JPS6347742Y2 - - Google Patents

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JPS6347742Y2
JPS6347742Y2 JP20020783U JP20020783U JPS6347742Y2 JP S6347742 Y2 JPS6347742 Y2 JP S6347742Y2 JP 20020783 U JP20020783 U JP 20020783U JP 20020783 U JP20020783 U JP 20020783U JP S6347742 Y2 JPS6347742 Y2 JP S6347742Y2
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JP
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metal plate
corrugated
metal plates
flange
thin metal
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JP20020783U
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JPS60111880U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は主として自動車用ラジエーターの一方
のタンクに収納されるオイル冷却用熱交換器の放
熱体に関する。
〔考案の技術的背景及びその問題点〕
この出願は、本出願人と同一の出願人が既に出
願した自動車用オイルクーラー(実願昭57−
051234号)の改良に関するもので、耐圧性を向上
させつつ、オイルの撹拌性能を向上させるため、
一対の波形金属板2a,2bの幅方向中央部に、
ろう接面拡大用の穴開き薄肉金属板3を介装した
ものである。
即ち、先に提案した実願昭57−51234号(実開
昭58−154376号公報参照)の自動車用オイルクー
ラーとしての熱交換器は第1図の如く構成されて
いる。この熱交換器は第2図及び第4図の如き一
対の細長い波形金属板2a,2bを重ね合わせ、
夫々の稜線が交差するようにしてそれらの間にろ
う材を介装する。そして、このような一対の波形
金属板2a,2bで構成される放熱体を第8図の
如く複数個積層してそれらを真空炉中でろう付け
し、一対の波形金属板2a,2b間及び各放熱体
間を一体的にろう付けするものである。ここで、
一対の波形金属板2a,2b間のろう付け部分に
着目すると、その周縁には鍔部1が第4図及び第
6図の如く形成され、それらの間が確固にろう付
けされることになる。しかしながら、波形部にお
いては各波形が第4図及び第7図の如く交差され
ているため、その交点B(第4図、第6図)にお
いてのみ接触する。従つて、この放熱体では鍔部
1を除き、それらの中間部においては波形内面の
谷部同志が接触する点Bでのみろう付けされるた
め、耐圧性がやや欠ける虞れがあつた。
〔考案の概要〕
そこで、本考案は波形金属板2a,2bの幅方
向中央部においても、ろう付け面を比較的広く確
保し、耐圧性を向上させることを目的とし、さら
に撹拌性能を向上させることを目的とする。
即ち、本熱交換器は一対の細長い波形金属板2
a,2bを有し、その周縁部にろう付け用の鍔部
1が形成されると共に、該鍔部を除く大部分が断
面波形に形成され且つ、その波形の稜線が長手方
向に沿う中心線に対し、傾斜してなる。そして、
その一対の金属板を互いに反対向きにして重ね合
わせ、それらの稜線が交差するようにする。さら
に、両金属板2a,2bの間にろう接面拡大用の
薄肉金属板3を介装する。この金属板3には、多
数の独立した流体流通孔11が穿設され全体とし
て平板形状を有するものである。そして、両波形
金属板2a,2bの夫々の鍔部1及び波形部の各
谷と前記薄肉金属板3の両面との間をロウ付けし
たことを特徴とする。従つて、波形金属板2a,
2bの各谷部においても比較的幅広のロウ付け面
が確保される。そのため、放熱体の耐圧性が前記
薄肉金属板3のない場合に比較して極めて大きく
増大する。それと共に、この薄肉金属板3には多
数の独立した流体流通孔11が穿設されているか
ら、該孔11を介して放熱体内の流体が薄肉金属
板3の一方の面から他方の面側へ流通し、その流
体が撹拌されて放熱性能が向上する。
〔考案の実施例〕
次に、図面に基づいて本考案の一実施例につき
説明する。
第9図は本考案の放熱体の平面図であつて、第
2図に示す波形金属板2aと第4図に示す波形金
