JPS6348981B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6348981B2 JPS6348981B2 JP59053942A JP5394284A JPS6348981B2 JP S6348981 B2 JPS6348981 B2 JP S6348981B2 JP 59053942 A JP59053942 A JP 59053942A JP 5394284 A JP5394284 A JP 5394284A JP S6348981 B2 JPS6348981 B2 JP S6348981B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- sheet
- fibers
- net
- nonwoven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 25
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000002203 pretreatment Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 1
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高速水流処理により繊維交絡を行う
低目付不織布の製造方法に関する。
低目付不織布の製造方法に関する。
従来、高速水流処理により繊維交絡を行う不織
布の製造方法は公知であるが、本発明者らは、特
願昭55−114151号、（特開昭57−39268号公報参
照）同57−233998号（特開昭59−125954号公報参
照）において、実質的に密度むらのない均一な地
合、所要の強度を有する低目付不織布を製造する
有効な前記方法を既に提案している。しかし、低
目付繊維ウエブを被処理材としてこれを高速処理
する場合、さらに改善すべき点が判明した。すな
わち、処理すべき繊維ウエブの目付を減少するほ
ど該ウエブが処理のための移動過程においてその
移動方向へ引張られることにより地合が乱れ、そ
の結果、密度むらが生じて所要の強度を有する不
織布が得られず、これを改善すべきことが判明し
た。
布の製造方法は公知であるが、本発明者らは、特
願昭55−114151号、（特開昭57−39268号公報参
照）同57−233998号（特開昭59−125954号公報参
照）において、実質的に密度むらのない均一な地
合、所要の強度を有する低目付不織布を製造する
有効な前記方法を既に提案している。しかし、低
目付繊維ウエブを被処理材としてこれを高速処理
する場合、さらに改善すべき点が判明した。すな
わち、処理すべき繊維ウエブの目付を減少するほ
ど該ウエブが処理のための移動過程においてその
移動方向へ引張られることにより地合が乱れ、そ
の結果、密度むらが生じて所要の強度を有する不
織布が得られず、これを改善すべきことが判明し
た。
したがつて、本発明の目的は、前記改善に有効
な方法を提案することにある。
な方法を提案することにある。
すなわち、本発明の要旨とするところは、短繊
維ウエブをシートの少なくとも上面に積層し、こ
の積層物を支持体に導き、該支持体上で該積層物
を高速水流処理により繊維交絡させる不織布の製
造方法において、前記繊維ウエブとして目付が５
〜40ｇ／m2のもの、かつ、前記シートとして連続
フイラメントのトウを実質的に均一に拡巾開繊し
た目付が５〜20ｇ／m2のものを用い、前記処理に
より前記ウエブの繊維を互いにかつ該ネツト状シ
ートに交絡させることを特徴とする低目付不織布
の製造方法に存する。
維ウエブをシートの少なくとも上面に積層し、こ
の積層物を支持体に導き、該支持体上で該積層物
を高速水流処理により繊維交絡させる不織布の製
造方法において、前記繊維ウエブとして目付が５
〜40ｇ／m2のもの、かつ、前記シートとして連続
フイラメントのトウを実質的に均一に拡巾開繊し
た目付が５〜20ｇ／m2のものを用い、前記処理に
より前記ウエブの繊維を互いにかつ該ネツト状シ
ートに交絡させることを特徴とする低目付不織布
の製造方法に存する。
本発明方法を実施態様に基づいて説明すると、
以下のとおりである。
以下のとおりである。
本発明方法における被処理材は、第１図に示す
ように目付５〜20ｇ／m2のネツト状シート１の上
面に目付５〜40ｇ／m2の短繊維ウエブ２を積層し
たものが好ましい。ネツト状シート１、ウエブ２
の目付が５ｇ／m2以下であると、後記処理過程で
密度むらを生じて均一な地合を有する不織布が得
られず、またネツト状シート１の目付が20ｇ／m2
以上、ウエブ２の目付が40ｇ／m2以上であると、
ウエブ１の繊維がネツト状シート１に充分に交絡
せず、該繊維が該ネツト状シートから脱落し易い
不織布が得られることになる。ネツト状シート１
としては、間隔をおいて融着処理した連続フイラ
メントのトウをピンテンダー、クリツプテンダー
などで拡巾開繊して得られるものが好ましく、そ
の他には、フイルムがフイプル化し、これがネツ
ト状に拡開しているものも用いることができる。
第４図には、前記トウを拡巾開繊して得られたネ
ツト状シート１を例示してあり、該ネツト状シー
トは連続フイラメント３が部分的に結合している
ものである。ウエブ２の繊維としては、従来一般
に不織布に用いられているすべての天然繊維、合
成繊維の単独または混合物を用いることができ、
その繊維長はカーデイング可能であれば特に限定
されないが、一般的には100mm以下のものが、ま
たその繊度も特に限定されないが、一般的には１
２デニール以下のものがそれぞれ用いられる。
ように目付５〜20ｇ／m2のネツト状シート１の上
面に目付５〜40ｇ／m2の短繊維ウエブ２を積層し
たものが好ましい。ネツト状シート１、ウエブ２
の目付が５ｇ／m2以下であると、後記処理過程で
密度むらを生じて均一な地合を有する不織布が得
られず、またネツト状シート１の目付が20ｇ／m2
以上、ウエブ２の目付が40ｇ／m2以上であると、
ウエブ１の繊維がネツト状シート１に充分に交絡
せず、該繊維が該ネツト状シートから脱落し易い
不織布が得られることになる。ネツト状シート１
