JPS6344624Y2 - - Google Patents

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JPS6344624Y2
JPS6344624Y2 JP1981028570U JP2857081U JPS6344624Y2 JP S6344624 Y2 JPS6344624 Y2 JP S6344624Y2 JP 1981028570 U JP1981028570 U JP 1981028570U JP 2857081 U JP2857081 U JP 2857081U JP S6344624 Y2 JPS6344624 Y2 JP S6344624Y2
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drive
pulse
solenoid
circuit
fuel injection
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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、燃料噴射弁駆動装置に関し、ソレノ
イド起動時の応答性の改善を図つたものである。
例えば、デイーゼルエンジンの燃料噴射パター
ンのコントロールを行なう場合、燃料噴射の期間
は、数mS〜数10mSであるため、その制御に用い
るソレノイドは、極めて高速な応答が要求され
る。
第1図はかかる燃料噴射弁をソレノイドにより
制御する装置の1例を示し、ここで、1は燃料噴
射弁である。ソレノイドが動作していない時に
は、燃料噴射ポンプ(図示せず)によつて供給さ
れる燃料2によつて、燃料留め3の圧力が高ま
り、ばね4のばね力に打ち勝つて、プランジヤ5
が上方へリフトして、第2図Aに示すように燃料
の噴射が行なわれる。プランジヤ5にはソレノイ
ド(図示せず)の可動部材6が接続されており、
第3図に示すソレノイド駆動回路により可動部材
6を作動させてプランジヤ5の動きを制御する。
第3図は上述した燃料噴射弁駆動回路の従来例
を示し、演算回路11が駆動パルスDPを駆動回
路12に供給すると、駆動回路12はソレノイド
13の励磁コイルに駆動電流DCを流し、ソレノ
イド13の可動部材が動作する。演算回路11が
出力する駆動パルスDPは、第4図Aに示すよう
に、起動パルス101と保持パルス102とから
なり、これらに応じて駆動回路12が同図Bの波
形の駆動電流DCでソレノイド13を付勢する。
ソレノイド13においては、起動電流111に応
答して可動部材6が動作すると、可動部材6と固
定部材の鉄心が閉磁気回路を形成するので、その
動作を継続するに必要な保持電流112は、起動
電流111より小さくてよい。ここで、演算回路
11により計算された任意のタイミング(第2図
B,Cで、ソレノイド13に駆動信号DCを入力
すると、ソレノイド13が動作して可動部材6が
下方に付勢される。この力が燃料噴射ポンプによ
る燃圧に抗してプランジヤ5の上方へのリフトを
妨げ、燃料噴射量を減じる。これにより、ノズル
7から燃焼室内に噴射される燃料噴射パターンの
制御が行なわれる。
しかしながら、このような従来の燃料噴射弁駆
動装置にあつては、ソレノイド13の可動部材6
を動作させるために、励磁コイルに駆動電流DC
のみを供給する構成となつていたため、ソレノイ
ド13の可動部材6と固定部材の静止摩擦および
可動部材6の慣性により、第4図Cに示すよう
に、可動部材6は直ちに変位することはできず、
デツドゾーン120が生じ、応答速度が遅かつ
た。
また、従来の燃料噴射弁駆動装置(特開昭55−
109864号公報)は、弁を開閉する直前に弁の駆動
電流を開弁直前の電流値に維持しておき開弁する
ときに更に大きな電流を流すようにしたので、直
接弁が開く前から弁の駆動電流を開弁直前の電流
値に維持しているため電流を流し続けることによ
り消費電源が多くなり、駆動回路の負担が大きく
なり回路の劣化が起こり弁駆動の電流値が変動し
て弁開度の制御性が悪化したり、また耐久性が低
下したりして、信頼性が悪化するという問題点が
ある。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、駆動パルスによるソレノイドの
駆動に先立つて励磁コイルに所定のパルス幅の補
助パルスを供給することにより、上記問題点を解
決することを目的としている。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第5図は、本考案の一実施例を示すブロツク図
である。まず構成を説明すると、この燃料噴射弁
駆動装置は、入力パラメータ21を演算して駆動
パルス311と禁止パルス312を出力する演算
回路31、この演算回路31の駆動パルス311
を後述する第1ゲート35を介して入力される駆
動回路32およびソレノイド33のほかに、所定
