JPS6337536B2 - - Google Patents

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JPS6337536B2
JPS6337536B2 JP20860882A JP20860882A JPS6337536B2 JP S6337536 B2 JPS6337536 B2 JP S6337536B2 JP 20860882 A JP20860882 A JP 20860882A JP 20860882 A JP20860882 A JP 20860882A JP S6337536 B2 JPS6337536 B2 JP S6337536B2
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Japan
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audio signal
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digital
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Naoki Kawai
Takehiko Yoshino
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Publication of JPS5999830A publication Critical patent/JPS5999830A/ja
Publication of JPS6337536B2 publication Critical patent/JPS6337536B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0075Transmission of coding parameters to receiver

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、デジタル音声信号をビツト誤りのあ
る通信路および伝送媒体を介して再生するにあた
つて、ビツト誤りによる雑音量を低減するように
したデジタル音声伝送方式に関するものである。
一般にアナログ量を符号化しデジタル量に変換
する場合、量子化ステツプが全レベルで均一であ
る直線符号化方式と、量子化ステツプが信号レベ
ルにより均一でない圧伸符号化方式(非直線符号
化方式)との2つに分けられる。さらに圧伸符号
化方式には、圧伸に関する情報を毎サンプリング
ごとに送る瞬時圧伸符号化方式と、一定の時間間
隔ごとに圧伸の情報を送る準瞬時圧伸符号化方式
とがある。
第1図ないし第3図に、これら各符号化方式に
ついて、入出力レベルと量子化レベルとの関係を
示す。
直線符号化方式は、第1図の14ビツト直線符号
化の例に見られるように、入出力レベルと量子化
レベルとは全レベルにおいて線形の関係にある。
この方式では量子化ステツプが均一であるから、
圧伸符号化方式のように、信号レベルの大きな変
動により量子化ステツプが変化して、量子化雑音
が聴感上目立つ息づき現象を起すこともなく、純
粋な高品質の音声が得られる。
瞬時圧伸符号化方式は第2図に示す14→12ビツ
ト瞬時圧伸の例のように、入出力レベルが小さい
ときは量子化ステツプを小さくし、逆に入出力レ
ベルが大きいときは量子化ステツプを大きくして
符号化する方式である。この方式では、入出力レ
ベルに応じて量子化ステツプは数段階に分かれる
ので、入出力レベルと量子化レベルとの関係は折
線となる。信号のレベルが大きい場合には、量子
化ステツプが大きくても、聴感上、量子化雑音は
気にならないという性質を利用して伝送ビツト数
を直線符号化方式よりも減らすことができる。
第2図に示す12ビツトの瞬時圧伸方式の例で
は、2ビツト多い14ビツトの直線符号化方式に近
い音質が得られる。
準瞬時圧伸符号化方式は、第3図に示す14→10
ビツト準瞬時圧伸の例のように入出力レベルと量
子化レベルとの関係は、量子化ステツプの異な
