JP3834445B2 - 流体フィルタ - Google Patents

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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のオイル等を濾過する流体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のリサイクル意識の高まりによって、使用済みのオイルフィルタの処分時にも材質毎の分別回収が要求されている。ろ紙製の筒形のエレメントを金属製の内筒ホルダから分別回収できるオイルフィルタとして、出願人は、図9に示した車両用流体フィルタを提案している(特願平9−260542号)。
【0003】
内筒ホルダ2の外周には、エレメント1が抜き取り可能な状態で組み込まれる。内筒ホルダ2の下端には、エレメント1の下端を支持する鍔部3が、軸圧入によって組み付けられる。エレメント保持プレート4は、エレメント上端に被せられる。エレメント保持プレート4の内側には、内筒ホルダ2の上端に嵌合する嵌合部4aが形成され、エレメント保持プレート4の外側には、エレメント1の上端を押さえる押圧部4bが形成される。エレメント保持プレート4の下面には、リリーフバルブ6がプロジェクション溶接される。エレメント保持プレート4の押圧部4bの上面とフィルタケース5の頂部との間には、チェックスプリング4cが設けられる。このチェックスプリング4cは、エレメント保持プレート4にプロジェクション溶接される。押圧部4bのエレメントを押さえる力は、チェックスプリング4cがフィルタケース5の頂部と当接し、曲げ変形する際に発生する。エレメント1は、下端を鍔部3によって、上端を押圧部4bによって、軸方向に挟まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用流体フィルタにあっては、チェックスプリング4cは、エレメント保持プレート4にプロジェクション溶接されるので、チェックスプリング4cとエレメント保持プレート4とを溶接可能な材料にしなければならず、チェックスプリング4cに弾性限度の大きい材料を用いることができなかった。このため、車両用流体フィルタの組み付け時に、車両用流体フィルタを構成する各部品の高さ方向の寸法精度を厳しくする必要があり、組み付けが容易な車両用流体フィルタを得ることができなかった。
【0005】
また、内筒ホルダ2の先端は、切り放されたままなので、エレメント1を内筒ホルダ2に組み付ける際、内筒ホルダ2の鋭い先端がエレメント1の内周に引っ掛かり、エレメント1の内周に傷を付けるおそれがあり、慎重に組み付けなければならなかった。
【0006】
さらに、内筒ホルダ2と鍔部3は、別ピースで構成されるので、内筒ホルダ2を鍔部3に軸圧入する工程が必要になる他、各単品毎の寸法精度も要求される。このため、個々の部品を精度良く形成して圧入する工程が必要になり、組み付けが容易な車両用流体フィルタが得られなかった。
【0007】
そこで、本発明は、組み付けが容易な流体フィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0009】
請求項1の発明は、下端が開口する筒状のフィルタケース(11)と、フィルタケース(11)の内部に挿入される筒形のエレメント(12)と、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(13)と、内筒ホルダ(13)の上端に嵌合すると共にエレメント(12)の上端を押さえるエレメント保持プレート(14)と、エレメント保持プレート(14)に固定され、弾性力でエレメント保持プレート(14)をエレメント(12)の上端に付勢させるスプリング(15)とを備える流体フィルタにおいて、前記スプリング(15)は、円環状のフランジ部(15a)と、その周方向に関して間隔を空けて配されて、このフランジ部(15a)から外側方に向けて延びる複数の板ばね部(15b)とから構成され、前記エレメント保持プレート(14)又は前記フランジ部(15a)のいずれか一方には、外側に向けて突出する複数の耳部(14e)が形成され、これら耳部(14e)が周方向において前記板ばね部(15b)の間に位置されて前記エレメント保持プレート(14)にフランジ部(15a)が重ね合わされ、これら耳部(14e)が折返されて他方の部材の外周部にかしめられて前記エレメント保持プレート(14)と前記スプリング(15)とが固定されたことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、エレメント保持プレート(14)とスプリング(15)をかしめ固定するので、エレメント保持プレート(14)とスプリング(15)とが異材の場合でも接合することが可能になる。