JPS6344509B2 - - Google Patents
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- JPS6344509B2 JPS6344509B2 JP55080807A JP8080780A JPS6344509B2 JP S6344509 B2 JPS6344509 B2 JP S6344509B2 JP 55080807 A JP55080807 A JP 55080807A JP 8080780 A JP8080780 A JP 8080780A JP S6344509 B2 JPS6344509 B2 JP S6344509B2
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- JP
- Japan
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- plate
- roller
- held
- holding side
- holding
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 7
- 230000000669 biting effect Effects 0.000 description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、個々に直立した2個の金属板等の被
保持板状体を所定の角度をもつてT字状に当接せ
る状態に固定する治具に関するものである。
保持板状体を所定の角度をもつてT字状に当接せ
る状態に固定する治具に関するものである。
構造物の溶接組立作業等においては、個々に直
立した2個の金属板を所定の角度をもつてT字状
に溶接する場合が多く見られるが、従来は、本溶
接する前の仮溶接が終わるまで、少なくとも一方
の板をクレーンで吊つておくか、あるいは、両方
の板をチエーンブロツクでセツテイングするかし
ていたため、クレーンの稼動率を著しく低下せし
め、あるいは、セツテイングに多大の時間を費や
すという欠点があつた。
立した2個の金属板を所定の角度をもつてT字状
に溶接する場合が多く見られるが、従来は、本溶
接する前の仮溶接が終わるまで、少なくとも一方
の板をクレーンで吊つておくか、あるいは、両方
の板をチエーンブロツクでセツテイングするかし
ていたため、クレーンの稼動率を著しく低下せし
め、あるいは、セツテイングに多大の時間を費や
すという欠点があつた。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
で、2枚の被保持板状体をT字状をなした状態に
容易に且つ確実に固定保持しうる治具を提供する
ことを目的とするものである。
で、2枚の被保持板状体をT字状をなした状態に
容易に且つ確実に固定保持しうる治具を提供する
ことを目的とするものである。
この課題を解決した本発明の治具は、特に、基
板の下面に、左右方向にハの字状をなして対向す
る第1及び第2保持側板を垂設して、両保持側板
の対向面間隔が前方に漸次狭小となるようにし、
第2保持側板に、両保持側板間に配したローラを
前後方向に転動自在に支持すると共に、該ローラ
を前後移動させるローラ操作機構を設け、基板
に、第1保持側板の後端部に対向して前後方向に
螺送操作自在な押圧体を設けたものである。
板の下面に、左右方向にハの字状をなして対向す
る第1及び第2保持側板を垂設して、両保持側板
の対向面間隔が前方に漸次狭小となるようにし、
第2保持側板に、両保持側板間に配したローラを
前後方向に転動自在に支持すると共に、該ローラ
を前後移動させるローラ操作機構を設け、基板
に、第1保持側板の後端部に対向して前後方向に
螺送操作自在な押圧体を設けたものである。
かかる構成によれば、第1被保持板状体をこれ
と第2保持側板との対向面間に押込んだ若しくは
喰込ませたローラにより第1保持側板に押圧させ
ると共に、第2被保持板状体を押圧体により第1
被保持板状体の後端部に押圧させることによつ
て、第1及び第2被保持板状体をT字状に固定保
持することができるのである。
と第2保持側板との対向面間に押込んだ若しくは
喰込ませたローラにより第1保持側板に押圧させ
ると共に、第2被保持板状体を押圧体により第1
