JPS63433Y2 - - Google Patents

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JPS63433Y2
JPS63433Y2 JP13801681U JP13801681U JPS63433Y2 JP S63433 Y2 JPS63433 Y2 JP S63433Y2 JP 13801681 U JP13801681 U JP 13801681U JP 13801681 U JP13801681 U JP 13801681U JP S63433 Y2 JPS63433 Y2 JP S63433Y2
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JP
Japan
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heat insulating
calcium silicate
metal foil
heat transfer
silicate
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JP13801681U
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【考案の詳細な説明】 本考案は輻射伝熱を低下させた断熱材であつ
て、特に内外槽間を真空にして断熱するにあたつ
て内外槽にかかる荷重を支えるために内外槽間に
充填する断熱性能の秀れた真空断熱用支持材に好
適な断熱材に関するものである。
一般に断熱層を形成するにあたつては、熱伝達
に寄与する断熱層に介在する固体の伝導伝熱、空
気の伝導及び対流伝熱、更には熱線の輻射伝熱等
の伝熱因子を低減させるよう考慮される。そし
て、固体の伝導伝熱については熱伝導度の小さい
いわゆる断熱材を使用することによつて対処し、
空気の伝導及び対流伝熱については形成すべき断
熱層に存在する空気を排除し真空空間を形成する
ようにし、更には輻射伝熱については入射してく
る熱線を反射して遮断するよう表面に光沢がある
金属箔等を形成すべき断熱層に用いるようにして
対処している。そして、上述の如き要件を考慮し
た断熱方法として、パーライト、シリカエアロゲ
ル等の粉末断熱材に光沢ある金属たとえばアルミ
ニウムの粉や細片を混入せしめて、内外槽間に充
填しそして該内外槽間を真空排気して断熱空間を
形成する方法がある。しかし、この方法では粉末
断熱材と金属粉や細片との密度の差異により、均
一な分散が困難で、断熱空間に充填密度の偏りが
生じ、特に振動等によつてその偏りはより一層著
しくなる。それ故、断熱効果が不安定となり断熱
性能を損う欠点を有していた。又別の例としては
プラスチツクフオームの如き有機材料よりなる成
型断熱材を使用し、該断熱材の間に光沢あるアル
ミニウムの如き金属箔を介在せしめて層状に形成
せしめて内外槽間に充填する方法がある。しか
し、この方法では成型体として強度が弱く、真空
断熱を施す場合に内外槽にかかる真空荷重を支え
ることが困難であるばかりでなく、真空排気操作
により有機材料であるため有機ガスを放出し、真
空を保持するのに問題があつた。
このようなことより従来断熱材料として用いら
れている珪酸カルシウム成型体が、連続開気孔の
多孔性を有する無機材料で、熱伝導度が低くかつ
強度が強いことに着目し、本考案はこれを真空断
熱用の支持材として使用する場合、特に輻射伝熱
を遮断するための光沢ある金属箔を前記珪酸カル
シウム成型体間に極めて密着して接合した状態で
層状に介在せしめて一体構造とし、前記珪酸カル
シウムの本来有している多孔性と、低い熱伝導度
の断熱因子の外に輻射熱遮蔽機能をも具備せしめ
ることを可能とした、極めて断熱性能を向上せし
める真空断熱用支持材に好適な断熱材である。
以下、本考案の断熱材の一例を図面により説明
する。図中1a,1b,1cは珪酸カルシウム成
型体で、珪酸原料と石灰原料と水とを混合し、オ
ートクレーブ中で高温・高圧下の水熱反応により
得られた珪酸カルシウムに適宜ガラス繊維等の無
機繊維材を補強剤として添加し、圧縮成型した後
乾燥して得られる連続開気孔構造の多孔性を有す
るものである。2は表面が光沢ある金属箔で、た
とえばアルミニウム、ステンレス、スズ、銅等の
金属箔が好ましい。そして本考案の断熱材Mは、
前記珪酸カルシウム1aと1b、1bと1cとの
間にそれぞれ前記金属箔2を介在せしめてそれぞ
れを層状に密着接合して一体構造に形成するので
あるが、本考案では層状に密着接合にあたり、珪
酸カルシウム1a,1b,1cの各接合表面部を
シリカゾル、アルミナゾル、珪酸エチル、あるい
は珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等のアルカリ金
属珪酸塩の水溶液を含浸させて硬化層3を形成せ
しめる。そしてこの形成された硬化層3は珪酸カ
ルシウム成型体の特性である連続開気孔構造を充
分保持した層で、かつ接着剤の均一な展開と分散
を可能とする表面を形成する。ついで該硬化層3
と金属箔2とを接着剤により密着接合せしめて、
珪酸カルシウム1aと1b、との間、又1bと1
cとの間に金属箔2を介在せしめた一体構造の層
状断熱材Mを形成せしめる。なお接着剤としては
シリカあるいはシリカアルミナを基剤として、糊
剤として珪酸ナトリウム類を添加した水性ペース
ト状の無機系接着剤を使用することが好ましい。
以上のようにして得られた断熱材Mは、珪酸カ
ルシウムの接合表面部を硬化処理しているため、
接着剤の展開、分散を極めて均一に塗布すること
が可能となるので、珪酸カルシウム−金属箔−珪
酸カルシウムの層状接合が極めて緊密に行なわれ
強度の強化された一体的構造体が形成される。し
かも珪酸カルシウムの本来保有する連続開気孔構
造、及び低い熱伝導度更には圧縮強度を維持して
真空断熱を施すための、固体の伝導伝熱の低減、
空気層の伝導及び対流伝熱の低減等の必要条件を
満している上に更に、輻射熱の遮断機能を具備し
て、より一層断熱性能を向上せしめて真空断熱用
支持材として著しい効果を発揮するとともに輻射
伝熱の遮断機能を具備した断熱材として常圧でも
優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の断熱材の説明図で、1a,1
b,1cは珪酸カルシウム成型体、2は金属箔、
3は硬化層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面をシリカゾル、アルミナゾル、珪酸エチ
    ル、アルカリ金属珪酸塩のいずれか1つで硬化処
    理した複数の珪酸カルシウム成型体間に金属箔を
    介装して接着し積層化されてなる断熱材。
JP13801681U 1981-09-17 1981-09-17 断熱材 Granted JPS5842134U (ja)

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JP13801681U JPS5842134U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 断熱材

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JP13801681U JPS5842134U (ja) 1981-09-17 1981-09-17 断熱材

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Publication Number Publication Date
JPS5842134U JPS5842134U (ja) 1983-03-19
JPS63433Y2 true JPS63433Y2 (ja) 1988-01-07

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ID=29931254

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JPS5842134U (ja) 1983-03-19

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