JPS6346134Y2 - - Google Patents

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JPS6346134Y2
JPS6346134Y2 JP1983010615U JP1061583U JPS6346134Y2 JP S6346134 Y2 JPS6346134 Y2 JP S6346134Y2 JP 1983010615 U JP1983010615 U JP 1983010615U JP 1061583 U JP1061583 U JP 1061583U JP S6346134 Y2 JPS6346134 Y2 JP S6346134Y2
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JP
Japan
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powdered
long
tube
pesticide
powder
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JP1983010615U
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JPS59119359U (ja
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、大規模な農園芸作物への粉体農薬処
理を確実かつ効果的に実施し得ることを可能にし
た粉体農薬散布用多孔長粉管の改良に関する。
従来、大規模な畑や水田等への粉体農薬の散布
においては、20〜40m程度の長さから成る多孔長
粉管を用いて行うことが知られている。
この多孔長粉管による粉体農薬散布は、農園芸
作物上部から粉体農薬剤を散布するものである。
一方、害虫は、農園芸作物の葉の裏側で活動す
ることから、この種の農薬散布においては、薬剤
を葉の裏側につき廻らせることが重要である。
しかしながら、前記従来手段では、殆んど葉の
裏側部に散布農薬が付着しないのが実情である。
また仮に、葉の裏側部に農薬を付着させようと
する場合には、農薬の散布量を多くするか、又は
散布方向を変えながら作業しなければならず、か
かる作業は、農薬の人体に対する悪影響は無論の
こと、作業能率の低下、更には作業負担の増加に
もつながることから、その早急なる解決が作業者
より要望されていた。
本考案者等は、上記実情に鑑み鋭意研究を重ね
た結果、粉体農薬散布用多孔長粉管の各孔より噴
出される粉体農薬の拡散域近傍に高電位に維持さ
れるイオン化電極を少なくとも一以上設けること
によつて、前記各孔より噴出される粉体農薬を確
実かつ充分にイオン化し、その結果、農園芸作物
の葉の裏側に効果的につき廻り、害虫の駆逐、殺
虫の作用が著しく向上し得ることを見出した。
本考案は、上記知見に基づくものであつて、本
考案によれば、粉体農薬散布用多孔長粉管におい
て、該長粉管を、各孔より噴出される粉体農薬の
拡散域近傍に高電位に維持される、イオン化電極
を少なくとも一以上備えるよう構成するととも
に、該イオン化電極の両端を前記長粉管の下側部
の両端付近に絶縁体を介して支持するよう架設し
て、長粉管とイオン化電極が平行状態となるよう
に構成したことを特徴とする粉体農薬散布用多孔
長粉管が提供される。
本考案における拡散域とは、粉管に設けられる
各孔より柱状で噴出する粉体農薬流が、外気との
衝突および外気の巻き込み等によつて物理的に拡
がる域を指す。
該拡散域は、通常粉管の孔口前面から約50〜
100mm程度離れた前方空間に形成される。
前記拡散域に粉体農薬流が到達すると、前記衝
突や外気流の巻き込み等の作用によつて、運動エ
ネルギーが著しく低下し、すなわち、粉体農薬流
の速度が著しく遅くなり、粉体農薬へのイオン吸
着を確実かつ効果的に行えるからである。
しかして、本考案における重要な特徴は、前記
粉体農薬流が著しく減速される域近傍、所謂拡散
域近傍に高電位に維持されるイオン化電極を少な
くとも1以上配設することにある。
また、該イオン化電極の両端を前記長粉管の下
側部の両端付近にて絶縁体を介して支持するよう
架設して、長粉管とイオン化電極が平行状態とな
るように構成したから、通常10〜20mの長粉管に
十分そわせた状態でイオン化電極を簡単に絶縁し
て支持できて、別体で支持するものに比べて、作
業も簡単に行える優れた特徴を有する。
本考案におけるイオン化電極は、導体若しくは
半導体から成り、通常10乃至80KV程度の高電圧
が印加される。
本考案に使用される高電圧発生器は、100乃至
200Vの商用電源は無論のこと、エンジン発電機
より発生される電気を電源とすることができる。
エンジン発電機を電源とする場合には、本考案装
置が屋外の任意の場所で使用できることから好ま
しい。
前記イオン化電極の形状は、コロナ放電が積極
的に行われる形状のものならば何等制限されな
い。
また、上記イオン化電極の配置は、粉体農薬流
を横切るようにしても、或は粉体農薬流に沿つて
配置しても良くその選択は何等制限されない。
なお、粉体農薬流に沿つて配置する場合には、
電極間の干渉に注意する必要がある。
この干渉は、各電極間を露出した導体で結ぶこ
とによつて解消し得る。
この様なことから、本考案においては、直径1
mm以下の導体若しくは半導体細材を粉体農薬流を
横切るように架設することが好ましい。
以下に本考案の一具体例を添附図面に基づいて
詳細に説明する。
1は粉体農薬散布用多孔長粉管であつて、該長
粉管1は、各孔2より噴出される粉体農薬の拡散
域3近傍に高電位に維持されるイオン化電極4を
少なくとも一以上備えていることを特徴としてい
る。
本実施例における前記長粉管1は、両端側A,
B部に握り手5,6を備えており、該握り手5,
6を二人の作業者が各々手で持ち、通常10〜20m
の距離をもつてかつ平行移動しながら粉体農薬を
散布するように構成されている。
また、前記イオン化電極4は、前記長粉管1下
側部の両端付近に配設される複数の絶縁碍子7を