る、5つに分かれたスケール〜で表わされ
る。これら5つのスケールの中で、使用すべきス
ケールを決定するためには、一定の期間の中での
最大の入出力レベルを表わせるスケールを選択す
る。
準瞬時圧伸符号化方式を実施する準瞬時圧伸符
号器の一例の構成を第4図に示す。この例では、
サンプリング周波数を32KHzとし、遅延器1にお
いて32サンプル(1ms)だけデータ信号入力を遅
延させると共に、スケール選択回路2では32サン
プルの期間の中で使用するスケールを決定し、そ
のスケールを表わすレンジビツトを32サンプルの
期間に1回だけ出力して伝送する。このレンジビ
ツト出力に応じて選択されたレンジで、圧縮回路
3において14→10ビツトの圧縮が行なわれ、その
圧縮出力を遅延器4で32サンプル遅延させてから
信号出力として伝送する。このように圧伸の情報
であるレンジビツトは毎サンプルごとに送らず、
一定期間に1回伝送するのみでよいから、圧伸情
報の伝送量を非常に少なくできる。したがつて、
第3図の14→10ビツト準瞬時圧伸の例では直線符
号化方式の14ビツトに相当する入出力レベルを10
ビツトの量子化レベルで表わしており、圧伸情報
を除けば、伝送ビツト数を4ビツト減らすことが
できる。ここで、5つのスケールを表わすために
はレンジビツトとしては3ビツト必要なので、圧
伸情報を含む正確な伝送ビツト数は1サンプル当
り約10.1ビツトである。このように準瞬時圧伸符
号化方式は伝送容量に制限がある場合にすぐれた
方式である。
これら3種類の符号化方式において、ビツト誤
りによる雑音について比較すると、直線および瞬
時圧伸符号化方式では、ビツト誤りが起きた場合
に、入出力レベルの全範囲にわたり誤差が生じる
ことになる。例えばMSB(最上位ビツト)に近い
ビツトが誤まると、大きな雑音として聞こえる。
これに対して、準瞬時圧伸方式では、ビツト誤り
が起きた場合レンジビツトが誤まらない限り、誤
差は使用しているレンジの範囲に制限される。し
たがつて、入出力レベルが小さい場合には、ビツ
ト誤りによる雑音も相対的に小さく制限される。
すなわち、準瞬時圧伸符号化方式はビツト誤りに
よる雑音を低減させることのできるすぐれた特徴
を持つ。
そこで、本発明の目的は、準瞬時圧伸符号化方
式の原理の一部を適切に応用して、直線符号化方
式および瞬時圧伸符号化方式においても、ビツト
誤りによる雑音を低減できるようにしたデジタル
音声信号伝送方式を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、音声
信号を、帯域圧縮を行うことなく、その振幅に対
応したデジタル信号に変換して伝送するにあた
り、音声信号を予め所定の期間毎に区切り、その
期間に含まれる音声信号の振幅の瞬時値の変化範
囲、すなわち最高値、または最高値と最低値を検
出し、その検出出力に応じて、音声信号のレベル
範囲を特定し、その特定されたレベル範囲を指示
する指標信号を、当該レベル範囲において変換さ
れるデジタル信号に期間毎に付して伝送し、受信
側では、受信したデジタル信号から指標信号を抽
出し、その抽出された指標信号に基づき、伝送中
のビツト誤りに起因する信号誤差を期間内におけ
る特定されたレベル範囲内に制限することを特徴
とするものである。
通常の準瞬時圧伸符号化方式では、伝送ビツト
数を削減して伝送帯域を圧縮する際に、その削減
に伴うビツト圧伸を目的としたレンジビツトを同
時に伝送し、しかも、そのレンジビツトを一定期
間ごとに伝送するので、ビツト誤りの生じる範囲
は、そのレンジビツトの指定する特定の量子化ス
テツプをもつスケールに制限されるので、ビツト
誤りによる雑音もそのスケール内に抑えられ、以
てビツト誤りを小さくできる。
このように、従来は、あくまでも準瞬時圧伸符
号化方式の場合に限つて、その圧縮に用いられる
スケールの特定を行うのみであつて、信号のレベ
ル範囲については何ら考慮しておらず、直線符号
化方式や瞬時圧伸符号化方式には全く適用できな
いものであつた。
これに対して、本発明では、量子化のスケール
ではなく、すなわち帯域圧縮には関係なく、音声
信号の振幅の瞬時値の変化範囲に応じて特定され