スプリング(15)に、エレメント保持プレート(14)よりも弾性限度の大きい材質を自由に選定できるので、エレメント(12)の上端とフィルタケース(11)の頂部との間の寸法が変動した場合でも、スプリング(15)が降伏し、塑性変形するのが防止できる。したがって、組み付け時に流体フィルタを構成する各部品の高さ方向の寸法精度を高精度にする必要がなくなるとともに、組み付けが容易な流体フィルタが得られる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、スプリング(15)がばね鋼からなることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、スプリング(15)にばね鋼を使用するので、弾性限度を大きくとれる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、エレメント保持プレート(14)に溶接されエレメント(12)の内外の圧力差に応じて動作するリリーフバルブ装置(22)を備え、スプリング(15)は、リリーフバルブ装置(22)の溶接位置とは異なる位置でかしめて固定されることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、スプリング(15)がリリーフバルブ装置(22)の溶接位置とは異なる位置でかしめて固定されるので、製造が容易であり、かしめ工程において溶接部分に損傷を与えるおそれもない。
【0015】
なお、スプリング(15)は、エレメント保持プレート(14)に対するかしめ固定部分から延設されて突出する板ばね部(15b)を備え、撓ませた板ばね部(15b)をフィルタケース(11)に当接させることにより発生する弾性力によってエレメント保持プレート(14)をエレメント(12)の上端に付勢させてもよい
【0016】
このようにすれば、撓ませた板ばね部(15b)をフィルタケース(11)に当接させることにより、エレメント保持プレート(14)を付勢させるので、部品点数を削減できる。
【0017】
また、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(13,30)を備える流体フィルタにおいて、内筒ホルダ(13,30)の端部が曲面状に形成され、内筒ホルダ(13,30)は端部の側からエレメント(12)に差し込まれるようにしてもよい
【0018】
このように構成すれば、内筒ホルダ(13)の端部を曲面状に形成したので、エレメント(12)の内周に内筒ホルダ(13)を組み付ける際にエレメント(12)の内周を傷つけるおそれがなく、スムーズに組み付けることができる。
【0019】
また、内筒ホルダ(13)の端部内側に折り曲げることにより曲面状に形成してもよい
【0020】
これによれば、内筒ホルダ(13)の端部は、内側に折り曲げられることにより曲面状に形成されているので、内筒ホルダ(13)の端部構造が複雑になることがないと共に、内筒ホルダ(13)の強度を高めることが可能となる。
【0021】
また、内筒ホルダ(30)は合成樹脂を成形して形成されるものであり、内筒ホルダ(30)の端部は曲面状に成形されるよう構成してもよい
【0022】
このように構成すれば、内筒ホルダ(30)は合成樹脂を成形して形成されるものであることにより、内筒ホルダ(30)端部の曲面状の形成が容易である。
【0023】
さらに、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(130)を備える流体フィルタにおいて、内筒ホルダ(130)は、エレメント(12)の内径に即して形成された他の部分(130b)よりもその外周が小径とされた端部(130a)を備え、内筒ホルダ(130)は端部(130a)の側からエレメント(12)に差し込まれるよう構成してもよい
【0024】
この構成によれば、内筒ホルダ(130)の端部を小径に形成したので、エレメント(12)の内周に内筒ホルダ(130)を組み付ける際にエレメント(12)の内周を傷つけるおそれがなく、スムーズに組み付けることができる。
【0025】
また、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(30)を備える流体フィルタにおいて、エレメント(12)の軸方向の位置を規制する鍔部(30b)が内筒ホルダ(30)に一体に成形されるように構成してもよい
【0026】
この構成によれば、内筒ホルダ(30)に鍔部(30b)を一体に成形することで、部品点数の削減が図れ、内筒ホルダ(30)を鍔部(30b)に軸圧入する工程が不要になり、組み付けを容易にすることができると共に、鍔部(30b)により内筒ホルダ(30)の強度を高めることが可能となる。
