共に、取扱が容易であり、かつ、危険
を伴はず、経済的に効率良く運転できるうえ、設
置部位の選定が自在であり、デパート、マーケツ
ト等の店舗へ設置して用いる場合等において多大
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は全体の構
成図、第2図は浄化槽を示し、Aは要部破断平面
図、Bは同様の側面図である。 1……燻蒸炉、6……浄化槽、7……排煙管、
8……タールフイルタ、9……復水管、10……
液槽、11……弱アルカリ液、14……管路、2
1……ケース、22……仕切板、23……吐出
管、24……空間、25……フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弱アルカリ液中へ食品燻蒸煙を吐出する多孔を
    外壁へ穿設した吐出管と、該吐出管からの燻蒸煙
    が上昇する前記弱アルカリ液中へほぼ水平として
    交互に設けた複数の仕切板と、前記弱アルカリ液
    の液面より上方の空間から外部へ浄化煙を排出す
    る排煙管と、該排煙管の内方側に設けたフイルタ
    とを有する浄化槽、および、該浄化槽へ前記弱ア
    ルカリ液を供給する液槽、ならびに、前記浄化槽
    の空間から液分を含む排煙を前記液槽へ給送する
    復水管中に設けたタールフイルタを備えたことを
    特徴とする食品燻蒸煙浄化装置。
JP1573185U 1985-02-06 1985-02-06 Expired JPS6349183Y2 (ja)

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JP1573185U JPS6349183Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

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JPS61131781U JPS61131781U (ja) 1986-08-18
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JP2608787B2 (ja) * 1989-10-11 1997-05-14 佑次 中嶋 煙洗脱臭装置
JP2711377B2 (ja) * 1993-04-06 1998-02-10 金光 山岡 生食用まぐろの超低温薫製による品質保持処理方法及びその装置

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JPS61131781U (ja) 1986-08-18

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