JPS6343090B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は実公昭55−159号と実公昭55−15512
号のハミガキつけ器、及び特開昭56−95853号の
ハミガキつけ器のチユーブ搾り装置の改良に関す
る。（特願昭54−166252号） 従来のハミガキつけ器のチユーブ搾り装置は手
動式であり、ハブラシの先でハブラシ受を押す力
により、テコの作用で送り歯に送り爪を引掛け、
ハミガキチユーブを挾んだローラー保持枠等を引
下げて練ハミガキを搾り出すもので、チユーブ内
の練ハミガキを逆流させない為にローラーで強力
に挾み付けてあり、このためにハブラシで押す力
が相当必要で子供が使用するには難点である。

又、ハミガキチユーブ内に空洞部分があると練
ハミガキが出にくい場合があり、何度かハブラシ
受をハブラシで押し直す必要がある。

この発明は以上の問題点を解消するものであ
り、電動式とし、ハブラシ受を軽く押すだけで良
く、チユーブ内に空洞部分があつてもハブラシ受
を何度も押し直す必要がなく練ハミガキを搾り出
すことができ、小児でも容易に使用できるもので
ある。

以下図において説明すると、第１図は箱Ａ内の
本装置の斜視図であり、乾電池４は箱Ａの側面外
部に取付けてあるので略図とした。第２図は使用
状態を示す左側面図であり、上面板３５を上方と
しハブラシ受１９を下方とする。第３図は弁２０
の形を示す斜視図である。

第１図と第２図のごとく、箱Ａの後面板１の内
面に導線２，３を平行に固定し、導線３は直接
に、導線２はスイツチ５を介して、それぞれ乾電
池４に接続する。ローラー保持枠６の内部にモー
ター７を収め、減速ギヤ８を介して駆動ローラー
９を設置する。ローラー保持枠６に一端を固定し
た弾性のある接触片２６はモーター７のリード線
２８と接続し、端面２７は接触片２６のバネ作用
で常時導線３に圧接しており、ローラー保持枠６
と共に移動する端面２７は導線３から離れること
はない。導線２に圧接する接触片は図には無いが
接触片２６と同様である。バネ１０で挾みローラ
ー１１が搾り板１２，１４を駆動ローラー９に圧
接させた時、モーター７で駆動ローラー９を回す
と搾り板１２と駆動ローラー９との圧接力によ
り、ローラー保持枠６が駆動ローラー９の回転速
度で下方に自走する。この時、駆動ローラー９が
滑つて空転しないようにローラー表面をひだ付の
ゴムで覆い、搾り板１２は網目状にして互いに食
い込ませ滑りを防止してある。挾みローラー１１
の開閉は開閉レバー２９で行なうのは従来と同様
であり、挾みローラー１１の圧接が解除されると
駆動ローラー９を回転させても空転しローラー保
持枠６は動かない、又、手で自由にローラー保持
枠６を上下に移動させることができる。チユーブ
取付台１５は後面板１に固定され、支持棒１７を
箱Ａの左右両側面板とチユーブ取付台１５とに通
し安定させる。搾り板１２の下端部１３は搾り板
保持１８で支持棒１７に左右共保持される。これ
は駆動ローラー９が矢示方向に回転する時に搾り
板１２を引張るのでこれに抗する為であり、下端
部１３を保持しないと搾り板１２だけ引上げられ
ローラー保持枠６が自走しないのでチユーブを搾
ることができない。搾り板１４は従来と同様であ
る。ハブラシ受１９に通したピン２５は第３図に
示す弁２０のゲタの歯状のすき間に入れ、戻りバ
ネ２３と圧接バネ２４で弁２０を常時チユーブ取
付台１５の下面に圧接させハミガキ出口３１を塞
ぐ、以上のごとく構成される。

次に使用に際しての作用は、第２図に示すごと
くハブラシ３０でハブラシ受１９を軽く押込む
と、弁２０のゲタの歯状のすき間に通したピン２
５が弁２０を押し込み、ハミガキ出口３１を開く
と共に弁２０の後部２１がスイツチ５を押し電流
が通じてモーター７が回転し減速ギヤ８で減速し
た回転力は駆動ローラー９を矢示方向に回す。従
つてローラー保持枠６は駆動ローラー９の回転速
度（人が指でチユーブを搾る程度）で下方に自走
する。キヤツプをはずし搾り板１２，１４の間に
入れてチユーブ取付口１６にチユーブの口をさし
込んで挾みローラー１１で挾んだハミガキチユー
ブ３２は、駆動ローラー９の回転に伴い円滑に搾
られ、ハミガキ出口３１より練ハミガキ３３が出
てハブラシ３０に付く。スイツチ５は押されてい
る間はモーター７が回転し駆動ローラー９がハミ
ガキチユーブ３２を搾り続けるので、チユーブ内
に空洞部分があつても従来のようにハブラシ受１
９を何度も押し直す必要がない。練ハミガキ３３
の先端がハブラシ３０の毛に付いたらハブラシ３
０を引くとスイツチ５が切れモーター７が止まつ
て駆動ローラー９の搾り作用が終る、戻しバネ２
３がハブラシ受１９を元に戻す時ピン２５が弁２
０を押し戻し弁先２２で練ハミガキ３３をカツト
してハミガキ出口３１を弁２０で塞ぎハブラシ３
０に練ハミガキ３３を付け終る。

以上のごとく作用するので、従来のようにハブ
ラシでハブラシ受を強く押す必要がなく、軽く当
てる程度で良いし、チユーブ内に空洞部分があつ
ても従来のようにハブラシ受を何度も押し直す必
要がないので、小児でも容易に使用できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本装置の全体を示す斜視図、第２図は
使用状態を示す左側面図、第３図は弁２０の形を
示す斜視図。 Ａ：箱、１：後面板、２，３：導線、４：乾電
池、５：スイツチ、６：ローラー保持枠、７：モ
ーター、８：減速ギヤ、９：駆動ローラー、１
０：バネ、１１：挾みローラー、１２：搾り板、
１３：下端部、１４：搾り板、１５：チユーブ取
付台、１６：チユーブ取付口、１７：支持棒、１
８：搾り板保持、１９：ハブラシ受、２０：弁、
２１：後部、２２：弁先、２３：戻しバネ、２
４：圧接バネ、２５：ピン、２６：接触片、２
７：端面、２８：リード線、２９：開閉レバー、
３０：ハブラシ、３１：ハミガキ出口、３２：ハ
ミガキチユーブ、３３：練ハミガキ、３４：正面
フタ、３５：上面板、３６：搾り板押さえ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ローラー保持枠６の内部にモーター７を収
   め、減速ギヤ８を介して駆動ローラー９を設置
   し、バネ１０で挾みローラー１１が搾り板１２，
   １４を駆動ローラー９に圧接させた時、モーター
   ７を回転させ駆動ローラー９を回すとローラー保
   持枠６が自走することを特徴とした練ハミガキの
   チユーブ搾り装置。