【0027】
また、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(30)を備える流体フィルタにおいて、内筒ホルダ(30)の端部(30d)側に配置されるプレート部材(17)と、内筒ホルダ(30)の端部(30d)およびプレート部材(17)の間に介装されて内筒ホルダ(30)の端部(30d)およびプレート部材(17)との間をシーリングするパッキン(23)と、を備え、内筒ホルダ(30)の端部(30d)は内筒ホルダ(30)に一体に成形されるように構成してもよい
【0028】
このように構成すれば、内筒ホルダ(30)に端部(30d)を一体に成形することで、部品点数の削減が図れ、組み付けを容易にすることができる。
【0029】
また、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(330)を備える流体フィルタにおいて、エレメント(12)の内周面に対向する内筒ホルダ(330)の外周面が凹凸形状に形成され、外周面の凸部以外の場所に内筒ホルダ(330)の内外を貫通させる開口(331)が設けられるように構成してもよい
【0030】
この構成によれば、エレメント(12)の内周面は内筒ホルダ(330)の外周面に形成された凸部のみが接触するため、内筒ホルダ(330)組み付け時の抵抗が少なく、組み付けが容易であると共に、エレメント(12)の内周面側の開口率を実質的に拡大でき、したがって流量抵抗が減少すると共に、開口部における流速も低下するので、濾過効率を向上させることができる。
【0031】
また、筒形のエレメント(12)と、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(230,330)と、内筒ホルダ(230,330)の端部に嵌合すると共にエレメント(12)の上端を押さえるエレメント保持プレート(14)と、エレメント保持プレート(14)に取り付けられエレメント(12)の内外の圧力差に応じて動作するリリーフバルブ装置(22)と、を備える流体フィルタにおいて、リリーフバルブ装置(22)はエレメント(12)の内周側に配置されるとともに、内筒ホルダ(230,330)をエレメント(12)内に差し込む際に、内筒ホルダ(230,330)の内周面をリリーフバルブ装置(22)の外周に当接させてリリーフバルブ装置(22)を内筒ホルダ(230,330)の差し込み時のガイドとして用いることが可能とされているように構成してもよい
【0032】
この構成によれば、内筒ホルダ(230,330)をエレメント(12)内に差し込む際に、リリーフバルブ装置(22)を内筒ホルダ(230,330)の差し込み時のガイドとして利用できるので、スムーズに組み付けることができる。
【0033】
また、筒形のエレメント(12)と、エレメント(12)の内周にエレメント(12)が抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダ(230,330)と、内筒ホルダ(230,330)の端部に嵌合するとともにエレメント(12)の上端を押さえるエレメント保持プレート(14)と、エレメント保持プレート(14)に取り付けられエレメント(12)の内外の圧力差に応じて動作するリリーフバルブ装置(22)と、を備える流体フィルタにおいて、リリーフバルブ装置(22)はエレメント(12)の内周側に配置されるとともに、内筒ホルダ(230,330)をエレメント(12)内に組み込んだ際に、内筒ホルダ(230,330)の内周面をリリーフバルブ装置(22)の外周に当接させて内筒ホルダ(230,330)の位置を規定可能としてもよい
【0034】
このように構成すれば、内筒ホルダ(230,330)をエレメント(12)内に組み込んだ際に、リリーフバルブ装置(22)を内筒ホルダ(230,330)の位置決め部材として利用できるので、組み付け精度を向上させることができる。
【0035】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体フィルタにおいて、前記耳部(14e)は、前記エレメント保持プレート(14)に形成され、この耳部(14e)を前記スプリング(15)にかしめ固定することを特徴とする。
【0036】
この発明によれば、エレメント保持プレート側の耳部をかしめることにより、スプリング側に耳部を形成した場合と比較して、スプリングの歩留まりが向上すると共に、スプリングに保持プレートよりも弾性限度の大きい材質を自由に選定しても、かしめ作業が容易で、かしめ固定精度を確保できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
