JPS6342709A - 内燃機関用の組合せ式オイルフイルタ装置 - Google Patents

内燃機関用の組合せ式オイルフイルタ装置

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JPS6342709A
JPS6342709A JP18655086A JP18655086A JPS6342709A JP S6342709 A JPS6342709 A JP S6342709A JP 18655086 A JP18655086 A JP 18655086A JP 18655086 A JP18655086 A JP 18655086A JP S6342709 A JPS6342709 A JP S6342709A
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oil filter
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internal combustion
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Katsumi Nakamura
克己 中村
Koji Ueda
上田 広司
Hideo Kamo
加茂 英男
Hitoshi Umemoto
梅本 仁
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両の内燃機関に用いられるオイルフィルタ装
置に係り、特にフルフロー用フィルタとバイパスフロー
用フイルタとを併用する組合せ式オイルフィルタ装置に
関する。
(従来の技術) 組合せ式オイルフィルタ装置は良好な清浄効果が得られ
るという利点から内燃側り特に中・大型ディーゼル機関
などに多く用いられる。
この種のオイルフィルタ装置として、実公昭60−26
810号公報には、フルフロー用およびバイパスフロー
用の両フィルタエレメントを一つのケーシングに収容し
、これを内燃機関側のブラケットに螺着可能な所謂スピ
ンオン型としてサービス性の向上を計る構造が示されて
いる。
〈発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のスピンオン型式構造では、フルフ
ロー用およびバイパスフロー用の両エレメントはそれぞ
れ別個のフィルタエレメントとして作られ、軸方向に単
に積み重ねられてケーシング内に配置されている。この
ため、フィルタエレメントのみならず流路等フィルタ装
置全体の構造が複雑となり、構成部品点数の増加および
装置寸法の増大などの問題がある。
従って、本発明の目的は、簡素な構造でサービス性に優
れたコンパクトな、内燃機関用の組合せ式オイルフィル
タ装置を提供することである。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明によ
れば、フルフロー用エレメントとバイパスフロー用エレ
メントとを併有する内燃機関用の組合せ式オイルフィル
タ装置にして、前述の両エレメントを共通の筒状プロテ
クタ部材上に一体形成し、このプロテクタ部材と共に両
エレメントを内燃機関側のブラケットに取付自在なケー
シング内に同軸状に収納した組合せ式オイルフィルタ装
置が提供される。同オイルフィルタ装置では、両エレメ
ントの周囲に濾過されるオイルの流入路を画定し、また
プロテクタ部材内部に前述のフルフロー用エレメントに
連通したフルフロー流路を形成している。
上述の構成においては、フルフロー用およびバイパスフ
ロー用の両フィルタエレメントが共通のプロテクタ部材
を介して一体構造にされる。この一体構造部品はそれら
の相対的位置にずれを生ずることなく確実にケーシング
内に保持され、容易に交換可能なスピンオン型オイルフ
ィルタ装置を形成する。また、プロテクタ部材はフルフ
ロー流路を提供し、エレメント周囲から流入してフルフ
ロー用エレメントにより濾過されたオイルはプロテクタ
部材内に画定された流路を、通って流出する。