としては、間隔をおいて融着処理した連続フイラ
メントのトウをピンテンダー、クリツプテンダー
などで拡巾開繊して得られるものが好ましく、そ
の他には、フイルムがフイプル化し、これがネツ
ト状に拡開しているものも用いることができる。
第４図には、前記トウを拡巾開繊して得られたネ
ツト状シート１を例示してあり、該ネツト状シー
トは連続フイラメント３が部分的に結合している
ものである。ウエブ２の繊維としては、従来一般
に不織布に用いられているすべての天然繊維、合
成繊維の単独または混合物を用いることができ、
その繊維長はカーデイング可能であれば特に限定
されないが、一般的には100mm以下のものが、ま
たその繊度も特に限定されないが、一般的には１
２デニール以下のものがそれぞれ用いられる。
また被処理材としては、第２図に示すようにネ
ツト状シート１の上下面にウエブ２，２′を積層
したものも用いることができるが、この場合に
は、下面のウエブ２′の目付が高くなるほぼ該ウ
エブの繊維がネツト状シート１に充分に交絡せ
ず、該繊維が該ネツト状シートから脱落し易い不
織布が得られる。ちなみに、被処理材としてネツ
ト状シート１の下面にのみウエブ２を積層したも
のを用いる場合には、該ネツト状シートに該ウエ
ブの繊維がほとんど交絡しない。
ツト状シート１の上下面にウエブ２，２′を積層
したものも用いることができるが、この場合に
は、下面のウエブ２′の目付が高くなるほぼ該ウ
エブの繊維がネツト状シート１に充分に交絡せ
ず、該繊維が該ネツト状シートから脱落し易い不
織布が得られる。ちなみに、被処理材としてネツ
ト状シート１の下面にのみウエブ２を積層したも
のを用いる場合には、該ネツト状シートに該ウエ
ブの繊維がほとんど交絡しない。
前記被処理材は、図示してないが、支持体、好
ましくは表面が実質的に平滑な無孔支持体の上面
に導き（第１図に示す被処理材の場合は、ウエブ
２を上面に位置させる）、該支持体の上方に配置
したオリフイスから好ましくは噴射圧35Kg／cm2以
下の微細な高速水流で処理することによりウエブ
２の繊維を互にかつネツト状シート１に交絡させ
る。前記オリフイスとしては、好ましくはその孔
径が0.05〜0.2mmで、パイプの下面に２ｍ以下の
間隔をおいて多数列設されたものが用いられる。
ましくは表面が実質的に平滑な無孔支持体の上面
に導き（第１図に示す被処理材の場合は、ウエブ
２を上面に位置させる）、該支持体の上方に配置
したオリフイスから好ましくは噴射圧35Kg／cm2以
下の微細な高速水流で処理することによりウエブ
２の繊維を互にかつネツト状シート１に交絡させ
る。前記オリフイスとしては、好ましくはその孔
径が0.05〜0.2mmで、パイプの下面に２ｍ以下の
間隔をおいて多数列設されたものが用いられる。
また図示してないが、本発明の実施において
は、本発明者らの提案にかかる特願昭55−114151
（特開昭57−39268号公報参照）号または同57−
233998号（特開昭59−125954号公報参照）に開示
した不織布の製造方法における工程を経ることが
好ましい。これらの方法においては、被処理材を
予備処理工程で交絡処理した後、本格処理工程で
多段的に交絡処理するもので、詳しくはそれらを
参照されたいが、それらの支持体について簡単に
述べると、予備処理工程における支持体は、回動
ロール間に掛けた広巾の無孔ベルトまたは、回動
ロール間に所定間隔をおいて掛けた数本の無孔ベ
ルトもしくは広巾の多孔ベルト（メツシユスクリ
ーン）の下面に支持面が狭小な無孔支持体を接触
配置して構成され、また本格処理工程における支
持体は、所定間隔をおいて複数の無孔ロールを配
置して構成される。かかる工程によれば、複処理
材が低目付であつても、前記予備処理工程におい
て前記本格交絡処理工程を移動する過程でウエブ
の地合が乱されない程度に交絡処理され、これが
さらに前記本格処理工程において本格的に交絡処
理される。
は、本発明者らの提案にかかる特願昭55−114151
（特開昭57−39268号公報参照）号または同57−
233998号（特開昭59−125954号公報参照）に開示
した不織布の製造方法における工程を経ることが
好ましい。これらの方法においては、被処理材を
予備処理工程で交絡処理した後、本格処理工程で
多段的に交絡処理するもので、詳しくはそれらを
参照されたいが、それらの支持体について簡単に
述べると、予備処理工程における支持体は、回動
ロール間に掛けた広巾の無孔ベルトまたは、回動
ロール間に所定間隔をおいて掛けた数本の無孔ベ
ルトもしくは広巾の多孔ベルト（メツシユスクリ
ーン）の下面に支持面が狭小な無孔支持体を接触
配置して構成され、また本格処理工程における支
持体は、所定間隔をおいて複数の無孔ロールを配
置して構成される。かかる工程によれば、複処理
材が低目付であつても、前記予備処理工程におい
て前記本格交絡処理工程を移動する過程でウエブ
の地合が乱されない程度に交絡処理され、これが
さらに前記本格処理工程において本格的に交絡処
理される。
前述のような支持体を配置した処理工程におい
て高速水流により交絡処理すると、ウエブ２の繊
維は互に交絡しかつネツト状シート１に交絡する
が、低目付不織布を得るため、処理すべきウエブ
の低目付を減少するほど該ウエブがその処理のた
めの移動過程においてその移動方向へ引張られて
地合が乱れる。またウエブがその移動方向にず
れ、伸び易くなるので、得ようとする不織布の縦
横方向の強度差を少なくするため処理すべきウエ
ブとしてランダムウエブを用いても、該ウエブの
繊維がその移動方向に配列してしまい横方向の強
度が低下し、そのため縦横方向の強度に差が生
じ、その結果、全体の強度が低下する。しかし、
本発明方法によれば、ネツト状シートの少なくと
も上面にウエブを積層して交絡処理するので、ウ
エブがその移動方向への伸びがほとんどなくな
り、その結果、ほとんどカーデイングしたウエブ
状態のままで交絡処理することができ、地合が良
く所要の強度を有する不織布が得られる。
て高速水流により交絡処理すると、ウエブ２の繊
維は互に交絡しかつネツト状シート１に交絡する
が、低目付不織布を得るため、処理すべきウエブ
の低目付を減少するほど該ウエブがその処理のた
