JPS6347118A

JPS6347118A - 金型温調装置

Info

Publication number: JPS6347118A
Application number: JP19063186A
Authority: JP
Inventors: Zenji Inaba; 善治稲葉
Original assignee: Fanuc Corp
Current assignee: Fanuc Corp
Priority date: 1986-08-15
Filing date: 1986-08-15
Publication date: 1988-02-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、射出成形機に装着した金型の温度を必要な
一定温度に維持するための装置に関する。

従来技術射出成形機で用いる金型には通常、熱交換用の媒体が流
通する通路が設けられ、この通路の両端が温調液タンク
からの供給パイプと排出パイプに接続されている。温調
液タンクは熱交換用の媒体としての水や油あるいはエチ
レングリコール等の液体を加熱あるいは冷却のため一時
的に貯溜させるものである。

金型と温調液タンクとの連結は、媒体が繰返し循環する
閉管系をもったクローズドタイプと排出パイプが温調液
タンクに接続されず、送り出された媒体が再び温調液タ
ンクに戻って来ないオープンタイプがある。水通水を用
いて金型を冷却するなどの場合を除いて射出成形機では
通常クローズドタイブである。

そして、金型温度を下げるには温調液タンクにおける媒
体としての液体を冷却し、上げるには液体を加温する必
要がある。冷却にはクーリングユニットをまた加温には
ヒーターを用いるが、このときいずれにしても熱容量の
点から温調液タンクを含む前記閉管系の容量、結局は温
調液タンクの容量が小さい程合型温度調節に関するレス
ポンスが良くなる。

しかし、従来のクローズドタイプの金型温調装置におい
て、温調液タンクの容量を小さくすると、加温の場合は
ともかく、冷却の場合に金型温度の急激な上昇に対応で
きない事態が生じる。すなわち、加温の場合はヒーター
の発熱量の調節が容易で、連応性があるがクーリングユ
ニットによる温度調節は、これを直接に温調液タンクに
取付けたとしても緩慢で、例え温調液タンクの容量を小
さくしてタンク内の液温度に関してレスポンスを良くし
ても、その冷却液が必要によって一挙に使用されてしま
うともはや所定の温度を持続できない難点があった。さ
らに、温調液タンクの容量を小さくすると金型の交換時
に失われる媒体としての液量をその都度補給しなければ
ならない不便が生じる。

発明が解決しようとした問題点この発明は金型の温度変化に対し、レスポンスの良い金
型温調装置の提供を目的とした。

問題を解決するための手段ヒーターを設けた温調液タンクを有して閉管系を構成し
た金型温調装置において、前記温調液タンクにクーリン
グユニットを備えた冷却液リザーブタンクを組合わせ、
金型温度の上昇時に、冷却液リザーブタンクを前記の開
管系に接続する手段を設ける。

作　　用冷却液リザーブタンク内の液はクーリングユニットによ
って常時冷却されており、金型温度を下げる必要のある
ときこのタンクから温調液タンクに冷却液が供給され、
金型が所定温度となるまで継続される。

金型温度を十゛げる必要のあるときは、冷却液リザーブ
タンクは温調液タンクと切り離される。これらの作動は
、冷却液リザーブタンクを、温調液タンクを含む閉管系
へ接続する手段により行なわれる。

実施例図は実施例を示し、金型１内には熱交換用の媒体として
水が流通する通孔が形成されている。また温調液タンク
２にはヒーター３が配置され、金型１と温調液タンク２
は供給パイプ４と排出パイプ５とで連結され、水がこれ
らを循環するクローズドタイプの閉管系を形成している
。

閉管系の供給パイプ４には圧送ポンプ６と温調液タンク
２からの出口付近に第１の温度センサー７が配置されて
いる。また、排出パイプ５の温調液タンク付近には第２
の温度センサー８が配置されている。

温調液タンク２には、冷却液リザーブタンク９が組合わ
され、途中に冷却液圧送ポンプ１０を介して配管１１に
より両タンク２，９が連結される。

冷却液リザーブタンク９には前記温調液タンク２を含む
閉管系の排出パイプ５から分岐管１２が弁１３を介して
接続されている。つまり、冷却液リザーブタンク９は冷
却液圧送ポンプ１０を介した配管１１と弁１３を介した
分岐管１２によって、温調液タンクを含む閉管系に接続
されている。そ　　。