(実施例) 以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発明を説明す
る。
第1図は、本発明の第1実施例に係る組合せ式オイルフ
ィルタ装置1を示す。同図において、装置1はユニオン
ボルト40を介して内燃機関側のブラケット50に装着
された状態にある。オイルフィルタ装置1は、薄板金属
で作られかつ一端を閉鎖されたほぼ筒状のケーシング2
と、このケーシング内に収容されたフィルタエレメント
3とを有する。
フィルタエレメント3はそれぞれほぼ筒状のフルフロー
用エレメント部4およびバイパスフロー用エレメント部
5を含み、これらエレメント4および5は両者間に軸方
向隙間6を設けて共通のプロテクタ部材7上に形成され
ている。プロテクタ6一 部材7は薄板金属で筒状に形成されており、ユニオンボ
ルト40の先端部分の外径より大きな内径を備える。プ
ロテクタ部材には、フルフロー用エレメント部4の装架
部分に多数の開孔7aが形成され、またエレメント部5
の装架部位に半径方向内方へ突出したシール保持部7b
が設けられている。さらに、フィルタエレメント3の上
端部には、弁8が接着等の方法で取付けられる。弁8は
、その弁部材が開孔7a側のプロテクタ部材端部に位置
するように配置されている。弁8の弁部材はスプリング
柑引弁参七→で押圧されてこのプロテクタ部材端部を閉
鎖しており、フルフロー用エレメント部4に作用する油
圧の差圧が低温時にある値、例えばIk(]/cn+2
以上となる場合に開弁してオイルを逃すように構成され
る。
この様に構成されたフィルタエレメント3はケーシング
2内に同軸状に配置され、このエレメントの周囲にはケ
ーシング2の側壁との間に濾過されるオイルの流入路9
が形成される。また、両エレメント部4および5間の軸
方向隙間6は流入路9と連通し、バイパスフロー用エレ
メント部5への流入路として作用する。
一方、軸方向隙間6とは反対側のエレメント部5の下端
面に、濾材10、端板11、さらに圧入ケース12が配
置されている。濾材10はエレメント材料の屑等を捕捉
する機能を備え、エレメント部5の下端面に適合した形
状を有する。端板11はほぼ円板状の形状であり、中央
にユニオンボルト40を通すための開口を設けられてい
る。端板11には更に、オイルを通すための孔および軸
方面に隆起したリブ11aが多数形成される。圧入ケー
ス12は軸方向隙間6を除いてエレメント部5を覆う筒
形状であり、その閉鎖底部の中央に開口を備える。フィ
ルタエレメント3のエレメント部5はこのケース12に
圧入固定され、ケース12の底部との間で濾材10およ
び端板11を挾持する。なお、ケース12の底部は凹凸
に形成されており、端板11のリブ11aと協同して軸
方向空隙を確保し、バイパスフロー流路13を形成して
いる。また、端板11の内周部はプロテクタ部材7に嵌
入する円筒形に成形され、その端縁はプロテクタ部材7
のシール保持部7bと対向し、両者間にシール部材14
を装着するための溝を画定する。
ケーシング2の開放端を閉じるために、円形の補強板1
5が周端に取付けられる。補強板15は、ユニオンボル
ト40の外ネジに噛合係合可能な内ネジを形成した中央
突起部15aを有する。補強板15にはさらに、オイル
流入路9につながる入口15bが中央突起部15aの周
囲に複数穿設されている。また、逆流防止のために、入
口15bを覆って可撓性材料の円板状弁部材16が設け
られる。この弁部材16はその中央に形成れさた開口を
補強板15の中央突起部15aに嵌合して、補強板15
の内側に位置決めされている。補強板15の中央突起部
15aには更に、弁部材16に重ねて圧入ケース12底
部の開口が嵌合する。この補強板15との係合によって
、フィルタエレメント3の半径方向位置決めが行なわれ
る。一方、フィルタエレメント3は、その上端部とケー
シング2との間に配置された板バネ17によって、下方
即ち補強板15の方へ押付けられている。このため、弁
部材16は圧入ケース12底部で押圧されて、補強板1
5に当接する。
補強板15の外側には、ケーシング2の周縁に沿って環
状の囲い板18が配設される。囲い板18はケーシング