めの移動過程においてその移動方向へ引張られて
地合が乱れる。またウエブがその移動方向にず
れ、伸び易くなるので、得ようとする不織布の縦
横方向の強度差を少なくするため処理すべきウエ
ブとしてランダムウエブを用いても、該ウエブの
繊維がその移動方向に配列してしまい横方向の強
度が低下し、そのため縦横方向の強度に差が生
じ、その結果、全体の強度が低下する。しかし、
本発明方法によれば、ネツト状シートの少なくと
も上面にウエブを積層して交絡処理するので、ウ
エブがその移動方向への伸びがほとんどなくな
り、その結果、ほとんどカーデイングしたウエブ
状態のままで交絡処理することができ、地合が良
く所要の強度を有する不織布が得られる。
第１図、第２図は本発明方法における被処理材
の概略断面図、第３図は前記被処理材の一部とし
て用いるネツト状シートの一例を示す概略平面図
である。 １……ネツト状シート、２……ウエブ、３……
連続フイラメント。
の概略断面図、第３図は前記被処理材の一部とし
て用いるネツト状シートの一例を示す概略平面図
である。 １……ネツト状シート、２……ウエブ、３……
連続フイラメント。
Claims (1)
- １ 短繊維ウエブをシートの少なくとも上面に積
層し、この積層物を支持体に導き、該支持体上で
該積層物を高速水流処理により繊維交絡させる不
織布の製造方法において、前記繊維ウエブとして
目付が５〜40ｇ／m2のもの、かつ、前記シートと
して連続フイラメントのトウを実質的に均一に拡
巾開繊した目付が５〜20ｇ／m2のものを用い、前
記処理により前記ウエブの繊維を互いにかつ該ネ
ツト状シートに交絡させることを特徴とする低目
付不織布の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59053942A JPS60199962A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 低目付不織布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59053942A JPS60199962A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 低目付不織布の製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2246687A Division JPH0759787B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-09-17 | 低目付不織布の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60199962A JPS60199962A (ja) | 1985-10-09 |
| JPS6348981B2 true JPS6348981B2 (ja) | 1988-10-03 |
Family
ID=12956778
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59053942A Granted JPS60199962A (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | 低目付不織布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60199962A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08243065A (ja) * | 1995-09-05 | 1996-09-24 | Kao Corp | 清掃用シートの製造方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7452834B2 (en) | 2003-04-10 | 2008-11-18 | Kao Corporation | Fibrous sheet |
| JP4145203B2 (ja) * | 2003-06-17 | 2008-09-03 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5557059A (en) * | 1978-10-23 | 1980-04-26 | Mitsubishi Rayon Co | Production of suede like sheet article |
| JPS55116833A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-08 | Mitsubishi Rayon Co | Suede like sheet article and method |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP59053942A patent/JPS60199962A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5557059A (en) * | 1978-10-23 | 1980-04-26 | Mitsubishi Rayon Co | Production of suede like sheet article |
| JPS55116833A (en) * | 1979-02-28 | 1980-09-08 | Mitsubishi Rayon Co | Suede like sheet article and method |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08243065A (ja) * | 1995-09-05 | 1996-09-24 | Kao Corp | 清掃用シートの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60199962A (ja) | 1985-10-09 |
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