た音声信号のレベル範囲を示す指標信号を用い
て、雑音の大きさをそのレベル範囲内に制限す
る。従つて、通常の準瞬時圧伸符号化方式では帯
域圧縮のレンジビツト数、すなわち、レンジビツ
トに対応した1/2nの指数でしかレンジ区分がなさ
れないのに対して、本発明では、帯域圧縮のレン
ジビツト数とは無関係に、音声信号のレベルに応
じて定めたレベル範囲でレンジ区分を行うことが
でき、たとえば、直線的なレベル範囲の分割やO
レベルを含まないレベル範囲の分割を行うことが
でき、従つて、直線符号化方式や瞬時圧伸符号化
方式の場合にも有効に適用して、ビツト誤りによ
る雑音を低減させることができる。
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
本発明の原理であるレンジの設定を第5図につ
いて説明する。ここでレンジと称するのは、入出
力レベルをいくつかの部分に分けた、特定のレベ
ル範囲を意味するものとする。もしビツト誤りが
生じてもレンジで示されたレベル範囲外であれば
完全に抑圧され、誤りによる誤差はそのスケール
内に制限される。
レンジビツトを発生させる回路構成の一例を第
6図に示す。ここでは、信号入力をNサンプル遅
延回路11および12を介して多重回路13の一
方の入力端子にデータ信号として供給すると共
に、データ信号入力を最大レベルラツチ回路14
にも供給して、N個のサンプル期間中の音声信号
の最大レベルを保持する。そしてこの最大レベル
が納まるレンジをレンジ判定回路15で判定し、
その判定結果を表わすレンジビツトを誤り訂正符
号化回路16に供給し、ここでレンジビツトに誤
り訂正の符号化を施してから、多重回路13の他
方の入力端子に供給してデータ信号に多重し、そ
の多重信号を伝送する。
受信側では、第7図に示すように、レンジビツ
ト抽出回路21によりデータ信号入力からレンジ
ビツトを抽出し、次にで誤り訂正・検出回路22
によりレンジビツトについての誤りの訂正と検出
を行なつた後、得られたレンジ出力をレンジ制限
回路23に供給し、ここで信号入力に対する信号
出力レベルをそのレンジの範囲に制限する。ここ
では、ビツト誤りにより生じる雑音も、このレン
ジの範囲内に抑圧されるので、雑音が低減され
る。
本発明の第1実施例を第8図に示す。この例は
本発明を16ビツト直線符号化方式に適用したもの
であり、レンジは全入出力レベル範囲(フルスケ
ール)の1/2nの(n+1)レンジ(本例ではn=
0,1,2,3,4の5レンジ)に分けている。
このようなレンジビツトを発生させる構成の一
例を第9図に示す。ここではサンプリング周波数
は48KHzの場合であり、48サンプル期間(1ms)
の中で最大レベルをラツチし、そのラツチされた
レベルに応じてこの期間のレンジを選定する。こ
の例では、ステレオなどの2チヤンネルを構成し
ており、L側およぶR側の各データ信号入力を各
チヤンネルにおける48サンプル遅延器31Lと3
3Lおよび31Rと32Rを介して多重回路33
に供給すると共に、最大レベルラツチ回路34L
および34Rにもそれぞれ供給する。最大レベル
ラツチ回路34Lおよび34Rでは、それぞれ、
48サンプル中での最大レベルを保持し、それらラ
ツチ出力をレンジ判定回路35Lおよび35Rに
供給して、その最大レベルの納まるレンジを判定
する。このようにして判定された2チヤンネルの
レンジビツトをハミング回路36に供給して、ハ
ミング7,3符号により符号化し、以て誤りに対
して強力な保護を施す。次いで、その符号化出力
を多重回路33に供給し、ここで両チヤンネルの
データ信号にハミング符号化レンジビツトを多重
して取り出し、伝送する。
この第1実施例におけるレンジは、全入出力レ
ベル範囲の1/2n(n:0,1,2,3…)で設定
されており、入出力レベルが小さくなるほど、レ
ンジは集中し、その範囲は狭くなる。この方式は
次の3つの理由から通常の音声信号の伝送には有
効である。
(1) 音声信号の瞬時値の確率分布は、一般に、負
の指数分布で表わされる。すなわち、信号レベ
ルが大きくなるごとにその発生確率は低くな
る。
(2) 音声を収録する場合、通常は20〜30dBのピ