属板2bとを互いに重合わせ、それらの間にろう
接面拡大用の薄肉金属板3を介装したものであ
る。この薄肉金属板3は第10図、第11図の如
く両面とも平滑に形成されると共に、多数の流体
流通孔11が穿設されている。なお、第10図は
第9図のC−C線断面矢視図である。そして、本
実施例は第9図に示す如くろう接面拡大用の薄肉
金属板3は、一例として波形金属板2a,2bの
幅の1/3程の幅であつて、両端開口部に達しない
程度の長さを有し、板厚が0.1mm前後の薄鋼板か
らなる。そして、該ろう接面拡大用の薄肉金属板
3の両面と各波形金属板2a,2bとの間に箔状
のろう材を介装するか、予め、各波形金属板2
a,2bの内面に夫々ろう材を被着させ、夫々ク
ラツド層を構成させておく。そして、このような
一対の波形金属板2a,2bからなる放熱体を第
8図の如く積層し、それらの間にろう材を介装さ
せ、真空炉又は不活性のガス炉中でろう材を溶融
させて一体的にろう付けする。すると、各放熱体
は第9図及び第10図から明らかなように薄肉金
属板3の両面が波形金属板2a,2bに、波形の
ピツチ間隔だけ離間した多数の筋状のろう接面が
形成される。その結果、波形金属板2a,2bは
中間部において薄肉金属板3を介してろう接面が
飛躍的に拡大される。そのため、放熱体は耐圧性
が向上する。
なお、この熱交換器は、第1図において一方の
口からオイルを流入し、他方の口からオイルを流
出させる。そして、熱交換器の外表面及び積層さ
れて各放熱体の斜め方向に形成された隙間に冷却
水を流通させ、熱交換を行わせるものである。こ
のとき、オイルは第8図の口5からマニホールド
部8を介し、各放熱体内に流入し、一方の波形金
属板2aの波部に沿つて斜め前方に浸入しつつ、
他方の波形金属板2bの波形に沿つてジグザグ状
に移動する。そして、オイルは薄肉金属板3の流
体流通孔11を通り、上下方向にも移動する。こ
れにより、オイルの撹拌を助長し、放熱性能を向
上する。
次に、第12図及び第13図は本放熱体に内装
される薄肉金属板3の第2実施例及び第3実施例
を夫々示す平面図であり、第14図は同金属板3
を含んだ状態における放熱体の縦断面図である。
これらの実施例では第14図から明らかなよう
に、薄肉金属板3の幅が波形金属板2a,2bの
幅に等しく構成されている。そして、その両端に
口5,6を形成すると共に、四隅に位置決め用孔
12が穿設されている。さらに、各波形金属板の
谷部に第12図におけるラインlが一致するよう
に多数の流体流通孔11が穿設されている。従つ
て、組み立てられた状態で波形金属板2a,2b
の各谷部に流体流通孔11が閉塞されることな
く、ろう付けされる。そのため、すべての流体流
通孔11が開口し、そこから板厚み方向にオイル
が流通し、撹拌されるものである。
〔考案の効果〕
本考案の熱交換器は一対の細長い波形金属板2
a,2bを有し、その周縁部にろう付け用の鍔部
1が形成されると共に、該鍔部1を除く大部分が
断面波形に形成され且つ、その波形の稜線が長手
方向に沿う中心線に対し、傾斜してなる。そし
て、その一対の金属板を互いに反対向きにして重
ね合わせ、それらの稜線が交差するようにする。
さらに、両金属板2a,2bの間にろう接面拡大
用の薄肉金属板3を介装する。この薄肉金属板3
は、多数の独立した流体流通孔11が穿設された
平板形状に形成されている。そして、夫々の鍔部
1,1の間及び薄肉金属板3の両面と波形部の各
谷とを夫々ろう付けしたことを特徴とする。
本考案の放熱体は以上のような構成からなり、
次の効果を有する。
(1) 本考案の放熱体は一対の波形金属板2a,2
bの間にろう接面拡大用の薄肉金属板3が介装
されている。そして、それらの間及び夫々の鍔
部1,1間がろう接されているから、稜線が交
差する波形金属板2a,2bの中央部において
も、比較的幅広のろう付け面が確保される。そ
のため、放熱体の耐圧耐久性が前記薄肉金属板
3のない場合に比較して極めて大きく増大す
る。
(2) 又、薄肉金属板3には多数の独立した流体流
通孔11が穿設されているから、放熱体内の流
体は薄肉金属板3の一方の面から他方の面に流
通し、撹拌される。それにより、放熱性能を向
上し得る効果がある。
(3) 又、この放熱体は極めて簡単な構成からな
り、安価に提供し得ると共に、薄型のものとす
ることができる。又、この放熱体をオイルクー
ラーとして用いるときにはオイル側のみなら
ず、水側においても互いに交差する波形面のた
め、水の撹拌効果がある。
(4) 又、本放熱体は波形金属板2a,2bの間に
薄肉金属板3が介装されるから、該波形金属板
2a,2bの波形部高さの成形精度が比較的悪
い場合であつても、確実に両金属板の中間部を
