JPS6340078Y2 - - Google Patents

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JPS6340078Y2
JPS6340078Y2 JP1982052023U JP5202382U JPS6340078Y2 JP S6340078 Y2 JPS6340078 Y2 JP S6340078Y2 JP 1982052023 U JP1982052023 U JP 1982052023U JP 5202382 U JP5202382 U JP 5202382U JP S6340078 Y2 JPS6340078 Y2 JP S6340078Y2
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JP
Japan
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moving
traveling body
platform
movable
moving table
Prior art date
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JP1982052023U
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English (en)
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JPS58156093U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、大型海洋構造物の移送装置、さら
に詳しくは、岸壁と船との間または船と海上に設
置された基礎構造物との間などでプラントなどの
大型海洋構造物の移し替えを行なうために使用さ
れる移送装置に関する。
たとえば海上の基礎構造物上に搭載されるプラ
ントは寸法、重量が大きいため、これを一体に建
造してクレーン船(デリツクバージ)などで一括
して据付けることは不可能である。このため、従
来は、クレーン船の能力に応じ、プラントを比較
的小型の複数のブロツク(モジユール)に分割し
て建造し、これらのブロツクを、工場の岸壁また
はドツク内に接岸したデツキバージ上に海上クレ
ーンまたは工場内の門形クレーンなどで搭載して
据付現場まで運搬し、予め設置されている基礎構
造物上にクレーン船で順次移し替え、そののち各
ブロツク間の配管や配線などの接続作業を行なつ
ている。したがつて、工場からの搬出作業、現地
における洋上での据付作業および据付後の接続作
業の作業量が多く、能率が悪いため、工期が長く
なるという問題がある。
この考案は、上記の実情に鑑みてなされたもの
であつて、一体に建造された大型海洋構造物また
はその大型のブロツクを岸壁と船との間または船
と基礎構造物との間などで容易に移し替えること
ができ、よつて大型海洋構造物の建造および現地
での据付作業の工期を大幅に短縮できる移送装置
を提供することを目的とする。
この考案による大型海洋構造物の移送装置は、
船の甲板上に複数のボールを介して移動自在にの
せられた移動台と、移動台を甲板から外側方に突
出す方向に往復動させる移動台進退駆動装置と、
移動台を上記突出し方向とほぼ直角をなす方向に
移動させる移動台位置調整装置と、海洋構造物を
上記突出し方向に移動台上を移動させる構造物移
動装置とを備えているものである。
この考案の大型海洋構造物の移送装置によれ
ば、移動台位置調整装置により位置を調整された
移動台を突出して岸壁または海上の基礎構造物な
どに連結した状態で、構造物移動装置を作動させ
ることにより、岸壁などから移動台への大型海洋
構造物の移し替えまたは移動台から基礎構造物な
どへの大型海洋構造物の移し替えをクレーン船な
どを使用することなく容易に行なうことができ
る。したがつて、大型海洋構造物の一体化または
ブロツクの大型化が可能になり、管理の行届いた
工場内での建造部分が増大するため、品質の高い
海洋構造物を得ることができ、かつ海洋構造物の
建造工期を短縮することがでる。また、現地にお
ける洋上での据付作業が容易で配管および配線な
どの接続作業が減少するため、据付作業の工期を
短縮することができ、建造工期の短縮とあわせて
海洋構造物のコストダウンが可能である。さら
に、構造物移動装置が、走行体と油圧シリンダと
からなる油圧ジヤツキを備え、油圧シリンダが伸
縮して走行体が移動台上を移動することにより海
洋構造物を移動させるものであるから、これによ
る構造物の移動距離に制限がなく、海洋構造物が
大型で、その移動距離が大きくなつても、これを
容易に移動させることができる。
以下図面を参照してこの考案の実施例を説明す
る。
図面はジヤツキアツプ式の大型海洋構造物据付
用作業船1および海上に設置されたジヤケツト
(基礎構造物)2の一部分を示している。図示は
省略したが、作業船1の船体3両側部には、昇降
自在な複数本の支持脚および支持脚昇降装置が設
けられており、昇降装置により支持脚を海底に着
底させた状態で船体3を持上げることができるよ
うになつている。ジヤケツト2はプラント据付現
場の海底に固定されており、海面上に突出したジ
ヤケツト2の上端にキヤツプトラスト4が設けら
れ、その上面は平らになつている。
