JPS6344240Y2 - - Google Patents
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- JPS6344240Y2 JPS6344240Y2 JP218582U JP218582U JPS6344240Y2 JP S6344240 Y2 JPS6344240 Y2 JP S6344240Y2 JP 218582 U JP218582 U JP 218582U JP 218582 U JP218582 U JP 218582U JP S6344240 Y2 JPS6344240 Y2 JP S6344240Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はラムの支持装置に関し、さらに詳しく
は高速で水平方向に往復運動する先端部に絞り−
しごき成形用ポンチが着設されたラムの支持装置
に関する。 高速で水平方向に往復運動する、絞り−しごき
缶成形用のポンチを先端に着設し、基部をスライ
ドヨークに固設されたラムは、軸受に支持され
て、スライドヨークを介して通常クランク機構に
より駆動される。この場合、スライドヨークの摺
動部およびラムの発熱や摩耗を防止するため静水
圧的支承装置を採用するのが好ましいが、従来提
案されている静水圧的支承装置においては、高速
往復運動(例えば毎分200ストロークの)に伴い
ラムに振れが生ずるという問題が生ずる。絞り−
しごき缶の胴壁部の最終厚さは約0.10〜0.15mmと
極めて薄いので、僅かのラムの振れによるポンチ
としごき用ダイス間の調心のずれによつても、胴
壁部に局部的に過大な荷重が加わつて胴壁部の破
断を招き易い。またポンチの戻り工程で、振れの
ためポンチとダイズが接触して、ポンチとダイス
が傷つき、これらの寿命が短かくなるという問題
を有する。さらにしごき成形が終了した缶はポン
チの戻り工程において所謂ストリツパーによつて
抜取られるのであるが、この場合も僅かの振れに
よつて、ポンチとストリツパーの調心が失われ
て、缶の開口端部に局部的に過大荷重が加わつ
て、当該開口端部に損傷を生じたり、あるいは抜
取らわれることなく缶がダイス部まで送られてダ
イスを破壊するというトラブルを生じ易い。 本考案は以上に述べた従来技術の問題点の解消
を図ることを目的とする。 上記目的を達成するため、本考案は水平方向に
高速で往復する、先端部に絞り−しごき成形用ポ
ンチが着設されたラムを支持する装置において、
該ラムの基部は該ラムを駆動するためのスライド
ヨークに固設されており、該スライドヨークの各
摺動部は長手方向に沿い少なくとも2組の静圧摺
動用油ポケツトを備え、該ラムは長手方向に沿い
少なくとも3組の油ポケツトを有する静圧軸受に
より支承されていることを特徴とするラムの支持
装置を提供するものである。 以下実施例を示す図面を参照しながら本考案に
ついて説明する。 第1図は絞り−しごき成形装置の例の要部を示
したものであつて、1はラムであり、その基部は
スライドヨーク2の前端部に固設されている。3
はラム1を支承する静圧軸受装置であり、ラム1
の先端部には絞り−しごき成形用ポンチ4が着設
されている。5は絞り−しごき成形用のダイス装
置であり、6は絞り−しごき缶7をポンチ4から
抜取るためのストリツパーである。 スライドヨーク2は、連結棒8を含む図示され
ないクランク機構により、その1対の摺動部9が
上下に設けられたスライドレール10の静圧摺動
面10aに沿い摺動して、水平方向に往復運動す
るように構成されている(第2図参照)。スライ
ドレール10は、フレーム11に固設されてい
る。 第3図、第4図、第5図に示すように、各摺動
部9の上面9aおよび下面9bの対向する位置に
1組づつ、長手方向(すなわちラム1の運動方
向)に沿い2組の細長い静圧摺動用油ポケツト1
2が設けられている。一定静圧力に保たれた一次
加圧油(静圧油、例えば100Kg/cm2の)は、図示
されない油圧源より、1次側導孔13aよりオリ
フイス13b、2次側導孔13cを通つて油ポケ
ツト12に導かれ、オリフイス13b通過のさい
減圧されて、油ポケツト12における油圧(2次
圧)は例えば50Kg/cm2となる(第5図参照)。第
6図aに示されるように、上面9aおよび下面9
bと、夫々に対向する静圧摺動面10aの間にご
く薄い加圧油膜層14(例えば0.04mm厚)が形成
され、摺動部9は油膜層14を介してスライドレ
ール10に沿い、矢印方向に往復摺動するので、
摺動部9およびスライドレール10の発熱や摩耗
が防止される。 油ポケツト12は、各摺動部9の長手方向に沿
い、少なくとも2組設けられることが、摺動部9
の左上り、左下りの傾き、従つてポンチ4の上下
方向振れを防止するために必要である。 すなわち、第6図b,dに示すように、各摺動