−第1の実施形態−
以下、図1および図2を参照して、本発明による流体フィルタを車両用流体フィルタに適用した第1の実施形態について説明する。
【0038】
図1に示すように、この車両用流体フィルタは、下端が開口する円筒容器状のフィルタケース11と、フィルタケース11の内部に挿入され、オイルを濾過する筒形のエレメント12と、エレメント12の内周に装着される内筒ホルダ13と、エレメント12を上方向から押さえるエレメント保持プレート14と、エレメント保持プレート14に押圧力を与えるチェックスプリング(スプリング)15とを有する。内筒ホルダ13の下端には、エレメント12の下端を支持する鍔部16が設けられる。エレメント12は、エレメント保持プレート14と鍔部16との間で軸方向に挟まれる。フィルタケース11の下端には、エンジンブロックへの取り付けネジを有するエンドプレート17が設けられる。エンドプレート17と鍔部16との間にはパッキン23が介装される。エンドプレート17の下面外周には、クロージャープレート18が溶接固定される。クロージャープレート18は、フィルタケース11の開口端に巻き締め固定される。クロージャープレート18には、エンジンブロックと密着するパッキン19が装着される。
【0039】
エレメント12は、処理されたろ紙を繰り返し折りたたんだもので、全体が円筒形に形成される。折りたたんだ山が円筒の外周になり、谷が円筒の内周になる。エレメント12の上端及び下端の内周側には、シールプレート20a,20bが接着材で接合される。ろ紙を折りたたむことで、オイルの通過総面積を大きくし、流れの抵抗を小さくできる。
【0040】
内筒ホルダ13は、エレメント12の内周に抜き取り可能な状態で組み込まれる。この内筒ホルダ13は、板厚の薄い円筒形をなし、エレメントの内周と略等しい外径を有する。内筒ホルダ13の先端の縁には、切り放された後、プレス等によって内側に丸まるカーリングが施される。また、内筒ホルダ13の下端には、鍔部16が軸圧入される。鍔部16の外周は、内筒ホルダ13の全外周にフランジ状に張り出す。内筒ホルダ13の周面には、濾過されたオイルがクリーンサイド側に流出するための通過口21が複数開けられる。なお、内筒ホルダ13の先端は、カーリングで円状に丸められなくても、曲げ加工によって曲面が形成されてもよい。
【0041】
エレメント保持プレート14は、略円盤状の薄板からなり、中央付近に開口14aが開けられる。開口14aの周囲には下方に凸の突条14bが形成される。この突条14bのさらに外周には、段差14cが形成される。段差14cの内壁面が内筒ホルダ13と嵌合する。段差14cのさらに外周には、一段下がって押圧部14dが形成される。
【0042】
エレメント保持プレート14の下面には、リリーフバルブ装置22が設けられる。このリリーフバルブ装置22は、エレメント保持プレート14の下面にフランジを介して溶接される筒状のケース22aと、突条14bに当接可能とされたプレート22bと、図1においてプレート22bの下面およびケース22a内側の底面の間に介装される圧縮ばね22cとを備える。通常時には、圧縮ばね22cの付勢力によりプレート22bは突条14cに当接され、これによりエレメント保持プレート14とプレート22bとが密着している。クリーンサイドとダーティサイドの圧力差が一定以上になると、圧縮ばね22cの付勢力に抗してプレート22bが押し下げられて、エレメント保持プレート14とプレート22bとの間に間隙が形成される。この間隙を介してダーティサイドのオイルがクリーンサイドに流れ込むため、ろ紙にかかる内外圧差が大きくなり過ぎてろ紙が破けるような事故が防止される。
【0043】
このチェックスプリング15は、図2に示したように、押圧部14dの上面に嵌合する円環状のフランジ部15aと、フランジ部15aと一体に形成された4つの板ばね部15bとからなる。この4つの板ばね部15bは、円環状のフランジ部の接線方向に延びる2本の平行な線上に設けられているので、チェックスプリング15をフィルタケース内に取り付けた時の安定性が良いと共に、チェックスプリング15の歩留まりも良い。さらに、板ばね部15bの先端部は、フィルタケース11の内面形状に沿った形状に形成されているので、一層、取り付け時の安定性が良い。板ばね部15bは、板材を折り曲げて形成される。また、チェックスプリング15は、エレメント保持プレート14の両端に形成した耳部14eを折り曲げて、耳部14eで挟み込むことでエレメント保持プレート14にかしめ固定される。チェックスプリング15がかしめ固定される位置は、エレメント保持プレート14に対してケース22aが溶接される位置Wとは異なる位置に設定される。このため、かしめによって溶接部分が損傷を受けることがない。