被保持板状体の後端部に押圧させることによつ
て、第1及び第2被保持板状体をT字状に固定保
持することができるのである。
すなわち、まず、ローラ操作機構によりローラ
を後方に移動操作して、ローラを、これと第1保
持側板との間に第2被保持板状体を挿入しうるに
十分な間隙が生じるような適当位置に保持してお
く。
を後方に移動操作して、ローラを、これと第1保
持側板との間に第2被保持板状体を挿入しうるに
十分な間隙が生じるような適当位置に保持してお
く。
そして、第1被保持板状体を該間隙に挿入して
第1保持側板に当接させた上で、ローラ操作機構
によりローラを第2保持側板に沿つて前方に転動
させていくと、その転動方向に両保持側板の対向
面間隔が漸次狭小となつていることから、ローラ
は第2保持側板と第1被保持板状体との間に押込
まれ、第1被保持板状体を第1保持側板に押圧保
持させる(以下、この段階におけるローラ位置を
「押込み位置」という)。つまり、第1被保持板状
体は、第1保持側板に当接した状態でローラを介
して両保持側板間に挟持固定される。
第1保持側板に当接させた上で、ローラ操作機構
によりローラを第2保持側板に沿つて前方に転動
させていくと、その転動方向に両保持側板の対向
面間隔が漸次狭小となつていることから、ローラ
は第2保持側板と第1被保持板状体との間に押込
まれ、第1被保持板状体を第1保持側板に押圧保
持させる(以下、この段階におけるローラ位置を
「押込み位置」という)。つまり、第1被保持板状
体は、第1保持側板に当接した状態でローラを介
して両保持側板間に挟持固定される。
次に、第1被保持板状体の後端部に第2被保持
板状体を所望のT字状態をなすように当接させた
上、押圧体を前方へ螺送操作して、第2被保持板
状体を第1被保持板状体の後端部に押圧させる。
板状体を所望のT字状態をなすように当接させた
上、押圧体を前方へ螺送操作して、第2被保持板
状体を第1被保持板状体の後端部に押圧させる。
このとき、押圧体による押圧力がローラの押込
みによる第1被保持板状体の固定保持力より大き
くなると、押圧体の螺送操作に伴つて第1被保持
板状体が前方に移動せしめられることになる。こ
のように第1被保持板状体が前方移動すると、こ
れに伴つて、ローラは押込み位置から更に前方へ
相対的に転動せしめられることになる。その結
果、両保持側板の対向面間隔したがつて第2保持
側板と第1被保持板状体との対向面間隔が前方に
漸次狭小となつていることから、ローラは第2保
持側板と第1被保持板状体との対向面間に食込
み、ローラによる第1被保持板状体の保持力は更
に大きくなり、この保持力と押圧体による押圧力
とがバランスされた時点で、被保持板状体及びロ
ーラの前方移動は停止される(以下、この段階に
おけるローラ位置を「食込み位置」という)。こ
の状態では、ローラの食込みによる第1被保持板
状体の固定保持力及び押圧体による第2被保持板
状体の第1被保持板状体後端部への押圧力は強大
なものとなり、両被保持板状体がT字状により確
実且つ強力に固定保持されることになる。
みによる第1被保持板状体の固定保持力より大き
くなると、押圧体の螺送操作に伴つて第1被保持
板状体が前方に移動せしめられることになる。こ
のように第1被保持板状体が前方移動すると、こ
れに伴つて、ローラは押込み位置から更に前方へ
相対的に転動せしめられることになる。その結
果、両保持側板の対向面間隔したがつて第2保持
側板と第1被保持板状体との対向面間隔が前方に
漸次狭小となつていることから、ローラは第2保
持側板と第1被保持板状体との対向面間に食込
み、ローラによる第1被保持板状体の保持力は更
に大きくなり、この保持力と押圧体による押圧力
とがバランスされた時点で、被保持板状体及びロ
ーラの前方移動は停止される(以下、この段階に
おけるローラ位置を「食込み位置」という)。こ
の状態では、ローラの食込みによる第1被保持板
状体の固定保持力及び押圧体による第2被保持板
状体の第1被保持板状体後端部への押圧力は強大
なものとなり、両被保持板状体がT字状により確
実且つ強力に固定保持されることになる。
このように、第2被保持板状体を押圧保持させ
る段階でローラによる保持力が押圧体の螺送操作
に伴つて増大されることになるから、ローラをロ
ーラ操作機構により押込み位置にもたらす段階で
