JPS6344454Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6344454Y2 JPS6344454Y2 JP9755983U JP9755983U JPS6344454Y2 JP S6344454 Y2 JPS6344454 Y2 JP S6344454Y2 JP 9755983 U JP9755983 U JP 9755983U JP 9755983 U JP9755983 U JP 9755983U JP S6344454 Y2 JPS6344454 Y2 JP S6344454Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic cell
- outer cylinder
- inner cylinder
- anode
- cylinder
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は銀電解のような粒状、樹枝状又は粉状
に析出する金属を連続的に電解採取するのに好適
の円環状電解槽に関するものである。
に析出する金属を連続的に電解採取するのに好適
の円環状電解槽に関するものである。
銀電解は一般に、所謂メービアス法と称する方
法が行なわれている。ところがこの方法はバツチ
式であり、1アノードライフ毎に操業を停止して
アノードの入替、スライムの除去、析出銀の回収
を行なわねばならず、生産能率を高くすることが
困難である。このため特許第778549号(特公昭49
−41241号公報)に示すような、円環状の電解槽
内に円筒状のカソードと円環状のアノードバスケ
ツトを隔膜を介して配置した電解装置が提案され
た。この装置によれば、円筒状カソードに電着し
た銀はカソード面に接してカソードと相対的に回
転する複数本のスクレーパーにより掻落され、各
スクレーパー下部に取付けた掻寄板によつて取出
口に掻寄せられて排出され、一方アノードバスケ
ツトには粗銀塊が逐次補給され、アノードスライ
ムは電解槽下部の漏斗部を伝つて沈降して、別の
取出口から排出されるので、連続操業が可能で生
産能率を大幅に向上することができる。
法が行なわれている。ところがこの方法はバツチ
式であり、1アノードライフ毎に操業を停止して
アノードの入替、スライムの除去、析出銀の回収
を行なわねばならず、生産能率を高くすることが
困難である。このため特許第778549号(特公昭49
−41241号公報)に示すような、円環状の電解槽
内に円筒状のカソードと円環状のアノードバスケ
ツトを隔膜を介して配置した電解装置が提案され
た。この装置によれば、円筒状カソードに電着し
た銀はカソード面に接してカソードと相対的に回
転する複数本のスクレーパーにより掻落され、各
スクレーパー下部に取付けた掻寄板によつて取出
口に掻寄せられて排出され、一方アノードバスケ
ツトには粗銀塊が逐次補給され、アノードスライ
ムは電解槽下部の漏斗部を伝つて沈降して、別の
取出口から排出されるので、連続操業が可能で生
産能率を大幅に向上することができる。
ところで上記の装置では、隔膜濾布を円環状ア
ノードバスケツトに巻き付け、その下端を槽底板
から上方に向つて延長した円筒状の分離せきに結
合してアノード室とカソード室が区画されてい
る。このような隔膜構造ではアノードスライムが
付着した場合洗浄又は隔膜の交換を容易に行なう
ことができない。この欠点は例えば濾布をアノー
ドバスケツトから離し円環状の支持枠に取付けて
これを分離せきに係合させるようにすれば解消す
ることができるが、電解槽が大型になると円環状
の隔膜枠も大型となり、取付け取外しは容易でな
い。
ノードバスケツトに巻き付け、その下端を槽底板
から上方に向つて延長した円筒状の分離せきに結
合してアノード室とカソード室が区画されてい
る。このような隔膜構造ではアノードスライムが
付着した場合洗浄又は隔膜の交換を容易に行なう
ことができない。この欠点は例えば濾布をアノー
ドバスケツトから離し円環状の支持枠に取付けて
これを分離せきに係合させるようにすれば解消す
ることができるが、電解槽が大型になると円環状
の隔膜枠も大型となり、取付け取外しは容易でな
い。
本考案はこのような欠点を解消し、隔膜枠の取
付け取外しを容易に行なえるようにした電解槽を
提供するものである。この目的を達成するため本
考案は、円環状の電解槽の底板上に突出して設け
られ、該槽内筒及外筒と平行な中央部と該中央部
の両端から外筒(内筒)に延長結合された側板と
を有するコ字状の分離せきと、該側板の上端から
外筒(内筒)の上端部に延長して外筒(内筒)の
内面に設けたガイドと、該分離せきに一端が、ガ
イドに両端が着脱自在に形成された該分離せきと
同じコ字状の隔膜枠とにより電解槽中に複数のア