【0044】
また、エレメント保持プレート14の外周部に形成されたかしめ部をスプリング15にかしめ固定するので、エレメント保持プレートの突条14bとリリーフバルブ装置22のプレート22bとの当接部(シール部)の変形も防止できて両者の密着強度(シール性)が向上する。
【0045】
本実施形態では、4つの板ばね部15bの基部をかしめ固定しているので、スプリング15をフィルタケース内に取り付けた時の安定性が向上する。さらに、同一直線上に配置された2つの板ばね部の中央でかしめ固定しているので、かしめ箇所の数を低減できるとともに、2つの板ばねのばね特性も安定する。しかも、かしめ箇所が、エレメント保持プレート14とリリーフバルブ装置との溶接位置Wと異なるだけでなく、溶接位置Wから最も離れた位置に設けられているので、かしめ工程において溶接部分に損傷を与える恐れもなく、かしめ作業と溶接作業を同時に行うことも可能となり作業性が向上する。
【0046】
チェックスプリング15の材質は、エレメント保持プレート14とは異材のばね鋼からなる。板ばね部15bがフィルタケース11の内底に当接すると、板ばね部15bは曲げ変形し、押圧部14dに押圧力が与えられる。また、板ばね部15bをフィルタケース11内に挿入すると、エレメント保持プレート14がフィルタケース11の略中心に位置する。なお、図1のチェックスプリング15は、図2のA−A線断面図で示されている。
【0047】
図1に示すように、エレメント保持プレート14とフィルタケース11との頂部との間に設けられた板ばね部15bの弾性力によって、エレメント保持プレート14の押圧部14dがエレメント12の上端のシールプレート20aを押圧する。これによって、シールプレート20aと押圧部14dとの密着性が高まり、漏れオイルが発生するのが防止される。また、エレメント保持プレート14の押圧力によって、エレメント12の下部のシールプレート20bも内筒ホルダ13の鍔部16と密着する。また、内筒ホルダ13とエンドプレート17との間には、パッキン23が設けられるので、ここでも漏れオイルが生じることがない。
【0048】
なお、エレメント保持プレート14は、スプリング15よりも弾性限度の小さい材質のものが好ましく、特にSP材等を使用すれば加工性も良い。
【0049】
エンドプレート17は、外周にオイル流入口24を有し、中心にオイル流出口25を有する。油ポンプから送られたオイルは、オイル流入口24より内方に流入する。フィルタケース11の外周近傍に流れるオイルは、エレメント12で、小粒子のダストが除去された後、内筒ホルダ13に設けた通過口21を通過して、オイル流出口25から流出する。なお、オイル流入口24の上部のパッキン23は、逆止弁の機能も有する。このため、エンジン停止時や、オイルフィルタの取り外し時に、オイルが逆流したり、外部に漏れ出すのが防止される。
【0050】
上記流体フィルタの一実施形態の組み付け方法について説明する。まず、エレメント12の内周に内筒ホルダ13を先端から徐々に挿入し、鍔部16の位置まで嵌め込む。内筒ホルダ13の先端は、カーリングで丸められているので、エレメント12の内周に内筒ホルダ13を組み付ける際に鋭い先端でエレメント12の内周を傷つけるおそれがなく、スムーズに組み付けることができると共に、内筒ホルダの強度を高めることが可能である。また、カーリングで円状に丸められなくても、曲げ加工によって曲面が形成された場合も同様に、スムーズに組み付けることができると共に、内筒ホルダの強度を高めることが可能である。
【0051】
次に、内筒ホルダ13の上端にエレメント保持プレート14を嵌合させる。ここでも、内筒ホルダ13の先端が丸められているので、内筒ホルダ13の先端は、エレメント保持プレート14と多少位置ズレを起こしていても、曲面で徐々にエレメント保持プレート14部内にすべって誘導される。したがって、内筒ホルダ13をエレメント保持プレート14に容易に組み付けることができる。なお、エレメント保持プレート14には、あらかじめ、リリーフバルブ装置22が溶接固定され、チェックスプリング15がかしめ固定されている。
【0052】
