JPS633884A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPS633884A
JPS633884A JP14564886A JP14564886A JPS633884A JP S633884 A JPS633884 A JP S633884A JP 14564886 A JP14564886 A JP 14564886A JP 14564886 A JP14564886 A JP 14564886A JP S633884 A JPS633884 A JP S633884A
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balls
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prize ball
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新山 吉平
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機における賞品球排出装置及
び入賞球処理装置の構成とその制御方式に利用して効果
的な技術に関する。
[従来技術] 従来のパチンコ遊技機における賞品球排出装置は揺動可
能な球鞘ケースを用いたものが一般的であり、その球鞘
ケースは入賞球を一個ずつ分離して、その分離された球
の重みで回転されるレバーの動きを物理的に伝達するこ
とで揺動されるようになっていた。
しかるに、最近のパチンコ機においては、いわゆるラッ
キーセブンと呼ばれる多量の賞品球を獲得可能な状態を
作り出す大型の変動入賞装置を有するものが多くなって
いる。
そして、このような大型の変動入賞装置を有するパチン
コ遊技機では、同時もしくは連続した入賞球が生ずる機
会が多い、しかしながら、入賞球によって生ずる物理的
な力の伝達により作動される従来の球鞘ケース式の賞品
球排出装置では、各機構部の摩擦などにより高速化にも
限界がある。
そこで遊技盤の裏面上部に配設された貯留タンクの底面
開口部に一端が望む案内樋を、他端に向かって緩やかに
下り傾斜するように配設すると共に、この誘導樋の終端
には、流下経路を構成する樋とこの流下経路内に進入可
能な流下阻止部材とこの流下阻止部材の駆動源とからな
り、上記流下阻止部材を流下経路内に進入させたり後退
させることにより、所定数の球の排出を行なうように構
成された賞品球排出装W(以下ストッパ式賞品球排出装
置と称する)が提案されている。
[発明が解決しようとする間懇点コ 上記のような電気的に制御可能なストッパ式の賞品球排
出装置を使用した場合、従来の球鞘ケースを用いた賞品
球排出装置のように入賞球を分離し、処理する装置の側
からから賞品球排出装置に対し物理的な力を伝達してや
る必要はなく、入賞球を検出してその検出信号に基づい
て賞品球排出装置を動作させてやればよい。
ところが、単に入賞球を検出してその検出信号に基づい
て賞品球排出装置を動作させてやるようにすると、その
因果関係が人間の目に見えないため、入賞球が発生した
のにもかかわらず賞品球の排出が行なわれなかったとい
うような状況を確認する方法がなく、遊技客と遊技店と
の間でトラブルが生じやすい。
また、上記ストッパ式賞品球排出装置を使用した遊技機
では、賞品球の排出処理スピードよりも入賞球の発生の
方が速い場合、入賞球処理装置の代わりに入賞球の導出
樋に設けたセンサによって入賞球を次々と連続的に検出
してその検出信号を計数し、これを電気的に記憶してお
く方式が考えられる。しかるに、そのような方式を採用
すると、入賞球が連続して流下して来るとこれを一つの
入賞球と誤検出してしまうおそれがあるとともに、停電
時に入賞球数の記憶が失われないようにするためには電
池によるバックアップ等の停電対策が必要となる。さら
に、入賞球の検出器として光センサのような半導体セン
サを用いると、パチンコ球に帯電した静電気によってセ
ンサが破損されるおそれがあるという問題点があること
が分かった。
[発明の目的コ この発明の目的は、短時間のうちに多量に発生した入賞
球を可及的法やかに処理できると共に、入賞球が発生し
たのにもかがわらず賞品球の排出が行なわれなかったと
いうようなトラブルの発生を未然に防止し、かつ、電池
によるバックアップ等の停電対策を取る必要がないよう
なパチンコ遊技機の入賞球処理技術を提供することにあ
る。
[問題を解決するための手段] 上記問題点を解決するためこの発明は、流下阻止部材を
ソレノイドのような駆動源で作動させて賞品球の排出を
行なうようにしたストッパ式賞品球排出装置を備えたパ
チンコ遊技機において、入賞球を受入れ可能な球受は部
とこの球受は部の上方にあってその姿勢に応じて次の入
賞球の流入を阻止したり許容したりするための阻止部と
上記球受は部の反対側に取り付けられた錘部材とを有し
集合棚の下方に揺動自在に配設された球処理器と、上記
球受は部に流入した入賞球の流下を阻止したり許容した
りするためのストッパおよびその駆動源と、該球処理器
の揺動を検知して球受は部に入賞球が流入したことを検
出する検出器よりなる入賞球処理装置を、入賞球集合棚
の流出口に臨ませ、上記入賞球処理装置において入賞球
を一個ずつ分離しながら検出し、その検出信号に基づい
て上記賞品球排出装置を動作させて所定数の賞品球の排
出を行なうようにするものである。
[作用コ 上記した手段によると、入賞球処理装置と賞品球排出装
置との間の物理的なカの伝達が不要となるとともに、球
処理器により入賞球が一個ずつ分離され、しかもその分
離された入賞球が球処理器の揺動の検出という間接的な
方法で検出されるようになる。
[実施例コ 第1図は本発明に係るパチンコ遊技機の裏機構の構成例
を示す。
裏機構盤1の上部には予備球の貯留タンク2が配設され
、この貯留タンク2の一端には内部の予備球を自作用的
に整列させて誘導する案内樋11が接続されている。案
内樋11は2条の通路を有してゆるやかに傾斜され、か
つ途中に振り予成の球ナラシ3と抑圧式の球ナラシ4と
が設けられており、これによって、予備球は案内樋11
を流下する間に2列に整列される。
そして、上記案内@11の流下端部に、ストッパ式の賞
品球排出装置20(第4図参照)が、配設しである。パ
チンコ遊技機100(第2図参照)の前面の遊技盤内に
設けられた入賞口へ入賞した打球が、裏面に回収されて
集合棚10によって一箇所に集められ、入賞球処理装置
40によって一個ずつ分離されて入賞球検出器91によ
って検出され、その結果排出指令信号が形成される。す
ると、賞品球排出装置20が一回だけ作動されて所定数
(例えば13個)の賞品球が排出される。入賞球処理装
置40によって分離、検出された入賞球は導出樋12を
通って遊技機後方の回収樋(図示省略)に排出される。
賞品球排出装置20による賞品球排出が終了すると、そ
の排出終了信号を受けて入賞球処理装置4oが次の入賞
球の分離、検出を行なう。
一方、賞品球排出装置20によって排出された賞品球は
、賞品球導出樋13を通って供給口14より遊技機前面
の供給皿101(第2図参照)に流出される。供給皿1
01が一杯になると、賞品球は分流樋15を通って遊技
機前面下方の受は皿102に排出される。受は皿102
が一杯になると、分流樋15の途中に設けられたオーバ
フロー検出器92によって検出され、例えば打球発射装
置103の駆動を停止させるようになっている。
オーバフロー検出器92によって受は皿のオーバフロー
状態が検出されたときこれを遊技者に報知するため、オ
ーバフロー表示器113が遊技機の前面に設けられてい
る。
遊技機100の前面には、上記オーバーフロー表示器1
13の他に、入賞球の発生に応じて賞品球が排出される
度ごとに点灯される賞球ランプ111、貯留タンク2が
空になったときや排出された賞品球が予め定められた数
に達した場合に点灯される完了ランプ112、ピアノ線
