JPS6341251A

JPS6341251A - 電子制御変速機搭載車両の警報装置

Info

Publication number: JPS6341251A
Application number: JP18490186A
Authority: JP
Inventors: Hirotaka Sasa; 佐々　裕貴; Hiroshi Yoshimura; 吉村　洋
Original assignee: Isuzu Motors Ltd
Current assignee: Isuzu Motors Ltd
Priority date: 1986-08-06
Filing date: 1986-08-06
Publication date: 1988-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は電子制御変速機搭載車両の警報装置に関する。

（従来の技術）摩擦クラッチ板の接・断操作や変速機の変速操作を手動
で行なう代りに、流体トルクコンバータや遊星歯車機構
を用いて自動変速を行なう変速機は広く知られているが
、機構が複雑であること、燃費の向上が困難であること
等の理由から、近年では従来の手動変速機に用いられた
摩擦クラッチ板や変速機をそのまま利用し、クラッチの
接・断操作や変速機の変速操作をマイコンによる電子制
御装置により制御する電子制御自動変速機が開発されて
いる。

かような電子制御変速機は、油圧、空気圧等の作動流体
により変速機アクチュエータおよびクラッチアクチュエ
ータを駆動する油圧（空気圧）制御回路（以下、空気圧
により駆動される回路も含めて単に「油圧制御回路」と
いう）を有し、各アクチュエータの電磁バルブを電子制
御装置により制御することによって変速操作やクラッチ
の接・断操作を自動的に行なうように構成されている。

（発明が解決しようとする問題点）上記電子制御変速機においては、変速機アクチュエータ
やクラッチアクチュエータの油圧制御回路に多数の電磁
バルブが使用されている。従って、万一これらの電磁バ
ルブの励磁コイルに断線や短ＭＳ等の異常が生じたとき
は、適切な変速操作を行なうことが不可能となり、運転
中の危険を招くことになる。特に、変速機アクチュエー
タを制御する電磁バルブに異常が生じると、目的ギヤ段
に変速することが不可能となるなどの問題点があった。

従って本発明の目的は、変速機アクチュエータの異常の
有無を電子制御装置により常に監視させ、使用不可能な
ギヤ段があるときは運転者に警報することにより、上記
問題点を解消できる電子制御変速機搭載車両の警報装置
を提供することである。

（問題点を解決するための手段）に記目的を達成するため本発明によれば、変速機アクチ
ュエータを制御する電磁バルブ駆動回路に設けた駆動回
路異常検出手段と、この異常検出手段からの入力信号に
基づき作動する警報手段とを有することを特徴とする電
子制御変速機搭載車両の警報装置が提供される。

（作用）本発明の警報装置は、変速機アクチュエータを制御する
各電磁バルブ駆動回路に異常検出手段を設け、いずれか
の電磁バルブの励磁コイル等に断線や短絡等の異常が生
じたときには、電子制御装置により警報を発して変速不
可能なギヤ段を運転者に知らせるようになっている。

（実施例）次に、本発明の一実施例を、図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図は、車両のエンジンと変速機とクラッチとスター
タの概略構成を示すブロック図、第２図は第１図の各部
品の７クチユエータの詳細を示すブロック図、第３図は
本発明の警報装置の回路図である。

第１図において、１は電子制御装置、２は非常用制御装
置である。３はエンジン、１１はソノエンジンアクチュ
エータである。エンジンアクチュエータ１１は、正常時
エンジンアクチュエータ１１ａ、非常用エンジンアクチ
ュエータｌｌｂからなる。４はクラッチ、１０はそのク
ラッチアクチュエータである。クラッチアクチュエータ
１０は、正常時クラッチアクチュエータ１０ａ、非常用
クラッチアクチュエータ１０ｂからなる。５は変速機、
９はその変速機アクチュエータである。

変速機アクチュエータ９は、正常時変速機アクチュエー
タ９ａ、非常用変速機アクチュエータ９ｂからなる。６
はスタータ、１２はそのスタータ駆動装置である。スタ
ータ駆動装置１２は、正常時スタータ駆動装置１２ａ、
非常用スタータ駆動装置１２ｂからなる。

