JPS6344896Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発光ダイオードを内設した照光キート
ツプに関する。

第１図は上記のようなキートツプの外観を示す
もので、キートツプ１の上面に設けられた透明な
窓１ａに対向して発光ダイオード２を内設してい
る。このような照光キートツプにおける発光ダイ
オード２の従来の保持方法を第２図及び第３図を
参照しながら説明すると、まず発光ダイオード２
をキートツプ１の保持用孔１ｂに挿入し、第３図
に示すように接着剤３にてキートツプ１に接着し
ていた。このため従来は接着工数が多くかかり、
又リード部の極性を誤つたり、照光色を変更する
場合などに発光ダイオードの取外しや交換ができ
ない欠点があり、更には接着剤がリード部に付着
して導通不良を起こすこともあつた。又従来は発
光ダイオードをキートツプ１に保持させた後該発
光ダイオード２のリード２ａ，２ｂをコネクタの
ピツチに合わせて成形する工程が必要であつた。

本考案は上記従来の照光キートツプの欠点を除
去するもので、加工や組立の工数が少なく、また
その一部の工程を省き、あるいは分解や交換が簡
単に行なえる構造を提案するものであり、以下図
面に従つて本考案を説明する。

第４図乃至第６図は本考案の照光キートツプに
おける発光ダイオードの取付方法を説明するもの
である。なお、各要素の構造をも示している。

発光ダイオード２は２本のリード２ａ，２ｂを
有している。発光ダイオード２を保持するホルダ
４は、その一方の側面にくさび状の突起４ａを有
し、またリード２ａ，２ｂを通す縦方向に貫通し
たリード挿入孔４ｂ，４ｃを備えている。リード
２ａ，２ｂの挿入端面４ｄにおけるリード挿入孔
４ｂ，４ｃの開口４ｆ，４ｇは、そのピツチがリ
ード２ａ，２ｂのピツチに合うように設定され、
リード２ａ，２ｂの引出端面４ｅにおけるリード
挿入孔４ｂ，４ｃの開口４ｈ，４ｉは、そのピツ
チがリード２ａ，２ｂを接続する図示せぬコネク
タのピツチに合うように設定されている。キート
ツプ１にはホルダ４を保持するホルダ挿入孔１ｃ
が設けられ、ホルダ挿入孔１ｃの内壁に設けた溝
１ｄにホルダ４のくさび状突起４ａが嵌入する。

さて、発光ダイオード２のリード２ａ，２ｂを
ホルダ４の挿入端面４ｄにおける開口４ｆ，４ｇ
にそれぞれ挿入し、リード挿入孔４ｂ，４ｃに通
し、引出端面４ｅにおける開口４ｈ，４ｉから引
き出す。このようにして、発光ダイオード２はリ
ード２ａ，２ｂによりホルダ４に保持され、ホル
ダ４の引出端面４ｅから引き出されたリード２
ａ，２ｂのピツチは図示せぬコネクタのピツチに
合うこととなる。発光ダイオード２を保持させた
ホルダ４は、キートツプ１のホルダ挿入孔１ｃに
手で押し込み、そのくさび状突起４ａを溝１ｄに
嵌入させ、キートツプ１に保持させる。

こうしてホルダ４ごとキートツプ１に保持され
た発光ダイオード２はまた簡単に交換可能であ
る。その場合はリード２ａ，２ｂを持つてホルダ
４ごとキートツプ１から引き抜き、その後ホルダ
４から発光ダイオード２を引き抜いて別の発光ダ
イオードを挿入する。したがつて発光ダイオード
２の不良や照光色の変更などの場合キートツプご
と交換する必要がなくなり、非常に経済的にな
る。

以上のように本考案によれば、発光ダイオード
の接着工程が省け、簡単な手操作で発光ダイオー
ドをキートツプに保持させることができるため組
立、分解及び発光ダイオードの交換が容易とな
り、また導通不良を起こすこともなくなる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は照光キートツプの外観図、第２図及び
第３図は従来の照光キートツプにおける発光ダイ
オードの取り付け方法の説明図、第４図乃至第６
図は本考案における発光ダイオードの取り付け方
法の説明図である。 １……キートツプ、２……発光ダイオード、４
……ホルダ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ２本のリードを有する発光ダイオードが内設さ
   れる照光キートツプにおいて、 内壁に溝を設けたキートツプと、 この溝に嵌入する突起を設けてキートツプに対
   し挿抜可能とし、リードの挿入端面におけるリー
   ド挿入孔のピツチを発光ダイオードのリードピツ
   チに合わせるとともにリードの引出端面における
   リード挿入孔のピツチをコネクタのピツチに合わ
   せ、リードを挿抜可能に保持するホルダとを備え
   たことを特徴とする 照光キートツプ。