JPS6336891A - 逆侵透法による海水淡水化方法 - Google Patents

逆侵透法による海水淡水化方法

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JPS6336891A
JPS6336891A JP61177432A JP17743286A JPS6336891A JP S6336891 A JPS6336891 A JP S6336891A JP 61177432 A JP61177432 A JP 61177432A JP 17743286 A JP17743286 A JP 17743286A JP S6336891 A JPS6336891 A JP S6336891A
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JP
Japan
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reverse osmosis
sea water
seawater
water
liquid
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JP61177432A
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English (en)
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Kosuke Matsunaga
松永 広助
Kazuo Sato
和男 佐藤
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JGC Corp
Original Assignee
JGC Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination
    • Y02A20/131Reverse-osmosis

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、逆浸透法を用いて海水から淡水を製造する方
法の改良、詳しくは逆浸透膜の保護およびスケールの生
成防止のためDHを制御する方法に関する。
ここで「海水」とは、海水のほか、それに類似した溶存
塩類を含有する液を総称する詔であって、「かlν水」
を包含する。
[従来の技術] 逆浸透法により海水を淡水化するには、アルカリ塩類(
炭酸カルシウムおよび水酸化マグネシウムなど)のスケ
ールの析出と逆浸透膜の加水分解を防止(とくにセルロ
ース系膜材質の場合)するため、海水のpH(通常は8
.0〜8.3〉を下げて6.5前後の弱酸性にして、装
置に供給する必要がおる。
海水のl)Hを低下させる手段として、従来は硫酸、塩
酸などの強酸を海水に添加することが一般に行なわれて
いる。 しかし、これは薬品の輸送、貯蔵、取扱いの上
で危険を伴ない、とくに僻地、離島および海上設備等の
特殊環境下では危険性が増大するし、輸送の費用が付加
されて、コスト高となる。
硫酸に代る薬品として、小皿硫酸ナトリウム、スルファ
ミン酸などを添加することも考えられる。
これらは硫酸のような強酸に比べると危険性は少ないが
、貯蔵中の変質や価格が高いといった点で、実用性が乏
しい。 ざらに、DHの調整に代えてスケール抑制剤を
添加する方法もあるが、これらの薬剤は一般に高価であ
る。 酸類、塩類または抑制剤を添加する方法には、供
給液の塩分濃度を高めるので、添加しない場合よりも、
液の浸透圧が増大するという問題もある。 つまり、一
定の透析水量を1qるためにはより高い圧力、すなわち
より大きな駆動動力を必要とするので、動力コストが高
くなる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは上記した問題を解決すべく鋭意研究を徂ね
た結果、逆浸透膜に供給する海水に炭酸ガスを吹き込む
ことによって、l)Hを容易にi:、lI iff[I
することができ、かつ特別のDH制御装置を使用する必
要もないことを見出して、本発明を完成するに至った。
従って、本発明の目的は、逆浸透法による海水の淡水化
において、薬品の取扱いおよび運転上の危険がなく、p
H制御システム系を簡素化でき、低減された運転経費で
pHを容易に制御できる方法を提供することに必る。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] 図面を参照して説明すれば、本発明の逆浸透法による海