作業船1前部の上甲板5上に大型海洋構造物の
移送装置が設けられており、この装置は、移動台
6と、移動台進退駆動装置7と、移動台位置調整
装置8と、構造物移動装置9とを備えている。
上甲板5には船の前後方向(長さ方向)に伸び
る浅い凹所10が形成され、この凹所10に4個
の移動台受け11が前後方向および船の左右方向
(幅方向)に所定の間隔をおいて配置されている。
各移動台受け11の上面には複数の鋼製ボール1
2がそれぞれ回転自在に取付けられており、これ
らのボール12の上に移動台6が移動自在にのせ
られている。移動台6は、前後方向に伸び前後部
が移動台受け11のボール12に支持された左右
一対のビーム13と、これらのビーム13下面の
前部同志および後部同志を連結する連結材14と
からなり、平面からみて井字形をなす。移動台6
の各ビーム13の上面には、摩擦係数を極力小さ
くするための適宜な処理が施されている。
移動台進退駆動装置7は、前後方向に伸びるよ
うに凹所10に設けられた水平板状の左右1対の
レール15と、これら各レール15にそれぞれ取
付けられた油圧式ジヤツキ16とからなり、これ
らは重量物を押したり引いたりして移動させる際
に通常使用される公知の構成を有する。すなわ
ち、レール15は移動台6の左右のビーム13よ
り内側の後部連結材14の下方に配置されてお
り、各レール15には、図示は省略したが、多数
の長方形状の係合孔が長さ方向に一定の間隔をお
いて形成されている。各ジヤツキ16は、前後方
向にだけ移動しうるようにレール15に取付けら
れた走行体17と、シリンダ端が走行体17に取
付けられた油圧シリンダ18とからなり、このシ
リンダ18のロツド端が移動台6の後部連結材1
4の後部に連結されるようになつている。走行体
17には、図示は省略したが、上下動自在な係合
爪が設けられており、係合爪が下動してレール1
5の係合孔に嵌まることにより走行体17が前後
に移動できなくなり、係合爪が上動して係合孔か
ら外れることにより走行体17が前後に移動でき
るようになる。したがつて、係合爪を係合孔に嵌
めた状態でシリンダ18を伸ばし係合爪を係合孔
から外した状態でシリンダ18を縮める操作を繰
返すことにより、移動台6を徐々に前進させるこ
とができる。このとき、シリンダ18を縮める度
に、走行体17だけがこれに引張られて前進して
係合爪が前方の係合孔に嵌まり、シリンダ18を
伸ばす度に、移動台6だけがこれに押されて前進
する。また、これとは逆に、係合爪を係合孔に嵌
めた状態でシリンダ18を縮め係合爪を係合孔か
ら外した状態でシリンダ18を伸ばす操作を繰返
すことにより、移動台6を徐々に後退させること
ができる。このとき、シリンダ18を伸ばす度
に、走行体17だけがこれに押されて後退して係
合爪が後方の係合孔に嵌まり、シリンダ18を縮
める度に、移動台6だけがこれに引張られて後退
する。そして、移動台6は、前進端では船首端か
ら所定長さ前方に突出し、後退端では全体が上甲
板5上に引込まれるようになつている。
移動台位置調整装置8は、移動台6前後の連結
材14の左右両端面にロツド端が固定されて外方
に突出した4個の油圧シリンダ19と、前後の連
結材14の左右両側方の上甲板5上に上方突出状
に形成されて前後方向に伸びるガイド20とから
構成されている。各油圧シリンダ19のシリンダ
端には、ガイド20の垂直壁に接するガイドロー
ラ21が取付けられており、左右の油圧シリンダ
19を適宜伸縮させることにより、移動台6を左
右方向に移動させて、その位置を調整できる。そ
して、このように移動台6の位置を調整した状態
で前記のように移動台進退駆動装置7を作動させ
ることにより、油圧シリンダ19のガイドローラ
21がガイド20の垂直壁上を転動し、移動台6
がガイド20に沿つて前後に移動する。
重量物移動装置9は、移動台6の各ビーム13
の水平上板22にそれぞれ取付けられた油圧式ジ
ヤツキ23を備えている。各ジヤツキ23は移動
台進退駆動装置7のジヤツキ16と同様であり、
走行体24には上下動自在な係合爪が設けられ、
油圧シリンダ25のロツド端が海洋構造物に連結
されるようになつている。また、各ビーム13の
上板22は移動台進退駆動装置7のレール15に
相当し、これには、走行体24の係合爪が嵌まる
多数の長方形状の係合孔が長さ方向に一定の間隔
をおいて形成されている。そして、移動台進退駆
動装置7の場合と同様に、走行体24の係合爪お
よび油圧シリンダ25を適宜操作することによ
り、海洋構造物を徐々に前進させて移動台6から
押出したり、海洋構造物を徐々に後退させて移動
台6上に引込んだりすることができる。なお、こ
のとき、海洋構造物は移動台6上を滑つて移動す
る。
上記の作業船1の移動台6にのせられたプラン
ト(海洋構造物)26をジヤケツト2に移す場合
には、次のような操作を行なう。
まず、作業船1をジヤケツト2の近くに停めて
その位置を調整したのち、支持脚昇降装置により
支持脚を海底に着底させて船体3を持上げ、移動
台6の上面がキヤツプトラスト4の上面と一致す
る位置に固定する。次に、移動台位置調整装置8
により移動台6の左右方向の位置調整を行なつた
のち、移動台進退駆動装置7により移動台6を前
方に突出させて、その前端をジヤケツト2の一端
に連結し、ストツパ(図示略)を作動させて移動
台6を船体3に固定する。次に、構造物移動装置