部9′に設けられた油ポケツト12′が1組の場合
は、上下の各油ポケツト12′に対応する各上下
加圧油膜層14′a,14′bの平均厚さは等しい
ので、上下加圧油膜層14′a,14′bの圧力も
等しく(摺動部9′に作用する重力に基づく圧力
を除いて考えた場合)、第6図b,dに示すよう
な各摺動部9′の傾きに対する復元力は殆んど働
かない。 さらに摺動部9′が、第6図bに示すように、
左上りに傾いた状態で矢印A方向に高速で進行す
るとき、摺動部上面9′a及びスライドレール1
0aの隙間に於ける油は、相対的にほぼ第6図b
に示す矢印Va方向に流れる。このとき摺動部上
面9′aとスライドレール10aが形成する隙間
は油が流れる方向に徐々に広くなつていることか
ら、摺動部上面の加圧油膜層14′aの圧力はわ
ずかに低下しP′aとなる。 一方摺動部下面9′b及びスライドレール10
bの隙間に於ける油は相対的にほぼ第6図bに示
す矢印Vbの方向に流れる。このとき摺動部下面
9′bとスライドレール10bが形成する隙間は
油が流れる方向に徐々に狭くなつていることか
ら、摺動部下面の加圧油膜層14′bの圧力はわ
ずかに上昇しP′bとなる。 このように摺動部上面の加圧油膜層14′aと
摺動部下面の加圧油膜層14′bとの圧力がP′a
<P′bの状態になると、摺動部9′は各加圧油膜
層14′a,14′bの圧力がP′a=P′bとなるよ
うに上方に移動する。 又、第6図cに於て摺動部9′が矢印Bの方に
高速で進行する場合は、摺動部上面の加圧油膜層
14′aの圧力はわずかに上昇しP″aとなり、摺
動部下面の加圧油膜層14′bの圧力はわずかに
低下しP″bとなる。それ故摺動部上下面の加圧油
膜層の圧力はP″a>P″bとなつて摺動部9′はP″a
=P″bとなるように下方に移動する。 第6図dに示すように、摺動部9′の傾向きが
逆になつて右上りとなつた場合も同様で、摺動部
9′が高速で矢印A方向に進行したときは摺動部
9′は下方向に移動し、一方第6図eに、示すよ
うに、矢印B方向に進行したときは、摺動部9′
は上方に移動することになる。摺動部9′のこの
ような挙動は所謂楔効果によるもので摺動速度が
大きくなると共に増大する。 しかるに油ポケツト12が各摺動部9の長手方
向に2個設けられている場合は、例えば第6図f
に示すように左上りになつた場合、左側上油ポケ
ツト12aに対応する加圧油膜層14aの厚さ
は、左側下油ポケツト12bに対応する加圧油膜
層14bの夫よりも薄くなる。ところで一次加圧
油の圧力は一定であるので、上部加圧油膜層14
aの圧力Paは下部加圧油膜層14bの圧力Pbよ
りも高くなり、摺動部9の左端部には下方に向う
力が作用する。同様にして摺動部9の右端部には
上方に向う力が作用し、すなわち傾きに対する復
元力が作用して、第6図aに示されるように、摺
動部9の上面9aおよび下面9bは、静圧摺動面
10aに実質的に平行となつて摺動する。 第7図、第8図、第9図はラム1を支承する静
圧軸受装置3を示したものである。静圧軸受装置
3は、円筒状のスリーブ15、ブツシング16お
よび油ポケツト17を備えている。第7図、第8
図に示すように、油ポケツト17は、垂直方向お
よび水平方向に夫々対向する4個の油ポケツト1
7が1組となつており、各油ポケツト17はブツ
シング16によつて隔離されている。第9図に示
すように、油ポケツト17は長手方向(すなわち
ラム1の運動方向)に沿い3組設けられている。
各油ポケツト17には、図示されない油圧源よ
り、一定静圧力に保たれた一次加圧油(静圧油、
例えば100Kg/cm2の)が、導管18a、ヘツド2
1内のオリフイス18c(第10図参照)、導管1
8b、および導孔19を通つて導かれ、油ポケツ
ト17における油圧(2次圧)は例えば50Kg/cm2
となる。ブツシング16とラム1の間に加圧油膜
層20(例えば厚さ0.04mm、第10図参照)が形
成される。従つてラム1およびブツシング16の
発熱や摩耗が防止される。各ブツシング16の内
面16aは、同時研磨仕上により実質的に同一仮
想円筒面上に位置するように形成される。すなわ
ち、内面16aの各組間の半径方向偏位が約5μm
以下になるように形成される。上記偏位が約5μm
を越えると、楔効果が大になつてラム1の振れ防
止が困難となるからである。油ポケツト17内の
加圧油は、油溜り22、導孔23a,23bを通
つて外部へ逸出する。 外側ブツシング16aには油溝24が形成され
ており、油溝24は導孔24aを介して、油溜り
22に連通する。油溝24、例えば図の左側の油
溝24は、ラム1が右方向へ進行するとき左側ブ
ツシング16aの内面16a1とラム1の間隙に油
を補給し、油膜が薄くなることにもとづくキヤビ
テーシヨンによる軸受機能の低下を防ぐととも
