JPS6340134Y2 - - Google Patents

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JPS6340134Y2
JPS6340134Y2 JP18343884U JP18343884U JPS6340134Y2 JP S6340134 Y2 JPS6340134 Y2 JP S6340134Y2 JP 18343884 U JP18343884 U JP 18343884U JP 18343884 U JP18343884 U JP 18343884U JP S6340134 Y2 JPS6340134 Y2 JP S6340134Y2
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box
plates
top wall
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animals
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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、実験用小動物飼育箱に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より、医学・薬学・生物学等の基礎研究・
応用研究にはマウスラツトなどの動物実験が必要
不可欠なことは論を俟つまでもないが、特に最近
の目覚ましい生物科学の進歩とともに、更に高精
度かつ精密な動物実験が要求されているのが実状
である。
一般的に動物実験に供される実験用動物は、分
類学、遺伝学、細菌学の立場から分類され、種々
の動物が用いられるが、医学研究の中でも特に細
菌学と免疫学においては、脊椎動物門・鳥類・哺
乳類の2綱の動物に限られている。
因に、斯かる動物としてはマウス(ハツカネズ
ミ)、ラツト(ダイコクネズミ)、モルモツト(テ
ンジクネズミ)、ウサギ(カイウサギ)の4種類
が多くの目的で巾広く使用されている。
従来のケージについて説明を加えると、マウス
ケージの場合においては、ポリカーボネイト製と
アルマイト製があり、1匹(9×20×13cm)用、
3〜5匹(18×30×11cm)用、7〜10匹(20×30
×11cm)用等種々の大きさのものがある。また、
ラツトケージは床が金綱製と平板製のものがあり
マウスケージよりは大型の構造となつている。
それらの使用については、すべて高圧蒸気、エ
チレンオキサイドガス、また電子線(γ線)など
で滅菌したものを使用し、使用後も必ず消毒また
は滅菌する事が原則となつている。
医学研究においては、1回の実験で使用するマ
ウスやラツトの量が数十から数百に及び、その研
究期間も1週間内外から数ケ月間程度飼育し、判
断するものであり、さらにその操作を繰り返し行
なうのが通常である。そのため、従来の如く、マ
ウスケージ等を繰り返し使用する為には自ずと消
毒、滅菌の作業に大きな労力と時間を費やさなけ
ればならず、その非能率性は当業者の等しく痛感
するところであつた。
また、上記問題点を解消すべく、板紙にポリエ
ステル、ポリカーボネート等のプラスチツクフイ
ルムを積層したブランクスを第7図に示すように
プラスチツクフイルム層を内側として、箱体10
1の角部折り返し部102が外側に形成されるよ
うに組立てられた飼育箱が開発されている。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のように組立てられた従来型の飼育箱は、
流通過程においては、小動物とは別々に運送され
るのが一般的で、小動物を入れた状態で運送で
き、しかも飼育箱も兼用できる箱が望まれてい
た。
(問題点を解決する手段) 本考案は上記の点に鑑み考案されたもので、段
ボールあるいは厚紙製の基材にプラスチツクフイ
ルムが積層されたブランクス箱体に製函した飼育
箱であつて、該箱体の対向する一組の側板にミシ
ン目等を介して天壁板および提手片を順設し、該
天壁板に網目状窓を設けたことを特徴とする実験
小動物飼育箱である。
(作用) 本考案は、運送時は箱として空気流入用の網目
状の窓以外は小動物が逃げない様な密封状態で、
かつ提手を有するので持ち運びが便利であり、し
かも飼育時には箱体上部を破り去ることで飼育箱
として使用できる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示した実施例により詳細
に説明する。
第1図は、本考案の飼育箱の組立前のブランク
スの展開図であり、底面板1の左右上下方向には
台形の側板が罫線を介して連設されている。すな
わち本実施例においては、上下方向には巾の広い
側板2,2′、左右方向には巾の狭い側板3,
3′が連設され、この台形は、製函後の底面板と
側板とがなす角度がスタツキング可能及び小動物
が側壁を登らない事を考慮し、90度を越える角度
から、130度程度が望ましく、マウスの登はん性
等から100度から110度の勾配になるように設計す
ることが最適である。この四つの側板2,2′,
3,3の各隣同志は斜め罫線l,l′,l″,lを
有する折り込み板4,4′,4″,4で連結され
ている。
次に、前記広巾の側板2,2′にはそれぞれ罫
線を介して帯状のフランジ形成板5,5′が連設
され、このフランジ形成板5,5′にはミシン目
m,m′を介して天壁板6,6′が連設されてい
る。この天壁板6,6′の一部分には網目状の窓
7,7′が形成され、この窓の形成方法としては、
打ち抜かれた窓用孔の周縁内側にプラスチツク製
の網を貼り付けることで、該孔で積層体の基材a
部分を歯、爪などで傷つけられないようにする。
さらに、上記天壁板6,6′には提手片8,
8′が連設されている。この提手片8,8′の両端
縁には切欠9,9′が形成されている。
他方、巾の狭い側板3,3′にはミシン目n,
n′および罫線を介してフランジ形成板10,1
