JPS6343319B2 - - Google Patents

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JPS6343319B2
JPS6343319B2 JP58119633A JP11963383A JPS6343319B2 JP S6343319 B2 JPS6343319 B2 JP S6343319B2 JP 58119633 A JP58119633 A JP 58119633A JP 11963383 A JP11963383 A JP 11963383A JP S6343319 B2 JPS6343319 B2 JP S6343319B2
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JP
Japan
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torque
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signal
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counter
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JP58119633A
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JPS6012499A (ja
Inventor
Yoji Nakamura
Akira Yoshisue
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS6012499A publication Critical patent/JPS6012499A/ja
Publication of JPS6343319B2 publication Critical patent/JPS6343319B2/ja
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、モートルの駆動力を増減させ荷物
吊上機構の荷物吊上力を調節して、操作レバーの
操作変位に応じた速度で荷物を昇降する可変速の
荷役運搬機の改良に関するものである。
〔従来の技術〕 従来この種の検出方法として第1図に示すもの
があつた。図において、1はバネの弾性力により
中立位置即ち停止指示位置に自己復帰する上下方
向に同角度範囲回動自在な操作レバーであり、実
公昭50−8387号公報等に開示されているものと同
様のものである。2は歯車等から構成され上記操
作レバー1の操作角変位量を増幅する増速機、3
はこの増速機2により増幅された操作角変位量だ
け入力軸が回転する1回転形のボテンシヨメー
タ、4はこのボテンシヨメータ3の入力軸と共に
回転する接触子3aの電圧を出力する操作角検出
端子、5はこの操作角検出端子4からの出力に応
じて駆動制御される電動機、6はこの電動機5に
より駆動され、荷物7を昇降する荷物吊上機構で
ある。
上記のように構成されたものにおいて、操作レ
バー1の無操作状態では、バネの弾性力により操
作レバー1は停止指示位置である水平状態に自己
復帰される。この停止位置ではボテンシヨメータ
3内の接触子3aは、一端を+Eボルト、他端を
−Eボルトに夫々接続された抵抗素子の中点に位
置することになり、操作角検出端子4からは停止
指示信号となる零ボルトが出力される。
ここで、操作レバー1を上側に倒すと、その傾
斜角度に増速機2の操作角変位量増幅率を乗じた
角度だけボテンシヨメータ3内の接触子3aが+
E側に回転する。その結果、操作角検出端子4は
操作レバー1の操作角に比例したプラスの電圧を
上昇指示信号として出力する。
次に操作レバー1を下側に倒すと、その傾斜角
度に増速機2の操作角変位量増幅率を乗じた角度
だけボテンシヨメータ3内の接触子3aが−E側
に回転する。その結果、操作角検出端子4は操作
レバー1の操作角に比例したマイナスの電圧を下
降指示信号として出力する。このため、電動機5
は上昇指示信号又は下降指示信号の大きさに応じ
て駆動され、荷物7は、荷物吊上機構6を介して
上昇又は下降する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の装置は以上述べたように構成されている
ので、操作レバーの回動による速度設定信号の変
化が大きく増幅されて電動機に給電されることに
なり、応答性は良いが、電動機が急激に駆動さ
れ、荷物吊上機構に大きな衝撃荷重が印加される
と共にトルクが変動するという振動現象も生じ易
い問題点があり、また操作レバーが停止指示位置
