JPS6342342Y2 - - Google Patents

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JPS6342342Y2
JPS6342342Y2 JP1978052496U JP5249678U JPS6342342Y2 JP S6342342 Y2 JPS6342342 Y2 JP S6342342Y2 JP 1978052496 U JP1978052496 U JP 1978052496U JP 5249678 U JP5249678 U JP 5249678U JP S6342342 Y2 JPS6342342 Y2 JP S6342342Y2
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JP
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test
agglutination
reaction
aggregation
plate
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JP1978052496U
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JPS54154792U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は免疫学的凝集反応および凝集阻止反応
により被検試料をテストする際に使用するスライ
ドテスト用プレートに関する。 免疫化学的凝集反応および凝集阻止反応は人ま
たは動物の血液、尿その他の体液中に含まれる各
種の生理活性物質の検出、あるいは微生物、ウイ
ルスなどの感染の有無の判定などに利用されてい
る。 特にスライドテストによる方法は操作が極めて
簡便であるばかりでなく、数分以内の短時間に結
果を判定することができるので、日常の臨床検査
業務の中に広く採り入れられるようになつてき
た。また、最近はスライドテストによる凝集反応
および凝集阻止反応により、被検試料中の被検物
質の存在の有無を定性的に調べるだけでなく、被
検物質の濃度を半定量することが試みられてい
る。すなわち、被検試料の希釈列、たとえば、倍
数希釈列を調製し、第1図に示すようなプレート
1上に枠2を数個描いた一枚のプレート上で数希
釈を同時にテストして、何倍希釈まで反応が陽性
となるかを調べ、当該測定試薬の測定感度に、凝
集または凝集阻止を生ずる最大希釈倍数を乗じて
被検物質の濃度を計算する。 スライドテストによる凝集反応と凝集阻止反応
とは測定原理が異なるので、被検物質の性質、分
子量の大小、あるいは被検試料中の濃度等によつ
ていずれの反応を用いるかを選択しなければなら
ないが、ときには1つの被検物質を両反応により
併行してテストすることも行なわれる。 一方、上記の如くスライドテストによる凝集反
応および凝集阻止反応はその簡便性と迅速性によ
り応用範囲は拡がり、臨床検査上重要な地位をし
めるにいたつたが、検査の件数と種類の増加とと
もに重大な欠点が指摘されるようになつた。すな
わち、凝集反応と凝集阻止反応とは反応の原理が
異るため、凝集反応では被検試料中の被検物質の
濃度が当該試薬の感度以上の場合にプレート上で
凝集を生じ、反応は陽性と判定されるのに対し、
凝集阻止反応では被検物質の濃度が当該試薬の感
度以上の場合はプレート上での凝集が阻止されて
凝集を生起しないが、反応は陽性と判定される、
換言すると凝集反応では凝集(+)、反応(+)
(被検物質存在)に対して凝集阻止反応では凝集
(−)、反応(+)(被検物質存在)となり、全く
逆になる。 このため、特に多忙な臨床検査業務の中にあつ
ては錯覚により時に逆の判定を下して混乱を生ず
ることがある。 例えば、「テストの結果が陽性である」と言つ
た場合、凝集が生じたことを意味するのか、被検
物質が存在することを意味しているのか明確でな
い。凝集反応の場合は、凝集が生ずることと被検
物質が存在することとは一致するので混乱は生じ
ないが、凝集阻止反応の場合は、凝集が生じない
場合に被検物質が存在することを意味することと
なるため混乱するおそれがある。 また、被検試料の数希釈を同時にプレート上で
テストして被検物質の濃度を定量する場合は、当