水淡水化方法は、第1図に示すように、海水を供給ポン
プ1により逆浸透膜装置8に供給して淡水’nil造す
る方法において、供給液FにCO2を圧入ポンプ2によ
り吹き込んでDHを低下させ、供給液FのpHが所定範
囲にあるようにして、上記装置に供給することを特徴と
する。
吹き込むCO2は、純C02に限らず、供給液の性状を
損わない限り他のガスを含有するガスでおってもにい。
 図示した例では、CO2を、その発生装置4で製造し
、これを供給液Fの一部にエジェクタ3で混合して供給
液ラインに注入し、その接触効果を高めている。 CO
2発生装置4としては、灯油、重油またはプロパンガス
などの炭化水素系燃料の燃焼炉が好適である。 デイ−
ピル発電機などがあれば、その排ガスを利用してもよい
。 微1分炭のような炭素系燃料を燃焼させる炉も、C
O2発生装置として使用できる。
CO2を吹き込んだ供給液Fは、砂濾過器5で懸濁物質
を除去した後、カートリッジフィルタ6を通し、高圧ポ
ンプ7により逆浸透膜装置8に圧送する。 カートリッ
ジフィルタ6は、砂濾過器5から恢は出すおそれがおる
砂粒などを除き、逆浸透膜が損傷することを防ぐ。 C
O2発生装置として各種の燃焼炉を使用した場合に発生
することのあるメスなどは、はとんど砂濾過器5で除去
され、もしこれを通過しても、カートリッジフィルタで
除去される。
逆浸透膜の材質は、前記のセルロースアセテートのほか
、芳香族ポリアミド、架橋ポリエーテル、ポリエーテル
アミド、ポリイミドなどがあり、いずれも好適に使用で
きることはもちろんである。
逆浸透膜装置8で分離製造した淡水Wは、図示してない
pH再調整などの後処理工程に移送し、濃縮水Cは放流
する。
CO2の吹き込みに用いる装置は、前記したエジェクタ
が簡易で好都合であるが、そのほかの手段も使用できる
。 第2図は、吸収塔9を使用した例である。 この場
合、CO2は吸収塔9の下部に吹き込まれ、上部より滴
下する供給液と向流接触する。
いずれの場合も、C02を吹き込んだ供給液のDHは、
5.5〜7.0、好ましくは6〜6.5となるように、
条件を設定する。 CO2の必要辺は、目的とするpH
や液温、ざらには吹き込むガスのCO2′f:i度など
によって変動するが、海水1TrL3あたり4〜60!
1程度で、pHを6.5に下げることができる。 後記
の実例が示すにうに、CO2吹き込みによるpHの低下
は、好都合なことに、逆浸透に有利なpH領域に達した
のちは飽和する傾向があるから、過剰の吹き込みが悪影
響を与えることはない。
[作 用] 炭酸ガス(CO2>を水に溶解すると、よく知られてい
るように、次の反応が起る。
C02+H20→l−12CO3・・・・・・(1)各
形態の炭酸の水中での存在割合はpHfaで決まり、第
3図のように表わされる。
一方、海水中には400mz/u前後のカルシウムイオ
ンが存在しており、これが炭酸イオンと結合すると、炭
酸カルシウムスケールとして析出する。
Ca2+十CO2−→CaC0↓・ (4)CO2を吹
き込んで海水のDHを6.5前後に調整すると、水中の
炭酸は、第3図′にみるように重炭酸イオン(HCO3
−)および全炭酸(CO2+1−12 CO3)として
存在するだ(プとなり、炭酸イオン(CO32−〉とし
ては存在しない。
従って、pH6,5以下の領域では、炭酸カルシウムス
ケールは析出しない。
このようにして、逆浸透膜装置に供給する海水にCO2
を吹き込むだけで、容易にpHを下げ、スケール析出の
防止とともに逆浸透膜を保護することができる。 それ
ゆえCO2の吹き込みは、薬品に代るDHの制御手段と
して有効である。
[実施例11 第4図に示すように、故気球をそなえた炭酸ガス吹き込
み塔14に、炭酸ガスポンベ11をヒータ12を設けた
導管13で接続した試験装置を製作した。 図において
、Flは流量指示器、TIは温度指示器、DHIはDH
指示器である。
試料液を炭酸ガス吹き込み塔14に張り、CO2を吹き
込んで、吹き込み量とpHとの関係を測定した。
試料液は、神奈川系茅ケ崎海岸で採取した海水を原液と
し、次の各種の液(A〜D)各51に紳(濃度100%
)CO2を吹き込み、吹き込み咄とDHとの関係を調べ
た。
A液;原液(TDS : 33,600my/U )B
液:原液をTDS : 50.OOOmy/U(中近東
海域程度)に薬剤で調整した もの C液:水道水 り液:蒸留水 (ここで、TDSは全溶解固形分であり、B液にはNa
 CfJ 、 M(] (、Q  、 Ca (、fJ
2゜KC,[! 、Na HCO3、KBr 、H3B
O3。
