JPS6336919A - カロ−ゼルリ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は精整、酸洗、タンデムミル等のあらゆる設備に
おいて、ストリップの連続巻取りとじて最適な巻取り装
置であるカローゼルリールに係り、特に非磁性体の巻取
りに好適なカローゼルリールに関するものである。

〔従来の技術〕

カローゼル設備を用いたストリップの巻取りは、通常入
側と出側の２台のリールを交互に用いて行なわれるもの
で、最初入側リールで巻始め、次に公転させて出側リー
ルと入側リールを反転させ、出側で巻き終るようにしで
ある。この巻終る際、ストリップ尾端が無拘束状態とな
って入側リール。

上に落下し、ばたつきを起すなどを防止するため、特公
昭５６−４３８０７号公報に記載のように、ストリップ
尾端を上部より磁石で吸引し落下するのを防止していた
。

〔発明が解決しようとする間頭点〕

上記従来技術においては、ストリップ尾端を上部より磁
石により吸引してストリップ尾端の落下を防止する方法
であるため、ストリップが非磁性体である場合には、上
記方法の採用は不可能である。

また通常のストリップの場合においても、ストリップが
落下しないようにかなり強力な吸引力で吊り上げるよう
にしているため、磁石によりストリップ表面にすり傷が
発生してクレームとなったり、さらにストリップの形状
不良材や薄板、狭幅板など吸引力の弱い場合は、ストリ
ップ尾端が落下して入側リールに噛込み、ベルトラッパ
ーや入側リール等を破損することなどが生じ、もしくは
新たなストリップ先端が上記磁石に吸引されて入側リー
ルへの巻取りが行なえず、ラインがストップするなど種
々の問題があった。従って、連続巻取り装置として採用
されているカローゼルリールにおいては、非磁性体の連
続巻取りが不可能とされていたものであるに れらの問題を解決する方法として、ストリップの下面に
ガイドを設置することが考えられる。

つまり非磁性体のストリップであっても、また形状不良
材、薄板、狭幅板など吸引力の弱いものであっても、下
面より支持することによりストリップの落下は発生し得
ないことになる。

しかしながら、カローゼルリールにおいては、第４図に
示したように、ストリップを最初入側で巻始め、その後
公転して出側で巻取る方法で、あるため、ストリップの
下面部に、固定したガイドを設けることが不可能である
。そこで１巻取りリールが公転した後、ストリップ両側
または片個より、ガイドをストリップ下面にそう入する
方法が考えられるが、実際にはストリップ駆動側にドラ
ム軸受公転板があり、また操作側もコイルの抜出しゃ。

操業状況確認等のため、いずれにしてもガイドのそう入
装置等を設置することに問題がある。さらにこのガイド
にしても、巻取りコイル径に応じてストリップ受位置が
変化するので、その受位置および受角度を謳整できるよ
うにする必要があるなど、非常に複雑な構造を必要とす
る。

本発明はこのようなカローゼルリールにおいて。

ストリップが磁性体であるか非磁性体であるかに関係な
く、また形状不良材、：４板、狭幅板などであっても、
ストリップ後端を落下させることなく。

連続して巻取ることができるようにすることを目的とし
たものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の問題点を解決するための手段として、カ
ローゼル型巻取機における円板状のリール軸受板の外周
に沿って設けられた複数個のサボーＩ−ローラに、回転
自在に支持されたガイドリングを設け、前記ガイドリン
グにストリップを下面から支持するガイドと、このガイ
ドの角度調整機構とを設け、さらにガイドリングをｐロ
ーゼル胴部本体と別個に回転し、前記ガイドの位置制御
を行うことができるようにしたものである６〔作用〕 カローゼル本体が公転する毎にガイドもガイドリングを
介して回転して巻取中のストリップの下面に位置するの
で、ストリップ尾端も落下することなく巻取られる。こ
の時ガイドのストリップに対する受角度も調整され、適
正な位置および角度によりストリップ下面が支持される
。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図ないし第３図により説明
する０本発明は、従来のカローゼルリールにおけるリー
ル軸受板６０周縁部に外周に沿って、複数個のガイドリ
ング用サポートローラ８が設けられ、このガイドリング
用サポートローラ８には、リング歯車状のガイドリング
５が支持されている。このガイドリング５は、ガイドリ
ング回転ピニオン１１と噛合い、ガイドリング駆ｌ！Ｉ
Ｉ機１．２の駆動力が前記ガイドリング回転ピニオン１
１を介して伝達され、ガイドリング５は前記サポートロ
ーラ８に支持されながら単独で回転できる機構になって
いる。

前記ガイドリング５には、ストリップ尾端の落下を防止
するため、ストリップ下面を支持するガイド４が設けら
れている。このガイド４は、第２図に示したように、ロ
ーラａ、ｂおよびガイド板ｃ、ｄから構成され、ガイド
リング５より直角方向に突出し、かつ長平方向がガイド
リング５と平行して取付けられている。そして、このガ
イド４は、ガイドリング５が回転した際一体となって回
転し、常時はストリップ３の下面に位置するようその受
位置が、ガイドリング駆動機１２よりガイドリング回転
ピニオン１１、ガイドリング５を介して制御される。こ
の場合の受位置制御は、リール１に巻かれたコイルの外
径に応じて、定位置に停止すべく自動的に行なわれる機
構となっている。