して、冷却液リザーブタンク９にはクーリングユニット
１４がセットされていてタンク内部の液は常時冷却状態
とされている。クーリングユニット１４において符号１
５は循環用ポンプ、１６は放熱管路、１７は送風ファン
を示す。

温調液タンク２を含む閉管系における媒体としての水の
量は少ない程合型の温度に対するレスポンスは良く、冷
却液リザーブタンク９における液量は多い程、金型の急
激な温度上昇に余裕を持つことになるから、温調液タン
ク２はできるだけ容量を小さく、逆に冷却水リザーブタ
ンク９の容量はできるだけ大きくすることが好ましい。

その適正な値は主として射出成形機の規模によって決ま
り、大きな差がある。圧送ポンプ６の作動で温調−〇− 液が温調液タンク２から金型１を経て閉管系を循環する
。そして、成形作動の初期とか作業環境の室温が低いと
ぎあるいは成形する樹脂の種類によって、金型温度を上
昇させる必要のあるときは、温調液タンク２内のヒータ
ー３への供給電力を大きくする。温調液タンク２を含む
閉管系の容量は小さくしておくことができるので、その
管系の液温はレスポンス良く上昇し、金型の温度が調整
される。逆に長時間の連続した成形作動でノズル装置か
らのヒーター熱や射出される樹脂の熱が蓄積されて金型
が高温となったときは、これを第１と第２の温度センザ
ー７，８間の温度差等から検出し、その出ツノに基づい
て冷却液圧送ポンプ１０が作動し、また弁１３が開いて
、冷却液リザーブタンク９が閉管系に接続され、冷却液
リザーブタンク９内で常時冷却されていた冷却水が必要
なだけ金型に供給される。冷却水リザーブタンク９から
供給されて温調液タンク９を含む閉管系で余剰となった
水は弁１３を通って冷却液リザーブタンク９に戻る。こ
のときも閉管系を流通する水の量は小であるから、冷却
液リザーブタンク９からの冷却水はレスポンス良く閉管
系の温度を下げる。そして、冷却液リザーブタンクを適
正な範囲でできるだけ大きくしておけば、前記閉管系の
容量不足による冷却能力の不足は、流量とあらかじめ蓄
積されていた冷却能力とで充分に補足される。

さらに、冷却液リザーブタンク９は温調液タンク２にと
り液補給タンクの関係にあって、金型の交換毎に失われ
る液を補給することができる。

効　　果この発明の金型温調装置は、金型温度の過大、過小をレ
スポンス良く解消し、金型を容易に一定温度に維持でき
る、特に金型を冷却するときにレスポンスの良さと共に
、連続して充分な冷却能力を発揮する。

さらに、金型交換の毎に媒体としての液を補給する必要
がないなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図は、金型温調装置の全体を模式的に表わしたものであ
る。１・・・金型、２・・・温調液タンク、３・・・ヒータ
ー、４・・・供給パイプ、５・・・排出パイプ、６・・
・圧送ポンプ、７・・・第１の温度センサー、８・・・
第２の温度センサー、９・・・冷却液リザーブタンク、
１ｏ・・・冷却液圧送ポンプ、１１・・・配管、１２・
・・分岐管、１３・・・弁、１４・・・クーリングユニ
ット、１５・・・循環ポンプ、１６・・・放熱管路、１
７・・・送風ファン。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ヒーターを設けた温調液タンクを有する閉管系を
構成した金型温調装置において、前記温調液タンクにク
ーリングユニットを備えた冷却液リザーブタンクを組合
わせ、金型温度の上昇時に、冷却液リザーブタンクを前
記の閉管系に接続する手段を備えていることを特徴とし
た金型温調装置。
（２）冷却液リザーブタンクを温調液タンクの閉管系に
接続する手段は、前記閉管系に配した温調液の温度を検
出する温度センサー、冷却液リザーブタンクと温調液タ
ンクをつなぐ配管途中に配した冷却液圧送ポンプおよび
冷却液リザーブタンクと前記閉管系の排出パイプをつな
ぐ分岐管の途中に配した弁とを備え、温度センサーの出
力に基づき冷却水圧送ポンプと弁とが操作されるもので
あることを特徴とした特許請求の範囲第１項に記載の金
型温調装置。