に、内面16a1の肌荒れを防止し、ブツシングの
寿命を長くするという効果を有する。 油ポケツト17は、スリーブ15の長手方向に
沿い少なくとも3組設けられることが、特に高速
運動時のラム1の振れ、従つてポンチ4の振れを
防止するために必要である。 その理由は次のように考えられる。すなわち、
油ポケツト17′が2組、従つてメタルブツシン
グ16′が2組の場合は、例えば高速運動時(例
えば毎分200ストローク)ラム1の最大線速度は、
行程のほぼ中央部附近で生じその値は8.2m/秒
となる。 このときラム1は自重により、第10図aに示
すように、右側油ポケツト17′aと左側油ポケ
ツト17′bとの中央部においては上方に弓なり
になり、上記中央部でのラム1の位置は、各油ポ
ケツト部におけるラムの位置よりわずかに高く
(第10図aにおいては上方に)なつている。 又、さらに右側油ポケツト17′a部において、
ラム1はわずかに右下りに傾斜しており、左側油
ポケツト17′b部においてはラムはわずかに左
下りに傾斜している。従つて前記のスライドヨー
クの摺動部9の場合と同様に、ラム1が往行程
(すなわち図の左方へ進行する行程)では、右側
油ポケツト17′aの位置において、ラム1はわ
ずかに下方に移動し、左側油ポケツト17′bの
位置においては、ラム1はわずかに上方に移動す
る。その結果パンチが取付けられているラム1の
左側先端部は上に持ち上げられることになる。 一方ラム1が戻り行程(すなわち図の左方へ進
行する行程)では、右側油ポケツト17′aの位
置においてラム1はわずかに上方に移動し、左側
油ポケツト17′bの位置においてはラム1はわ
ずかに下方に移動する。 その結果ラムの左側先端部は下にさがることに
なる。このようにラム1の往行程と戻り工程にお
いて軸受部分においてラムの支持装置が上下に異
なるため、ラム1の先端部においては、それが拡
大されて、ラム1先端に取付られたポンチ4が大
きく上下に振れることになる。 絞り−しごき缶成形機のように、細長いラムが
水平に支持され、一端をスライドヨークに固着さ
れて、連結棒を介してクランク機構により水平方
向に往復運動している装置においては、装置の振
動の影響を受けてラム自身も振動する。従つて従
来技術においてはラムの振れは装置の振動に起因
する振れと、前記楔効果に起因する振れとが重な
り大きな振れとなつていた。 このような状況においてラムの振れを小さく抑
えるためには、通常ラムの外径を大きくし、ラム
の撓みに対する剛性を増すことで容易に解決出来
るが、絞り−しごき缶成形機においては、ラム1
の外径はポンチ4の外径より小さくなければなら
ないとの制約条件がある。即ちラムの外径は製品
の胴部寸法により制約されるため安易に大きく出
来ない。 従つて本考案は前記の制約条件を満足させ、ラ
ム外径を大きくしないで、且つラムの振れを小さ
く抑える方法として前記楔効果に起因するラムの
上下方向への動きを抑制し、総体的にポンチ1の
振れを小さくすることに成功した。 その方法は第10図bに示すように、静圧油軸
受のブツシング16を少なくとも3組接近して配
置することである。即ち第10図aに示す従来技
術における2個の静圧油軸受のブツシング16′
の中間に新たに静圧油軸受のブツシングを設け
る。前記のように、ブツシングが2個の場合は、
第10図aに示すように、ラム1が2個の静圧油
軸受のブツシングの中間で、ラムの自重による撓
みのために上に弓なりになつており、その中央部
のラムの位置は2個の静圧油軸受のブツシング内
の夫々のラムの位置よりも高く(図面では上方
に)なつている。従つて2個の静圧油軸受のブツ
シングの中間に新たにブツシングを設けることに
より、高い位置に(図面では上方に)あるラムを
押し下げて、第10図bに示すように3個の静圧
油軸受のブツシング内のラム1はほぼ一直線に保
持される。その結果各静圧油軸受のブツシング内
でのラムの傾きが改善され、従来技術におけるよ
うな前記楔効果によるラムの動きがなくなり、総
体的にラム1の振れ、即ちポンチ1の振れが大巾
に改善される。 本考案の先端部に絞り−しごき成形用ポンチが
着設されたラム支持装置は、スライドヨークの各
摺動部は長手方向に沿い少なくとも2組の静圧摺
動用油ポケツトが設けられ、またラムは長手方向
に沿い少なくとも3組の油ポケツトを有する静圧
軸受により支承されているので、ラムが高速で往
復動しても発熱、摩耗が実質的に起らず、ラムの
振れが大幅に減少するという効果を有する。従つ
て缶胴壁部のダイス部における破断、およびポン
チやダイスの傷つき、ならびにストリツパーでの
抜取り時のトラブル等が防止でき、従来不可能で
あつた高速絞り−しごき製缶が実現されるという
メリツトを有する。 以下具体例について説明する。 具体例 第1図の型式の絞り−しごき成形装置におい