2の全周にわたって同周縁とかしめ結合され、補強板1
5を所定位置に保持する。
囲い板18の内周部はチャンネル状に形成されており、
ここにガスケット19が取付けられている。
第1図において、オイルフィルタ装置1はその補強板1
5の内ネジをユニオンボルト40の外ネジに噛合い係合
して、内燃機関側のブラケット50に装着されている。
この場合、ユニオンボルト40の先端部が、同ボルト4
0内に形成されたフルフロー通路41を連通きせるよう
に、オイルフィルタ装置のプロテクタ部材7内に進入す
る。同時に、プロテクタ部材7内のシール部材14がに
オンボルト40の外周面に密封係合して、プロテクタ部
材7内のフルフロー流路20を他の流路から隔てている
。また、第2a図および第2b図に示す様に、ユニオン
ボルト40にはフルフロー通路41と並列にバイパスフ
ロー通路42が設けられており、オイルフィルタ装置の
バイパスフロー流路13はこのバイパスフロー通路42
に連通ずる。一方、内燃機関側のブラケット50には、
ユニオンボルト400通路にそれぞれ接続されるフルフ
ローおよびバイパスフロー導出路51.52と共に、ユ
ニオンボルト40を取り巻いて開口するようにオイル導
入路53が設けられている。
オイルフィルタ装置1のブラケット50への装着によっ
て、このオイル導入路53に装置1側の入口15bが接
続され、かつその周囲でガスケット19がブラケット5
0に密封係合してオイルの漏出を防止する。
なお、第2a図および第2b図において、ユニオンボル
ト40のバイパスフロー通路42は、ボルト軸線に平行
に形成された袋穴の開放端を打込み又は接着等で盲栓4
3により閉じて、形成されている。ユニオンボルト40
の側部には、このバイパスフロー通路42をオイルフィ
ルタ装置側のバイパスフロー流路13に連通させるため
の開孔44が穿設される。また、バイパスフロー通路4
2の他端には、同通路をブラケット50のバイパスフロ
ー導出路52へ接続するために、孔45が形成される。
この孔45は、バイパスフロー側の流量を制限するため
に、孔径をバイパスフロー通路42よりも小さく設定さ
れている。第2b図中、参照符号46はシール部材14
との接触面、47.48はそれぞれオイルフィルタ装置
1およびブラケット50に係合するネジ部を示す。さら
に、ユニオンボルト40にはシール面49が形成されて
おり、このシール面49がブラケット50側の対応する
面に当接してバイパスフロー導出路52とオイル導入路
53とを隔てるようにされている。
第3図に、第1図の実施例に用いられているプロテクタ
部材7の単独の形態を示す。第3図に示を閉塞しない様
に弁部材を保持するための絞り部110が形成されてい
る。プロテクタ部材107は、同一の径となるようそれ
ぞれ別個に成形された第1および第2の筒状プロテクタ
部分108および109で構成される。フルフロー用エ
レメント部への連通用開孔107aおよび前述の絞り部
110は、第1のプロテクタ部分108に設けられてい
る。2つのプロテクタ部分108.109は、シール保
持部107bを形成するために互の端部を突合せてかし
めにより一体に結合される。
すなわち、第4図に第3図のA部分を拡大して示すよう
に、第1のプロテクタ部分108の端部周縁108とは
半径方向内方へ折曲げられ、この折曲周縁108e上に
折重ねて第2プロテクタ部分109の端部周縁109f
をかしめ付け、シール保持部107bを形成している。
フタ部207は薄板金属の一体成形構造であり、前述の
変更例の場合と同様に、エレメント部への連通用開孔2
07aおよび絞り部210が設けられている。この変更
例の場合、シール保持部207bは半径方向内方へ突出
するよう薄板材料の周囲に形成されたリブで構成される
。また、第6図の変更例でも、プロテクタ部材307は
薄板金属で一体に形成され、複数の連通用開孔307a
および強度向上用の絞り部310を設けられている。
しかし、シール保持部307bは前述の例と異って、リ
ング状の別部品308を溶接等の方法でプロテクタ部材
307の内側に固定することで形成される。第7図ない
し第9図は上述したプロテクタ壊部材の断面形状の3つ