ークマージンを設定するので、信号レベルの多
くは低いレベルに集中している。
(3) 雑音は信号レベルが小さい場合、信号にマス
クされず、聴感上検知されやすい性質がある。
以上の理由により、信号レベルが小さい部分で
レンジを狭く分けた方が、雑音低減の点で効果が
一層大きい。
次に、受信側における雑音抑圧回路の構成の一
例を示す。まず、データ入力信号の誤り訂正と検
出を第1誤り訂正検出回路41で行なつてから、
レンジビツト抽出回路42によりレンジビツトを
抽出する。その抽出レンジビツトに対して、レン
ジビツト誤り訂正・検出回路43においてレンジ
ビツト自身の誤り訂正・検出を行う。次に、この
回路43からの正しいレンジ出力をレンジ制限回
路44に供給し、回路41からの正しいデータ信
号の信号レベルをそのレンジの範囲内に制限す
る。それにより、ビツト誤りによる雑音は抑圧さ
れ、雑音低減効果が生じる。
この方式のもう1つの利点は、レンジビツトの
情報から上位1〜8ビツトを確定できる可能性が
あり、レンジ制限回路44からの出力を第2誤り
訂正・検出回路45に供給することによつて、残
りの下位ビツトに対し再度誤り訂正・検出を行つ
てデータ信号出力を得ることによつて、誤り訂正
効果を一層挙げることができることである。
本発明の第2実施例を第11図に示す。この例
では、レンジの分割点を全入出力レベルの等分点
n/S(n:1,2,3,4…,S:分割数、す
なわちレンジ数)に設定している。かかるレンジ
の分割方式は、信号レベルの瞬時値の確率分布が
信号レベルの小さい部分に集中していない場合に
特に有効である。例えば、音声信号がアナログ領
域で既に圧縮されており、小信号レベルが増幅さ
れている場合がある。特に、アナログ信号におけ
る雑音低減効果装置ではこのような圧縮を行なつ
ている。また、音声収録の際にリミツタなどを用
いた場合にも平均信号レベルは高くなる。このよ
うに、レンジの設定を全入出力レベル範囲に均等
に配分するのが有効となる場合もある。
この方式による受信側の雑音を抑圧する回路の
構成の一例を第12図に示す。ここで、データ信
号入力をレンジビツト抽出回路51に供給してレ
ンジビツトを抽出し、そのレンジビツト出力をレ
ンジビツト誤り訂正・検出回路52に供給し、こ
こでレンジビツトの誤り訂正・検出を行う。他
方、データ信号入力を上位3ビツト抽出回路53
にも供給してそのデータ信号の上位3ビツトを抽
出する。これらレンジビツトと信号の上位3ビツ
トとを比較回路54に供給して両者を比較する。
そして信号のレベルがレンジビツトで示されるレ
ベル範囲を越えている場合には、データ信号補間
回路55に通して得た補間信号をスイツチ56に
より選択してデータ信号出力とする。逆に、デー
タ信号のレベルがレンジビツトで示されるレベル
の範囲内であれば、そのままのデータ信号入力を
スイツチ56で選択してデータ信号出力とする。
このようにすると、ビツト誤りによる雑音は、レ
ンジビツトで示されるレベル範囲に制限され、雑
音を低減することができる。
本発明の第3実施例を第13図に示す。この例
では、レベルの分割点を全入出力レベルの等分点
に設定しており、分割点間も1つのレンジとして
いる。すなわち、n/S←→m/S(n:1,2,
3…,m:0,1,2…,S:分割数)の全ての
組合わせをレンジとして区別している。
先に示した第1および第2実施例の場合には、
信号レベルが大きいと、広いレベル範囲のレンジ
を用いることになり、雑音も相対的に大きくな
る。しかし、この第3実施例では、信号レベルが
大きくとも、信号のレベル変動が小さければ、狭
いレベル範囲のレンジを用いることができ、ビツ
ト誤りにより生じる誤差は狭いレベル範囲に制限
されるので、雑音をさらに減らすことができる。
音声信号は、通常、低い周波数で振幅の大きい基
本波に高い周波数で振幅の小さい高調波成分が加
わつて形成されていることが多い。したがつて、
この例のようにレンジを多くの区間に分割してマ
ルチレンジとすることにより、音声信号の雑音低
減効果をさらに増すことができる。
この方式における受信側の雑音抑圧回路の構成