等の挿入により故意に賞品球排出装置20を作動させる
ような不正があった場合に点灯もしくは点滅される不正
警告表示ランプ114、賞品球排出装置等における球詰
まりや排出用ソレノイド、排出センサ等が故障した場合
に点灯もしくは点滅される動作不良表示ランプ115、
−個の入賞球に対応して払い出される賞品球数を表示す
る賞球数表示器116、打球発射装置103の発射モー
タが駆動されている間点灯されるパイロットランプ11
7のような各種表示装置が配設されている。上記賞球数
表示器116は、例えば3種類の賞球数が記述された透
明板とその後方にそれぞれ配設された3個のランプとか
らなり、設定器(後述)によって設定された賞球数に対
応したランプが選択的に点灯されることにより表示が行
なわれる。
105は、遊技盤に打ち込まれた打球のうち、入賞口へ
入賞しなかった打球を遊技盤背部へ回収するためのアウ
ト穴、93は貯留タンク2内に予備球がなくなったとき
、これを検出するための球不足検出器である。
また、上記賞品球排出装置20の下方には、賞品球導出
樋13と並行して球抜き樋16(第9図)が設けられ、
球抜き樋16の入口すなわち賞品球導出樋13どの分岐
点には、切替えゲート61を有する球抜き装置60が配
設されている。この球抜き装置60は、遊技機の保持枠
104の前面に形成された操作穴106より、ピンもし
くはワイヤのような工具107を挿入することによって
ゲートを作動させることができるようになっている。
前記球抜き装置60は、第9図〜第11図に示すように
、次のように構成されている。
即ち、第10図に示すように、保持枠104の前記操作
穴106がある部分の裏側には、ばね62aによって回
動復帰力が与えられた回動盤62が軸支され、該回動盤
62にこれと一緒に回動する球抜きレバー62bが固定
されている。この球抜きレバー62bは、前記工具10
7を操作穴106へ差し込むと、その先端が回動盤62
の下部側に当たりその回動盤62と一緒に球抜きレバー
62bがばね62aの力に抗して上方に回動されるよう
になっている。この球抜きレバー62bの先端部の上方
位置には、第10図及び第11図に示すように、ばね6
3aにより下方への復帰力を与えられ突片部63を有す
るスライド板63が臨み、該スライド板は、支持台10
8に昇降自在に設置されており、このスライド板63に
は2状に屈曲した誘導棒63bが固定されている。この
誘導棒63bが2状に屈曲されているのは、後述するカ
ムに対して必要以上の外力(カムを押し上げる力)が加
えられた時に、この力を誘導棒63bがたわむことによ
り吸収できるようにするためである。この誘導棒63b
の先端が届く位置には、第9図及び第11図に示すよう
に、前記切替えゲート61を支持する回転軸61aの軸
端61bにカム盤64がビス65により取付けられた状
態で回動自在に支持されている。このカム盤64の一側
にはロックピン64aが突設されるとともに、他側には
カム溝64bと振分は用v字状カム突起64cとが設け
られており、前記カム溝64b中に前記誘導棒63bの
先端が位置している。
また、カム盤64の前方左右両側には、第9図に示すよ
うに、前記ロックピン64aに係合し得る第1のロック
部材66と第2のロック部材67とがそれぞれ賞品球導
出樋13あるいは球抜き樋16の一側面に植設された支
持柱109a、109bを介して回動自在に支持されて
いる。
そして、第12図(A)に示すごとく、第1のロック部
材の66のフック部66aが前記ロックピン64aに係
合してカム盤64が同図中時計方向に回動した位置に係
止されているときには、第12図CB)に示すように、
切替えゲート61が球抜き@16への流路を閉塞した状
態にある。
この状態で、前記工具107の先端を操作穴106中に
差し込むと、回動盤62と一緒に球抜きレバー62bが
第12図(A)中尺時計方向へ回動される。その球抜き
レバー62bの先端によって前記スライド板63がばね
63aの力に坑しながら押し上げられる。そのスライド
板63に固定された誘導棒63bの先端が、第1のロッ
ク部材66の接触片66b側に当たって第1のロック部
材66を時計方向に回動させてカム盤64の係止を解く
と共に、カム突起64cの図中右側の傾斜部に当たって
カム盤64を同図中反時計方向へ回動させ、ロックピン
64aを第2のロック部材67のフック部67aに係合
し得る位置に至らせる。
ここで、前記工具107を引き抜くと、誘導棒63bが
下方に復帰し、第2のロック部材67のフック部67a
がロックピン64aに係合してカム盤64がその位置で
回動しないように係止する(第13図(A)))。この
とき、切替えゲート61は、第13図(B)に示すよう
に、反時計方向へ回動して球抜き樋16への流路を開放
して賞品球導出樋13への流路を閉寒した状態となる。
その回動時に、その上部に設けられたピン61bが球抜
きスイッチ84に当たってそれをオン状態とし、その結
果、賞品球排出装置20が作動されるようになっている
この状態で、もう−度前記工具107を操作穴106中
に差し込むと、前記と同様にして誘導棒63bが上昇し
、今度はその先端部が、第2のロック部材66の接触片
67b側に当たってそのロック部材66を反時計方向へ
回動させてそれのフック部66bによるロックピン64
aの係止を解くと共に、カム突起64cの左側傾斜部に
当たってカム盤64を第13図(A)中、時計方向へ回
動させ、ロックピン64aを第1のロック部67のフッ
ク部66aに係合させ、その位置でカム盤64が回動し
ないよう係止して第12図(A)に示した状態に戻す。
このとき、切替えゲート61も、第12図(B)の球抜
き樋16への流路を閉塞した状態に戻る。この状態で、
前記工具107を操作穴106中から引き抜けば良い。
なお、この実施例のパチンコ遊技機では、第20図に示
すように、球抜きスイッチ84がオンされたならば、約
1秒後に賞品球排出装[20内の排出ソレノイド21(
第4図参照)を励磁させ、貯留タンク2が空になったこ
とを球不足検出器93が検出したならば検出後5秒経過
してから排出ソレノイドを自動的にオフさせるようにな
っている。これによって、係員が球抜きゲート61を切
換えると自動的に賞品球排出装W20が作動されるとと
もに、貯留タンク2内が空になると自動的に排出が停止
されるため、無駄な空排出が防止され、排出ソレノイド
の加熱も回避される。しかも、球不足スイッチ93が貯
留タンク2の空状態を検出してから5秒後に排出ソレノ
イド21をオフするようになっているので、貯留タンク
2と賞品球排出装置20とを結ぶ案内樋11内に存在す
る球をも完全に抜き取ることができる。
以上のようにこの実施例では、球抜きを行なっても球抜
き装置と賞品球排出装置との間に球が残らず、球抜き終
了後、再度、賞品球誘導路の一部や賞品球排出装置内に
残った残留縁を抜き取るための厄介な作業が不要となる
。つまり、従来の球鞘ケースを用いたパチンコ遊技機で
は、球抜き用のゲートが賞品球排出装置の上流側に配設
されていたので、球抜きを行なっても途中に球が残って
しまったが、この実施例では球抜き装置60が賞品球排
出装置の下流側にあるので、すべての球を抜くことがで
き、パチンコ店のデータの集計が正確に行なえる。
球抜き樋16の下端は、アウト穴105より回収された
アウト球を誘導するアウト球導出樋17と合流され、パ
チンコ店の島設備下方に配設された回取樋(図示省略)
に向かって回収球を流出するようになっている。
さらに、裏機構盤1には、上記賞品球排出装置20やオ
ーバフロー検出器92からの検出信号による打球発射停
止、各種表示装置の駆動などパチンコ遊技機全体の電気
的な制御を行なうための制御装置200及び遊技盤前面
の各種変動入賞装置や可変表示型補助遊技装置等に内蔵
された検出器からの信号に基づいてそれらの遊技動作を
制御する遊技内容制御装置210が設けられている。
パチンコ遊技機の分野では、遊技内容の単調化による遊
技客離れを防止するため、遊技内容や意匠的な構成の異
