JPS6336713A - キノコの栽培方法 - Google Patents

キノコの栽培方法

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JPS6336713A
JPS6336713A JP61179232A JP17923286A JPS6336713A JP S6336713 A JPS6336713 A JP S6336713A JP 61179232 A JP61179232 A JP 61179232A JP 17923286 A JP17923286 A JP 17923286A JP S6336713 A JPS6336713 A JP S6336713A
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JP
Japan
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carbon dioxide
dioxide concentration
mushroom
cultivation
yield
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JP61179232A
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寺澤 泰
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭酸ガス濃度のコントロールによりキノコの収
量を最大にするキノコの栽培方法に関する。
〔背  景〕
一般に、キノコの栽培において菌糸培養中は呼吸作用に
よって多量の炭酸ガスを発生する。したかって、定期的
に培養室の換気を行い、酸素を十分に確保しないと菌糸
の伸長が遅れ、薄回りとなって菌糸量が減るとともに、
良質のキノコを量産できず、炭酸ガスは通常キノコ類の
生長、特に菌糸培養にとって阻害要因として考えられて
いる。
このように、今までのキノコの栽培方法は菌糸培養期に
酸素を十分に与える必要がある等、酸素に着目し、酸素
を十分に確保するための環境コントロールであり、炭酸
ガス濃度を積極的にコントロールした栽培方法は行われ
ていないのが実情である。
〔発明の概要〕
本発明はキノコの生長過程、特に菌糸培養期に炭酸ガス
濃度を積極的にフントロールするようにしたキノコの栽
培方法に係り、その特徴とするところは、菌糸培養期間
中において培養室内の炭酸ガス濃度を所定の値、例えば
キノコの収量を最大にする1500ppm 〜4000
ppm、望ましくは3000ppIIl付近へ強制的に
設定するようにした点にある。
〔発明の効果〕
本発明に係る上記方法に従って、菌糸培養層における炭
酸ガス濃度を設定すれば、キノコの収量を最大にするこ
とができる。
また、本発明方法は従来の栽培ハウス(培養室)に炭酸
ガス濃度計、換気装置等を付設するのみで、特に大掛か
りな設備を用いることなしに容易に実施することができ
る。
〔実 施 例〕
以下には本発明に係る好適な実施例である「はんしめじ
」及び「ヒラタケ」の場合を例示する。
第1図は炭酸ガス濃度に対するキノコの収量を示した図
であり、菌糸培養期間において、培養室内の炭酸ガス濃
度を11000pp〜8000ppmの範囲の濃度に設
定したときの、それぞれの濃度下における「はんしめじ
」と「ヒラタケ」の収量を示している。なお、収量は生
長したキノコ2300本のビンの平均値(ビンおよび培
養基を除く)であり、また、8ooccのビンを用い、
培地の水分量63%、温度18℃、湿度70%の条件に
設定した場合である。
また、炭酸ガス濃度は栽培ビンの内部濃度が問題である
が、培養室内の濃度を設定すれば栽培ビン内部の炭酸ガ
ス濃度は培養室内に対しおよそ21倍前後となっている
ことが確認されている。
同図から明らかなように、全体に炭酸ガス濃度は低い方
が収量が多くなり、炭酸ガス濃度が高くなるに従って収
量は減る。また、炭酸ガス濃度を低くした場合において
、所定の濃度、つまり約3000ppm付近において収
量は最大となり、それ以下に濃度を下げても収量は増え
ず、むしろ減少する。この現象は「ぼんしめじ」及び「
ヒラタケ」とも共通している。
なお、この場合、炭酸ガス濃度が4000pHを越える
とバクテリア菌、青カビ等の雑菌が多量に発生する。こ
れは培地の水分量が70%を越えると雑菌が多く発生す
るのと同じく炭酸ガス濃度が雑菌の発生に大きく影響し
ていることを示している。また、炭酸ガス濃度が150
0ppmより下がった場合には自然状態における大気中
の炭酸ガス濃度に近付き炭酸ガス濃度のコントロールが
及びにくくなる。
よって、本栽培方法では後述する栽培システムを利用す
ることによって、菌糸培養層における培養室の炭酸ガス
濃度を約3000ppm付近(2000ppm〜400
0ppm)、つまり1500ppO1〜4000ppm
の範囲を目安に強制的に設定し、キノコの収量を最大と
なるようにした。
また、キノコの収量は上述のように炭酸ガス濃度に大き
く依存するが、生育室において炭酸ガス濃度を任意の濃
度に設定すればキノコ品質、つまり大きさ、形状等を任
意に変えることができ、例えば、収量を問題にしない場
合には高さの大きいキノコ、傘の大きいキノコ等の消費
者の要望等に合った特異のキノコを栽培できることも確
認された。
次に、第2図及び第3図を参照して本発明を実施するた
めの栽培システムについて説明する。第2図及び第3図
は同システムを備えた培養室の模式的正面図及び側面図
を示す。
図において(2)・・・は栽培ビンを載せる多段の棚を
示す。(3)は炭酸ガス濃度計及び炭酸ガス濃度コント
ローラであり、室内の炭酸ガス濃度を検出するC Oz
センサ(4)を接続して、炭酸ガス濃度情報を得るとと
もに、この情報に従って熱交換機能を備える換気装置(
5)を制御する。換気装置(5)は外気を取り入れる吸
入系統と内気を排出する排出系統を備え、特に吸入系統
は外気吸入口(6)から吸入した外気を換気装置(5)
の本体内で内気に対して熱交換を行い、外気を内気温度
に近付けた後室内へ供給する。なお、室内における外気
吐出口(7)及び内気吸入口(8)は長いパイプに所定
間隔の多数の孔(9)を明け、室内に対し均一な吸入及
び吐出を行う。(10)は内気吐出口である。また、(
11)、(11)は室内の上下における炭酸ガス濃度を
均一化するための撹拌装置であり、ファンを内臓するこ
とにより室内の空気を上部から吸入して下部から吐出す
る。このシステムによって室内の炭酸ガス濃度は任意の
日時及び期間において所望の濃度値に設定することがで
きる。
以上、実施例を詳細に述べたが本発明は任意のキノコ類
について適用でき、エノキタケ、マイタケ、ナメコ等の
各種キノコについても同様の結果を得た。また、本発明
方法を実施する設備(システム)は例示に限らず任意の
手段によって実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:培養室における炭酸ガス濃度に対するキノコの
収量を示した図、 第2図工本発明を実施するための栽培システムを備えた
培養室の模式的正面図、 第3図:同側面図。 特許出願人   寺  澤   泰 代理人弁理士  下  1)  茂 第1図 CO,濃度(ppm)−啼

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕キノコの菌糸培養期において、培養室の炭酸ガス
    濃度を所定の値へ強制的に設定してキノコの収量を最大
    にすることを特徴とするキノコの栽培方法。 〔2〕前記炭酸ガス濃度を1500ppm〜4000p
    pmの範囲に設定することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のキノコの栽培方法。
JP61179232A 1986-07-30 1986-07-30 キノコの栽培方法 Pending JPS6336713A (ja)

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