JPS6341052Y2 - - Google Patents

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JPS6341052Y2
JPS6341052Y2 JP1983118764U JP11876483U JPS6341052Y2 JP S6341052 Y2 JPS6341052 Y2 JP S6341052Y2 JP 1983118764 U JP1983118764 U JP 1983118764U JP 11876483 U JP11876483 U JP 11876483U JP S6341052 Y2 JPS6341052 Y2 JP S6341052Y2
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JP
Japan
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container
solid
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defoaming
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JP1983118764U
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JPS6028003U (ja
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は固形消泡剤を一定速度で溶解させ消
泡作用を行う消泡装置に関する。
従来から汚水処理装置では、運転初期に流入す
る汚水中の洗剤等が十分処理できず、ばつ気室等
に発泡を生じるため消泡装置を必要とした。この
消泡装置として、一般に消泡ポンプを用いる方
式、または液体消泡剤を用いる方式のいずれかが
用いられている。
しかし、前者の消泡ポンプを用いた方式では、
消泡ポンプの他に消泡ノズル消泡水配管等が必要
となり、高価であり運転初期だけに使用する設備
としては過剰な設備とならざるを得なかつた。
また後者の液体消泡剤を使用する方式ではその
貯留容積の問題等から非常に少量づつ添加するこ
とが必要であり、適量をばつ気槽に添加するのが
困難であり、高価な消泡剤を必要以上に消費し不
経済であつた。
この考案は上記欠点を解消するためになされた
ものであつて、固形消泡剤を所定位置に拘束保持
して該固形消泡剤を一定形状のまま溶解させるこ
とができ、これによつて、該固形消泡剤をばつ気
槽内に定量的に溶解添加でき、経済的な消泡作用
が行える消泡装置を提供することを目的とする。
以下この考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図および第2図はばつ気槽1の流入部近傍
に消泡装置を設置した実施例を示す。この消泡装
置はばつ気槽1の流入部近傍の例えば側壁に取付
けられた支持容器2と、この支持容器2の流路上
に、例えばボルト締め、接着、一体成型等で固定
された支持棒3と、この支持棒3に挿入されたド
ーナツ状の固形消泡剤4とから成る。従つて、上
記支持棒3は、上記固形消泡剤4を貫通して該固
形消泡剤4の横ずれ及び転倒を防止し、該固形消
泡剤4を所定位置に拘束保持するための消泡剤拘
束保持部材となつている。
以上の構成によれば、ばつ気槽1への流入水a
は矢印に示すようにばつ気槽1への流入寸前で支
持容器2平面上で薄く均一に拡散し、流路上にあ
る固形消泡剤4を溶解させ、ばつ気槽1へ流入す
る。この際、固形消泡剤4は支持棒3により横ず
れ、転倒が防止されているために一定の形状を保
持して溶解するので、ばつ気槽1に定量的に消泡
剤を溶解添加でき、経済的使用が可能となる。
尚、固形消泡剤4と支持棒3との間には固形消泡
剤4が水を吸収し膨潤してブリツジ現象を生ずる
のを防止するために所定の隙間Aが設けられてい
る。
第3図はばつ気槽1内の水面際に消泡装置を配
置した実施例を示す。
水面下に一部を没入された溶解容器2には底部
側壁等に穴またはスリツト5等が穿設され、底部
の略中心位置には第3図a〜cに示すように支持
棒3が接着、ボルト締め、一体成型等で設置され
ている。そしてこの支持棒3には第1の実施例と
同様にドーナツ状の固形消泡剤4が所定の間〓A
を隔てて挿入されている。
従つて、この実施例でも同様に固形消泡剤4は
支持棒3により横ずれ、転倒が防止され、一定の
形状を保持して溶解され、ばつ気槽1への溶解量
は適量に維持される。
第4図は溶解容器2内でスペーサ6、支持棒3
により固形消泡剤4を支持した実施例を示す。
溶解容器2は第3図の実施例と同様にばつ気槽
1の水面下に一部を没入され、その底部、側壁等
に穴またはスリツト5等が穿設されている。そし
