JPS6343236Y2 - - Google Patents

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JPS6343236Y2
JPS6343236Y2 JP1983006404U JP640483U JPS6343236Y2 JP S6343236 Y2 JPS6343236 Y2 JP S6343236Y2 JP 1983006404 U JP1983006404 U JP 1983006404U JP 640483 U JP640483 U JP 640483U JP S6343236 Y2 JPS6343236 Y2 JP S6343236Y2
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stirring
stirring tank
frame
grout
outer frame
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JP1983006404U
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JPS59116428U (ja
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、グラウト工法に用いられる注入剤の
撹拌装置に関するものである。
一般に、地盤を安定させる工法として、注入剤
を地盤に注入してゲル化することにより地盤の圧
縮強度を高めるグラウト工法がある。このグラウ
ト工法は、注入剤として、セメントミルクと珪酸
ソーダを用い、これらの液を混合注入するLW工
法と、珪酸ソーダを主剤としこれに硬化剤、促進
剤、助剤等を混合注入する溶液型注入工法との2
種類に大別することができる。
従来、これらの工法において注入剤を撹拌する
ための装置は、鉄製の撹拌槽に、モータ、撹拌翼
等を一体的に組上げしたものであつた。このよう
な撹拌装置は、鉄製であること、すべての部品を
一体化していることなどの理由から極めて重量が
重く、運搬、洗浄等に手間どつていた。また撹拌
槽が強酸剤により酸化腐食し、この腐食部分にセ
メント、珪酸ソーダが簡単に付着し、これがゲル
化(固結化)すると、撹拌槽内に固着したこれら
のセメント等を定期的に除去しなければならない
が、この固着物の除去作業にかなりの時間例えば
撹拌槽の大きさによつては1日以上を要し極めて
能率の悪いものであつた。
本考案は以上の欠点を改良するためになされた
もので、撹拌槽と撹拌翼とを外枠に着脱自在に取
り付け、セメント等が固着したときは新たな撹拌
槽に取り替えできるようにしたものである。した
がつて従来固着物の除去作業に要していた時間を
省くことができ極めて効率的に注入剤の撹拌作業
を行なえるものである。
次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は第2図のA−A線断面図で、この図に
おいて、1はベーススキツトで、このベーススキ
ツト1には4本の支柱2と環状の帯板3からなる
外枠4が設けられている。この支柱2は、内側面
に下方から一定間隔で順次段部5,6,7を形成
してなるもので、第4図に示すように、長さの異
なる4枚の湾曲材21,22,23,24を順次重合
固着して形成する。このような外枠4の内側上部
には未混合の注入物5を撹拌混合するミキサー部
6が設けられ、下部には注入剤5の混合状態を維
持するアジテーター部7が設けられている。前記
ミキサー部6は、保持枠8、撹拌槽9、乱流枠1
0、撹拌翼11等からなる。このうち保持枠8は
第3図に示すように支持板12の上部を環状板1
3で連結し、下部を底板14で連結してなり、底
板14を外枠4の前記段部6に着脱自在に載置し
ている。また底板14には吐出管15が設けら
れ、この開口下端には開閉バルブ16が設けられ
ている。この保持枠8にはポリエチレン、硬質塩
化ビニール、沸素系樹脂などのプラスチツクや硬
質ゴム等の耐酸性を有しかつ比較的軽量な材質よ
りなる撹拌槽9が着脱自在に嵌合されている。こ
の撹拌槽9の底面には前記吐出管15と一致する
軟弱地盤に排出口17が形成されている。この排
出口17と吐出管15との一致部分での液漏れを
防止するため第7図のように、連結個所にパツキ
ン44を介在するのが望ましい。また前記乱流枠
10は前記撹拌槽9の内側に着脱自在に嵌合され
るもので、撹拌時に乱流を起こさせるための邪魔
