JPS6347423B2 - - Google Patents

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JPS6347423B2
JPS6347423B2 JP14963680A JP14963680A JPS6347423B2 JP S6347423 B2 JPS6347423 B2 JP S6347423B2 JP 14963680 A JP14963680 A JP 14963680A JP 14963680 A JP14963680 A JP 14963680A JP S6347423 B2 JPS6347423 B2 JP S6347423B2
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JP
Japan
Prior art keywords
rope
float
hanging
bait container
bait
Prior art date
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Expired
Application number
JP14963680A
Other languages
English (en)
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JPS5774030A (en
Inventor
Kanzaburo Matsura
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Individual
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Publication date
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Publication of JPS6347423B2 publication Critical patent/JPS6347423B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は集魚用の撒餌を自動的に行う撒餌装
置に関するものである。
集魚すなわち寄せはたとえば広い海にいる魚を
釣り場に誘致するとともに、釣り場に寄せられた
魚群を逃げないように保つておくためになされ、
そのために音響、光を利用する方法の外に寄せ餌
(コマシ)を水中に撒くことが行われている。
ところでコマシは魚の食性によつて種々のもの
が用いられるが、それを有効に用いるには、とろ
うとする魚が好んで回游する一定の深さのところ
に確実にかつ徐々に撒くようにしなければならな
い。たとえばタイ、ブリに対しては子イワシ(シ
ラス)またはその摺り身を団子状にかためたペレ
ツトを、タイには30m程度、ブリには10m程度の
深さのところに一度に与えず、少しずつ溶けだす
ように撒くのが効果的である。
しかるに従来の撒餌器はそれが所望の深さに沈
められると、その底蓋が水圧などを利用して自動
的に一挙に開かれ、コマシを一度に与えてしまう
もの、または釣り糸に取付け、釣り糸を上下に振
動させ、撒餌器に衝撃を与えることによつて振動
を加えたときだけ撒き餌がされる小型のもののど
ちらかである。
前者はコマシを徐々に撒布することができず、
後者は深い場所では確実に撒布を行うに難があ
り、コマシの撒布が狭い範囲にしか行えないとい
つた欠点を有している。
この発明は従来の撒餌器における前記した欠点
を解消し、深さの如何にかかわらず所望の深さの
ところに確実にかつ徐々にかなりの量のコマシの
撒布を自動的に行いうる装置を提供しようとする
ものであつて、撒餌容器にいれたコマシを所望の
深さにおろすまでは、水からうける浮力が潮の流
れによつてコマシが器外に流出し無駄にされない
ようにし、所望の深さのところに沈められた撒餌
容器をロープを介して海面の固定浮子によつて保
持するとともに、外套管をロープを介して吊下げ
ている浮子を逐次徐々に沈下させることによつて
外套管を撒餌容器から逐次下降させ、その露出さ
れた粋体からコマシを潮流にのせて徐々にかなり
広い範囲に撒布しうるようにしたことを特徴とす
る自動撒餌装置にかかるものである。
以下、この発明にかかる実施例について図面を
参照しながら説明する。
第1図はこの装置の撒餌容器の側断面図、第2
図はその下方からみた平面図、第3図は撒餌容器
の外套管の外形側断面図である。図において11
は撒餌容器で、多数の細孔があけられ、中央部に
吊下げ用ロープ23が取付けられた底板12と枠
体13とで円筒のかご状に形成されており、その
上部に吊下げ用ロープ23をとおす穴があけられ
た蓋16が枠体13に着脱自在にはめこまれてい