て、この溶解容器2内にはスペーサ6と、このス
ペーサ6と一体または別体の支持棒3に挿入支持
されたドーナツ状の固形消泡剤4が収納されてい
る。
従つて、この実施例に於てはスペーサ6と支持
棒3とにより消泡剤拘束保持部材が構成され、該
消泡剤拘束保持部材によつて上記固形消泡剤4の
横ずれ、転倒が防止され、ばつ気槽1への溶解量
は一定量に保持される。尚、この実施例でも固形
消泡剤4と支持棒2との間にも間〓Aを設けてあ
るが、特にこの実施例ではブリツジを起こして
も、固形消泡剤4の減少と共にスペーサー6、支
持棒3も下降してくるために、二重の意味でブリ
ツジ防止が図れる。
第5図は、溶解容器2内でスペーサー6、底部
枠7により固形消泡剤4を支持した実施例を示
す。
底部、側壁等にスリツト5等が穿設されている
溶解容器2内には、底部に設けられた底部枠7
と、スペーサー6とにより支持された固形消泡剤
4が収納されている。そして、スペーサー6、底
部枠7の一方または双方には、固形消泡剤4を係
合支持する突部、穴、溝等からなる係合部8が設
けられている。もつて、この実施例では、上記ス
ペーサ6と底部枠7及びそれらの係合部8とによ
つて消泡剤拘束保持部材が構成されている。この
際底部枠7の係合部8には水の流通をスムーズに
行うために、穴、溝を設けることが好ましい。
尚、溶解容器2と固形消泡剤4との間には、ブリ
ツジ防止用の間〓Aが設けられている。
従つて、上記実施例と同様に、固形消泡剤4は
横ずれ、転倒が防止され、ばつ気槽1への溶解量
は一定に保持される。
第6図a〜cは上記各実施例の改良形に相当
し、固形消泡剤4の上下に配置された一対のスペ
ーサー6a,6bにより固形消泡剤4を支持する
実施例を示す。
この実施例の溶解容器2は、円筒形または側壁
に穴、スリツト等が穿設された略筒状形状を成
し、この内部には、容器2内径に近以する径の上
下部スペーサー6a,6bに支持された固形消泡
剤4が収納されている。ここで底部に位置する下
部スペーサー6bには液流通用の穴またはスリツ
ト等が穿設されていると共に、支持棒3が固定さ
れていたり(同図a)、支持棒3が貫通していた
り(同図b)、また、上下のスペーサー6a,6
bの一方または双方に係合部8が設けられてい
る。
従つて、第6図a、第6図bの実施例では、支
持棒3と上下一対のスペーサー6a,6bとによ
り消泡剤拘束保持部材が構成され、第6図cの実
施例では上下一対のスペーサー6a,6bと係合
部8とにより消泡剤拘束保持部材が構成されてい
て、それらの消泡剤拘束保持部材により固形消泡
剤4の横ずれ、転倒が防止され、ばつ気槽1への
溶解量が一定に保持される。ここで、上部および
下部スペーサー6a,6bは、溶解容器2の内面
で確実に移動が阻止されている。
尚、上記各実施例において、固形消泡剤4の溶
解に伴つてその重量が減少し、底部に作用する圧
力が小さくなるので、これを原因として溶解速度
の変化も考えられる。
そこで、固形消泡剤4の上部に錘りを載置させ
れば、固形消泡剤4の底部に作用する圧力をほぼ
一定にでき、溶解速度を一定に保持でき、しかも
ブリツジ現象も防止できる。
第7図および第8図の実施例は、溶解容器2に
設けられた液流通孔5a,5bの開口量を調整す
ることにより、固形消泡剤4の溶解量を調整でき
る実施例を示す。
溶解容器2は外部容器2aと、これに回動可能
に収納された内部容器2bとから成り、この内部
容器2b内に固形消泡剤4が収納されている。も
つて、この実施例では、上記内部容器2bが消泡
剤拘束保持部材となつている。そして、各々の容
器2a,2bの底部には液流通孔5a,5bが穿
設されている。
従つて、内部容器2bを回動させれば、第8図
a−cに示すように液流通量が調整でき、固形消
泡剤の溶解量を一定に保持させたり、必要に応じ
て変化させることができる。
また、第9図は容器2を上部容器2aと下部容
器2bに分け、この係合部2cをねじ等にするこ
とによつて、上下移動自在とするものである。こ
れにより下部容器2bに設けたスリツト状の液流
通孔5の面積を変化させることができる。
第10図a,bはばつ気槽1の水面部に容器2
を吊り下げるものである。容器2内には容器底部
をつき抜ける支持棒3、固形消泡剤4が収容さ
れ、容器3底部には円形と3日月形の液流通孔5
が設けられている。また、固形消泡剤の上には支
持棒3を中心部位に保持するスペーサー6が設け
られている。そして、容器2の上部には吊りひも
9がストツパー10によつて長さ調整自在に固定
されている。この実施例によれば、容器2はばつ
気槽水面部に吊り下げられるが、固形消泡剤は横
ずれ、転倒などしないので、下部より徐々に溶解
し、適量ずつ溶解できる。
また、固形消泡剤を容器内に収容する例におい
ては、消泡剤の外径を容器内径よりある程度小さ