介して長粉管と電極が平行となるように緊張架設
され、かつ高電圧発生器8より高電圧ケーブル9
を介して20乃至60KV程度の高電圧が適宜に供給
されている。
なお、本実施例におけるイオン化電極4は、直
径0.5mm程度の合属細線から成り、かつ粉体農薬
流を横切るように緊張架設されているが、無論こ
れに限定されるものではなく、繊維材、ゴム材等
の半導体材料を用いることも、また粉体農薬流に
沿つて配設することも出来、その選択は自由で何
等制限されない。
前記イオン化電極4の取付において重要なこと
は、孔2より噴出する粉体農薬流が外気との衝突
や巻き込み等によつて著しく減速する域、すなわ
ち拡散域3近傍に取付ることにある。これによつ
て粉体農薬へのイオン吸着作用を著しく高めるこ
とが可能となるからである。
本実施例における孔2とイオン化電極4との離
隔距離は約120mm程度である。
また、本実施例における粉体農薬流は、エンジ
ン発電機10によつて作動するフアン或はブロア
等の気流発生機構11によつて形成される。12
は粉体農薬収容槽であつて、該槽12には、乾燥
された粉体農薬が適宜な量収容されている。
該槽12に収容された粉体農薬は、前記エンジ
ン発電機10の振動等を受けて、気流発生機構1
1部に落下する。
落下した粉体農薬は、前記気流発生機構11に
よつて生じる搬送気流によつて、粉体農薬散布用
多孔長粉管に供給され、かつ各孔2より農園芸作
物に向けて噴出され、かつ農園芸作物に到達する
以前に、好ましい条件下で充分にイオン化され
る。
このイオン化された粉体農薬は、静電作用によ
り、葉の裏側までまわり込むために、葉の裏側で
活動する害虫を有効かつ確実に駆逐若しくは殺虫
することが出来る。
本実施例における前記高電圧発生器8の入力電
圧は、エンジン発電機10によつて供給される。
したがつて、本考案装置の実施にさいしては、
100乃至200Vの商用電源を必要としないことか
ら、何等場所的な制約を受けない。
以上の構成から成る本考案によれば、農園芸作
物類の葉、茎等の裏側で活動する害虫の駆逐若し
くは殺虫が、簡便な手段で確実かつ効果的に行え
た。
また、本考案によれば、静電作用の利用におい
て、商用電源を全く必要としないことから、使用
場所の制限を何等受けることなく、広域を対象
に、前記農園芸作物類に寄生する害虫の駆逐若し
くは殺虫を確実かつ有効に行えた。
また更に、粉体農薬の散布量を従来手段に較
べ、20〜30%程度少なくし得、しかも確実に害虫
の駆逐若しくは殺虫が行えるので、ランニングコ
ストは無論のこと、作業者に対する健康管理面に
おいても顕著な効果が期待できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部系統図を含む本考案装置の説明図
であつて、1は粉体農薬散布用多孔長粉管、2は
孔、3は拡散域、4はイオン化電極、8は高電圧
発生器、10はエンジン発電機、12は粉体農薬
収容槽を夫々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉体農薬散布用多孔長粉管において、該長粉管
    を、各孔より噴出される粉体農薬の拡散域近傍に
    高電位に維持される、イオン化電極を少なくとも
    一以上備えるよう構成するとともに、該イオン化
    電極の両端を前記長粉管の下側部の両端付近にて
    絶縁体を介して支持するよう架設して、長粉管と
    イオン化電極が平行状態となるように構成したこ
    とを特徴とする粉体農薬散布用多孔長粉管。
JP1061583U 1983-01-29 1983-01-29 粉体農薬散布用多孔長粉管 Granted JPS59119359U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1061583U JPS59119359U (ja) 1983-01-29 1983-01-29 粉体農薬散布用多孔長粉管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1061583U JPS59119359U (ja) 1983-01-29 1983-01-29 粉体農薬散布用多孔長粉管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59119359U JPS59119359U (ja) 1984-08-11
JPS6346134Y2 true JPS6346134Y2 (ja) 1988-12-01

Family

ID=30142052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1061583U Granted JPS59119359U (ja) 1983-01-29 1983-01-29 粉体農薬散布用多孔長粉管

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS448723Y1 (ja) * 1965-07-19 1969-04-09
JPS50151673A (ja) * 1974-05-30 1975-12-05

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50156568U (ja) * 1974-06-14 1975-12-25

Patent Citations (2)

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JPS448723Y1 (ja) * 1965-07-19 1969-04-09
JPS50151673A (ja) * 1974-05-30 1975-12-05

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JPS59119359U (ja) 1984-08-11

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