次に、一体にしたエレメント12、内筒ホルダ13、及びエレメント保持プレート14等をフィルタケース11内に挿入する。そして、内筒ホルダ13の下端にパッキン23を取り付け、エンドプレート17が溶接固定されたクロージャープレート18をフィルタケース11の開口端に巻き締め固定する。このとき、クロージャープレート18の巻き締め高さ等によって、エレメント12の上端とフィルタケース11の頂部との隙間の寸法が変動する場合も生ずる。エレメント保持プレート14には、弾性限度の大きいばね鋼からなるチェックスプリング15がかしめ固定されるので、エレメントの上端とフィルタケース11の頂部との隙間の寸法が変動した場合でも、チェックスプリング15が簡単に降伏し、塑性変形するのが防止できる。したがって、組み付け時に流体フィルタを構成する各部品の高さ方向の寸法精度が高精度に必要とされず、組み付け容易な車両用流体フィルタが得られる。板ばね部15bは、フィルタケース11の頂部と当接し、折れ曲がる。この板ばね部15bの弾性力によって、エレメント12は、上下に密着して挟まれる。なお、チェックスプリング15にばね鋼を使用することで、チェックスプリング15のへたりを防止でき、チェックスプリング15の機能向上も図ることができる。
【0053】
なお、保持プレート側のかしめ部(被かしめ部)をスプリングにかしめて固定する他に、スプリング側のかしめ部を保持プレートにかしめて固定しても良く、このような場合には、部品点数が増加することもなく有利である。しかしリベット等を介して保持プレートとスプリングをかしめ固定しても良い。
【0054】
−第2の実施形態−
図3は、本発明による流体フィルタの第2の実施形態を示している。第1の実施形態の各要素に対応する構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0055】
第2の実施形態のフィルタに用いられる内筒ホルダ30は、合成樹脂からなり、下部に鍔部30bが一体に成形される。内筒ホルダ30の上端30cおよび下端(端部)30dは、丸めて成形される。この内筒ホルダ30には、周方向に細長くオイル通過スリット31が形成される。
【0056】
丸めて形成された下端30dには、パッキン23が嵌め込まれるとともに、パッキン23を介して第1の実施におけるエンドプレート17に相当するエンドプレート(図3において不図示)が押し当てられる。
【0057】
このように、内筒ホルダ30に鍔部30bおよび下端30dを一体に成形することで、部品点数の削減が図れ、従来のように、内筒ホルダ30を鍔部に軸圧入する工程が不要になり、組み付けを容易にすることができる。
【0058】
また、内筒ホルダ30の上端30cは、丸めて成形されるので、カーリング加工した内筒ホルダ13と同様、エレメント12の内周を傷つけるおそれがなく、スムーズに組み付けることができる。
【0059】
−第3の実施形態−
以下、図4および図5を参照して、本発明による流体フィルタの第3の実施形態について説明する。第1の実施形態の各要素に対応する構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0060】
図4および図5に示すように、第3の実施形態では、内筒ホルダ130の先端部(端部)130aの外径が内筒ホルダの中央部(他の部分)130bに比べて小さく形成されている。そして、外径がエレメント12の内径とほぼ同一径に形成された内筒ホルダ130の中央部130bの外周面が、エレメント12の内周面と対向する。
【0061】
第3の実施形態では、内筒ホルダ130の先端部130aの径が小さくされているので、内筒ホルダ130をエレメント12に差し込む際に内筒ホルダ130の先端がエレメント12の内周面に接触しない。したがってエレメント12を傷つけるおそれがなく、円滑に組み付けを行うことができる。また、先端部130aをテーパー形状にして、先端部の径を小さくしても良い。なお、第1および第3の実施形態の構成に変えて、内筒ホルダ13,130の下端側、すなわちパッキン23側の端部に曲面形状部や小径部を形成しても、下端側の端部の側からエレメント12に差し込めば、第1および第3の実施形態と同様にエレメント内周を傷つける恐れがなく、スムーズに組み付けることができる。
【0062】
−第4の実施形態−
以下、図6および図7を参照して、本発明による流体フィルタの第4の実施形態について説明する。第1の実施形態の各要素に対応する構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0063】
図6および図7に示すように、第4の実施形態では、内筒ホルダ230を合成樹脂の一体成形により形成している。図7に示すように、内筒ホルダ230には内筒ホルダ230の内外を連通させる多数のオイル通過スリット231が形成されている。スリット231は第2の実施形態におけるオイル通過スリット31と同様に機能する。
【0064】
内筒ホルダ230の外径はエレメント12の内径とほぼ同一とされ、組み付けにより外周面234がエレメント12の内周面に沿って配置される。外周面234から突出する鍔部234aは第2の実施形態における鍔部30a(図2)と同様に機能する。
【0065】