該試薬の感度と凝集または凝集阻止を示すのに必
要な最大希釈倍数から計算するが、測定の都度こ
の計算を行なうのは繁雑であるばかりでなく、計
算違いを誘発するおそれもある。 本考案は上記の如きスライドテストによる凝集
反応および凝集阻止反応の欠点を除き、測定結果
の判定上の混乱を未然に防止するとともに、被検
物質の濃度計算を容易にし、当該検査法の有用性
と確実性を更に高めるために有用なスライドテス
ト用プレートを提供するものである。 以下、本考案を実施例について具体的に説明す
る。 第2図において、1はなめらかな平面を有する
横に長い形状のプレートでありこの表面に被検試
料と測定試薬との反応を行なう領域を区分するた
めの枠2を描く。プレート1はその表面に描かれ
た枠2内において水性物質による反応を行なわせ
るので、反応が均一に行なわれるためには水親和
性であることが必要であるが、吸水性であつては
ならない。また、測定試薬中の微粒子固体として
ポリスチレンラテツクスの如き白色の微粒子を用
いる場合は黒色に塗装するか、あるいは透明の場
合は裏面に黒色の紙を当てるのが良い。微粒子固
体が活性炭末のような黒色の微粒子である場合は
白色に塗装するか、あるいは透明の場合は裏面に
白色の紙を当てるのが良い。プレートの材質とし
てはガラス、硬質プラスチツク、紙、陶磁器、金
属等を使用することができる。 被検試料のテストを行なう領域はテストを行な
うに必要かつ十分な広さを有し、その領域を区分
する枠2の形状は円、楕円、四角、六角等適当な
形でよい。一枚のプレートに設けるテストを行な
う領域の数はテストを行なうに必要かつ十分な広
さを確保し得れば任意であるが、一般に3〜5個
を横に並べるのが適当である。枠2を描くまたは
印刷する材質としては水性の反応液がこの枠内か
らはみ出さないように撥水性のもの、例えば油性
インキ、油性ペイント、ガラスペイントなどが好
適である。 各テストを行なう領域の近傍には被検液を希釈
すべき倍数の表示3を描記する。表示する希釈倍
数は使用する試薬によつて異なる。 4は各テスト領域で行なわれたテストの結果の
表示であり、このテスト結果の反応の凝集像又は
非凝集像を実際に観察される像に似せて模式的に
示したものである。すなわち、凝集が生じた場合
は例えば点の集合(いわゆる網点)のようなザラ
ザラした感じに、凝集が生じない場合はいわゆる
ベタのような滑かな感じとなるように描く。この
表示の形状は、第2図のような楕円形の他、円
形、長方形、正方形、菱形、六角形、星形等任意
の形状とすることができる。 表示は各希釈について行なわれたテスト結果に
ついて生じうる組合せのすべてを包含し得るよう
にする。例えば、50倍、100倍、200倍の3段階に
希釈した試料について凝集阻止反応でテストを行
なう場合、生じうる結果の組合せは50倍希釈非凝
集、100倍希釈非凝集、200倍希釈非凝集;以下同
様に非凝集、非凝集、凝集;非凝集、凝集、凝
集;凝集、凝集、凝集の4種類であるから、この
4種類の組合せを包含するためには、50倍希釈の
試料を反応させる領域の左右いずれかの側に上又
は下から順に非凝集、非凝集、非凝集、凝集、以
下同様に100倍希釈液反応領域の側には非凝集、
非凝集、凝集、凝集、200倍希釈液反応領域の側
には非凝集、凝集、凝集、凝集を表わす標識を描
記する。テスト結果の表示をこのようにすること
によつて各希釈試料のテスト結果を横一線になる
ように組合せて被検試料中に含まれる被検物質の
量を、後述する含量を示す表示5から直ちに知る
ことができる。 被検物質の濃度を示す表示5は当該測定試薬の
測定感度と各希釈試料のテストの結果の組合せと
から算出される数値を該プレートの右端又は左端
に描記する。例えば50倍、100倍、200倍の3段階
に希釈した試料について測定感度0.1mg/のエ
ストロジエン測定試薬を用いてテストする場合、
テストの結果の組合せによつてエストロジエン濃
度は第1表右欄の数値となる。
【表】 なお、各テスト結果の表示4と被検物質の濃度
の表示5とを相互に線8で結んでおくとテストの
結果を横一線になるように組合せるのが容易にな
るので、被検物質の濃度の読取りに一層便利であ
る。 既述のようにスライドテストによる反応には凝
集反応と凝集阻止反応の2種類があり、凝集が生
起したとき陽性と判定する反応と凝集が生起しな