の例を表わしている。
いずれの断面形状であってもよい。第7図は円筒状に巻
いて合せ部を溶接したもの、第8図は円筒状に絞り加工
したもの、第9図は円筒状に巻いて合せ部を巻締め接合
したものである。続いて、第10図から第15図を参照
して、本発明に係るオイルフィルタ装置のエレメント構
造を説明する。
第10図は第1図に示した第1実施例のフルフロー用エ
レメント部を横断面で示し、エレメント部4はジグザク
に屈曲した比較的口の荒い濾材21で構成されている。
第11図に見られる様に、濾材21はジグザクに屈曲さ
れて断面が扇状の波形形状部22を形成し、複数の波形
形状部22が互に隣接しかつ全体としてほぼ筒状を成す
ように中央空間23のまわりに放射状に配置される。こ
れら複数の波形形状部22は、一枚の濾材21を半径方
向内方および外方へ順次屈曲してその両端を8点(第1
0図)で接着剤等により接合して形成されている。この
ため、各波形形状部22内には隣接の屈曲部分間に半径
方向の隙間24が、また隣接する波形形状部22間に半
径方向の隙間25がそれぞれ形成される。各波形形状部
22内の隣接屈曲部はそれらの半径方向内端においてつ
なげられ、また隣接する波形形状部22はそれらの半径
方向外端でつなげられているため、半径方向隙間24は
中央空間23に連通し、一方陣間25はエレメント部4
の外に向けて開口している。接着剤層26が波形形状部
22上下面接着にされ、各波形形状部22の軸方向両端
を閉鎖している。
この接着剤層26は例えば紙にポリアミド系のホットメ
ルトをコーティングしたシート状に作られ、濾材21を
第12図に示す様な形状に保持する。
この様に構成されたエレメント部4は、第1図中に参照
符号4aで示す様に、接着剤等でプロテクタ部材7上に
装着・固定される。なお、第10図に見られる通り、ケ
ーシング2は婁婁巷4を珈コ螺着用工具を係合し易くす
るために、その側面を多角形状に成形されている。
さらに、第1図の第1実施例のバイパスフロー用エレメ
ント部5を横断面で第13図に示す。エレメント部5は
、第14図に示す如く、前述のフルフロー用エレメント
部4の濾材21よりも目の細かい濾材27をプロテクタ
部材7の周囲に巻ぎ付けて構成される。濾材27の内端
Cはプロテクタ部材7に、またその外端りは巻き付けら
れた同濾材27の外面にそれぞれ接着剤等により固定さ
れる(第13図)。この様に形成されたエレメント部5
は、濾材10および端板11と共に圧入ケース12に装
入される。
なお、フルフロー用エレメントとしては、第10図に示
した例の外に第15図の如き菊花型エレメント28も使
用可能である。このエレメント28の場合、同エレメン
トの内および外の両側に多孔プロテクタ407が取付け
られる。多孔プロテクタ407は前述の実施例における
プロテクタ部材と同様である。
第16図から第19図により本発明の第2の実施例に係
る組合せ式オイルフィルタ装置501を説明する。本実
施例はプロテクタ部材および圧入ケースが合成樹脂等の
材料でそれぞれ一体成形されている点を除いて第1の実
施例とほぼ同様な構成であり、第16図中の同様な構成
部分については第1の実施例の場合と同様な参照符号で
示し、詳細な説明を省略する。プロテクタ部材507は
合成樹脂材等の型成形で作られ、第1の実施例のプロテ
クタ部材と同様に筒状の形状を有する。第17図に詳細
に示す様に、プロテクタ部材507にはフルフロー用エ
レメント部4との連通用の多数の開孔507a、半径方
向内方へ突出しかつ周方向に延在するシール保持用のリ
ブ507b、さらに別のリブ507Cが一体に設けられ
ている。
開孔507aは本実施例では周方向溝てあり、またリブ
507bはエレメント部4および5を軸方向に隔てるた
めの位置決め突起で、半径方向外方へ突出しかつ周方向
に延びている。
一方、バイパスフロー用エレメント部5を収納するため
のケース512も合成樹脂材等から型成形で作られるが
、本実施例ではこのケース512が第1実施例における
端板11と圧入ケース12の機能を備える。即ち、第1
8図に拡大して示1通り、ケース512は中央部に開口