一方、図7に示すように、内筒ホルダ230の内周面には、内筒ホルダ230の軸方向に突出する突出部235が設けられている。この突出部235は内筒ホルダ230の肉厚を上部で大きく設定することにより形成されており、この突出部235によって内筒ホルダ230の上部における内径が下部の内周面236における内径よりも小さくされている。図6に示すように、突出部235が設けられた部分における内筒ホルダ230の内径は、リリーフバルブ装置22のケース22aの外径よりもわずかに大きくされている。
【0066】
このように、第4の実施形態では、内筒ホルダ230の下部に比較して上部に突出部235を設け、その部分の内径をケース22aよりもわずかに大きくしている。このため、内筒ホルダ230をケース22aに接触させつつエレメント12に差し込むことができ、エレメント12を案内するガイドとしてケース22aを機能させることができる。したがって、より円滑に組み付け作業を行うことができる。
【0067】
また、第4の実施形態では、組み付け後の内筒ホルダ230の位置がケース22aによって規定される。すなわち、ケース22aを内筒ホルダ230のセンター出しのために利用することができる。したがって、組み付け精度を向上させることができる。しかも、内筒ホルダ230の上部に肉厚部を形成したので、内筒ホルダ230の強度を高めることが可能である。
【0068】
−第5の実施形態−
以下、図8を参照して、本発明による流体フィルタの第5の実施形態について説明する。第1の実施形態の各要素に対応する構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0069】
第5の実施形態では、内筒ホルダ330を合成樹脂の一体成形により形成している。内筒ホルダ330には内筒ホルダ330の内外を連通させる多数のオイル通過スリット(開口)331が形成されている。スリット331は第2の実施形態におけるオイル通過スリット31と同様に機能する。
【0070】
内筒ホルダ330の外周側には、図8(b)において上方から順に、突起332、突起333、突起334および突起335が形成されている。図8(a)に示すように、突起332〜335は、それぞれ内筒ホルダ330の軸を中心として放射状に複数(12個)配置されている。図8(b)に示すように、突起332〜335の部分では、内筒ホルダ330の外径はエレメント12の内径とほぼ同一され、突起332〜335の外周面がエレメント12の内周面に当接可能とされている。また、突起335にはその外周面から突出する鍔部335aが形成されている。鍔部335aは、第2の実施形態における鍔部30a(図2)に相当する。
【0071】
第5の実施形態では、突起332〜335を設けることにより、内筒ホルダ330の外周面が凹凸形状に形成されている。そして、エレメント12の内周面には面積の小さい突起332〜335の外周面のみが接触し、凹部に位置するオイル通過スリット331が直接接触しない。このため、エレメント12の内周面側の実質的な開口率を増大させ、これにより流量抵抗が減少すると共に、開口部における流速も低下するので、濾過効率を向上させることができる。また、内筒ホルダ330の外周面を凹凸形状に形成することで、内筒330の強度を高めることができる。
【0072】
図8(b)に示すように、内筒ホルダ330の内径はリリーフバルブ装置22のケース22aの外径よりもやや大きくされており、ケース22aは組み付け時のガイドとして機能するとともに、内筒ホルダ330のセンター出しのために利用される。これにより円滑な組み付けを可能とするとともに、組み付け精度を向上させることができる。
【0073】
エンドプレート17の外周には雄ねじ17aが形成されており、エンドプレート17は雄ねじ17aを介してリングナット341と螺合する。リングナット341をエンドプレート17に対し螺進させることにより、フィルタケース11とエンドプレート17とがOリング342を介して締め付けられる。なお、フィルタケース11には、エンドプレート17の外周面に形成された切欠きに収納される突起11aが設けられている。突起11aはフィルタケース11とエンドプレート17との間の回り止めとして機能する。このようにリングナットを使用するフィルタの場合は、エレメントの交換が可能である。
【0074】
なお、本発明において、内筒ホルダを合成樹脂とした場合は成形も容易であるが、合成樹脂に限らずアルミニウム等の他の材料で成形してもよい。合成樹脂やアルミニウム等で成形した場合は軽量化にも寄与する。
【0075】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、エレメント保持プレートにスプリングをかしめて固定したので、エレメント保持プレートとスプリングとが異材の場合でも接合することが可能になる。スプリングに弾性限度の大きい材質を自由に選定できるので、組み付け時に流体フィルタを構成する各部品の高さ方向の寸法精度が高精度に必要とされず、組み付け容易な流体フィルタが得られる。