周期の補助パルス341を出力するパルス発生回
路34、演算回路31の駆動パルス311を駆動
回路32に供給する第1ゲートとしてのオアゲー
ト35、および演算回路31の禁止パルス312
の制御のもとに、パルス発生回路34の補助パル
ス341を第1ゲート35に供給する第2ゲート
としてのアンドゲート36からなる。
パルス発生回路34が出力する補助パルス34
1は、後述する補助駆動電流324が駆動回路3
2からソレノイド33の励磁コイルに供給された
とき、可動部材と固定部材の静止摩擦が減少ある
いは打消され、かつ可動部材が動作しない程度の
大きさのバイアス電流となるように、その周期と
振幅が設定されている。
次に、このように構成した燃料噴射弁駆動装置
の動作について詳述する。演算回路31は、第6
図Aに示すように、起動パルス321と保持パル
ス322とを含む駆動パルス311と、同図Cの
ように、少くも駆動パルス311を出力している
期間中は、駆動回路32に補助パルス341を供
給しないようにするための禁止パルス312とを
それぞれ出力する。パルス発生回路34が出力す
る補助パルス341は、第6図Bに示すように、
一定周期のパルスであり、この補助パルス341
は、演算回路31から出力される禁止パルス31
2が“1”のとき、アンドゲート36を介してオ
アゲート35に供給される。オアゲート35は、
駆動パルス311と補助パルス341とを含む第
6図Dに示す制御パルス313を駆動回路32に
供給する。駆動回路32は、この制御パルス31
3にもとづいて、第6図Eに示す駆動電流314
をソレノイド33の励磁コイルに供給する。従つ
て、励磁コイルは起動電流323に先立つて補助
電流324で付勢されるから、起動電流323が
供給されるとソレノイド33の可動部材は直ちに
動作を開始し、その変位にデツドゾーンを生ずる
ことはない。また、起動電流323のあとに保持
電流325を励磁コイルに流すことによつて、可
動部材の動作が継続する。
次に、本考案燃料噴射弁駆動装置を電子制御さ
れる自動車に用いるデイゼルエンジンの燃料噴射
弁の噴射圧を可変とするアクチユエータに適用し
た場合について、第7図、第8図に基いて説明す
る。本例において、演算回路31は、マイクロプ
ロセツサ51、ランダムアクセスメモリ52、リ
ードオンリーメモリ53および入出力ポート54
を有する。パルス発生回路34としては、マイク
ロプロセツサ51により発振周期およびデユーテ
イ比がセツトされるプログラマブルタイマモジユ
ール55を用いることができる。演算回路31お
よびパルス発生回路34の出力を駆動回路32に
供給するために、上述の実施例と同様に、オアゲ
ート35とアンドゲート36を用いる駆動回路3
2は、スイツチングトランジスタ56と保護ダイ
オード57とを有し、ダイオード57の両端にソ
レノイド33の励磁コイル60を接続する。ソレ
ノイド33は、入出力端子58,59、励磁コイ
ル60、固定部材63、可動ピース61およびロ
ツド62からなり、励磁電流は入力端子58、励
磁コイル60および出力端子59を流れる。
このように構成した燃料噴射弁駆動装置におい
て、クランク角センサ(図示せず)から720゜毎の
クランク角位置を表わす信号が入出力ポート54
に入力され、マイクロプロセツサ51に割り込み
要求があると、マイクロプロセツサ51は第8図
に示す割り込み処理ルーチンを開始する。このル
ーチンのステツプ71においては、入出力ポート
54から入力される1゜毎のクランク角を表わす信
号を計数する。その計数値が所定値になると、マ
イクロプロセツサ51は、ステツプ72において
入出力ポート54を介して駆動パルス311をオ
アゲート35に供給する。そして、ステツプ73
では、次の駆動パルス311を出力するためのパ
ラメータ21として、1゜信号の計数値、起動パル
ス321のパルス幅、保持パルス322のデユー
テイ比などを入出力ポート54から読み込み、そ
のデータをランダムアクセスメモリ52のワーク
メモリエリアにストアする。その後、マイクロプ
ロセツサ51は、次の割り込み要求の入力を待つ
状態74になる。また、マイクロプロセツサ51
のシステムリセツトの際に、発振周期およびデユ
ーテイ比がセツトされるプログラマブルタイマモ
ジユール55は、補助パルス341をアンドゲー
ト36に出力する。しかし、マイクロプロセツサ
51は、少くとも駆動パルス311を出力してい
る期間中は、入出力ポート54を介してアンドゲ
ート36に禁止パルス312を供給しているか
ら、アンドゲート36は、駆動パルス311に先
立つて補助パルス341をオアゲート35に出力
する。従つて、オアゲート35は、補助パルス3
41および駆動パルス311を含む制御パルス3
13(第6図D参照)を駆動回路32におけるト
ランジスタ56のベースに供給する。このトラン
ジスタ56が、補助パルス341によつて導通す
ると、ソレノイド33の励磁コイル60に補助電
