JPS6344434Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6344434Y2
JPS6344434Y2 JP3621185U JP3621185U JPS6344434Y2 JP S6344434 Y2 JPS6344434 Y2 JP S6344434Y2 JP 3621185 U JP3621185 U JP 3621185U JP 3621185 U JP3621185 U JP 3621185U JP S6344434 Y2 JPS6344434 Y2 JP S6344434Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
glass plate
side frame
main body
body frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3621185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61155338U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3621185U priority Critical patent/JPS6344434Y2/ja
Publication of JPS61155338U publication Critical patent/JPS61155338U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6344434Y2 publication Critical patent/JPS6344434Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はガラス板屈曲用曲げ型に関し、特にガ
ラス板の自重を利用して深曲げ加工をする際の加
工精度の向上を図つたガラス板屈曲用曲げ型に関
する。
[従来の技術] 従来から、自動車のリヤガラス等のガラス窓と
しては、曲げ加工を施して曲面を形成してなるガ
ラス板が使用されてきている。この種のガラス板
の曲げ加工は、一般にガラス板の自重を利用する
屈曲方法が採用されている。この方法は、通常、
所定の形状に切断されたガラス板を曲げ型上に載
置して加熱し、この加熱下で軟化したガラス板を
その自重を利用して曲げ型の曲面に沿わせて屈曲
させることを基本としている。第4図は、このよ
うな屈曲方法を実施する際に使用されてきた従来
からある曲げ型の一例を示すものであり、主体枠
部101の左右両側には、支杆102を介するこ
とでこの主体枠部101に対して揺動自在に連結
支持されたサイド枠部103が設けられている。
これら主体枠部101と左右のサイド枠部103
との上面には、これに載置されるガラス板Gが予
定している加工後の最終曲げ形状と実質的に同じ
形状になるように予め曲面104が形成されてい
る。左右のサイド枠部103には、取付け腕10
5を介してそれぞれカウンターウエイト106を
付設し、このモーメントを利用してガラス板Gの
屈曲を行なう。
[考案が解決しようとする問題点] ガラス板を浅曲げするような場合は、このよう
な従来から使用されている曲げ型によつても要求
される加工精度を十分に満たして曲げ型加工する
ことは比較的容易であつた。
ところで、車両用のガラス窓として、最近はガ
ラス板を深曲げしたものが多用される傾向が顕著
になつてきている。このような深曲げ加工に際し
ては、左右の精緻な対称性など、加工精度の向上
が従来にもまして要請されるようになつてきてい
ることから、曲率や寸法、穴位置等の規格に従来
以上の厳しさが要求され、いきおいその歩留りも
悪いものとなつていた。このような事態を招く原
因の1つとしては、曲げ型内でのガラス板の相対
的位置のずれによることが指摘されていた。これ
は、支杆を介在させることで曲げ型を構成する主
体枠部とサイド枠部との間の連結構造に揺動性を
保持させることはできても、主体枠部に対しサイ
ド枠部をスリツプさせることができない固定式の
連結構造となつていたため、曲げ型自体に伸縮可
能な可動性を付与することができないことにあつ
た。すなわち、曲げ型、特にサイド枠部は、加熱
により軟化して緩曲するにつれて内側へと押し込
まれるようにすべり込む傾向にあるガラス板に十
分に追従することができず、その結果生ずる曲げ
型内でのガラス板の相対的位置のずれが加工精度
の低下を惹起していたのである。
そこで本考案は、前記従来の欠点を解消するた
めに、本体枠部に支杆を介して揺動可能に連結さ
れるサイド枠部を本体枠部に対し遊動して接離可
能となる構造に形成し、かつサイド枠部の外側縁
にストツパーを配設することによつて、深曲げ加
工時における曲げ型内でのガラス板の動きにサイ
ド枠部をよく追従させることによりずれを防止