【0076】
なお、内筒ホルダの端部を曲面状に形成すれば、エレメントの内周に内筒ホルダを組み付ける際にエレメントの内周を傷つけるおそれがなく、スムーズに組み付けることができる。
【0077】
また、内筒ホルダの端部を小径に形成すれば、エレメントの内周に内筒ホルダを組み付ける際にエレメントの内周を傷つけるおそれがなく、スムーズに組み付けることができる。
【0078】
また、内筒ホルダに鍔部を一体に成形すれば、部品点数の削減が図れ、内筒ホルダを鍔部に軸圧入する工程が不要になり、組み付けを容易にすることができる。
【0079】
また、内筒ホルダに端部を一体に成形すれば、部品点数の削減が図れ、組み付けを容易にすることができる。
【0080】
また、エレメントの内周面は内筒ホルダの外周面に形成された凸部のみが接触するようにすれば、エレメントの内周面側の開口率を実質的に拡大でき、したがって流量抵抗が減少すると共に、開口部における流速も低下するので、濾過効率を向上させることができる。
【0081】
また、内筒ホルダをエレメント内に差し込む際に、リリーフバルブ装置を内筒ホルダの差し込み時のガイドとして利用すれば、スムーズに組み付けることができる。
【0082】
さらに、内筒ホルダをエレメント内に組み込んだ際に、リリーフバルブ装置を内筒ホルダの位置決め部材として利用できるようにすれば、組み付け精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の流体フィルタを示す断面図。
【図2】チェックスプリングを示す平面図。
【図3】第2の実施形態の流体フィルタに用いられる内筒ホルダを示す断面図。
【図4】第3の実施形態の流体フィルタを示す断面図。
【図5】第3の実施形態の流体フィルタに用いられる内筒ホルダを示す断面図。
【図6】第4の実施形態の流体フィルタを示す断面図。
【図7】第4の実施形態の流体フィルタに用いられる内筒ホルダを示す断面図。
【図8】第5の実施形態の流体フィルタを示す図であり、(a)は内筒ホルダを(b)におけるA−A線方向から見た平面図、(b)は流体フィルタの(a)におけるB−B線断面図。
【図9】従来の流体フィルタを示す断面図。
【符号の説明】
11 フィルタケース
12 エレメント
13,30,130,230,330 内筒ホルダ
14 エレメント保持プレート
15 チェックスプリング(スプリング)
22 リリーフバルブ装置
23 パッキン
30 内筒ホルダ
30b 鍔部
30d 下端(端部)
130a 端部
130b 中央部(他の部分)
331 オイル通過スリット(開口)

Claims (4)

  1. 下端が開口する筒状のフィルタケースと、前記フィルタケースの内部に挿入される筒形のエレメントと、前記エレメントの内周に前記エレメントが抜き取り可能な状態で組み込まれる内筒ホルダと、前記内筒ホルダの上端に嵌合すると共に前記エレメントの上端を押さえるエレメント保持プレートと、前記エレメント保持プレートに固定され、弾性力で前記エレメント保持プレートを前記エレメントの上端に付勢させるスプリングと、を備える流体フィルタにおいて、
    前記スプリングは、円環状のフランジ部と、その周方向に関して間隔を空けて配されて、このフランジ部から外側方に向けて延びる複数の板ばね部とから構成され、
    前記エレメント保持プレート又は前記フランジ部のいずれか一方には、外側に向けて突出する複数の耳部が形成され、
    これら耳部が周方向において前記板ばね部の間に位置されて前記エレメント保持プレートにフランジ部が重ね合わされ、これら耳部が折返されて他方の部材の外周部にかしめられて前記エレメント保持プレートと前記スプリングとが固定されたことを特徴とする流体フィルタ。
  2. 前記スプリングがばね鋼からなることを特徴とする請求項1に記載の流体フィルタ。
  3. 前記エレメント保持プレートに溶接され前記エレメントの内外の圧力差に応じて動作するリリーフバルブ装置を備え、前記スプリングは、前記リリーフバルブ装置の溶接位置とは異なる位置でかしめて固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の流体フィルタ。
  4. 前記耳部は、前記エレメント保持プレートに形成され、この耳部を前記スプリングにかしめ固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体フィルタ。
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