の一例を第14図に示す。ここで、データ信号入
力をレンジビツト抽出回路61に供給してレンジ
ビツトを抽出する。その抽出レンジビツトをレン
ジビツト誤り訂正・検出回路62に供給してレン
ジビツトの誤り訂正・検出を行う。他方、データ
信号入力を上位3ビツト抽出回路63に供給し
て、そのデータ信号中の上位3ビツトを抽出す
る。上述したレンジビツトで示される上位レベル
および下位レベルとデータ信号の上位3ビツトを
それぞれ上位および下位レベル比較回路64およ
び65に供給して、それぞれ、レンジビツト中の
上位レベルと信号中の上位3ビツト、およびレン
ジビツト中の下位レベルと信号中の上位3ビツト
を比較する。これら比較回路64および65の比
較出力をオアゲート66を介してスイツチ67の
制御端子に供給し、データ信号のレベルがレンジ
ビツトで示される上下のレベル範囲を越えている
場合には、データ信号を補間回路68に通して得
た補間信号をスイツチ67により選択する。逆
に、データ信号のレベルが上下のレベル範囲内に
あれば、そのままの信号をスイツチ67で選択す
る。このようにすると、ビツト誤りによる雑音
は、レンジビツトで示される上下のレベル範囲に
制限され、雑音は効果的に減ることになる。この
例では、レンジの数が増えるため、レンジビツト
数も増えるが、たかだか1〜2ビツト程度の増加
であつて、全体の伝送ビツト数から考えると極く
わずかの増加にすぎない。
以上の実施例で示したように、レンジビツトを
も伝送すると、ビツト誤りによる雑音を低減する
ことができる。その効果は信号の性質やレンジビ
ツトの伝送間隔などにより変わるが、量子化ビツ
トの上位3ビツトに変化を与える程度の信号ピー
ク値がほとんど出現しなかつたと仮定すると、レ
ンジビツトを送らなかつた場合に較べて、計算
上、18dB以上の雑音改善効果が得られる。
以上から明らかなように、本発明を実施するこ
とにより、ビツト誤りのある通信路および伝送媒
体を通して音声信号を伝送する場合に、一定期間
中の信号の存在するレベル範囲を示すレンジビツ
トを、要すれば、このレンジビツトに対して誤り
訂正効果の大きい符号化を施して、伝送し、ビツ
ト誤りによる雑音を、そのレンジ内に制限するこ
とにより、雑音を低減する効果を挙げることがで
きる。
第1の実施例では、レンジを全入出力レベル範
囲の1/2n(n:0,1,2,3…)と定めている
ので、信号レベルが小さいほどレンジが狭くな
り、従つて、信号レベルが小さい場合にビツト誤
りによる雑音は急に少なくなる。この方式は音声
信号が小さいレベルに集中している性質を使つて
おり、通常の音声信号に対して雑音低減効果が大
きい。
第2の実施例では、レンジを全入出力レベル範
囲のn/S(n:1,2,3,4…,S:分割数)
とし、レンジが全入出力レベルの範囲に等配分さ
れているので、音声信号が既に圧縮されているな
ど、信号レベルが小さいレベルに集中していない
場合の雑音低減に適している。
第3の実施例では、さらにレンジを各区間ごと
にも分割しており、信号レベルが大きくても一定
期間中の信号の変動が小さければ、雑音をその狭
いレンジ内に制限できる。本例は、第1および第
2の実施例に較べ、信号レベルの高い部分では、
雑音低減効果がある。
以上説明したように、本発明では、量子化のス
ケールではなく、すなわち帯域圧縮には関係な
く、音声信号の振幅の瞬時値の変化範囲に応じて
特定された音声信号のレベル範囲を示す指標信号
を用いて、雑音の大きさをそのレベル範囲内に制
限する。従つて、通常の準瞬時圧伸符号化方式で
は帯域圧縮のレンジビツト数、すなわち、レンジ
ビツトに対応した1/2nの指数でしかレンジ区分が
なされないのに対して、本発明では、帯域圧縮の
レンジビツト数とは無関係に、音声信号のレベル
に応じて定めたレベル範囲でレンジ区分を行なう
ことができ、たとえば、直線的なレベル範囲の分
割やOレベルを含まないレベル範囲の分割を行う
ことができ、従つて、直線符号化方式や瞬時圧伸
符号化方式の場合にも有効に適用してビツト誤り
による雑音を低減させることができる。
すなわち、本発明ではビツト誤りによる雑音を
低減する作用があるので、このことを利用して、