かつたとき陽性と判定する反応とがあるので、使
用者の混乱をさけ、誤判定を防止するために凝集
の生否と被検物質の存否との関係を明瞭ならしめ
る必要がある。そこで当該プレートの余白の部分
にこのプレートを使用してテストを行なうべき測
定試薬の名称6を表示することによつて使用者の
混乱および誤判定の危険を防止するとともに、使
用者にとつて一層便ならしめることが可能であ
る。 次に本考案に係るスライド用プレートの使用方
法を第2図にしめすプレートを用いて妊婦の尿中
エストロジエンを測定する場合を例として説明す
る。 先ず、妊婦から採取した尿をテストを行なう領
域を示す枠2の下部に表示された希釈倍数3即
ち、200倍、100倍および50倍にしたがつて、エス
トロジエン測定試薬に添付されている希釈液を用
いて各々希釈し、その1滴ずつをそれぞれのテス
ト領域に滴下する。次いでこれにエストロジエン
測定試薬を1滴ずつ加えてよく混合した後、混合
液を回転させるようにプレートを動揺させつつ3
分間反応させる。3分経過後、直ちに各々のテス
ト領域の凝集の有無を照明下に観察する。当該エ
ストロジエン測定試薬は凝集阻止反応に基づくも
のであるので、凝集を生じない場合はエストロジ
エンが存在することを示し、凝集を生ずる場合は
エストロジエンが存在しないことを示している。 凝集の有無による反応結果の組合せからプレー
ト右端に表示したエストロジエン含量5を読みと
る。即ち、いずれの希釈倍数においても凝集が認
められない場合は20mg/以上、200倍希釈にお
いて凝集を認め、100倍および50倍希釈では凝集
を認めない場合は10mg/、200倍および100倍希
釈においては凝集を認め、50倍希釈では凝集を認
めない場合は5mg/、いずれの希釈倍数におい
ても凝集を認める場合は5mg/以下のエストロ
ジエンが妊婦の尿中に含有されていることを半定
量することができる。 本考案のスライドテスト用プレートは、各反応
領域におけるテスト結果を実際の凝集像又は非凝
集像に似せて模式的に示してあるので、凝集を生
じた場合を陽性または+と判定するのか、凝集を
生じなかつた場合を陽性または+と判定するの
か、あるいは現に使用している試薬が凝集反応に
基づくものであるか、凝集阻止反応に基づくもの
であるかというような、錯覚を生ずるようなこと
を考慮することなく、現に各希釈被検液について
生じたテスト結果の組合せをプレート上にたどれ
ばその被検液中の被検物質の濃度を直ちに半定量
することができる。したがつて、多忙な臨床検査
業務においても混乱を生ずることなく、正確な判
定を下すことができ、担当者の心理的負担の軽減
は大きく、実用価値は極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスライドテスト用プレートの1
例を示す平面図、第2図は本考案に係るスライド
テスト用プレートの一実施例を示す平面図であ
る。 図中、1……プレート、2……枠、3……被検
試料の希釈倍数を表わす表示、4……テスト結果
を示す表示、を表わす。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 異なつた希釈倍数の被検液についてテストを行
    なうための複数の反応領域を具備するスライドテ
    スト用プレートにおいて、 (a) 各反応領域に対応させてその領域で反応を行
    なうべき被検液の希釈倍数を表示し、 (b) 各希釈被検液についてのテストで凝集および
    非凝集がどのような組合せで出現するかを、可
    能な全ての組合せについて各組の組合せを一段
    として組合せの数に対応した数の段にして表示
    し、そして 前記表示は凝集の場合は凝集像を模式的に表
    わした標識で、非凝集の場合は非凝集像を模式
    的に表わした標識で表示し、 (c) 各段に、その組合せのテスト結果が生じたと
    きにその被検液に含まれる被検物質の量又は濃
    度を表わす数値を表示したことを特徴とするス
    ライドテスト用プレート。
JP1978052496U 1978-04-20 1978-04-20 Expired JPS6342342Y2 (ja)

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