0′および係止片11,11′が連設され、この係
止片11,11′には縦に長孔12,12が形成
され、製函時に前記切欠9,9′と係合するよう
にしてある。
ここで上記ブランクスとしては第2図に紙製の
基材aにプラスチツクフイルムbが積層されたも
ので、基材aとしては、箱の強度等から考慮し、
坪量300g/m2以上の板紙であれば、ほぼ基材と
して満足でき、坪量500g/m2以上であれば、最
適であり、板紙以外には段ボール等も使用でき
る。
基材aに積層されるプラスチツクフイルムとし
ては、マウス等の小動物に対する「ひつかき性」
からポリエステルあるいはポリカーボネート製の
フイルムが表面強度等から最適である。
次に製函方法としては、まず前記折り込み板
4,4′,4″,4の斜めの罫線l,l′,l″,l
をL字状に折り込むようにし三角形の重合部1
3,13′……を形成し、この重合部13,1
3′……を巾の狭い側板3,3′にホツトメルト等
により接着する。このように製函された箱体は底
面は開口部より面積を少なくした台形状となつて
いる。この箱体に小動物を数匹入れた後の組立方
法は第3図に示すように、前記フランジ形成板
5,5′と天壁板6,6′罫線より内側に向つて水
平に折曲げ、さらに提手片7,7′を垂直方向に
起立させ合掌状態とし、この二重となつた提手片
8,8′の切欠9,9′に前記係止片11,11′
の長孔12,12を係合させて完了する。
通常、流通時には第3図の状態で運送され、ユ
ーザーは前記係止片11,11′を把子片8,8
から外し、第4図に示すように各ミシン目m,
m′,n,n′から天壁板6,6′、提手片8,8お
よび係止片11,11′を破り去り、残つたフラ
ンジ形成板5,5′,10,10′を外側水平方向
に折り返すことで、基材/プラスチツクフイルム
積層体の端面にマウス等の小動物の歯やツメが直
接当り破壊することを防止した後、例えば実公昭
56−54773号公報に該述されているような金網製
の蓋体(図示せず)を被着して飼育する。
また、第5図および第6図は他の実施例を示す
もので、第5図のブランクスの展開図に示される
ように、巾広の側板22,22′に連設されたフ
ランジ成形部25,25′にミシン目γ,γ′を介
して連設される天壁板16,16′は第1の実施
例と同じ構造であるが提手片18,18′には係
止用の切欠19,19を両サイドに設けるように
し、巾の狭い側板23,23′に連設されるのは
フランジ形成板30,30′だけとし、組立の際
には、第6図に示すように前記フランジ形成板2
5,25′を側板22,22′の内側に沿うように
し、該天壁板16,16′を開口部より沈んだ状
態とし、二重になつた提手片18,18′の切欠
19,19′には該フランジ形成板30,30′と
係合するようにしたものであり、飼育時には天壁
板16,16′および提手片18,18′だけ破り
去ればよく、その他は第1の実施例と同様であ
る。
(効果) 本考案は上記の如くであり、紙製基材にプラス
チツクフイルムが積層されたブランクスから簡単
に製函および組立でき、運送時は箱として空気流
入用の窓以外は小動物が逃げない様に密封状態
で、かつ提手を有するので持ち運びに便利であ
り、しかも飼育時には箱体上部を破り去ることで
簡単に飼育箱になるなど実用上優れた実験用小動
物飼育箱である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例のブランクスの
展開図、第2図はブランクスの層構成を示す断面
図、第3図は製函組立後の状態の斜視図、第4図
は飼育時の状態の斜視図、第5図および第6図は
第2の実施例を示すブランクスの展開図および製
函・組立後の斜視図、第7図は従来の飼育箱の斜
視図である。 1……底面板、2,2′……側板、3,3′……
側板、4,4′,4″,4……折り込み板、5,
5′……フランジ形成板、6,6′……天壁板、
7,7′……窓、8,8′……提手片、9,9′…
…切欠、10,10′……フランジ形成板、11,
11′……係止板、12,12′……長孔、m,
m′……ミシン目、n,n′……ミシン目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙製の基材にプラスチツクフイルムが積層され
    たブランクスを箱体に製函した飼育箱であつて、
    該箱体の対向する一組の側板にミシン目等を介し
    て天壁板および提手片を順設し、該天壁板に網目
    状窓を設けたことを特徴とする実験用小動物飼育
    箱。
JP18343884U 1984-12-03 1984-12-03 Expired JPS6340134Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18343884U JPS6340134Y2 (ja) 1984-12-03 1984-12-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18343884U JPS6340134Y2 (ja) 1984-12-03 1984-12-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6198467U JPS6198467U (ja) 1986-06-24
JPS6340134Y2 true JPS6340134Y2 (ja) 1988-10-20

Family

ID=30740939

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JP18343884U Expired JPS6340134Y2 (ja) 1984-12-03 1984-12-03

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JPS6198467U (ja) 1986-06-24

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