なる新しい遊技盤と交換することが行なわれるが、その
場合にも遊技盤を除くパチンコ遊技機本体や裏機構盤は
ほとんど同一である。
しかるに、そのような不変部分についてもその寿命に達
する以前に遊技盤と一緒に交換してしまうことは非常に
不経済である。
上記実施例では、遊技盤の交換に際して遊技盤とその遊
技内容制御装置210のみ交換すれば良いような構成に
されている。つまり、遊技内容制御装置210は着脱可
能な遊技盤の裏面に固定されており、賞品球排出装置2
0や入賞球処理装置40及びそれらの制御装置200は
、予備球貯留タンク2や各種誘導樋10〜17とともに
遊技機本体と一体の裏機構盤1に固定されている。従っ
て、遊技盤を交換する場合にも、本体及び裏機構盤の大
部分はそのまま残し、継続して使用することができるよ
うになり非常に経済的である。
制御装置200の外面には、賞品球排出装置2Oにおけ
る一回の排出動作に伴う排出球数を設定するため、デイ
ツプスイッチ等からなる賞球数設定器81.82が取り
付けられている。また、裏機構盤1の上部には、打止め
時や故障時に、賞品球排出装置20を作動させることな
く集合棚10上の入賞球を排出させるためのマニュアル
スイッチ(以下記憶排出スイッチと称する)83が設け
られている。つまり、この記憶排出スイッチ83は、後
述の賞品球排出装置20内の排出センサ25に代わって
、擬似排出終了信号を与えるものである。
第3図に、予備球の貯留タンク2と案内樋11および賞
品球排出装置20の構造とその接続状態を示す。
貯留タンク2は、裏機構盤1上部に形成された収納凹部
に載置されるようにして取付けられる。
図示しないが貯留タンク2の底壁の一端(図では左端)
には開口部が形成され、この開口部に臨むように案内樋
11が取り付けられる。案内樋11の底壁には踏板が回
動可能に配設され、貯留タンり2内に予備球がなくなる
と踏板が上昇する。これを球不足検出器93が検出して
球補給要求信号を形成する。
案内樋11の途中には分流壁11aが設けられ、流下す
る球を2条に分離、整列させる。球ナラシ3は案内樋1
1の上部に形成された支持部11bに、ピン3aにて垂
下され、案内樋11上を上下に重なり合って流下して来
る球をくずして整列させる。球ナラシ4は、案内樋11
の両側に固定された支持片4aに、ピン4bにて回動可
能に支承され、案内@11上を流下する球の重なりを防
止する。
さらに、上記案内樋11の途中、望ましくは賞品球排出
装置20の直前には、ピン4bを支点として回動可能な
流下制御部材7が設けである。この流下制御部材7の先
端折曲片は2つに分割され、図中破線イのように回動さ
れたとき各折曲片7c。
7dが、2条の誘導経路に対応して案内樋11の土壁に
形成された長孔11c、lid内に進入することにより
、案内樋11内の球の流下を阻止し、賞品球排出装置2
0への供給を手動により中断できるようになっている。
これによって、賞品球排出装置20の保守点検や故障し
た場合の交換作業を容易に行うことができるようになる
また、上記流下制御部材7の一側には側方へ向かって操
作片7bを突設し、手動による流下制御部材7の回動を
容易に行えるようにしである。さらに、この操作片7b
と案内樋11の側壁に設けたピン8との間にはスプリン
グ9が張架され、このスプリング9によって流下制御部
材7の状態を安定に保持できるようになっている。
そして、上記案内樋11の流下端部に、流下経路30を
一体的に有する賞品球排出装置2oが配設される。この
場合、案内樋11の流下端部の樋側面に係止片lieを
設け、また賞品球排出装置側の流下経路30の始端上部
及び下部に前方へ突出するガイド片30aを設け、この
ガイド片30aと係止片lieとによって、案内樋11
と流下経路30とを接続できるようにしである。
第4図〜第6図に、賞品球排出装置20の詳細を示す。
賞品球排出装置20は、流下経路30とこの流下経路3
0内に進入して球の流下を制御する流下阻止部材22お
よびその駆動手段たるソレノイド21が一体的に結合さ
れてなる。
上記流下経路30は、ゆるやかに傾斜した整列樋31と
、この整列樋31の流下端部から略垂直下方に延設され
た調流機33と、整列@31と調流機33との接続部に
あって流下する球を約90度方向転換せしめる調整部3
2と、上記調流@33の下端から約45度斜め下方に向
がって延設された誘導9!34と、この誘導樋34の終
端がら略垂直下方に延設された排出樋35とにより構成
されている。
誘導樋34と排出樋35の境界部近傍には、流下経路3
0の外側壁から一対の支持片36が突出され、この支持
片36間には、支軸24が横架されている。
また、流下経路30は案内樋11に対応して2条形成さ
れており、2条の流下経路3oに対応して、−対の扇状
の流下阻止部材22が上記支軸24を中心として回転自
在に装着されている。流下阻止部材22に対応してソレ
ノイド21も一対設けられている。そして、この流下阻
止部材22の先端部が、上記流下経路30の内壁部に設
けられたスリットより進入し、上記誘導樋34内に突出
されている。上記流下阻止部材22の先端後部は、リン
ク部材23を介して上記ソレノイド21のプランジャ2
1aの先端部に連結されており、プランジャ21aの伸
縮に伴なって流下阻止部材22が支軸24の回りに往復
回動され、先端部が誘導834内に進入したり、後退し
たりするようになっている。これによって、球の流下を
許容したり阻止したりして、所定数の排出を行なう。
また、誘導樋34の側壁は外部に膨出されて、収納部3
7が形成され、この収納部37には透過型光センサから
なる排出球検出器25が挿入されている。
なお、上記ソレノイド21の上方には、上記ソレノイド
21や排出球検出器25がら引き出されたリード線を一
箇所に集中させ、かつ上記制御装置200と接続するた
めの配線を前方から一括して接続できるようにするため
のコネクタ26が配設されている。そして、上記流下経
路30の下端に、賞品球導出樋13の始端に形成された
係合部13aが係合されて接続が行なわれる。
さらに、流下経路30の入口部の整列樋31の底面には
、第5図に示すごとく、金属板のような導電性シート3
8が貼付され、この導電性シート38の一端はフレーム
等に接地されている。これによって、流下球に帯電され
ていた静電気を逃して、排出球検出器25の静電破壊を
防止することができる。すなわち、検出器としてマイク
ロスイッチのような機械式のものを使用する方法も考え
られるが、マイクロスイッチは復帰動作が遅いため連続
して球が流下してくるとオン状態になりっばなしになる
おそれがあると共に、チャタリングを起こし易い。また
、長期間の使用により接点不良も生じやすい。そのため
、マイクロスイッチは賞品球排出装置のように連続した
球の検出を行なう検出器としては適していない。そこで
、上記実施例では、排出球検出器25として光センサを
使用している。しかしながら、光センサはICで形成さ
れているため静電気に弱く、しかも排出球は案内樋11
内を流下してくる間に、樋との摩擦で静電気を帯び、こ
の静電気によってセンサが破損され易くなるという不都
合がある。その不都合を、上記実施例は整列樋31の底
面に貼付した導電性シート38で放電して回避するもの
である。また、導電性シート38の材料を選択すること
により球と樋との摩擦力を減らして、球の流れを円滑に
させることもできる。
さらに、上記賞品球排出装置20の流下経路を構成する
整流樋31の上壁及び調流機33の外壁には、第3図に
示すようにそれぞれスリット31a及び33aを設けで
ある。これによって、流下経路に異物等が侵入して賞品
球排出装置2o内で球詰まりを起こしたり、円滑な流下
が阻害されたような場合に、このスリット31aまたは
33aよりビンなどの工具を挿入して異物を除去するこ
とができる等、メインテナンスが容易となる。上記スリ
ット31a及び33aには、スリットと略同じ大きさの
段部39aを有する蓋部材39を係合させて、ビス等に
固定して閉塞するようにしである。