７はセレクトレバー、８は車速センサである。

１３はアクセルセンサで、正常時アクセルセンサ１３ａ
、非常用アクセルセンサ１３ｂからなる。

この非常用アクセルセンサ１３ｂは、後述するように、
非常時にクラッチアクチュエータｌＯとモータ２５（第
２図）とを同時にまたはモータ２５だけを制御する入力
信号を発生するポテンショメータからなるものである。

１４は電源切換スイッチで、電子制御装置１と非常用電
子制御装置２の電源を切換えるためのものである。

１５は非常時に走行する際、ドライバーがギヤ段を指定
する非常用ギヤスイッチで、後退、ニュートラル、■速
の切換えを行うためのものである。

１６はＯＫゼインケータで、非常時に、ギヤ段処理が終
りアクセルにより走行回部又はニュートラルで空吹かし
可能であることをドライバーに伝えるランプである。

また、２８はエンジン回転センサ、２９はインプットシ
ャフト回転センサをそれぞれ示す。

ここで、前述の電子制御装置１は、正常時には、セレク
トレバー７からの信号、車速センサ８からの信号、正常
時アクセルセンサ１３ａからの信号、エンジン回転セン
サ２８からの信号、インプットシャフト回転センサ２９
からの信号、その他図示しないクラッチストローク、ギ
ヤ信号等の入力信号を受けて、正常時変速機アクチュエ
ータ９ａ、正常時クラ−、チアクチュエータ１０ａ、正
常時エンジンアクチュエータｌｌａ、正常時スタータ駆
動装置１２ａ等を駆動し、適切なギヤ操作、クラッチ制
御、エンジン制御を行うものである。

一方、非常用電子制御装置２は、電子制御装置１が故障
詩に電源切換スイッチ１４により、電子制御装置１への
電源を遮断すると同時に通電され、非常用スタータ駆動
装置１２ｂをオンにしてエンジンスタートの帛備をなし
、それと同時に、非常用ギヤスイッチ１５及び非常用ア
クセルセンサ１３ｂからの信号により、変速機ギヤ切換
え操作、クラッチの接・断操作及びエンジン制御を行う
ものである。

次に、第２図を参照して、各アクチュエータの詳細を説
明する。最初に正常時の制御用アクチュエータの構成を
中心に説明すると、１７は、変速機アクチュエータのう
ちの、セレクトアクチュエータであり、３位置シリンダ
ー構造となっており、′ｒｒＬ磁バルブｖ１　、ｖ２の
組合せで１速−Ｒ位置、２速−３速位置、４速−５速位
置の３つのセレクト位置を決定するように構成されてい
る６図示の例では、電磁バルブｖ１がオンでｌ速−Ｒ位
置、電磁バルブＶ　ｌ　＋　ｖ２がオンで２速−３速位
置、電磁バルブｖ２がオンで４速−５速位置にセレクト
される。

１８は変速機アクチュエータのうちのシフトアクチュエ
ータであり、セレクトアクチュエータ１７と同様な構造
を有し、電磁バルブｖ５．ｖ、ｉの組合せによりシフト
位置を決定する。そして、セレクトアクチュエータ１７
．シフトアクチュエータ１８、電磁バルブｖＩ　　＋　
”　２　、Ｖ　５　＋　Ｖ　４は正常時の変速機アクチ
ュエータ９ａ（第１図）を構成している。

１９はクラッチアクチュエータであり、バネバイアスさ
れた構造で片側だけに圧力が加えられるタイプのもので
ある。このクラッチの接・断は電磁バルブｖ５　＊　”
　６ｉによって行われ、図示の例では、電磁バルブＶ５
．Ｖ６がオンでクラッチ断であり、電磁バルブｖ５．■
６がオフでクラッチ接の動作が行われる。そして、この
クラッチアクチュエータ１９、電磁バルブｖ５．ｖ６は
正常時クラッチアクチュエータ１０ａ　（第１図）を構
成している。

