JPS5847500Y2 - 自動販売機における広告板取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動販売機における広告板取付構造に関し、構
造を簡単にするとともに外観を向上し、かつ広告板の交
換作業を容易にした考案を提供するものである。

一般に自動販売機には、販売商品の宣伝むよび前方の照
明等を目的として商品ｍ目に応じた表示を施した半透明
板より成る広告板を商品充填作業時等に開かれる扉の前
面等に取付け、これの裏面より光を照射するようにした
ものがある。

オたこれらの広告板は、取付スペースおよび宣伝効果に
鑑み、販売機の比較的上方位置に取付けられているもの
が多い。

このような広告板においては、広告板の破損もしくは販
売商品に適合させる場合等には取外して交換を行なわな
ければならないので、販売機の所有者等によって容易に
着脱できるような構造で取付けられていることが必要で
ある。

ところが従来の広告板は工場での販売機の組立時にねじ
止め等によって枠体に固定されてむり、容易に着脱でき
るものではなり０ すなわち従来の広告板は例えば第１図に示した従来例の
ように扉１の前面上方に照明灯２を設けて形成した照明
室３の前面の解放部４に周囲に枠体５を設けた半透明も
しくは透光材料より成る広告板６を着脱自在に取付けて
いる。

上記照明室３は前面の解放部４の内側に枠体５の取付座
７を設け、上記枠体５は第１図および第２図に示すよう
に断面を山形とｌ〜た四辺をＬ形の連結金具８によって
それぞれねじ９で固着して形成したもので、広告板６は
周囲に断面山形のバッキング１０を設けて枠体５の一辺
を組付ける前に枠体５内に挿入しておき、その後枠体５
の内方より、Ｌ形の広告仮押え１１をねじ１２により固
着することによって、広告板６を枠体５内に固着するも
のである。

こうして形成した枠体５は上下の辺に係止突起１３と係
合板１４を設け、該係止突起１３を照明室３の解放部４
の上辺内方に係合し、係合板１４を解放部４の下辺に設
けたくさび状の締付板１５に該締付板１５をスライドさ
せるレバー１６によって矢印入方向に移動して係合し、
枠体５を解放部４の取付座Ｉに押付けた状態で取付けた
ものである。

したがって広告板６を含んだ枠体５の着脱はレバー１６
の操作によって容易に行なえるが、広告板６の交換につ
いては全てのねじ１２をゆるめるとともにねじ９をゆる
めて一辺の枠体５を取外した後に広告板６を引出して交
換することになり、非常にめんどうであるという欠点を
有する。

昔た上記従来例においては４分割した枠体５むよびその
組立に関連した部品、広告板６の取付は部品、枠体５の
着脱装置むよび枠体５周囲と解放部４間のバッキング（
図示せず）、さらに枠体５の取付座７などの多くの部品
とその組立作業伴いいコストを高くする欠点を有してい
た。

本考案は上記従来例の欠点を排除したもので少ない部品
点数と簡単な構成によって、広告板６の交換作業を容易
にするとともに組立作業を容易としかつ雨水や塵埃の侵
入をも防止した安価な広告板６の取付構造を提供するも
のである。

以下図面により本考案について実施例を用いて説明する
と、１は自動販売機（図示せず）の前面に開放自在に設
けた扉、１γは政界１の前面上方に形成し、内部に照明
灯２を設けた照明室３の前方に位置した解放部、１８は
合成樹脂等の多少変形し得る材料により一体成型した広
告板６を取付けるための枠体、１９は該枠体１８の取付
面に釦ける内方に形成した広告板６を保持するための段
部、２０は該段部１９に広告板６を保持して解放部１７
にねじ２１によって取付けるために解放部１γの周囲に
穿設した穴である。

なお、２２は扉１の裏面を開閉自在に一側を蝶着２３し
て設けた断熱壁、２４は自動販売機本体（図示せず）の
収納庫（図示せず）の気密を保つように扉１の裏面に設
けたバッキングである。

上記構成より、本考案の広告板６の取付けは、第３図お
よび第４図ａ、ｂに示すように枠体１８の段部１９に広
告板６をはめ込んで、断熱壁２２を矢印Ｂ方向に移動し
て扉」の裏面を解放した後、上記枠体１８と広告板６を
扉１前面の解放部１７にあてがいねじ２１によって穴２
０から枠体１８を螺着するものである。

このとき枠体１８の段部１９の深さを広告板６の厚さと
同一わずかに浅くすれば枠体１８と扉１の前面の間に広
告板６を密着させて、雨水や塵埃の侵入を簡単に防止で
き、電気部品に対する悪影響や漏電事故等の危険および
広告板６内面の汚れによる広告宣伝効果の低下を防止す
るものである。

上記のように取付けた広告板６を取外すには第４図すに
示すように扉１の裏面を解放して、枠体１８の一側に卦
けるねじ２１を外して枠体１８を矢印Ｃ方角にそらせた
後、広告板６を矢印り方向に抜けば簡単に取外すことが
できる。

広告板６の取付けについても上記と逆の手順で簡単にで
きる。

このとき枠体１８の段部１９の深さを広告板６の厚さよ
りも浅くした場合にはねじ２１のすべてをゆるめ、枠体
１８の一側におけるねじ２１を外す必要があるが、上記
段部１９の深さを広告板６の厚さよりもわずかに深くし
た場合には枠体１８の１則に訃けるねじ２１を外すのみ
で広告板６をきわめて簡単に取外すことができ、この場
合における取伸侍に釦いても雨水や塵埃の侵入は無視で
きる程度に防止できる。

上述のように、本考案によれば広告板６の取付構造を非
常に簡単にして、部品点数や組立工程を減少してコスト
を安くすることができ、広告板の取外し、交換作業を簡
単にし、一体戊型の枠体１８により外観意匠を向上させ
るなど実用上優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の広告板の取付構造を示す一部切欠斜視図
、第２図は従来の広告板の取付構造を示す枠体の一部切
欠断面図、第３図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、第４図ａｓｂは本考案の実施例を示す扉の断面図で
ある。 １・・・・・・扉、６・・・・・・広告板、１７・・・
・・・解放部、１８・・・・・・枠体、１９・・・・・
・段部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 解放部１Ｔの周囲に複数の穴２０を穿設ヒ合戊樹脂等の
   多少変形し得る材料にて一体成型した枠体１８を形成し
   、該枠体１８の取付面に広告板６を保持する段部１９を
   設け、該段部１９内に広告板６を位置させ、上記枠体１
   ８を解放部１７に穴２０を通してねじ２１で螺着したこ
   とを特徴とする自動販売機における広告板取付構造。