次に上記のごとく構成された流下経路(30)と流下制
御装置20の作用を第6図を用いて詳細に説明する。
上記賞品球排出装置20は、流下阻止部材22が第6図
に実線で示すごとく誘導路34内に進入している状態で
は、流下経路(30)内に整列されたパチンコ球Bは、
最先端の球B工が流下阻止部材22の外周面に接触する
ことで停止されている。このとき、誘導@!34内に2
個の球B工182が、また、調流機33内に3個の球B
、、 B4. B、が収納されるように、誘導樋34と
調流機33の寸法が各々決定されている。しかも、調流
機33内の最上方の球B、は、整列樋31内の球B6゜
B7・・・・に押されて、テーパ状の調整部32に当接
されるようになっている。調整部32に向がって押圧さ
れることにより球B、は調整部32から反発力を受けて
、その反発力は球B、およびその下方の球B4.B、・
・・・に伝わり、それらを下方へ押し上げるように作用
する。その結果、流下阻止部材22が第6図に破線Cで
示すごとく誘導樋34内から後退されたとき、調整部3
2からの反発力および球の自重によって、調流機33お
よび誘導樋34内の球B工〜B、は速やかに流下し始め
るようになる。
球B□〜B5が流下すると整列樋31内の球B6゜B7
・・・・がこれに続いて流下を開始する。そして、整列
樋3.1の出口で先ず調整部32に衝突して流下速度を
減じられ、かつ流下方向が水平方向から垂直方向へ略9
0’変換され、調充部33に入る5そこでは自重による
加速が行なわれるため、調整部32で減速される後続の
球との間に球間隔が確保されるようになる。そのため、
例えば球B7を検出した時点でソレノイド21を消磁し
たとき。
流下阻止部材22の動作に遅れがあっても球B7が通過
する前に、流下を阻止してやることができるようになる
。このように球間隔を大きくすることにより、流下阻止
部材の制御が容易となる。ただし、B7を検出してソレ
ノイド21をオフしたときに排出される賞品球は6個で
ある。
さらに、上記流下経路30は、流下阻止部材22によっ
て球の流下が阻止されている状態で調流樋32の最上方
に位置する球Bsの中心O3が、整列樋31内に整列し
ている球B、、B、・・・・の中心0、、0.・・・・
を結ぶ中心線の延長線より下方に位置されるように、誘
導樋34および調流樋33の寸法が決定されている。
そのため、待機中の球BS、B、・・・・からB、へ伝
わる圧力は球B5を押し下げるような分力を生じる。こ
れによって、流下阻止部材22が後退したときに、調流
樋33最上方の球B、が後続の球B、と調流@33の外
側壁33aとの間にはさまれて、球B□〜B4の流下に
追従して流下しようとするのを妨げられることがない。
誘導樋34の途中に設けられている排出球検出器25は
、その検出光軸Fが樋内を流下する球の中心から少し外
れた位置に来るように配設されている。検出光軸Fが球
の中心を通るように位置決めされていると複数個の球が
連続して流下して来た場合、検出信号のパルス間隔が狭
くなって正確な計数が行えなくなるおそれがある。しか
るにこの実施例では、上記のごとく、検出光軸Fを球の
中心からずらしたことにより、正確な計数が可能となる
また、扇形をなす流下阻止部材22の回転面が流下する
球の中心の流下軌跡と一致するように流下阻止部材22
が取付けられ、誘導樋34の上方から下方に向かって樋
内に進入するように移動されて、流下する球を停止させ
るようになっている。
そのため、流下する球が停止するとき流下阻止部材22
に働く衝撃力を、流下阻止部材22の回転範囲を制限す
るストッパ部(例えば流下阻止部材22が進入する誘導
樋34のスリット端部)で受は止めることができるので
、容易に停止時に働く衝撃に酎える強度を持たせること
ができる。
しかも、最下端の球B1は扇形の流下阻止部材22の外
周面に接触して停止されるため、最下端の球B1が流下
阻止部材22の外周面と誘導樋34の壁面との間に食い
込むような形で停止されても、流下阻止部材22が後退
される時にはその外周面で球Bよを回転させるようにし
ながら離れていく。そのため、比較的小さな力で流下阻
止部材22を後退させることができ、流下阻止部材22
と誘導樋34の壁面との間に球が挟まれて動かなくなる
ようなことがなくなる。
さらに、流下阻止部材22の回転中心と誘導樋34内の
最下端の球B工の中心O工とを結ぶ線が水平になるよう
に配設されている。そのため、流下阻止部材22の端部
が球B□の外周からはずれると直ぐに球B工が流下可能
になり、流下阻止部材22の回転に伴って球B1が少し
ずり下がってから阻止力が外され、流下を開始するよう
なことがない。
また、上記実施例において、調流樋33と誘4樋34と
のなす角度αはO〜90″の範囲にあればよいが、45
″前後に設定してやると、調流樋33内で加速された流
下球のスピードを大きく減速させることがなく、しかも
停止時に流下阻止部材22にかかる負荷を軽減させるこ
とができる。
さらに、上記実施例では、流下阻止部材22によって球
の流下が阻止されている状態で、流下阻止部材22と誘
導樋34内の最下端の球B1との接触点から球の直径分
だけ離された点を通る鉛直線Gと排出16A35の壁面
35aとの距離dが球の半径rよりも小さく、かつr−
r c o sαよりも大きくなる(r−rcosα<
dlr)ように誘導樋34の終端34aの位置が決定さ
れている。
二次によって、流下阻止部材22が誘導樋34内に進入
して球の流下を阻止する際に、最後に排出される球が流
下阻止部材22の端面22aで後押しされるようにして
排出されたとき、誘導樋34の終端34aまで来ると排
出@35内に流下して流下阻止部材22から逃げること
ができる。そのため、最終排出球がいつまでも誘導樋3
5内に残って、流下阻止部材22が進入するときの妨げ
とならず、迅速な排出の停止が可能となる。
第7図に入賞球処理装置40の一実施例の詳細を示す。
裏機構盤1の裏面に設けられた集合棚10は中央に向か
って下り傾斜され、中央に流路変換部10Cが設けられ
ている。この流路変換部10Gは、左右の集合棚10A
、IOBに段差を生ぜしめる垂直壁10aと、この垂直
壁10aに固定され右側の集合棚10Aより流下してき
た入賞球を前方へ方向転換せしめるべく前端が円弧状に
形成されてなる誘導片10bと、誘導片10bの下方の
集合棚10Aの終端部にて前方へ緩やかに下り傾斜する
ように形成されたテーパ部10cとにより構成されてい
るゆ 上記流路変換部10Gに対応して、集合棚10を覆うよ
うに取り付けられるパネルと一体の保持枠41には球−
つが通過可能な流入口41aが形成され、この流入口4
1aの一側及び下辺に沿ってL字状の入賞球案内板42
が設けられ、流入した入賞球は90度方向転換せしめら
れる。
上記入賞球案内板42の側方に位置するように球処理器
43が支軸44によって揺動可能に取り付けられている
。この球処理器43の上記入賞球案内板42に対向する
側には、凹状をなす球受は部43aが形成されていると
共に、その反対側には錘45が取り付けられ1通常状態
において錘45の取付は側がその重みで下がるようにな
っている。そして、反対側の球受は部43aの下辺が上
記入賞球案内板42の下面に当接してそれ以上の回転が
阻止され、バランスが保たれる。この状態で第8図(A
)のように入賞球案内板42上から球受は部43aに入
賞球が流下してくると、球の重みによ、って球処理器4
3が時計回り方向へ回転するように、錘45の重さが決
定されている。流入した球の重みによって回転した球処
理器43は下辺が保持・枠41に当接することにより停
止される。
球処理器43には、この停止状態で上記入賞球案内板4
2に対向する位置に阻止片43bが突設されている。こ
れによって、2以上の入賞球が連続して発生した場合に
、2番目以降の入賞球は第8図(B)のように阻止片4
3bによって流下が阻止されて、入賞球案内板42上で
待機させられる。また、その取付は位置は制限されない