くし、容器内側壁との間に隙間を設け、ここにブ
リツジ現象が生ずるのを防止している。さらに、
固形消泡剤の上にスペーサーを設けた例では、こ
のスペーサーが傘の役割を果すので、雨天時等に
雨が固形消泡剤に降りかかり、必要以上の消泡剤
が溶解したり、ブリツジ現象を生じたりするのを
防止できる。
以上のようにこの考案によれば、ばつ気槽内で
少なくとも底部側を水面下に没入させた液流通可
能な容器内の所定位置に固形消泡剤を消泡剤拘束
保持部材により拘束保持させたので、該消泡剤拘
束保持部材により固形消泡剤の横ずれ及び転倒を
確実に防止することができ、このため、上記固形
消泡剤を所定位置で一定形状のまま溶解させるこ
とができ、これによつて、該固形消泡剤をばつ気
槽内に定量的に溶解添加させることができ、その
溶解量も適量となつて経済的な消泡作業が行える
等の極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の斜視図、第
2図は固形消泡剤の斜視図、第3図乃至第7図は
この考案の第2乃至第6の実施例の縦断面図、第
8図は第6の実施例の底面図、第9図は第7の実
施例の容器底部の縦断面図、第10図は第8の実
施例の縦断面図および底面図を示す。 1……ばつ気槽、2……容器(支持容器,溶解
容器)、3……支持棒、4……固形消泡剤、5…
…液流通孔,スリツト、6……スペーサー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ばつ気槽内に保持され、少なくとも底部側を
    水面下に没入させた液流通可能な容器と、この
    容器内に保持させた固形消泡剤と、この固形消
    泡剤を上記容器内の所定位置に拘束保持し、そ
    の固形消泡剤の転倒または横ずれを防止して該
    固形消泡剤の溶解量を適量とする消泡剤拘束保
    持部材とを備えた消泡装置。 (2) 上記消泡剤拘束保持部材は、上記容器内で上
    記固形消泡剤を貫通支持する支持棒から成り、
    この支持棒と上記固形消泡剤との間には、該固
    形消泡剤の水膨潤によるブリツジ現象防止用の
    隙間が設けられていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の消泡装置。
JP11876483U 1983-07-29 1983-07-29 消泡装置 Granted JPS6028003U (ja)

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JP11876483U JPS6028003U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 消泡装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11876483U JPS6028003U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 消泡装置

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Publication Number Publication Date
JPS6028003U JPS6028003U (ja) 1985-02-25
JPS6341052Y2 true JPS6341052Y2 (ja) 1988-10-27

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JP11876483U Granted JPS6028003U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 消泡装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601407B2 (ja) * 1977-05-04 1985-01-14 東レ株式会社 紡績糸製造装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601407U (ja) * 1983-06-16 1985-01-08 株式会社 西原環境衛生研究所 消泡装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601407B2 (ja) * 1977-05-04 1985-01-14 東レ株式会社 紡績糸製造装置

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JPS6028003U (ja) 1985-02-25

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