M(J 304などからなる海水組成混合薬品を添加し
た。〕 結果は、第5図に示すとおりである。
第5図から、濃度100%のCO2を用いて海水のpH
を6.5前後にするためには、海水1m3あたりガスを
40〜60ρ吹き込めばよいことがわかる。 そして、
吹き込み量が過剰になった場合でも、海水のpHは6前
後で一定となるから、とくに厳密なりH制御システムは
設ける必要かない。
[実施例2] 別にカラス製の容器にガス吹き込み管(内径0゜2 m
m >を、その底部近くに開口するように設(プ、温度
24〜26°Cの海水700dを張り、ボンベからのC
O2と空気との混合ガスを、2.ON、I)/hr内外
の流速で吹き込/νだ。
液のDHが6.5まで低下するに要した時間およびガス
量を測定し、消費した正味のGO2ffiを算出した。
その結果を、海水の温度およびpHの値とともに、下の
表に示す。 表のデータは、燃焼排カスのようなCO2
源でも十分な効果かあり、CO2の消費効率に関しては
、純CQ2などよりも、むしろ右利であることを示して
いる。
17.55    2.0  10.3 0.3&  
 5.15    7.55     1.9   6
.6  0.21  15.05    7.77  
   1.9   7.9  0.25  17.81
0    7.77     1.9   8.2  
0.2B   37.010    7.80    
 4.6   3.9  0.30  42.815 
   7.77     1.9   7.0  0.
22  47.115    7.55     4.
6   2.6  0.20  42.8100   
 7.52     2.1   1.1  0.04
  57.1発明の効果 本発明の逆浸透法による海水淡水化方法は、炭酸ガスの
吹き込みによってDHの制御が容易に達成され、従来法
のような、取扱い、運転上の危険はほとんどない。 炭
酸ガスは、コークスなど炭素系の燃お1、または灯油、
重油などの炭化水素未燃11の燃焼により、あるいは、
ボイラー、内燃機関などの排ガスから、容易に得ること
ができる。
従って、この方法は、外国や離島など、遠隔または交通
不便の地において、安全確実で経済的に海水淡水化を実
施しようとする場合、とくに有用でおる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、ともに本発明の方法を実施する
ための逆浸透法海水淡水化装置について、代表的な例を
示すフローチャートである。 第3図は、本発明の方法の原理を説明するための、pl
−1と炭酸の形態別モル百分率との関係を示すグラフで
ある。 第4図は、本発明の方法の実施例に使用した試験装置の
構成を示すフローチャートである。 第5図は、上記の実施例における炭酸ガスの吹き込みに
よる海水pHの変化を示すグラフである。 1・・・供給ポンプ 2・・・圧入ポンプ 3・・・エジェクタ 4・・・炭酸ガス発生装置 5・・・砂濾過器 6・・・カートリッジフィルタ 7・・・高圧ポンプ 8・・・逆浸透膜装置 9・・・吸収塔 10・・・濾過器供給ポンプ F・・・供給液 W・・・淡 水 C・・・濃縮水 持許出1幀人  日揮株式会社 代理人  弁理士  須 賀 総 央 部3図 H 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)海水を逆浸透膜装置に供給して淡水を製造する方
    法において、供給液にCO_2またはCO_2含有ガス
    を吹き込んでpHを低下させ、上記装置に供給すること
    を特徴とする逆浸透法を用いた海水淡水化方法。
  2. (2)CO_2含有ガスとして、炭素系または炭化水素
    系燃料の燃焼排ガスを使用する特許請求の範囲第1項の
    海水淡水化方法。
JP61177432A 1986-07-28 1986-07-28 逆侵透法による海水淡水化方法 Pending JPS6336891A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997023415A1 (de) * 1995-12-22 1997-07-03 Henkel-Ecolab Gmbh & Co. Ohg Aufbereitung alkalischer spülwässer mit umkehrosmose nach neutralisation mit biogenem kohlendioxid
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