接合し、耐圧性のある信頼性の高い放熱体を提
供し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の対象となる熱交換器の一例を
示す斜視図、第2図はそれを構成する放熱体の一
方の波形金属板2aの平面図、第3図は第2図の
A−A矢視断面図、第4図は同放熱体の他方の波
形金属板2bを示す平面図、第5図は中間に薄肉
金属板3を介装しない状態の放熱体の縦断面図、
第6図は同横断面図、第7図はその一部破断説明
図、第8図は同状態の放熱体を積層した熱交換器
の縦断面図の一部を示す。第9図は本考案の放熱
体の平面図、第10図は第9図のC−C矢視断面
図、第11図は本放熱体に内装される薄肉金属板
3の一実施例を示す平面図、第12図は同薄肉金
属板3の第2実施例を示す平面図、第13図は同
薄肉金属板3の第3実施例を示す平面図、第14
図は前記第2及び第3実施例の薄肉金属板を介装
した放熱体の横断面図。 1……鍔部、2a,2b……波形金属板、3…
…薄肉金属板、4……熱交換器、5,6……口、
7……オイル流通路、8……マニホールド部、9
……冷却水路、10……底部、11……流体流通
孔、12……位置決め用孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々周縁部にろう付け用の鍔部1が形成される
    と共に、該鍔部1を除く大部分が断面波形に形成
    され且つ、その波形の稜線が長手方向に沿う中心
    線に対して傾斜してなる一対の細長い波形金属板
    2a,2bと、夫々の前記稜線が交差するように
    互いに反対向きに重ね合わされた両金属板間に介
    装されると共に、多数の独立した流体流通孔11
    が穿設された平板形状を有するろう接面拡大用の
    薄肉金属板3と、を具備し、両波形金属板2a,
    2bの夫々の鍔部1及び波形部の各谷と前記薄肉
    金属板3の両面とを夫々ろう付けしてなる熱交換
    器の放熱体。
JP20020783U 1983-12-30 1983-12-30 熱交換器の放熱体 Granted JPS60111880U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20020783U JPS60111880U (ja) 1983-12-30 1983-12-30 熱交換器の放熱体

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JP20020783U JPS60111880U (ja) 1983-12-30 1983-12-30 熱交換器の放熱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60111880U JPS60111880U (ja) 1985-07-29
JPS6347742Y2 true JPS6347742Y2 (ja) 1988-12-08

Family

ID=30760838

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JP20020783U Granted JPS60111880U (ja) 1983-12-30 1983-12-30 熱交換器の放熱体

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JP (1) JPS60111880U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994001731A1 (en) * 1992-07-03 1994-01-20 Daikin Industries, Ltd. Mesh-fin heat exchanger and method for manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994001731A1 (en) * 1992-07-03 1994-01-20 Daikin Industries, Ltd. Mesh-fin heat exchanger and method for manufacturing the same

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Publication number Publication date
JPS60111880U (ja) 1985-07-29

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