ノード室を区画形成したものである。
付け取外しを容易に行なえるようにした電解槽を
提供するものである。この目的を達成するため本
考案は、円環状の電解槽の底板上に突出して設け
られ、該槽内筒及外筒と平行な中央部と該中央部
の両端から外筒(内筒)に延長結合された側板と
を有するコ字状の分離せきと、該側板の上端から
外筒(内筒)の上端部に延長して外筒(内筒)の
内面に設けたガイドと、該分離せきに一端が、ガ
イドに両端が着脱自在に形成された該分離せきと
同じコ字状の隔膜枠とにより電解槽中に複数のア
ノード室を区画形成したものである。
以下本考案を図面に用いて説明する。
第1図は本考案の電解槽の一実施例を示す概略
平面図で、第2図は第1図における各隔膜枠の取
付状態を示す一部斜視図である。
平面図で、第2図は第1図における各隔膜枠の取
付状態を示す一部斜視図である。
第1図において、ゴムライニング又は樹脂ライ
ニングした円環状電解槽内にその内筒1に近接し
てステンレス製円筒状のカソード2が同心状に配
置され、円環状電解槽内には、その外筒3に沿つ
て複数のチタン製アノードバスケツト4が複数個
円環状に配列されており、アノードバスケツト4
はそれぞれ第2図に示すように外筒3と隔膜枠5
及び分離せき6によつて区画された複数のアノー
ド室に収納されている。第2図において分離せき
6はアノード室とカソード室の境界付近の電解槽
の底板7に一体に設けられており、内筒1及び外
筒3と平行な曲板部を形成する中央部8と中央部
8の両端から外筒3に向つて延び外筒3に結合さ
れた平板状の側板9からなるコ字状に形成されて
いる。隔膜枠5は分離せき6に一端が丁度乗るよ
うに湾曲した隔膜面と側板からなるコ字状に形成
され、隔膜面には濾布10が貼付けてある。又、
隔膜枠5の側板の端部には短冊状の板を取付けて
断面をT字型にしてあり、外筒3の内面に分離せ
き6の側板9の上端から外筒3の上端部に延長し
て取付けた断面がL字型及び逆L字型のガイド1
1によつて保持され、隔膜枠5を上方に引上げる
と取外すことができる構造になつている。
ニングした円環状電解槽内にその内筒1に近接し
てステンレス製円筒状のカソード2が同心状に配
置され、円環状電解槽内には、その外筒3に沿つ
て複数のチタン製アノードバスケツト4が複数個
円環状に配列されており、アノードバスケツト4
はそれぞれ第2図に示すように外筒3と隔膜枠5
及び分離せき6によつて区画された複数のアノー
ド室に収納されている。第2図において分離せき
6はアノード室とカソード室の境界付近の電解槽
の底板7に一体に設けられており、内筒1及び外
筒3と平行な曲板部を形成する中央部8と中央部
8の両端から外筒3に向つて延び外筒3に結合さ
れた平板状の側板9からなるコ字状に形成されて
いる。隔膜枠5は分離せき6に一端が丁度乗るよ
うに湾曲した隔膜面と側板からなるコ字状に形成
され、隔膜面には濾布10が貼付けてある。又、
隔膜枠5の側板の端部には短冊状の板を取付けて
断面をT字型にしてあり、外筒3の内面に分離せ
き6の側板9の上端から外筒3の上端部に延長し
て取付けた断面がL字型及び逆L字型のガイド1
1によつて保持され、隔膜枠5を上方に引上げる
と取外すことができる構造になつている。
隔膜枠5は金属基体にゴムライニング又は樹脂
ライニングしたものでも差支えないが、合成樹脂
製の方が軽く、取扱い易い。濾布10の貼付けは
接着剤によるのが簡便である。ガイド11は荷重
がそれ程掛らないので合成樹脂製とすることがで
き、これは接着剤で取付けることができるが、金
属で製作し、外筒3に溶接した後ゴム又は樹脂で
ライニングしても良い。隔膜枠5の上記T字型部
及び分離せき6との当接部に適当なシール材を施
し、アノード室とカソード室間の液漏れを防ぐ。
ライニングしたものでも差支えないが、合成樹脂
製の方が軽く、取扱い易い。濾布10の貼付けは
接着剤によるのが簡便である。ガイド11は荷重
がそれ程掛らないので合成樹脂製とすることがで
き、これは接着剤で取付けることができるが、金
属で製作し、外筒3に溶接した後ゴム又は樹脂で
ライニングしても良い。隔膜枠5の上記T字型部
及び分離せき6との当接部に適当なシール材を施
し、アノード室とカソード室間の液漏れを防ぐ。
第1図の電解槽はカソード2を内筒1側に、ア
ノードバスケツト4を外筒3に配置した例である
が、カソード2を外筒3側に、アノードバスケツ
ト4を内筒1側に配置したり、カソード2を中間
にしてカソード2の両側に即ち内筒1、外筒3何
れの側にもアノードバスケツト4を配置すること
もある。アノードバスケツト4を内筒1に沿つて
配置する場合はアノード室を内筒1側に設ける必
要があり、その場合は分離せき6と隔膜枠5の側
板の延びる方向は内筒1側となり、ガイド11も
内筒1に設ける必要がある。また円環状電解槽の