を備えた有底筒形状であり、バイパスフロー流路確保用
の多数のリブ512a、このバイパスフロー流路をユニ
オンボルト側の通路につなぐための複数の油孔512b
1そしてシール材保持用のリブ512Cが設けられてい
る。リブ512aはケース512の底部内側に放射状に
形成され、各リブは半径方向に分割される。また、ケー
ス512の中央部は、プロテクタ部材507内に嵌合可
能な円筒状に成形されている。ケース512底部のこの
円筒状中央部に油孔512bが穿設され、さらに半径方
向内方へ突出しかつ周方向に延びるようにリブ512C
が形成される。
本実施例でも前述の第1実施例の場合と同様に、エレメ
ント部5は収納ケース512内へ圧入・固定される。こ
の状態では、第19図に示す如く、エレメント部5とケ
ース512の底部との間にバイパスフロー流路となる空
間がリブ512aによって確保され、このバイパスフロ
ー流路は油孔512bに連通している。また、プロテク
タ部材507のリブ507bとケース512のリブ51
2Cとによって溝が画定され、この溝にシール部材14
が装着される。
次に、再び第1図を参照して上述の構成に成るオイルフ
ィルタ装置の清浄作用の説明を行う。内燃機関の作動時
、オイルはオイルポンプ(図示せず)によって内燃機関
より圧送され、ブラケット50のオイル導入路53を通
ってオイルフィルタ装置1の入口15bに至る。圧送さ
れたオイルはその圧力により弁部材16を押し開き、装
置1内へ入る。装置1の流入路9を通ったオイルは、大
部分が流れ抵抗の小さいフルフロー用エレメント部4に
流入し、一部分がバイパスフロー用エレメント部5への
流入路即ち隙間6へ流入する。エレメント部4に流入し
たオイルは、同エレメント部で含有していたスラッジを
濾過され、その後プロテクタ部材7の開孔7a、フルフ
ロー流路20、ユニオンボルト40のフルフロー通路4
1、さらにブラケット50のフルフロー導出路51を通
って内燃機関の潤滑部分(図示なし)へ送られる。
一方、バイパスフロー用エレメント部5に流入したオイ
ルは、同エレメント部内を下方へゆっくりと流れて、内
燃機関の燃焼時に生成されたカーボン等の微細な混入粒
子まで濾過される。続いて、濾過されたオイルはエレメ
ント部5下方のバイパスフロー流路13を通り、ユニオ
ンボルト40のバイパスフロー通路42およびブラケッ
ト50のバイパスフロー導出路を経て、内燃機関のオイ
ル溜(図示なし)へ送られる。
なお、エレメントの目づまり等によってフルフロー用エ
レメント部4前後の油圧差が所定値を越えた場合には、
フィルタエレメント3上端部の弁8が開いてオイルをフ
ルフロー流路20へ逃がし、所定量のオイル供給を確保
する。また、作動の説明を第1の実施例について行った
が、第2実施例も同様な清浄作用を行うものである。
〈発明の効果) 一ト述の実施例についての説明からも明らかな様に、本
発明では筒状のプロテクタ部材を介してフルフロー用エ
レメントとバイパスフロー用エレメントとを一体形成し
ている。このため、フィルタエレメントの構造を簡素化
することが出来、部品点数を削減できる。この様に、本
発明は良好なオイル清浄効果の得られる組合u式オイル
フィルタ装首を、構造を簡素化して経済的に提供するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による組合せ弐オイルフィ
ルタ装置を、同装置が内燃機関側のブラケットに装着さ
れた状態で示す断面図、第2a図および第2b図は内燃
機関側のブラケットに取付けられるユニオンボルトのそ
れぞれ正面図および断面側図、第3図は本発明のオイル
フィルタ装置に用いられるプロテクタ部材のit例を示
す断面略図、第4図は第3図中にAで示す要部の拡大図
、第5図はプロテクタ部材の他の例を示す第3図と同様
な図、第6図はプロテクタ部材のさらに別の例を示す断
面略図、第7図ないし第9図はプロテ第11図は第1図
の第1実施例に用いられるフルフロー用エレメントを示
す一部破断上面図、第1断面図、第14図は第1図の実
施例に用いられるバイパスフロー用エレメントを示す斜
視図、第15図は本発明のオイルフィルタ装置に使用可