が、例えば球処理器43の上部に、検知片43cが設け
られていると共に、この検知片43cに対応して保持枠
41には、−対の投光器及び受光器を対向配設してなる
光センサのようなセーフセンサ91が取り付けられてい
る。
さらに、上記球処理器43の側方にはソレノイド46が
配設されており、球受は部43aに入賞球が流入するこ
とによって回動された球処理器43の球受は部下辺に対
向する位置に、上記ソレノイド46のプランジャ46a
先端に固着されたストッパ47が臨むようにされている
。このソレノイド46は、消磁状態においてプランジャ
先端のストッパ47が、スプリング48によって下方へ
引き下げられ、球受は部43aに保持されて下方の入賞
球導出fl!12に向かって流下しようとしている入賞
球に当接してその流下を阻止するようにされる(第8図
(B)参照)。そして、ソレノイド46が励磁されると
プランジャ46aが収縮してストッパ47が上昇され、
球受は部43a内に保持されていた入賞球が導出樋12
へ向かって流下する。なお、ストッパ47には操作片4
7aが突設されており、玉詰まりやソレノイドの故障時
等において、パチンコ店の係員が手動でストッパ47を
移動させて入賞球を排出できるようにされている。
ソレノイド46は例えば賞品球排出装置20における排
出終了信号を受けて作動されるようにされる。ソレノイ
ド46が励磁されて入賞球が流下させられると1球処理
器43が錘45の重みによって反時計回り方向に回動さ
れて、阻止片43bが上昇する。そのため連続して発生
し入賞球案内板42上で待機させられていた次の入賞球
が球受は部43a内に流入し、再び球処理器43が時計
回り方向に回転される。このようにして、上記動作を繰
り返すことにより、短時間に発生した多量の入賞球が速
やかに分離検出され、処理される。
前述したように賞品球排出装置20として、ソレノイド
によって流下阻止部材を流下経路内に進入させたり後退
させたりして賞品球の排出を制御するストッパ式のもの
を使用した場合、単に入賞球導出樋の途中にセーフセン
サを取り付けて入賞球を検出し、それを電気的に記憶し
ておくことにより、高速の排出制御を行なわせることも
可能である。
これに対し、上記実施例の入賞球処理装置40では、球
処理器43によって入賞球を一個ずつ分離して検出して
いるので、前の入賞球と次の入賞球との検出間隔を必要
かつ充分にとれる。そのため、連続して発生した入賞球
をより正確に検出することができる。なお9縁間ケース
方式の賞品球排出装置を用いた従来の遊技機においても
入賞球を一個ずつ分離して賞品球の排出制御を行なって
いるが、従来の入賞球処理装置では1分離された入賞球
でレバーを動かしてその動きで縁間ケースのストッパを
外して傾動させて排出させ、さらにこの縁間ケースの傾
動を物理的に球処理器に伝えて、次の入賞球の流下を許
容させるようになっているため、上記実施例の入賞球処
理装置に比べて応答速度が遅く、短時間に多量に発生す
る入賞球の処理には不向きである。
また、上記実施例の入賞球処理装置40では、賞品球排
出装置20における排出終了を確認してからソレノイド
46を作動させて前の入賞球を排出し、次の入賞球の検
出に進むように制御できるので、入賞球が発生したのに
賞品球が払い出されないといったような、遊技客と遊技
店との間で生じるトラブルを防止することができる。つ
まり、賞品球の排出がなければ入賞球はストッパのとこ
ろに残っているので、そこを見れば遊技客の主張が正し
いか否かすぐに分かる。しかも、入賞球と賞品球の排出
が一対一の関係にあり、排出が停止している間は入賞球
の処理も中断され、かつ未排出に係る入賞球は待機させ
られているため、停電対策が不要となる。つまり、入賞
球を予め検出してメモリやカウンタに電気的記憶させて
おくようにすると、停電時に記憶数が消滅されてしまわ
ないようにするため電池によるバックアップ等の停電対
策が必要であるが、上記実施例の入賞球処理装置を使用
するとその必要性がなくなる。
しかして、上記のようなソレノイド46を有する入賞球
処理装置40にあっては、遊技の打止め時に貯留タンク
1が空になって賞品球の排出が中止されるとソレノイド
46の駆動も中断されるため、集合棚10A、IOB上
に既に入賞している入賞球が残ってしまう。そのため、
その状態のままで打止め状態になった遊技機を次の遊技
客のために開放すべく貯留タンク1に予備球の補給を行
なうと、その時点で前の遊技客が残した入賞球に対する
賞品球の払出しが行なわれてしまい、次の遊技客に不当
な利益を与えてしまうことになる。
そこで、上記実施例では、裏機構板1の上部に、手動に
よって操作可能な記憶排出スイッチ83を設けてあり、
この記憶排出スイッチ83を一回操作すると、ソレノイ
ド46が一回励磁されて、ストッパ47が上昇され待機
されていた入賞球が排出され、次の入賞球の分離がなさ
れる。しかして、このとき、球処理器43の揺動を検出
するセーフセンサ91の検出信号は無視される。つまり
、記憶排出スイッチ83を操作すると入賞球のみ排出さ
れ、賞品球排出装[20による排出は実行されないよう
になっている。
従って、打止めによって遊技が終了したならば、パチン
コ店の係員が上記記憶排出スイッチ83を操作して入賞
球処理装置40を作動させてやれば、賞品球を排出され
ることなく集合棚10A、10B上に残っている入賞球
をすべて排出してやることができる。
第14図には、上記記憶排出スイッチ83を操作した場
合の遊技機内部の制御信号のタイミングの一例を示す。
すなわち、記憶排出スイッチ83がオンされると、賞球
ランプ111を点灯させるとともに、セーフソレノイド
46をLoom秒間駆動させる。すると、入賞球が一つ
排出され、成人賞球数が一つ減る。これを繰り返すこと
により成人賞球数がcl □ 11になると、球処理器
43への入賞球の流入がなくなるので、入賞球検出器9
1からの検出信号も制御装置200に入って来なくなる
。そこで、制御装置200は、その後記憶排出スイッチ
83が操作されても賞球ランプ111の点灯やセーフソ
レノイド46の駆動は行なわない。記憶排出スイッチ8
3を操作しても賞球ランプ111が点灯しなくなったこ
とにより、係員は残っている入賞球がなくなったことを
知ることができる。
上記のように、この実施例では賞品球排出装置20から
の排出終了信号がなくても、記憶排出スイッチ83から
の信号を擬似排出終了として入賞球処理装置40内のソ
レノイド46を駆動させて、入賞球を排出することがで
きるので、打止め時に貯留タンク1が空になって賞品球
排出装置20が排出動作ができない状態であっても入賞
球処理装置40を動作させることができる。
しかも、ストッパ47には操作片47aが突設されてい
るため、入賞球処理装置での球詰まりやソレノイド46
の故障の際には、係員が操作片47a操作して手動でス
トッパ47を移動させて入賞球を排出させることができ
る。
さらに、上記実施例においては、入賞球の検出を、球処
理器43の回動の検出という間接的な方法で行なってい
るため、パチンコ球に帯電した静電気によるセーフセン
サ91の破損が防止される。
つまり、上記実施例の場合、入賞球の通過経路にセンサ
91を臨ませておくことにより直接入賞球を検出するこ
とも可能であるが、そのようにするとセンサが入賞球に
帯電した静電気により破損されるおそれがあるが、間接
的に検出することによリセンサの破損を防止することが
できる。
なお、上記実施例では、入賞球処理装置を第7図のごと
く構成したのに対応して、右側の集合棚10Aに傾斜角
αとして6〜8°の角度を与え、左側の集合棚10Bに
は傾斜角βとして14〜16″の角度を与えて左右の集
合棚10AとIOBを流下する入賞球の速度を異ならし
めると共に、垂直壁10aの高さhを12工以上に設定
している。これによって、複数個の入賞球が発生して左
右から同時に入賞球が流下して来ても流路変換部10C
での球詰まりを未然に防止できるようになっている。
次に、上記賞品球排出装置20を制御して所定数の賞品