9によりプラント26を徐々に前進させて、ジヤ
ツキ23がビーム13の前端部に達してプラント
26が移動台6からジヤケツト2上に移されたな
らば、油圧シリンダ25をプラント26から切離
し、最後に、ストツパを解徐したのち、移動台進
退駆動装置7により移動台6を後退させて上甲板
5上に引込む。このとき、構造物移動装置9の走
行体24自身が移動台6上を移動するので、これ
によるプラント26の移動距離に制限がなく、プ
ラント26が大型で、その移動距離が大きくなつ
ても、これを容易に移動させることができる。
工場で建造されたプラントを作業船1に積込む
場合には、上記と逆の操作を行なう。
すなわち、まず、作業船1の船首端を工場の岸
壁に接近させ、支持脚を海底に着底させて移動台
6の上面を岸壁上面に一致させる。そして、移動
台6を前方に突出し、その前端を岸壁に連結す
る。次に、適宜な手段により岸壁の先端まで移動
されたプラントに移動台6の前部まで移動した構
造物移動装置9の油圧シリンダ25を連結し、こ
れにより、プラントを岸壁から移動台6上に引込
む。次に、移動台6を上甲板5上に引込み、最後
に、プラントをジヤツキで持上げたりする適宜な
手段により船体3に固定する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は縦断
面図、第2図は第1図主要部の平面図、第3図は
第2図−線の断面図である。 1……船、5……甲板、6……移動台、7……
移動台進退駆動装置、8……移動台位置調整装
置、9……構造物移動装置、12……ボール、2
3……油圧ジヤツキ、24……走行体、25……
油圧シリンダ、26……プラント(海洋構造物)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船1の甲板5上に複数のボール12を介して移
    動自在にのせられた移動台6と、移動台6を甲板
    5から外側方に突出す方向に往復動させる移動台
    進退駆動装置7と、移動台6を上記突出し方向と
    ほぼ直角をなす方向に移動させる移動台位置調整
    装置8と、海洋構造物26を上記突出し方向に移
    動台6上を移動させる構造物移動装置9とを備え
    ており、構造物移動装置9が、移動台6に対して
    係合離脱可能な走行体24と、両端が走行体24
    および海洋構造物26に連結される油圧シリンダ
    25とからなる油圧ジヤツキ23を備え、油圧シ
    リンダ25が伸縮して走行体24が移動台6上を
    移動することにより海洋構造物26を移動させる
    ものである大型海洋構造物の移送装置。
JP5202382U 1982-04-09 1982-04-09 大型海洋構造物の移送装置 Granted JPS58156093U (ja)

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JP5202382U JPS58156093U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 大型海洋構造物の移送装置

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JP5202382U JPS58156093U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 大型海洋構造物の移送装置

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JPS58156093U JPS58156093U (ja) 1983-10-18
JPS6340078Y2 true JPS6340078Y2 (ja) 1988-10-20

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ID=30062745

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JP5202382U Granted JPS58156093U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 大型海洋構造物の移送装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436476U (ja) * 1977-08-17 1979-03-09
JPS5470584A (en) * 1977-11-15 1979-06-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Heavy article loading/unloading apparatus for barges

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676605U (ja) * 1979-11-20 1981-06-22

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JPS58156093U (ja) 1983-10-18

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