JPS6343437Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6343437Y2 JPS6343437Y2 JP1984072830U JP7283084U JPS6343437Y2 JP S6343437 Y2 JPS6343437 Y2 JP S6343437Y2 JP 1984072830 U JP1984072830 U JP 1984072830U JP 7283084 U JP7283084 U JP 7283084U JP S6343437 Y2 JPS6343437 Y2 JP S6343437Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing bars
- pump
- concrete
- casing
- slabs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 26
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 23
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 10
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、コンクリートケーシングポンプの配
筋の改良に関する。
筋の改良に関する。
従来のコンクリートケーシングポンプを第１〜
４図に基き説明する。第１図は一般的なコンクリ
ートケーシングポンプの縦断面図、第２図は第１
図の−断面図にして、図に於て吸込流路１内
の流体はポンプ羽根車２により圧力が与えられ、
上床版３、下床版４およびそれらを繋ぐ隔壁５と
で形成されるコンクリート製のポンプケーシング
６内の流路を通つて吐出流路７へ流れる。この内
圧により、ポンプケーシング６は常に外側に膨ら
む応力が作用している。
４図に基き説明する。第１図は一般的なコンクリ
ートケーシングポンプの縦断面図、第２図は第１
図の−断面図にして、図に於て吸込流路１内
の流体はポンプ羽根車２により圧力が与えられ、
上床版３、下床版４およびそれらを繋ぐ隔壁５と
で形成されるコンクリート製のポンプケーシング
６内の流路を通つて吐出流路７へ流れる。この内
圧により、ポンプケーシング６は常に外側に膨ら
む応力が作用している。
第３図は一般的なコンクリートケーシングポン
プの上床版の平面図にして、図に於てイに示す上
床版３の上側外面では円孔部８周辺に円周矢印方
向に引張応力が、またロに示す上床版３の下側流
路面では上床版３と隔壁５との成す内角部に放射
矢印方向に引張応力がそれぞれ作用している。図
示しない下床版に於ても下側外面と上側流路面と
に同様の引張応力がそれぞれ作用している。第４
図は従来のコンクリートケーシングポンプに於け
るケーシング内鉄筋の平面図にして、図に於てイ
に示す上床版３の内部とロに示す隔壁５の内部に
それぞれ直行する格子状に組まれた鉄筋９が配設
されている。図示しない下床版の内部に於てもイ
に示す上床版３の内部と同様に鉄筋９が配設され
ている。コンクリートケーシングポンプに於ても
一般の鉄筋コンクリート構造物と同様に圧縮力は
コンクリートで引張応力は鉄筋で受けるが、上記
のように従来のコンクリートケーシングポンプに
於ては第３図に示される上下床版に作用する引張
応力の方向と第４図イに示される上下床版の鉄筋
の配設方向とが一致していないため強度確保上鉄
筋を多量に要し、また隔壁の配列と上下床版に於
ける鉄筋の配設とが一致していないため隔壁の縦
方向の鉄筋を上下床版の鉄筋に繋込む際に場所に
より無理を生じ、更に上下床版の円孔部周縁に於
ては鉄筋の端部が環状とはならないためコンクリ
ートの被りが不均一となつて強度に差が出るなど
の欠点がある。
プの上床版の平面図にして、図に於てイに示す上
床版３の上側外面では円孔部８周辺に円周矢印方
向に引張応力が、またロに示す上床版３の下側流
路面では上床版３と隔壁５との成す内角部に放射
矢印方向に引張応力がそれぞれ作用している。図
示しない下床版に於ても下側外面と上側流路面と
に同様の引張応力がそれぞれ作用している。第４
図は従来のコンクリートケーシングポンプに於け
るケーシング内鉄筋の平面図にして、図に於てイ
に示す上床版３の内部とロに示す隔壁５の内部に
それぞれ直行する格子状に組まれた鉄筋９が配設
されている。図示しない下床版の内部に於てもイ
に示す上床版３の内部と同様に鉄筋９が配設され
ている。コンクリートケーシングポンプに於ても
一般の鉄筋コンクリート構造物と同様に圧縮力は
コンクリートで引張応力は鉄筋で受けるが、上記
のように従来のコンクリートケーシングポンプに
於ては第３図に示される上下床版に作用する引張
応力の方向と第４図イに示される上下床版の鉄筋
の配設方向とが一致していないため強度確保上鉄
筋を多量に要し、また隔壁の配列と上下床版に於
ける鉄筋の配設とが一致していないため隔壁の縦
方向の鉄筋を上下床版の鉄筋に繋込む際に場所に
より無理を生じ、更に上下床版の円孔部周縁に於
ては鉄筋の端部が環状とはならないためコンクリ
ートの被りが不均一となつて強度に差が出るなど
の欠点がある。
本考案は上記欠点を解消し効率良く配筋するこ
とを目的として、ポンプケーシングの上床版およ
び下床版の内部にポンプ本体を中心として円周方
向と放射方向とに鉄筋を配設してなる構成を特徴
とするコンクリートケーシングポンプを提供する
ものである。即ち、上下床版の鉄筋は円孔部を中
心として円周方向と放射方向とに配設されている
ので、第３図に示される上下床版に作用する引張
応力の方向と鉄筋の配設方向とが一致して鉄筋が
引張応力を効率良く受けることが出来、また隔壁
の配列と上下床版に於ける円周方向の鉄筋の配設
とが一致して隔壁の縦方向の鉄筋を上下床版の鉄
筋に無理なく円滑に繋込むことが出来、更に上下
床版の円孔部周縁に於て周縁と円周方向の鉄筋と
が平行となりコンクリートの被りを均一とするこ
とが出来る。これらの作用により、(イ)ポンプケー
シングに適正で均一な強度が保持され、(ロ)鉄筋
量、部材厚の低減により経費が節減され、(ハ)コン
クリート硬化時の熱応力によるクラツクが抑制さ
れ、(ニ)コンクリートの乾燥による収縮量が低減さ
れるなどの効果が奏せられる。
とを目的として、ポンプケーシングの上床版およ
び下床版の内部にポンプ本体を中心として円周方
向と放射方向とに鉄筋を配設してなる構成を特徴
とするコンクリートケーシングポンプを提供する