し、加工精度を向上させ製品歩留りの改善を図る
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案は、本体枠部と、この本体枠
部の両側に揺動可能に連結されたサイド枠部とか
らなるガラス板屈曲用曲げ型において、本体枠部
とサイド枠部との間にはスライド部が設けられた
連結腕を介在させることで本体枠部に対しサイド
枠部が遊動して接離可能となし、かつ支杆を介す
ることで連結腕に対しサイド枠部を揺動可能とし
て本体枠部のサイド枠部とを相互に連結するとと
もに、サイド枠部の外側縁には、載置したガラス
板の側縁を係止するためのストツパーを設けたこ
とにその構成上の特徴がある。
[作用] そして、本考案は上記手段を採つたことによ
り、本体枠部に対し遊動して接離が可能となつて
いるサイド枠部をガラス板の動きに追従させるこ
とで、サイド枠部に設けたストツパーを介して曲
げ型上に載置したガラス板の側縁を常に係止して
おくことができる。このため、加熱によりガラス
板が軟化して曲げ型の内側方向に押し込まれるよ
うにすべり込んで移動しても、サイド枠部はガラ
ス板の側縁にストツパーを係止させながらよくこ
れに追従していくことができる。したがつて、ガ
ラス板の曲げ型内での位置ずれを阻止することが
でき、曲げ加工時の精度の向上を達成することが
できる。
[実施例] 以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図は、本考案の1つの実施例を示したもの
であり、1枚ないし2枚のガラス板Gを曲げ型上
に載置した状態の平面図である。この曲げ型は、
ガラス板Gの中央部の曲げ加工を受け持つ本体枠
部1と、この本体枠部1の左右の両側にそれぞれ
揺動可能に配設されてガラス板Gの両側の深曲げ
加工を受け持つサイド枠部3とから構成されてい
る。本体枠部1とサイド枠部3とは、全体として
リング状の枠体を形成してガラス板Gの周縁部を
支持するものであり、ガラス板Gの上下両側縁部
に支持する本体枠部1とサイド枠部3との各上面
には、それぞれ所望する曲げ加工の曲面に対応さ
せた曲面4が予め形成されている。
本体枠部1とサイド枠部3との連結は、連結腕
5を介して行なわれるものであり、この連結腕5
にはスライド部6が設けられている。第2図は、
第1図の実施例における連結腕5の構造を明らか
にするものである。すなわち、第2図における連
結腕5は、サイド枠部3に付設された支腕7と、
この支腕7に支杆2を介して接続されるガイド杆
8と、このガイド杆8とを挿通自在に支持するた
めに本体枠部1に付設された支持体9とから構成
されるものである。この場合、スライド部6は、
前記ガイド杆8と支持体9とで形成されるもので
あり、このスライド部6の存在によりサイド部3
は本体枠部1に対して遊動し、必要に応じて接離
可能となるようにスリツプさせることができる。
第3図は、第2図に対応した他の実施例におけ
る連結腕5の構造を示すものであり、連結腕5に
おける一側は本体枠部1に溶着等の適宜の固着手
段により確実に付着されている。連結腕5の他側
には、サイド枠部3の遊動方向に沿わせて穿設さ
れた長孔によりスライド部6が形成されており、
このスライド部6に挿通して連結腕5を支持する
支杆2をサイド枠部3に固着することにより、本
体枠部1とサイド枠部3とは相互に連結されてい
る。前記スライド部6の存在により、サイド枠部
3はスライド部6を滑動する支杆2と一体となつ
て本体枠部1に対し遊動して接離可能にスリツプ
することができる。
本体枠部1に対するサイド枠部3の揺動は、支
杆2を介して行なわれるものであるから、支杆2
はガラス板Gを深曲げする際の折り曲げ線Lの延
長線上に位置させて設けることが望ましく、した
がつて第3図に示す実施例の場合は、サイド枠部
3において曲面を形成している曲面4の開放端1
1と支杆2の位置関係を一致させておくことが望
ましい。
各サイド枠部3の外側縁のそれぞれには、曲げ
型上に1枚ないし2枚はガラス板Gを載置した際
にその側縁を係止し、深曲げ加工時における軟化
したガラス板Gの動きにサイド枠部3を追従させ
るための適宜形状のストツパー10が設けられて
いる。
なお、支杆2の構造に関しては、揺動可能なサ
イド枠部3が本体枠部1に対し必要以上に拡開し
てしまうことを防止するため、その拡開角度を所
望に応じて規制することができるヒンジ構造とす
るのが望ましいが、サイド枠部3に揺動性を付与
し、かつその拡散角度を所定角に規制することの
できる構造のものであれば必ずしもこれに限定さ
れるものではない。
また、本考案に係る曲げ型には、第4図に示し
たと同様な適宜構造のカウンターウエイト(図示
せず)がサイド枠部3を介して装備されるもので
あり、このカウンターウエイトのモーメントを利
用してガラス板Gの深曲げ加工を行なう。なお、
一般にガラス板Gを深曲げ加工する場合の実際に