て、摺動部9の長手方向に沿い設けられた油ポケ
ツト12が2組および1組の場合、ならびにラム
1の静圧軸受装置3の長手方向に沿い設けられた
油ポケツト17が3組および2組の場合の組合せ
について、ダイス装置5の最終ダイス5aの位置
におけるポンチ4の振れの振幅測定した。 振幅測定装置の構成を第11図に示す。25は
変位センサー(渦電流方式で、対向するポンチ4
の部分との間の距離を測定する。測定精度1μm)
26a,26b,26cおよび26dの取付け用
リングであり、27a,27b,27cおよび2
7dは増幅器であり、28は減算回路であつて、
増幅器27aおよび27bの出力間の減算および
増幅器27cおよび27dの出力間の減算を行な
う。29はA−D変換回路であつてその出力はマ
イクロコンピユター30に入力する。マイクロコ
ンピユター30で演算されたデータは、プリンタ
ー31に出力される。 リング25は、ダイス5aの取付けリング5b
(第1図)を取外して、その位置に、変位センサ
ー26c,26dが垂直方向に、26a,26b
が水平方向に向くようにして据付けられる。従つ
て増幅器27aと27bの出力の減算値X1は、
ポンチ4の中心のリング25の中心に対する水平
方向変位の2倍の値を示す。同様に増幅器27c
と27dの出力の減算値X2は、ポンチ4の中心
のリング25の中心に対する垂直方向変位の2倍
の値を示す。データのサンプリングは2mS毎に行
ない、マイクロコンピユータ30で演算された測
定期間中のMAX値(読込んだ値の中で、+,−を
含めての最大値であつて、ポンチ4の中心の最大
変位量を示す)をプリンタ31に表示して求め
た。 摺動部9に設けられた油ポケツト12の長さは
60mm、幅13mm、深さ8mmに統一し、加圧油の1次
圧を100Kg/cm2、2次圧を50Kg/cm2に設定した。
また静圧軸受装置3に設けられた油ポケツト17
の長さは56mm、幅22mm、ブツシング内面16aの
長さ20mm、油溜り22の長さ45mm(3組の場合)、
および185mm(2組の場合)に統一し、加圧油の
1次圧を100Kg/cm2、2次圧を50Kg/cm2に設定し
た。ラム1の直径は50mm、ラム1の基部よりポン
チ4の先端部までの長さ1345mmで、ラム1のスト
ロークは650mmであつた。 ラム1の毎分当りのストローク数を変えて、変
位測定を行なつた結果を第1表に示す。 【表】
は高速で水平方向に往復運動する先端部に絞り−
しごき成形用ポンチが着設されたラムの支持装置
に関する。 高速で水平方向に往復運動する、絞り−しごき
缶成形用のポンチを先端に着設し、基部をスライ
ドヨークに固設されたラムは、軸受に支持され
て、スライドヨークを介して通常クランク機構に
より駆動される。この場合、スライドヨークの摺
動部およびラムの発熱や摩耗を防止するため静水
圧的支承装置を採用するのが好ましいが、従来提
案されている静水圧的支承装置においては、高速
往復運動(例えば毎分200ストロークの)に伴い
ラムに振れが生ずるという問題が生ずる。絞り−
しごき缶の胴壁部の最終厚さは約0.10〜0.15mmと
極めて薄いので、僅かのラムの振れによるポンチ
としごき用ダイス間の調心のずれによつても、胴
壁部に局部的に過大な荷重が加わつて胴壁部の破
断を招き易い。またポンチの戻り工程で、振れの
ためポンチとダイズが接触して、ポンチとダイス
が傷つき、これらの寿命が短かくなるという問題
を有する。さらにしごき成形が終了した缶はポン
チの戻り工程において所謂ストリツパーによつて
抜取られるのであるが、この場合も僅かの振れに
よつて、ポンチとストリツパーの調心が失われ
て、缶の開口端部に局部的に過大荷重が加わつ
て、当該開口端部に損傷を生じたり、あるいは抜
取らわれることなく缶がダイス部まで送られてダ
イスを破壊するというトラブルを生じ易い。 本考案は以上に述べた従来技術の問題点の解消
を図ることを目的とする。 上記目的を達成するため、本考案は水平方向に
高速で往復する、先端部に絞り−しごき成形用ポ
ンチが着設されたラムを支持する装置において、
該ラムの基部は該ラムを駆動するためのスライド
ヨークに固設されており、該スライドヨークの各
摺動部は長手方向に沿い少なくとも2組の静圧摺
動用油ポケツトを備え、該ラムは長手方向に沿い
少なくとも3組の油ポケツトを有する静圧軸受に
より支承されていることを特徴とするラムの支持
装置を提供するものである。 以下実施例を示す図面を参照しながら本考案に
ついて説明する。 第1図は絞り−しごき成形装置の例の要部を示
したものであつて、1はラムであり、その基部は
スライドヨーク2の前端部に固設されている。3
はラム1を支承する静圧軸受装置であり、ラム1
の先端部には絞り−しごき成形用ポンチ4が着設
されている。5は絞り−しごき成形用のダイス装