流324が流れる。励磁コイル60にこの補助電
流324が流れても、その大きさは可動ピース6
1およびロツド62と固定部材63との静止摩擦
を減少または打消す程度であるから、可動ピース
61およびロツド62は変位しない。しかし、駆
動パルス311によつてトランジスタ56が導通
すると、励磁コイル60に起動電流323が流れ
るから、可動ピース61およびロツド62が動作
し、その動作は保持電流325が引き続いて励磁
コイル60に流れるために継続される。
なお、上述の実施例においては、演算回路31
とパルス発生回路34を独立に設けたが、演算回
路31によつて補助パルス341と駆動パルス3
11とを出力するように構成することもできる。
以上説明してきたように本考案によれば、駆動
パルスによるソレノイドの駆動に先立つて励磁コ
イルに所定のパルス幅の補助パルスを供給するよ
うにしたので、ソレノイドを駆動する際の時間遅
れがなくなりソレノイドの応答速度を向上するこ
とができ、また、消費電流を軽減できるととも
に、駆動回路の負担を軽減でき、さらに、弁開度
の制御性、耐久性、信頼性が向上するという効果
がある。また、演算回路にマイクロプロセツサを
用いると、柔軟性のある燃料噴射弁駆動装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はデイーゼルエンジンの燃料噴射パター
ンを制御するソレノイド付き燃料噴射弁の構成の
1例を示す断面図、第2図Aはその噴射パターン
の1例を示し、第2図B,Cはソレノイド駆動の
タイミング信号の1例を示すタイムチヤート、第
3図は従来の燃料噴射弁駆動装置のブロツク図、
第4図はそのタイミングチヤート、第5図は本考
案の一実施例を示すブロツク図、第6図はそのタ
イミングチヤート、第7図は本考案装置を第1図
示のソレノイド付き燃料噴射弁に適用した1例を
示す回路図、第8図はそのフローチヤートであ
る。 31……演算回路、32……駆動回路、33…
…ソレノイド、34……パルス発生回路、35,
36……ゲート、51……マイクロプロセツサ、
52……ランダムアクセスメモリ、53……リー
ドオンリーメモリ、54……入出力ポート、55
……プログラマブルタイマ、56……スイツチン
グトランジスタ、57……保護ダイオード、5
8,59……入出力端子、60……励磁コイル、
61……可動ピース、62……ロツド、63……
固定部材、311〜314,321〜322,3
41……パルス、323〜325……電流。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動部材および固定部材を有するソレノイド
    と、入力パラメータを演算して駆動パルスを出力
    する演算回路と、前記駆動パルスが供給され、該
    駆動パルスに応じた駆動電流を出力する駆動回路
    とを有し、前記駆動電流を前記ソレノイドに供給
    して前記可動部材を駆動するようにした燃料噴射
    弁駆動装置において、補助パルス発生回路を有
    し、該補助パルス発生回路で得た補助パルスを、
    前記駆動パルスが生起していないときに前記駆動
    回路に供給し、該駆動回路から前記ソレノイドに
    向けて、前記可動部材と前記固定部材との間で生
    ずる静止摩擦を減少させる程度の補助駆動電流を
    出力するように構成したことを特徴とする燃料噴
    射弁駆動装置。
JP1981028570U 1981-03-03 1981-03-03 Expired JPS6344624Y2 (ja)

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JP1981028570U JPS6344624Y2 (ja) 1981-03-03 1981-03-03

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JPS57143455U JPS57143455U (ja) 1982-09-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006090439A1 (ja) * 2005-02-22 2006-08-31 Beat-Sonic Co, .Ltd. 配線ケーブルカバー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109864A (en) * 1979-02-19 1980-08-23 Hitachi Ltd Electromagnetic valve driving circuit

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JPS57143455U (ja) 1982-09-08

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