にあるにも拘らず、荷物が非常に遅い速度ではあ
るが下降するなどの問題点があつた。
また、過荷重を検出できるように構成する場合
には、過荷重を検出する圧力検出器が必要となる
という問題点があつた。
この発明はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、急激なトルク変動に起因した振動の
発生、及び荷物吊上機構への衝撃荷重を抑制で
き、また、操作レバーが停止指示位置にある場合
には荷物の下降を防止でき、更に、圧力検出器を
用いることなく過荷重を検出できる荷役運搬機を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る荷役運搬機は、荷物を吊上げる
ための荷物吊上機構と、この荷物吊上機構を駆動
する電動機と、回転操作され、上記荷物吊上機構
の最小単位移動量を指示するパルスを上記回転操
作量に応じた数だけ発生する移動量設定手段と、
上記荷物吊上機構の移動量を検出する移動量検出
手段と、上記移動量設定手段からの信号を累積し
た値から上記移動量検出手段からの信号を累減
し、その偏差信号に対応したアナログ量をトルク
指令出力とする位置−トルク変換手段と、上記荷
物吊上機構の上昇速度を判定する上昇速度判定手
段、上記上昇速度が遅い場合には上記位置−トル
ク変換手段のトルクを制御して出力し、上昇速度
が所定値以上の場合には上記位置−トルク変換手
段の値を出力するトルク指示制限手段、このトル
ク指示制限手段からの信号に応じて上記電動機に
所要のトルクを発生させる駆動手段を備えたもの
である。
〔作用〕
この発明においては、荷物吊上機構の最小単位
移動量を指示するパルスが移動量設定手段の回転
操作量に応じた数だけこの移動量設定手段から出
力され、この出力が、位置−トルク変換手段によ
つて累積され、更にこの累積値から移動量検出手
段からの信号が累減され、位置−トルク変換手段
からはその位置信号に対応したアナログ量がトル
ク指令出力として出力される。一方、上昇速度判
定手段で上昇速度が遅いと判断した場合には、ト
ルク指示制限手段は位置−トルク変換手段のトル
クを制限して出力し、また、上昇速度判定手段で
上昇速度が所定値以上の場合には、トルク指示制
限手段は位置−トルク変換手段の値を出力してお
り、過荷重が検出され、装置の保護が図られる。
〔実施例〕
以下この発明の一実施例を第2図ないし第8図
で説明する。図中、8は操作レバー1の操作角を
検出するレバー角検出手段、9はこのレバー角検
出手段8の出力に応じて移動量指示パルスを出力
するレバー角−位置設定変換手段、10はレバー
角−位置設定変換手段9の移動量指示パルスと後
述する位置検出手段14からの移動量フイードバ
ツク検出パルスを比較して偏差信号パルスを出力
する加算手段、11はこの偏差信号パルスを累積
累減してトルク信号に変換する位置−トルク変換
手段(以下P−T変換手段と記す)、12はこの
P−T変換手段11からの信号と後述する速度成
分抽出手段15からの信号との偏差信号をトルク
信号として出力する加算手段、13はこの加算手
段12からのトルク信号に対応したトルクで後述
する電動機5を駆動する駆動手段、14は上記電
動機5の回転角移動量を検出する位置検出手段
で、単位回転角変位毎に上昇移動量検出パルスあ
るいは下降移動量検出パルスが位置フイードバツ
ク信号として出力される。15は位置検出手段1
4からの信号から速度成分を抽出し、上記加算手
段12に速度フイードバツク信号を出力する速度
成分抽出手段である。24は上昇速度が設定され
た値より遅いか早いかを判断する上昇速度判定手
段で、遅い場合には、荷物吊上機構6に過荷重が
加わつているものと判断している。25は上昇速
度判定手段24で、上昇速度が遅いと判断された
場合には過荷重を防止するために制限したトルク
を駆動手段13に出力すると共に、上昇速度が所
定値以上の場合又は下降の場合には加算手段12
の出力を直接に駆動手段13に出力している。1
6は増速機2の出力軸に連結された円板で、原点
位置に貫通穴16aが形成されている。17は原
点検出手段を構成するフオトインタラプタで、円
板16の一面側に発光ダイオード17aとフオト
トランジスタ17bとを有している。なお、円板
16とフオトインタラプタ17は、操作レバー1
の停止位置においては、発光ダイオード17aか
らの光は貫通穴16aを透過し、操作レバー1を
操作した位置においては、発光ダイオード17a
の光がフオトトランジスタ17bに反射されるよ
うにセツトされている。R1は発光ダイオード1
7aの電流を制限する抵抗、R2は発光ダイオー
ド17aからの光が貫通穴16aを透過してフオ
トトランジスタ17bが非導通状態である時に第