置であり、6は絞り−しごき缶7をポンチ4から
抜取るためのストリツパーである。 スライドヨーク2は、連結棒8を含む図示され
ないクランク機構により、その1対の摺動部9が
上下に設けられたスライドレール10の静圧摺動
面10aに沿い摺動して、水平方向に往復運動す
るように構成されている(第2図参照)。スライ
ドレール10は、フレーム11に固設されてい
る。 第3図、第4図、第5図に示すように、各摺動
部9の上面9aおよび下面9bの対向する位置に
1組づつ、長手方向(すなわちラム1の運動方
向)に沿い2組の細長い静圧摺動用油ポケツト1
2が設けられている。一定静圧力に保たれた一次
加圧油(静圧油、例えば100Kg/cm2の)は、図示
されない油圧源より、1次側導孔13aよりオリ
フイス13b、2次側導孔13cを通つて油ポケ
ツト12に導かれ、オリフイス13b通過のさい
減圧されて、油ポケツト12における油圧(2次
圧)は例えば50Kg/cm2となる(第5図参照)。第
6図aに示されるように、上面9aおよび下面9
bと、夫々に対向する静圧摺動面10aの間にご
く薄い加圧油膜層14(例えば0.04mm厚)が形成
され、摺動部9は油膜層14を介してスライドレ
ール10に沿い、矢印方向に往復摺動するので、
摺動部9およびスライドレール10の発熱や摩耗
が防止される。 油ポケツト12は、各摺動部9の長手方向に沿
い、少なくとも2組設けられることが、摺動部9
の左上り、左下りの傾き、従つてポンチ4の上下
方向振れを防止するために必要である。 すなわち、第6図b,dに示すように、各摺動
部9′に設けられた油ポケツト12′が1組の場合
は、上下の各油ポケツト12′に対応する各上下
加圧油膜層14′a,14′bの平均厚さは等しい
ので、上下加圧油膜層14′a,14′bの圧力も
等しく(摺動部9′に作用する重力に基づく圧力
を除いて考えた場合)、第6図b,dに示すよう
な各摺動部9′の傾きに対する復元力は殆んど働
かない。 さらに摺動部9′が、第6図bに示すように、
左上りに傾いた状態で矢印A方向に高速で進行す
るとき、摺動部上面9′a及びスライドレール1
0aの隙間に於ける油は、相対的にほぼ第6図b
に示す矢印Va方向に流れる。このとき摺動部上
面9′aとスライドレール10aが形成する隙間
は油が流れる方向に徐々に広くなつていることか
ら、摺動部上面の加圧油膜層14′aの圧力はわ
ずかに低下しP′aとなる。 一方摺動部下面9′b及びスライドレール10
bの隙間に於ける油は相対的にほぼ第6図bに示
す矢印Vbの方向に流れる。このとき摺動部下面
9′bとスライドレール10bが形成する隙間は
油が流れる方向に徐々に狭くなつていることか
ら、摺動部下面の加圧油膜層14′bの圧力はわ
ずかに上昇しP′bとなる。 このように摺動部上面の加圧油膜層14′aと
摺動部下面の加圧油膜層14′bとの圧力がP′a
<P′bの状態になると、摺動部9′は各加圧油膜
層14′a,14′bの圧力がP′a=P′bとなるよ
うに上方に移動する。 又、第6図cに於て摺動部9′が矢印Bの方に
高速で進行する場合は、摺動部上面の加圧油膜層
14′aの圧力はわずかに上昇しP″aとなり、摺
動部下面の加圧油膜層14′bの圧力はわずかに
低下しP″bとなる。それ故摺動部上下面の加圧油
膜層の圧力はP″a>P″bとなつて摺動部9′はP″a
=P″bとなるように下方に移動する。 第6図dに示すように、摺動部9′の傾向きが
逆になつて右上りとなつた場合も同様で、摺動部
9′が高速で矢印A方向に進行したときは摺動部
9′は下方向に移動し、一方第6図eに、示すよ
うに、矢印B方向に進行したときは、摺動部9′
は上方に移動することになる。摺動部9′のこの
ような挙動は所謂楔効果によるもので摺動速度が
大きくなると共に増大する。 しかるに油ポケツト12が各摺動部9の長手方
向に2個設けられている場合は、例えば第6図f
に示すように左上りになつた場合、左側上油ポケ
ツト12aに対応する加圧油膜層14aの厚さ
は、左側下油ポケツト12bに対応する加圧油膜
層14bの夫よりも薄くなる。ところで一次加圧
油の圧力は一定であるので、上部加圧油膜層14
aの圧力Paは下部加圧油膜層14bの圧力Pbよ
りも高くなり、摺動部9の左端部には下方に向う
力が作用する。同様にして摺動部9の右端部には
上方に向う力が作用し、すなわち傾きに対する復
元力が作用して、第6図aに示されるように、摺
動部9の上面9aおよび下面9bは、静圧摺動面
10aに実質的に平行となつて摺動する。 第7図、第8図、第9図はラム1を支承する静
圧軸受装置3を示したものである。静圧軸受装置
3は、円筒状のスリーブ15、ブツシング16お
よび油ポケツト17を備えている。第7図、第8
図に示すように、油ポケツト17は、垂直方向お
よび水平方向に夫々対向する4個の油ポケツト1