は、第1被保持板状体が必ずしも完全に固定され
ておらずともよく、ローラは、第1被保持板状体
の押圧体による前方移動に伴つて喰込み方向に転
動しうる程度に押込まれておれば十分である。し
たがつて、ローラを押込むための操作力は極く僅
かで足り、ローラ操作機構によるローラ操作が容
易となる。
る段階でローラによる保持力が押圧体の螺送操作
に伴つて増大されることになるから、ローラをロ
ーラ操作機構により押込み位置にもたらす段階で
は、第1被保持板状体が必ずしも完全に固定され
ておらずともよく、ローラは、第1被保持板状体
の押圧体による前方移動に伴つて喰込み方向に転
動しうる程度に押込まれておれば十分である。し
たがつて、ローラを押込むための操作力は極く僅
かで足り、ローラ操作機構によるローラ操作が容
易となる。
そして、被保持板状体を治具から取外す場合
は、ローラ操作機構によりローラを食込み位置か
ら後方に移動操作させると共に押圧体を後方に螺
送操作すればよい。このとき、ローラが第2保持
側板と第1被保持板状体との間に強力に喰込んで
いても、ローラは転動自在なものであること及び
第2保持側板と第1被保持板状体との対向面間隔
が後方に漸次拡大されていることから、ローラの
後方移動つまり喰込み作用の解除は極く僅かな操
作力によつて楽に行うことができる。
は、ローラ操作機構によりローラを食込み位置か
ら後方に移動操作させると共に押圧体を後方に螺
送操作すればよい。このとき、ローラが第2保持
側板と第1被保持板状体との間に強力に喰込んで
いても、ローラは転動自在なものであること及び
第2保持側板と第1被保持板状体との対向面間隔
が後方に漸次拡大されていることから、ローラの
後方移動つまり喰込み作用の解除は極く僅かな操
作力によつて楽に行うことができる。
次に、本発明に係る治具の一実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
水平面をなす矩形の基板1の下面に直角に、対
向面間隔2が前方に漸次狭小となるように、左右
方向にハの字状をなして対向する矩形状の第1及
び第2保持側板3,4を固着する。第1保持側板
3は基板1の一辺に平行とし、第2保持側板4に
はそして、第2保持側板4には、両保持側板3,
4間に配したローラ7が第2保持側板4に沿つて
前後方向転動自在に支持されていると共に、該ロ
ーラ7を前後移動させるローラ操作機構が設けら
れている。すなわち、この実施例では、案内溝5
を水平に穿設するとともにブラケツト6を突設す
る。
向面間隔2が前方に漸次狭小となるように、左右
方向にハの字状をなして対向する矩形状の第1及
び第2保持側板3,4を固着する。第1保持側板
3は基板1の一辺に平行とし、第2保持側板4に
はそして、第2保持側板4には、両保持側板3,
4間に配したローラ7が第2保持側板4に沿つて
前後方向転動自在に支持されていると共に、該ロ
ーラ7を前後移動させるローラ操作機構が設けら
れている。すなわち、この実施例では、案内溝5
を水平に穿設するとともにブラケツト6を突設す
る。
案内溝5を貫通して揺動するリンク8の遊端部
に、ローラ7をピン10により枢着し、リンク8
の他端をハンドル9の一端にピン11により枢着
する。ハンドル9の中間部は、ブラケツト6に螺
着したピン12により回動自在に支持されてい
る。13はコイルばねあるいはうず巻ばね等の弾
性体で、その一端はハンドル9に固定され他端は
ピン12に固着した座金14に固定されている。
したがつて、かかるローラ操作機構によれば、ハ
ンドル9を弾性体13の附勢力に抗して回動操作
すると、ローラ7が後方つまり両保持側板3,4
の間隔が広がる方向に移動せしめられ、ハンドル
9の操作を停止し且つハンドル9を放すと、弾性
体13によりハンドル9が操作前の状態に回動復
帰され、ローラ7が前方つまり両保持側板3,4
の間隔が狭まる方向に移動せしめられるようにな
つている。なお、両保持側板3,4の前端部間の
間隔つまり最小間隔は、後述する第1被保持板状
体32の板厚寸法によりも大きく且つローラ7の
径寸法よりも小さく設定されていて、第1保持側
板3に当接させた第1被保持板状体32を、該板
状体32と第2保持側板4との対向面間にローラ
7を押込むことによつて若しくは喰込ませること
によつて、挟圧固定しうるようになつている。