4図に示す原点指示の零出力電圧を得る抵抗、1
8は円板16と共に回動し、第5図に示す90゜の
位相差の2相信号を出力するインクリーズ方式の
ロータリエンコーダ、19,20,21は夫々A
相出力端子、B相出力端子、原点出力端子であ
る。22はA相出力信号とB相出力信号の2相信
号により回転方向を判別する回転方向判別回路で
操作ハンドル1を正回転させると上昇移動量指示
パルス(以下上昇指示パルスと記す)300、逆
回転させると下降移動量指示パルス(以下下降指
示パルスと記す)301を出力する。23はこの
回転方向判別回路22により判別された回転方向
の出力信号即ち上昇指示パルス300又は下降指
示パルス301を漸増又漸減するアツプダウンカ
ウンタで、原点出力端子21からの原点出力信号
を基準としてアツプ又はダウンカウントし、操作
レバー1の操作角に対応して角度信号を位置設定
信号として出力するものである。302はマイク
ロコンピユータで、入力回路303CPU304、
メモリ305、出力回路306を有しており、第
8図のフローチヤートに示すプログラムがメモリ
305に記憶されている。303a,303bは
夫々上昇検出パルスカウンタ、下降検出パルスカ
ウンタであり、以下夫々カウンタと記す。305
a及び305bは夫々第1のトルクカウンタ及び
第2のトルクカウンタ、307はマイクロコンピ
ユータ302からのトルクに対応したデイジタル
信号を受けてアナログ電圧であるトルク信号を出
力するデイジタル−アナログ変換回路(以下D/
A変換回路と記す)、308は上記トルク信号に
対応してトライアツクからなる制御素子309の
点弧角を制御することによりトルクモータである
コンデンサモータからなる電動機5のトルク出力
を加減する位相制御回路、310は電動機の移動
量を検出するロータリーエンコーダで上記電動機
5に連結されており、電動機5が回転すると正回
転逆回転を識別するため90度位相のくい違つた二
つの短形波からなる検出二相信号311を出力す
る。
312は上記ロータリエンコーダ310からの
検出信号311を受けて上記電動機5の単位回転
角変位毎にパルスを出力する検出用回転方向判別
回路で、前記荷物7が上昇する方向に上記電動機
5が回転している時は上昇移動量検出パルス(以
下上昇検出パルスと記す)313を、そして下降
する方向に回転している時は下降移動量検出パル
ス(以下下降検出パルスと記す)314を位置フ
イードバツク信号として出力する。
上記のように構成されたものにおいて、まず、
レバー角検出手段8により操作レバー1の操作角
度が検出され、この操作角度はレバー角−位置設
定変換手段によりその操作角度に応じた位置設定
信号に変換される。一方、位置検出手段14は荷
物吊上機構6の移動量が電動機5の回転角度とし
て検出され加算手段10に出力されているため、
加算手段10はレバー角−位置設定変換手段9の
位置設定信号と位置検出手段14の移動量にもと
づく位置信号との偏差信号を出力し、P−T変換
手段11ではその値を累積累減し、トルク信号に
変換する。また、位置検出手段14の位置信号は
速度成分抽出手段15によつて速度成分が抽出さ
れ、加算手段12に出力されているため、加算手
段12はP−T変換手段11と速度成分抽出手段
15の速度成分との偏差信号を駆動手段13に出
力する。このため、電動機5はトルク値に対応し
た駆動手段13からの信号により駆動され、荷物
吊上機構6を介して荷物7を昇降させる。このよ
うに、レバー角−位置設定変換手段9の位置設定
信号に、位置検出手段14からの位置フイードバ
ツク信号と、速度成分抽出手段15からの速度フ
イードバツク信号が与えられることになる。
次に第3図で示す具体的回路の動作を説明す
る。まず、操作レバー1が停止指示位置に位置
し、中立状態にある場合には円板16の貫通穴1
6aが発光ダイオード17aに対向しているの
で、発光ダイオード17aからの光が貫通穴16
aを透過し、光はフオトトランジスタ17bに達
することがなく、フオトトランジスタ17bは非
導通状態となり、抵抗R2の端子、即ち原点出力
端子21は第4図に示すように+Vccから零に変
化する。このため、アツプダウンカウンタ23は
リセツトされ、入力信号を受け入れ得ない状態と
なる。ここで、操作レバー1を例えば上方向に回
転させると、円板16とロータリーエンコーダ1
8の入力軸とが、操作レバー1の操作角度に増速
機2の角度増幅度を乗じた角度だけ回動し、発光
ダイオード17aの光は円板16に反射され、フ
オトトランジスタ17bに受光され、原点出力端
子21は第4図のように上昇指示位置を示し、ア
ツプダウンカウンタ23は入力信号を受け入れ得
る状態になる。一方、ロータリーエンコーダ18
は第5図に示すように90゜の位相差をもつて操作