２０はエンジンアクチュエータであり、前述のクラッチ
アクチュエータ１９と同様の構造を有し、電磁バルブＶ
７．Ｖｓの組合せでエンジン回転を制御する。そして、
このエンジンアクチュエータ２０、電磁バルブＶ７．Ｖ
Ｂは正常時エンジンアクチュエータ１１ａ（第１図）を
構成している。

２６はスタータリレーであり、正常時に電子制御装置１
からエンジンスタートの許可信号でオンされ、エンジン
スタートの準備状態になる。このスタータリレー２６は
正常時スタータ駆動装置１２ａを構成している。

次に、非常用アクチュエータの構成を中心に説明すると
、電磁バルブＶｅｏは油圧源を正常時制御用アクチュエ
ータから非常用アクチュエータに切換えるメインバルブ
であり、非常時にオンとし、正常時制御用アクチュエー
タへの圧力の供給を遮断し、非常用アクチュエータへの
圧力を供給するためのものである。

電磁バルブＶｅｌはセレクトアクチュエータ１７の非常
用電磁バルブであり、オンすると、図示の例ではｌ速−
Ｒ位置にセレクトされる。

゛電磁パルプＶｅ２．Ｖｅ５はシフトアクチュエータ１
８の非常用電磁バルブであり、その動作は、正常時制御
用アクチュエータの電磁バルブＶ３　、ｖ４と同様であ
る。

そして、電磁バルブＶｅｌ、Ｖｅ２　、Ｖｅ５及びセレ
クトアクチュエータ１７、シフトアクチュエータ１８は
非常用変速機アクチュエータ９ｂ（第１図）を構成して
いる。

電磁バルブＶｅ４はクラッチアクチュエータ１９の非常
用電磁バルブであり、オンするとクラッチ断、オフする
とクラッチ接となる。この電磁バルブＶｅ４及びクラッ
チアクチュエータは非常用クラッチアクチュエータ１０
ｂ　（第１図）を構成している。

モータ２５は、エンジンのロードコントロールレバーに
接続された非常時制御用のアクチュエータであり、この
モータ２５とエンジンアクチュエータ２０が非常用エン
ジンアクチュエータ１１ｂ（第１図）を構成している。

非常用スタータリレー２７は正常時の制御用スタータリ
レー２６と同様であり、非常用スタータ駆動装置１２ｂ
（第１図）を構成している。なお、ここで、非常用の油
圧系は点線で示され、正常時の制御用油圧系は実線で示
されており、２１．２２はそれぞれ油圧源及びタンクを
示す。

第３図には、本発明に係る電子制御変速機搭載車両の警
報装置を示す回路図が示しである。

図面において、３ｏは第２図に示した各電磁バルブのう
ちの１つの電磁バルブの励磁コイルを示す、３１はイン
ジケータとして働ら〈警報手段であり、ランプ３１ａ又
はブザー３１ｂ等の任意のものを使用することができる
。Ｅはバッテリ（電源）、Ｔｒは各′ＴＬ８１バルブの
励磁コイル３ｏに電流を筺す（又は遮断する）ことによ
り各電磁バルブを駆動する駆動トランジスタである。

各電磁バルブの励磁コイル３ｏの一端はバッテリＥのプ
ラス側に接続されており、他端は駆動トランジスタＴｒ
のコレクタに接続されている。駆動トランジスタＴｒの
エミッタは設こされ、ベースには電子制御装置１からの
駆動信号が入力される。また、励磁コイル３０と駆動ト
ランジスタＴｒの接続中点からはモニタ信号が取出され
、該モニタ信号を電子制御装置１に入力するようになっ
ている。

第３図の警報装置は、変速機アクチュエータ１７．１８
の正常時制御用電磁バルブ■１〜■４のみに設けてもよ
いが、非常時制御用の電磁バルブＶｅｌ〜Ｖｅ５の励磁
コイルにも設けたときはこれらの電磁バルブＶｅ１〜Ｖ
ｅ３のいずれかに異常が発生したことを警報することが
できる。また、メインバルブＶｅｏやクラッチアクチュ
エータ１９の電磁バルブｖ５．■６．ｖｅ４にも設ける
ことにより、これらの電磁バルブの異常を知ることもで
きる。