に、ローラ7をピン10により枢着し、リンク8
の他端をハンドル9の一端にピン11により枢着
する。ハンドル9の中間部は、ブラケツト6に螺
着したピン12により回動自在に支持されてい
る。13はコイルばねあるいはうず巻ばね等の弾
性体で、その一端はハンドル9に固定され他端は
ピン12に固着した座金14に固定されている。
したがつて、かかるローラ操作機構によれば、ハ
ンドル9を弾性体13の附勢力に抗して回動操作
すると、ローラ7が後方つまり両保持側板3,4
の間隔が広がる方向に移動せしめられ、ハンドル
9の操作を停止し且つハンドル9を放すと、弾性
体13によりハンドル9が操作前の状態に回動復
帰され、ローラ7が前方つまり両保持側板3,4
の間隔が狭まる方向に移動せしめられるようにな
つている。なお、両保持側板3,4の前端部間の
間隔つまり最小間隔は、後述する第1被保持板状
体32の板厚寸法によりも大きく且つローラ7の
径寸法よりも小さく設定されていて、第1保持側
板3に当接させた第1被保持板状体32を、該板
状体32と第2保持側板4との対向面間にローラ
7を押込むことによつて若しくは喰込ませること
によつて、挟圧固定しうるようになつている。
さらに、基板1には、第1保持側板3の後端部
に対向して前後方向に螺送操作自在な押圧体19
が設けられている。すなわち、この実施例では、
基板1の上面には、第1保持側板3に平行して2
個のブラケツト15,15を固着する。これらブ
ラケツト15と15の間〓に逆L字状の保持腕1
6を遊嵌合し、保持腕16の一端をブラケツト1
5,15にピン17により枢着する。保持腕16
の遊端部に刻設した雌ねじにねじ棒18を調節自
在に螺合貫通せしめ、ねじ棒18の一端には押圧
体19を回動可能に嵌装し、他端には孔を穿設し
てハンドル20を挿入する。
に対向して前後方向に螺送操作自在な押圧体19
が設けられている。すなわち、この実施例では、
基板1の上面には、第1保持側板3に平行して2
個のブラケツト15,15を固着する。これらブ
ラケツト15と15の間〓に逆L字状の保持腕1
6を遊嵌合し、保持腕16の一端をブラケツト1
5,15にピン17により枢着する。保持腕16
の遊端部に刻設した雌ねじにねじ棒18を調節自
在に螺合貫通せしめ、ねじ棒18の一端には押圧
体19を回動可能に嵌装し、他端には孔を穿設し
てハンドル20を挿入する。
軸方向に案内溝24を有する案内筒23の一端
を一方のブラケツト15に固着する。この固着端
は、このブラケツト15を貫通し、両ブラケツト
15と15の間〓に開口している。案内筒23に
対応して、他方のブラケツト15と保持腕16と
にそれぞれ係止孔21と22を穿設する。係止片
25は、先端に上向きの傾斜部27を有する頭部
26と、頭部26との接続部において段付面29
を形成する基部28とからなり、案内筒23の内
部に摺動可能に嵌装されている。頭部26の中間
には案内溝24内を摺動する案内ピン30が螺着
され、基部28の端面にはつまみ31が固着され
ている。案内ピン30は、傾斜部27が案内筒2
3により突出して係止孔21と22に係入するよ
う位置決めされている。コイルばね等の弾性体3
4を、基部28の外周に、かつ、段付面29と案
内筒23の底板との間に嵌装する。
を一方のブラケツト15に固着する。この固着端
は、このブラケツト15を貫通し、両ブラケツト
15と15の間〓に開口している。案内筒23に
対応して、他方のブラケツト15と保持腕16と
にそれぞれ係止孔21と22を穿設する。係止片
25は、先端に上向きの傾斜部27を有する頭部
26と、頭部26との接続部において段付面29
を形成する基部28とからなり、案内筒23の内
部に摺動可能に嵌装されている。頭部26の中間
には案内溝24内を摺動する案内ピン30が螺着
され、基部28の端面にはつまみ31が固着され
ている。案内ピン30は、傾斜部27が案内筒2
3により突出して係止孔21と22に係入するよ
う位置決めされている。コイルばね等の弾性体3
4を、基部28の外周に、かつ、段付面29と案
内筒23の底板との間に嵌装する。
上記の構成を有する治具は、個々に直立した第
1及び第2被保持板状体32,33を直角に固定
するためのもので、その使用方法を次に説明す
る。
1及び第2被保持板状体32,33を直角に固定
するためのもので、その使用方法を次に説明す
