JPS6346167A - 多孔質体の製造方法 - Google Patents

多孔質体の製造方法

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JPS6346167A
JPS6346167A JP61189687A JP18968786A JPS6346167A JP S6346167 A JPS6346167 A JP S6346167A JP 61189687 A JP61189687 A JP 61189687A JP 18968786 A JP18968786 A JP 18968786A JP S6346167 A JPS6346167 A JP S6346167A
Authority
JP
Japan
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porous body
tcp
organic porous
powder
organic
Prior art date
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Pending
Application number
JP61189687A
Other languages
English (en)
Inventor
印南 義之
山田 泰三
信行 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6346167A publication Critical patent/JPS6346167A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 この発明は、生体材料としての多孔体に関し、とくに強
度が高く、かつ骨組織と馴じみのよい多孔質体の製造方
法に関するものである。
B0発明の概要 この発明は、リン酸三カルシウム(以下TCPとする)
多孔質体の製造方法において、まずTCPの粒径の揃っ
た微粉末を用いて懸濁液を作り、この液を有機質多孔体
とともに振とう機に入れて振と5することによりTCP
粉末を有機質多孔体の細孔に充填したのち、このTCP
を含有する有機質多孔体をとり出し、有機質多孔体の変
形温度付近で加熱・加圧成形して加圧成形体(ペレット
ともいう)を形成し、このペレットを大気中駒1100
℃で焼結して、機械的強度の高く、かつ連続気孔をもつ
TCP多孔質体を得る方法を従供するものである。
C1従来の技術 TCP(トリカルシウムフォスフエイト β−Ca3 
(POa)t、及びa −Ca3 (POa)tの単独
又は混合物)やハイドロキシアパタイト、とくにTCP
多孔体は骨組織とよく馴じみ埋入4日後で結合組織がT
CP焼結体の孔へ侵入し、1週間後には焼結体周囲に骨
新生が起こる。すなわち、多孔体の孔に骨芽細胞が入シ
込み、TCPの表面に直接新生骨が接している部分と、
TCPが吸収されTCPからやや離れたところに骨組織
が形成されている部分が認められる。こうしてTCP多
孔体は徐々に吸収されて、自家骨と置換していく。この
ようにTCPは骨欠損部の充填材及び骨置換材として優
れた性質をもっている。
従来のTCP多孔体製造方法は、まず、TCPを合成し
た後、800℃で仮焼して得た仮焼物と、バインダーと
してポリビニールアルコール(PVAとする)t−添加
してボールミル又はライカイ器で微粉砕して粘性の高い
懸濁液を作る。この懸濁液中にスポンジ状の有機質多孔
体を入れ、全体を真空引きすることによって、有機質多
孔体中にTCP懸濁液を含浸させる。これを取出した後
、乾燥させ高温加圧下で焼成してTCP多孔質体を得て
いる。
D0発明が解決しようとする問題点 上記のような、TCP多孔質体の製造方法で得られたT
CP多孔体は、乾燥工程で水分が抜けた部分はと(にガ
サガサとしたものとなり、密度的に粗悪なものが得られ
、これを焼成しても、曲げ強度値の小さな多孔体となっ
てしまう。すなわち、従来の製造法で得られたTCP多
孔体は、曲げ強度が200Xl/−以下と低いものであ
υ、−例として、手術中に多孔体そのものが砕けてしま
ったシ、折れてしまうケースが多く出ていたという問題
点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たものであυ、均質で緻密性をもち、曲げ強度が高くし
かも連続気孔を有するTCPの多孔質体をうるための製
造方法を提供することを目的とするものである。
E0問題点を解決するための手段 この発明に係るTCP多孔質体の製造方法は、粒径の揃
ったTCP微粉末で懸濁液を作りこの懸濁液を有機質多
孔体ととも忙振とう機で振とうすることによりTCP粉
末を有機質多孔体の細隙に充填したのち、このTCP含
有の有機質多孔体を有機質多孔体の変形温度付近で加熱
・加圧成形してペレットを形成したのち、このベレット
ヲ大気中約1100℃で焼結体となし、TCP多孔質体
を得るものである。
16作用 この発明においては、有機質多孔体材料中にTCP粉末
を含有させて、ペレットを得るための加圧成形時に、こ
の有機質多孔体の変形温度(材質によってそれぞれ異る
温度)で加熱して変形させる。したがって、従来、有機
質多孔体材料を使用した一般的な加圧方法、すなわち有
機質多孔体材料中にTCPt−含有させたのち加圧成形
して得たペレットで、金型よシ取出すときに有機質多孔
体の膨張で小さな無数のヒビが入ることのないようにし
うる。
また、有機質多孔体の細孔部にTCP粉末を充填するに
は振とり機を用いるので、従来真空引きで行った方法に
比してTCP扮末の入り具合が均質となる。
さらに、整粒されたTCP粉末の懸濁液を用いて、TC
Pを有機質多孔体に振とり法で含浸させるので、従来の
TCP合成時の懸濁液で含浸させる方法に比して均一に
TCP粒子を有機質多孔体内に分布せしめることができ
る。
このようにして、上記の手法で得られた整粒子CPを含
有する有機質多孔体を大気中で焼結することにより、こ
の有機質多孔体は酸化・熱分解して消失し、立体的に網