7が1組となつており、各油ポケツト17はブツ
シング16によつて隔離されている。第9図に示
すように、油ポケツト17は長手方向(すなわち
ラム1の運動方向)に沿い3組設けられている。
各油ポケツト17には、図示されない油圧源よ
り、一定静圧力に保たれた一次加圧油(静圧油、
例えば100Kg/cm2の)が、導管18a、ヘツド2
1内のオリフイス18c(第10図参照)、導管1
8b、および導孔19を通つて導かれ、油ポケツ
ト17における油圧(2次圧)は例えば50Kg/cm2
となる。ブツシング16とラム1の間に加圧油膜
層20(例えば厚さ0.04mm、第10図参照)が形
成される。従つてラム1およびブツシング16の
発熱や摩耗が防止される。各ブツシング16の内
面16aは、同時研磨仕上により実質的に同一仮
想円筒面上に位置するように形成される。すなわ
ち、内面16aの各組間の半径方向偏位が約5μm
以下になるように形成される。上記偏位が約5μm
を越えると、楔効果が大になつてラム1の振れ防
止が困難となるからである。油ポケツト17内の
加圧油は、油溜り22、導孔23a,23bを通
つて外部へ逸出する。 外側ブツシング16aには油溝24が形成され
ており、油溝24は導孔24aを介して、油溜り
22に連通する。油溝24、例えば図の左側の油
溝24は、ラム1が右方向へ進行するとき左側ブ
ツシング16aの内面16a1とラム1の間隙に油
を補給し、油膜が薄くなることにもとづくキヤビ
テーシヨンによる軸受機能の低下を防ぐととも
に、内面16a1の肌荒れを防止し、ブツシングの
寿命を長くするという効果を有する。 油ポケツト17は、スリーブ15の長手方向に
沿い少なくとも3組設けられることが、特に高速
運動時のラム1の振れ、従つてポンチ4の振れを
防止するために必要である。 その理由は次のように考えられる。すなわち、
油ポケツト17′が2組、従つてメタルブツシン
グ16′が2組の場合は、例えば高速運動時(例
えば毎分200ストローク)ラム1の最大線速度は、
行程のほぼ中央部附近で生じその値は8.2m/秒
となる。 このときラム1は自重により、第10図aに示
すように、右側油ポケツト17′aと左側油ポケ
ツト17′bとの中央部においては上方に弓なり
になり、上記中央部でのラム1の位置は、各油ポ
ケツト部におけるラムの位置よりわずかに高く
(第10図aにおいては上方に)なつている。 又、さらに右側油ポケツト17′a部において、
ラム1はわずかに右下りに傾斜しており、左側油
ポケツト17′b部においてはラムはわずかに左
下りに傾斜している。従つて前記のスライドヨー
クの摺動部9の場合と同様に、ラム1が往行程
(すなわち図の左方へ進行する行程)では、右側
油ポケツト17′aの位置において、ラム1はわ
ずかに下方に移動し、左側油ポケツト17′bの
位置においては、ラム1はわずかに上方に移動す
る。その結果パンチが取付けられているラム1の
左側先端部は上に持ち上げられることになる。 一方ラム1が戻り行程(すなわち図の左方へ進
行する行程)では、右側油ポケツト17′aの位
置においてラム1はわずかに上方に移動し、左側
油ポケツト17′bの位置においてはラム1はわ
ずかに下方に移動する。 その結果ラムの左側先端部は下にさがることに
なる。このようにラム1の往行程と戻り工程にお
いて軸受部分においてラムの支持装置が上下に異
なるため、ラム1の先端部においては、それが拡
大されて、ラム1先端に取付られたポンチ4が大
きく上下に振れることになる。 絞り−しごき缶成形機のように、細長いラムが
水平に支持され、一端をスライドヨークに固着さ
れて、連結棒を介してクランク機構により水平方
向に往復運動している装置においては、装置の振
動の影響を受けてラム自身も振動する。従つて従
来技術においてはラムの振れは装置の振動に起因
する振れと、前記楔効果に起因する振れとが重な
り大きな振れとなつていた。 このような状況においてラムの振れを小さく抑
えるためには、通常ラムの外径を大きくし、ラム
の撓みに対する剛性を増すことで容易に解決出来
るが、絞り−しごき缶成形機においては、ラム1
の外径はポンチ4の外径より小さくなければなら
ないとの制約条件がある。即ちラムの外径は製品
の胴部寸法により制約されるため安易に大きく出
来ない。 従つて本考案は前記の制約条件を満足させ、ラ
ム外径を大きくしないで、且つラムの振れを小さ
く抑える方法として前記楔効果に起因するラムの
上下方向への動きを抑制し、総体的にポンチ1の
振れを小さくすることに成功した。 その方法は第10図bに示すように、静圧油軸
受のブツシング16を少なくとも3組接近して配
置することである。即ち第10図aに示す従来技
術における2個の静圧油軸受のブツシング16′
の中間に新たに静圧油軸受のブツシングを設け