る。
弾性体13に抗してハンドル9を操作し、第1
保持側板3とローラ7との間に生じた間〓に、一
つの直立せる第1被保持板状体32を第1保持側
板3に沿わせて挿入し、ハンドル9を自由に解放
する。弾性体13は、その復元力により、ハンド
ル9、リンク8を介してローラ7を第1被保持板
状体32と第2保持側板4との対向面間隔にくさ
び状に押し込む結果、第1被保持板状体32は第
1保持側板3とローラ7とにより挟持固定され
る。
保持側板3とローラ7との間に生じた間〓に、一
つの直立せる第1被保持板状体32を第1保持側
板3に沿わせて挿入し、ハンドル9を自由に解放
する。弾性体13は、その復元力により、ハンド
ル9、リンク8を介してローラ7を第1被保持板
状体32と第2保持側板4との対向面間隔にくさ
び状に押し込む結果、第1被保持板状体32は第
1保持側板3とローラ7とにより挟持固定され
る。
次に、係止片25のつまみ31を弾性体34に
抗して引張り、係止孔21,22に係入している
傾斜部27を案内筒23内に引込めながら、保持
腕16を基板1の上方に持ち上げ、もう一つの直
立せる第2被保持板状体33を、前記板状体32
に直角に、かつ、板状体32の垂直縁辺に当接せ
しめて載置したる后、保持腕16を元の基板上面
に戻す。このとき、保持腕16の下端縁は傾斜部
27に当接し、弾性体34に抗して係止片25を
案内筒23の内部に押し込み、保持腕16はその
係止孔22が案内筒23に対向する位置まで下降
し、傾斜部27は弾性体34の復元力により案内
筒23より突出して再び係止孔21,22に係入
し、保持腕16はこの位置に固定される。つい
で、ハンドル20を操作して押圧体19を突出せ
しめ、板状体33を第1被保持板状体32に押し
付ける。
抗して引張り、係止孔21,22に係入している
傾斜部27を案内筒23内に引込めながら、保持
腕16を基板1の上方に持ち上げ、もう一つの直
立せる第2被保持板状体33を、前記板状体32
に直角に、かつ、板状体32の垂直縁辺に当接せ
しめて載置したる后、保持腕16を元の基板上面
に戻す。このとき、保持腕16の下端縁は傾斜部
27に当接し、弾性体34に抗して係止片25を
案内筒23の内部に押し込み、保持腕16はその
係止孔22が案内筒23に対向する位置まで下降
し、傾斜部27は弾性体34の復元力により案内
筒23より突出して再び係止孔21,22に係入
し、保持腕16はこの位置に固定される。つい
で、ハンドル20を操作して押圧体19を突出せ
しめ、板状体33を第1被保持板状体32に押し
付ける。
このとき、押圧体19による押圧力がローラ7
の押込みによる第1被保持板状体32の固定保持
力より大きくなるときは、押圧体19の螺送操作
に伴つて第1被保持板状体32が前方に移動せし
められることになる。このように第1被保持板状
体32が前方移動すると、これに伴つて、ローラ
7も前方へ相対的に転動せしめられることにな
る。その結果、両保持側板3,4の対向面間隔し
たがつて第2保持側板4と第1被保持板状体32
との対向面間隔が前方に漸次狭小となつているこ
とから、第2保持側板4と第1被保持板状体32
との対向面間にローラ7が喰込み、ローラによる
第1被保持板状体32の保持力は更に大きくな
り、これと押圧体19による押圧力とがバランス
された時点で、両被保持板状体32,33及びロ
ーラ7の前方移動は停止される。この状態では、
ローラ7の喰込みによる第1被保持板状体32の
固定保持力及び押圧体19による第2被保持板状
体33の第1被保持板状体後端部への押圧力は強
大なものとなる。
の押込みによる第1被保持板状体32の固定保持
力より大きくなるときは、押圧体19の螺送操作
に伴つて第1被保持板状体32が前方に移動せし
められることになる。このように第1被保持板状
体32が前方移動すると、これに伴つて、ローラ
7も前方へ相対的に転動せしめられることにな
る。その結果、両保持側板3,4の対向面間隔し
たがつて第2保持側板4と第1被保持板状体32
との対向面間隔が前方に漸次狭小となつているこ
とから、第2保持側板4と第1被保持板状体32
との対向面間にローラ7が喰込み、ローラによる
第1被保持板状体32の保持力は更に大きくな
り、これと押圧体19による押圧力とがバランス
された時点で、両被保持板状体32,33及びロ