球の排出や打球発射装置103等の制御を行う制御装置
200の一実施例について、第15図を用いて説明する
この実施例では、賞品球排出装置20等の制御をCPU
 (マイクロコンピュータ)200’ を用いて行なう
ようになっている。
CPU200’には、前記実施例における賞球数設定器
81.82や記憶排出スイッチ83、球抜きスイッチ8
4、セーフセンサ91、オーバフロー検出器92、球不
足検出器93が入力される。
賞球数設定器81.82を設けることにより、賞品球数
の異なる機種(パチンコ機)を制御できる。
また、CPU200’には、賞品球排出装置20の流下
経路30の途中に設けられた一対の排出球検出器(以下
排出センサと称する)25からの排出球検出信号が、入
力されるようになっている。
さらに、CPU200’には、図示しないパチンコ店の
集中管理装置からの打止め指令信号が入力される。
CPU200’は、内部に読出し専用メモリたるROM
201および随時読出し書き込み可能なメモリたるRA
M202を有している。このうち、ROM201には、
賞品球排出装置等の制御を行うためCPU200’ が
実行すべきプログラムおよびセーフソレノイド46の駆
動時間やウェイト時間(排出間隔)のような固定データ
を記憶する。
−方、RAM202は上記排出センサ25からの排出球
検出信号に基づいて、各流下経路30から排出された球
の累積数等を記憶するメモリ領域や各流下経路の排出球
数を設定したり、ソフトタイマを構成するレジスタ領域
およびCPU200’の作業領域(ワークエリア)を提
供している。
さらに、CPU200’ には、ドライバ220を介し
て、賞品球排出装置20内の一対のソレノイド(以下排
出ソレノイドと称する)21や入賞球処理装置40内の
ソレノイド(以下セーフソレノイドと称する)46、さ
らに、賞球ランプ111、完了ランプ112、オーバー
フローランプ113や不正警告表示ランプ114、動作
不良表示ランプ115、賞球数表示器116、パイロッ
トランプ117等の表示装置(いずれも第2図参照)お
よびスピーカ120.打球発射装置103などが接続さ
レテイル。CPU200’はROM 201内のプログ
ラムに従って、上記設定器や各種検出器及びスイッチか
らの信号に基づいて賞品球排出装置20や各種表示ラン
プ、打球発射装置103などを駆動するようになってい
る。
CPU200’の主たる処理は、オーバーフロー処理、
タンク処理2球抜き処理、入賞球検出処理、賞品球排出
処理である。ただし、処理の手順は、上記順序に限定さ
れず、いずれの処理から実行するようにしてもよい。上
記処理をタイマ割込みなどにより繰返し実行することに
よってパチンコ遊技機の制御が行なわれる。
ここで、オーバーフロー処理は、オーバーフロー検出器
92からの検出信号を検知して、例えば、オーバーフロ
ーランプ113を所定の時間(10〜20秒)点灯もし
くは点滅させ、それでもオーバーフロー状態が解除され
ていない場合には、打球発射装置103による発射動作
を停止させることを内容とする。これによって、賞品球
導出樋13内が賞品球排出装置20の近くまで賞品球で
満たされて、排出動作に悪影響を及ぼすのを回避するこ
とができる。
タンク処理は、貯留タンク2が空になって玉不足検出器
93がオフされたことを検知すると、例えば1球の補給
要求を集中管理室に送ると共tこ完了ランプ112を点
灯させ、これと同時にもしくはその後賞品球排出装置2
0内の排出センサ2Sの信号に基づいて玉無し状態を検
知すると、打球発射装置103を停止させる。球補給要
求信号が集中管理室に送られると、集中管理質からの指
令によって、タンク上方の補給装置(図示省略)が作動
されて、貯留タンク2への補給が行なわれる。
この実施例では、玉不足検出器93からの信号によって
タンクの玉有り状態が検出されても直ちに賞品球の排出
を再開させず、第16図に示すように例えば2秒のデイ
レイ時間telを経過するのを待ってから再開させるよ
うになっている。デイレイ時間を入れたのは、タンクへ
の補給がなされてから案内樋11が予備球で満たされる
までの時間差を考慮したもので、これによって賞品球排
出装置20における空排出が防止される。
球抜き処理は、球技装置6oの切替ゲートが球抜樋16
の入口を開いて賞品球導出樋13の入口を閉鎖する方向
に切り替えられたことを、球抜きスイッチ84からの信
号に基づいて検知すると、賞品球排出装置20内のソレ
ノイド21を作動させて、2条の流下経路30を通して
連続的に予備球を排出させて、貯留タンク2を空にする
ものである。
セーフ球検出処理と賞品球排出処理は 相互に関連し複
雑になるので、第17図〜第20図にタイミングチャー
トを示し、以下これに基づいて説明する。
電源投入または割込み発生により処理が開始されると、
CPU200’は先ず入賞球を検知する前に、入賞球数
を記憶するセーフメモリや各種レジスタ類の初期設定を
行なった後、賞品球排出装置i!20における各流下経
路ごとの一回の排出球数(以下排出基数と称する)の決
定を行なう。
前記実施例の遊技機においては、排出球数の設定のため
デイツプスイッチからなる賞球数設定器81.82が設
けられている。そこで、CPU2oO′はこれらのスイ
ッチ81.82のオン、オフ状態の組み合わせに応じて
、例えば次表のように排出基数1と2を決定すると共に
、合計の賞品球数を遊技機前面の表示器116に表示さ
せる。
ここでは、−例として合計の賞品球数を11個、13個
、15個のいずれかに設定する場合が示されている。
表  1 上記表1において排出ソレノイド1側とは、2条の流下
経路のうち取付は基板に近い側の経路に設けられたソレ
ノイドを指し、上記表1においては排出ソレノイド1側
の排出基数の方が常に排出ソレノイド2側よりも大きく
なるように決定されている。このような関係に設定して
いるのは、流下経路を2条とした場合、貯留タンク2か
ら案内樋11を通って賞品球排出装置20へ向かって流
下する球の流れが基板に近い側の流下経路の方が円滑で
あり、遠い側の方は常に球が不足がちになり易いことが
実験的に明らかになったからである。
そこで、表1のように常に排出ソレノイド1側の排出基
数を大きくしておくことにより、2条の流下経路に対す
る球の供給のバランスを図ることが可能となる。
なお、第3図に示した賞品球排出装置20により、設定
されたn個の賞品球を排出させる場合、排出センサ25
の取付は位置の下流側に、流下阻止部材22によって阻
止されている球が一つあり、排出センサ25が一つ前の
球を検出している状態で次の排出指令を待つことになる
。そのため、実際の制御では、設定数nよりも「1」少
ないn −1個目の球を排出センサが検出した時点で流
下阻止部材22を作動させるソレノイド21に対する制
御信号を変化させてやる必要がある。
正常動作時には第17図のタイミングチャートに示され
ているように、セーフセンサの出力の立上りを受けてセ
ーフメモリの入賞記憶が「1」になり、セーフランプが
点灯されかつ排出ソレノイド1と2がオン状態にされる
。すると、賞品球の排出が開始されて、排出センサ1と
2の出力が排出球ごとに変化し、所定数(表1の基数−
1)に達した時点でソレノイドの消磁指令が発せられ、
対応する排出ソレノイドがオフされるともにセーフラン
プがオフされる。また、これとともにセーフソレノイド
がおよそ100m秒間だけオンされて入賞球が排出され
、次の入賞球の受は入れが可能となる。−方、セーフソ
レノイドのオンと同時に排出ウェイトタイマがオンされ
、これがタイムアツプするまで(600lll5)次の
賞品球の排出開始が待たされることになる。
セーフソレノイド用タイマの設定時間が100語とされ
ていることにより、セーフソレノイド46によって駆動
されるストッパ47がLoomsの間上昇されて、この
ストッパ47によって阻止されていた入賞球が確実に排
出され、かつ次に入賞球処理装置40に流入した入賞球
を待機させるための態勢へ速やかに移行することができ