る。前記のように、ブツシングが2個の場合は、
第10図aに示すように、ラム1が2個の静圧油
軸受のブツシングの中間で、ラムの自重による撓
みのために上に弓なりになつており、その中央部
のラムの位置は2個の静圧油軸受のブツシング内
の夫々のラムの位置よりも高く(図面では上方
に)なつている。従つて2個の静圧油軸受のブツ
シングの中間に新たにブツシングを設けることに
より、高い位置に(図面では上方に)あるラムを
押し下げて、第10図bに示すように3個の静圧
油軸受のブツシング内のラム1はほぼ一直線に保
持される。その結果各静圧油軸受のブツシング内
でのラムの傾きが改善され、従来技術におけるよ
うな前記楔効果によるラムの動きがなくなり、総
体的にラム1の振れ、即ちポンチ1の振れが大巾
に改善される。 本考案の先端部に絞り−しごき成形用ポンチが
着設されたラム支持装置は、スライドヨークの各
摺動部は長手方向に沿い少なくとも2組の静圧摺
動用油ポケツトが設けられ、またラムは長手方向
に沿い少なくとも3組の油ポケツトを有する静圧
軸受により支承されているので、ラムが高速で往
復動しても発熱、摩耗が実質的に起らず、ラムの
振れが大幅に減少するという効果を有する。従つ
て缶胴壁部のダイス部における破断、およびポン
チやダイスの傷つき、ならびにストリツパーでの
抜取り時のトラブル等が防止でき、従来不可能で
あつた高速絞り−しごき製缶が実現されるという
メリツトを有する。 以下具体例について説明する。 具体例 第1図の型式の絞り−しごき成形装置におい
て、摺動部9の長手方向に沿い設けられた油ポケ
ツト12が2組および1組の場合、ならびにラム
1の静圧軸受装置3の長手方向に沿い設けられた
油ポケツト17が3組および2組の場合の組合せ
について、ダイス装置5の最終ダイス5aの位置
におけるポンチ4の振れの振幅測定した。 振幅測定装置の構成を第11図に示す。25は
変位センサー(渦電流方式で、対向するポンチ4
の部分との間の距離を測定する。測定精度1μm)
26a,26b,26cおよび26dの取付け用
リングであり、27a,27b,27cおよび2
7dは増幅器であり、28は減算回路であつて、
増幅器27aおよび27bの出力間の減算および
増幅器27cおよび27dの出力間の減算を行な
う。29はA−D変換回路であつてその出力はマ
イクロコンピユター30に入力する。マイクロコ
ンピユター30で演算されたデータは、プリンタ
ー31に出力される。 リング25は、ダイス5aの取付けリング5b
(第1図)を取外して、その位置に、変位センサ
ー26c,26dが垂直方向に、26a,26b
が水平方向に向くようにして据付けられる。従つ
て増幅器27aと27bの出力の減算値X1は、
ポンチ4の中心のリング25の中心に対する水平
方向変位の2倍の値を示す。同様に増幅器27c
と27dの出力の減算値X2は、ポンチ4の中心
のリング25の中心に対する垂直方向変位の2倍
の値を示す。データのサンプリングは2mS毎に行
ない、マイクロコンピユータ30で演算された測
定期間中のMAX値(読込んだ値の中で、+,−を
含めての最大値であつて、ポンチ4の中心の最大
変位量を示す)をプリンタ31に表示して求め
た。 摺動部9に設けられた油ポケツト12の長さは
60mm、幅13mm、深さ8mmに統一し、加圧油の1次
圧を100Kg/cm2、2次圧を50Kg/cm2に設定した。
また静圧軸受装置3に設けられた油ポケツト17
の長さは56mm、幅22mm、ブツシング内面16aの
長さ20mm、油溜り22の長さ45mm(3組の場合)、
および185mm(2組の場合)に統一し、加圧油の
1次圧を100Kg/cm2、2次圧を50Kg/cm2に設定し
た。ラム1の直径は50mm、ラム1の基部よりポン
チ4の先端部までの長さ1345mmで、ラム1のスト
ロークは650mmであつた。 ラム1の毎分当りのストローク数を変えて、変
位測定を行なつた結果を第1表に示す。 【表】
註:(1) 毎分当りのストローク数
第1図は本考案の装置が適用される絞り−しご
き成形装置の例の一部切断要部平面図、第2図は
第1図の−線に沿う縦断面図、第3図は第1
図の装置のスライドヨークの平面図、第4図は第
3図のスライドヨークの側面図、第5図は第3図
の−線に沿う縦断面図、第6図はスライドヨ
ークの摺動部の長手方向に沿う説明用縦断面図で
あつて第6図a,fは本考案の場合を示す図面、
第6図b,c,d,eは比較例の場合を示す図
面、第7図は第1図の−線に沿う縦断面図で
あつて、ラムの軸受装置を示す図面、第8図は第
1図の−線に沿う縦断面図、第9図は第8図
の−線に沿う断面図であつて、油ポケツトの
ラム長手方向配置を示す図面、第10図はラムの
軸受装置の長手方向に沿う説明用要部断面図であ
つて、第10図aは比較例の場合を示す図面、第