すなわち、ストリップ３は、デフローラ１５の外周とコ
イル外径とを直線で結ぶ位置を流れ、従ってコイル径が
最小と最大とでは、ストリップ３の流れる位置および角
度が異なることになる。このため、ストリップ３に対す
るガイド４の受位置制御のほか、角度調整を行う機構が
設けられている。

この角度調整ｖ！に構は、第１図、第２図に示したよう
に、ガイド４に取付けた軸１７がガイドリング５に回転
自在に支持され、軸１７に固定したウオームホイール１
８と、ガイドリング５に固定した角度ｙＪ整駆動８！１
０により駆動されるウオーム１９とからなるガイド角度
調整ギヤ７を有しており、コイル外径に応じて角度調整
駆動機１０が作動し、ガイド角度調整ギヤ７を介してガ
イド４を任意の角度に制御し得る機構になっている。

なお、９はカローゼル胴部を支持するカローゼルサポー
トローラ、１３はカローゼ胴部のギヤと噛合うカローゼ
ル公転ビニオンで、カローゼル公転駆動機１４の駆動力
がカローゼル公転ビニオン１３に回転力として伝達され
、カローゼル全体が公転するようになっている。また、
１６は、回動可能に設けられ、先端部が進退する通板ガ
イドで説明する。

第３図（ａ）において、リール１に巻取られたストリッ
プ３のコイル径が所定の径に達すると、ストリップ３は
切断されるがその尾端は落下することなくガイド４に支
持されてリール１に巻取られる。次いで、次のストリッ
プ３の先端が通板ガイド１６を介してリール２に誘導さ
れ、巻取りが開始される。

その後、リール１に巻取られたコイルの払い出しが始ま
り、これが終了するとカローゼル胴部の公転動作に入る
６まず、第１図に示すカローゼル公転駆動機１４が作動
し、カローゼル公転ビニオン１３を介してカローゼルＩ
ＪＷ部が回転し、これと一体になってリール軸受板６、
リール１および２が公転する。すなわち、リール１が入
側に、リール２が出側に位置が入れ替り、ストリップ３
は出側のり−ル２で巻取りが続行される。この状態を第
３図（ｂ）に示すように、この公転によりガイドリング
５も同時に回転し、従ってガイド４は上部より下部に移
動することになるが、この時ガイドリング駆動機１２が
作動し、その回転力がガイドリング回転ピニオン１１を
介してガイドリング５に伝達され、ガイドリング５は時
計回りの方向に独自に回転する。

このガイドリング５の回転に伴って、ガイド４が下部よ
り上部に移動し、第３図（ｃ）に示すように、ストリッ
プ３の下面に位置したら停止するようにガイドリング５
の回転が制御される。次いで、角度調整駆動機１０が作
動し、ガイド角度調整ギヤ７　が回転してそのギヤ送り
機構により、ガイド４のストリップ３に対する受角度が
適正な角度になるよう制御される。なお、通常の巻き取
り時には、ガイド４がストリップ３に接触しないように
して、ストリップ３の傷の発生を防止することが望まし
い。

上記ストリップ３に対するガイド４の受位置および受角
度は、出側のリールに巻取られるストリップ３のコイル
径が大きくなるにしたがい、ストリップ３の流れるライ
ンが下方から上方に移動するので、前記コイル径に応じ
て自動的に調整制御されるようになっている。

以上の動作がカローゼルリールの公転毎に繰返し行なわ
れ、ストリップ３はその尾端を落下させることなく連続
して巻取ることができる。

なお上記実施例において、ガイド４の角度調整をシリン
ダーやカムおよびリンク方式等を用いて行うことも可能
である。

また、ガイドリング５をカローゼルとは別体の枠体を設
置して回転自在に支持することでも、同様な動作および
目的を達成することも可能である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ストリップを下面より支持するように
したので、非磁性体のストリップでもその尾端を落下さ
せることなく連続して巻取ることができ、また形状不良
材、薄板、狭幅材等であっても同様に連続巻取りが可能
である。

さらに従来ストリップ尾端の落下により生じていたリー
ルやベルトラッパーを破損するという問題も解消され、
また従来技術である磁石によりストリップを上方より吸
着して支持する方法において生じる製品ストリップのす
り傷発生問題や、ストリップ先端が磁石に吸着されてラ
イン停止となる問題も解消されることになる。

上記の問題解決にともない、連続巻取りに最適な六ロー
ゼルリールを磁性体、非磁性体のストリップに関係なく
設置することができ、従ってライン全体の連続化を図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略正面図、第２図は
第１図のｎ−ｎ断面図、第３図（ａ）。 （ｂ）、（Ｑ）は動作説明図、第４図は本発明に至る問
題点の説明図である。 ４・・・ガイド、５・・・ガイドリング、７・・・ガイ
ド角度ｉ１１！ｌ’／１！ギヤ、８・・・ガイドリング
用サポートローラ。 １０・・・角度調ｖｉ駆動機、１１・・・ガイドリング
回転ピニオン、１２・・・ガイドリング駆動機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カローゼル型巻取機において、円板状のリール軸受
   板の外周に沿つて設けられた複数個のサポートローラと
   、前記サポートローラに回転自在に支持され、かつカロ
   ーゼル胴部本体と別個に回転し得る機能を備えたガイド
   リングと、前記ガイドリングに一端が支持され、かつガ
   イドリングの回転制御を介してストリップ下面の受位置
   が調整されるストリップ支持用ガイドを備えたことを特
   徴とするカローゼルリール。 ２、前記支持用ガイドが、ガイド角度を調整し得る角度
   調整機構を備えたものである特許請求の範囲第１項記載
   のカローゼルリール。