レバー1の操作角度に応じたパルス数のA相出力
パルスとB相出力パルスを夫々A相出力端子19
とB相出力端子20に出力する。この2相信号は
更に回転方向判別回路22に入力され、回転方向
が判別され、回転方向判別回路22からは上昇指
示パルス300が出力される。この上昇指示パル
ス300はアツプダウンカウンタ23に入力され
てアツプカウントされ、角度信号が位置指示信号
に変換されたことになる。次に操作レバー1を再
び停止指示位置に戻すと、発光ダイオード17a
の光が貫通穴16aを透過することになり、フオ
トトランジスタ17bは受光しないので、再び原
点出力端子には零が出力され、アツプダウンカウ
ンタ23がリセツトされる。ここで、操作レバー
1を下方向に回動させると、その操作角度に応じ
たパルス数の2相信号がロータリーエンコーダ1
8から出力され、回転方向判別回路22により、
下降指示パルス301が出力され、アツプダウン
カウンタ23はダウンカウントし、同様に角度信
号が位置設定信号に変換されたことになる。とこ
ろで、荷物7が荷物吊上機構6に吊下げられ宙吊
り状態にあるとすると、操作レバー1を回転させ
なければ、指示用回転方向判別回路22は上昇指
示パルス300、下降指示パルス301を出力し
ない。もし、荷物7が停止しているとすると、検
出用回転方向判別回路312も位置フイードバツ
ク信号である上昇検出パルス313、下降検出パ
ルス314を出力していない。ここで、マイクロ
コンピユータ307は、第5図に示すように周期
T0(約1/300秒)毎に時間幅T1間で第8図に示す
フローチヤートが実行され、各カウンタ303a
ないし303bが夫々リセツトされるため、夫々
のカウンタ303aないし303bの値は零のま
まである。従つて、カウンタ305a,305b
の値が零と仮定すると、出力回路306のデイジ
タル信号は変化せず零のままとなる。このため
D/A変換回路312は零のデイジタル信号を受
けて零のトルク信号を位相制御回路308へ与え
るので、制御素子309はまつたく点弧されず電
動機5は前記荷物7を吊上げる方向のトルクを発
生しない。すると前記荷物7は下降を始め検出用
回転方向判別回路312からは下降検出パルス3
14が出力され、これが入力回路303のカウン
タ303bにカウントされる。この場合、下降検
出パルス314のみが出力されている場合にはカ
ウンタ303bのみパルス数がカウントされるこ
とになり、他のカウンタ303aは零のままであ
る。
この状態を第8図のフローチヤートで説明す
る。この動作は第6図に示すように周期T0毎に
実行されるものであり、まず、t1時点では、ステ
ツプ315がスタートし、操作レバー1の角度が零、
つまり原点位置かどうかが判断され、もし、零で
なければ、ステツプ316により操作レバー1の操
作方向が上昇指示側であるかどうかが判断され
る。下降指示側であれば、ステツプ317によつて
アツプダウンカウンタ23の値がメモリ305の
第1のトルクカウンタ305aから減じられ、上
昇指示側であれば、ステツプ318によつてアツプ
ダウンカウンタ23の値が第1のトルクカウンタ
305aに加えられる。ところで、操作レバー1
の操作角が原点位置であれば、ステツプ315によ
り、ステツプ316、317、318を経由せずに、直接
にステツプ319の動作が開始される。ここで、第
1のトルクカウンタ305aの値はトルク値とし
て記憶されているが、このステツプ319開始前の
状態ではそのトルク値は零のままである。このた
め、ステツプ319では、カウンタ303aの値、
つまり上昇検出パルス数を第1のトルクカウンタ
305aから減ずることになるが、カウンタ30
3aの値が零のままであるため、第1のトルクカ
ウンタ305aの値は零のままとなる。ステツプ
320ではカウンタ303bの値、つまり下降検出
パルス数を第1のトルクカウンタ305aに加え
ることになるが、荷物7が下降を始めているた
め、ここで始めて第1のトルクカウンタ305a
にカウンタ303bのパルス数が与えられる。な
お、カウンタ303a,303bの値が第1のト
ルクカウンタ305aに加減算されることによ
り、ロータリーエンコーダ310から位置のフイ
ードバツク信号が与えられたことになる。
次に、ステツプ321ではカウンタ303aの値
をK倍し、この値を第1のトルクカウンタ305
aの値から減じて第2のトルクカウンタ305b
の値とする。ここでは、カウンタ303aの値が
零であるため、第2のトルクカウンタ305bは
第1のトルクカウンタ305aの値のままであ
る。次にステツプ324ではカウンタ303bの値
をK倍し、この値を第2のトルクカウンタ305
bに加えており、このため、ステツプ321を含め
て速度成分が抽出され、速度フイードバツク信号