あつては、図示は省略したがガラス板Gの折り曲
げ線Lに沿わせた近接上面あるいは近接下面のい
ずれか一方に、例えばニクロム線などからなるヒ
ーターを配設して屈曲部より高温で局部的に加熱
することで行なわれる。
次に、本考案に係る曲げ型を用いたガラス板G
の深曲げ加工について説明すれば、本体枠部1と
その左右両側において所定角度で拡開しているサ
イド枠部3とでリング状の枠体を形成している曲
げ型上には、1枚(合せガラスを曲げ加工する場
合は2枚)のガラス板Gをその両側縁をサイド枠
部3のストツパー10にそれぞれ係止させて載置
し、過熱炉内に送り込む。過熱炉内で所定の温度
で過熱されて軟化したガラス板Gは、自重に抗し
きれず曲げ型上の曲面4に沿うようにして緩曲す
る。その際、ガラス板Gの左右の両側部、つまり
支杆2を介することで本体枠部1に対し揺動可能
に連結されているサイド枠部3の曲面4に位置し
ている部分は、このサイド枠部3の曲面4に沿つ
て緩曲することになるため、緩曲の程度に応じて
サイド枠部3はカウンターウエイトのモーメント
を利用して起き上がる。そして、ガラス板Gを深
曲げ加工するときは、ガラス板Gの折り曲げ線L
近傍にヒーターが設けられて局部的により高温で
通電過熱されるため、その部分の軟化の程度は他
の部分より大きなものとなつている。したがつ
て、カウンターウエイトのモーメントとも相俟つ
て、サイド枠部3上に位置するガラス板Gの両側
部はより軟化した折り曲げ線L部分を介して所望
する角度の深曲げを行なうことができる。
このとき、過熱されて軟化したガラス板Gは、
緩曲するに従つて曲げ型の内側方向に向かつてす
べり込むようにして若干移動する。しかし、その
場合であつても、サイド枠部3はストツパー11
を介してガラス板Gの側縁を常に係止しており、
しかもスライド部6の存在によりガラス板Gの移
動に追従することができるので、曲げ型内でのガ
ラス板Gの相対的な位置関係のずれを生ずること
はない。したがつて、シヤープベンドガラスの製
造のように特に高い加工精度が要求される深曲げ
加工であつても十分に対応することができる。し
かも、ガラス板Gの折り曲げ線Lの延長線上に位
置させて支杆2を配設している場合は、常に正確
な深曲げ加工を行なうことができる。また、ガラ
ス板Gを2枚重ねで曲げ型上に載置するときは、
合せ面が相互に密着し、合せガラス用として好適
な精度の高い深曲げ加工を行なうこともできる。
一方、曲げ加工を終え、ガラス板Gともども過
熱炉内から取り出した高熱の曲げ型は、外気に触
れ冷却されるにつれて収縮するので、ガラス板G
に無理な力をかけてクラツクを発生させがちであ
る。しかしこのような場合であつても、サイド枠
部3はスライド部6を介して本体枠部1に対しス
リツプして遊動することができるので、ガラス板
Gにかかる無理な力を自然に吸収しクラツクの発
生を効果的に防止することができる。
[効果] 以上述べたように本考案によれば、曲げ型を構
成する本体枠部とサイド枠部とをスライド部を有
する連結腕を介して連結するとともに、ストツパ
ーを設けたサイド部自体は支杆を介して揺動可能
としたので、ガラス板の過熱時の移動にもよく追
従することができ、したがつて曲げ型内において
ガラス板の相対的な位置関係がずれるのを未然に
防止することができ、精度の高い深曲げ加工を達
成することができる。
また、曲げ型の冷却にともなう収縮に際して
も、ガラス板に無理な力をかけないのでクラツク
の発生を効果的に防止することができる。
このため、シヤープベンドガラスのように曲率
や寸法、穴位置等について厳しい規格が要求され
るガラス板の深曲げ加工であつても、高い精度で
十分に対応することができ、製品歩留りの向上を
図ることで製品コストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図ないし第3図は本考案の実施例
を示すものであり、第1図はガラス板を載置した
状態での全体平面図、第2図は第1図の部分拡大
斜視図、第3図は第2図に対応する他の実施例の
部分拡大側面図、第4図は従来からある曲げ型の
一例を示す全体側面図である。 1……本体枠部、2……支杆、3……サイド枠
部、4……曲面、5……連結腕、6……スライド
部、7……支腕、8……ガイド杆、9……支持
体、10……ストツパー、11……開放端、G…
…ガラス板、L……折り曲げ線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体枠部と、この本体枠部の両側に揺動可能に
    連結されたサイド枠部とからなるガラス板屈曲用
    曲げ型において、本体枠部とサイド枠部との間に
    はスライド部が設けられた連結腕を介在させるこ
    とで本体枠部に対しサイド枠部が遊動して接離可
    能となし、かつ支杆を介することで連結腕に対し
    サイド枠部を揺動可能として本体枠部とサイド枠