駆動トランジスタＴｒを介して励磁コイル３０と電子制
御装置１とを接続する回路は電磁バルブの駆動回路を構
成する。電子制御装置ｌとしては、正常時用電子制御装
置１又は非常用電子制御装置２のいずれか一方、又は両
方を用いることができる。

図示の警報装置は、モニタ信号と駆動信号との組合せに
より、下記の表に示すように各電磁バルブの正常−異常
を検出することができる。

表起電力が２４ＶのバッテリＥを使用しているとすれば、
電子制御装置１からの駆動信号がオンしたとき、モニタ
信号としてＯｖが発生しているものとすると、これは駆
動トランジスタＴｒのコレクタからエミッタに電流が波
れていることであるから、励磁コイル３０は導通状態が
正常であることを意味する。他方、駆動信号がオンであ
ってもモニタ信号として２４Ｖが発生している場合は。

駆動トランジスタＴｒに電流が流れないことであり、励
磁コイル３０に異常（断線）があるか、あるいは駆動ト
ランジスタＴｒ自体に異常（オーブン）があることを意
味する。また、駆動信号がオフであるにもかかわらずモ
ニタ信号がＯｖであるときは、励磁コイル３０の両端に
接続されたワイヤハーネスに異常（アースに短絡）があ
るか、あるいは駆動トランジスタＴｒ自体に異常（ショ
ート）があることを意味する。他方、駆動信号がオフで
あるとき、モニタ信号として２４Ｖが発生していれば、
励磁コイル３０や駆動トランジスタＴｒが正常であるこ
とを意味する。

モニタ信号と駆動信号とが上記表中で異常とされる組合
せのときは、電子制御装置ｌにより、インジケータとし
てのランプ３１ａの消灯、点灯又は点滅あるいはブザー
３１ｂを作動させることにより運転者に異常状態を知ら
せることができる。

例えば第３図の警報装置により電磁バルブＶ１駆動トラ
ンジスタＴｒに異常（ショート）があるときは、変速機
を１速−Ｒ位置又は２速−３速位置にセレクトすること
はできても、４速−５速位置にセレクトすることは不能
になるので、変速不能なギヤ■）（４速および５速）を
表示するランプ３１ａを点灯、消滅、あるいは点滅させ
る。このことにより、これらのギヤ段に変速することが
不能であり、変速可能なギヤ段はｌ速、２速、３速、後
退（Ｒ）であることを運転者が知ることができる。

次に、第４図のフローチャートに基づいて本発明の電子
制御変速機搭載車両の警報装置の制御について説明する
。

ステップ４１において変速不能なギヤ段の有・無を判定
し、変速不能なギヤ段が無い（ＹＥＳ）ときは、ステッ
プ４２においてランプ３１ａ等のインジケータに正常で
あることの表示を行なう。

これに対し、特定のギヤ段が変速不能になったときには
、ステップ４３においてその変速不能なギヤ段の表示を
行なう。

（発明の効果）本発明によれば、電子制御変速機の各７クチユエータを
制御する。ｔＢｉバルブのいずれかに異常があるか否か
を電子制御装置により判定させ、変速不能な特定のギヤ
段をインジケータに表示することができるので、運転者
は変速不能なギヤ段を避けて常に安全に車両を走行させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、電子制御変速機を搭載した車両の概略構成を
示すブロック図、第２図は、第１図の各アクチュエータ
の詳細を示すブロック図、第３図は、本発明の電子制御
変速機搭載車両の警報装置の回路図、第４図は、第３図
の警報装置の作動手順を示すフローチャートである。 ■・・・電子制御装置、３・・・エンジン、５・・・変
速機、９・・・変速機アクチュエータ、３０・・・励磁
コイル、３１・・・警報手段、Ｔｒ・・・駆動トランジ
スタ。第４図

Claims

【特許請求の範囲】

　変速機アクチュエータを制御する電磁バルブ駆動回路
に設けた駆動回路異常検出手段と、この異常検出手段か
らの入力信号に基づき作動する警報手段とを有すること
を特徴とする電子制御変速機搭載車両の警報装置。