ーラ7の前方移動は停止される。この状態では、
ローラ7の喰込みによる第1被保持板状体32の
固定保持力及び押圧体19による第2被保持板状
体33の第1被保持板状体後端部への押圧力は強
大なものとなる。
かくして、両被保持板状体32,33はT字状
に確実に固定保持されることになる。
に確実に固定保持されることになる。
このように、第2被保持板状体33を押圧保持
させる最終段階でローラ7の押込み力ないし喰込
み力が押圧体19の螺送操作に伴つて必然的に増
大させることになるから、押圧体19の操作前に
おける段階では、ローラ7の弾性体13による押
込み力をさほど大きくしておく必要がない。つま
り、ローラ7と第1被保持板状体32と間に、押
圧体19による第1被保持板状体32の前方移動
に伴つてローラ7が喰込み方向に転動されるに足
る摩擦力が生じる程度に、ローラ7を押込めば足
りる。したがつて、ローラ操作機構によるローラ
7を押込むための操作力は極く僅かで足り、大き
な附勢力を有する弾性体13を使用しておく必要
がなく、弾性体13に抗してのハンドル操作も容
易となる。
させる最終段階でローラ7の押込み力ないし喰込
み力が押圧体19の螺送操作に伴つて必然的に増
大させることになるから、押圧体19の操作前に
おける段階では、ローラ7の弾性体13による押
込み力をさほど大きくしておく必要がない。つま
り、ローラ7と第1被保持板状体32と間に、押
圧体19による第1被保持板状体32の前方移動
に伴つてローラ7が喰込み方向に転動されるに足
る摩擦力が生じる程度に、ローラ7を押込めば足
りる。したがつて、ローラ操作機構によるローラ
7を押込むための操作力は極く僅かで足り、大き
な附勢力を有する弾性体13を使用しておく必要
がなく、弾性体13に抗してのハンドル操作も容
易となる。
次に、治具を第1及び第2被保持板状体32,
33から取り外す場合には、ハンドル20を操作
して押圧体19を第1被保持板状体32より引き
離し、また、ハンドル9を弾性体13に抗して操
作し、ローラ7を板状体32から引き離したる
后、治具全体を上方に抜き取ればよい。このと
き、ローラ7が第2保持側板4と第1被保持板状
体32との間に強力に喰込んでいても、ローラ7
が転動自在なものであること及び第2保持側板4
と第1被保持板状体32との対向面間隔が後方に
漸次拡大されていることから、ローラ7の後方移
動つまり喰込み作用の解除は極く僅かな操作力に
よつて楽に行うことができる。
33から取り外す場合には、ハンドル20を操作
して押圧体19を第1被保持板状体32より引き
離し、また、ハンドル9を弾性体13に抗して操
作し、ローラ7を板状体32から引き離したる
后、治具全体を上方に抜き取ればよい。このと
き、ローラ7が第2保持側板4と第1被保持板状
体32との間に強力に喰込んでいても、ローラ7
が転動自在なものであること及び第2保持側板4
と第1被保持板状体32との対向面間隔が後方に
漸次拡大されていることから、ローラ7の後方移
動つまり喰込み作用の解除は極く僅かな操作力に
よつて楽に行うことができる。
両板状体32と33のなす角度が直角でない場
合には、ブラケツト15,15を第1保持側板3
に対して所定の角度傾斜せしめておけばよいこと
はいうまでもない。
合には、ブラケツト15,15を第1保持側板3
に対して所定の角度傾斜せしめておけばよいこと
はいうまでもない。
なお、第3図の構成を簡単にするため、係止孔
21を廃し、係止孔22を半球状凹窩とし、傾斜
部27を該凹窩に適合する半球状端部としてもよ
く、また、弾性体34を廃するか、あるいは、弾
性体34、案内筒23および案内ピン30を廃す
るかして、係止片25を入力により係止孔21,
22に出し入れするようにしてもよい。
21を廃し、係止孔22を半球状凹窩とし、傾斜
部27を該凹窩に適合する半球状端部としてもよ
く、また、弾性体34を廃するか、あるいは、弾
性体34、案内筒23および案内ピン30を廃す
るかして、係止片25を入力により係止孔21,
22に出し入れするようにしてもよい。
本発明は、上記の如く、直立せる2個の第1及
び第2被保持板状体をきわめて容易に、かつ、安
全に所定の角度をもつて固定できるので、溶接作
業等の能率を著しく向上せしめるものである。す
なわち、本発明の治具は、1被保持板状体を転動