本発明を、ビツト誤りのある伝送路を用いる放送
および通信の分野、あるいはビツト誤りのある伝
送媒体を用いるレコードやテープなどのパツケー
ジメデイアなどの分野に有効に応用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は直線符号化方式による入・出力レベル
対量子化レベルの関係を示す特性図、第2図は12
ビツトの瞬時圧伸方式による入・出力レベルに対
する量子化レベルの関係を示す特性図、第3図は
準瞬時圧伸符号化方式による入・出力レベル対量
子化レベルの関係を示す特性図、第4図は従来の
準瞬時圧伸符号器の回路構成例を示すブロツク線
図、第5図は本発明伝送方式における入・出力レ
ベル対量子化レベルの関係を示す特性図、第6図
は本発明伝送方式の回路構成例を示すブロツク線
図、第7図は本発明伝送方式による受信側の雑音
抑圧の回路構成例を示すブロツク線図、第8図は
本発明伝送方式による入・出力レベル対量子化レ
ベルの具体例を示す特性図、第9図は第8図によ
るレンジビツトを発生させるための回路構成例を
示すブロツク線図、第10図は第8図によるレン
ジビツトの伝送の受信側における雑音抑圧回路の
構成例を示すブロツク線図、第11図は本発明伝
送方式による入・出力レベル対量子化レベルの具
体例を示す特性図、第12図は第11図によるレ
ンジビツトの伝送の受信側における雑音抑圧回路
の構成例を示すブロツク線図、第13図は本発明
方式による入・出力レベル対量子化レベルの具体
例を示す特性図、第14図は第13図によるレン
ジビツトの伝送の受信側における雑音抑圧回路の
構成例を示すブロツク線図である。 1…32サンプル遅延器、2…スケール選択回
路、3…ビツト圧縮回路、4…32サンプル遅延
器、11,12…Nサンプル遅延器、13…多重
回路、14…最大レベルラツチ回路、15…レン
ジ判定回路、16…誤り訂正・符号化回路、21
…レンジビツト抽出回路、22…誤り訂正・検出
回路、23…レンジ制限回路、31L,31R,
32L,32R…48サンプル遅延器、33…多重
回路、34L,34R…最大レベルラツチ回路、
35L,35R…レンジ判定回路、36…ハミン
グ回路、41…第1誤り訂正・検出回路、42…
レンジビツト抽出回路、43…レンジビツト誤り
訂正・検出回路、44…レンジ制限回路、45…
第2誤り訂正・検出回路、51…レンジビツト抽
出回路、52…誤り訂正・検出回路、53…上位
3ビツト抽出回路、54…比較回路、55…補間
回路、56…スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 音声信号を、帯域圧縮を行うことなく、その
    振幅に対応したデジタル信号に変換して伝送する
    にあたり、 送信側では、 前記音声信号を予め所定の期間毎に区切り、そ
    の期間に含まれる音声信号の振幅の瞬時値の変化
    範囲を検出し、その検出出力に応じて、前記音声
    信号のレベル範囲を特定し、その特定されたレベ
    ル範囲を指示する指標信号を、前記デジタル信号
    に前記期間毎に付して伝送し、 受信側では、 受信したデジタル信号から前記指標信号を抽出
    し、その抽出された指標信号に基づき、伝送中の
    ビツト誤りに起因する信号誤差を前記期間内にお
    ける前記特定されたレベル範囲内に制限すること
    を特徴とするデジタル音声信号伝送方法。 2 特許請求の範囲第1項記載のデジタル音声信
    号伝送方法において、前記レベル範囲は前記音声
    信号の振幅の全入出力レベル範囲の1/2n(n:
    0,1,2,3…)で定められ、その各レベル範
    囲を示すレンジビツトを前記デジタル信号と共に
    伝送することを特徴とするデジタル音声信号伝送
    方法。 3 特許請求の範囲第1項記載のデジタル音声信
    号伝送方法において、前記レベル範囲は前記音声
    信号の振幅の全入出力レベルをS個に等分割した
    点n/s(n:1,2,3,4…)で定められ、
    その各レベル範囲を示すレンジビツトを前記デジ
    タル信号と共に伝送することを特徴とするデジタ