能なフルフロー用エレメントの他の例を示す断面図、第
16図は本発明の第2の実施例を示す断面図、第17図
は第16図の実施例に用いられるプロテ収納ケースを示
す一部破断斜視図、そして第19図は第16図の実施例
の要部を拡大断面で示す斜視図である。 図中、1.501・・・・・・組合せ式オイルフィルタ
装置、2・・・・・・ケーシング、3・・・・・・フィ
ルタエレメント、4・・・・・・フルフロー用エレメン
ト部、5・・・・・・バイパスフロー用エレメント部、
7.107.207.307.407.507・・・・
・・プロテクタ部材、9・・・・・・流入路、20・・
・・・・フルフロー流路、50・・・・・・ブラケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フルフロー用エレメントとバイパスフロー用エレ
    メントとを併有する内燃機関用の組合せ式オイルフィル
    タ装置にして、前記両エレメントを共通の筒状プロテク
    タ部材上に一体形成し、このプロテクタ部材と共に前記
    両エレメントを内燃機関側のブラケットに取付自在なケ
    ーシング内に同軸状に収納して、前記両エレメントの周
    囲に濾過されるオイルの流入路を画定し、また前記プロ
    テクタ部材内部に前記フルフロー用エレメントに連通し
    たフルフロー流路を形成することを特徴とする組合せ式
    オイルフィルタ装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の組合せ式オイルフィ
    ルタ装置において、前記両エレメントは相互間に軸方向
    隙間を設けて前記プロテクタ部材上に配置され、また前
    記軸方向隙間を除いて前記バイパスフロー用エレメント
    を覆う筒状ケースを設けて、前記軸方向隙間から前記バ
    イパスフロー用エレメントを通るバイパスフロー流路を
    形成することを特徴とする組合せ式オイルフィルタ装置
  3. (3)特許請求の範囲第1項又は第2項記載の組合せ式
    オイルフィルタ装置において、前記プロテクタ部材には
    、オイルフィルタ装置の前記内燃機関側ブラケットへの
    装着時に該ブラケットに密封接触して前記プロテクタ部
    材内部のフルフロー流路を他の流路から隔離するシール
    部材の保持のための突出部が設けられることを特徴とす
    る組合せ式オイルフィルタ装置。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の組合せ式オイルフィ
    ルタ装置において、前記プロテクタ部材は、それぞれが
    薄板金属から筒状に成形されかつかしめにより一体に結
    合された第1および第2のプロテクタ部分で構成され、
    このかしめ結合部が前記突出部となることを特徴とする
    組合せ式オイルフィルタ装置。
  5. (5)特許請求の範囲第3項記載の組合せ式オイルフィ
    ルタ装置において、前記プロテクタ部材は薄板金属で形
    成され、前記突出部はこのプロテクタ部材の周囲から半
    径方向内方に突設されたリブであることを特徴とする組
    合せ式オイルフィルタ装置。
  6. (6)特許請求の範囲第3項記載の組合せ式オイルフィ
    ルタ装置において、前記プロテクタ部材および突出部は
    合成樹脂により一体に形成されることを特徴とする組合
    せ式オイルフィルタ装置。
JP61186550A 1986-08-08 1986-08-08 内燃機関用の組合せ式オイルフイルタ装置 Expired - Lifetime JPH0722655B2 (ja)

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JPS59162906U (ja) * 1983-04-14 1984-10-31 和興産業株式会社 コンビネ−シヨン型オイルフイルタ−

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