自在なローラによる押込み作用若しくは喰込み作
用によつて挟持固定すると共に、第1被保持板状
体の後端部にT字状に当接させた第2被保持板状
体を押圧体の螺送操作による押圧作用によつて押
圧固定するものであり、しかも押圧体による押圧
力に応じてローラの押込み力ないし喰込み力が必
然的に増大するように構成されたものであるか
ら、両被保持板状体をT字状に強力且つ確実に固
定保持しうるものである。
び第2被保持板状体をきわめて容易に、かつ、安
全に所定の角度をもつて固定できるので、溶接作
業等の能率を著しく向上せしめるものである。す
なわち、本発明の治具は、1被保持板状体を転動
自在なローラによる押込み作用若しくは喰込み作
用によつて挟持固定すると共に、第1被保持板状
体の後端部にT字状に当接させた第2被保持板状
体を押圧体の螺送操作による押圧作用によつて押
圧固定するものであり、しかも押圧体による押圧
力に応じてローラの押込み力ないし喰込み力が必
然的に増大するように構成されたものであるか
ら、両被保持板状体をT字状に強力且つ確実に固
定保持しうるものである。
しかも、ローラの押込み力ないし喰込み力は、
上記した如く押圧体による押圧作用によつて増大
されるから、ローラ操作機構によつてはローラを
さほど強力に押込ませる必要がなく、ローラの押
込み操作を容易に行いうる。また、第1被保持板
状体を治具から取外す場合、ローラが第1被保持
板状体と第2保持側板との対向面間に強力に喰込
んでいても、この対向面間隔が反喰込み方向に漸
次拡大しており且つローラが転動自在なものであ
るから、ローラ操作機構によるローラの喰込み解
除操作は容易に行いうる。さらに、押圧体は螺送
操作されるものであるから、第2被保持板状体を
容易に且つ強力に第1被保持板状体の後端部に押
圧させることができ、治具からの取外し操作も容
易である。したがつて、第1及び第2被保持板状
体の治具による固定操作を容易且つ楽に行うこと
ができる。特に、ローラ操作機構を前記実施例の
熱く構成しておくと、ローラの押込みが弾性体に
より自動的に行われから、固定作業をより効率的
に行うことができる。
上記した如く押圧体による押圧作用によつて増大
されるから、ローラ操作機構によつてはローラを
さほど強力に押込ませる必要がなく、ローラの押
込み操作を容易に行いうる。また、第1被保持板
状体を治具から取外す場合、ローラが第1被保持
板状体と第2保持側板との対向面間に強力に喰込
んでいても、この対向面間隔が反喰込み方向に漸
次拡大しており且つローラが転動自在なものであ
るから、ローラ操作機構によるローラの喰込み解
除操作は容易に行いうる。さらに、押圧体は螺送
操作されるものであるから、第2被保持板状体を
容易に且つ強力に第1被保持板状体の後端部に押
圧させることができ、治具からの取外し操作も容
易である。したがつて、第1及び第2被保持板状
体の治具による固定操作を容易且つ楽に行うこと
ができる。特に、ローラ操作機構を前記実施例の
熱く構成しておくと、ローラの押込みが弾性体に
より自動的に行われから、固定作業をより効率的
に行うことができる。
さらに、両被保持板状体は、ローラ及び押圧体
による押圧作用を受けるだけであるから、強力に
固定されるにも拘らず、損傷するようなことがな
い。
による押圧作用を受けるだけであるから、強力に
固定されるにも拘らず、損傷するようなことがな
い。
図面は本発明に係る実施例を示すもので、第1
図は基板上面を示す斜視図、第2図は基板下面を
示す斜視図、第3図は保持腕を基板に固定する係
止片の縦断面図である。 1……基板、2……第1保持側板と第2保持側
板との対向面間隔、3……第1保持側板、4……
第2保持側板、7……ローラ、9……ハンドル
(ローラ操作機構)、13……弾性体(ローラ操作
機構)、19……押圧体、32……第1被保持板
状体、33……第2被保持板状体。
図は基板上面を示す斜視図、第2図は基板下面を
示す斜視図、第3図は保持腕を基板に固定する係
止片の縦断面図である。 1……基板、2……第1保持側板と第2保持側
板との対向面間隔、3……第1保持側板、4……
第2保持側板、7……ローラ、9……ハンドル
(ローラ操作機構)、13……弾性体(ローラ操作
機構)、19……押圧体、32……第1被保持板