    ル音声信号伝送方法。 4 特許請求の範囲第1項記載のデジタル音声信
    号伝送方法において、前記レベル範囲は前記音声
    信号の振幅の全入出力レベルをS個に等分割した
    点n/s(n:0,1,2,3…)とm/s(m:
    1,2,3,4…)との間を結ぶ全ての組合せで
    定められ、その各レベル範囲を示すレンジビツト
    を前記デジタル信号と共に伝送することを特徴と
    するデジタル音声信号伝送方法。 5 音声信号を、帯域圧縮を行うことなく、その
    振幅に対応したデジタル信号に変換して伝送する
    にあたり、送信側では、前記音声信号を予め所定
    の期間毎に区切り、その期間に含まれる音声信号
    の振幅の瞬時値の変化範囲を検出し、その検出出
    力に応じて、前記音声信号のレベル範囲を特定
    し、その特定されたレベル範囲を指示する指標信
    号を、前記デジタル信号に前記期間毎に付して伝
    送し、受信側では、受信したデジタル信号から前
    記指標信号を抽出し、その抽出された指標信号に
    基づき、伝送中のビツト誤りに起因する信号誤差
    を前記期間内における前記特定されたレベル範囲
    内に制限するデジタル音声信号伝送系統における
    送信装置において、 前記音声信号を予め所定の期間毎に区切る手段
    と、 前記期間に含まれる音声信号の振幅の瞬時値の
    変化範囲を検出する手段と、 その検出出力に応じて、前記音声信号のレベル
    範囲を特定する手段と、 その特定されたレベル範囲を指示する指標信号
    を形成する手段と、 その指標信号を前記デジタル信号に前記期間毎
    に付して伝送する手段と を具えたことを特徴とするデジタル音声信号送信
    装置。 6 特許請求の範囲第5項記載のデジタル音声信
    号送信装置において、前記レベル範囲は前記音声
    信号の振幅の全入出力レベル範囲の1/2n(n:
    0,1,2,3…)で定められ、その各レベル範
    囲を示すレンジビツトを前記デジタル信号と共に
    伝送することを特徴とするデジタル音声信号送信
    装置。 7 特許請求の範囲第5項記載のデジタル音声信
    号送信装置において、前記レベル範囲は前記音声
    信号の振幅の全入出力レベルをS個に等分割した
    点n/s(n:1,2,3,4…)で定められ、
    その各レベル範囲を示すレンジビツトを前記デジ
    タル信号と共に伝送することを特徴とするデジタ
    ル音声信号送信装置。 8 特許請求の範囲第5項記載のデジタル音声信
    号送信装置において、前記レベル範囲は前記音声
    信号の振幅の全入出力レベルをS個に等分割した
    点n/s(n:0,1,2,3…)とm/s(m:
    1,2,3,4…)との間を結ぶ全ての組合せで
    定められ、その各レベル範囲を示すレンジビツト
    を前記デジタル信号と共に伝送することを特徴と
    するデジタル音声信号送信装置。 9 音声信号を、帯域圧縮を行うことなく、その
    振幅に対応したデジタル信号に変換して伝送する
    にあたり、送信側では、前記音声信号を予め所定
    の期間毎に区切り、その期間に含まれる音声信号
    の振幅の瞬時値の変化範囲を検出し、その検出出
    力に応じて、前記音声信号のレベル範囲を特定
    し、その特定されたレベル範囲を指示する指標信
    号を、前記デジタル信号に前記期間毎に付して伝
    送し、その伝送された信号を受信する受信装置に
    おいて、 前記デジタル信号を受信する手段と、 受信したデジタル信号から前記指標信号を抽出
    する手段と、 その抽出された指標信号に基づいて、伝送中の
    ビツト誤りに起因する信号誤差を前記期間内にお
    ける前記特定されたレベル範囲内に制限する手段
    と を具えたことを特徴とするデジタル音声信号受信
    装置。
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