板18,18が設けられている。そしてこれら乱
流枠10、撹拌槽9、保持枠8はボルト19とナ
ツト20で前記外枠4の支柱2に取外し自在に固
着されている。また撹拌槽9内の撹拌翼11は撹
拌軸21の下端に固着して設けられ、この撹拌軸
21の上端部は軸受板22の軸受部23に回転自
在に連結されている。そして、軸受板22は前記
外枠4の段部7に着脱自在に嵌合固着されてい
る。また撹拌軸21の中間にはVプーリ24が設
けられ、Vベルト25、Vプーリ26、伝動シヤ
フト27を介してモータ28に連結され、このモ
ータ28により撹拌翼11が回転するようになつ
ている。このモータ28は前記ベーススキツト1
に設けられたベルト調整器29に固定されてお
り、ハンドル30の操作で回転軸31が回転して
進退自在となつており、また前記伝動シヤフト2
7の上端と中間部は、前記外枠4の上端部の帯板
3にボルト45,45で固着された伝動シヤフト
32,32に軸架されている。
前記アジテーター部7は、ミキサー部6と略同
様の構成となつている。すなわち支柱2の下方部
内側に支持板33を熔接等で固着し、この支持板
33に撹拌槽34が載置され、この撹拌槽34の
内周面に前記同様の乱流枠35が嵌合されてい
る。また撹拌槽34の底部には吐出管36が形成
されゴムホース、ポンプを介して供給されるよう
になつている。撹拌槽34の上方には前記軸受板
22と同様な軸受板37が段部5に着脱自在に嵌
合され、その軸受部38には撹拌軸39が軸架さ
れ、下端には撹拌翼40が固着されている。撹拌
軸39の中間にはVプーリ41が設けられ、Vベ
ルト42を介して前記伝動シヤフト27に設けら
れたVプーリ43に連結されている。
次に本考案による装置の作用を説明する。
まず開閉バルブ16を閉じた状態でセメント
粉、珪酸ソーダ、水などをミキサー部6の撹拌槽
9に導入する。そしてモータ28を作動させ伝動
シヤフト27、Vプーリ26、Vベルト25、V
プーリ24、撹拌軸21を介して撹拌翼11を回
転させて注入剤5を撹拌混合して注入剤5を形成
する。このとき乱流枠10により充分な撹拌混合
が行なわれる。つぎに前記開閉バルブ16を開い
て充分に撹拌混合した注入剤5をアジテーター部
7の撹拌槽34へ送り込んだ後開閉バルブ16を
閉じ再び撹拌槽9で注入剤5を撹拌混合する。一
方アジテーター部7に送り込まれた注入剤5は、
撹拌翼40で混合状態を維持されつつ図示しない
ポンプによつて吐出管36より吸引排出される。
つぎに注入剤5の撹拌混合を繰り返して行なう
と、撹拌槽9,34に注入剤5が徐々に付着し撹
拌効率が悪くなるので、新たな撹拌槽9,34と
取り替えられる。取り替えに際しては、まずボル
ト45,45を抜いて伝動シヤフト板32,32
を外し、ハンドル30を操作してベルト調整器2
9を撹拌槽34に近接させる。するとVプーリ2
6,24間が近接してVベルト25がゆるくなる
ので撹拌軸21をVベルトから抜き取りつつ軸受
板22とともに外枠4から取り外した後、ボルト
19とナツト20を外し、乱流枠10、撹拌槽
9、支持枠8を順次外枠4より取り出す。そして
次にアジテーター部7の軸受板37を上方へ引き
上げるとともにVベルト42から撹拌軸39を外
し外枠4外方へ取り出し、その後撹拌槽34を外
枠4より取り外す。こうして外枠4より注入剤5
の付着したいずれか一方または両方の撹拌槽9,
34を取り出した後、新たな撹拌槽9,34を取
り付け、他の軸受板22等も所定の状態に取り付
け注入剤5の撹拌ができるような元の状態に戻し
再び作業を続行する。
なお上記実施例では、乱流を起こさせるために
撹拌槽9に乱流枠10を設けたが、これに限られ
るものではなく撹拌翼11を撹拌槽の中心から偏
心して設けたり、撹拌槽9自体を楕円形等、円筒
形以外の形状に形成し、乱流枠10を省略しても
よい。
また上記実施例ではミキサー部6とアジテータ
ー部7との撹拌槽9,34を上下2層に設けた例
を示したが、これに限られるものではなく第1図
中鎖線で囲んだように一層だけであつてもよい。
本考案は以上のように構成したので、撹拌槽に
注入剤が付着した場合、その除去作業をすること
なく、撹拌槽自体を取り替ればよくその作業も極
めて簡単である。すなわち、撹拌軸とモータ連結
しているベルト等を外して軸受板を外枠上方の段
部から外し、ついで撹拌槽を保持枠から取り出
し、最後に保持枠を外枠下方の段部から外す。外
した後で、撹拌槽を洗浄し、洗浄したものかまた
は別個の撹拌槽に取り替える。このように外枠段
部への着脱によつて組立てが簡単にでき、撹拌槽