ものである。即ち、上下床版の鉄筋は円孔部を中
心として円周方向と放射方向とに配設されている
ので、第３図に示される上下床版に作用する引張
応力の方向と鉄筋の配設方向とが一致して鉄筋が
引張応力を効率良く受けることが出来、また隔壁
の配列と上下床版に於ける円周方向の鉄筋の配設
とが一致して隔壁の縦方向の鉄筋を上下床版の鉄
筋に無理なく円滑に繋込むことが出来、更に上下
床版の円孔部周縁に於て周縁と円周方向の鉄筋と
が平行となりコンクリートの被りを均一とするこ
とが出来る。これらの作用により、(イ)ポンプケー
シングに適正で均一な強度が保持され、(ロ)鉄筋
量、部材厚の低減により経費が節減され、(ハ)コン
クリート硬化時の熱応力によるクラツクが抑制さ
れ、(ニ)コンクリートの乾燥による収縮量が低減さ
れるなどの効果が奏せられる。
本考案の構成と作用を具体的に第５図に示す一
実施例に基き説明する。第５図は本考案を適用し
たコンクリートケーシングポンプに於ける上床版
内鉄筋の平面図にして、図に於て鉄筋９は円孔部
８を中心として円周方向と放射方向とに配設され
ている。図示しない下床版に於ても同様である。
これにより、第３図に示される上下床版に作用す
る引張応力の方向と鉄筋９の配設方向とが一致し
て鉄筋９が引張応力を効率良く受けることが出
来、また隔壁５の配列と上下床版に於ける円周方
向の鉄筋９の配設とが一致して隔壁５の縦方向の
鉄筋９を上下床版の鉄筋９に無理なく円滑に繋込
むことが出来、更に上下床版の円孔部８周縁に於
て周縁と円周方向の鉄筋９とが平行となりコンク
リートの被りを均一とすることが出来る。
実施例に基き説明する。第５図は本考案を適用し
たコンクリートケーシングポンプに於ける上床版
内鉄筋の平面図にして、図に於て鉄筋９は円孔部
８を中心として円周方向と放射方向とに配設され
ている。図示しない下床版に於ても同様である。
これにより、第３図に示される上下床版に作用す
る引張応力の方向と鉄筋９の配設方向とが一致し
て鉄筋９が引張応力を効率良く受けることが出
来、また隔壁５の配列と上下床版に於ける円周方
向の鉄筋９の配設とが一致して隔壁５の縦方向の
鉄筋９を上下床版の鉄筋９に無理なく円滑に繋込
むことが出来、更に上下床版の円孔部８周縁に於
て周縁と円周方向の鉄筋９とが平行となりコンク
リートの被りを均一とすることが出来る。
第１図は一般的なコンクリートケーシングポン
プの縦断面図、第２図は第１図の−断面図、
第３図は一般的なコンクリートケーシングポンプ
の上床版の平面図、第４図は従来のコンクリート
ケーシングポンプに於けるケーシング内鉄筋の平
面図、第５図は本考案を適用したコンクリートケ
ーシングポンプに於ける上床版内鉄筋の平面図で
ある。 ２……ポンプ羽根車、３……上床版、４……下
床版、９……鉄筋。
プの縦断面図、第２図は第１図の−断面図、
第３図は一般的なコンクリートケーシングポンプ
の上床版の平面図、第４図は従来のコンクリート
ケーシングポンプに於けるケーシング内鉄筋の平
面図、第５図は本考案を適用したコンクリートケ
ーシングポンプに於ける上床版内鉄筋の平面図で
ある。 ２……ポンプ羽根車、３……上床版、４……下
床版、９……鉄筋。
Claims (1)
- ポンプケーシングの上床版および下床版の内部
にポンプ本体を中心として円周方向と放射方向と
に鉄筋を配設してなることを特徴とするコンクリ
ートケーシングポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7283084U JPS60185098U (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | コンクリ−トケ−シングポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7283084U JPS60185098U (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | コンクリ−トケ−シングポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60185098U JPS60185098U (ja) | 1985-12-07 |
| JPS6343437Y2 true JPS6343437Y2 (ja) | 1988-11-11 |
Family
ID=30611608
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7283084U Granted JPS60185098U (ja) | 1984-05-18 | 1984-05-18 | コンクリ−トケ−シングポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60185098U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519345A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-12 | Toda Construction | Method of arranging wall reinforcing iron |
| JPS5827118U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-21 | 三洋電機株式会社 | 梱包装置 |
-
1984
- 1984-05-18 JP JP7283084U patent/JPS60185098U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519345A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-12 | Toda Construction | Method of arranging wall reinforcing iron |
| JPS5827118U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-21 | 三洋電機株式会社 | 梱包装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60185098U (ja) | 1985-12-07 |
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