る。
また、排出ウェイトタイマの設定時間が600おとされ
ていることにより、排出終了後案内樋11内の球の状態
が安定してから次の排出へ移ることができ、排出の正確
さが保証される。
しかして、この実施例では、案内樋11もしくは賞品球
排出装置20の流下経路30内にて球詰まりが発生し、
賞品球排出動作中に玉無し状態が検出されたならば、対
応する経路側の排出ソレノイド21をオフさせて動作不
良表示を行なうようになっている。
すなわち、例えば第18図に示すように、排出センサ1
が排出球を8個検出したところで球詰まりが発生し、該
センサ1の出力がロウレベルに下がったままになった場
合、CPUは10秒経過した時点で排出ソレノイド1を
オフさせる。また、これとともに賞球ランプ111を消
灯させ、かつ動作不良表示ランプ115を例えば400
m秒の周期で、貞滅させるようになっている。しかも、
上記の場合、排出ソレノイドをオフさせてもセーフメモ
リの入賞記憶を減算させずにそのまま保持し、かつセー
フソレノイドの作動も留保させるようになっている。つ
まり、本来ならば排出ソレノイドのオフによって入賞記
憶が減算されてからセーフソレノイドがオンされて、入
賞球処理装置40内に次の入賞球が取り込まれて検出さ
れ、再び賞品球排出装置20が作動されるが、この実施
例では賞品球排出装置20で球詰まりが発生すると、入
賞球処理装置40における入賞球の分離、検出が中断さ
れ、動作不良表示がなされる。
従って、遊技店の係員が動作不良表示ランプ11Sを見
て動作不良が発生したことを知り、迅速に対処すること
ができる。
そして、係員によって球詰まりが解消され、排出センサ
1の出力信号が第18図のようにハイレベルに変化する
と、その後2秒経過してから再度賞品球排出装置20の
排出ソレノイド1と2をオンさせるとともに、動作不良
表示を停止させ、賞品ランプ111を点灯させる。
一方、賞品球排出装置20は排出センサ1,2や排出ソ
レノイドが故障した場合にも正確な排出が実行されなく
なる。この実施例は第19図に示すように、排出ソレノ
イド1,2をオンさせた後、所定数の賞品球(6個)を
検出する前に排出センサ1 (又は2)の出力がハイレ
ベルのままになってしまった場合には、この状態が1.
5秒間継続したときに、排出ソレノイド1(又は2)の
駆動信号をロウレベルに落し、かつセーフランプを消灯
させると共に、動作不良表示ランプ115を例えば20
0m秒の周期で点滅させるようになっている。従って、
遊技店の係員はこの表示を見て動作不良が発生したこと
を知り、ソレノイドやセンサの交換等適当な処置をとる
ことができる。
なお、排出ソレノイドや排出センサが排出開始前から故
障していた場合にも、排出センサの出力が変化せずハイ
レベルのままになるので、1.5秒後に動作不良表示が
行なわれる。
しかも、上述したように、球詰まり時と排出ソレノイド
もしくは排出センサの故障時とでは動作不良表示ランプ
の点滅周期を変えである(400m秒と200m秒)の
で、係員は不良の原因を推測することができ、より迅速
な対応が可能となる。
さらに動作不良が検出された場合、セーフメモリの入賞
記憶を減算せずに保持するようになっているので、遊技
者に賞品球の未払いという不利益を与えることがない。
また、動作不良を検出したときは排出ソレノイドをオフ
させるようにしているので、ソレノイドが長時間励磁さ
れたままになって発熱してしまうのを防止することがで
きる。
さらに、この実施例では、入賞球処理装置40内のセー
フソレノイド46が故障して、入賞球の分離、検出が進
行しなくなったならば、自動的にこ九を検知して、動作
不良表示を行なうようになっている。つまり、第20図
において符号にで示すように賞品球排出中にセーフソレ
ノイド46が故障した場合、正常ならば賞品球排出終了
信号を受けてストッパ47が外されて入賞球が徘畠され
、これによってセーフセンサ91の出力信号が同図に破
線口で示すごとくロウレベルに立ち下がるべきところが
、ハイレベル状態のままになる。
そこで、この実施例では、排出終了時(排出ソレノイド
21およびセーフランプ111のオフ時)から適当な時
間Tを経過してもセーフセンサ91の出力がハイレベル
のままであるとCPU200’が判定すると、動作不良
表示ランプ115を点灯させるようになっている。従っ
て、遊技店の係員がこの動作不良表示ランプを見て故障
が生じたことを知ることができる。そして、係員がスト
ッパ47に設けられている操作片47aを持ち上げて保
持枠41に設けられている係止部(図示省略)に引っ掛
けてやる。すると、以後、ストッパ47が外れた状態の
まま入賞処理装置4oが作動する。
つまり、賞品球排出装置20の側からの排出終了信号の
有無にかかわらず、入賞球が入って来ると球処理器43
が回動してセーフセンサ91がこれを検出し、入賞球は
そのまま入賞球導出樋12内に流下して、球処理器43
が錘45の重みで反対側へ回動し、次の入賞球を受は入
れる。これを繰り返すことにより、賞品球排出装置20
における排出動作とは無関係に、発生した入賞球を検出
する。しかも、CPtJ200’ はセーフセンサ91
の検出信号を計数し、内部の記憶領域(セーフメモリ)
に入賞球数を保持するようになっている。
なお、係員によって強制的にストッパ47が外されると
入賞球が排出されて球処理器43が元に戻ったときにセ
ーフセンサ91の出力信号がロウレベルに変化するので
、CPtJ200’は動作不良状態が解除されたことを
知る。そこで動作不良表示ランプ111を消灯する。そ
の後、CPU20o′は、セーフメモリ内の入賞記憶に
従って賞品球排出装置20に排出指令信号を送り、排出
終了信号を受けてセーフソレノイド46を駆動する代わ
りに、内部のセーフメモリの入賞記憶を1つ減算させる
このように、この実施例ではストッパ47を外してやる
だけで、以後入賞球数を電気的に記憶しこれに基づいて
賞品球の排出を制御するようになっているので、セーフ
ソレノイド46が故障しても遊技を継続することができ
る。
なお、前記実施例では、賞品球排出装置2oに異常があ
った場合、動作不良表示ランプ115を点滅させるよう
にしているが、ランプの代おりにスピーカもしくはブザ
ーを用いて音声で動作不良を報知させるようにしてもよ
い。
サラに、上記実施例のパチンコ遊技機ニオいては、賞品
球排出装置20内の排出ソレノイド21の駆動回路に特
別な工夫が加えられている。すなわち、第21図に示す
ように、電源電圧端子VAと接地点との間に接続される
各種表示ランプLや排出ソレノイド21、セーフソレノ
イド46は、それらと直列に接続されたスイッチ・トラ
ンジスタTr□p T rat T r’3等をオン・
オフさせることによ−、て駆動されるようになっている
が、上記実施例では、徘呂ソレノイド21と並列に、電
源電圧のピーク値よりも高い例えば24Vのような、 
 ツェーナ電圧を有するツェーナダイオードDzが接続
されている。
そのため、上記電源電圧端子VAにAC24Vの交流を
全波整流した電圧が印加された場合、トランジスタTr
、をオフさせると通常は第22図(A)のようにソレノ
イドが完全に消磁されるまでに1X時間要していたもの
が、ツェーナダイオードDzがソレノイドのコイルと並
列に接続されていると、これがエネルギ強制放出手段と
して作用して、ソレノイドの消磁時間が短縮される。つ
まり、第22図(A)とCB)の斜線の部分の面積Sよ
と82とが等しくなるような時開t2がツェーナダイオ
ードDzを入れた場合の消磁時間となる。これによって
、ツェーナ電圧が24Vの場合、ツェーナダイオードを
入れない場合に比べて消磁時間がおよそ2分の1になり
その全賞品球排出装置20における流下阻止部材22の
応答速度が早くなる。
なお、第21図においてツェーナダイオードD2と直列
に逆方向接続されているダイオードD1はソレノイばの
逆起電力からトランジスタTr。
を保持するためのもので、セーフソレノイド46のスイ