が与えられたことになる。ステツプ329ではカウ
ンタ303aないし303bはリセツトされ、t3
時点まで待期する。一方、D/A変換手段307
の出力は位相制御回路308へ入力されるため、
位相制御回路308は制御素子309の点弧角を
広げる。点弧角が広がるにつれて電動機5にかか
る電圧が除々に大きくなり、前記荷物7を吊上げ
る方向のトルクも増加する。このトルクが増加し
て前記荷物吊上機構6が前記荷物7を吊上げる力
が荷物7の重力に近付くと共に下降速度は遅くな
り、吊上げる力と荷物7の重力が等しくなつたと
ころで停止する。
上述のように宙吊り状態で前記荷物7が停止し
ている時操作レバー1を正回転させると、指示用
回転方向判別回路22からは位置設定信号として
上昇指示パルス300が、操作レバー1の操作角
に比例した数だけ出力される。
即ち、ステツプ315では、操作レバー1の操作
角は原点位置でないと判断され、ステツプ316で
は操作レバー1の操作方向は上昇指示側と判断さ
れるので、上昇指示パルス300はアツプダウン
カウンタ23に入力され、ステツプ318でその値
が第1のトルクカウンタ305aに加算される。
つまり、第1のトルクカウンタ305aには前述
した如く、カウンタ303bの値が加算されて記
憶されているので、この記憶値にアツプダウンカ
ウンタ23の値が加算されて第1のトルクカウン
タ305aに新たに記憶されることになる。次
に、ステツプ319では、まだ荷物7が停止状態で
あるため、上昇検出パルス313は零であり、カ
ウンタ303aの値は零にリセツトされており、
第1のトルクカウンタ305aの値は変化しな
い。ステツプ320でも同様に第1のトルクカウン
タ305aの値に変化は生じない。ステツプ321
では、同様に上昇検出パルス318が零であるた
め、第1のトルクカウンタ305aの値がそのま
まこのトルクカウンタ305bの値となり、ステ
ツプ324でも下降検出パルス314が零であるた
め、第2のトルクカウンタ305bの値は変化せ
ず、ステツプ328にてその値がD/A変換手段3
07へ出力される。このため、制御素子309の
点弧角が更に広がり、電動機5が回動し始め、荷
物7が吊上げられる。従つて、ロータリエンコー
ダ310が回動し、上昇検出パルス313が検出
用回転方向判別回路312から出力されることに
なる。ここで、ステツプ315から329の動作は繰り
返されているため、ステツプ319ではカウンタ3
03aの値が第1のトルクカウンタ305aの記
憶値から減じるよう動作する。このステツプ319
の減算動作を第7図で説明する。指示用回転方向
判別回路22からの上昇指示パルス300の累積
値Aに対し検出用回転方向判別回路312からの
上昇検出パルス313の累積値Bがフイードバツ
クされるため、第1のカウンタ305aでは時間
の経過と共に図中Cの値となる。
tcからtdの期間では、操作レバー1からの上昇
指示パルス300の累積値Aと上昇検出パルス3
13の累積値Bとが平行となり、荷物7は定トル
クで駆動され、荷物は上昇を続ける。次にtdの時
点は操作レバー1が原点に戻された時点であり、
上昇指示パルス300の累積値は一定となり、上
昇検出パルス313の累積値Bが上昇指示パルス
300の累積値Aと一致する。
この動作により、荷物7を吊上げる力と荷物7
の重力が等しくなり、荷物7の上昇が停止する。
なお、ここで、ステツプ321は同様に繰り返し動
作されているため、上昇指示パルス300が加わ
つた瞬間において、荷物7の上昇速度が急激に大
へと変化しようとすると、発生した上昇検出パル
ス313がK倍され、この値が第1のトルクカウ
ンタ305aの値から減じられた値を第2のトル
クカウンタ305bの値とするよう動作し、D/
A変換手段307からの出力が減少し、制御素子
309の点弧角が小となり、荷物7の吊上げ速度
が急激に変化することが抑えられる。つまり、ス
テツプ321、324で速度フイードバツク信号が機能
したことになる。
ところで、一方、宙吊り状態で荷物7が停止し
ている時に、操作レバー1を逆回転させると、指
示用回転方向判別回路22からは下降指示パルス
301が出力されるため、操作レバー1を正回転
させた場合とは逆に、ステツプ316で下降指示側
と判断され、ステツプ317でアツプダウンカウン
タ23の値だけ、第1のトルクカウンタ310a
の値が減少し、荷物7の吊下げ動作が実施され
る。なお、ここで、検出用回転方向判別回路31
2からの位置フイードバツク作用、並びに速度フ
イードバツク作用は前述と同様に機能するため、
荷物7は安定した速度で下降し、所望の位置に停
止することになる。
ステツプ325では上昇速度が所定値以上である
かどうかを判断しており、下降中のものも所定値
に達していないと判断する。ここで、上昇速度が