の洗浄交換、さらに運搬、作業場変更等が極めて
容易になる。撹拌槽としてプラスチツクを用いる
と耐酸性にすぐれ、かつ市販の槽でよいから極め
て安価になる。しかも、注入剤の酸化腐食する部
分がなくなり、効率的に撹拌混合が行なえるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案によるグラウト撹拌装置の一実施例
を示すもので、第1図は第2図のA−A線断面
図、第2図は同上の平面図、第3図は保持枠の一
部切欠いた斜視図、第4図は外枠の一部切欠いた
斜視図、第5図は撹拌槽の斜視図、第6図は乱流
枠の一部切欠いた斜視図、第7図は撹拌槽と保持
枠の結合状態を示す断面図である。 4……外枠、5……注入剤、6……ミキサー
部、7……アジテーター部、8……保持枠、9,
34……撹拌槽、10,35……乱流枠、11,
40……撹拌翼、28……モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外枠に固定した撹拌槽内の撹拌翼で注入剤を
    撹拌混合するようにしたものにおいて、前記外
    枠を構成する支柱の内側に複数の段部を設け、
    下方の段部に保持枠を着脱自在に載置し、この
    保持枠上に前記撹拌槽を着脱自在に嵌合し、前
    記上方の段部に軸受板を着脱自在に設け、この
    軸受板に、撹拌翼を有する撹拌軸を軸支し、こ
    の撹拌軸を外枠の外方のモータに連結してなる
    ことを特徴とするグラウト撹拌装置。 (2) 撹拌槽の内部に、注入剤に乱流を起こさせる
    乱流枠を着脱自在に設けてなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のグラウト撹拌装置。 (3) 撹拌槽は耐酸性材料よりなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のグラウト撹拌装置。 (4) 撹拌槽はプラスチツク成型品よりなる実用新
    案登録請求の範囲第3項記載のグラウト撹拌装
    置。 (5) 撹拌槽を上部のミキサー部と下部のアジテー
    タ部の上下2段に設けてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記
    載のグラウト撹拌装置。
JP640483U 1983-01-20 1983-01-20 グラウト撹拌装置 Granted JPS59116428U (ja)

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JP640483U JPS59116428U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 グラウト撹拌装置

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JP640483U JPS59116428U (ja) 1983-01-20 1983-01-20 グラウト撹拌装置

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JPS59116428U JPS59116428U (ja) 1984-08-06
JPS6343236Y2 true JPS6343236Y2 (ja) 1988-11-11

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ID=30137961

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4961916A (ja) * 1972-09-22 1974-06-15

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733081Y2 (ja) * 1978-12-29 1982-07-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4961916A (ja) * 1972-09-22 1974-06-15

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JPS59116428U (ja) 1984-08-06

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