目状に繋った均質性のよい、かつ連続気孔を有する多孔
質TCPが形成される。
以下、実施例により、本発明によるTCP多孔質体の製
造方法を説明する。
G0発明の実施例 はじめに、原子比Ba/(Ca+Ba)が0.01のB
a(バリウム)を含有するCa (OH)!  の懸濁
液中に、所定量のH,po、 (IJン酸)溶液をゆつ
くシ滴下し、白色の非晶質のリン酸カルシウム(以下A
CPとする)t−合成した。その後4日間熟成を行った
後μmの変動がないことを確めて合成終了とした。X線
回折法により、この白色の懸濁液は非晶質のACPであ
ることを確認した。このACP’i以後合成TCPとす
る。
第1図は合成TCP作成以後の本発明の一実施例を示す
TCP多孔質体の製造方法を示すフロー図である。第1
図に示したように、上記の合成TCP’i乾燥後、80
0℃で仮焼した。つぎに、この仮焼TCP’t−ライカ
イ器で乾式粗粉砕して、粗粉床とした。次いで、この粗
粉末にバ、インダーとしてPVA(ポリビニールアルコ
ール)全加工てボールミルで湿式粉砕を4時間行なった
。ボールミル粉砕の工程を終了した粉末をスプレードラ
イヤーで造粒及び整粒を行って整粒されたTCP粉末を
得た。
上記TCP粉末を前記有機質多孔体にコンパクトにつめ
るために振とう機を使用した。瀉2図に、この振とう機
によるTCP粉末の有機質多孔体への含浸方法を示した
。図において、1は有機質多孔体、2は整粒子CPfi
濁液、3は容器、4は搗とう機である。図に示したよう
に、杓30分間振とうさせ、有機質多孔体1中に、懸濁
液2の中のTCP粉末がくまな(含浸したことを確めた
このようにして得られたTCP微粉末含有の有機質多孔
体を容器3から取出し、第3図に示す方法で熱開成形を
行なった。第3図において、5は上記のTCP粉末含有
の有機質多孔体、6はヒータ、7は電気炉である。熱開
成形の条件は250℃600に!l//mである。この
熱間成形で得たグリーンペレット(加圧成形体)は有機
質多孔体がなお含有され℃いるにもか〜わらず、密度が
1.4097cdと高いものであシ、これは理論値の4
5.6%であった。
その後、第3図の金型8から取出した加圧成形体(ペレ
ット)ヲ空気中、1150℃で焼成を行つてTCP焼結
体を得た。この焼結体音整形してTCPの多孔質体を製
造した。
なお、前記の熱間成形(第3図に示した)においては、
250℃で処理を行ったが、この温度は用いる有機質多
孔体が変形する温度がよく、有機質多孔体の材質により
温度′jk適宜変えて処理を行うものであり、250℃
に限定されるものではないことはいうまでもない。
H0発明の効果 この発明は以上説明したとおシ、整粒したTCP粉末を
懸濁液とし、振とう法によシこの粉末を有機質多孔体に
含浸させ、有機質多孔体の変形温度で熱開成形したのち
、高温焼結を行いTCPの多孔質体を製造する方法とし
たことによシ、焼成密度が高く強度の大きな多孔質体を
得ることができたO このようにして得られたTCP焼結体は、気孔率が38
%で、孔は連続した300μmの幅をもつ気孔を形成し
ておυ、その上多孔質体であるにもか〜わらず、4mに
2箇×60mに切り出した試験片での3点曲げ試験の結
果は、曲げ強度として400に61/−を示し、従来の
多孔質体の曲げ強度200〜/cdと比較して約2倍の
強度をもつ多孔質体が得られ、良質の生体用材料として
優れた性能の多孔質体を提供しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である多孔質体の製造工程手
順を示すフロー図、第2図は振とう器を用いて有機質多
孔体にTCP粉末を含浸させる方法の説明図、@3図は
TCP粉末含有の有機質多孔体の加圧成形体をうるため
の方法説明図セある。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図 第2図 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成したリン酸三カルシウムの仮焼物を粉砕して
    整粒された粉末とし、該粉末による懸濁液を有機質多孔
    体とともに振とう機で振とうして上記有機質多孔体の細
    孔間隙に充填したのち、上記粉末含有の有機質多孔体を
    該有機質多孔体の変形温度で熱加圧して加圧成形体とし
    、ついで大気中で加圧焼成してリン酸三カルシウムの多
    孔体を形成する多孔質体の製造方法。
  2. (2)上記リン酸三カルシウムは、原子比で0<Ba/
    (Ca+Ba)≦0.05の範囲バリウムを含有するも
    のである特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP61189687A 1986-08-14 1986-08-14 多孔質体の製造方法 Pending JPS6346167A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0705802A4 (en) * 1994-03-02 1996-08-28 Advance Kk ALPHA-TRICALCIUMPHOSPHATE CERAMICS AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME
US10286102B2 (en) 2010-05-11 2019-05-14 Howmedica Osteonics Corp Organophosphorous, multivalent metal compounds, and polymer adhesive interpenetrating network compositions and methods

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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