所定値以上であれば過荷重状態ではないので、ス
テツプ328で第2のトルクカウンタ305bの値
がD/A変換手段307へ出力されるが、もし、
上昇速度が所定値に達していない場合には、第2
のトルクカウンタ305bの値が、所定の制限値
以下であればステツプ328により、第2のトルク
カウンタ305bの値をD/A変換手段307へ
出力し、制限値を越えておれば、過荷重と判断さ
れて、ステツプ327でこの制限されたトルク指示
値をD/A変換手段307へ出力する。ステツプ
323では、カウンタ303a,303bをリセツ
トする。このようにして、過荷重が検出され、装
置の保護を計ることができる。つまり、この実施
例では圧力検出器を用いることなく過荷重を防止
できることになる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明は、荷物を吊上げるため
の荷物吊上機構と、この荷物吊上機構を駆動する
電動機と、回転操作され、上記荷物吊上機構の最
小単位移動量を指示するパルスを上記回転操作量
に応じた数だけ発生する移動量設定手段と、上記
荷物吊上機構の移動量を検出する移動量検出手段
と、上記移動量設定手段からの信号を累積した値
から上記移動量検出手段からの信号を累減し、そ
の偏差信号に対応したアナログ量をトルク指令出
力とする位置−トルク変換手段と、上記荷物吊上
機構の上昇速度を判定する上昇速度判定手段、上
記上昇速度が遅い場合には上記位置−トルク変換
手段のトルクを制限して出力し、上昇速度が所定
値以上の場合には上記位置−トルク変換手段の値
を出力するトルク指示制限手段、このトルク指示
制限手段からの信号に応じて上記電動機に所要の
トルクを発生させる駆動手段を備えたので、急激
なトルク変動に起因した振動の発生、及び荷物吊
上機構への衝撃荷重を抑制でき、しかも、圧力検
出器を用いることなく過荷重を検出して装置に過
荷重が加わることを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の回路図、第2図はこの発明
の一実施例を示すブロツク図、第3図はその回路
図、第4図ないし第6図はその動作波形図、第7
図はそのトルク特性図、第8図はその動作を示す
フローチヤートである。 図において、1は操作レバー、6は荷物吊上機
構、7は荷物、8はレバー角検出手段、9はレバ
ー角−位置変換手段、11はP−T変換手段、1
3は駆動手段、14は位置検出手段、24は上昇
速度判定手段、25はトルク指示制限手段であ
る。なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を
示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 荷物を吊上げるための荷物吊上機構と、この
    荷物吊上機構を駆動する電動機と、回転操作さ
    れ、上記荷物吊上機構の最小単位移動量を指示す
    るパルスを上記回転操作量に応じた数だけ発生す
    る移動量設定手段と、上記荷物吊上機構の移動量
    を検出する移動量検出手段と、上記移動量設定手
    段からの信号を累積した値から上記移動量検出手
    段からの信号を累減し、その偏差信号に対応した
    アナログ量をトルク指令出力とする位置−トルク
    変換手段と、上記荷物吊上機構の上昇速度を判定
    する上昇速度判定手段、上記上昇速度が遅い場合
    には上記位置−トルク変換手段のトルクを制限し
    て出力し、上昇速度が所定値以上の場合には上記
    位置−トルク変換手段の値を出力するトルク指示
    制限手段、このトルク指示制限手段からの信号に
    応じて上記電動機に所要のトルクを発生させる駆
    動手段を備えた荷役運搬機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0768782B2 (ja) * 1989-04-28 1995-07-26 トヨタ自動車株式会社 移動設置ブース

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JPS5391629A (en) * 1977-01-24 1978-08-11 Casio Comput Co Ltd Switching unit
JPS55135073A (en) * 1979-04-09 1980-10-21 Mitsubishi Electric Corp Device for generating speed instruction of elevator

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