直径が大きく、アノード室が多数になると、隔膜
枠5の中央部は平面に近ずくので曲面でなく平面
としても良い。円環状電解槽の直径が小さくても
余裕があれば、隔膜枠の中央部を平板状にしても
差支えない。
ノードバスケツト4を外筒3に配置した例である
が、カソード2を外筒3側に、アノードバスケツ
ト4を内筒1側に配置したり、カソード2を中間
にしてカソード2の両側に即ち内筒1、外筒3何
れの側にもアノードバスケツト4を配置すること
もある。アノードバスケツト4を内筒1に沿つて
配置する場合はアノード室を内筒1側に設ける必
要があり、その場合は分離せき6と隔膜枠5の側
板の延びる方向は内筒1側となり、ガイド11も
内筒1に設ける必要がある。また円環状電解槽の
直径が大きく、アノード室が多数になると、隔膜
枠5の中央部は平面に近ずくので曲面でなく平面
としても良い。円環状電解槽の直径が小さくても
余裕があれば、隔膜枠の中央部を平板状にしても
差支えない。
本考案において分離せきの中央部は同心円上で
断続されているが、連続した円環状であつても差
支えなく本考案に含まれる。又、隔膜枠側板と外
筒(内筒)との連結手段は第1図及び第2図に示
す例に限定されるものではなく、着脱自在な構造
であれば他の種々の構造にすることができる。
断続されているが、連続した円環状であつても差
支えなく本考案に含まれる。又、隔膜枠側板と外
筒(内筒)との連結手段は第1図及び第2図に示
す例に限定されるものではなく、着脱自在な構造
であれば他の種々の構造にすることができる。
本考案により隔膜枠の取付け取外しが容易に行
なえるようになり、電解装置の休止時間を最小限
にすることができ、稼動率向上に寄与することが
できた。
なえるようになり、電解装置の休止時間を最小限
にすることができ、稼動率向上に寄与することが
できた。
第1図は本考案による電解槽の一実施例の概略
平面図、第2図は第1図の隔膜枠の取付状態を示
す一部斜視図である。 1……内筒、2……カソード、3……外筒、4
……アノードバスケツト、5……隔膜枠、6……
分離せき、7……底板、8……中央部、9……側
板、10……濾布、11……ガイド。
平面図、第2図は第1図の隔膜枠の取付状態を示
す一部斜視図である。 1……内筒、2……カソード、3……外筒、4
……アノードバスケツト、5……隔膜枠、6……
分離せき、7……底板、8……中央部、9……側
板、10……濾布、11……ガイド。
Claims (1)
- 円環状の電解槽底板上に突出して設けられ、該
電解槽内筒及び外筒と平行な中央部と該中央部の
両端から外筒(内筒)に向つて延長結合された側
板とを有するコ字状の分離せきと、該側板から外
筒(内筒)の上端部に延長して外筒(内筒)の内
面に設けたガイドと、該分離せきに一端が、ガイ
ドに両端が着脱自在に形成された該分離せきと同
じコ字状の隔膜枠とにより電解槽中に複数のアノ
ード室を形成してなる円環状電解槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9755983U JPS604570U (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | 円環状電解槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9755983U JPS604570U (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | 円環状電解槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS604570U JPS604570U (ja) | 1985-01-14 |
JPS6344454Y2 true JPS6344454Y2 (ja) | 1988-11-18 |
Family
ID=30232012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9755983U Granted JPS604570U (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | 円環状電解槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604570U (ja) |
-
1983
- 1983-06-23 JP JP9755983U patent/JPS604570U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS604570U (ja) | 1985-01-14 |
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