状体、33……第2被保持板状体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基板の下面に、左右方向にハの字状をなして
対向する第1及び第2保持側板を垂設して、両保
持側板の対向面間隔が前方に漸次狭小となるよう
にし、第2保持側板に、両保持側板間に配したロ
ーラを前後方向に転動自在に支持すると共に、該
ローラを前後移動させるローラ操作機構を設け、
基板に、第1保持側板の後端部に対向して前後方
向に螺送操作自在な押圧体を設けて、第1及び第
2被保持板状体を、第1被保持板状体をこれと第
2保持側板との対向面間に押込んだ若しくは喰込
ませたローラにより第1保持側板に押圧させると
共に、第2被保持板状体を押圧体により第1被保
持板状体の後端部に押圧させることによつて、T
字状に固定保持するように構成したことを特徴と
する板状体固定用の治具。 2 前記ローラ操作機構が、前記ローラを前後方
向に移動させるハンドルと、ローラを前方移動さ
せるべく附勢する弾性体とを具備することを特徴
とする、特許請求の範囲第1項記載の治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080780A JPS578084A (en) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | Jig |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080780A JPS578084A (en) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | Jig |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS578084A JPS578084A (en) | 1982-01-16 |
JPS6344509B2 true JPS6344509B2 (ja) | 1988-09-05 |
Family
ID=13728731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8080780A Granted JPS578084A (en) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | Jig |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS578084A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03104303A (ja) * | 1989-09-18 | 1991-05-01 | Mitsubishi Electric Corp | バラクタ同調fet発振器 |
JPH0425329U (ja) * | 1990-06-22 | 1992-02-28 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101696246B1 (ko) * | 2016-01-11 | 2017-01-23 | 두산중공업 주식회사 | 다수개의 금속시편 가공전용 지그장치 및 지그방법. |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51158000U (ja) * | 1975-06-10 | 1976-12-16 |
-
1980
- 1980-06-13 JP JP8080780A patent/JPS578084A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03104303A (ja) * | 1989-09-18 | 1991-05-01 | Mitsubishi Electric Corp | バラクタ同調fet発振器 |
JPH0425329U (ja) * | 1990-06-22 | 1992-02-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS578084A (en) | 1982-01-16 |
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