ッチ・トランジスタTr、にも同様の保護ダイオードD
2が設けられでいる。ただし、セーフソレノイド46は
排出ソレノイド21に比べてそれほど早い応答性を必要
としないため、ツェーナダイオードDzは不要としであ
る。
なお前記実施例では、上記入賞球処理装置における入賞
球検出信号に基づいて上記賞品球排出装置を動作させて
所定数の賞品球の排出を行ない、その賞品球排出終了信
号に基づいて上記入賞球処理装置内の駆動源を動作させ
てストッパを外し、球受は部内の入賞球を流下させて次
の入賞球を受は入れ可能な状態にさせるようにしている
が、本発明では必ずしも入賞球処理袋[40内にストッ
パ47とその駆動源(ソレノイド)46を設ける必要が
ない。つまり、上記実施例の球処理器43は電気的な制
御を行なわなくても、それ自身で流入した入賞球の重み
と錘45とのバランスにより左右に交互に揺動するため
、自動的に入賞球を分離して流下させることができる。
そして、そのようにして分離された入賞球を次々と検出
して、制御装置200内のメモリやカウンタに記憶させ
ておいて、その入賞記憶数に対応した回数だけ賞品球排
出装置20を作動させるようにすることが可能である。
[効果コ 以上説明したようにこの発明は、流下阻止部材ソレノイ
ドのような駆動源で作動させて賞品球の排出を行なうよ
うにしたストッパ式賞品球排出装置を備えたパチンコ遊
技機において、入賞球を受入れ可能な球受は部とこの球
受は部の上方にあってその姿勢に応じて次の入賞球の流
入を阻止したり許容したりするための阻止部と上記球受
は部の反対側に取り付けられた錘部材とを有し集合棚の
下方に揺動自在に配設された球処理器と、上記球受は部
に流入した入賞球の流下を阻止したり許容したすするた
めのストッパおよびその駆動源と、該球処理器の揺動を
検知して縁受は部に入賞球が流入したことを検出する検
出器よりなる入賞球処理装置を、入賞球検出器の流出口
に臨ませ、上記入賞球処理装置において入賞球を一個ず
つ分離しながら検出し、その検出信号に基づいて上記賞
品球排出装置を動作させて所定数の賞品球の排出を行な
うようにしたので、球処理器により入賞球が一個ずつ分
離され、しかもその分離された入賞球が球処理器の揺動
の検出という間接的な方法で検出されるという作用によ
り、短時間のうちに連続して入賞球が発生しても、入賞
球が誤検出されることがないとともに、半導体センサか
らなる入賞球検出器が静電気によって破損されるおそれ
がないという効果がある。
しかも、従来の球処理器のように分離された入賞球によ
り回動されるレバーの動きを物理的に賞品球排出装置の
縁組ケースに伝達させて作動させ、さらに縁組ケースの
傾動を球処理器側へ物理的に伝えて入賞球を流下させ次
の入賞球を受は入れるという複離な動きがなく、これら
の制御を電気信号によって行なっているので、球処理器
の応答が非常に早くなり、入賞球を可及的速やかに処理
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るパチンコ遊技機の裏機構盤全体
の構成例を示す背面図、 第2図は、本発明に係るパチンコ遊技機の概略正面図、 第3図は、予備球の貯留タンク、案内樋及び賞品球排出
装置の構成例を示す斜視図、 第4図は賞品球排出装置の構成例を示す斜視図、第5図
は、その賞品球排出装置の流下経路の断面状態を示す斜
視図、 第6図は、賞品球排出装置の作用を示す作用説明図、 第7図は入賞球処理装置の構成例を示す斜視図、第8図
(A)、(B)は、その入賞球処理装置の作用を示す作
用説明図、 第9図は、球抜き装置の分解斜視図、 第10図は、工具の差込みによって回動される球抜きレ
バーと該球抜きレバーによって動かされるスライド板と
の関係を示す部分断面図、第11図は、スライド板と該
スライド板によって動かされるカム盤との関係を示す部
分斜視図、第12図(A)は、カム盤が時計方向へ回動
した位置で第1のロック部材によって係止された状態を
示す説明図、 第12図(B)は、第12図(A)の状態にあるときの
切替えゲートの位置を示す説明図、第13図(A)は、
カム盤が反時計方向へ回動した位置で第2のロック部材
によって係止された状態を示す説明図、 第13図(B)は、第13図(A)の状態にあるときの
切替えゲートの位置を示す説明図、第14図は、記憶排
出スイッチを操作したときの賞球ランプおよびセーフソ
レノイドの作動タイミングを示すタイミングチャート、 第15図は、パチンコ遊技機の制御システムの一例を示
すブロック図、 第16図は、貯留タンクへの補給を行なうタンク処理に
おけるタイミングを示すタイミングチャート、 第17図は、CPUによる正常時の入賞球検出処理及び
賞品球排出処理のタイミングを示すタイミングチャート
、 第18図は、球詰まり発生時の賞品球排出処理のタイミ
ングチャート、 第19図は、排出ソレノイドまたは排出センサネ良時の
賞品球排出処理のタイミングチャート、第20図は、セ
ーフソレノイド不良時の賞品球排出処理のタイミングチ
ャート、 第21図は、各種ランプ及びソレノイドの駆動回路の一
例を示す回路説明図、 第22図(A)、(B)は、従来とこの発明の実施例に
おけるソレノイド駆動回路によるソレノイドの遮断時の
特性の相違を示す説明図、第23図は、球抜き装置によ
る球抜き処理時のタイミングを示すタイミングチャート
である。 1・・・・裏機構盤、2・・・・貯留タンク、1o・・
・・集合棚、11・・・・案内樋、12・・・・入賞球
導出樋、13・・・・賞品球導出樋、20・・・・賞品
球排出装置、22・・・・流下阻止部材、25・・・・
排出センサ、30・・・・流下経路、40・・・・入賞
球処理装置、43・・・・床処理器、45・・・・ウェ
イト、46・・・・セーフソレノイド、47・・・・ス
トッパ、91・・・・入賞球検出器(セーフセンサ)、
92・・・・オーバーフロー検出器、60・・・・球抜
き装置、100・・・・パチンコ遊技機、101・・・
・供給皿、102・・・・受は皿、103・・・・打球
発射装置、200・・・・制御装置。 71図 第8図 (A) (B) 9を 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遊技盤の裏面上部に配設された貯留タンクの底面
    開口部に一端が臨む案内樋を、他端に向かって緩やかに
    下り傾斜するように配設すると共に、この案内樋の終端
    には、流下経路を構成する樋とこの流下経路内に進入可
    能な流下阻止部材とこの流下阻止部材の駆動源とからな
    り、上記流下阻止部材を流下経路内に進入させたり後退
    させることにより、所定数の球の排出を行なうように構
    成された賞品球排出装置と、遊技盤の裏面に装着され遊
    技部に設けられている入賞口に入賞した打球を集合させ
    る入賞球集合棚と、この入賞球集合棚の流出口に臨み入
    賞球を受入れ可能な球受け部とこの球受け部の上方にあ
    ってその姿勢に応じて次の入賞球の流入を阻止したり許
    容したりするための阻止部と上記球受け部の反対側に取
    り付けられた錘部材とを有し集合棚の下方に揺動自在に
    配設された球処理器、該球処理器の揺動を検知して球受
    け部に入賞球が流入したことを検出する検出器よりなる
    入賞球処理装置とを有することを特徴とするパチンコ遊
    技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7591950B2 (en) * 2004-11-02 2009-09-22 Siemens Water Technologies Corp. Submerged cross-flow filtration
JP2012228339A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機

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