10図bは本考案の場合を示す図面、第11図は
ラムの振れ測定装置のブロツク図である。 1……ラム、2……スライドヨーク、3……静
圧軸受装置、4……ポンチ、9……摺動部、12
……静圧摺動用油ポケツト、16a……ブツシン
グ内面、17……油ポケツト。
き成形装置の例の一部切断要部平面図、第2図は
第1図の−線に沿う縦断面図、第3図は第1
図の装置のスライドヨークの平面図、第4図は第
3図のスライドヨークの側面図、第5図は第3図
の−線に沿う縦断面図、第6図はスライドヨ
ークの摺動部の長手方向に沿う説明用縦断面図で
あつて第6図a,fは本考案の場合を示す図面、
第6図b,c,d,eは比較例の場合を示す図
面、第7図は第1図の−線に沿う縦断面図で
あつて、ラムの軸受装置を示す図面、第8図は第
1図の−線に沿う縦断面図、第9図は第8図
の−線に沿う断面図であつて、油ポケツトの
ラム長手方向配置を示す図面、第10図はラムの
軸受装置の長手方向に沿う説明用要部断面図であ
つて、第10図aは比較例の場合を示す図面、第
10図bは本考案の場合を示す図面、第11図は
ラムの振れ測定装置のブロツク図である。 1……ラム、2……スライドヨーク、3……静
圧軸受装置、4……ポンチ、9……摺動部、12
……静圧摺動用油ポケツト、16a……ブツシン
グ内面、17……油ポケツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水平方向に高速で往復する、先端部に絞り−
しごき成形用ポンチが着設されたラムを支持す
る装置において、該ラムの基部は該ラムを駆動
するためのスライドヨークに固設されており、
該スライドヨークの各摺動部は長手方向に沿い
少なくとも2組の静圧摺動用油ポケツトを備
え、該ラムは長手方向に沿い少なくとも3組の
油ポケツトを有する静圧軸受により支承されて
いることを特徴とするラムの支持装置。 (2) 静圧軸受の各ブツシング内面が同時研磨仕上
により同一仮想円筒面上に形成されている実用
新案登録請求の範囲第1項記載のラムの支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP218582U JPS58107299U (ja) | 1982-01-13 | 1982-01-13 | ラムの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP218582U JPS58107299U (ja) | 1982-01-13 | 1982-01-13 | ラムの支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58107299U JPS58107299U (ja) | 1983-07-21 |
JPS6344240Y2 true JPS6344240Y2 (ja) | 1988-11-17 |
Family
ID=30015170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP218582U Granted JPS58107299U (ja) | 1982-01-13 | 1982-01-13 | ラムの支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58107299U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3912745A1 (en) * | 2013-08-28 | 2021-11-24 | Stolle Machinery Company, LLC | Outboard hydrostatic bearing assembly for can bodymaker |
JP6305540B2 (ja) * | 2013-08-28 | 2018-04-04 | ストール マシーナリ カンパニー, エルエルシーStolle Machinery Company, LLC | ラムの垂れに対処する機構及び設計 |
JP6779309B2 (ja) * | 2016-01-12 | 2020-11-04 | ストール マシーナリ カンパニー, エルエルシーStolle Machinery Company, LLC | 缶ボディ製造機用のキャリッジアセンブリのガイドベアリングアセンブリ及び缶ボディ製造機 |
-
1982
- 1982-01-13 JP JP218582U patent/JPS58107299U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58107299U (ja) | 1983-07-21 |
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