る。そして、この撒餌容器11にいれられる寄せ
餌いわゆるコマシはとろうとする魚にあわせて
種々のものが用いられるが、底板12にあけられ
た細孔の大きさは、コマシがこぼれ落ちることな
く水が自由に出入できるものであればよい。17
は外套管で、その内径は撒餌容器11の外径より
若干大きくされ、その外径は前記容器11の蓋1
6のそれとほぼ同じにされており、その上部に吊
下げ用の耳部18が取付けられている。19は外
套管17の内面下端部に固定された前記容器11
の受け金である。
つぎにこの装置全体の構成について第4図を参
照しながら説明する。
20は耳部18に装着され、外套管18を吊下
げる吊下げ具で、中央に吊環が固定された吊下げ
バーと、その両端に固定され、耳部19に回動自
在に係合されるロツドとからなり、前記ロツドの
長さは撒餌容器11の高さにほぼ等しくされてい
る。21は固定浮子で、水底の砂地にいかりなど
で固定されたロープ22が結びつけられ、水面上
を自由に移動できないようにされており、それに
撒餌容器11の底板12に結びつけられた別のロ
ープ23を結びつけることによつて、撒餌容器1
1を水中に一定の深さにて吊下げ保持するように
されている。24は球状の浮子で、第5図にその
断面図が示されているとおり、ロープ25が図示
のようにとおされてそれに固定され、ロープ25
を介してたがいに連結されて水面に浮かばせら
れ、ロープ25の一方の水中にたれ下げられた2
6の部分で吊下げ具20の吊り環に、その他方の
水中にたれ下げられた27の部分で固定浮子21
にそれぞれ結びつけられている。
そして浮子24には、水の導入孔28がロープ
25の固定部の近傍に、それを中心に対する対称
位置に空気抜き用細孔29がそれぞれ設けられて
いる。
つぎにこの装置における動作についてたとえば
海中の30m程度の深さのところを回遊するタイに
対して「寄せ」を行うための撒餌を例にあげて説
明する。
タイの釣り場の海面に固定浮子21を前記のと
おり固定し、それから撒餌容器11の蓋16まで
のロープ23をたとえば30mの長さにし、浮子2
4からのロープ26の長さをロープ23より、吊
下げ具20の吊下げ代だけ短くしておく。釣船の
甲板に外套管18を据え、その中に蓋16をロー
プ23上をずらして取りはずした撒餌容器11を
受け金19があたるところまですつぽり収めてか
ら、コマシをそれに充たし、蓋16をする。そし
てロープ26を引張りあげて、外套管17ととも
に撒餌容器11を舷側から海中におろしてゆく。
この場合固定浮子21からのロープ23が十分に
たるみ、それに力がかかつていないことに留意し
ながら、最後に浮子24を海面におだやかに投下
する。このようにすると、ロープ23にはコマシ
の入つた撒餌容器11の目方(正確には海水から
うける浮力だけ軽くなつている。)が主として作
用し、ロープ26には吊下げ具20を含めた外套
管17の目方が主として作用することとなる。固
定浮子21は容量が大きく浮力が大きいから、わ
ずかに沈下するだけであるので、撒餌容器11は
海面から一定の深さ(この場合は30m)のところ
に保持される。一方浮子24は大きさが小さく、
浮力もさほど強くないので、ロープ26に作用す
る力によつて海中にかなり引きずりこまれる。浮
子24は前記したとおり、ロープ26の付け根近
傍に水の導入孔28があけられているため、そこ
から海水が少しずつその内部に入つてゆく。そし
て浮子24内の空気が侵入してくる海水によつて
圧縮され大気圧力以上の圧力になると、対向位置
にあけられている空気抜き用細孔29から外部に
放出され外気とバランスする。このような動作が
繰返えされて、浮子24が徐々に沈下することか
らそれに伴つて、外套管17が撒餌容器11から
次第に下降し、その下降した量だけその枠体13
が露出するようになり、その中にいれられている
コマシが徐々に潮流にのつて外部へ流出し、撒餌
が行われる。水の導入孔28と空気抜き孔29の
大きさをそれぞれ適当に選定することによつて外
套管17を吊下げている浮子24の沈下速度を所
望の大きさにすることができる。いいかえれば1
個の浮子24を、それが完全に水没するに要する
時間たとえば1.5時間といつた一定時間を刻む時
限装置として作動させ、2個目、3個目の浮子2
4を前記同様に逐次動作させて、たとえば4.5時
間とかなり長時間にわたつて撒餌容器11内のコ
マシを水圧の如何に拘らず徐々に自動的に撒布す
ることができる。このように外套管17が、次第
に降下してそれが撒餌容器11から抜け落ちて
も、その吊下げ具20が撒餌容器11の蓋16に
引掛つてそれ以上の落下がとめられる。ときとし
てそのまま落ちこんでゆくことがあるが、浮子2
4がロープ27を介して固定浮子21に連結され
ているので、外套管17は回収不能になることは
ない。