    部とを相互に連結するとともに、サイド枠部の外
    側縁には、載置したガラス板の側縁を係止するた
    めのストツパーを設けたことを特徴とするガラス
    板屈曲用曲げ型。
JP3621185U 1985-03-15 1985-03-15 Expired JPS6344434Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3621185U JPS6344434Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3621185U JPS6344434Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61155338U JPS61155338U (ja) 1986-09-26
JPS6344434Y2 true JPS6344434Y2 (ja) 1988-11-18

Family

ID=30541180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3621185U Expired JPS6344434Y2 (ja) 1985-03-15 1985-03-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6344434Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104860513B (zh) 2015-04-15 2017-03-29 福耀玻璃工业集团股份有限公司 一种汽车玻璃热弯成型模具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61155338U (ja) 1986-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100316858B1 (ko) 유리시이트벤딩방법및장치
US4979977A (en) Bending iron having member to effect reverse bend and method of using same
CA1287214C (en) Method and apparatus for forming glass sheets
US5437703A (en) Bending glass sheets
US4909820A (en) Method of and an apparatus for bending glass plates for a laminated glass
US6076373A (en) Apparatus and method for bending glass sheets
JP6898859B2 (ja) ガラスシートを成形するための方法及び装置
KR20060010814A (ko) 다수의 지지체 상에 중력에 의한 글레이징의 벤딩
US4609391A (en) Method for forming glass sheets
EP0445672A1 (en) Method of and apparatus for bend-shaping a glass plate and bending mold used for them
US6357263B1 (en) Method for bending a glass sheet, a ring mold for bending a glass sheet, and apparatus using the ring mold
JPS6344434Y2 (ja)
AU576233B2 (en) Apparatus for bending glass sheets
US3325267A (en) Method of bending a glass sheet for producing a vehicle window
JPH03122022A (ja) ガラスシートの成形方法および装置
US3976462A (en) Method and apparatus for bending glass sheets
JPH0729792B2 (ja) 合せガラス用のガラス板の曲げ成形方法及びその装置
CN210595785U (zh) 曲面玻璃的成型模具
JP3879152B2 (ja) ガラス板の曲げ成形装置、曲げ成形型およびその製造方法
JPS61276723A (ja) 温間プレス成形金型
JPH06502615A (ja) 熱的に安定な型組立体支持体を形成する方法及び装置
US3186821A (en) Apparatus for bending glass sheets
JPS6363493B2 (ja)
JP2937699B2 (ja) ガラス板用曲げ型
JPS604976Y2 (ja) ガラス板の湾曲成形装置