球状の浮子24をロープ25でたがいに連結し
たものを用いる代りに第6図に示した浮子30を
用いてもよい。ここに28は水の導入孔、29は
隔壁および天板にあけられた空気抜き孔で、隔壁
のそれは水の導入孔を兼ねる。31浮子30を直
立して浮かせるための重錘部である。
複数個の分離形の浮子24、一体形の浮子30
のいずれも前記のとおり、投入直後から完全に水
没するまでの沈下量の合計は少くとも外套管18
の高さと同程度にしておかねばならない。そして
これらの時間経過による沈下程度から撒餌容器1
1からのコマシの撒布程度を大略推定することも
できる。
なおコマシは一般に比重が海水と同程度である
ので、外套管17が沈下し枠体13が露出する
と、浮上したコマシが大量に流出するおそれのあ
るときは、ロープ23に予め中蓋をいくつかとお
しておき中蓋によつていく段かにわけてコマシを
収めるようにすればよい。また第4図で固定浮子
21を2個用いてあるのは、ロープ23がロープ
22にからまないようにするためである。さら
に、撒餌容器11を外套管17とともに、かなり
深いところに沈めてゆくとき回転が生じ、ロープ
23とロープ26がからみあうことがある。それ
に備えてロープ23と26とを適当なピツチで両
端にロープ通し穴をもつ隔片をあらかじめとおし
ておくようにすればよい。
以上の説明によつて明らかなように、この発明
にかかる自動撒餌装置においては、水中の所望の
深さのところにコマシを従来の装置のように一挙
に放出するのではなく、逐次かなり長い時間にわ
たつて徐々に撒布することができ、深さの如何に
かかわらず所望の深さのところに水圧に全く左右
されることなく確実にかなりの量のコマシの撒布
を自動的に行うことを可能ならしめたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる実施例の撒餌容器の
側断面図、第2図はその下方からみた平面図、第
3図は撒餌容器の外套管の外形側面図、第4図は
実施例の装置全体の構成を示す説明図、第5図は
外套管を吊下げる浮子の断面図、第6図はそれと
は別の構成にかかる浮子の断面図である。 11……撒餌容器、12……底板、13……枠
体、16……蓋、17……外套管、18……耳
部、20……吊下げ具、21……固定浮子、2
3,26……吊下げ用ロープ、24,30……浮
子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数の細孔があけられ、中央部に吊下げ用ロ
    ープが取付けられた底板を備えた枠体と、その上
    部に着脱自在に係合し、中央に吊下げ用ロープを
    とおす穴を有する蓋とからなる円筒状の撒餌容器
    を、外周上端の耳部に取付けた吊下げ具を有する
    外套管に収め、前記撒餌容器をその吊下げ用ロー
    プを介して水面の固定浮子から水中の一定深さに
    吊下げ保持するようにするとともに、前記撒餌容
    器と同時に水中に沈めた前記外套管を、その吊下
    げ具に結び着けたロープを介して時間経過により
    逐次沈下せしめるようにした浮子から別に水中に
    吊下げるようにしたことを特徴とする自動撒餌装
    置。
JP14963680A 1980-10-24 1980-10-24 Automatic cocoon feeding apparatus Granted JPS5774030A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14963680A JPS5774030A (en) 1980-10-24 1980-10-24 Automatic cocoon feeding apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14963680A JPS5774030A (en) 1980-10-24 1980-10-24 Automatic cocoon feeding apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5774030A JPS5774030A (en) 1982-05-10
JPS6347423B2 true JPS6347423B2 (ja) 1988-09-21

Family

ID=15479550

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JP14963680A Granted JPS5774030A (en) 1980-10-24 1980-10-24 Automatic cocoon feeding apparatus

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